JP2853349B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2853349B2
JP2853349B2 JP3832891A JP3832891A JP2853349B2 JP 2853349 B2 JP2853349 B2 JP 2853349B2 JP 3832891 A JP3832891 A JP 3832891A JP 3832891 A JP3832891 A JP 3832891A JP 2853349 B2 JP2853349 B2 JP 2853349B2
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利明 岩井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導加熱調理器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波磁界により負荷鍋底に渦電
流を誘起して加熱する誘導加熱調理器は、清潔で安全
で、高熱効率な調理手段として注目されており、さら
に、200Vの電源利用により、高出力化が図られてい
る。
【0003】以下、図3を参照しながら従来の誘導加熱
調理器について説明する。図に示すように、負荷鍋1を
誘導加熱して調理する加熱コイル2と商用電源3を高周
波に変換して加熱コイル2に供給するインバータなどの
周波数変換装置4と周波数変換装置4あるいは加熱コイ
ル2を冷却する冷却ファンモータ5と電源スイッチ6と
ヒューズ7と加熱スイッチ13が設けられている。また
コネクタ12が設けられこのコネクタ12のふたつの端
子は電源スイッチ6の負荷側の電源線間に接続され、誘
導加熱調理器付近に設置された換気ファンモータ8の電
源用として使用できるようになっている。さらに、負荷
鍋1を載置するセラミックプレート9の裏面には温度セ
ンサー10が接しておりこの温度センサー10の信号を
周波数変換装置4に含まれる制御回路が検知して、セラ
ミックプレート9裏面温度が高温のときは発光ダイオー
ド11を点灯する構成になっている。
【0004】上記構成において、電源スイッチ6を投入
すると誘導加熱調理器内部の冷却ファンモータ5が駆動
され内部の部品を冷却するとともに、室内の換気ファン
モータ8が回転を開始して誘導加熱調理器によって調理
されている被調理物からでる水蒸気や煙などを室外に排
出する。加熱スイッチ13を押すと周波数変換装置4が
動作して加熱コイル2に高周波電流が供給され負荷鍋1
を加熱する。負荷鍋1が加熱され高温になるとその熱が
トッププレート9に伝導しさらに温度センサー10へと
伝わる。温度センサー1が約90℃になると周波数変換
装置4に含まれる制御回路がこれを検知して発光ダイオ
ード11を点灯させて火傷などをしないように使用者に
報知することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、電源スイッチ6を投入すると加熱スイッチ13
を押さずとも換気ファンモータ8が駆動されるので、そ
の音により使用者が加熱動作を開始したと誤る恐れがあ
る。また、使用者が周波数変換装置4内部のタイマー装
置で、所定時間後に加熱動作を停止するようにセットし
放置して誘導加熱調理器の近傍から離れた場合に、タイ
マーが動作して誘導加熱調理器が加熱動作を停止しても
電源スイッチ6が投入されたままなので、換気ファンモ
ータ8が継続して動作した状態のままになり不必要に電
力を消費するとともに換気ファンモータ8から不必要に
騒音を発することになる。また、外部から換気ファンモ
ータ8の駆動用としてコネクタ12が設けられている
が、電源スイッチ6を投入した状態で使用者が誤ってコ
ネクタ12の端子間を短絡した場合にはヒューズ7が破
断し誘導加熱調理器の機能が停止する。さらに、誘導加
熱調理器が負荷鍋1を加熱してトッププレート6が負荷
鍋1からの熱を受け高温になった時、温度センサーがこ
れを検知して発光ダイオード11を点灯させるが、この
時、電源スイッチ6をオフにすると周波数変換装置4の
制御回路の電源が供給されないので発光ダイオード11
は消灯する。したがってこの時負荷鍋1を除去すると発
光ダイオード6がオフしているので使用者はトッププレ
ート6が冷えていると思って、負荷鍋の載置してあった
トッププレート6の表面に触れた場合に火傷をする恐れ
がある。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、室内
の換気装置を誘導加熱調理器の冷却装置の動作と関連性
を持たせて効率よく動作せしめ、換気装置の動作時間を
必要最低限に短縮ことによって、換気装置の消費電力を
節約し換気装置から発する騒音の影響を低減することを
第1の目的としている。
【0007】第2の目的は、室内の換気装置を誘導加熱
調理器の冷却装置の動作と関連性を持たせて効率よく動
作せしめるとともにその出力を短絡しても誘導加熱調理
器本体に影響を与えない、換気装置のオン,オフを制御
する制御出力手段を提供することにある。
【0008】第3の目的は、調理後トッププレートが高
温になっているときに加熱動作を停止した場合、使用者
がまだトッププレートが高温であるとの認識をせずそれ
に触れて火傷をするのを防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして上記第1の目的を
達成するために本発明は、負荷鍋を誘導加熱する加熱コ
イルと、商用電源を高周波電源に変換し前記加熱コイル
に高周波電流を供給する周波数変換装置と、前記周波数
変換装置の電気部品を冷却する冷却ファンモータと、直
流電源または交流電源間に前記冷却ファンモータと直列
接続され、前記周波数変換装置の加熱動作にほぼ連動し
て前記冷却ファンモータを駆動するスイッチング素子
と、前記周波数変換装置の配置された室内の換気装置の
オンオフを制御する信号を出力する換気装置制御信号出
力手段を備え、前記換気装置制御信号出力手段は前記ス
イッチング素子の駆動と同期してオン信号を出力する構
成としたものである。
【0010】また上記第2の目的を達成するために本発
明は、負荷鍋を誘導加熱する加熱コイルと、商用電源を
高周波電源に変換し前記加熱コイルに高周波電流を供給
する周波数変換装置と、前記周波数変換装置の電気部品
を冷却する冷却ファンモータと、直流電源または交流電
源間に前記冷却ファンモータと直列接続され、前記周波
数変換装置の加熱動作にほぼ連動して前記冷却ファンモ
ータを駆動するスイッチング素子と、前記周波数変換装
置の配置された室内の換気装置のオンオフを制御する信
号を出力する挿抜可能な出力端子を含む換気装置制御信
号出力手段を備え、前記換気装置制御信号出力手段は前
記冷却ファンモータに並列に接続され、前記冷却ファン
モータに印加する電圧を制限する抵抗を介してモニター
し、その電圧の有無に応じて前記出力端子に信号を出力
する構成としたものである。
【0011】また第3の目的を達成するために本発明
は、負荷鍋を誘導加熱する加熱コイルと、商用電源を高
周波電源に変換し前記加熱コイルに高周波電流を供給す
る周波数変換装置と、前記周波数変換装置の加熱動作に
ほぼ連動し電気部品を冷却する冷却ファンモータと、負
荷鍋を載置する天板の温度に応じて点灯もしくは表示す
る表示装置を備え、前記表示装置は前記冷却ファンモー
タのオンオフに連動して点灯もしくは表示モードを変更
する構成としたものである。
【0012】
【作用】本発明の誘導加熱調理器は、上記請求項1の構
成により、直流電源または交流電源間に冷却ファンモー
タがスイッチング素子と直列に接続され、そのスイッチ
ング素子によって周波数変換装置の加熱動作とほぼ連動
して冷却ファンモータが駆動される。また前記スイッチ
ング素子の駆動に同期して換気装置制御信号出力手段が
周波数変換装置の配置された室内の換気装置のオンオフ
を制御する信号を出力するので、電源スイッチを投入し
て周波数変換装置がまだ加熱状態になく待機状態にある
ときには換気装置は動作せず、周波数変換装置の加熱動
作とほぼ連動して換気装置が同時に動作する。したがっ
て電源スイッチを投入するだけで不必要に換気装置が動
作するようなことはなく、加熱動作中の誘導加熱調理器
の排気口からでる周波数変換装置の構成部品を冷却した
後の暖かくなった排気(空気)や加熱動作によって被調
理物から発生する煙や水蒸気あるいは高温になった被加
熱物によって熱くなった空気を効率よく室外に排気する
ものである。
【0013】また上記請求項2の構成により直流あるい
は交流電源間に、周波数変換装置の加熱動作にほぼ連動
して導通するスイッチング素子と冷却ファンモータが直
列に接続され、この冷却ファンモータと並列に室内の換
気装置のオンオフを制御する信号を出力する挿抜可能な
出力端子を含む換気装置制御出力手段が接続されてお
り、冷却ファンモータに印加する電圧の有無に応じて前
記出力端子に信号を出力する構成になっているので、周
波数変換装置の加熱動作および冷却ファンモータの動作
に連動して自動的に換気装置を操作することができ、挿
抜可能な出力端子を装着した誘導加熱調理器とすること
ができる。また、換気装置制御出力手段はファンモータ
に印加する電圧を制限抵抗を介してモニターしその電圧
の有無に応じた信号を出力する構成であるので簡単な回
路で実現可能で、使用者が誤って換気装置制御出力手段
の出力端子を短絡しても誘導加熱調理器本体の他の回路
の機能に影響をしないようにすることも容易にできるも
のである。
【0014】さらに、上記請求項3の構成により天板の
温度に応じて点灯もしくは表示する表示装置を備えてお
り、使用者は負荷鍋あるいは天板が高温になったのを認
識できるので、それに触れて火傷をする恐れが少なくな
る。また、加熱動作にほぼ連動した冷却ファンモータの
オンオフに連動して、表示モードを変更するので、加熱
動作を停止して天板の温度が依然として高温の場合に
は、たとえば連続点灯から点滅動作などへとより警告度
合の強い表示モードに変更することにより使用者により
強く火傷の危険があることを訴えることができ使用後の
天板の残熱で使用者あるいは年少者が火傷をする恐れを
いっそう少なくできるものである。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は2口の誘導加熱調理器の回路ブロッ
ク図であるが、この図に示すように第1の加熱コイル1
4に高周波電流を供給する第1のインバータ15と第2
の加熱コイル16に高周波電流を供給する第2のインバ
ータ17とを有し、第1のインバータ15と第2のイン
バータ17の入力は片切電源スイッチ18を介して商用
電源19に接続されている。第1の制御回路20は第1
のインバータ15の発振動作を制御する制御回路を含み
第1の加熱スイッチ21は第1の制御回路20に接続さ
れてこの制御回路そして第1のインバータ15の起動お
よび停止を行う。第2の制御回路22は第2のインバー
タ17の発振動作を制御する制御回路を含み第2の加熱
スイッチ23は第2の制御回路22に接続されてこの制
御回路そして第2のインバータの起動および停止を行
う。第1のインバータ15および第2のインバータ17
を構成するスイッチング半導体あるいはその他の電流部
品を冷却するために冷却ファンモータ24が設けられて
おりこの冷却ファンモータ24は誘導電動式モータで固
定巻き線の入力端子に商用電源電圧が印加されると動作
する。この冷却ファンモータ24の固定巻き線の入力端
子の一端が電源スイッチ18の負荷側の商用電源線に接
続され冷却ファンモータ24の固定巻き線の他端はリレ
ー25の一端に接続されリレー25の他端は電源スイッ
チ18の接続されてない側の商用電源線に接続されてい
る。リレー25の駆動巻き線には、リレー駆動回路26
から駆動信号が供給される。リレー駆動回路26には第
1の加熱スイッチ21が投入されたときに出力する第1
の制御回路20からのリレー駆動信号と第2の加熱スイ
ッチ23が投入されたときに出力する第2の制御回路2
2からのリレー駆動信号がOR回路27に入力されて、
OR回路27からの出力信号はリレー駆動回路26と換
気装置制御信号出力回路28に供給される。換気装置制
御信号出力回路28は挿抜可能なコネクタ(図示されて
いない)が設けられており、換気ファンモータ29bと
換気ファンモータ駆動回路29aを含む換気装置29を
接続することができる構成になっている。
【0017】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、その動作を説明する。電源スイッチ18が投入
され、第1の加熱スイッチ21が投入されると第1の制
御回路20は第1のインバータ15を発振させ、第1の
加熱コイル14に高周波電流を流しその近傍に置かれた
負荷鍋の加熱を開始するとともにOR回路27にリレー
駆動信号を出力し、OR回路27はその信号を受けてリ
レー駆動回路26に信号を送ってリレー25の接点をオ
ンする。リレー25の接点がオンすると冷却ファンモー
タ24に商用電源電圧が印加して、冷却ファンモータ2
4が回転を開始する。また、OR回路27からは同時に
換気装置制御信号出力回路28にオン信号を出力し、換
気装置制御信号出力回路28はそのオン信号を受けて換
気装置駆動信号をその出力端子に出力し、この出力端子
に換気装置29が接続してある場合には、換気ファン駆
動回路29aが、この出力信号を受けて換気ファン29
bを駆動して室内の空気の換気を開始する。また、第2
の加熱スイッチ23が投入された場合には、同様に、第
2の加熱コイル16に高周波電流が供給されるととも
に、OR回路27にリレー駆動信号が入力されるので、
第1の加熱スイッチ21と第2の加熱スイッチ23のい
ずれか一方あるいは両方のスイッチが投入された時に、
冷却ファンモータ24が駆動され、換気装置制御信号出
力回路28の出力端子に換気装置を駆動する信号が出力
される。
【0018】以上のように本実施例によれば、第1の加
熱コイル14あるいは第2の加熱コイル16のいずれか
一方あるいは両方が励起されて加熱状態になると、それ
に連動して誘導加熱調理器の設置された室内の換気装置
が働くので、調理物からでる煙や水蒸気あるいは誘導加
熱調理器の内部の冷却ファンによって誘導加熱調理器の
排気口から出る暖まった空気を効率よく室外に排気でき
る。また、電源スイッチ18が投入されているだけでは
換気装置29および冷却ファンモータ24は動作しない
ので、第1の制御回路20あるいは第2の制御回路22
にタイマー機能が内蔵され、タイマー動作で所定時間後
に加熱動作を停止するようにして、使用者が放置しても
誘導加熱調理器の加熱動作が停止すると同時に冷却ファ
ンモータ24と換気装置29が停止するので換気装置2
9を不必要に動作させて電力を無駄に消費することがな
い。さらに、換気装置は29は、第1のインバータ15
あるいは第2のインバータ17の個別の加熱動作と連動
しているのではなく、いずれかのインバータが動作した
ときに動作する冷却ファンモータ24の動作と連動して
いるのでいずれかのインバータが動作を停止すると換気
装置29も停止してしまうという不都合も生じない。
【0019】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0020】図2は図1と同様2口の誘導加熱調理器の
回路ブロック図であるが、図2において、第1の加熱コ
イル14、第1のインバータ15、第2の加熱コイル1
6、第2のインバータ17、商用電源19、第1の制御
回路20、第1の加熱スイッチ21、第2の制御回路2
2、第2の加熱スイッチ23、冷却ファンモータ24、
換気ファン駆動回路29a、換気ファン29bは、図1
の構成と同様なものである。図1の構成と異なるのは、
図1のリレー25を、スナバ抵抗31とスナバコンデン
サ32の直列回路を並列に接続したトライアック30で
置き換え、図1のリレー駆動回路26とOR回路27の
代わりに、トライアック30のゲート駆動回路として、
トライアック30のゲートとT2端子間に接続された第
1のフォトトライアック34および第2のフォトトライ
アック35の並列回路と抵抗33の直列接続体と、第1
の制御回路20から信号を受けて第1のフォトトライア
ック34を駆動する第1のフォトトライアック駆動回路
36と、第2の制御回路22から信号を受けて第2のフ
ォトトライアック35を駆動する第2のフォトトライア
ック駆動回路37とで構成した点と、図1の換気装置制
御信号出力回路28を、冷却ファンモータ24に並列に
接続した、抵抗28dと接続端子28b,28cからな
るコネクタ28aと抵抗28eの直列回路により構成し
た点と、さらに、第1の加熱コイル14の近傍に配置さ
れ第1の負荷鍋42を載置する第1のセラミックプレー
ト43の裏面に接して設けられた第1の温度センサー4
4からの出力信号と第2の加熱コイル16の近傍に配置
され第2の負荷鍋45を載置する第2のセラミックプレ
ート46の裏面に接して設けられた第2の温度センサー
47からの出力信号に応じて、第1の発光ダイオード4
0あるいは第2の発光ダイオード41を点灯する高温表
示回路39が設けられ、第1のインバータ15と第2の
インバータ17のそれぞれの入力端子の片側に設けられ
た電源スイッチ18a,18bの入力側の商用電源線間
にトランス38の一次巻き線を接続し、二次巻き線を高
温表示回路39に入力してその電源電圧を供給するよう
にし、高温表示回路39はトライアック30のT1端子
の電位とT2端子の接続されていない側の商用電源線の
電位を入力して、その間の電圧の有無に応じて、第1の
発光ダイオード40と第2の発光ダイオード41の点灯
あるいは点滅と点灯モードを変更するように構成した点
である。なお、換気装置29は外部装置でダイオード2
9c,フォトカプラ29d,換気装置駆動回路29a,
換気ファンモータ29bを含んで構成されており、誘導
加熱調理器とはコネクタ28aによって任意に接続ある
いは分離可能であり、フォトカプラ29dのゲート間に
コネクタ28aの端子28b,28cが接続され、ダイ
オード29cによりフォトカプラ29dのゲート部に逆
耐圧が印加しないようになっている。フォトカプラ29
dの出力信号は換気装置駆動回路29aに入力され、フ
ォトカプラ29dの出力信号に応じて換気装置駆動回路
29aが、換気ファンモータ29bを駆動あるいは停止
する。第1の制御回路20はその制御電源を第1の電源
スイッチ18aの負荷側に一次巻き線を接続したトラン
ス48から供給され、第2の制御回路22はその制御電
源を第2の電源スイッチ18bの負荷側に一次巻き線を
接続したトランス49から供給されている。
【0021】上記のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その動作を説明する。第1の電源スイッチ
18aが投入され、そして第1の加熱スイッチが投入さ
れると第1のインバータが発振し第1の加熱コイル15
に高周波電流が供給され第1の負荷鍋42が誘導加熱さ
れるとともに第1の制御回路20から第1のフォトトラ
イアック駆動回路36に駆動信号が出力され第1のフォ
トトライアック駆動回路36はトライアック30を導通
させる。第2の電源スイッチ18bと第2の加熱スイッ
チ23が投入された場合も同様で、いずれか一方の加熱
コイルが加熱動作をしている場合にはトライアック30
が導通する。トライアック30が導通すると冷却ファン
モータ24の巻き線に商用電源電圧が印加して冷却ファ
ンモータ24が回転動作を開始し、換気装置制御信号出
力回路28と高温表示回路39の入力端に商用電源電圧
が印加される。換気装置制御信号出力回路28の入力端
に商用電源電圧が印加されると、コネクタ28aに換気
装置29が接続されていれば抵抗28dと抵抗28eを
介してフォトカプラ29dの入力側に電流が流れ、フォ
トカプラ29dの出力電流が、換気ファン駆動回路29
aの駆動信号となり、換気ファン駆動回路29aがこれ
に応じて換気ファン29bを動作をさせる。誘導加熱調
理器による加熱を継続して負荷鍋の温度が上昇し、第1
の温度センサー44付近の第1のセラミックプレート4
3の温度あるいは第2の温度センサー47付近の第2の
セラミックプレート46の温度が約90℃以上になれ
ば、第1の温度センサー44あるいは第2の温度センサ
ー47と高温表示回路39に含まれる検知回路がこれを
検知して、それぞれ、発光ダイオード40あるいは発光
ダイオード41を連続点灯する。調理後、電源スイッチ
18a,18bあるいは加熱スイッチ21,23をオフ
して加熱コイル14と加熱コイル16の加熱動作をとも
にオフすると第1の制御回路20と第2の制御回路22
がトライアック30の駆動信号を出さず、トライアック
30が導通しないので、高温表示回路39の入力端子に
は商用電源電圧が印加せず、この時第1のセラミックプ
レート43あるいは第2のセラミックプレート46の温
度が第1あるいは第2の温度センサー44,47付近に
て約90℃以上であれば、高温表示回路39は、第1の
発光ダイオード40あるいは第2の発光ダイオード41
をそれぞれ連続点灯から点滅動作へと切り替える。そし
て、それぞれセラミックプレートの温度が約90℃以下
になると、それに対応する発光ダイオードは消灯する。
【0022】以上のように、電源スイッチ18aあるい
は電源スイッチ18bを投入するだけでは第1の加熱コ
イル14あるいは第2の加熱コイル16は動作せず、換
気装置29も同様に動作しない。また、それぞれの加熱
コイルに対応する電源スイッチと加熱スイッチを投入し
て、第1の加熱コイル14もしくは第2の加熱コイル1
6の少なくとも一つの加熱コイルが加熱動作をすると、
冷却ファンモータ24が動作を開始するとともに、コネ
クタ28aを介して換気装置29に駆動信号が供給され
換気装置が動作を開始し、誘導加熱調理器の加熱動作と
冷却ファンモータと換気装置がほぼ連動して動作をする
ので、調理物からでる煙や水蒸気あるいは誘導加熱調理
器の内部の冷却ファンによって誘導加熱調理器の排気口
から出る暖まった空気を効率よく室外に排気できる。ま
た、換気装置制御信号出力回路28は、冷却ファンモー
タ24に並列に接続した、抵抗二個とコネクタ一個の直
列回路で簡単な回路により構成できるとともに、換気装
置29は外部から接続する装置であり、使用者が入力端
子を短絡する恐れや、事故で出力端子28bや出力端子
28cをアースに接地する可能性があるが、こういった
場合でも抵抗28dと抵抗28eがあり、電流を制限す
るので誘導加熱調理器本体に影響を与えず、感電や漏電
事故を防止することができる。また、誘導加熱調理器で
料理中である時、すなわち第1の加熱コイル14あるい
は第2の加熱コイル16が動作している時には、第1の
セラミックプレート43あるいは第2のセラミックプレ
ート46が高温になれば第1の発光ダイオード40ある
いは第2の発光ダイオード41がそれぞれ点灯し使用者
に火傷をしないように注意を喚起でき、さらに調理を終
えて両方の加熱コイルが動作を停止すると、それぞれの
セラミックプレートが高温のときは対応する発光ダイオ
ードが連続点灯から、点滅へと点灯モードを変えるの
で、調理中よりも一層セラミックプレートの高温に対す
る意識が希薄になる調理後おいて、使用者により強い警
告を与えて火傷をする恐れを少なくすることができ、そ
して、セラミックプレートが冷えれば自動的に消灯する
ので、使用者の目障りになることもない。
【0023】なお、第1の実施例、第2の実施例におい
て、冷却ファンモータ24の種類を、商用電源電圧が固
定巻き線に印加したら動作する誘導電動式としたが、直
流電圧で駆動する整流子モータなどを使用する構成とし
てもよい。また、第1の実施例および第2の実施例にお
いて、換気装置の電源電圧は誘導加熱調理器本体とは別
の所から供給するようにしているが、誘導加熱調理器に
電源電圧の出力端子を設けて脱着可能な構成にしてもよ
い。また、第2の実施例では、換気装置制御信号出力回
路28を抵抗2個とコネクタ1個により構成したが、回
路構成はこれに限定されず、例えば、換気装置29のダ
イオード29cや波形整形回路を換気装置制御信号出力
回路28に含めたり、抵抗28eを省略してもよい。た
だし、抵抗28e省略しても、誤って端子28bと端子
28c短絡しても問題がないが、誤って端子28cを大
地に接地してしまうと、電源線が焼損したり、配電盤の
ブレーカが遮断する恐れはある。また、第2の実施例に
おいて、トッププレート43とトッププレート46を分
離しているが一体のものとしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、直流電源
または交流電源間に周波数変換装置の加熱動作にほぼ連
動して駆動するスイッチングと素子冷却ファンモータと
を直列に接続し、そのスイッチング素子の駆動と同期し
て、換気装置制御信号出力手段が換気装置のオン信号を
出力するので、冷却ファンモータの動作および誘導加熱
調理器の加熱動作にほぼ連動して換気装置が動作する。
従って、電源スイッチが投入されているものの誘導加熱
調理器が加熱状態になっていない場合に換気装置が動作
するといったように不必要に換気装置が動作することが
なく、誘導加熱調理器が加熱動作を開始すると自動的に
換気装置が動作して、加熱動作中の誘導加熱調理器の排
気口からでる周波数変換装置の構成部品を冷却した後の
暖かくなった排気(空気)や加熱動作によって被調理物
から発生する煙や水蒸気あるいは調理によって熱くなっ
た空気を効率よく室外に排気し、加熱動作が停止した場
合には電源スイッチが投入されたままでも冷却ファンと
ともに換気装置の駆動を停止するので無駄に電力を消費
するのを防止できるものである。
【0025】また本発明は、直流または交流電源間に周
波数変換装置の加熱動作にほぼ連動して駆動するスイッ
チング素子と冷却ファンモータとを直列に接続し、この
冷却ファンモータと並列に室内の換気装置のオンオフを
制御する信号を出力する出力端子を含む換気装置制御出
力手段が接続されており、冷却ファンモータに印加する
電圧の有無に応じて前記出力端子に信号を出力する構成
になっているので冷却ファンモータの動作および誘導加
熱調理器の加熱動作にほぼ連動して動作する。従って、
電源スイッチが投入されているものの誘導加熱調理器が
加熱状態になっていない場合に換気装置が動作するとい
ったように不必要に換気装置が動作することがなく、誘
導加熱調理器が加熱動作を開始すると自動的に換気装置
が動作して、加熱動作中の誘導加熱調理器の排気口から
でる周波数変換装置の構成部品を冷却した後の暖かくな
った排気(空気)や加熱動作によって被調理物から発生
する煙や水蒸気あるいは調理によって熱くなった空気を
効率よく室外に排気するものである。さらに、換気装置
制御出力手段は前記ファンモータに印加する電圧を制限
抵抗を介してモニターし、その有無に応じた信号を出力
する構成であるので簡単な回路で実現可能で、使用者が
誤って換気装置制御出力手段の出力端子を短絡しても、
誘導加熱調理器本体の他の回路の機能に影響をしないよ
うにすることも容易にできるものである。
【0026】また本発明は、誘導加熱調理器の加熱動作
により天板の温度が高温になった場合には表示装置によ
り点灯もしくは表示し、加熱動作にほぼ連動した冷却フ
ァンモータのオンオフに連動して点灯もしくは表示モー
ドを変更するので、電源スイッチを切ったり加熱スイッ
チをオフした後、天板の温度が依然として高温の場合に
は加熱動作を停止し、例えば連続点灯から点滅動作な
ど、より警告度合の強い表示モードにすることによって
使用者により強く火傷の危険があることを訴えることが
でき使用後の天板の残熱で使用者あるいは年少者が火傷
をする恐れをいっそう少なくできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の回路ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
の回路ブロック図
【図3】従来の誘導加熱調理器の回路ブロック図
【符号の説明】
14 加熱コイル(第1の加熱コイル) 15 周波数変換装置(第1のインバ−タ) 16 加熱コイル(第2の加熱コイル) 17 周波数変換装置(第2のインバータ) 19 商用電源 24 冷却ファンモータ 25 スイッチング素子(リレー) 28 換気装置制御信号出力手段 28a 出力端子(コネクタ) 29 換気装置 30 スイッチング素子(トライアック) 39 表示装置(表示装置駆動回路) 40 表示装置(第1の発光ダイオード) 41 表示装置(第2の発光ダイオード) 42 負荷鍋(第1の負荷鍋) 43 負荷鍋(第2の負荷鍋)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−44827(JP,A) 特開 昭58−64792(JP,A) 特開 平1−95485(JP,A) 特開 平1−260783(JP,A) 特開 昭63−148593(JP,A) 実開 昭62−66199(JP,U) 実開 昭52−19050(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷鍋を誘導加熱する加熱コイルと、商用
    電源を高周波電源に変換し前記加熱コイルに高周波電流
    を供給する周波数変換装置と、前記周波数変換装置の電
    気部品を冷却する冷却ファンモータと、直流電源または
    交流電源間に前記冷却ファンモータと直列接続され、前
    記周波数変換装置の加熱動作にほぼ連動して前記冷却フ
    ァンモータを駆動するスイッチング素子と、前記周波数
    変換装置の配置された室内の換気装置のオンオフを制御
    する信号を出力する換気装置制御信号出力手段を備え、
    前記換気装置制御信号出力手段は前記スイッチング素子
    の駆動と同期してオン信号を出力する構成とした誘導加
    熱調理器。
  2. 【請求項2】負荷鍋を誘導加熱する加熱コイルと、商用
    電源を高周波電源に変換し前記加熱コイルに高周波電流
    を供給する周波数変換装置と、前記周波数変換装置の電
    気部品を冷却する冷却ファンモータと、直流電源または
    交流電源間に前記冷却ファンモータと直列接続され、前
    記周波数変換装置の加熱動作にほぼ連動して前記冷却フ
    ァンモータを駆動するスイッチング素子と、前記周波数
    変換装置の配置された室内の換気装置のオンオフを制御
    する信号を出力する挿抜可能な出力端子を含む換気装置
    制御信号出力手段を備え、前記換気装置制御信号出力手
    段は前記冷却ファンモータに並列に接続され、前記冷却
    ファンモータに印加する電圧を制限する抵抗を介してモ
    ニターし、その電圧の有無に応じて前記出力端子に信号
    を出力する構成とした誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】負荷鍋を誘導加熱する加熱コイルと、商用
    電源を高周波電源に変換し前記加熱コイルに高周波電流
    を供給する周波数変換装置と、前記周波数変換装置の加
    熱動作にほぼ連動し電気部品を冷却する冷却ファンモー
    タと、負荷鍋を載置する天板の温度に応じて点灯もしく
    は表示する表示装置を備え、前記表示装置は前記冷却フ
    ァンモータのオンオフに連動して点灯もしくは表示モー
    ドを変更する構成とした誘導加熱調理器。
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