JPH05335069A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH05335069A
JPH05335069A JP4139563A JP13956392A JPH05335069A JP H05335069 A JPH05335069 A JP H05335069A JP 4139563 A JP4139563 A JP 4139563A JP 13956392 A JP13956392 A JP 13956392A JP H05335069 A JPH05335069 A JP H05335069A
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康裕 梅景
Shinichi Sakai
伸一 酒井
Yoshiaki Watanabe
義明 渡邉
Hisashi Morikawa
久 森川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は被調理物を加熱調理する高周波加熱
装置の高周波発振装置の冷却と運転騒音の低減に関する
もので、どの電源周波数においても冷却と低騒音の性能
を両立させることを目的としている。 【構成】 高周波発振装置15を冷却する送風機17
と、前記高周波発振装置15と送風機17を制御する制
御装置18を備え、前記送風機17は電源周波数の違い
に関係なく所定の回転数で回転する構成とした。この構
成によって、電源周波数の違いに関係なく所定の回転数
で回転する送風機17を使用して、高周波発振装置15
の部品の冷却が出来る最低の回転数で送風機を動作させ
ることによって、部品の冷却と騒音性能を電源周波数に
関係なく両立して実現することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被調理物を加熱調理す
る高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置は図9と図10に
示すように、本体枠体1内に被加熱物2を加熱する加熱
室3と、前記加熱室3へ電磁波を供給するマグネトロン
4と高周波発振回路5からなる高周波発振装置と、前記
高周波発振装置を冷却する送風機6と、前記高周波発振
装置と送風機6を制御する制御装置7を備え、本体裏面
8と底面9に、通気口10と排気口11を設けた構成か
らなっていた。
【0003】そして、前記送風機6は、通気口10から
空気を吸入して、マグネトロン4や高周波発振回路5や
制御装置7を冷却し、排気口11から排出していた。そ
して、マグネトロン4を冷却した空気の一部は、加熱室
3へ送風され加熱室の温度分布を均一にするように循環
するようにしていた。ここで、12は設置場所の壁であ
り、図中の矢印は風の流れを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、送風機6の運転騒音が裏面8や底面9に設
けた通気口10と排気口11から外部に放射され、壁1
2で反射されて台所内に大きな騒音を発生することが課
題となっていた。しかし、騒音を低減するためには、低
回転の送風機で高周波発振装置の部品を冷却しなければ
ならず、相反する課題を両立する必要があり、非常に難
しい課題となっていた。そして、このような送風機に
は、通常隅取りモーターが使用されることが多く、図1
1に示すトルク特性から分かるように、50Hzと60
HzでA点とB点のように回転数が大きく異なるため、
両方の周波数で両方の性能を満足することは困難であっ
た。すなわち、50HzのA点で冷却性能と騒音性能を
満足しても、60HzのB点では、冷却性能は満足でき
るが、回転数が50Hz時より増加するために騒音レベ
ルも大きく増加することになる。よって、どちらかの電
源周波数で騒音性能が実現できないという課題があっ
た。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、電源
周波数の違いに関係なく、高周波発振装置の部品の冷却
が出来る最低の回転数で送風機を運転することによっ
て、どの電源周波数においても冷却と低騒音の性能を両
立させることを第1の目的としている。また、高周波発
振装置停止後は、運転時よりも低い回転数で送風機を回
転させることによって、低騒音で部品の冷却をさらに促
進することを第2の目的としている。さらに、機器外部
の騒音を受音しながら、外部騒音よりも低い送風機の騒
音に回転数を制御することによって送風機騒音を外部騒
音にマスキングさせて聞こえないようにすることを第3
の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1と第2
の目的を達成するため、本体枠体内に、被加熱物を加熱
する加熱室と、前記加熱室へ高周波電磁波を供給する高
周波発振装置と、前記高周波発振装置を冷却する送風機
と、前記高周波発振装置と送風機を制御する制御装置を
備え、前記制御装置は、送風機を電源周波数の違いに関
係なく所定の回転数で回転する構成とし、かつ高周波発
振装置停止後も送風機を、高周波発振装置運転時に比
べ、低回転で運転する制御構成とした。また、第3の目
的を達成するため、機器外部騒音を受音する受音装置を
備え、高周波発振装置停止後の送風機の回転数を、機器
外部騒音よりも低騒音となるような回転数で運転する制
御構成とした。
【0007】
【作用】本発明は上記構成によって、送風機は電源周波
数の違いに関係なくどちらも同じ所定の回転数で回転す
るため、高周波発振装置の部品の冷却と低騒音の性能の
両立を行うことができる。そして、高周波発振装置停止
後は、運転時よりも低い回転数で送風機を回転させるこ
とによって、運転騒音をより静かにした状態で、部品の
冷却をさらに促進することができる。また、機器外部の
騒音と比較して、送風機の騒音が外部騒音より低い回転
数に制御することによって、送風機騒音が外部騒音にマ
スキングされて聞こえない状態にして部品の冷却を促進
することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1から図8を参照し
て説明する。
【0009】図1において、13は被加熱物14を加熱
する加熱室、15は前記加熱室13へ高周波電磁波を供
給するマグネトロン、16は高周波発振回路、17は前
記マグネトロン15と前記高周波発振回路16を冷却す
る送風機、18は前記マグネトロン15と高周波発振回
路16と送風機17を制御する制御装置、19は通気口
20と排気口21を有する本体枠体である。ここで、送
風機17は通気口20から空気を吸引し、高周波発振装
置であるマグネトロン15と高周波発振回路16に送風
してこれらを冷却し、排気口21から排出するものであ
る。マグネトロン15を通過した一部の空気は、加熱室
13内に送風される。ここで、22は設置場所の壁であ
り、図中の矢印が風の流れを示す。
【0010】上記構成において、送風機15には2極の
隈取りモーター23を使用し、電源周波数の50Hzと
60Hzのどちらにおいても、モーターのローター部2
4の厚みを薄くして、C点(2300rpm)付近で回
転するような図2に示すトルク特性に設計した。また、
制御装置18は、高周波発振回路16が停止後には、送
風機モーター23の回転数を、運転時よりも低回転にし
て回転する制御を行う構成とした。制御方式は、電圧波
形を制御してモーターへの入力パワーを制御する回転数
制御であり、本文では図3と図4に示すような電圧波形
の波数制御方式について説明する。
【0011】すなわち、図2のトルク特性からわかるよ
うにモーターへの入力が100Vの時は、トルク特性が
50Hzと60Hzで等しくなるようにC点で回転する
ように設定しているので、50Hzと60Hzで等しい
回転数となる。しかし、高周波発振装置停止後に低回転
にするために、波数をカットして入力パワーを低下させ
ると、図2に示す90V時のトルク特性のように、50
HzではB点、60HzではA点のようにトルクが等し
くなくなり回転数が異なるようになる。それを防止する
ために、図3と図4に示す電圧波形のように50Hzと
60Hzでカットする波数を変えて制御することにし
て、低回転時においても50Hzと60Hzで同じ回転
数になるようにした。よって、送風機の騒音も、50H
zと60Hzで同じレベルとなり、どちらの電源で使用
しても同じ騒音で使用できることになる。すなわち、5
0Hzと60Hzのどちらかで、従来に比べ低い騒音レ
ベルとする事ができるのである。
【0012】また、高周波発振回路停止後も送風機17
を運転することで、図5に示す温度特性のように、高周
波発振回路16やマグネトロン15の冷却を更に促進
し、部品の冷却性能に余裕を持たせ、短時間休止の断続
使用においても十分に冷却できる効果がある。図中の破
線は送風機を運転しない場合の温度特性を示し、断続使
用時には徐々に温度が上昇していくことが分かる。そし
て、高周波発振回路停止後の送風機回転数は運転時より
も低い回転数で運転するため、より静かになり実使用上
の不快感をなくす効果がある。また、回転数を低くする
騒音レベルの変化により、高周波発振回路の動作状態が
騒音レベルで判断できる効果がある。すなわち、騒音レ
ベルが連続的に同じレベルであると、高周波発振が停止
していないように思われるため、故障と錯覚され、電磁
波が漏れることを恐れてドア25を開けて調理物が取り
出せない問題があるが、本発明では、騒音レベルの変化
から動作状態が確認できるため、その問題がない。
【0013】これらの効果は、100V運転時のモータ
ーのトルク特性を合わせることでなく、送風機の回転数
制御を用いて、電源周波数の違いを補正しても同様の効
果が得られ、本波数制御以外の他の制御方式やDCモー
ターによる回転数制御を用いても同様の効果が得られる
ことは明かである。
【0014】次に、第2の発明について、図6から図8
を用いて説明する。本体枠体19の一部に、機器外部騒
音を受音する受音装置26を備え、高周波発振回路16
停止後の送風機17の回転数を、機器外部騒音よりも低
騒音となるような回転数で運転する制御を設けた構成と
した。すなわち、図7に示すように高周波発振回路停止
後に機器外部騒音NL1を測定し、送風機の回転数を低
減する。そして、回転数低減後の騒音NL2を測定し、
NL1とNL2を比較してNL2がNL1と変わらない
レベルになれば、回転数の低減を停止して一定時間冷却
後に送風機を停止する。また、NL2がNL1より低く
なる場合は、更に回転数を低減するように制御を行い、
上記判定制御を繰り返す。
【0015】このような構成により、機器外部の騒音は
図8に示すように、バックグラウンド騒音と比較して送
風機の騒音のほうが低いことになり、BからC区間の騒
音レベルとなる。よって、外部騒音にマスキングされ
て、運転騒音は聞こえない状態することができ、送風機
の運転を使用者にわからせないようにして部品の冷却を
促進することができる効果がある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高周波加熱
装置は、電源周波数の違いに関係なくどららも同じ所定
の回転数で回転する送風機を使用して、高周波発振装置
の部品の冷却を行うことができ、どの電源周波数におい
ても、部品の冷却と騒音性能を両立して実現することが
できる。
【0017】そして、高周波発振装置停止後は、運転時
よりも低い回転数で送風機を回転させることによって、
運転騒音をより静かにした状態で、部品の冷却をさらに
促進することができるとともに、高周波発振装置の運転
状態を判定することができ、安心してドアの開閉を行う
ことができる。
【0018】また、機器外部の騒音と比較して送風機の
騒音が低い回転数に制御することによって、送風機騒音
が外部騒音にマスキングされて聞こえない状態にして部
品の冷却を促進することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の平
面断面図
【図2】同装置の送風機モーターのトルク特性図
【図3】同装置の送風機モーターの制御電圧波形図
【図4】同装置の送風機モーターの制御電圧波形図
【図5】同装置の部品温度特性図
【図6】本発明の一実施例における高周波加熱装置の側
面断面図
【図7】同装置の制御フローチャート図
【図8】同装置の騒音特性図
【図9】従来の高周波加熱装置の側面断面図
【図10】同装置の平面断面図
【図11】同装置の送風機モーターのトルク特性図
【符号の説明】
13 加熱室 14 被加熱物 15 マグネトロン(高周波発振装置) 17 送風機 18 制御装置 19 本体枠体 26 受音装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体枠体内に被加熱物を加熱する加熱室
    と、前期加熱室へ高周波電磁波を供給する高周波発振装
    置と、前期高周波発振装置を冷却する送風機と、前記高
    周波発振装置と送風機を制御する制御装置を備え、前記
    制御装置は、送風機と電源周波数の違いに関係なく所定
    の回転数で回転する構成とし、かつ高周波発振装置停止
    後も送風機を、高周波発振装置運転時に比べ、低回転で
    運転する構成とした高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】機器外部騒音を受音する受音装置を備え、
    高周波発振装置停止後の送風機の回転数を、機器外部騒
    音よりも低騒音となるような回転数で運転する制御構成
    の請求項1記載の高周波加熱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048475A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Sharp Corp 加熱調理器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62100989A (ja) * 1985-10-29 1987-05-11 松下電器産業株式会社 複合加熱調理器
JPS6378477A (ja) * 1986-09-19 1988-04-08 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置
JPS6423899U (ja) * 1987-07-31 1989-02-08

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