JPH08232579A - トンネル掘削装置 - Google Patents
トンネル掘削装置Info
- Publication number
- JPH08232579A JPH08232579A JP4016295A JP4016295A JPH08232579A JP H08232579 A JPH08232579 A JP H08232579A JP 4016295 A JP4016295 A JP 4016295A JP 4016295 A JP4016295 A JP 4016295A JP H08232579 A JPH08232579 A JP H08232579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gantry
- rack
- upper stage
- lower stage
- stage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 切羽面の掘削から必要な後処理まで能率的に
行えるトンネル掘削装置において、レール上を自走可能
な架台を形成するガントリを小型軽量化できるようにす
る。 【構成】 ブーム掘削機１１を主体に搭載する下段ガン
トリ１０と、後処理に必要な諸機械１３〜１５を搭載す
る上段ガントリ１２を分割形成し、それぞれレール１７
上を自走可能に構成すると共に、下段ガントリ１０に上
段ガントリ１２を後方から分離可能に連結する手段３５
を設ける。
行えるトンネル掘削装置において、レール上を自走可能
な架台を形成するガントリを小型軽量化できるようにす
る。 【構成】 ブーム掘削機１１を主体に搭載する下段ガン
トリ１０と、後処理に必要な諸機械１３〜１５を搭載す
る上段ガントリ１２を分割形成し、それぞれレール１７
上を自走可能に構成すると共に、下段ガントリ１０に上
段ガントリ１２を後方から分離可能に連結する手段３５
を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は山岳トンネル（高速道
路，新幹線，水路トンネルなど）のトンネル工事に用い
られる掘削装置に関する。
路，新幹線，水路トンネルなど）のトンネル工事に用い
られる掘削装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】トンネルの掘削装置として、レール上を
自走可能な架台を形成するガントリにブーム掘削機やズ
リ搬出機のほか、後処理に必要な諸機械（吹き付け機や
削孔機およびマンケージなど）を搭載し、切羽の掘削を
行いながらロックボルトの施工などを並行的に処理でき
るようにしたものが知られている（特開平６ー２８０４
７６号公報，特開平６ー２８０４７７号公報，特開平６
ー２８０４７８号公報）。
自走可能な架台を形成するガントリにブーム掘削機やズ
リ搬出機のほか、後処理に必要な諸機械（吹き付け機や
削孔機およびマンケージなど）を搭載し、切羽の掘削を
行いながらロックボルトの施工などを並行的に処理でき
るようにしたものが知られている（特開平６ー２８０４
７６号公報，特開平６ー２８０４７７号公報，特開平６
ー２８０４７８号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、１台のガン
トリにブーム掘削機や後処理に必要な諸機械をすべて搭
載するので、ガントリの架台が長大化するのに加えて、
ガントリ全体が掘削時の応力や振動を耐える頑丈な構造
に作られるため、装置の総重量が大きく嵩むことにな
る。総重量が嵩むと、使用の地盤条件が厳しくなり、装
置の移動性なども悪化するし、何よりもコストの上昇を
招くという不具合があった。
トリにブーム掘削機や後処理に必要な諸機械をすべて搭
載するので、ガントリの架台が長大化するのに加えて、
ガントリ全体が掘削時の応力や振動を耐える頑丈な構造
に作られるため、装置の総重量が大きく嵩むことにな
る。総重量が嵩むと、使用の地盤条件が厳しくなり、装
置の移動性なども悪化するし、何よりもコストの上昇を
招くという不具合があった。
【０００４】この発明はこのような問題点を解決するこ
とを目的とする。
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのため、ブーム掘削機
を主体に搭載する下段ガントリと、後処理に必要な諸機
械を搭載する上段ガントリを分割形成し、それぞれレー
ル上を自走可能に構成すると共に、下段ガントリに上段
ガントリを後方から分離可能に連結する手段を設ける。
を主体に搭載する下段ガントリと、後処理に必要な諸機
械を搭載する上段ガントリを分割形成し、それぞれレー
ル上を自走可能に構成すると共に、下段ガントリに上段
ガントリを後方から分離可能に連結する手段を設ける。
【０００６】
【作用】この発明によれば、下段ガントリと上段ガント
リは前後に連結され、必要に応じて分離可能になる。こ
の場合、下段ガントリのみを掘削時の応力や振動に耐え
る頑丈な構造に作れば良く、上段ガントリは比較的軟構
造で済むから、装置の総重量を大幅に軽減できる。２段
重ねのガントリに搭載機械を分けて配設するので、これ
ら架台の小型化および全長の短縮化も実現できる。
リは前後に連結され、必要に応じて分離可能になる。こ
の場合、下段ガントリのみを掘削時の応力や振動に耐え
る頑丈な構造に作れば良く、上段ガントリは比較的軟構
造で済むから、装置の総重量を大幅に軽減できる。２段
重ねのガントリに搭載機械を分けて配設するので、これ
ら架台の小型化および全長の短縮化も実現できる。
【０００７】
【実施例】図１において、１０はブーム掘削機１１を主
体に搭載する下段ガントリ、１２は後処理に必要な諸機
械１３〜１５を搭載する上段ガントリで、これらはそれ
ぞれレール１７上を自走可能に分割形成され、下段ガン
トリ１０に上段ガントリ１２が後方から後述の連結ロッ
ドで分離可能に組立てられる。
体に搭載する下段ガントリ、１２は後処理に必要な諸機
械１３〜１５を搭載する上段ガントリで、これらはそれ
ぞれレール１７上を自走可能に分割形成され、下段ガン
トリ１０に上段ガントリ１２が後方から後述の連結ロッ
ドで分離可能に組立てられる。
【０００８】下段ガントリ１０は図２〜図４でも示すよ
うに前後へ縦長の矩形状架台１８と、これを水平に支持
する複数の脚柱１９とで構成され、これら脚柱１９の下
部にレール１７上を転がる車輪２０が設けられる。架台
１８上の前部中央にブラケット２１を水平方向へ旋回可
能に支持するターレット２２が設けられ、ブーム掘削機
１１は基端部でターレット２２のブラケット２１に上下
方向へ揺動可能に支持される。架台１８の両サイドで前
後方向へ延びる側台２３にスライドレールが敷かれ、こ
れらに沿って移動可能な削孔機２５が設けられる。
うに前後へ縦長の矩形状架台１８と、これを水平に支持
する複数の脚柱１９とで構成され、これら脚柱１９の下
部にレール１７上を転がる車輪２０が設けられる。架台
１８上の前部中央にブラケット２１を水平方向へ旋回可
能に支持するターレット２２が設けられ、ブーム掘削機
１１は基端部でターレット２２のブラケット２１に上下
方向へ揺動可能に支持される。架台１８の両サイドで前
後方向へ延びる側台２３にスライドレールが敷かれ、こ
れらに沿って移動可能な削孔機２５が設けられる。
【０００９】下段ガントリ１０を水平に昇降させるアウ
トリガ２６が架台１８に配設され、下段ガントリ１０を
後方から支持すると共にレール１７上を前進させる機能
も果たす油圧シリンダ２７がレール１７との間に介装さ
れる。そして、レール１７は下段ガントリ１０および上
段ガントリ１２をアウトリガ２６，２９で上方へ浮かせ
た状態に固定してから、油圧シリンダ２７を伸縮させる
と、ガントリ１０，１２に対して前後方向へ移動できる
ようになっている。
トリガ２６が架台１８に配設され、下段ガントリ１０を
後方から支持すると共にレール１７上を前進させる機能
も果たす油圧シリンダ２７がレール１７との間に介装さ
れる。そして、レール１７は下段ガントリ１０および上
段ガントリ１２をアウトリガ２６，２９で上方へ浮かせ
た状態に固定してから、油圧シリンダ２７を伸縮させる
と、ガントリ１０，１２に対して前後方向へ移動できる
ようになっている。
【００１０】上段ガントリ１２は図５〜図８でも示すよ
うに下段ガントリ１０と同じく縦長の矩形状架台３０
と、これをレール１７上で車輪３１を介して自走可能に
支持する複数の脚柱３２とで構成されるが、これら脚柱
３２は架台３０の後寄りに配置され、架台３０の前部を
支持するフロントステイ３３が設けられる。架台３０上
の両側にエレクタ兼用マンケージ１３（作業員が乗って
支保工の組み付けなどを行うための装置）、その間に吹
き付けロボット１４および削孔機１５が配置され、これ
らはそれぞれスライドレール上を前後方向へ移動可能に
搭載される。
うに下段ガントリ１０と同じく縦長の矩形状架台３０
と、これをレール１７上で車輪３１を介して自走可能に
支持する複数の脚柱３２とで構成されるが、これら脚柱
３２は架台３０の後寄りに配置され、架台３０の前部を
支持するフロントステイ３３が設けられる。架台３０上
の両側にエレクタ兼用マンケージ１３（作業員が乗って
支保工の組み付けなどを行うための装置）、その間に吹
き付けロボット１４および削孔機１５が配置され、これ
らはそれぞれスライドレール上を前後方向へ移動可能に
搭載される。
【００１１】上段ガントリ１２の両側で前後の脚柱３２
間を連結する梁３４が設けられ、これら梁３４に下段ガ
ントリ１０と同期的に上段ガントリ１２を水平に昇降さ
せるアウトリガ２９が配設される。梁３４の前端に連結
ロッド３５が形成され、上段ガントリ１２は下段ガント
リ１０に後方からロッド３５で分離可能に連結される。
図示しないが、下段ガントリ１０にズリ積みやズリ搬送
を行う機械装置が付加され、必要に応じて支保工用のク
レーンが上段ガントリ１２に装備される。
間を連結する梁３４が設けられ、これら梁３４に下段ガ
ントリ１０と同期的に上段ガントリ１２を水平に昇降さ
せるアウトリガ２９が配設される。梁３４の前端に連結
ロッド３５が形成され、上段ガントリ１２は下段ガント
リ１０に後方からロッド３５で分離可能に連結される。
図示しないが、下段ガントリ１０にズリ積みやズリ搬送
を行う機械装置が付加され、必要に応じて支保工用のク
レーンが上段ガントリ１２に装備される。
【００１２】このように構成すると、ブーム掘削機１１
や吹き付けロボット１４などを後方から遠隔操作するこ
とで、切羽面の掘削からコンクリートの履工およびロッ
クボルトの施工までを安全かつ能率的に処理できる。例
えば、ブーム掘削機１１で切羽面を掘削し、切羽面が所
定間隔を前進すると、エレクタ兼用マンケージ１３で切
削面に支保工を組み付け、吹き付けロボット１４でコン
クリートの吹き付けてから、削孔機１５，２５で穴を開
けてロックボルトの打設を行うことも可能になる。
や吹き付けロボット１４などを後方から遠隔操作するこ
とで、切羽面の掘削からコンクリートの履工およびロッ
クボルトの施工までを安全かつ能率的に処理できる。例
えば、ブーム掘削機１１で切羽面を掘削し、切羽面が所
定間隔を前進すると、エレクタ兼用マンケージ１３で切
削面に支保工を組み付け、吹き付けロボット１４でコン
クリートの吹き付けてから、削孔機１５，２５で穴を開
けてロックボルトの打設を行うことも可能になる。
【００１３】この場合、切羽面の掘削時に生じる応力や
振動は下段ガントリ１０で受け持たれ、後処理に必要な
諸機械１３〜１５を搭載する上段ガントリ１２へ殆ど伝
わらないため、下段ガントリ１０のみを掘削時の応力や
振動に耐える頑丈な構造に作れば良く、上段ガントリ１
２は比較的軟構造で済むから、全体の総重量を大幅に軽
減できる。ガントリ１０，１２は上下２段に連結され、
これらに切羽面の掘削と後処理に分けて各機械装置１
１，１３，１４，１５，２５を搭載するので、これら架
台の小型化および全長の短縮化も有効に図れる。
振動は下段ガントリ１０で受け持たれ、後処理に必要な
諸機械１３〜１５を搭載する上段ガントリ１２へ殆ど伝
わらないため、下段ガントリ１０のみを掘削時の応力や
振動に耐える頑丈な構造に作れば良く、上段ガントリ１
２は比較的軟構造で済むから、全体の総重量を大幅に軽
減できる。ガントリ１０，１２は上下２段に連結され、
これらに切羽面の掘削と後処理に分けて各機械装置１
１，１３，１４，１５，２５を搭載するので、これら架
台の小型化および全長の短縮化も有効に図れる。
【００１４】
【発明の効果】この発明によれば、ブーム掘削機を主体
に搭載する下段ガントリと、後処理に必要な諸機械を搭
載する上段ガントリを分割形成し、それぞれレール上を
自走可能に構成すると共に、下段ガントリに上段ガント
リを後方から分離可能に連結する手段を設けたので、下
段ガントリのみを掘削時の応力や振動に耐える頑丈な構
造に作れば良く、上段ガントリは比較的軟構造で済むか
ら、全体の総重量を大幅に軽減できる。２段重のガント
リに切羽面の掘削と後処理に分けて各機械装置を搭載す
るので、これら架台の小型化および全長の短縮化も有効
に図れる。
に搭載する下段ガントリと、後処理に必要な諸機械を搭
載する上段ガントリを分割形成し、それぞれレール上を
自走可能に構成すると共に、下段ガントリに上段ガント
リを後方から分離可能に連結する手段を設けたので、下
段ガントリのみを掘削時の応力や振動に耐える頑丈な構
造に作れば良く、上段ガントリは比較的軟構造で済むか
ら、全体の総重量を大幅に軽減できる。２段重のガント
リに切羽面の掘削と後処理に分けて各機械装置を搭載す
るので、これら架台の小型化および全長の短縮化も有効
に図れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例を示すトンネル掘削装置の全
体側面図である。
体側面図である。
【図２】同じく下段ガントリの側面図である。
【図３】同じく下段ガントリの平面図である。
【図４】同じく下段ガントリの正面図である。
【図５】同じく上段ガントリの側面図である。
【図６】同じく上段ガントリの平面図である。
【図７】同じく上段ガントリの正面図である。
【図８】同じく上段ガントリのＡ−Ａ矢視図である。
１０ 下段ガントリ １１ ブーム掘削機 １２ 上段ガントリ １３ エレクタ兼用マンケージ １４ 吹き付けロボット １５，２５ 削孔機 １７ レール １８，３０ 架台 １９，３２ 脚柱 ２０，３１ 車輪 ２６，２９ アウトリガ ２７ 油圧シリンダ（レール牽引用シリンダ） ３５ 連結ロッド
Claims (1)
- 【請求項１】 ブーム掘削機を主体に搭載する下段ガン
トリと、後処理に必要な諸機械を搭載する上段ガントリ
を分割形成し、それぞれレール上を自走可能に構成する
と共に、下段ガントリに上段ガントリを後方から分離可
能に連結する手段を設けたことを特徴とするトンネル掘
削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4016295A JPH08232579A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | トンネル掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4016295A JPH08232579A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | トンネル掘削装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232579A true JPH08232579A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12573073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4016295A Pending JPH08232579A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | トンネル掘削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08232579A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009191565A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Hazama Corp | トンネル掘削装置 |
| CN103072131A (zh) * | 2013-01-07 | 2013-05-01 | 重庆工商职业学院 | 深孔加工机械手 |
| CN105382542A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-03-09 | 西安交通大学 | 一种动横梁龙门结构以及应用此结构的机床 |
| CN105781436A (zh) * | 2016-05-11 | 2016-07-20 | 哈尔滨工程大学 | 一种隧道支护钻孔机器人 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP4016295A patent/JPH08232579A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009191565A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Hazama Corp | トンネル掘削装置 |
| CN103072131A (zh) * | 2013-01-07 | 2013-05-01 | 重庆工商职业学院 | 深孔加工机械手 |
| CN105382542A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-03-09 | 西安交通大学 | 一种动横梁龙门结构以及应用此结构的机床 |
| CN105781436A (zh) * | 2016-05-11 | 2016-07-20 | 哈尔滨工程大学 | 一种隧道支护钻孔机器人 |
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