JP2577427B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2577427B2
JP2577427B2 JP7532688A JP7532688A JP2577427B2 JP 2577427 B2 JP2577427 B2 JP 2577427B2 JP 7532688 A JP7532688 A JP 7532688A JP 7532688 A JP7532688 A JP 7532688A JP 2577427 B2 JP2577427 B2 JP 2577427B2
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、電子レンジなどの調理器に関する。
(従来の技術) 調理器たとえば電子レンジは、加熱室内照明用のラン
プを備えており、そのランプを調理時に点灯し、食品の
出来具合を外から視認できるようにしている。
さらに、加熱室のドアの開放時にもランプを点灯し、
食品の出入れをし易くしている。
このような電子レンジの電気回路の一例を第5図に示
す。
1は商用交流電源で、その電源1にヒューズ2,マグネ
トロンサーマル3,プライマリィインタロックスイッチ4
a,リレー接点22a,リレー接点21a,セカンダリィインタロ
ックスイッチ4bを介して高周波発振回路5を接続してい
る。
高周波発振回路5は、高圧トランス6の一次コイル6a
に電源電圧を取込み、その高圧トランス6の二次コイル
6bに高圧コンデンサ7および高圧ダイオード8からなる
半波倍電圧整流回路を介してマグネトロン9のアノード
・カソード間を接続している。さらに、マグネトロン9
のアノードを接地し、ヒータ(カソード)は高圧トラン
ス6の二次コイル6cに接続している。
また、電源1にヒューズ2,マグネトロンサーマル,ラ
ンプオペレーションスイッチ10の常閉接点を介して加熱
室内照明用のランプ(庫内灯)11を接続している。
なお、ランプ11については、ヒューズ2,マグネトロン
サーマル3,プライマリィインタロックスイッチ4a,リレ
ー接点22a,ランプオペレーションスイッチ10の常開接点
を介しても電源1に接続している。
ランプオペレーションスイッチ10は、ドアの閉成時に
作動して常開側接点がオンするが、トアの開放時は図示
のように非作動となって常閉側接点がオンするようにな
っている。
さらに、電源1にヒューズ2,マグネトロンサーマル3,
プライマリィインタロックスイッチ4aを介してマグネト
ロン冷却用ファンモータ12を接続している。
一方、電源1に降圧トランス13を介して制御部20を接
続している。
制御部20は、マイクロコンピュータおよびその周辺回
路からなり、電子レンジ全般にわたる制御を行なうもの
である。そして、この制御部20にドアオープンモニタス
イッチ4d,加熱制御用の第1リレー21および第2リレー2
2,操作部23を接続している。
したがって、加熱室内に食品を収めるべくドアを開放
すると、ランプオペレーションスイッチ10の常閉側接点
がオンし、ランプ11が点灯する。そして、ドアを閉成す
ると、ランプオペレーションスイッチ10が切替わってそ
の常開側がオンし、ランプ11が消灯する。
ドアの閉成後、調理を開始すると、リレー22の付勢に
基づく接点22aのオン、インタロックスイッチ4aのオ
ン、およびランプオペレーションスイッチ10の常開側接
点のオンによってランプ11が点灯する。
調理が終了すると、リレー22の消勢に基づく接点22a
のオフによってランプ11が消灯する。
食品を取出すべくドアを開放すると、ランプオペレー
ションスイッチ10の常閉側接点がオンし、ランプ11が点
灯する。
ところで、ここまでは、ランプオペレーションスイッ
チ10によってランプ11を制御する電子レンジについて述
べたが、第6図に示すように、ランプ11をリレー接点21
aよりも負荷側に接続し、リレー21によってランプ11を
制御するものもある。
すなわち、ランプ11をヒューズ2,マグネトロンサーマ
ル3,リレー接点21aを介して電源1に接続している。さ
らに、マグネトロン冷却用ファンモータ12をヒューズ2,
マグネトロンサーマル3,プライマリィインタロックスイ
ッチ4a,リレー接点22a,21aを介して電源1に接続してい
る。
制御部20は、第7図に示すように、マイクロコンピュ
ータ30,リレードライブ回路31,ドア開放検出回路32を有
している。ドア開放検出回路32は、ドアオープンモニタ
スイッチ4dによってドアの開放を検出するもので、検出
に際してその旨の指令を主制御部であるところのマイク
ロコンピュータ30に与えるとともに、駆動指令をリレー
ドライブ回路31に与えるようになっている。
したがって、加熱室内に食品を収めるべくドアを開放
する、ドアオープンモニタスイッチ4dがオフし、それに
応答してドア開放検出回路32からリレードライブ回路31
に駆動指令が与えられる。これにより、リレー21が付勢
され、接点21aがオンしてランプ11が点灯する。この場
合、接点22aがオフ状態を維持しているので、高周波発
振回路5が動作することはない。
そして、ドアを閉成すると、ドアオープンモニタスイ
ッチ4dがオンし、ドア開放検出回路32からリレードライ
ブ回路31へ駆動指令が解除される。これにより、リレー
21が消勢され、接点21aがオフしてランプ11が消灯す
る。
ドアの閉成後、調理を開始すると、リレー21の付勢に
よってランプ11が点灯する。
調理が終了すると、リレー21の消勢によってランプ11
が消灯する。
食品を取出すべくドアを開放すると、ドア開放検出回
路32の駆動指令によってリレー21が付勢され、ランプ11
が点灯する。
(発明が解決しようとする課題) ただし、第5図のようにランプオペレーションスイッ
チ10を用いるものでは、ドアの開閉に応動するスイッイ
の数が多く、コストの上昇を招くとともに、構成が複雑
になって組立工数が増えるという欠点がある。
一方、第6図および第7図のようにドアオープンモニ
タスイッチ4dおよびメインリレー21によってランプ11を
制御するものでは、ドアオープンモニタスイッチ4dの取
付位置がプライマリィインタロックスイッチ4aやセカン
ダリィインタロックスイッチ4bの取付位置と隣接状態に
あるため、電源ラインのノイズが第7図に破線矢印で示
すようにドアオープンモニタスイッチ4dを介してドア開
放検出回路32に侵入し、それがマイクロコンピュータ30
へ流れたり、さらにはリレードライブ回路31を経由して
マイクロコンピュータ30へと流れる可能性がある。つま
り、マイクロコンピュータ30に対してノイズの侵入可能
な経路が二つあり、このためマイクロコンピュータ30の
誤動作し易いという欠点がある。
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ドアの開閉に応動するス
イッチの数が少ないながらも加熱室内照明用のランプを
的確に制御することができ、これによりコストの低減お
よび構成の簡略化が図れ、さらにはノイズによる誤動作
の心配のない信頼性にすぐれた調理器を提供することに
ある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 高周波発振回路と、加熱室内照明用のランプと、加熱
室のドアの閉性時に作動して常開側接点をオンし前記ド
アの開放時は非作動となるって常閉側接点をオンする双
方向接点式のインタロックスイッチと、前記ドアの閉成
時にオフし開放時はオンするインタロックモニタスイッ
チと、調理器全般の制御を行うマイロコンピュータの信
号のみにより駆動制御される加熱制御用の第1リレーお
よび第2リレーとを設け、前記高周波発振回路をヒュー
ズ,第1リレーの接点,第2リレーの接点,インタロッ
クスイッチの常開側接点を介して電源に接続し、前記イ
ンタロックモニタスイッチを前記ヒューズ,インタロッ
クスイッチの常開接点を介して電源に接続し、前記ラン
プをヒューズ,第1リレーの接点,インタロックスイッ
チの常開側接点を介して電源に接続し、かつ前記ランプ
をヒューズ,インタロックモニタスイッチ,インタロッ
クスイッチの常閉側接点を介して電源に接続する。
(作用) ドアを開放すると、ヒューズ,インタロックモニタス
イッチ,インタロックスイッチの常閉側接点を介してラ
ンプへの通電路が形成される。調理時は、ヒューズ,第
1リレーの接点,インタロックスイッチの常開側接点を
介してランプへの通電路が形成される。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。なお、図面において第5図ないし第7図と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
第1図に示すように、高周波発振回路5をヒューズ2,
マグネトロンサーマル3,リレー接点21a,セカンダリィイ
ンタロックスイッチ4b,リレー接点22a,プライマリィイ
ンタロックスイッチ40aの常開側接点を介して電源1に
接続する。
インタロックモニタスイッチ4cをヒューズ2,マグネト
ロンサーマル3,プライマリィインタロックスイッチ40a
の常開側接点を介して電源に接続する。
ランプ11をヒューズ2,マグネトロンサーマル3,リレー
接点21a,プライマリィインタロックスイッチ40の常開側
接点を介して電源1に接続する。
さらに、ランプ11については、ヒューズ2,マグネトロ
ンサーマル3,インタロックモニタスイッチ4c,プライマ
リィインタロックスイッチ40aの常閉側接点を介しても
電源1に接続する。
マグネトロン冷却用ファンモータ12をヒューズ2,マグ
ネトロンサーマル3,リレー接点21a,セカンダリィインタ
ロックスイッチ4b,プライマリィインタロックスイッチ4
0の常開側接点を介して電源1に接続する。
制御部20は、第2図に示すように、従来のマイクロコ
ンピュータ30に代わってマイクロコンピュータ50を有
し、そのマイクロコンピュータ50にリレードライブ回路
31およびドア開放検出回路32を接続している。すなわ
ち、マイクロコンピュータ50は、ドア開放検出回路32か
らドア開放の指令を受けると、それに応答してリレー駆
動回路31に駆動指令を与えるようになっている。
つぎに、上記のような構成において動作を説明する。
加熱室内に食品を収めるべくドアを開放すると、第3
図に示すように、ヒューズ2,マグネトロンサーマル3,イ
ンタロックモニタスイッチ4c,プライマリィインタロッ
クスイッチ40aの常閉側接点を介してランプ11への通電
路が形成される。これにより、ランプ11が点灯する。
そして、ドアを閉成すると、インタロックモニタスイ
ッチ4cがオフするとともに、プライマリィインタロック
スイッチ40aが切替わることにより、ランプ11が消灯す
る。
ドアの閉成後、操作部23で所望の調理時間を設定する
とともに、調理の開始操作を行なう。すると、制御部20
がリレー21,22を付勢し、接点21a,22aのオンによって高
周波発振回路5が動作する。つまり、調理の開始とな
る。
この調理時、第4図に示すように、ヒューズ2,マグネ
トロンサーマル3,接点21a,プライマリィインタロックス
イッチ40aの常開側接点を介してランプ11への通電路が
形成される。これにより、ランプ11が点灯する。
設定調理時間が経過すると、制御部20がリレー21,22
を消勢する。つまり、マグネトロン5の動作が停止し、
調理終了となる。
この調理終了時、接点21aのオフによってランプ11が
消灯する。
食品を取出すべくドアを開放すると、第3図に示した
通電路によってランプ11が点灯する。
このように、ドアの開閉に応動するスイッチの数は四
つと少ないながらも加熱室内照明用のランプ11を的確に
制御することができる。
したがって、コストの低減および構成の簡略化が図れ
る。
しかも、制御部20においては、リレードライブ回路、
31の駆動をマイクロコンピュータ50の信号のみに限定し
ているので、第2図に破線矢印で示すように、ドアオー
プンモニタスイッチ4dに伝わったノイズがマイクロコン
ピュータ50に侵入可能な経路はドア開放検出回路32から
のみとなり、誤動作し難くなる。つまり、信頼性の向上
となる。
また、プライマリィインタロックスイッチ40aが溶着
故障した場合はインタロックモニタスイッチ4cを介して
ヒューズ2に対する短絡回路が形成され、ヒューズ2溶
断される。これは、従来の回路でもそうなっているが、
この発明ではさらにリレー接点21aに溶着故障が生じた
場合において、プライマリィインタロックスイッチ40a
の常閉側接点を介してヒューズ2に対する短絡回路が形
成されることになり、さらに安全である。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、高周波発振回路
と、加熱室内照明用のランプと、加熱室内のドア閉成時
に作動して常開側接点をオンし前記ドアの開放時は非作
動となって常閉側接点をオンする双方向接点式のインタ
ロックスイッチと、前記ドアの閉成時にオンし開放時は
オンするインタロックモニタスイッチと、調理器全般の
制御を行うマイクロコンピュータの信号のみにより駆動
制御される加熱制御用の第1リレーおよび第2リレーと
を設け、前記高周波発振回路をヒューズ,第1リレーの
接点,第2リレーの接点,インタロックスイッチの常開
側接点を介して電源に接続し、前記インタロックモニタ
スイッチを前記ヒューズ,インタロックスイッチの常開
側接点を介して電源に接続し、前記ランプをヒューズ,
第1リレーの接点,インタロックスイッチの常開側接点
を介して電源に接続し、かつ前記ランプをヒューズ,イ
ンタロックモニタスイッチ,インタロックスイッチの常
閉側接点を介して電源に接続したので、ドアの開閉に応
動するスイッチの数が少ないながらも加熱室内照明用の
ランプを的確に制御することができ、これによりコスト
の低減および構成の簡略化が図れ、さらにはノイズによ
る誤動作の心配のない信頼性にすぐれた調理器を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における電気回路の構成を
示す図、第2図は同実施例における制御部の要部の構成
を示す図、第3図および第4図はそれぞれ同実施例の動
作を説明するための図、第5図および第6図はそれぞれ
従来の電子レンジの電気回路の構成を示す図、第7図は
第5図および第6図における制御部の要部の構成を示す
図である。 1……商用交流電源、40a……プライマリィインタロッ
クスイッチ、4b……セカンダリィインタロックスイッ
チ、4c……インタロックモニタスイッチ、4d……ドアオ
ープンモニタスイッチ、5……高周波発振回路、11……
ランプ、20……制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波発振回路と、加熱室内照明用のラン
    プと、加熱室のドアの閉成時に作動して常開側接点をオ
    ンし前記ドアの開放時は非作動となって常閉側接点をオ
    ンする双方向接点式のインタロックスイッチと、前記ド
    アの閉成時にオフし開放時はオンするインタロックモニ
    タスイッチと、調理器全般の制御を行うマイクロコンピ
    ュータの信号のみにより駆動制御される加熱制御用の第
    1リレーおよび第2リレーとを具備し、前記高周波発振
    回路をヒューズ、第1リレーの接点、第2リレーの接
    点、インタロックスイッチの常開側接点を介して電源に
    接続し、前記インタロックモニタスイッチを前記ヒュー
    ズ、インタロックスイッチの常開側接点を介して電源に
    接続し、前記ランプをヒューズ、第1リレーの接点、イ
    ンタロックスイッチの常開側接点を介して電源に接続
    し、かつ前記ランプをヒューズ、インタロックモニタス
    イッチ、インタロックスイッチの常閉側接点を介して電
    源に接続したことを特徴とする調理器。
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