JP3021286B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP3021286B2 JP14620794A JP14620794A JP3021286B2 JP 3021286 B2 JP3021286 B2 JP 3021286B2 JP 14620794 A JP14620794 A JP 14620794A JP 14620794 A JP14620794 A JP 14620794A JP 3021286 B2 JP3021286 B2 JP 3021286B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用電源に接続された
整流回路に、コンデンサ,加熱コイル,該加熱コイルへ
の通電を制御する制御電極を有したスイッチング素子等
からなるインバータ回路を接続し、該インバータ回路の
スイッチング素子の制御電極に信号を与えることにより
該スイッチング素子をオン・オフさせ、上記加熱コイル
に高周波電流を通電し調理鍋を電磁誘導加熱するように
した誘導加熱調理器に関し、調理器本体内部に煮汁や水
等が侵入した場合でもプリント基板の発煙を抑えること
ができる安全な誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような安全な誘導加熱調理器とし
て特開昭63−141287号公報に記載の提案が出願
人によってなされている。その概要を図4及び図5に基
づいて説明する。
【0003】図4は誘導加熱調理器の基本的な電気回路
図、図5はその回路を配設したプリント基板を裏面から
見た一部拡大平面図であり、商用電源11に電流ヒュー
ズ12を介して全波整流用の整流回路13が接続され、
該整流回路13の出力端子には平滑用のコンデンサ1
4,加熱コイル15,共振コンデンサ16及び制御電極
を有するスイッチング素子17からなるインバータ回路
18が接続されるとともに、上記スイッチング素子17
のベース端子には制御回路19からの制御信号に基づい
てスイッチング素子17をオン・オフするドライブ回路
20が接続されていた。そして、図5に示すように上記
の部品を配設接続するパターン21,22の間に配設さ
れたパターン配線23が上記スイッチング素子17のベ
ース端子に接続されていた。
【0004】したがって、例えばコンデンサ24の端子
に煮汁等の液状侵入物が侵入してきた場合、コンデンサ
24の端子を接続するパターン21,22の近傍にスイ
ッチング素子17のベースに接続されたパターン配線2
3が配設されているので、コンデンサ24のマイナス側
との間でレヤーショートが起こればベース信号がLow
となったのと同じことになって誘導加熱が停止し、使用
者は異常があったと判断していた。
【0005】また、コンデンサ24のプラス側との間で
レヤーショートが起これば、ベース信号がHighのま
まになったのと同じになり、スイッチング素子17がO
N状態となって過大電流が流れ電流ヒューズ12が溶断
して誘導加熱が停止するので、使用者は異常があったと
判断していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のものにおいて
は、電流ヒューズとスイッチング素子のベースに接続さ
れたパターン配線とが近接でしかも同一プリント基板上
で同一平面上にあるため、本体内部に煮汁や水等の液状
侵入物が侵入し、スイッチング素子がON状態となりイ
ンバータ回路に過大電流が流れ、電流ヒューズが溶断し
てインバータ回路の入力を遮断しても、このとき、液状
侵入物が電流ヒューズを配設接続しているプリント基板
裏面の端子部の両端まで侵入する虞れがあり、この場
合、電流ヒューズが溶断しても液状侵入物によりインバ
ータ回路に電圧が印加されたままとなって発煙や発火に
至る危険性があった。
【0007】本発明の誘導加熱調理器は上記の問題に鑑
みなされてものであり、電流ヒューズをプリント基板に
配設したインバータ回路の部品よりも高い位置に設ける
ことにより、電流ヒューズの溶断後において電流ヒュー
ズを接続したプリント基板のパターン部分が液状侵入物
によって短絡状態になるのを防ぐことを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の誘導加熱調理器は、商用電源に接続された
整流回路に、コンデンサ,加熱コイル,該加熱コイルへ
の通電を制御する制御電極を有したスイッチング素子等
からなるインバータ回路を接続し、該インバータ回路の
スイッチング素子の制御電極に信号を与えることにより
該スイッチング素子をオン・オフさせ、上記加熱コイル
に高周波電流を通電し調理鍋を電磁誘導加熱するように
した誘導加熱調理器において、上記インバータ回路を配
設したプリント基板に設けられたスイッチング素子の制
御電極を接続するための制御電極パターンを、煮汁,水
等の液状侵入物により上記スイッチング素子の制御電極
がインバータ回路の高電圧側や交流電源と短絡するよう
にプリント基板のパターン間に延設し、上記煮汁,水等
の液状侵入物により上記スイッチング素子が上記インバ
ータの高電圧側や交流電源と短絡し該スイッチング素子
が破壊して流れる過電流により溶断して上記直流電源へ
の電力供給を遮断する電流ヒューズを電流ヒューズ用プ
リント基板に配設し、該電流ヒューズ用プリント基板を
上記プリント基板の上方に配設する。
【0009】また、上記電流ヒューズを上記インバータ
回路と同一のプリント基板に配設し、該プリント基板の
電流ヒューズを配設した部分が他の部分より垂直方向で
上方位置になるよう当該プリント基板を傾斜させて配設
する。
【0010】
【作用】上記の誘導加熱調理器においては、本体内部に
煮汁や水等の液状侵入物が侵入し、スイッチング素子が
ON状態となりインバータ回路に過大電流が流れると、
電流ヒューズが溶断してインバータ回路の入力を遮断し
煙の発生を防ぐ。このとき、電流ヒューズは電流ヒュー
ズ用プリント基板に配設され、この電流ヒューズ用プリ
ント基板はインバータ回路を配設したプリント基板より
も上方に配設されているので、電流ヒューズを接続した
電流ヒューズ用プリント基板の接続部分が液状侵入物に
より短絡されることがなく、インバータ回路に電圧が印
加されず煙の発生を確実に防いでいる。
【0011】また、電流ヒューズをインバータ回路と同
一のプリント基板に配設し、このプリント基板を傾斜さ
せて配設することにより、電流ヒューズの接続部分が液
状侵入物によって短絡するのを防いでいる。
【0012】
【実施例】本発明の誘導加熱調理器に第1実施例を図1
及び図2とともに説明する。図1は本発明の誘導加熱調
理器の第1実施例の概略断面図、図2はインバータ回路
を配設したプリント基板を裏面から見た部分拡大平面図
である。
【0013】本発明の誘導加熱調理器の第1実施例は、
商用電源(電源コード)1に電流ヒューズ2を介して全
波整流用の整流回路(図示せず)が接続され、該整流回
路の出力端子には平滑用のコンデンサ3,加熱コイル
4,共振コンデンサ5及び制御(ベース)電極を有する
スイッチング素子6からなるインバータ回路が接続され
るとともに、上記スイッチング素子6のベース端子には
制御回路(図示せず)からの制御信号に基づいて該スイ
ッチング素子6をオン・オフするドライブ回路(図示せ
ず)が接続されている。
【0014】上記インバータ回路を構成するコンデンサ
3,加熱コイル4,共振コンデンサ5,スイッチング素
子6はプリント基板7に配設され、夫々の部品の端子は
該プリント基板7に形成されたパターン8,9に接続さ
れている。そして、図2にように上記の部品を配設接続
するパターン8,9の間に延設された制御電極パターン
10が上記スイッチング素子6のベース端子に接続され
ている。
【0015】上記プリント基板7は調理器本体11内部
に配設され、該プリント基板7の上方に上記電流ヒュー
ズ2を配設した別基板である電流ヒューズ用プリント基
板12を配設し、上記調理器本体11内部の上部に上記
加熱コイル4を配設し当該調理器本体11の上部に載置
された調理鍋13を誘導加熱する。
【0016】上記構成の誘導加熱調理器は、調理器本体
11に調理鍋13を載置して誘導加熱を行ううち該調理
鍋13から煮汁14がふきこぼれ、この煮汁14が調理
器本体11の側面に開口された冷却空気を取り入れる
(または排気を行う)開口部15から調理器本体11内
部に侵入し、例えばコンデンサ34の端子部分まで煮汁
14が侵入してきた場合、コンデンサ3の端子を接続す
るパターン8,9の近傍にスイッチング素子6のベース
に接続された制御電極パターン10が配設されているの
で、制御電極パターン10とコンデンサ3のマイナス側
との間で煮汁14によりレヤーショートが起こればベー
ス信号がLowとなったのと同じことになって誘導加熱
が停止し、使用者は異常があったと判断していた。
【0017】また、制御電極パターン10とコンデンサ
3のプラス側との間でレヤーショートが起これば、ベー
ス信号がHighのままになったのと同じになり、スイ
ッチング素子6がON状態となって過大電流が流れ電流
ヒューズ2が溶断して誘導加熱が停止するので、使用者
は異常があったと判断することができる。
【0018】このとき、電流ヒューズ2は電流ヒューズ
用プリント基板12に配設され、上記プリント基板7の
上方に配設されているので、電流ヒューズ用プリント基
板12まで煮汁14が侵入することはなく、電流ヒュー
ズ2が溶断したのにもかかわらず、煮汁14によって電
流ヒューズ2の接続部分が短絡しインバータ回路へ電圧
を引火することなく、発煙の危険を確実に防止すること
ができる。
【0019】次に、本発明の誘導加熱調理器の第2実施
例を図3とともに説明する。図3は誘導加熱調理器の第
2実施例の概略断面図である。
【0020】本発明の誘導加熱調理器の第2実施例にお
いては、電流ヒューズ2をインバータ回路のコンデンサ
3,加熱コイル4,共振コンデンサ5,スイッチング素
子6を配設したプリント基板16に配設し、該電流ヒュ
ーズ2を配設した部分が他の部品を配設した部分よりも
垂直方向で上方位置になるように上記プリント基板16
を傾斜させて配設している。
【0021】上記構成の第2実施例においても上記の第
1実施例と同様の効果を奏し、しかも、電流ヒューズ2
を他の部品を配設したプリント基板16に配設している
ので、電流ヒューズ2のみを配設する特別なプリント基
板を設ける必要がなく、部品点数を減少させるとととも
に組立工数を減少させることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の誘導加熱調理器は上記のような
構成であるから、煮汁や水等の液状侵入物が侵入し、ス
イッチング素子がON状態となりインバータ回路に過大
電流が流れると、電流ヒューズが溶断してインバータ回
路の入力を遮断し発煙の発生を防ぐことができる。しか
も、電流ヒューズは電流ヒューズ用プリント基板に配設
されインバータ回路を配設したプリント基板よりも上方
に配設されているので、電流ヒューズを接続した電流ヒ
ューズ用プリント基板の接続部分まで液状侵入物が侵入
することなく、液状侵入物により電流ヒューズの接続部
分が短絡されず、インバータ回路に電圧が印加されず発
煙,発火を確実に防止することができる。
【0023】また、電流ヒューズを他の部品を配設した
プリント基板に配設しているので、電流ヒューズのみを
配設する特別なプリント基板を設ける必要がなく、部品
点数を減少させるととともに組立工数を減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導加熱調理器の第1実施例を示す概
略断面図である。
【図2】図1のインバータ回路を配設したプリント基板
を裏面から見た部分拡大平面図である。
【図3】本発明の誘導加熱調理器の第2実施例を示す概
略断面図である。
【図4】従来の誘導加熱調理器基本的な電気回路図であ
る。
【図5】図4のインバータ回路を配設したプリント基板
を裏面から見た一部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 商用電源(電源コード) 2 電流ヒューズ 3 コンデンサ 4 加熱コイル 5 共振コンデンサ 6 スイッチング素子 7 プリント基板 8,9 パターン 10 制御電極パターン 12 電流ヒューズ用プリント基板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源に接続された整流回路に、コン
    デンサ,加熱コイル,該加熱コイルへの通電を制御する
    制御電極を有したスイッチング素子等からなるインバー
    タ回路を接続し、該インバータ回路のスイッチング素子
    の制御電極に信号を与えることにより該スイッチング素
    子をオン・オフさせ、上記加熱コイルに高周波電流を通
    電し調理鍋を電磁誘導加熱するようにした誘導加熱調理
    器において、 上記インバータ回路を配設したプリント基板に設けられ
    たスイッチング素子の制御電極を接続するための制御電
    極パターンを、煮汁,水等の液状侵入物により上記スイ
    ッチング素子の制御電極がインバータ回路の高電圧側や
    交流電源と短絡するようにプリント基板のパターン間に
    延設し、 上記煮汁,水等の液状侵入物により上記スイッチング素
    子が上記インバータの高電圧側や交流電源と短絡し該ス
    イッチング素子が破壊して流れる過電流により溶断して
    上記直流電源への電力供給を遮断する電流ヒューズを電
    流ヒューズ用プリント基板に配設し、 該電流ヒューズ用プリント基板を上記プリント基板の上
    方に配設したことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 上記電流ヒューズを上記インバータ回路
    と同一のプリント基板に配設し、 該プリント基板の電流ヒューズを配設した部分が他の部
    分より垂直方向で上方位置になるよう当該プリント基板
    を傾斜させて配設したことを特徴とする請求項1記載の
    誘導加熱調理器。
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KR102175642B1 (ko) * 2019-07-03 2020-11-06 (주)쿠첸 과전류를 방지하는 가열 장치

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