JP3262423B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP3262423B2
JP3262423B2 JP23780193A JP23780193A JP3262423B2 JP 3262423 B2 JP3262423 B2 JP 3262423B2 JP 23780193 A JP23780193 A JP 23780193A JP 23780193 A JP23780193 A JP 23780193A JP 3262423 B2 JP3262423 B2 JP 3262423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネトロン等の電装
品を冷却する冷却ファンを備えた電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジでは、周知のように、マグネ
トロンや他の電装品を冷却ファンにより冷却するように
している。この電子レンジでは、加熱調理開始時から上
記冷却ファンを回転させるようにしている。この冷却フ
ァンは、通常100Vの電源電圧をうけて2500〜3
000r.p.m で回転される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の場合、いかなる場合でも電装品の過熱防止をなくす
べく、冷却ファンを一義的に高速で回転させるようにし
ているため、冷却ファンの形状によっては、騒音が大き
く、また振動も大きくなり、使用者にとって非常に耳障
りで不快感をおぼえることがあった。この対策として、
冷却対象である電装品を、温度上昇のしにくいものにす
ることが考えられるが、これでは部品コストが高く、製
品コストが高騰する不具合がある。また、ファン径を大
きくすればある程度騒音・振動を抑制できるが、これで
は電子レンジ全体が大きくなってしまい、実現性に乏し
い。
【0004】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、マグネトロン等の電装品の冷却
保証を図り得ることはもとより、冷却ファンによる騒音
・振動の減少を有効に図り得、しかも、これをコスト高
および大形化を来さずに達成できる電子レンジを提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
被加熱調理物を加熱するマグネトロンと、このマグネト
ロン等の電装品を冷却する冷却ファンと、前記マグネト
ロンの出力調整が可能なマグネトロン駆動回路と、前記
マグネトロンを高出力制御する場合において、少なくと
も加熱調理開始から所定時間以内では前記冷却ファンを
低速回転させ、加熱調理時間が残っているときにはこの
所定時間を超えたときより冷却ファンを低速回転させ
マグネトロンを低出力制御する場合において、冷却ファ
ンを低速回転させるファン駆動制御手段とを含んで構成
される(請求項1の発明)。
【0006】他の発明の電子レンジは、被加熱調理物を
加熱するマグネトロンと、このマグネトロン等の電装品
を冷却する冷却ファンと、前記マグネトロンの出力調整
が可能なマグネトロン駆動回路と、前記マグネトロンを
高出力制御する場合において、マニュアル運転が実行さ
れるときには前記冷却ファンを高速回転させ、オート運
転が実行されるときには少なくとも加熱調理開始から所
定時間以内では前記冷却ファンを低速回転させ、加熱調
理時間が残っているときにはこの所定時間を超えたとき
より冷却ファンを低速回転させるファン駆動制御手段と
を含んで構成される(請求項2の発明)。
【0007】この場合、ファン駆動制御手段は、マグネ
トロンを低出力制御する場合において、冷却ファンを低
速回転させるように構成しても良い(請求項3の発
明)。
【0008】また、ファン駆動制御手段は、冷却ファン
の低速回転から高速回転への切り替え時に回転速度を漸
増させるように構成しても良い(請求項4の発明)。
【0009】さらに、ファン駆動制御手段は、位相制御
により低速回転制御するように構成しても良い(請求項
5の発明)。
【0010】
【作用】冷却ファンによる冷却の必要性を考えた場合、
マグネトロンを高出力制御する場合と、低出力制御する
場合とでは、前者の場合には高い冷却能力を必要とする
が、後者の場合あまり高い冷却能力は必要としない。た
だし、マグネトロンを高出力制御する場合であっても、
加熱調理開始から若干の間は、電装品もさほど温度上昇
していない。
【0011】しかるに、本発明においては、マグネトロ
ンを高出力制御する場合において、少なくとも加熱調理
開始から所定時間以内では冷却ファンを低速回転させ、
加熱調理時間が残っているときにはこの所定時間を超え
たときより冷却ファンを高速回転させるようにしたか
ら、マグネトロンやその他の電装品がさほど温度上昇し
ない時間帯においては、冷却ファンが低速回転し、これ
にて騒音・振動が減少する。また、冷却対象である電装
品を、温度上昇のしにくいものにせずにすみ、製品コス
トの高騰を防止でき、また、ファン径を大きくせずにす
み、全体の大形化を防止できる。
【0012】しかして、電子レンジによる加熱では、通
常あまり長時間加熱調理されることがないことを考慮す
れば、高出力制御とされる場合、一般的な使用状況下で
は、調理開始からある程度の時間は冷却ファンの低速回
転がなされるから、騒音・振動が有効に低減される。ま
た、電装品がかなり温度上昇することが予測される時間
帯になれば、冷却ファンを高速回転させることで電装品
の冷却保証を図り得る。さらに、マグネトロンを低出力
制御する場合において、冷却ファンを低速回転させるよ
うにしたから、長時間の加熱調理であっても電装品が過
度に温度上昇しないことが予測させる状況では、常に冷
却保証を図りつつ最初から最後まで冷却ファンによる騒
音・振動を防止することが可能となり、総じて、マグネ
トロンの高出力・低出力制御を通じて、冷却ファンによ
る騒音・振動を防止できる。
【0013】さらにまた、電子レンジにおいては、運転
形態として、マニュアル運転とオート運転とが選択して
実行できるようにしたものがあるが、マニュアル運転を
実行する場合において、前記所定時間が経過して冷却フ
ァンの回転速度が低速状態から高速に変化すると、使用
者の意思による各種設定に基づくマニュアル運転であり
ながら回転速度が使用者の意思にかかわらず自動的に変
化することで、使用者が故障発生と勘違いしたりあるい
は不信感を抱いたりするおそれがある。この点を考慮し
て、マニュアル運転が実行される場合に冷却ファンの回
転速度を一定とすることが考えられる。このとき例え
ば、冷却ファンを一義的に低速回転させるようにしても
良いように考えられるが、しかし、加熱調理が長時間実
行されることもあり得ることを考慮すると、マグネトロ
ン等の電装品の冷却保証を第一とする必要がある。
【0014】しかるに他の発明の電子レンジにおいて
は、マグネトロンを高出力制御する場合において、マニ
ュアル運転が実行されるときには冷却ファンを高速回転
させるから、加熱調理時間が長くなっても電装品の冷却
を保証できると共に冷却ファンの回転速度が変化せずに
故障の勘違いや不信感を抱かせずにすむ。そして、オー
ト運転が実行されるときには少なくとも加熱調理開始か
ら所定時間以内では前記冷却ファンを低速回転させ、加
熱調理時間が残っているときにはこの所定時間を超えた
ときより冷却ファンを高速回転させるから、電装品の冷
却保証を図り得つつ、騒音・振動の減少を図り得る。
【0015】特に、上記他の発明において、ファン駆動
制御手段を、マグネトロンを低出力制御する場合におい
て、冷却ファンを低速回転させるように構成しておけ
ば、長時間の加熱調理であっても電装品が過度に温度上
昇しないことが予測させる状況では、常に冷却保証を図
りつつ最初から最後まで冷却ファンによる騒音・振動を
防止することが可能となる。
【0016】また、ファン駆動制御手段を、冷却ファン
の低速回転から高速回転への切り替え時に回転速度を漸
増させるように構成しておけば、急な音の変化がなくな
り、使用者が異常と誤認することを防止できる。
【0017】さらにまた、ファン駆動制御手段を、位相
制御により低速回転制御するように構成すれば、比較的
簡単な構成で冷却ファンの可変速制御を図ることが可能
となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
ながら説明する。まず、図2ないし図4において、本体
1は、外ケース2の内部に内ケース3を配設して構成さ
れており、内ケース3の内部は加熱調理室4とされてい
る。この本体1の前面には加熱調理室4を開閉する扉5
が設けられていると共に、操作パネル6が設けられてい
る。この操作パネル6には、各種スイッチ7が設けられ
ていると共に表示器8が設けられている。またこの操作
パネル6の裏側には、前記外ケース2と内ケース3とで
機械室9が形成されている。
【0019】この機械室9内には、加熱調理室4内にマ
イクロ波を供給するマグネトロン10、マグネトロン駆
動回路11(図1参照)の一部を構成する高圧トランス
12(図4参照)および高圧コンデンサ13(図4参
照)等の電装品が配設されていると共に、これら電装品
を冷却するための冷却ファン14が配設されている。こ
の冷却ファン14は羽根14aおよびファンモータ14
bを有して構成されている。また、本体1には、加熱調
理室4から外部に通じる排気路15が形成されており、
この排気路15にはガスセンサ16が配設されている。
【0020】図1において、マグネトロン駆動回路11
は、前述した高圧トランス12および高圧コンデンサ1
3等を含んで構成されており、このマグネトロン駆動回
路11は、マイクロコンピュータを含んで構成される制
御回路17からの制御信号に基づいてマグネトロン10
の出力を調整し得るように構成されている。また、ファ
ンモータ14bは、スイッチングトライアック18と、
ホトトライアック19とLED20とから構成されるス
イッチング回路21により通断電および位相制御される
ようになっており、この通断電および位相制御は、制御
回路17からの制御信号により実行されるようになって
いる。なお、上述した各回路および電装品は、交流電源
22に対して、ヒューズ23、ドアスイッチ24,25
および直流電源回路26と共に、図示のように接続され
ている。
【0021】さて、上記制御回路17は、加熱調理運転
を制御する運転制御手段として機能すると共に、ファン
駆動制御手段として機能するものであり、この制御回路
17の制御内容について述べる。
【0022】まず、マグネトロン10の駆動制御につい
て述べる。なお、予め、この電子レンジにおける運転メ
ニューの代表的な一例を述べると、オート運転として
は、「あたため」、「したごしらえ」、「生解凍」があ
り、また、マニュアル運転としては、「レンジ加熱」等
がある。オート運転の場合には加熱調理の終了時期が自
動的に決定され、マニュアル運転の場合には使用者によ
って加熱調理時間を設定するものである。さらに、上記
オート運転の、「あたため」、「したごしらえ」および
「生解凍」のうち、「あたため」および「したごしら
え」はマグネトロン10は高出力とされ、「生解凍」は
低出力とされる。
【0023】しかして、まず、オート運転メニューであ
ってマグネトロン10が高出力とされる「あたため」あ
るいは「したごしらえ」が選択されて実行される場合に
ついて述べる。スタートスイッチがオン(加熱調理が開
始)されると、図5に示すように、まず、加熱調理開始
から16秒間はファンモータ14bのみを駆動するクリ
ーニング運転を実行する。これにより、加熱調理室4内
の空気を浄化する(残留ガスを排気する)。この後、フ
ァンモータ14bの駆動は継続したまま、マグネトロン
10を高出力となるように駆動する。
【0024】この場合、冷却ファン14による風は、マ
グネトロン10等を冷却した後、一部は加熱調理室4内
に供給され、排気路15を通して外部に出る。この排気
路5中においてガスセンサ16により空気中のガス量が
電圧値で検出される。
【0025】図5においては、ガス量が多い程検出電圧
値は低くなる関係となっている。しかして、検出電圧値
が最高値Vmaxとなった後、検出電圧値が、該最高値
Vmaxに対して所定の変化量K(K=α×Vmax、
αは定数)となると、この時点までの経過時間t0秒と
したとき、残り時間を(β×t0、βは定数)秒に自動
的に設定し、この残り時間(β×t0)秒が経過した時
点でファンモータ14bおよびマグネトロン10の駆動
を停止して加熱調理を終了する。
【0026】ところで、ファンモータ14bの駆動制御
を詳述すると、上述したような、オート運転メニューで
あってマグネトロン10が高出力とされる場合、制御回
路17は、交流電力を位相制御してファンモータ14b
への印加電圧を80V程度とし(図6参照)、もって冷
却ファン14を低速回転(ほぼ1000〜1500r.p.
m )させる。そして、加熱調理開始から所定時間t1
(この場合例えば15分)が経過すると、位相制御はせ
ずに交流電源100Vをファンモータ14bに印加す
る。これにて冷却ファン14が高速回転(2500〜3
000r.p.m )する。このとき球に回転速度を上げるこ
とはせずに時間t2(この場合例えば5分)をかけて漸
増する。
【0027】ここで、オート運転の場合、「あたため」
で加熱調理時間は1〜10分、「したごしらえ」で2〜
15分程度であり、つまり、いずれにしても長くて15
分程度であることから、通常では、加熱調理開始から終
了まで冷却ファン14は低速回転される。ただし、所定
時間t1(15分)を経過しても加熱調理時間が残って
いるときには、この所定時間t1を超えたときより冷却
ファン14は高速回転させられる。
【0028】次に、オート運転メニューであってマグネ
トロン10が低出力とされる「生解凍」が選択されて加
熱調理が実行される場合には、制御回路17は、交流電
力を位相制御してファンモータ14bへの印加電圧を8
0V程度とし(図7参照)、もって冷却ファン14を低
速回転(ほぼ1000〜1500r.p.m )させる。
【0029】また、マニュアル運転メニューであってマ
グネトロン10が高出力とされる「レンジ加熱」が選択
されて加熱調理が実行されると、制御回路17は、冷却
ファン14を高速回転させる。
【0030】このような本実施例によれば、マグネトロ
ン10を高出力制御する場合において、少なくとも加熱
調理開始から所定時間t1以内では冷却ファン14を低
速回転させ、加熱調理時間が残っているときにはこの所
定時間t1を超えたときより冷却ファン14を高速回転
させるようにしたから、マグネトロン10やその他の電
装品がさほど温度上昇しない時間帯においては、冷却フ
ァン14が低速回転し、これにて、十分な冷却効果を得
つつ、騒音・振動の減少を図ることができる。また、冷
却対象である電装品を、温度上昇のしにくいものにせず
にすみ、製品コストの高騰を防止でき、また、ファン径
を大きくせずにすみ、全体の大形化を防止できる。
【0031】なお、電子レンジによる加熱では、通常あ
まり長時間加熱調理されるがないことを考慮すれば、一
般的な使用状況下では、常に冷却ファン14が低速回転
されることが多く、騒音・振動を有効に低減できる。ち
なみに、図8に示すように、従来に比して騒音が減少す
る。もちろん、加熱調理時間がかなり経過してマグネト
ロン10等の電装品がかなり温度上昇することが予測さ
れる時間帯になれば、冷却ファン14を高速回転させる
ことで電装品の冷却保証を図り得る。
【0032】ところで、マニュアル運転を実行する場合
において、加熱調理途中で冷却ファン14の回転速度が
低速状態から高速に変化すると、使用者の意思による各
種設定に基づくマニュアル運転でありながら回転速度が
使用者の意思にかかわらず自動的に変化することで、使
用者が故障発生と勘違いしたりあるいは不信感を抱いた
りするおそれがある。この点を考慮すると、マニュアル
運転が実行される場合に冷却ファンの回転速度を一定と
することが考えられる。このとき例えば、冷却ファン1
4を一義的に低速回転させるようにしても良いように考
えられるが、しかし、加熱調理が長時間実行されること
もあり得ることを考慮すると、マグネトロン10等の電
装品の冷却保証を第一とする必要がある。
【0033】この点、上記実施例によれば、マグネトロ
ン10を高出力制御する場合において、マニュアル運転
が実行されるときには冷却ファン14を高速回転させる
から、加熱調理時間が長くなっても電装品の冷却を保証
できると共に冷却ファン14の回転速度が変化せずに故
障の勘違いや不信感を抱かせずにすむ。ただし、冷却フ
ァン14の回転速度変化がさほど気にならないような場
合には、最初は低速回転で後に高速回転するようにして
も差し支えはない。
【0034】また、本実施例においては、マグネトロン
10を低出力制御する場合において、冷却ファン14を
低速回転させるようにしたから、電装品の過度に温度上
昇しないことが見込まれる状況では、常に冷却保証を図
りつつ最初から最後まで冷却ファンによる騒音・振動を
防止することができる。
【0035】さらに本実施例においては、冷却ファン1
4の低速回転から高速回転への切り替え時に回転速度を
漸増させるようにしたから、急な音の変化がなく、使用
者が異常と誤認することを防止できる。
【0036】さらにまた本実施例においては、位相制御
により低速回転制御するようにしたので、比較的簡単な
構成で冷却ファン14の可変速制御を図ることができ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、マグネトロンを高出力制御する場合に、マグネト
ロンやその他の電装品がさほど温度上昇しない時間帯に
おいては、冷却ファンを低速回転させ得、これにて、電
装品の冷却保証を図りつつ、騒音・振動を図ることがで
き、特に、電子レンジによる加熱では通常あまり長時間
加熱調理されるがないことを考慮すれば、高出力制御で
一般的な使用状況下では、常に騒音・振動を有効に防
止でき、しかも、これをコスト高および大形化を来さず
に達成でき、そして、マグネトロンを低出力制御する場
合において、冷却ファンを低速回転させるようにしたか
ら、長時間の加熱調理であっても電装品が過度に温度上
昇しないことが予測させる状況では、常に冷却保証を図
りつつ最初から最後まで冷却ファンによる騒音・振動を
防止することが可能となり、総じて、マグネトロンの高
出力・低出力制御を通じて、冷却ファンによる騒音・振
動を防止できる。
【0038】請求項2の発明によれば、マグネトロンを
高出力制御する場合で、尚かつ、運転形態として、マニ
ュアル運転とオート運転とがある場合、マニュアル運転
が実行されるときにおいては冷却ファンを高速回転させ
るから、加熱調理時間が長くなっても電装品の冷却を保
証できると共に冷却ファンの回転速度が変化せずに故障
の勘違いや不信感を抱かせずにすみ、そして、オート運
転が実行されるときには少なくとも加熱調理開始から所
定時間以内では前記冷却ファンを低速回転させ、加熱調
理時間が残っているときにはこの所定時間を超えたとき
より冷却ファンを高速回転させるから、電装品の冷却保
証を図り得つつ、騒音・振動の減少を図り得る。
【0039】請求項3の発明によれば、電装品の過度に
温度上昇しないことが見込まる状況では、常に冷却保証
を図りつつ最初から最後まで冷却ファンによる騒音・振
動を防止することができる。請求項4の発明によれば、
冷却ファンの低速回転から高速回転への切り替え時に回
転速度を漸増させるから、急な音の変化がなく、使用者
が異常と誤認することを防止できる。請求項5の発明に
よれば、位相制御により低速回転制御するから、比較的
簡単な構成で冷却ファンの可変速制御を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気回路図
【図2】電子レンジの斜視図
【図3】横断平面図
【図4】機械室部分の縦断側面図
【図5】ガスセンサの検出電圧値の変化を示す図
【図6】高出力制御の場合のファンモータへの印加電圧
の様子を示す図
【図7】低出力制御の場合のファンモータへの印加電圧
の様子を示す図
【図8】騒音発生状況を従来と比較して示す図
【符号の説明】
1は本体、4は加熱調理室、9は機械室、10はマグネ
トロン、11はマグネトロン駆動回路、14は冷却ファ
ン、16はガスセンサ、17は制御回路(ファン駆動制
御手段)、21はスイッチング回路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 541 F24C 7/02 350 H05B 6/64

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱調理物を加熱するマグネトロン
    と、 このマグネトロン等の電装品を冷却する冷却ファンと、 前記マグネトロンの出力調整が可能なマグネトロン駆動
    回路と、 前記マグネトロンを高出力制御する場合において、少な
    くとも加熱調理開始から所定時間以内では前記冷却ファ
    ンを低速回転させ、加熱調理時間が残っているときには
    この所定時間を超えたときより冷却ファンを高速回転さ
    、マグネトロンを低出力制御する場合において、冷却
    ファンを低速回転させるファン駆動制御手段とを具備し
    てなる電子レンジ。
  2. 【請求項2】 被加熱調理物を加熱するマグネトロン
    と、 このマグネトロン等の電装品を冷却する冷却ファンと、 前記マグネトロンの出力調整が可能なマグネトロン駆動
    回路と、 前記マグネトロンを高出力制御する場合において、マニ
    ュアル運転が実行されるときには前記冷却ファンを高速
    回転させ、オート運転が実行されるときには少なくとも
    加熱調理開始から所定時間以内では前記冷却ファンを低
    速回転させ、加熱調理時間が残っているときにはこの所
    定時間を超えたときより冷却ファンを高速回転させるフ
    ァン駆動制御手段とを具備してなる電子レンジ。
  3. 【請求項3】 ファン駆動制御手段は、マグネトロンを
    低出力制御する場合において、冷却ファンを低速回転さ
    せるようになっていることを特徴とする請求項2記載の
    電子レンジ。
  4. 【請求項4】 ファン駆動制御手段は、冷却ファンの低
    速回転から高速回転への切り替え時に回転速度を漸増さ
    せるようになっていることを特徴とする請求項1または
    2記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 ファン駆動制御手段は、位相制御により
    低速回転制御するようになっていることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の電子レンジ。
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