JPH04155794A - 電子レンジ - Google Patents
電子レンジInfo
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- JPH04155794A JPH04155794A JP28278790A JP28278790A JPH04155794A JP H04155794 A JPH04155794 A JP H04155794A JP 28278790 A JP28278790 A JP 28278790A JP 28278790 A JP28278790 A JP 28278790A JP H04155794 A JPH04155794 A JP H04155794A
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- magnetron
- fan
- output
- drive circuit
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Links
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Landscapes
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、調理時間の短縮を図るように改良した電子レ
ンジに関する。
ンジに関する。
(従来の技術)
電子レンジでは、マグネトロンをマグネトロン駆動回路
により駆動してマイクロ波を出力させるが、そのときマ
グネトロンの特にアノードが発熱する。また、マグネト
ロン駆動回路においては。
により駆動してマイクロ波を出力させるが、そのときマ
グネトロンの特にアノードが発熱する。また、マグネト
ロン駆動回路においては。
特に、高圧トランスの一次側に大電流が流れるため、該
部分も発熱し易い。さらにマグネトロン駆動回路にイン
バータを備えたものでは、スイッチング素子が発熱する
。
部分も発熱し易い。さらにマグネトロン駆動回路にイン
バータを備えたものでは、スイッチング素子が発熱する
。
しかして、従来より、電子レンジでは上述の発熱部の温
度上昇を押さえるためにファン等を備えて冷却するよう
にしているが、上記各電装品は電子レンジの機械室とい
った狭いスペースに収納されていることから、熱が籠り
がちであり、冷却効果にも自ずと限度がある。そこで、
従来では、電子レンジを連続運転させたときに発熱部の
温度が所定の値を越えることのないようにマグネトロン
の出力を予め一定(定格出力)に抑えるようにしている
。例えば、第7図に示すように、定格出力値を600W
に固定している。この場合同図から判るように温度の上
昇は緩やかである。
度上昇を押さえるためにファン等を備えて冷却するよう
にしているが、上記各電装品は電子レンジの機械室とい
った狭いスペースに収納されていることから、熱が籠り
がちであり、冷却効果にも自ずと限度がある。そこで、
従来では、電子レンジを連続運転させたときに発熱部の
温度が所定の値を越えることのないようにマグネトロン
の出力を予め一定(定格出力)に抑えるようにしている
。例えば、第7図に示すように、定格出力値を600W
に固定している。この場合同図から判るように温度の上
昇は緩やかである。
ところで、電子レンジでは、短い時間で調理ができるよ
うにすることが従前から要望されている。
うにすることが従前から要望されている。
調理時間を短くするには、高周波出力を高くすれ、
ば良いが、上述したように温度補償のために出力値が一
定(定格出力値)に固定されていることから、上述した
従来では、これができない。
ば良いが、上述したように温度補償のために出力値が一
定(定格出力値)に固定されていることから、上述した
従来では、これができない。
これを解消するものとして、次のようにしたものがある
。すなわち、電子レンジを連続使用しないような場合と
か長時間連続運転しない場合、電子レンジにおける発熱
部の温度は限界値をかなり下回ることが多い。このよう
な場合に、定格出力値が定められていたとしても、実際
にはそれ以上の出力で運転しても温度補償上は同等差支
えない。
。すなわち、電子レンジを連続使用しないような場合と
か長時間連続運転しない場合、電子レンジにおける発熱
部の温度は限界値をかなり下回ることが多い。このよう
な場合に、定格出力値が定められていたとしても、実際
にはそれ以上の出力で運転しても温度補償上は同等差支
えない。
この点に着目して、温度センサを用いてこの温度センサ
による検出温度が許容設定温度以下のとき、あるいは温
度センサを用いない場合では温度が低いことが見込まれ
る加熱運転当初の一定時間において、マグネトロンの出
力を定格出力値より高い許容上限出力値に高めるように
することが考えられている。この場合、*6図に示すよ
うに、許容上限出力値を700Wとしている。このもの
ではマグネトロンが所要期間に高出力運転されるから、
第7図の場合に比して調理時間を短縮できる。
による検出温度が許容設定温度以下のとき、あるいは温
度センサを用いない場合では温度が低いことが見込まれ
る加熱運転当初の一定時間において、マグネトロンの出
力を定格出力値より高い許容上限出力値に高めるように
することが考えられている。この場合、*6図に示すよ
うに、許容上限出力値を700Wとしている。このもの
ではマグネトロンが所要期間に高出力運転されるから、
第7図の場合に比して調理時間を短縮できる。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上述の高出力運転時間が長くなれば、それだ
け調理時間を短縮できるが、しかし、このものにおいて
は、調理時間を短縮できるというものの、高出力運転時
における温度上昇が速く、高出力運転時間をさほど長く
維持できず、大幅な時間短縮が図れるとはいえず、さら
に改良する必要にせまられている。
け調理時間を短縮できるが、しかし、このものにおいて
は、調理時間を短縮できるというものの、高出力運転時
における温度上昇が速く、高出力運転時間をさほど長く
維持できず、大幅な時間短縮が図れるとはいえず、さら
に改良する必要にせまられている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、温度補償を図りながら出力を必要に応じて定格出
力値以上に高く変更できることはもとより、調理時間の
大幅な短縮を図ることができる電子レンジを提供するに
ある。
的は、温度補償を図りながら出力を必要に応じて定格出
力値以上に高く変更できることはもとより、調理時間の
大幅な短縮を図ることができる電子レンジを提供するに
ある。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
本発明の電子レンジは、マグネトロンと、このマグネト
ロンの出力を変更することが可能なマグネトロン駆動回
路と、前記マグネトロンおよび前記マグネトロン駆動回
路における発熱部を冷却するファンとを備え、前記マグ
ネトロンによる加熱運転時に前記ファンを運転すると共
に、加熱運転の所要期間に前記マグネトロンの出力を定
格出力値より高い許容上限出力値に高めるようにしたも
のにおいて、前記ファンの回転速度を変更することが可
能なファン駆動回路と、前記マグネトロンが前記許容上
限出力値の出力で駆動されているときには前記ファンが
通常回転速度より高い回転速度となるように前記ファン
駆動回路を制御し且つ前記マグネトロンが前記定格出力
値の出力で駆動されているときには前記ファンが前記通
常回転速度となるように前記ファン駆動回路を制御する
ファン駆動制御手段とを設けたところに特徴を有する(
請求項1の発明)。
ロンの出力を変更することが可能なマグネトロン駆動回
路と、前記マグネトロンおよび前記マグネトロン駆動回
路における発熱部を冷却するファンとを備え、前記マグ
ネトロンによる加熱運転時に前記ファンを運転すると共
に、加熱運転の所要期間に前記マグネトロンの出力を定
格出力値より高い許容上限出力値に高めるようにしたも
のにおいて、前記ファンの回転速度を変更することが可
能なファン駆動回路と、前記マグネトロンが前記許容上
限出力値の出力で駆動されているときには前記ファンが
通常回転速度より高い回転速度となるように前記ファン
駆動回路を制御し且つ前記マグネトロンが前記定格出力
値の出力で駆動されているときには前記ファンが前記通
常回転速度となるように前記ファン駆動回路を制御する
ファン駆動制御手段とを設けたところに特徴を有する(
請求項1の発明)。
この場合、ファン駆動制御手段は、上述したフアン駆動
制御手段に代えて、前記マグネトロンが前記許容上限出
力値の出力で駆動されている期間およびその駆動停止後
の一定時間を経過するまでの期間は前記ファンが通常回
転速度より高い回転速度となるように前記ファン駆動回
路を制御し且つこれ以外の期間は前記ファンが前記通常
回転速度となるように前記ファン駆動回路を制御するフ
ァン駆動制御手段であっても良い(請求項2の発明)。
制御手段に代えて、前記マグネトロンが前記許容上限出
力値の出力で駆動されている期間およびその駆動停止後
の一定時間を経過するまでの期間は前記ファンが通常回
転速度より高い回転速度となるように前記ファン駆動回
路を制御し且つこれ以外の期間は前記ファンが前記通常
回転速度となるように前記ファン駆動回路を制御するフ
ァン駆動制御手段であっても良い(請求項2の発明)。
(作用)
上記手段によれば、マグネトロンは加熱運転の所要期間
において定格出力以上の高出力で駆動されるから、マグ
ネトロンが一儀的に定格出力となるように駆動される場
合に比して、温度補償を図りながら調理時間を短くでき
る。
において定格出力以上の高出力で駆動されるから、マグ
ネトロンが一儀的に定格出力となるように駆動される場
合に比して、温度補償を図りながら調理時間を短くでき
る。
ところで、上記発熱部はファンにて冷却されるが、この
ファンは通常、定格出力運転時に過度な騒音とならずし
かも適正な風量が得られるべく運転されるようになって
いる。しかして、上述の高出力運転時では、定格出力運
転時よりも発熱部の温度上昇率も高い。
ファンは通常、定格出力運転時に過度な騒音とならずし
かも適正な風量が得られるべく運転されるようになって
いる。しかして、上述の高出力運転時では、定格出力運
転時よりも発熱部の温度上昇率も高い。
従って、この温度上昇率を抑えることができれば、高出
力運転をさらに持続できて調理時間の短縮化がより一層
図れる。
力運転をさらに持続できて調理時間の短縮化がより一層
図れる。
しかるに、上記手段によれば、前記マグネトロンが前記
許容上限出力値の出力で駆動されているときには前記フ
ァンが通常回転速度より高い回転速度となるようにファ
ン駆動回路を制御し且つ前記マグネトロンが定格出力値
の出力で駆動されているときには前記ファンが前記通常
回転速度となるようにファン駆動回路を制御するファン
駆動制御手段を設けているから、高出力運転時間を引き
延ばすことができ、そして高出力運転時間が引き延ばさ
れた以上に定格出力運転時間を短縮でき、もって、調理
運転における高出力運転の時間割合が比較的多くなり、
調理時間の大幅な短縮化が図れる。
許容上限出力値の出力で駆動されているときには前記フ
ァンが通常回転速度より高い回転速度となるようにファ
ン駆動回路を制御し且つ前記マグネトロンが定格出力値
の出力で駆動されているときには前記ファンが前記通常
回転速度となるようにファン駆動回路を制御するファン
駆動制御手段を設けているから、高出力運転時間を引き
延ばすことができ、そして高出力運転時間が引き延ばさ
れた以上に定格出力運転時間を短縮でき、もって、調理
運転における高出力運転の時間割合が比較的多くなり、
調理時間の大幅な短縮化が図れる。
また、ファン駆動制御手段を、前記マグネトロンが前記
許容上限出力値の出力で駆動されている期間およびその
駆動停止後の一定時間を経過するまでの期間は前記ファ
ンが通常回転速度より高い回転速度となるように前記フ
ァン駆動回路を制御し且つこれ以外の期間は前記ファン
が前記通常回転速度となるように前記ファン駆動回路を
制御する構成とすれば、調理時間の大幅な短縮化が図れ
るのに加え、高出力運転終了時に、温度が許容設定温度
に対してオーバーシュートするおそれがあっても温度補
償を確実になし得る。
許容上限出力値の出力で駆動されている期間およびその
駆動停止後の一定時間を経過するまでの期間は前記ファ
ンが通常回転速度より高い回転速度となるように前記フ
ァン駆動回路を制御し且つこれ以外の期間は前記ファン
が前記通常回転速度となるように前記ファン駆動回路を
制御する構成とすれば、調理時間の大幅な短縮化が図れ
るのに加え、高出力運転終了時に、温度が許容設定温度
に対してオーバーシュートするおそれがあっても温度補
償を確実になし得る。
(実施例)
以下、本発明の第1の実施例につき第1図ないし第5図
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
第1図には電気的構成を示し、第3図には電子レンジの
機械室部分における各部品の配置構成を示している。第
1図において、1は電源プラグであり、これは電源コン
セント(図示せず)に接続されるもので、これには、電
源ラインla、lbが接続されており、一方の電源ライ
ン1aには、電源スィッチ2が介在されている。3はマ
グネトロンであり、4はこのマグネトロン3を駆動する
ためのマグネトロン駆動回路である。
機械室部分における各部品の配置構成を示している。第
1図において、1は電源プラグであり、これは電源コン
セント(図示せず)に接続されるもので、これには、電
源ラインla、lbが接続されており、一方の電源ライ
ン1aには、電源スィッチ2が介在されている。3はマ
グネトロンであり、4はこのマグネトロン3を駆動する
ためのマグネトロン駆動回路である。
このマグネトロン駆動回路4について述べる。
5はダイオードブリッジ6および平滑コンデンサ7から
なる直流電源回路であり、これによって100V商用交
流電源を直流化する。この直流電源回路5からの直流出
力は、トランス8の一層コイル8aと、共振コンデンサ
9と半導体スイッチング素子たるトランジスタ10とか
ら成るインバータ回路11に与えられる。そして前記ト
ランス8の二次コイル8b側には倍電圧整流回路12が
設けられており、これはコンデンサ13およびダイオー
ド14を備えて構成されている。
なる直流電源回路であり、これによって100V商用交
流電源を直流化する。この直流電源回路5からの直流出
力は、トランス8の一層コイル8aと、共振コンデンサ
9と半導体スイッチング素子たるトランジスタ10とか
ら成るインバータ回路11に与えられる。そして前記ト
ランス8の二次コイル8b側には倍電圧整流回路12が
設けられており、これはコンデンサ13およびダイオー
ド14を備えて構成されている。
以上のようなマグネトロン駆動回路4において、トラン
ジスタ10は、インバータ制御回路15によってオンオ
フ制御されて、このインバータ回路11における発振を
励起させると共に該インバータ回路11に流す電流を変
化させるようになっている。上記インバータ制御回路1
5は、インバータ回路11に設けた変流器からなる電流
センサ16からの信号に基づき最適のタイミングにてト
ランジスタ10をオン・オフ制御するようになっており
、また、マイクロコンピュータを含んで構成される制御
回路17から与えられる制御信号に基づいて前記トラン
ジスタ10のオン時間を変え得るようにもなっている。
ジスタ10は、インバータ制御回路15によってオンオ
フ制御されて、このインバータ回路11における発振を
励起させると共に該インバータ回路11に流す電流を変
化させるようになっている。上記インバータ制御回路1
5は、インバータ回路11に設けた変流器からなる電流
センサ16からの信号に基づき最適のタイミングにてト
ランジスタ10をオン・オフ制御するようになっており
、また、マイクロコンピュータを含んで構成される制御
回路17から与えられる制御信号に基づいて前記トラン
ジスタ10のオン時間を変え得るようにもなっている。
そして、インバータ回路11のトランジスタ10のオン
時間が変えられると、マグネトロン3のアノード電流I
aが変化してマグネトロン6の高周波出力を変化するも
のである。そして、上記トランジスタ10のオン時間は
制御回路17によりインバータ制御回路15を介して変
更制御されるものである。
時間が変えられると、マグネトロン3のアノード電流I
aが変化してマグネトロン6の高周波出力を変化するも
のである。そして、上記トランジスタ10のオン時間は
制御回路17によりインバータ制御回路15を介して変
更制御されるものである。
上記制御回路17には、スイッチ操作部18からの各種
スイッチ入力が与えられるようになっている。このスイ
ッチ操作部18におけるスイッチには、メニュー選択ス
イッチ、スタートスイッチ。
スイッチ入力が与えられるようになっている。このスイ
ッチ操作部18におけるスイッチには、メニュー選択ス
イッチ、スタートスイッチ。
取消スイッチ、調理時間設定スイッチ等があり、これら
のスイッチによる設定内容や調理時間は表示器19に表
示されるようになっている。
のスイッチによる設定内容や調理時間は表示器19に表
示されるようになっている。
一方、20は例えばサーミスタから成る温度センサであ
り、これは、マグネトロン3のアノードの熱を放熱する
ための放熱フィンに固定されており、この温度センサ2
0による温度検出信号はセンサ回路21およびA/D変
換器21aを介して制御回路17に与えられる。A/D
変換器21aから出力されるデジタル信号が検出温度と
して制御回路17に与えられる。なお、この電子レンジ
では、定格出力値を600Wとしている。
り、これは、マグネトロン3のアノードの熱を放熱する
ための放熱フィンに固定されており、この温度センサ2
0による温度検出信号はセンサ回路21およびA/D変
換器21aを介して制御回路17に与えられる。A/D
変換器21aから出力されるデジタル信号が検出温度と
して制御回路17に与えられる。なお、この電子レンジ
では、定格出力値を600Wとしている。
上述したマグネトロン3、マグネトロン駆動回路4のト
ランス8、制御回路17、温度センサ20は、第3図に
示した機械室22に、同図に示すように配置されている
。
ランス8、制御回路17、温度センサ20は、第3図に
示した機械室22に、同図に示すように配置されている
。
23は交流モータから成るファンモータで、これは第3
図に示すように羽根24とでファン25を構成しており
、ファン25はマグネトロン3、 (特にそのアノー
ド)およびトランス8を冷却するものである。上記ファ
ンモータ23は第1図および第2図に示すファン駆動回
路26によって回転駆動されるようになっていて、この
ファン駆動回路26は、第2図に示すように、二次巻線
27aにタップ28a、28bを備えた電圧調整トラン
ス27と、リレースイッチから成る電圧切り替えスイッ
チ29とを有して構成されている。しかして、このファ
ン駆動回路26において、電圧切り替えスイッチ29が
タップ28gに接続されると、ファンモータ23には比
較的高い電圧が印加されて、ファンモータ23従ってフ
ァン25は通常回転速度より高い回転速度で回転され、
また、電圧切り替えスイッチ29がタップ28bに接続
されると、ファンモータ23には比較的低い電圧が印加
されて、ファンモータ23従ってファン25は通常回転
速度で回転される。上記電圧切り替えスイッチ29は前
記制御回路17によって開閉制御されるようになってお
り、従って、この制御回路17はファン駆動制御手段と
しても機能する。
図に示すように羽根24とでファン25を構成しており
、ファン25はマグネトロン3、 (特にそのアノー
ド)およびトランス8を冷却するものである。上記ファ
ンモータ23は第1図および第2図に示すファン駆動回
路26によって回転駆動されるようになっていて、この
ファン駆動回路26は、第2図に示すように、二次巻線
27aにタップ28a、28bを備えた電圧調整トラン
ス27と、リレースイッチから成る電圧切り替えスイッ
チ29とを有して構成されている。しかして、このファ
ン駆動回路26において、電圧切り替えスイッチ29が
タップ28gに接続されると、ファンモータ23には比
較的高い電圧が印加されて、ファンモータ23従ってフ
ァン25は通常回転速度より高い回転速度で回転され、
また、電圧切り替えスイッチ29がタップ28bに接続
されると、ファンモータ23には比較的低い電圧が印加
されて、ファンモータ23従ってファン25は通常回転
速度で回転される。上記電圧切り替えスイッチ29は前
記制御回路17によって開閉制御されるようになってお
り、従って、この制御回路17はファン駆動制御手段と
しても機能する。
なお、上記通常回転速度は、定格運転時に適正風量でし
かも騒音も低いところの回転速度である。
かも騒音も低いところの回転速度である。
上記構成の作用を制御回路17の制御機能と共に、第4
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
今、制御回路17はメニュー選択スイッチからのスイッ
チ入力を待機している状態(ステップS1)にあり、し
かして使用者によってメニュー選択スイッチが操作され
ると、制御回路17は、そのメニューに応じた出力モー
ドを設定して表示器19に表示する(ステップ82)。
チ入力を待機している状態(ステップS1)にあり、し
かして使用者によってメニュー選択スイッチが操作され
ると、制御回路17は、そのメニューに応じた出力モー
ドを設定して表示器19に表示する(ステップ82)。
この場合、出力モードとしては「強」モードと「弱」モ
ードとの二つがあり、例えば「ごはん類あたため」がメ
ニューとして選択された場合には、「強」モードが設定
される。この1強」モードは許容上限出力値として70
0Wが設定され且つ定格出力として600Wが設定され
ている。また、「肉類解凍」が選択された場合には、「
弱」モードが設定され、この「弱」モードは出力値とし
て一儀的に200Wに設定される。
ードとの二つがあり、例えば「ごはん類あたため」がメ
ニューとして選択された場合には、「強」モードが設定
される。この1強」モードは許容上限出力値として70
0Wが設定され且つ定格出力として600Wが設定され
ている。また、「肉類解凍」が選択された場合には、「
弱」モードが設定され、この「弱」モードは出力値とし
て一儀的に200Wに設定される。
制御回路17は、ステップS2の後、調理時間設定スイ
ッチからのスイッチ入力待機状態にあり(ステップS3
)、しかして、使用者が調理時間設定スイッチを操作す
ることにより、該スイッチからのスイッチ入力があると
、そのスイッチ入力に応じてa理時間を設定し、この設
定時間を表示器19に表示する(ステップS4)、この
後、制御回路17は、スタートスイッチまたは取り消し
スイッチが操作されたか否かを判断しくステップS5.
ステップS6)、取り消しスイッチが操作されると、こ
れまでの設定内容および表示内容をクリアして(ステッ
プS7)ステップS1に戻る。
ッチからのスイッチ入力待機状態にあり(ステップS3
)、しかして、使用者が調理時間設定スイッチを操作す
ることにより、該スイッチからのスイッチ入力があると
、そのスイッチ入力に応じてa理時間を設定し、この設
定時間を表示器19に表示する(ステップS4)、この
後、制御回路17は、スタートスイッチまたは取り消し
スイッチが操作されたか否かを判断しくステップS5.
ステップS6)、取り消しスイッチが操作されると、こ
れまでの設定内容および表示内容をクリアして(ステッ
プS7)ステップS1に戻る。
スタートスイッチが操作されると、設定された8カモー
ドがr強」モードおよび「弱」モードのいずれかを判断
する(ステップS8)。ここで、本実施例においては、
「強」モードが設定された場合に、本発明に関わる出力
制御を行なうようにしており、従って、「強」モードが
設定されたものとして説明する。
ドがr強」モードおよび「弱」モードのいずれかを判断
する(ステップS8)。ここで、本実施例においては、
「強」モードが設定された場合に、本発明に関わる出力
制御を行なうようにしており、従って、「強」モードが
設定されたものとして説明する。
「強」モードが設定されると、温度センサ20による検
出温度を読み込み(ステップS9)、この検出温度が、
許容設定温度以下であるか否かを判断する(ステップ5
10)。この許容設定温度は、検出温度が定格出力によ
る連続運転時の温度を目安として定められている。上記
ステップS10における判断時には、電子レンジがまだ
運転されていないので、温度センサ20による検出温度
が許容設定温度以下である。この場合、制御回路17は
、マグネトロン3の出力が許容上限aカ鎖である700
Wとなるようにマグネトロン駆動回路4を駆動制御する
(ステップ511)。これと共に、ファンモータ23が
高速回転(通常回転速度の115%増)となるようにフ
ァン駆動回路26を駆動制御する(ステップ512)。
出温度を読み込み(ステップS9)、この検出温度が、
許容設定温度以下であるか否かを判断する(ステップ5
10)。この許容設定温度は、検出温度が定格出力によ
る連続運転時の温度を目安として定められている。上記
ステップS10における判断時には、電子レンジがまだ
運転されていないので、温度センサ20による検出温度
が許容設定温度以下である。この場合、制御回路17は
、マグネトロン3の出力が許容上限aカ鎖である700
Wとなるようにマグネトロン駆動回路4を駆動制御する
(ステップ511)。これと共に、ファンモータ23が
高速回転(通常回転速度の115%増)となるようにフ
ァン駆動回路26を駆動制御する(ステップ512)。
さらに、調理時間についての時間カウント速度を「1.
17倍」に設定してカウントダウンを開始しくステップ
813)L、そしてこの時の調理残り時間を表示器19
に表示させる(ステップ514)。なお、カウント速度
をrl、17倍」に速める趣旨は、マグネトロン3の出
力が定格出力600Wより高い700Wであるので、そ
の分加熱能力が高くて調理終了時間が600Wの場合に
比して早くなることを見越したものであり、この場合、
600Wの場合に比して1,17倍(700W/600
W)速い速度にてカウントダウンする。
17倍」に設定してカウントダウンを開始しくステップ
813)L、そしてこの時の調理残り時間を表示器19
に表示させる(ステップ514)。なお、カウント速度
をrl、17倍」に速める趣旨は、マグネトロン3の出
力が定格出力600Wより高い700Wであるので、そ
の分加熱能力が高くて調理終了時間が600Wの場合に
比して早くなることを見越したものであり、この場合、
600Wの場合に比して1,17倍(700W/600
W)速い速度にてカウントダウンする。
しかして、マグネトロン駆動回路4によりマグネトロン
3が駆動されてマイクロ波を出力し、これに基づいて被
調理物が加熱調理される。このとき、マグネトロン3の
特にアノードおよびトランス8等が発熱するが、これら
はファン25により冷却される。
3が駆動されてマイクロ波を出力し、これに基づいて被
調理物が加熱調理される。このとき、マグネトロン3の
特にアノードおよびトランス8等が発熱するが、これら
はファン25により冷却される。
この後、取り消しスイッチが操作されたか否かを判断し
くステップ515)、操作されなければ、設定調理時間
満了したか否かを判断しくステップ516)、満了しな
ければステップS8に戻る。
くステップ515)、操作されなければ、設定調理時間
満了したか否かを判断しくステップ516)、満了しな
ければステップS8に戻る。
このステップS8以降、前述の制御が実行される。
マグネトロン3が駆動されると、マグネトロン3および
マグネトロン駆動回路4の発熱部(トランス8等)はフ
ァン25によって冷却されているとはいうものの、やは
り順次温度上昇してゆく。
マグネトロン駆動回路4の発熱部(トランス8等)はフ
ァン25によって冷却されているとはいうものの、やは
り順次温度上昇してゆく。
ただし、この場合の温度上昇率は、第5図(本実施例)
と第6図(ファンの回転速度が最初から通常回転速度で
ある場合)との比較から分かるように、かなり低く抑え
られており、この700Wによる高出力運転期間は本実
施例の方が長くなる。
と第6図(ファンの回転速度が最初から通常回転速度で
ある場合)との比較から分かるように、かなり低く抑え
られており、この700Wによる高出力運転期間は本実
施例の方が長くなる。
しかして、温度上昇によって温度センサ20の検出温度
が許容設定温度を超えると(この時点を第5図Paで示
す)、制御回路17はこれをステップSIOにて判断し
く該ステップS10の「N」)、マグネトロン3の出力
が定格出力値600wとなるようにマグネトロン駆動回
路4を1I11御する(ステップ517)。これと共に
、ファンモータ23が通常回転となるようにファン駆動
回路26を駆動制御する(ステップ518)。さらに、
調理設定時間についてのカウント速度をrl、OOJに
設定してカウントダウンを実行しくステップ519)L
、そして前述したステップS14に移行してこの時の調
理残り時間を表示器19に表示させる。
が許容設定温度を超えると(この時点を第5図Paで示
す)、制御回路17はこれをステップSIOにて判断し
く該ステップS10の「N」)、マグネトロン3の出力
が定格出力値600wとなるようにマグネトロン駆動回
路4を1I11御する(ステップ517)。これと共に
、ファンモータ23が通常回転となるようにファン駆動
回路26を駆動制御する(ステップ518)。さらに、
調理設定時間についてのカウント速度をrl、OOJに
設定してカウントダウンを実行しくステップ519)L
、そして前述したステップS14に移行してこの時の調
理残り時間を表示器19に表示させる。
そして、設定された調理時間が満了すると、マグネトロ
ン3およびファンモータ23を停止すると共に報知動作
を実行しくステップ520)、−定時間後、表示を消し
かつ各設定内容をクリアする(ステップ521)。
ン3およびファンモータ23を停止すると共に報知動作
を実行しくステップ520)、−定時間後、表示を消し
かつ各設定内容をクリアする(ステップ521)。
なお、ステップS8において「弱」モード設定と判断さ
れた場合にはマグネトロン3が出力2゜OWとなるよう
にマグネトロン駆動回路4を制御して(ステップ522
)、前記ステップS18に移行するものである。
れた場合にはマグネトロン3が出力2゜OWとなるよう
にマグネトロン駆動回路4を制御して(ステップ522
)、前記ステップS18に移行するものである。
ここで、「強」モードが設定されたときに高出力運転を
実行するようにした理由は、使用者による「ごはん類あ
たため」メニユーによる1強」モード設定の趣旨が、高
い出力を要求していることから、実際の運転出力が定格
出力以上となっても差支えがないことが多いからである
。
実行するようにした理由は、使用者による「ごはん類あ
たため」メニユーによる1強」モード設定の趣旨が、高
い出力を要求していることから、実際の運転出力が定格
出力以上となっても差支えがないことが多いからである
。
さて、上述した本実施例によれば、温度センサ20によ
る検出温度が許容設定温度以下のときに前記マグネトロ
ン3の出力が許容上限出力値となるようにマグネトロン
駆動回路4を制御し、且つ前記許容設定温度を超えたと
きに前記マグネトロン3の出力が前記許容上限出力値以
下の定格出力値となるように前記マグネトロン駆動回路
4を制御するから、許容上限出力値を定格出力値(本実
施例では600W)以上の出力値(本実施例では70D
W)に定めておくことで、マグネトロン3およびマグネ
トロン駆動回路4の発熱部の温度が低い状況では、マグ
ネトロン3は定格出力以上の高出力で駆動されることに
なり、もって−儀的に定格出力となるようにてマグネト
ロンが駆動される場合に比して、温度補償を図りながら
調理時間を短くできる。
る検出温度が許容設定温度以下のときに前記マグネトロ
ン3の出力が許容上限出力値となるようにマグネトロン
駆動回路4を制御し、且つ前記許容設定温度を超えたと
きに前記マグネトロン3の出力が前記許容上限出力値以
下の定格出力値となるように前記マグネトロン駆動回路
4を制御するから、許容上限出力値を定格出力値(本実
施例では600W)以上の出力値(本実施例では70D
W)に定めておくことで、マグネトロン3およびマグネ
トロン駆動回路4の発熱部の温度が低い状況では、マグ
ネトロン3は定格出力以上の高出力で駆動されることに
なり、もって−儀的に定格出力となるようにてマグネト
ロンが駆動される場合に比して、温度補償を図りながら
調理時間を短くできる。
ところで、マグネトロン3およびマグネトロン駆動回路
4の発熱部はファン25にて冷却されるが、このファン
25は通常、定格出力運転時に過度な騒音とならずしか
も適正な風量が得られるべく運転されるようになってい
る。しかして、上述の高出力運転時では、定格出力運転
時よりも各発熱部の温度上昇率も高い。従って、調理時
間の短、 縮化を図り得るとはいうものの、この高出
力運転が早くに終了してしまい、換言すれば調理運転に
おける高出力運転の時間割合が比較的少なくて調理時間
の大幅な短縮化を図るというまでにはいたらない。この
場合の各発熱部の温度上昇率と、高出力運転および定格
出力運転の時間的関係を第6図に示している。
4の発熱部はファン25にて冷却されるが、このファン
25は通常、定格出力運転時に過度な騒音とならずしか
も適正な風量が得られるべく運転されるようになってい
る。しかして、上述の高出力運転時では、定格出力運転
時よりも各発熱部の温度上昇率も高い。従って、調理時
間の短、 縮化を図り得るとはいうものの、この高出
力運転が早くに終了してしまい、換言すれば調理運転に
おける高出力運転の時間割合が比較的少なくて調理時間
の大幅な短縮化を図るというまでにはいたらない。この
場合の各発熱部の温度上昇率と、高出力運転および定格
出力運転の時間的関係を第6図に示している。
しかるに、本実施例によれば、前記マグネトロン3が前
記許容上限出力値の出力で駆動されているときには前記
ファン25が通常回転速度より高い回転速度となるよう
にファン駆動回路26を制御し且つ前記マグネトロン3
が定格出力値の出力で駆動されているときには前記ファ
ン25が前記通常回転速度となるようにファン駆動回路
26を制御するようにしているから、高出力運転時間を
引き延ばすことができ、そして高出力運転時間が引き延
ばされた以上に定格出力運転時間を短縮でき、もって、
調理運転における高出力運転の時間割合が比較的多くな
り、調理時間の大幅な短縮化を図ることができる。本実
施例における各発熱部の温度上昇率と、高出力運転およ
び定格出力運転の時間的関係を第5図に示している。こ
の第5図において高出力運転時間はt、で示され、調理
時間はt2で示されている。このIJ5図と前述の第6
図との比較から明らかなように、本実施例では、第6図
の場合に比して高出力運転時における温度上昇率が低く
、その分、高出力運転時間を引き延ばされており、そし
て高出力運転時間が引き延ばされた以上に定格出力運転
時間が短縮され、総じて調理時間は大幅に短縮されてい
る。また、第7図には高出力運転をしない従来の場合の
温度上昇率と調理時間とについて示している。この第7
図の場合に比べると本実施例(第5図)では調理時間が
格段に短縮される。
記許容上限出力値の出力で駆動されているときには前記
ファン25が通常回転速度より高い回転速度となるよう
にファン駆動回路26を制御し且つ前記マグネトロン3
が定格出力値の出力で駆動されているときには前記ファ
ン25が前記通常回転速度となるようにファン駆動回路
26を制御するようにしているから、高出力運転時間を
引き延ばすことができ、そして高出力運転時間が引き延
ばされた以上に定格出力運転時間を短縮でき、もって、
調理運転における高出力運転の時間割合が比較的多くな
り、調理時間の大幅な短縮化を図ることができる。本実
施例における各発熱部の温度上昇率と、高出力運転およ
び定格出力運転の時間的関係を第5図に示している。こ
の第5図において高出力運転時間はt、で示され、調理
時間はt2で示されている。このIJ5図と前述の第6
図との比較から明らかなように、本実施例では、第6図
の場合に比して高出力運転時における温度上昇率が低く
、その分、高出力運転時間を引き延ばされており、そし
て高出力運転時間が引き延ばされた以上に定格出力運転
時間が短縮され、総じて調理時間は大幅に短縮されてい
る。また、第7図には高出力運転をしない従来の場合の
温度上昇率と調理時間とについて示している。この第7
図の場合に比べると本実施例(第5図)では調理時間が
格段に短縮される。
次に第8図は本発明の第2の実施例を示し、この実施例
においては、制御回路17におけるファン駆動制御手段
が前記第1の実施例におけるファン駆動制御手段とは異
なる。すなわち、第4図と異なる部分について説明する
。制御回路17は、700Wの高出力運転時においてフ
ァン25を通常回転速度より高い回転速度で回転する(
ステップG12)のに加え、この高出力運転から600
Wの定格出力運転に変更された後であって且つ一定時間
(この場合1分)以内であるとき(ステップ018で判
断)においても、ファン25を通常回転速度より高い回
転速度で回転する(ステップG12)。そして、これ以
外の期間はファン25が通常回転速度となるようにファ
ン駆動回路26を制御する(ステップG19)。
においては、制御回路17におけるファン駆動制御手段
が前記第1の実施例におけるファン駆動制御手段とは異
なる。すなわち、第4図と異なる部分について説明する
。制御回路17は、700Wの高出力運転時においてフ
ァン25を通常回転速度より高い回転速度で回転する(
ステップG12)のに加え、この高出力運転から600
Wの定格出力運転に変更された後であって且つ一定時間
(この場合1分)以内であるとき(ステップ018で判
断)においても、ファン25を通常回転速度より高い回
転速度で回転する(ステップG12)。そして、これ以
外の期間はファン25が通常回転速度となるようにファ
ン駆動回路26を制御する(ステップG19)。
この第2の実施例によれば、調理時間の大幅な短縮化が
図れるのに加えて次の効果を奏する。すなわち、高出力
運転終了時と同時にファン25の高回転運転を通常回転
運転に切り替えると、各発熱部の温度が許容設定温度に
対してオーバーシュートするおそれがあるが、本実施例
では、高出力運転から600Wの定格出力運転に変更さ
れた後であって且つ一定時間以内であるときにはファン
25の高回転運転を継続するから、オーバーシュートを
抑えることができて温度補償を確実になし得る。
図れるのに加えて次の効果を奏する。すなわち、高出力
運転終了時と同時にファン25の高回転運転を通常回転
運転に切り替えると、各発熱部の温度が許容設定温度に
対してオーバーシュートするおそれがあるが、本実施例
では、高出力運転から600Wの定格出力運転に変更さ
れた後であって且つ一定時間以内であるときにはファン
25の高回転運転を継続するから、オーバーシュートを
抑えることができて温度補償を確実になし得る。
なお、この第2の実施例においては、ステップG21〜
ステツプG24から分かるように、調理終了後(マグネ
トロン3出力停止後)においても、検出温度を読み込ん
で、その検出温度が許容設定温度以下となるまてはファ
ン25を通常回転速度で駆動するようにしており、これ
によっても温度補償を一層確実になし得る。
ステツプG24から分かるように、調理終了後(マグネ
トロン3出力停止後)においても、検出温度を読み込ん
で、その検出温度が許容設定温度以下となるまてはファ
ン25を通常回転速度で駆動するようにしており、これ
によっても温度補償を一層確実になし得る。
なお、ファンモータとしては直流モータでもよく、この
場合、ファン駆動回路としては、本発明の第3の実施例
として示す第9図のようにしても良い。
場合、ファン駆動回路としては、本発明の第3の実施例
として示す第9図のようにしても良い。
すなわち、同図に示すファン駆動回路30は、異なる電
圧V、、V2を出力する直流電源回路31とリレースイ
ッチから成る電圧切り替えスイッチ32とを有して構成
されている。この場合ファンモータ33は、直流モータ
から成る。
圧V、、V2を出力する直流電源回路31とリレースイ
ッチから成る電圧切り替えスイッチ32とを有して構成
されている。この場合ファンモータ33は、直流モータ
から成る。
また、上記各実施例では、温度センサ20によってマグ
ネトロン3のアノードの温度を検出するようにしたが、
これに限られずものではなく、例えば、マグネトロン3
以外の発熱部としてはトランス8の一層コイル8aや半
導体スイッチング素子たるトランジスタ10あるいは回
路導体等が考えられるから、これらの温度を検出するよ
うにしても良い。
ネトロン3のアノードの温度を検出するようにしたが、
これに限られずものではなく、例えば、マグネトロン3
以外の発熱部としてはトランス8の一層コイル8aや半
導体スイッチング素子たるトランジスタ10あるいは回
路導体等が考えられるから、これらの温度を検出するよ
うにしても良い。
さらに上記各実施例では、温度センサ20を設けて、そ
の検出温度が許容設定温度を下回る期間においてマグネ
トロン3を高出力運転するようにしたが、これは加熱運
転開始当初の所定時間に限って高出力運転を行なう方式
でも良い。
の検出温度が許容設定温度を下回る期間においてマグネ
トロン3を高出力運転するようにしたが、これは加熱運
転開始当初の所定時間に限って高出力運転を行なう方式
でも良い。
その他、本発明は上記各実施例に限定されず、その要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
[発明の効果]
本発明は、以上の記述にて明らかなように、次の効果を
得ることができる。
得ることができる。
請求項1の電子レンジによれば、温度補償を図りながら
出力を必要に応じて定格出力値以上に高く変更できるこ
とはもとより、マグネトロンの出力が定格出力値以上と
される高出力運転に合わせて、ファンによる冷却能力も
アップさせるから、温度上昇を抑え得て該高出力運転を
長く持続できて、調理時間を大幅に短縮できるといった
効果を奏する。
出力を必要に応じて定格出力値以上に高く変更できるこ
とはもとより、マグネトロンの出力が定格出力値以上と
される高出力運転に合わせて、ファンによる冷却能力も
アップさせるから、温度上昇を抑え得て該高出力運転を
長く持続できて、調理時間を大幅に短縮できるといった
効果を奏する。
請求項2の電子レンジによれば、上記効果に加え、温度
補償を一層確実化できるという効果を奏する。
補償を一層確実化できるという効果を奏する。
第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は電気的構成図、第2図はファン駆動回路の回路構
成図、第3図は電子レンジの機械室部分の破断側面図、
第4図は制御回路の制御内容を示すフローチャート、第
5図は温度変化と出力変化の一例を示す図である。第6
図は参考例を示す第5図相当図、第7図は従来例を示す
第5図相当図、第8図は本発明の第2の実施例を示す第
4図相当図、第9図は本発明の第3の実施例を示す第2
図相当図である。 図中、3はマグネトロン、4はマグネトロン駆動回路、
10はトランジスタ、11はインバータ回路、17は制
御回路(ファン駆動制御手段)、20は温度センサ、2
3はファンモータ、24は羽根、25はファン、26は
ファン駆動回路、30ファン駆動回路、33はファンモ
ータである。 代理人 弁理士 佐 藤 強 第2図 m’13図 第 5 図 %6図 時筒呻 !A 7 図
1図は電気的構成図、第2図はファン駆動回路の回路構
成図、第3図は電子レンジの機械室部分の破断側面図、
第4図は制御回路の制御内容を示すフローチャート、第
5図は温度変化と出力変化の一例を示す図である。第6
図は参考例を示す第5図相当図、第7図は従来例を示す
第5図相当図、第8図は本発明の第2の実施例を示す第
4図相当図、第9図は本発明の第3の実施例を示す第2
図相当図である。 図中、3はマグネトロン、4はマグネトロン駆動回路、
10はトランジスタ、11はインバータ回路、17は制
御回路(ファン駆動制御手段)、20は温度センサ、2
3はファンモータ、24は羽根、25はファン、26は
ファン駆動回路、30ファン駆動回路、33はファンモ
ータである。 代理人 弁理士 佐 藤 強 第2図 m’13図 第 5 図 %6図 時筒呻 !A 7 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、マグネトロンと、このマグネトロンの出力を変更す
ることが可能なマグネトロン駆動回路と、前記マグネト
ロンおよび前記マグネトロン駆動回路における発熱部を
冷却するファンとを備え、前記マグネトロンによる加熱
運転時に前記ファンを運転すると共に、加熱運転の所要
期間に前記マグネトロンの出力を定格出力値より高い許
容上限出力値に高めるようにしたものにおいて、前記フ
ァンの回転速度を変更することが可能なファン駆動回路
と、前記マグネトロンが前記許容上限出力値の出力で駆
動されているときには前記ファンが通常回転速度より高
い回転速度となるように前記ファン駆動回路を制御し且
つ前記マグネトロンが前記定格出力値の出力で駆動され
ているときには前記ファンが前記通常回転速度となるよ
うに前記ファン駆動回路を制御するファン駆動制御手段
とを設けたことを特徴とする電子レンジ。 2、マグネトロンと、このマグネトロンの出力を変更す
ることが可能なマグネトロン駆動回路と、前記マグネト
ロンおよび前記マグネトロン駆動回路における発熱部を
冷却するファンとを備え、前記マグネトロンによる加熱
運転時に前記ファンを運転すると共に、加熱運転の所要
期間に前記マグネトロンの出力を定格出力値より高い許
容上限出力値に高めるようにしたものにおいて、前記フ
ァンの回転速度を変更することが可能なファン駆動回路
と、前記マグネトロンが前記許容上限出力値の出力で駆
動されている期間およびその駆動停止後の一定時間を経
過するまでの期間は前記ファンが通常回転速度より高い
回転速度となるように前記ファン駆動回路を制御し且つ
これ以外の期間は前記ファンが前記通常回転速度となる
ように前記ファン駆動回路を制御するファン駆動制御手
段とを設けたことを特徴とする電子レンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28278790A JPH04155794A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 電子レンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28278790A JPH04155794A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 電子レンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04155794A true JPH04155794A (ja) | 1992-05-28 |
Family
ID=17657081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28278790A Pending JPH04155794A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 電子レンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04155794A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100392388B1 (ko) * | 2000-11-08 | 2003-07-22 | 삼성전자주식회사 | 과열방지 기능을 갖는 전자렌지 및 그 팬모터 제어방법 |
KR100398500B1 (ko) * | 2001-03-12 | 2003-09-19 | 삼성전자주식회사 | 벽걸이형 전자레인지와 그 제어방법 |
JP2010048475A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Sharp Corp | 加熱調理器 |
-
1990
- 1990-10-19 JP JP28278790A patent/JPH04155794A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100392388B1 (ko) * | 2000-11-08 | 2003-07-22 | 삼성전자주식회사 | 과열방지 기능을 갖는 전자렌지 및 그 팬모터 제어방법 |
KR100398500B1 (ko) * | 2001-03-12 | 2003-09-19 | 삼성전자주식회사 | 벽걸이형 전자레인지와 그 제어방법 |
JP2010048475A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Sharp Corp | 加熱調理器 |
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