JP2538576B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2538576B2
JP2538576B2 JP62004733A JP473387A JP2538576B2 JP 2538576 B2 JP2538576 B2 JP 2538576B2 JP 62004733 A JP62004733 A JP 62004733A JP 473387 A JP473387 A JP 473387A JP 2538576 B2 JP2538576 B2 JP 2538576B2
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孝道 朱雀
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、マグネトロンの温度に応動しそのマグネ
トロンに対する通電を制御するサーマルを備えた調理器
に関する。
(従来の技術) 調理器たとえば電子レンジは、加熱動作部であるとこ
ろのマグネトロンに対する冷却用ファンを設け、その冷
却用ファンの動作による冷却風の供給によってマグネト
ロンの温度上昇を抑えるようにしている。さらに、マグ
ネトロンの放熱板にマグネトロンサーマルを取付けると
ともに、そのマグネトロンサーマルをマグネトロンへの
通電路に挿接し、マグネトロンの温度が所定値以上にな
るとマグネトロンへの通電を停止することにより、十分
な安全を確保するようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、第4図に示すように、マグネトロンの放熱
板の温度は調理の進行に伴って上昇し、やがて平衡温度
T1となる。ただし、調理終了タイミングT0でマグネトロ
ンおよび冷却用ファンの動作が停止すると、マグネトロ
ンのアノード潜熱によって放熱板の温度が急上昇する。
このとき、図示のように放熱板温度がマグネトロンサー
マルの作動点T1を超えることがあり、そうなるとマグネ
トロンサーマルが作動し、そのマグネトロンサーマルが
自然復帰するまでのしばらくの間、次の調理を開始でき
ないという不具合を生じる。
そこで、冷却用ファンのファン径や回転数を増した
り、あるいは冷却用ファンの数そのものを増やすなどの
対策を施すが考えられるが、これらの対策はコストの上
昇や騒音,震動の増大を招くという新たな問題がある。
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、コストの上昇や騒音,震
動の増大を招くことなく、調理終了後におけるサーマル
の不要な作動を防ぐことができ、次の調理の迅速な開始
を可能とする調理器を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 調理時間が第1の所定時間以上であるとき、調理終了
タイミングよりも第2の所定時間前にマグネトロンの動
作を停止させると共に、冷却用ファンの動作を調理終了
タイミングまで継続させ、一方、調理時間が第1の所定
時間未満であるとき、マグネトロンの動作及び冷却用フ
ァンの動作を調理終了タイミングで停止させる制御手段
を設ける。
(作用) 本発明によれば、調理時間が第1の所定時間以上であ
る場合、調理終了タイミングよりも第2の所定時間前に
マグネトロンの動作が停止された後、冷却用ファンの動
作だけが調理終了タイミングまで継続される。これによ
り、マグネトロンの動作が停止した後、冷却用ファンに
より冷却風の供給が調理終了タイミングまで継続される
ので、調理終了タイミング時にはマグネトロンの温度が
十分低くなり、サーマルが動作するようなことがなくな
り、次の調理を迅速に開始することができる。
一方、調理時間が短い場合には、マグネトロンの動作
を停止した後、調理物に冷却風を供給すると、調理物が
冷却されてしまうため、調理の出来具合が悪くなってし
まうことがある。これに対して、本願発明によれば、調
理時間が第1の所定時間未満であるとき(即ち、調理時
間が短いとき)は、マグネトロンの動作及び冷却用ファ
ンの動作を調理終了タイミングで停止させるように構成
したので、調理の出来具合が悪くなることを防止でき
る。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第1図において、1は商用交流電源で、この電源1に
ヒューズ2、ドアスイッチ3,4、リレー接点21a、および
マグネトロンサーマル5を直列に介して高圧トランス6
の一次コイル6aが接続される。さらに、電源1に対し、
上記ヒューズ2、ドアスイッチ3、およびマグネトロン
サーマル5を直列に介してドアモニタスイッチ7が接続
される。また、電源1に対し、ヒューズ2、ドアスイッ
チ3,4、リレー接点22a、およびマグネトロンサーマル5
を直列に介してマグネトロン冷却用ファンの駆動モータ
8が接続される。
高圧トランス6の二次コイル6bには高圧コンデンサ9
および高圧ダイオード10からなる半波倍電圧整流回路を
介し、加熱動作部であるところのマグネトロン11のアノ
ード・カソード間が接続される。マグネトロン11のアノ
ードは接地され、ヒータ(カソード)は高圧トランス6
の二次コイル6bに接続される。
また、電源1に対し、ヒューズ2およびマグネトロン
サーマル5を直列に介して降圧トランス12の一次コイル
が接続され、その二次コイルには制御部20が接続され
る。この制御部20は、電子レンジ全般にわたる制御を行
なうもので、マイクロコンピュータおよびその周辺回路
からなる。そして、制御部20にはリレー21,22、操作部2
3、および表示部24が接続される。
つぎに、上記のような構成において第2図および第3
図を参照しながら作用を説明する。
加熱室(図示しない)内に食品を収め、加熱室のドア
を閉成する。そして、操作部23で所望の調理時間t0を設
定し、かつ調理の開始操作を行なう。すると、制御部20
がリレー21,22を付勢し、接点21aのオンによってマグネ
トロン11が発振動作するとともに、モータ8が動作す
る。つまり、加熱室内に高周波電波が照射されて誘電加
熱調理が開始されるとともに、マグネトロン11に冷却風
が供給される。
この調理時、マグネトロン11の放熱板の温度は調理に
進行に伴って上昇し、やがて平衡温度T1(たとえば130
℃)となる。ただし、放熱板温度が何らかの原因で異状
上昇し、マグネトロン5の作動点T0(たとえば140℃)
を超えると、そのマグネトロンサーマル5が作動する。
つまり、マグネトロン11や制御部20に対する通電が停止
し、全ての動作が停止する。したがって、マグネトロン
11の焼損などの危険を回避することができる。
また、調理時、制御部20は調理の経過時間をカウント
しており、経過時間がt1(調理終了タイミングよりも第
2の所定時間(t2前)に達すると、そこでリレー21を消
勢する。ただし、リレー22の付勢は継続する。つまり、
マグネトロン11の発振動作が停止して冷却用ファンの動
作のみが継続し、見かけ上の調理に移行する。
こうして、調理の経過時間が設定調理時間t0に達し、
調理終了タイミングになると、制御部20はリレー22も消
勢し、全ての動作を停止する。このとき、冷却風の供給
が継続していたことにより、マグネトロン11の放熱板温
度はT2まで下がる。
なお、制御部20は、調理の出来具合に対する悪影響を
防ぐため、調理終了タイミング前でのマグネトロン11の
動作停止を設定調理時間t0が第1の所定時間である例え
ば5分以上の場合においてのみ行なう。そして、このよ
うに設定調理時間が短い場合には、マグネトロン11の動
作を調理終了タイミングまで継続して、マグネトロン11
の停止と同時に冷却用ファンを停止しても、マグネトロ
ン11の温度が急上昇することがないことが実験的に確か
められている。従って、マグネトロン11の動作及び冷却
用ファンの動作を調理終了タイミングで停止させるよう
に構成しても、マグネトロン11の温度が高くなることは
なく、マグネトロンサーマル5が動作するようなことが
ないものである。また、制御部20は、同じく調理の出来
具合に対する悪影響を防ぐため、マグネトロン11の動作
停止から調理終了タイミングまでの所定時間t2を20秒以
内に制限する。
このように、調理終了タイミングの前の所定時間t2
マグネトロン11の動作を停止し、冷却用ファンの動作に
よる冷却風の供給のみを継続して見かけ上の調理を行な
うことにより、マグネトロン11のアノード潜熱にかかわ
らず放熱板温度の上昇を抑えることができる。よって、
調理終了後のマグネトロンサーマル5の不要な作動を防
ぐことができ、次の調理を迅速に開始することができ
る。
しかも、冷却用ファンのファン径や回転数を増した
り、あるいは冷却用ファンの数そのものを増やすなどの
対策が不要であり、コストの上昇や騒音,震動の増大を
招くこともない。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、調理時間が第1
の所定時間以上であるとき、調理終了タイミングよりも
第2の所定時間前にマグネトロンの動作を停止させると
共に、冷却用ファンの動作を調理終了タイミングまで継
続させ、一方、調理時間が第1の所定時間未満であると
き、マグネトロンの動作及び冷却用ファンの動作を調理
終了タイミングで停止させる制御手段を設けたので、コ
ストの上昇や騒音,震動の増大を招くことなく、調理終
了後におけるサーマルの不要な作動を防ぐことができ、
次の調理の迅速な開始を可能とし、また、調理の出来具
合が悪くなることを防止できる調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における制御回路の構成を
示す図、第2図は同実施例の作用を説明するためのタイ
ムチャート、第3図は同実施例におけるマグネトロンの
放熱板温度の変化を示す図、第4図は従来の電子レンジ
におけるマグネトロンの放熱板温度の変化を示す図であ
る。 5……マグネトロンサーマル、8……冷却用ファンの駆
動モータ、11……マグネトロン、20……制御部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネトロンと、このマグネトロンに冷却
    風を供給する冷却用ファンと、前記マグネトロンの温度
    に応動しそのマグネトロンに対する通電を制御するサー
    マルとを具備してなる調理器において、 調理時間が第1の所定時間以上であるとき、調理終了タ
    イミングよりも第2の所定時間前に前記マグネトロンの
    動作を停止させると共に、前記冷却用ファンの動作を調
    理終了タイミングまで継続させ、一方、前記調理時間が
    第1の所定時間未満であるとき、前記マグネトロンの動
    作及び前記冷却用ファンの動作を前記調理終了タイミン
    グで停止させる制御手段を設けたことを特徴とする調理
    器。
  2. 【請求項2】制御手段は、マグネトロンの動作停止から
    調理終了タイミングまでの第2の所定時間を20秒以内と
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の調理
    器。
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