JP2003278476A - 既設トンネル拡幅装置および工法 - Google Patents

既設トンネル拡幅装置および工法

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JP2003278476A JP2002081961A JP2002081961A JP2003278476A JP 2003278476 A JP2003278476 A JP 2003278476A JP 2002081961 A JP2002081961 A JP 2002081961A JP 2002081961 A JP2002081961 A JP 2002081961A JP 2003278476 A JP2003278476 A JP 2003278476A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設トンネルの通行車線をそのまま確保しな
がら、工期の大部分にわたって活線状態でトンネル拡幅
工事を行うことができる既設トンネルの拡幅装置および
工法を提供する。 【解決手段】 既設トンネルAの既設覆工3を取り巻い
て、拡幅トンネル内面4aに沿った支持フレーム6aを
備える移動架台6に、断面外周方向に移動可能な掘削手
段12やコンクリート吹き付け手段13などを設けて、
既設覆工3を残しながら、掘削と掘削面の支保を行い、
活線状態でトンネル拡幅を行い、そのあと、新設覆工を
打設しながら、既設覆工3を壊すという工法を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設トンネル拡幅
装置および工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通量の増加や交通車両の大型化
に伴い、既設トンネルの断面拡大(トンネル拡幅)のニ
ーズが増えている。さらに、このようなトンネル拡幅工
事では、工事中も車両の通行を可能とした活線下での施
工が強く求められるようになっている。
【0003】従来、このような活線下でのトンネル拡幅
工事では、既設トンネル内にプロテクターと呼ばれる防
護工を施し、プロテクター内に安全走行が可能な車線を
確保し、その外部に作業スペースを設けて、周りの既設
トンネルを壊しながら拡幅していた。そのため、例え
ば、2車線の既設トンネルであれば、プロテクターによ
って確保できるのは1車線分のみとなっていた。そこ
で、拡幅工事に要する長期間にわたって、車線規制を行
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トンネ
ル拡幅が必要となる既設トンネルは、もともと交通量が
多いので、このような車線規制を行うと、交通渋滞を引
き起こすなど、第3者に対する影響が大きいという問題
があった。
【0005】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであって、既設トンネルの通行車線をそのまま確保し
ながら、工期の大部分にわたって活線状態でトンネル拡
幅工事を行うことができる既設トンネルの拡幅装置およ
び工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、既設トンネルの既設
覆工を取り囲む地山を掘削して、拡幅トンネルの拡幅断
面を形成し、該拡幅断面を既設トンネル延在方向に延ば
して、拡幅トンネルの拡幅スペースおよび拡幅トンネル
内面を形成し、該既設覆工の除去と前記拡幅トンネル内
面に新設トンネルの新設覆工の構築を行う既設トンネル
拡幅工法であって、前記既設トンネルの内側から、前記
既設覆工および前記地山を補強する第1の工程と、前記
既設覆工を残し、前記地山を掘削して、前記拡幅スペー
スを形成する第2の工程と、前記拡幅トンネル内面に支
保工を設ける第3の工程と、前記既設覆工除去するとと
もに、前記支保工が設けられた前記拡幅トンネル内面に
新設覆工を設ける第4の工程と、からなり、前記第1〜
3の工程によって、既設トンネル延在方向にわたって前
記拡幅スペースを設けてから、前記第4の工程を繰り返
して拡幅を行うことを特徴とする既設トンネル拡幅工法
を用いる。そのため、第1の工程で既設覆工およびその
外周の地山の補強が行えるので、既設覆工をプロテクタ
ーとして用いることができる。また、第3の工程で拡幅
トンネル内面を支保してから、第4の工程を行うので、
既設覆工を除去や新設覆工設置の際、頑丈なプロテクタ
ーに頼らず作業が行える。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の既設トンネル拡幅工法において、前記第2および第
3の工程を、前記既設覆工をまたいで、前記既設トンネ
ル延在方向に移動可能とされた移動架台を備え、該移動
架台上に、前記地山を掘削するための掘削手段と、前記
拡幅トンネル内面に支保工を設けるための支保工設置手
段と、を備える装置を用いて行うことを特徴とする既設
トンネル拡幅工法を用いる。そのため、既設覆工に負荷
がかからないので、第1の工程における支保工を小規模
にとどめることができるとともに、第2の工程と第3の
工程を行う手段を兼ね備えた装置を用いるので、装置の
入れ替えなどの手間が不要で、掘削後直ちに支保工の設
置が行える。
【0008】請求項3に記載の発明では、既設トンネル
の既設覆工を取り囲む地山を掘削して、拡幅トンネルの
拡幅断面を形成し、該拡幅断面を既設トンネル延在方向
に延ばして、拡幅トンネルの拡幅スペースおよび拡幅ト
ンネル内面を形成するための既設トンネル拡幅装置であ
って、前記既設覆工をまたいで、前記既設トンネル延在
方向に移動可能とされた移動架台を備え、該移動架台上
に、前記地山を掘削するための掘削手段と、前記拡幅ト
ンネル内面に支保工を設けるための支保工設置手段と、
を備え、前記掘削手段および支保工設置手段が、既設ト
ンネル延在方向に移動しながら、前記地山を掘削して前
記拡幅スペースを形成するとともに、前記拡幅トンネル
内面の支保工を設けることを特徴とする既設トンネル拡
幅装置を用いる。そのため、既設覆工の周りの地山を掘
削してトンネルの拡幅を行う際、既設覆工をまたぐの
で、既設覆工に負荷をかけずに掘削を進めることができ
る。また、支保工設置手段を備えているので掘削が完了
した拡幅トンネル内面にすぐ支保工を設けることがで
き、しかも装置の入れ替えなどの手間をかけずに迅速な
施工が行える。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の既設トンネル拡幅装置において、前記移動架台と前
記既設覆工の間のトンネル床面に、掘削ずりなどを坑口
側に排出するずり排出手段を配設することを特徴とする
トンネル拡幅装置を用いる。そのため、ほとんどの掘削
ずりなどが既設覆工からすべり落ちてくる床面の位置に
ずり排出手段が置かれているので、掘削作業と並行して
効率的にずり排出ができる。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項3また
は4に記載の既設トンネル拡幅装置において、前記移動
架台に前記既設覆工の断面外周方向に移動可能な外周移
動手段を備え、該外周移動手段上に前記掘削手段または
支保工設置手段を配設して、それぞれ前記断面外周方向
への移動を可能としたことを特徴とする既設トンネル拡
幅装置を用いる。そのため、外周移動手段によって、断
面外周方向の移動ができるため、掘削手段や支保工設置
手段は、広範囲の旋回機構などを設けることなく簡単で
コンパクトな機構によって拡幅トンネル断面形状に即し
た作業が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して説明する。なおすべての図面を
通して、同一または相当する部材は、同一の符号を付し
ている。まず本発明に係る既設トンネル拡幅装置を説明
する。図1は、該装置を用いて既設トンネルの拡幅工事
を行っている様子を示すトンネル断面方向の部分断面図
である。図2は、同じくトンネル延在方向の側面視部分
断面図である。図3は、同じくトンネルの上面視部分断
面図である。
【0012】既設トンネルAは、車道、鉄道いずれであ
ってもよいが、以下では、例えば2車線からなる既設ト
ンネル車線路面2aを備える車道トンネルを例にとって
説明する。既設トンネルAは、例えば鉄筋コンクリート
などでアーチ状に設けられた既設覆工3を備えている。
以下では、既設トンネル車線路面2a側の露出面を既設
覆工内周面3a、その裏側にあって拡幅前には地山1の
土圧を受けている面を既設覆工外周面3bと称する。
【0013】図1〜3に示したのは、本発明に係る既設
トンネル拡幅装置によって、坑口側から既設覆工3の外
周の地山1が掘削、除去されて、所望幅が拡幅されてい
る工事中の様子である、既設覆工外周面3bが露出し、
それに対向する、例えばアーチ状の拡幅トンネル内面4
aが形成されており、その間にトンネル延在方向に向か
って拡幅スペース4bが延ばされ、トンネル拡幅が進め
られている。符号4cは、拡幅スペース4bの切羽を示
す。
【0014】なお、本装置の掘削に先立って、既設覆工
内周面3aは、例えば鋼製支保工などからなる既設トン
ネル支保工18が建て込まれている。また、拡幅トンネ
ルの事前支保を形成する目的で、既設覆工内周面3aか
ら地山1の中に、例えばロックボルトやケーブルボルト
などの補強部材8が打設されている。
【0015】本装置の構成は、大きくは、既設覆工3を
またいで既設トンネル延在方向に移動可能な移動架台6
と、移動架台6に既設覆工外周面3bの断面形状に沿っ
て移動可能に配設された掘削手段12およびコンクリー
ト吹き付け手段13と、からなる。コンクリート吹き付
け手段13は、支保工設置手段の一部をなしている。
【0016】移動架台6は、拡幅スペース4b内に収ま
り、拡幅トンネル内面4aにほぼ沿うような断面形状を
備える支持フレーム6aを支持梁6bで接合した鉄骨フ
レーム構造物である。
【0017】移動架台6の下部には、拡幅トンネル床面
2bに高さを位置出しして設けられた移動架台支持面2
c上に着地して、移動架台6の自重を受けるための脚部
6eが備えられ、その脇には拡幅トンネル床面2b上に
敷設されたレール7上を移動可能な車輪などからなる移
動手段6dが設けられている。移動手段6dは、例えば
油圧ジャッキ(不図示)によって上げ下げが可能とされ
ている。そのため、レール7に反力を取って移動手段6
dを下げて、移動架台6全体を押し上げ、脚部6eを移
動架台支持面2cから浮かすことができる。それによっ
て、レール7上を移動することができる。また脚部6e
の後方には油圧シリンダ6fが備えられており、油圧シ
リンダ6fの先端に取り付けたレール把持装置(不図
示)によって、移動架台6を水平方向に押し出して移動
させることが可能とされている。
【0018】支持フレーム6aには、既設覆工外周面3
bに対向する側に、例えばピンラック6cが設けられ、
それにかみ合うピニオン14を備えた、鉄骨フレームか
らなる移動フレーム15(外周移動手段)がピンラック
6cに案内されて移動可能に係合されている。
【0019】移動フレーム15の切羽側には、掘削手段
12が吊り下げられて設けられている。掘削手段12
は、地山1を掘削するための回転ヘッド12aと、その
姿勢を上下方向、左右方向にそれぞれ変更するための油
圧シリンダ12b、12cからなる自由断面掘削機を採
用することができる。
【0020】移動フレーム15の坑口側からは、支保工
建て込み後にコンクリートを吹き付けるためのコンクリ
ート吹き付け手段13が2台設けられている。その吹き
付け口は、油圧シリンダ13a、13bなどによって姿
勢制御が可能で、伸縮ロッド13cによってトンネル延
在方向への移動が可能とされている。
【0021】また移動架台6の坑口側には、図2、3に
示したように鉄骨フレームからなる支持フレーム16
a、支持梁16bなどが既設覆工3をまたいで設けられ
た作業台車16が配置されている。作業台車16はその
下部に、レール7上を移動する車輪などからなる移動手
段16cを備えて、移動架台6と同様に拡幅スペース4
bを移動できる構成とされた移動架台ともなっている。
【0022】作業台車16の支持フレーム16aの切羽
側側面の上部側には、切羽側に水平方向に伸縮する伸縮
アーム23が複数設けられている。それぞれの先端に
は、拡幅トンネル内面4に向かって作業が可能な作業台
17と、拡幅トンネル内面4aの形状に合わせた、例え
ば鋼アーチ支保工などからなる支保工5を持ち上げて、
拡幅トンネル内面4aに設置するエレクタ11とが設け
られている。エレクタ11は支保工設置手段の一部をな
している。
【0023】また移動架台6の脚部6eと既設覆工3の
間は、掘削ずりなどの回収手段として、例えば小型のシ
ョベルカー9などが配置される空間が確保されている。
ショベルカー9の後方には、坑口側に向かって、掘削ず
りなどを搬送するコンベア10a、10bが配置されて
いる。これらは、ずり排出手段を構成する。
【0024】なお、コンベア10a、10bは、移動架
台6と別体であってよいが、移動架台6にそれらを収納
したり係合したりする手段を設け、必要なときに移動架
台6とともにトンネル延在方向に移動できるようにして
おいてもよい。
【0025】なお、上記では、移動架台6および作業台
車16は、レール7上を移動するとした例で説明した
が、ゴムタイヤなどを備えた無軌道車両装置によって、
拡幅トンネル床面2b上を移動するものであってもよ
い。そのように構成すれば、レール7を敷設しなくてよ
いので、施工段取りを簡略化することができる。
【0026】また、移動架台6のトンネル延在方向の移
動は、上記の説明の他にも、例えば動力を備えた移動作
業車などによって行くこともできる。また、移動手段6
dに動力を備えて自走させるように構成してもよい。
【0027】なお、上記の説明で掘削手段12は、移動
フレーム15から吊り下げられて取り付けられている例
を説明したが、これは、支持フレーム6aをできるだけ
拡幅トンネル内面4aに近づけ、既設覆工外周面3bと
移動架台6の間にできるだけ広くスペースを設けられる
構成として例示したものである。配置が可能なら、掘削
手段12を移動フレーム15の上側に設けてもよいこと
は言うまでもない。
【0028】次に、上記の既設トンネル拡幅装置を用い
る本発明に係る既設トンネル拡幅工法を説明する。本工
法の第1の工程は、既設トンネルAの拡幅に先立って、
既設覆工3およびその外周の地山1を補強する工程であ
る。そのために、まず既設トンネルAの内側から、既設
覆工内周面3aを、既設トンネル支保工18で補強する
とともに、既設覆工内周面3aから地山1の中に、例え
ばロックボルトやケーブルボルトなどからなる補強部材
8を打設して、地山1を補強する。
【0029】なお補強部材8は、掘削手段12によって
破砕可能な通常のロックボルトやケーブルボルトを利用
できることはもちろんであるが、掘削中に容易に切断で
きるような材質を採用すると掘削が効率的に行える利点
がある。例えば、そのような材質として、引張強度に優
れるがせん断強度が低いグラスファイバー材料や炭素繊
維強化材料、あるいはそれらと金属との複合材料などを
採用することができる。
【0030】この作業は、既設トンネル車線路面2aに
作業車を導入して行うので、完全な活線下で作業を進め
ることは難しいが、作業時間は掘削などに比べればごく
短時間で済むから、例えば交通量の少ない深夜時間帯な
どに限定して通行止めするか、車線規制して作業を進め
ても、不都合が起こるほどでなない。
【0031】次に、本工法の第2の工程は、上記の既設
トンネル拡幅装置を用いて、既設覆工3を残したまま、
その外周の地山1を掘削する工程である。そのために、
図4(a)、(b)にそれぞれトンネル延在方向、トン
ネル断面方向の断面図を示したように、まず準備段階と
して、本装置を既設覆工3上に導入するために、既設覆
工3外周の地山1を本装置が収まる程度の長さ、例えば
数メートル程度の長さLだけ、人力もしくは小型の作業
機械などでトンネル延在方向に掘削して、初期拡幅スペ
ース22を設け、拡幅トンネル床面2bを整地し、本装
置を受けるための移動架台支持面2cを設ける。そして
拡幅トンネル床面2bに移動用のレール7を敷設し、脚
部6eを持ち上げた移動架台6をレール7に乗せて、前
進させる。このとき、適切な位置にレール7の敷設を行
うことによって、移動架台6が、既設覆工3に接するこ
となく、またいで移動し、拡幅トンネル内面4aとも作
業上必要な対向距離を確保して前進されることは言うま
でもない。
【0032】そして、所定の位置まで移動したところで
移動手段6dを上げて脚部6eを移動架台支持面2cに
着地させる。装置の自重だけで、掘削中の安定できない
恐れがある場合、移動架台支持面2cに固定機構を設け
てもよいし、拡幅トンネル内面4aに設置されている補
強部材8から反力をとってもよい。
【0033】また、移動架台6と既設覆工3の間の拡幅
トンネル床面2bには、ショベルカー9、コンベア10
a、10bを搬入しておく。
【0034】以上で、準備段階が終わるので、回転ヘッ
ド12aを稼動させて、切羽4cからトンネル延在方向
に掘削を行う。回転ヘッド12aは、油圧シリンダ12
b、12cの作用によって上下左右に移動可能であり、
切羽4cを適切な断面形状で掘削できる。また、掘削手
段12は、支持フレーム6aに設けられたピンラック6
cと係合するピニオン14の作用によって、ピンラック
6c上を移動可能とされた移動フレーム15に設けられ
ているので、ピンラック6cに沿って移動できる。した
がって、回転ヘッド12aは、切羽4cの全面に移動し
ながら拡幅トンネル断面を、トンネル延在方向に掘削す
ることができる。また掘削手段12はトンネル延在方向
に伸縮機構(不図示)により移動可能となっている。
【0035】また、掘削によって生じる掘削ずり、掘削
土砂などは、既設覆工外周面3b上に落下して、最終的
に拡幅トンネル床面2b上に集積する。本工法では、シ
ョベルカー9を移動架台6と既設覆工外周面3bの間に
配置するので、効率よく掘削ずり、掘削土砂を回収で
き、コンベア10a、10bによって坑口側に迅速にず
り搬出が行える。
【0036】さて、こうして所定長さの掘削が終わる
と、拡幅トンネル内面4aを支保する第3の工程に移
る。まず、拡幅トンネル内面4aの上側に作業スペース
を設けるため、移動架台6上の掘削手段12を外周方向
に移動させて側方に退避させる。次に作業台車16から
伸縮アーム23を移動架台6の間を通して伸長させ、作
業台17とエレクタ11を切羽4c付近まで前進させ
る。そしてエレクタ11により、支保工5を拡幅トンネ
ル内面4aに設置する。
【0037】次にコンクリート吹き付け手段13によっ
て、拡幅トンネル内面4aおよび支保工5にコンクリー
トを吹き付ける。コンクリート吹き付け手段13は、掘
削手段12と同じく、移動フレーム15に設けられてい
るので、コンクリート吹き付け手段13自体は大きな移
動範囲を備えていなくとも、既設トンネル車線路面2a
にくまなくコンクリートを吹き付けることができる。以
上により、補強部材8で事前支保されていただけの拡幅
トンネル内面4aに支保が設置される。
【0038】本工法では、上記の第2および第3の工程
を交互に繰り返し、あるいは可能なら並行して行い、切
羽4cを前進させていくことにより、拡幅スペース4b
を反対側の坑口まで貫通させる。
【0039】次に、第4の工程について説明する。第4
の工程は、既設覆工3を徐々に壊して撤去した後、新設
覆工21を打設していく工程である。図5に示したの
は、その概略を説明するトンネル延在方向の概略断面図
である。太い矢印は工程の作業が進んでいく方向を示
す。
【0040】まず、既設覆工3の壊し方を説明する。上
記のように、本工法では、既設覆工3は坑口側から所定
長さずつ徐々に壊していく。まず、既設覆工3の内側に
設けられた支保工5を所定長さ分だけ解体する。そして
ニブラなどのコンクリート圧砕機を装置した自走式機械
などを坑口内に導入して所定長さを壊していく。
【0041】この作業は、活線下では困難なので、全面
交通止めにして行う。ただし、所定長さのコンクリート
を圧砕するだけなので、短時間で終えられるから、交通
渋滞などの影響が少ない深夜時間帯などを利用して行う
ことも可能である。
【0042】また、このとき、あらかじめ既設覆工外周
面3bから所定長さ範囲にカッターなどで既設覆工3に
切り込みを設けておくと、さらに破砕に要する時間を短
縮することができる。このためのカッターは、移動架台
6の移動フレーム15に配設しておけば、既設覆工3の
上側から行うことができ、活線状態でも作業可能となる
ので好都合である。もちろん、このカッターは、例えば
作業台車16などに装置しておいてもよいことは言うま
でもない。
【0043】もちろん、既設覆工3を壊す方法は他にも
種々考えられるので、どのような方法によってもよい。
例えば、破砕を行う狭い幅のみを覆う強固な移動プロテ
クターを用い、拡幅トンネル床面2bに置いた破砕機で
破砕すれば、活線状態でも作業が可能である。また、上
記のようなごく短時間であっても交通止めにしたくない
場合は、例えば1車線分のプロテクターを壊す区間だけ
設置して作業を行い、壊す間のみ車線規制してもよい。
【0044】次に、1次支保工にコンクリートを打設し
て新設覆工21を設けるための移動型枠である、セント
ル20を図示右側から搬入する。図示では略している
が、移動架台6などと同様に移動するための車輪を設け
てレール7上を移動させると効率的である。
【0045】なお、セントル20は、覆工コンクリート
が硬化して所定強度が発現するまでは、プロテクターと
しての機能をも有する。セントル20は、第3の工程で
1次支保を行った上で搬入するので、新設覆工コンクリ
ートの打設に耐えられるだけの強度があればよい。
【0046】そして、既設覆工3を壊した延長距離に相
当する長さだけ、セントル20を前進させ、コンクリー
トを打設する。新設覆工21の強度が所定値に発現する
まで養生したら、既設覆工3を壊し、セントル20を外
し、再び前進させて新設覆工21の設けられた新設覆工
設置区間を前進させる。これを繰り返して、既設覆工3
を取り壊しながら新設覆工21を打設していく。
【0047】以上に説明したように、本工法によれば、
第2、第3の工程において、既設覆工3が残され、作業
は拡幅スペース4b内のみで行われ、掘削ずりが既設ト
ンネル車線路面2aに落下したり、作業機械が既設トン
ネル内側に侵入したりすることがない。また、既設覆工
3は第1の工程で外周の地山1が掘削される以前にトン
ネル内側から補強されているので、掘削が進んでも強度
が落ちることはなく、既設トンネル内側に対して、プロ
テクターの機能を発揮することができるものである。
【0048】しかも、本工法では、自重や掘削反力を脚
部6eや移動手段6dを通じて拡幅トンネル床面2bに
伝達する掘削装置を用いるので、既設覆工3には、掘削
装置の自重が負荷としてかかることはない。そのため、
その補強に用いる既設トンネル支保工18は、地山1の
土圧が取り除かれた後の既設覆工3の強度を保ち、掘削
ずりの落下などに対して十分な強度および掘削の衝撃な
どで既設トンネルA内にコンクリート片が剥落すること
がない程度の強度を備える支保工で十分であり、既設ト
ンネルA内の車線範囲を狭める必要がなく、その配設も
迅速に済ますことができるものである。
【0049】したがって、第1の工程によって、交通止
め、車線規制が行われるとしてもわずかであり、トンネ
ル拡幅工事において、工期の大部分を占める拡幅スペー
ス4bを設ける工程(第2、第3の工程)の間、既設ト
ンネルA内に車線幅を狭めてしまうプロテクターを導入
することなしに、既設トンネルAの車線数そのままの状
態で活線状態を保持することができる。
【0050】また、第4の工程においては、施工が進行
する間、強度が発現した新設覆工設置区間と、セントル
20によって拡幅トンネル内面を覆われた新設覆工設置
区間と、既設覆工3によって覆われた既設覆工未壊し区
間に分かれるが、いずれも、プロテクターが置かれたの
と同じ安全性を備えるので、既設トンネルAの車線数を
確保して活線状態とすることができる。既設覆工3を壊
す短時間の間、通行制限を行う必要があるとしても、そ
のコスト、手間、第3者への影響のいずれにおいても、
大きな問題ではない。
【0051】ところで、本実施形態における第4の工程
では、新設覆工に先立って既設覆工3を壊すようにして
いる。これは通常のセントルの内部空間がそう広くない
ため、セントルの設置の支障になることも考えられるか
らである。しかし、拡幅スペースの面積が広い場合、あ
るいはセントルの形状が拡幅スペースに収まる場合など
では、既設覆工3がセントル設置の支障とはならない。
その場合には、既設覆工3を壊す前に、新設覆工を先行
させて築造(形成)し、その後に既設覆工3の壊しを行
うようにしてもよいことはもちろんである。
【0052】また、既設覆工3を残して、外周の地山1
を掘削する手段はいろいろ考えられるが、本発明にかか
る既設トンネル拡幅装置によれば、既設覆工3をまたい
で、自立しているので、既設覆工3に余計な負荷をかけ
ることなく施工ができる。また、移動フレーム15に掘
削手段12、コンクリート吹き付け手段13などトンネ
ル拡幅に必要な機能だけをコンパクトにまとめ、拡幅ト
ンネル断面に合わせて形状をレイアウトした専用機とし
ているので、作業機械の都合でトンネル拡幅幅を広げる
必要がないから、合理的な手間、コストによってトンネ
ル拡幅が行える。
【0053】また、第3の工程で建て込む支保工5は、
通常分割して搬入するが、例えば、拡幅トンネル内面4
aに打設されている補強部材8に吊り下げ装置を取り付
けて搬入手段とすると便利である。また、作業足場は、
その都度設けてもよいが、レール7上を移動できる作業
台車16を必要に応じて、作業位置まで移動させて、作
業足場に用いると効率的である。
【0054】なお、上記では、移動フレーム15は、ラ
ックピニオン方式で断面外周方向に移動する例で説明し
たが、移動方式はこれだけに限られないことは言うまで
もない。例えば、チェーン伝動方式や歯車伝動方式など
も採用することができる。
【0055】なお、移動フレーム15を断面外周方向に
移動させるのは、掘削手段12やコンクリート吹き付け
手段13などの可動範囲を減らしてその構成を簡単でコ
ンパクトにするためであって、例えば、それぞれを複数
設けて、支持フレーム6a上に固定して設けてもよい。
そのように構成すれば、同時に施工できるので、作業効
率が高められるという利点がある。
【0056】なお、上記では、移動架台6の導入は、別
手段で初期拡幅スペース22を掘削してから行う例を説
明したが、例えば、図4(c)、(d)にそれぞれトン
ネル延在方向、トンネル断面方向の断面図を示したよう
に、既設トンネルAの坑口近傍に、既設覆工内周面3a
内部に貫入するプロテクター19を設け、その上に移動
架台6をまたぐように設置し、最初から移動架台6を用
いて掘削を進めてもよい。プロテクター19は、移動架
台6が完全に既設覆工3上に移動してからは不要となる
が、反対の坑口側に拡幅スペース4bが貫通する際に、
再度用いれば、活線状態が確保できて好都合である。
【0057】なお、上記の説明では、支保工設置手段
を、コンクリート吹き付け手段13は移動架台6に、エ
レクタ11は作業台車16に、それぞれ分けて搭載する
例で説明したが、それぞれを一体の移動架台に搭載して
もよいことは言うまでもない。
【0058】なお、上記の説明では、作業台17とエレ
クタ11がトンネルの周方向には移動しない例で説明し
たが、例えば、移動架台6と同様に、ピンラック6cに
ピニオン14がかみ合って移動する移動フレーム15の
ような外周移動手段を設けることにより、作業台17と
エレクタ11もトンネルの周方向に移動できるようにし
てもよい。
【0059】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1に記載の
発明では、第1の工程で既設覆工およびその外周の地山
の補強が行えるので、既設覆工をプロテクターとして用
いることができて、工期の大部分を占める第2、第3の
工程において、既設トンネルの車線数を確保した活線状
態での施工が行えるという効果を奏する。また、事前支
保されているから、地山の掘削を効率的かつ安全に進め
ることができるという効果を奏する。また、既設覆工を
除去する前に、第3の工程で拡幅トンネル内面を支保す
るので、新設覆工を設ける際に作業が安全に行えるとい
う効果を奏する。
【0060】請求項2に記載の発明では、掘削手段と支
保工設置手段が移動架台に備えられているから、既設覆
工に負荷がかからず、第1の工程における支保工を小規
模にとどめることができる。その結果、既設トンネル内
のスペースをより多く確保することができ、第1の工程
にあまり手間をかけなくて済むという効果を奏する。ま
た、掘削手段と支保工設置手段を備えているから、第2
の工程と第3の工程を相次いで行うことができる。その
結果、工事の安全性を高めることができ、しかも作業機
械の入れ替えなどをする必要がないので工事の作業効率
を上げることができるという効果を奏する。
【0061】請求項3に記載の発明では、既設覆工の周
りの地山を掘削してトンネルの拡幅を行う際、既設覆工
をまたいで負荷をかけずに掘削を進めることができる。
また、支保工設置手段も備えているので掘削が完了した
拡幅トンネル内面にすぐ支保工を設けることができ、工
事の安全性を高めることができ、しかも作業機械の入れ
替えなどをする必要がないので工事の作業効率を上げる
ことができるという効果を奏する。
【0062】請求項4に記載の発明では、ほとんどの掘
削ずりなどが既設覆工からすべり落ちてくる床面の位置
にずり排出手段が置かれるから、掘削ずりの回収と搬出
を効率よく行うことができるという効果を奏する。
【0063】請求項5に記載の発明では、掘削手段や支
保工設置手段の施工範囲を確保するために、複雑なブー
ム機構などを設けずとも、簡単でコンパクトな機構で拡
幅トンネル断面形状に即した作業が可能となるから、汎
用作業機械を用いた場合に比べて小さな拡幅断面で施工
を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る既設トンネル拡幅装置を用いて
既設トンネルの拡幅工事を行っている様子を示すトンネ
ル断面方向の部分断面図である。
【図2】 同じくトンネル延在方向の側面視部分断面図
である。
【図3】 同じくトンネルの上面視部分断面図である。
【図4】 本発明に係る既設トンネル掘削工法の初期拡
幅スペースを設ける2つの方法を説明するトンネル延在
方向および断面方向の断面図である。
【図5】 第4の工程の概略を説明するトンネル延在方
向の概略断面図である。
【符号の説明】
1 地山 3 既設覆工 3b 既設覆工外周面 4a 拡幅トンネル内面 4b 拡幅スペース 5 支保工 6 移動架台 8 補強部材 9 ショベルカー(ずり排出手段) 10a、10b コンベア(ずり排出手段) 11 エレクタ(支保工設置手段) 12 掘削手段 13 コンクリート吹き付け手段(支保工設置手段) 15 移動フレーム(外周移動手段) 16 作業台車(移動架台) 18 既設トンネル支保工 20 セントル 21 新設覆工

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設トンネルの既設覆工を取り囲む地山
    を掘削して、拡幅トンネルの拡幅断面を形成し、該拡幅
    断面を既設トンネル延在方向に延ばして、拡幅トンネル
    の拡幅スペースおよび拡幅トンネル内面を形成し、該既
    設覆工の除去と前記拡幅トンネル内面に新設トンネルの
    新設覆工の構築を行う既設トンネル拡幅工法であって、 前記既設トンネルの内側から、前記既設覆工および前記
    地山を補強する第1の工程と、 前記既設覆工を残し、前記地山を掘削して、前記拡幅ス
    ペースを形成する第2の工程と、 前記拡幅トンネル内面に支保工を設ける第3の工程と、 前記既設覆工除去するとともに、前記支保工が設けられ
    た前記拡幅トンネル内面に新設覆工を設ける第4の工程
    と、 からなり、 前記第1〜3の工程によって、既設トンネル延在方向に
    わたって前記拡幅スペースを設けてから、前記第4の工
    程を繰り返して拡幅を行うことを特徴とする既設トンネ
    ル拡幅工法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の既設トンネル拡幅工法
    において、 前記第2および第3の工程を、 前記既設覆工をまたいで、前記既設トンネル延在方向に
    移動可能とされた移動架台を備え、該移動架台上に、前
    記地山を掘削するための掘削手段と、前記拡幅トンネル
    内面に支保工を設けるための支保工設置手段と、を備え
    る装置を用いて行うことを特徴とする既設トンネル拡幅
    工法。
  3. 【請求項3】 既設トンネルの既設覆工を取り囲む地山
    を掘削して、拡幅トンネルの拡幅断面を形成し、該拡幅
    断面を既設トンネル延在方向に延ばして、拡幅トンネル
    の拡幅スペースおよび拡幅トンネル内面を形成するため
    の既設トンネル拡幅装置であって、 前記既設覆工をまたいで、前記既設トンネル延在方向に
    移動可能とされた移動架台を備え、 該移動架台上に、 前記地山を掘削するための掘削手段と、 前記拡幅トンネル内面に支保工を設けるための支保工設
    置手段と、 を備え、 前記掘削手段および支保工設置手段が、既設トンネル延
    在方向に移動しながら、前記地山を掘削して前記拡幅ス
    ペースを形成するとともに、前記拡幅トンネル内面の支
    保工を設けることを特徴とする既設トンネル拡幅装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の既設トンネル拡幅装置
    において、 前記移動架台と前記既設覆工の間のトンネル床面に、掘
    削ずりなどを坑口側に排出するずり排出手段を配設する
    ことを特徴とするトンネル拡幅装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の既設トンネル
    拡幅装置において、 前記移動架台に前記既設覆工の断面外周方向に移動可能
    な外周移動手段を備え、 該外周移動手段上に前記掘削手段または支保工設置手段
    を配設して、それぞれ前記断面外周方向への移動を可能
    としたことを特徴とする既設トンネル拡幅装置。
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