JP2002191827A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
一部を変更したり、一部の部品を交換あるいは追加する
ような、不正な改変を防止すること。 【解決手段】 制御基板90と、前記制御基板を収容す
る制御基板ボックスとを備えた遊技機において、前記制
御基板90の表側は前記制御基板90に取付けられてい
るコネクタ92a〜92eの配置領域94に配線パター
ンが設けられておらず、前記制御基板90の裏側はほぼ
全域に配線パターンが設けられていることを特徴とする
遊技機。
Description
式遊技機等の遊技機に関する。
例えば大当たりの判定を行ったり大入賞装置の開閉を制
御するための制御基板(制御装置と呼ばれることもあ
る)が備えられている。この制御基板の本質はマイクロ
コンピュータであって、その動作はROMに格納されて
いるプログラムに従っている。
の発生や大入賞装置の開放を任意に操作できるわけで、
そうしたプログラムの改変により不当な利得を図ること
も皆無ではなかった。このプログラムの改変は、実際に
は改変したプログラムを格納するROMあるいはそのよ
うなROMを含むワンチップマイコンを正規のものと交
換することによって行われ、ときには基板の配線の改変
等も行われていた。なお、このような不正なROM交換
は、弾球遊技機に限られるわけではなく、回胴式遊技機
(スロットマシン)等でも行われていた。
OMの交換や配線の改変等の有無を目視で調べることが
可能なようにすることが求められている。
になされたものであり、配線パターンの一部を変更した
り、一部の部品を交換あるいは追加するような、不正な
改変を防止することを目的としている。
に、本発明の請求項1に記載の遊技機は、制御基板の表
側は前記制御基板に取付けられているコネクタの配置領
域に配線パターンが設けられておらず、前記制御基板の
裏側はほぼ全域に配線パターンが設けられていることを
特徴とする。
は全く露出されない。したがって、配線パターンの一部
を変更したり、一部の部品を交換あるいは追加するよう
な、不正な改変を確実に防止できる。
制御基板ボックスから配置領域の表側が露出しているよ
う構成することができる。
照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的
に説明する。
本体は公知技術に従っているので、その図示と説明は省
略)の始動入賞装置への入賞をきっかけとして大当たり
の判定を行ったり可変入賞装置の開閉の制御等を実行す
る制御基板10には、詳細の図示は省略するが、配線パ
ターンがプリントされ、CPU、ROM、RAM等のデ
ィバイスや抵抗、コンデンサ等さまざまな電気部品が実
装され、外部(パチンコ機の各部に設置されているセン
サ類や制御対象となる装置等)と制御基板10とを接続
するための複数のコネクタ12が取付けられている。ま
た、制御基板10の1隅の裏面にコーナ電極13が設け
られている。このコーナ電極13は、配線パターンの一
部とされている対地アース用のプリント配線(図示略)
に接続されており、対地アース用のプリント配線はコネ
クタ12の対地アース用端子(図示略)に接続されてい
る。
クス14は、いずれも透明プラスチック製の上箱部1
6、下箱部18およびコネクタガイド20にて構成され
ている。なお、制御基板ボックス14をパチンコ機に取
付けた際には、下箱部18がパチンコ機の本体側にな
る。
が設けられており、ハーネス孔22の下端部24とコネ
クタガイド20の上縁部26とは互いに整合する形状と
なっている。また、上箱部16には、多数の通気孔28
が設けられている。さらに、上箱部16の側面には、板
状のビス通30と筒状のビス通32が設けられている。
各ビス通32は、一対の腕34を介して上箱部16の本
体36に連結されている。これらの腕34は、例えばビ
ス通32と本体36との間にドライバのようなものを差
し込んで力を加えると、比較的たやすく破壊できる。
側面38には、制御基板ボックス14をパチンコ機本体
に装着するための取付ピン40が立設され、ビス通30
に対応するビス受42とビス通32に対応するビス受4
4が設けられている。また、図1〜図3に示すように、
側面38の内側には中継手段として機能し、全体がプラ
スチック製のために強度が充分と言えない下箱部18
(特に側面38)を補強する補強手段ともなるステンレ
ス板46が貼られている。
板46には下箱部18の底18aに沿って延出された舌
部48が設けられており、この舌部48は底18aとフ
ィルム押50とによって挟持されている。また、図2に
示すように、ステンレス板46には、下箱部18の四隅
に対応して、有孔の爪49が設けられている。図2及び
図4に示すように、下箱部18には、各爪49に対応す
る位置にビス受51が設けられている。
部48に重なる部分が凸となっている他はほぼ下箱部1
8の内周形状に沿った形状で、底18aに対してほぼ垂
直となる外周部52と底18aにほぼ平行となる内周部
54とからなり、内周部54の内側には窓状の孔56が
形成されている。また、外周部52には取付片58が設
けられ、この取付片58を貫通するビス60により下箱
部18の底18aに取付けられている。そして、図2、
図3および図5に示すように、下箱部18の底18aの
内側には、導電性フィルム62が貼られていて、この導
電性フィルム62の周縁部をフィルム押50と底18a
とで挟持している。
フィルムの表面に酸化インジウム錫(Indium Tin Oxid
e、ITO)等をスパッタリング法により蒸着した透明誘導
フィルム(東レ株式会社、商品名ハイビーム125L−
CH22)であり、JIS.C2318による表面抵抗
値は300Ω/□、JIS.K6714による光線透過
率は84〜88でほとんど透明である。
底には、複数のコネクタ12のそれぞれに整合する形状
の複数のコネクタ孔20a〜20hが設けられており、
図5に示されるように各コネクタ12は対応するコネク
タ孔20a〜20hを貫通してハーネス孔22側に露出
される。
制御基板10を収容するには、まず図1に示されるよう
に制御基板10を下箱部18に入れ、制御基板10の四
隅に設けられているビス孔(図示略)にビス70を貫通
させる。これらのビス70はステンレス板46の爪49
を貫通してビス受51に達するから、そこでビス70を
ビス受51に螺合させる。これで制御基板10が下箱部
18に固定されたことになる。このとき、導電性フィル
ム62は、ステンレス板46を介して制御基板10のコ
ーナ電極13と接続された状態になる。
0a〜20hにコネクタ12を貫通させて、コネクタガ
イド20を制御基板10上に載せてから、上箱部16を
下箱部18にかぶせるようにして載せる。そして、ビス
通30とビス受42、ビス通32とビス受44を整合さ
せ、4組のビス通30とビス受42をビスで螺着し、一
側面38につき1組(合計2組)のビス通32とビス受
44を特殊ビスで螺着する。これにより、制御基板10
を収容して制御基板ボックス14が閉鎖されたことにな
る。このように制御基板ボックス14が閉鎖された際に
は、コネクタガイド20はコネクタ孔20a〜20hを
貫通しているコネクタ12によって制御基板10の面に
沿っての移動を規制され、上箱部16と下箱部18とに
よって制御基板10の面に垂直の方向に沿っての移動を
規制されるので、コネクタガイド20を取り外すことは
できない。また、制御基板10と外部との入出力は、ハ
ーネス孔22を通してコネクタ12に連結されたケーブ
ル類を介して行われる。
にはドライバが効くがゆるめ方向には効かない。したが
って、一旦螺着した後は例えばビス通32を破壊しない
かぎり、上箱部16と下箱部18とを分離できない。よ
って、そうした破壊の痕跡の有無により、制御基板ボッ
クス14が開閉されたか否かを判別できる。
では、透明な導電性フィルム62を下箱部18の底18
aに貼っているので、導電性フィルム62が電磁波を吸
収するからシールド性が確保され、また導電性フィルム
62からの空中放電により静電気が放出されるので過剰
に蓄積された静電気によって制御基板10の動作に障害
が発生することも防止できる。
ス板46およびコーナ電極13を経て制御基板10の対
地アース用端子に接続されているから、対地アース用端
子を通じて導電性フィルム62を対地アースでき、静電
気の蓄積防止効果を一層良好にできる。なお、ステンレ
ス板46は、全体がプラスチック製のために強度が充分
と言えない下箱部18(特に側面38)を補強する補強
手段ともなっている。このステンレス板46のように、
一部材に中継手段と補強手段とを兼ねさせるためには、
通電性(中継手段)と適度の強度(補強手段)の有る材
質を使用すればよい。もし、中継手段と補強手段を別々
に設けるなら、中継手段としては金属や通電性樹脂など
の導通性のある材料を用いればよく、補強手段は必要に
応じた強度を有する材質であればよい。
部18の底18aに導電性フィルム62を貼っているの
で、パチンコ機の通路を移動する遊技球によって発生す
る静電気により制御基板ボックス14が帯電するのを効
率よく防止できる。また、この制御基板ボックス14で
は、コネクタガイド20を用い、上箱部16にハーネス
孔22を設けたことにより、コネクタ12だけを外部に
露出し、配線パターンは全く露出されない。したがっ
て、配線パターンの一部を変更したり、一部の部品を交
換あるいは追加するような、不正な改変を確実に防止で
きる。
である。このコネクタガイド80は実施例のコネクタガ
イドとは、コネクタ孔80a〜80eの形状および個数
が異なっている。これは、弾球遊技機の機種によって制
御基板に接続される配線数(入出力数)が異なるため、
それに応じてコネクタの形状および個数が異なることに
よる。そして、このように機種に応じて変化するコネク
タの形状および個数に合わせたコネクタガイドを用いれ
ば、制御基板ボックスの上下の箱部の形状を変更せずと
もさまざまな機種に対応できる。よって、制御基板ボッ
クスの設計、製造に関わる人的資源および物的資源を節
約することができる。 (変形例2)図7および図8に示すのは制御基板の配線
パターンの一変形例である。図7に示すように、この制
御基板90の表側では、コネクタ92a〜92eの配置
領域94には配線パターンは設けられていない(一点鎖
線の内側の配線パターンの図示は省略している)。一
方、図8に示すように、裏側では、配置領域94の裏面
も含めてほぼ全域に配線パターンが設けられていて(一
点鎖線の内側の配線パターンの図示は省略している)、
コネクタ92a〜92eは裏側の配線パターンに接続さ
れている。
れるように、下箱部96にて制御基板90の裏側全域を
覆い、上箱部98にては表側の配置領域94を除く部分
を覆って、コネクタ92a〜92eを露出させることが
できる。その際にコネクタ92a〜92eと共に露出さ
れる配置領域94には配線パターンが存在しないから、
配線パターンの一部を変更したり、一部の部品を交換あ
るいは追加するような、不正な改変を確実に防止でき
る。なお、下箱部96には実施例と同様に導電性フィル
ム(図示は省略)が貼られているので、実施例と同様の
効果を発揮できる。
明の実施の形態について説明したが、本発明はこのよう
な実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでも
ない。
る。
平面図である。
る。
る。
短辺に沿った部分断面図である。
スの構造の説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 制御基板と、前記制御基板を収容する制
御基板ボックスとを備えた遊技機において、前記制御基
板の表側は前記制御基板に取付けられているコネクタの
配置領域に配線パターンが設けられておらず、前記制御
基板の裏側はほぼ全域に配線パターンが設けられている
ことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記制御基板ボックスから前記配置領域
の表側が露出していることを特徴とする請求項1に記載
の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001380935A JP2002191827A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001380935A JP2002191827A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33039897A Division JP3669546B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002191827A true JP2002191827A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=19187274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001380935A Pending JP2002191827A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002191827A (ja) |
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- 2001-12-14 JP JP2001380935A patent/JP2002191827A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071203 |