JP2010048475A - 加熱調理器 - Google Patents

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平野  誠一
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Abstract

【課題】高周波加熱時発熱部品を空冷する冷却ファンの運転開始タイミングを見直すことにより、冷却ファンの電力消費量を低減し、加熱調理器の総消費電力を削減する。
【解決手段】加熱調理器1は、加熱室20の中の食材Fを高周波で加熱するためのマグネトロン40と、マグネトロン40を発振させる高周波駆動電源47を有する。マグネトロン40と高周波駆動電源47は冷却ファン48によって強制空冷される。制御装置70は、高周波加熱調理開始後、所定時間が経過してから冷却ファン48の運転を開始する。あるいは制御装置70は、高周波加熱調理開始後、高周波加熱時発熱部品が所定温度に到達してから冷却ファン48の運転を開始する。
【選択図】図2

Description

本発明は高周波加熱機能を備えた加熱調理器に関する。
高周波加熱機能を備えた加熱調理器は、日常生活に欠かせないものになっている。高周波加熱機能のみを備えた加熱調理器は一般に「電子レンジ」と呼称され、それに電熱ヒータが組み合わせられると「オーブンレンジ」、さらに蒸気発生装置が組み合わせられると「スチームオーブンレンジ」などと呼称されることが多い。
加熱調理用の高周波を発生させる部品がマグネトロンである。マグネトロンや、それを発振させる高周波駆動電源などは、稼働中にかなりの発熱を伴う。本明細書ではこれらの部品を「高周波加熱時発熱部品」と称することとする。高周波加熱時発熱部品は冷却ファンにより強制空冷するのが通例である。そのような冷却ファンを備えた高周波加熱装置の例を特許文献1に見ることができる。
特許第3012958号公報
高周波加熱時発熱部品を空冷する冷却ファンは、これまで、高周波加熱調理開始と同時に運転を開始するよう制御されていた。本発明は、前記冷却ファンの運転開始タイミングを見直すことにより、冷却ファンの電力消費量を低減し、加熱調理器の総消費電力を削減することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、高周波加熱機能を備えた加熱調理器において、高周波加熱時発熱部品を冷却する冷却ファンと、加熱調理器全体の制御を司る制御装置を有し、前記制御装置は、高周波加熱調理開始後、所定条件が満たされてから前記冷却ファンの運転を開始することを特徴としている。
この構成によると、高周波加熱調理開始と同時に冷却ファンの運転が開始されるのでなく、所定条件が満たされるまでの間冷却ファンを待機させておくから、高周波加熱時発熱部品が未だ低温の間に冷却ファンを運転するという、無駄な電力消費を排除することができる。
上記構成の加熱調理器において、前記所定条件が、高周波加熱調理開始後の所定時間経過であることを特徴としている。
この構成によると、無駄な電力消費を確実に抑制することができる。
上記構成の加熱調理器において、前記所定条件が、前記高周波加熱時発熱部品の所定温度到達であることを特徴としている。
この構成によると、無駄な電力消費を確実に抑制することができる。
本発明によると、高周波加熱時発熱部品の温度が低く、強制空冷の必要がない間は冷却ファンを運転しないから、無駄な電力消費を排除し、加熱調理器の総消費電力を削減することができる。
以下本発明の実施形態を図に基づき説明する。図1は加熱調理器を側面から見た概略断面図、図2は加熱調理器を正面から見た概略断面図、図3は加熱調理器を上から見た概略断面図、図4は蒸気発生装置の拡大断面図、図5はブロック構成図、図6は制御モードを説明するフローチャート、図7は図6のフローチャートに対応した構成要素の動作チャート、図8は他の制御モードを説明するフローチャート、図9は図8のフローチャートに対応した構成要素の動作チャートである。
加熱調理器1は直方体形状のキャビネット10を備える。キャビネット10の内部には同じく直方体形状の加熱室20が設けられる。加熱室20はキャビネット10の正面側が開口部となっている。キャビネット10の正面には加熱室20の開口部を開閉する扉11が設けられる。扉11は下部を支点として垂直面内で回動するものであり、上部のハンドル12を握って手前に引くことにより、図1に示す垂直な全閉位置から水平な全開位置へと90°姿勢変換させることができる。扉11には高周波漏洩防止対策が施され、また蒸気洩れを防ぐガスケットが取り付けられるが、それらは周知技術なので説明は割愛する。
調理中の食材から発生した蒸気や、調理に用いる蒸気が扉11の内面に結露することがある。結露水が滴り落ちて加熱調理器1の設置場所を濡らさないように、扉11の下には露受け13が配置されている。
加熱室20には、正面から見て右側の側壁(以後「右側壁」と称する)の外側に給気ダクト21が設けられる。給気ダクト21は水平方向に延び、その一端にはキャビネット10内部の空気を取り込む給気ファン22が配置されている。給気ファン22はプロペラファン(軸流ファン)である。給気ダクト21の他端は加熱室20に空気を送り込む給気口23に接続する。給気口23は加熱室20の右側壁に形成された複数の小孔の集合よりなる。
さらに加熱室20には、右側壁から奥の壁にかけての外面に沿う形で排気ダクト24が設けられる。排気ダクト24の一端は加熱室20の内部から空気を出す排気導入口25に接続し、他端は空気をキャビネット10の外に出す排気口26に接続する。排気導入口25は加熱室20の右側壁に形成された複数の小孔の集合よりなり、排気口26はキャビネット20の天面に形成された複数のスリット状開口の集合よりなる。
排気ダクト24は、排気導入口25への接続箇所から垂直に立ち上がり、加熱室20の天井付近の高さで水平に向きを変え、そこから加熱室20の右側壁と奥の壁の角を回り込み、正面から見てキャビネット10のほぼ中央の位置で上方に向きを変えて排気口26に接続する。排気ダクト24の内部には、排気導入口25から空気を迎える位置に湿度センサ27が配置されている。また加熱室20の天井部には、サーミスタからなる温度センサ28が配置されている。
食材Fを加熱室20内で支持するのは、周縁に脚部を有する食材支持網30と、それを載置する食材トレイ31である。加熱室20の内部には、挿入された食材トレイ31を所定高さに支持するトレイ受けが設けられる。本実施形態では、加熱室20の両側壁に、食材トレイ31の左辺と右辺を係合させてそれを水平に支持するトレイ受けが形成されている。
図2に示すように、トレイ受けは上下2段に設けられる。上段トレイ受け32と下段トレイ受け33を構成するのは、それぞれ加熱室20の側壁から突き出すうね状の突部である。
加熱調理器1は、高周波による加熱、熱風による加熱、蒸気による加熱、及びそれらを混合した加熱が可能となっている。続いて、各加熱手段の構成を説明する。
加熱室20の底部とキャビネット10の底部の間の空間には、マグネトロン40と、マグネトロン40の生成した高周波を加熱室20に供給する導波管41が配置される。導波管41は加熱室20の底部の下に広がるアンテナ収納キャビティ42に接続する。アンテナ収納キャビティ42はガラスやセラミックなどの誘電体からなる仕切板43で加熱室20と隔てられている。仕切板43は、加熱室20にとっては底板となり、アンテナ収納キャビティ42にとっては天井板となるものである。
アンテナ収納キャビティ42には受信アンテナ部と放射アンテナ部を備えたアンテナ44が配置される。アンテナ44はアンテナモータ45の軸の上端に取り付けられており、アンテナモータ45の回転制御で連続回転または揺動(周期的反転)し、加熱室20内における高周波の分布をコントロールする。
加熱室20の底部とキャビネット10の底部の間の空間には電装部品収容部46が設けられ、その中の制御基板に高周波駆動電源47(図5参照)が装着される。高周波駆動電源47とマグネトロン40は高周波加熱時発熱部品であり、これらを強制空冷する冷却ファン48がキャビネット10の底部の上に設置される。冷却ファン48は、ファンケーシング48aと、竪軸の冷却ファンモータ48bと、冷却ファンモータ48bの軸の上端に固定されたシロッコファン48cにより構成される。冷却ファンモータ48bを駆動してシロッコファン48cを回転させると、キャビネット10の底部に形成された吸気口49(これも複数の小孔の集合よりなる)から外部の空気が吸い込まれ、その空気はファンケーシング48aの吐出口より水平方向に勢いよく吐出されて高周波加熱時発熱部品を空冷する。
熱風による加熱は、加熱室20の奥の壁の外側に設けられたコンベクションヒータユニット50によって実現される。コンベクションヒータユニット50を構成するのは、加熱室20の奥の壁の外面に固定された皿形の断熱ファンケーシング51と、断熱ファンケーシング51と加熱室20の奥の壁で囲まれた空間に配置されるコンベクションファン52と、コンベクションファン52を回転させるコンベクションモータ53と、コンベクションファン52の外周を囲む環状のコンベクションヒータ54である。
コンベクションファン52は遠心ファンであって、加熱室20の奥の壁の中央に形成された吸気口55から加熱室20の内部の空気を吸い込み、それを外周方向に吐出して、吸気口55を囲む形で加熱室20の奥の壁の計6箇所に形成された噴気口56より加熱室20に噴出させる。コンベクションヒータ54に通電しておけば、コンベクションファン52から吐出される空気が加熱され、噴気口56から熱風が噴き出すことになる。なお吸気口55も噴気口56も、複数の小孔の集合よりなる。
蒸気による加熱を実現するのは、加熱室20の右側壁の外側に設置された蒸気発生装置60である。蒸気発生装置60は飽和水蒸気または過熱水蒸気を発生することが可能であり、以下その構造を主に図4を参照しつつ説明する。
蒸気発生装置60は、正面から見て左右方向に偏平となったハウジング61を有し、ハウジング61の内部には、下部に蒸気発生ヒータ62、上部に蒸気昇温ヒータ63が設けられている。蒸気発生ヒータ62と蒸気昇温ヒータ63はいずれもシーズヒータからなり、右側面から見たとき、すなわち図1の視点では、蒸気発生ヒータ62は馬蹄形を描き、蒸気昇温ヒータ63は長円形のループを描く。蒸気昇温ヒータ63の長円形ループは図1において紙面奥行き方向に重なる連続二重ループとなっている。
ハウジング61はいずれもダイキャスト成型品である本体61aと蓋61bを合わせて形成されるものであり、蒸気発生ヒータ62は本体61aに鋳込まれている。本体61aの壁面の中で、蒸気発生ヒータ62を鋳込んだ部分は蓋61bの方に引っ込み、加熱室20の右側壁との間に間隔が生じている。このため、蒸気発生ヒータ62の発生する熱は加熱室20の右側壁に伝わりにくく、本来の目的である蒸気発生に有効活用される。
蒸気昇温ヒータ63は、ハウジング61の内部において、上面が開口した箱状の仕切部材64で囲まれる。仕切部材64はハウジング61よりも耐熱性の高い金属やセラミックで形成される。仕切部材64の内面には黒色耐熱塗料が塗施される。これは、蒸気昇温ヒータ63の輻射熱を極力仕切部材64で吸収し、ハウジング61の昇温を抑制するためである。
ハウジング61の蓋61bには、蒸気発生ヒータ62より少し高いレベルに給水口65が形成される。給水口65には給水ポンプ66(図2、3参照)の送水管66aが接続される。給水ポンプ66の吸水管66bは給水タンク67の底部に接続される。給水ポンプ66と給水タンク67はキャビネット10の右側壁と加熱室20の右側壁の間の空間に配置されるものであり、給水タンク67はキャビネット10の正面側から出し入れできるようになっている。
ハウジング61の本体61aの側壁には、給水口65より少し高い位置に、ハウジング61の内外に突き出す水平な蒸気噴出口68が形成される。蒸気噴出口68の一端は仕切部材64に形成された貫通孔を通じて仕切部材64の内部に頭を出し、蒸気噴出口68の他端は加熱室20の右側壁に形成された貫通孔を通じて加熱室20の内部に頭を出す。仕切部材64が金属製である場合、前述の黒色耐熱塗装は仕切部材64とハウジング61の間の異種金属同士の接触による電食を防止するのに役立つ。蒸気噴出口68は、キャビネット10の正面側から背面側へ一列に並ぶ形で計4個形成されている。
加熱調理器1の制御要素を図5に示す。全体の制御を司るのは制御装置70である。制御部70には、給気ファン22、アンテナモータ45、高周波電源部47、冷却ファンモータ48b、コンベクションモータ53、コンベクションヒータ54、蒸気発生ヒータ62、蒸気昇温ヒータ63、給水ポンプ66、湿度センサ27、温度センサ28といった既述の要素の他、操作部14、表示部15、水位センサ60a、タンク水位センサ67aが接続されている。操作部14は扉11の表面に設けられるものであり、押釦やダイヤルなどの操作手段を含む。表示部15も扉11の表面に設けられるものであり、液晶表示パネルなどの表示手段を含む。水位センサ60aは蒸気発生装置60に設けられてその内部の水位を測定し、タンク水位センサ67aは給水タンク67に設けられてその内部の水位を測定する。
高周波による加熱を行う場合は、高周波駆動電源47及び給気ファン22と冷却ファン48をONにする。するとマグネトロン40が発振して高周波が発生し、発生した高周波は導波管41を通じてアンテナ収納キャビティ42に入る。アンテナ収納キャビティ42に入った高周波はアンテナ44の受信アンテナ部に受信された後、放射アンテナ部より仕切板43を通じて加熱室20に放射される。そして加熱室20内の食材Fを加熱する。給気ファン47が加熱室20に新鮮な空気を供給することにより、食材Fから発生する蒸気を含んだ加熱室20内の空気は排気導入口25より排気ダクト24に押し出され、排気口26から機外に排出される。
熱風による加熱を行う場合は、コンベクションモータ53とコンベクションヒータ54をONにする。コンベクションモータ53によって回転せしめられるコンベクションファン52が給気口55から加熱室20の内部の空気を吸い込み、それを外周方向に吐出する。コンベクションファン52から吐出された空気はコンベクションヒータ54で加熱されて熱風となり、噴気口56より加熱室20に噴き出して加熱室20内の食材Fを加熱する。
蒸気による加熱を行う場合は、蒸気発生装置60のハウジング61に所定水位まで水を入れ、ヒータをONにする。蒸気発生ヒータ62のみONにした場合は、発生した蒸気はハウジング61の内面と仕切部材64の間の隙間を通って仕切部材64の中に入り、蒸気噴出口68より加熱室20に噴き出す。この時噴き出すのは飽和水蒸気である。
蒸気昇温ヒータ63もONにすると、仕切部材64の中に入った飽和水蒸気が加熱され、過熱水蒸気となって加熱室20に噴き出す。
高周波加熱、熱風加熱、及び蒸気加熱は単独で遂行することもできるし、それらを二つないし三つ同時に遂行することもできる。加熱室20内の空気を強制的に入れ換える場合は給気ファン22を運転する。
高周波加熱の場合、冷却ファン48の運転が伴う。本発明では、図6、7に示す制御モードまたは図8、9に示す制御モードで冷却ファン48を運転する。
図6のフローチャートにおいて、ステップS101は初期状態であり、冷却ファン48はOFFになっている。ステップS102で高周波加熱調理が開始されると、マグネトロン40と給気ファン22がONになる。冷却ファン48はまだONにしない。高周波加熱調理が開始されたばかりのときは高周波加熱時発熱部品の温度が低く、強制空冷の必要がないからである。
高周波加熱調理開始後、時間が経過するにつれ高周波加熱時発熱部品の温度が上昇して行く。ステップS103では高周波加熱調理開始以来の時間をチェックし、所定時間が経過したらステップS104に移る。そして冷却ファン48をONにし、高周波加熱時発熱部品の強制空冷を開始する。
ステップS105では高周波加熱調理のために設定した時間に到達したかどうかをチェックする。設定時間に到達したらステップS106に移り、マグネトロン40と給気ファン22がOFFになる。冷却ファン48はONのままであり、高周波加熱時発熱部品の強制空冷を続けている。高周波加熱時発熱部品の温度が相当程度下がった頃合いに冷却ファン48もOFFになり、ステップS107で終了報知が行われる。終了報知は、表示部15での表示と、図示しない発音手段によるサウンドシグナルをもって行われる。
図6のフローにおけるマグネトロン40、給気ファン22、及び冷却ファン48の動作の概略を示すのが図7である。図7の中でt1は高周波加熱調理が開始されてから冷却ファン48の運転が始まるまでの遅延時間を示し、t2は高周波加熱調理が終わってから冷却ファン48の運転が終了するまでの遅延時間を示す。
このように、高周波加熱調理開始と同時に冷却ファン48の運転を開始するのでなく、所定時間が経過するまで冷却ファン48を待機させておくから、高周波加熱時発熱部品が未だ低温の間に冷却ファン48を運転するという、無駄な電力消費を排除することができる。
上記制御モードでは「所定時間の経過」を冷却ファン48の運転開始トリガとしたが、「高周波加熱時発熱部品の所定温度到達」を冷却ファン48の運転開始トリガとすることもできる。以下それを図8、9に基づき説明する。
図8のフローチャートにおいて、ステップS111は初期状態であり、冷却ファン48はOFFになっている。ステップS112で高周波加熱調理が開始されると、マグネトロン40と給気ファン22がONになる。冷却ファン48はまだONにしない。
ステップS113では高周波加熱時発熱部品の温度をチェックする。そのための温度センサは、高周波駆動電源47に対し設けてもよく、マグネトロン40に対し設けてもよい。部品温度が設定値以上になったらステップS114に移って冷却ファン48をONにし、高周波加熱時発熱部品の強制空冷を開始する。
ステップS115では高周波加熱調理のために設定した時間に到達したかどうかをチェックする。設定時間に到達したらステップS116に移り、マグネトロン40と給気ファン22がOFFになる。冷却ファン48はONのままであり、高周波加熱時発熱部品の強制空冷を続けている。高周波加熱時発熱部品の温度が相当程度下がった頃合いに冷却ファン48もOFFになり、ステップS117で終了報知が行われる。終了報知は、表示部15での表示と、図示しない発音手段によるサウンドシグナルをもって行われる。
図8のフローにおけるマグネトロン40、給気ファン22、及び冷却ファン48の動作の概略を、高周波加熱時発熱部品の温度変化と関連づけて示すのが図9である。図9の中でT0は高周波加熱調理開始前の部品温度を示す。通常の場合、T0は室温である。T1は部品温度がこの値に到達したら冷却ファン48の運転を開始すると定めた温度である。tは高周波加熱調理が終わってから冷却ファン48の運転が終了するまでの遅延時間を示す。なお、一律の遅延時間tを定める代わりに、高周波加熱調理終了後も高周波加熱時発熱部品の温度を監視し続け、T0の近傍まで温度が下がったら冷却ファン48の運転を停止することとしてもよい。
このように、高周波加熱調理開始と同時に冷却ファン48の運転を開始するのでなく、高周波加熱時発熱部品が所定温度に到達するまで冷却ファン48を待機させておくから、高周波加熱時発熱部品が未だ低温の間に冷却ファン48を運転するという、無駄な電力消費を排除することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は高周波加熱機能を備えた加熱調理器に広く利用可能である。
加熱調理器を側面から見た概略断面図 加熱調理器を正面から見た概略断面図 加熱調理器を上から見た概略断面図 蒸気発生装置の拡大断面図 ブロック構成図 制御モードを説明するフローチャート 図6のフローチャートに対応した構成要素の動作チャート 他の制御モードを説明するフローチャート 図8のフローチャートに対応した構成要素の動作チャート
符号の説明
1 加熱調理器
10 キャビネット
11 扉
20 加熱室
30 食材支持網
31 食材トレイ
F 食材
40 マグネトロン
47 高周波駆動電源
48 冷却ファン
50 コンベクションヒータユニット
60 蒸気発生装置
70 制御装置

Claims (3)

  1. 高周波加熱機能を備えた加熱調理器において、
    高周波加熱時発熱部品を冷却する冷却ファンと、加熱調理器全体の制御を司る制御装置を有し、前記制御装置は、高周波加熱調理開始後、所定条件が満たされてから前記冷却ファンの運転を開始することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記所定条件が、高周波加熱調理開始後の所定時間経過であることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記所定条件が、前記高周波加熱時発熱部品の所定温度到達であることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
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