JPH11229751A - 既設トンネルの拡幅装置 - Google Patents
既設トンネルの拡幅装置Info
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- JPH11229751A JPH11229751A JP10051511A JP5151198A JPH11229751A JP H11229751 A JPH11229751 A JP H11229751A JP 10051511 A JP10051511 A JP 10051511A JP 5151198 A JP5151198 A JP 5151198A JP H11229751 A JPH11229751 A JP H11229751A
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- existing tunnel
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
ルを拡幅することができる、拡幅装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】下部をトンネル軸方向に通過可能な状態で
開放した架台である。架台は伸縮自在の脚柱によって支
持する。架台のトンネル軸方向の前後には通路枠を取り
付ける。通路枠は天井部および側壁を鋼板で包囲して形
成する。脚柱の下端、および通路枠の下には車輪を設け
る。脚柱の外側には昇降自在に支持部材を設置する。
Description
幅する装置に関するものである。
大などから、既設のトンネルを拡幅する必要性が生じて
いる。
して、公知のトンネル掘削機をそのまま利用することは
困難である。例えばトンネル掘削機として例えば車輪付
きの架台に多数の種類の掘削機、吹き付け機、を搭載し
た装置が知られているが、トンネルの拡幅に利用する場
合には、次のような問題点がある。 <イ>トンネル内部の交通を許容したままトンネルの拡
幅を行うには、内部の空間を通行のために確保しておか
なければならない。しかし従来のトンネル掘削機はその
ような機能を予定しておらず、通行を従来通り確保して
作業を行うことはできない。 <ロ>交通路を一部だけ開放して利用することは可能で
あるが、交通が大幅に規制され、作業時間が限られ、長
い工事期間を必要とする。 <ハ>特に既設のトンネルを破壊しながら、その周囲を
拡幅する作業であるから、慎重に行う必要があり、従来
の掘削装置をそのまま転用しただけでは危険性を伴う。
するためになされたもので、道路などを全面的に使用し
たまま、既設トンネルを拡幅することができる、拡幅装
置を提供することを目的とする。
するために、本発明の既設トンネルの拡幅装置は、下部
をトンネル軸方向に通過可能な状態で開放した架台であ
って、架台は伸縮自在の脚柱によって支持し、架台のト
ンネル軸方向の前後には通路枠を取り付け、通路枠は、
天井部および側壁を鋼板で包囲して形成し、脚柱の下
端、および通路枠の下には車輪を設け、脚柱の外側には
昇降自在に支持部材を設置して構成した、既設トンネル
の拡幅装置を特徴としたものである。
の既設トンネルの拡幅装置の実施例について説明する。
する架台1は、下部をトンネル軸方向に通過可能な状態
で開放して構成する。そのために、水平の作業床11を
脚柱2で支持し、両側の脚柱2の間は一定の距離を確保
する。こうしてトンネルの軸方向に向けて、脚柱2間の
交通を許容できるように構成する。
縮自在に構成する。脚柱2の下端には車輪21を取り付
ける。この車輪21によって、架台1はガイドレール2
2上を走行可能である。このガイドレール22は、たと
えばモノレールのように、ブラケットを介して車輪21
の下に抱き込むように構成する。そのために後述するよ
うに架台1を上昇させた場合にも、ガイドレール22は
車輪21の下面位置から離れることがなく一体で上昇す
る。そして再度レール22を着地させれば、架台1はレ
ール22に載って車輪21によって走行することができ
る。なお、レール22は必ずしも車輪21と一体とせ
ず、別個に設けて使用することもできる。さらに架台1
の外側には、外側に向けて側部作業床12を張り出す。
この側部作業床12は床面の上に各種の装置を搭載でき
るだけではなく、床下での作業の防護の機能を有する。
支持部材3を設置する。 支持柱31は伸縮自在であ
り、各支持柱31の上端は架台1の一部に取り付け、支
持柱31の下端にはガイドレール22と平行に支持部材
3を取り付ける。したがって支持柱31をジャッキによ
って伸縮することによって、支持部材3によって地表面
から反力をとって、架台1の作業床を昇降することがで
きる。
る。この通路枠4は、天井部および側壁を鋼板で包囲し
て形成した通路防護用の枠体であり、架台1の前後の端
面に例えばピンを介して折り曲げ自在に取り付ける。通
路枠4の形状、寸法は、既設のトンネルの内空に合わせ
て製作する。そして通路枠4の下にも車輪21を設け
る。この車輪21の位置は、脚柱2の下端の車輪21と
同一線上にある。したがって通路枠4もガイドレール2
2に載って架台1と一体で移動可能である。
装置、吹き付け装置、運搬装置などを搭載する。例えば
公知の掘削機、削孔機、コンクリート吹付機、ブレーカ
ー、作業員搭乗用クレーン、支保工つかみ装置などであ
る。ただし、架台1の作業床の下の脚柱2の間は何も設
置していない空間を確保する。したがって架台1の一方
の通路枠4を通過した車両、歩行者は、架台1の他方の
通路枠4まで安全に通過することができる。
通路枠4を挿入する。この通路枠4の形状、寸法は、既
設のトンネル5の内空に合わせて製作してあるから、既
設のトンネル5の内部に先行して進入することができ、
かつ下部空間の通路を形成して、車両などの通過範囲を
確保することができる。通路枠4を既設トンネル5内に
位置させたら、支持柱31をジャッキによって伸張す
る。その結果、架台1の外周に支持部材3が配置され
る。そのために作業床11の上で重量の大きい装置が移
動したり作業を行っても、支持部材3によって地表面か
ら反力をとって架台1の作業床11の姿勢を安全に保持
することができる。
まま、それよりも外部の地山の掘削を行う。この掘削は
作業床11上、および側部作業床12の上の掘削機によ
って行う。掘削した土砂、ズリは、既設のトンネルのコ
ンクリート覆工51の外部の両側に落下する。これを架
台1の両側に配置した排土機械、排土装置によってかき
集めてダンプで排出するから、使用中のトンネルの内部
の交通に影響を及ぼすことはない。さらに架台1の外側
に張り出した側部作業床12が、床下での作業を防護す
るから、安全なズリ出し作業を行うことができる。
ると、既設のトンネルのコンクリート覆工51が露出す
る。このコンクリート覆工51を、ブレーカーなどの破
砕機によって解体する。解体片の一部は、既設のトンネ
ル5内部に先行して挿入してある通路枠4の天井上に落
下するから、通路枠4の内部の交通に影響を及ぼすこと
はない。解体片も、架台1の両側の側部作業床12の下
に配置した排土機械、排土装置によってかき集めてダン
プで排出する。
山に沿って支保工を立て込み、削孔し、ロックボルトを
打ち込み、コンクリート吹き付ける、といった一連の覆
工作業を行う。こうして既設のトンネル5は撤去され、
その外側に新たなトンネル6の覆工が完了する。
させ、その後に架台1を前進させる。そのために支持柱
31を伸張して架台1を上昇させる。するとガイドレー
ル22に加わる荷重がなくなるから、レール22を前方
に向けて移動させる。レール22のみの移動であるか
ら、架台1の一部に反力を取ったジャッキの作動、ある
いはその他の簡易な手段を採用することができる。レー
ル22が所定の距離だけ前進したら、支持柱31を短縮
する。すると架台1は下降して架台1の全重量が車輪2
1、およびレール22に加わるから、車輪21の回転に
よって架台1を前進させることができる。架台1の前進
によって前方の通路枠4が未解体の既設トンネル5の内
部に進入するから、前記と同様の工程で既設トンネル5
の外部地山の掘削、既設トンネル覆工51の解体、新ト
ンネル6の覆工、を行う。
上説明したようになるから、既設のトンネルの解体前
に、通路枠4を先行してトンネルに設置できる装置であ
る。したがってトンネル内部の車両、歩行者の通行を確
保したまま、トンネルの拡幅工事を行うことができる。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】下部をトンネル軸方向に通過可能な状態で
開放した架台であって、 架台は伸縮自在の脚柱によって支持し、 架台のトンネル軸方向の前後には通路枠を取り付け、 通路枠は、天井部および側壁を鋼板で包囲して形成し、 脚柱の下端、および通路枠の下には車輪を設け、 脚柱の外側には昇降自在に支持部材を設置して構成し
た、 既設トンネルの拡幅装置 - 【請求項2】脚柱の下端には、レールを移動自在に取り
付けて構成した、 請求項1記載の、既設トンネルの拡幅装置 - 【請求項3】支持柱を伸張した場合に、 架台の重量を支持部材によって支持して、 車輪下のレールを前進可能に構成した、 請求項1、2記載の、既設トンネルの拡幅装置
- 【請求項4】脚柱の外側には、 側部作業床を張り出して構成した、 請求項1記載の、既設トンネルの拡幅装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10051511A JPH11229751A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 既設トンネルの拡幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10051511A JPH11229751A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 既設トンネルの拡幅装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229751A true JPH11229751A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12889040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10051511A Pending JPH11229751A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 既設トンネルの拡幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11229751A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000265777A (ja) * | 1999-03-17 | 2000-09-26 | Sato Kogyo Co Ltd | トンネル改築用移動ステージおよびこれを用いたトンネル改築方法 |
JP2001082071A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-27 | Shimizu Corp | トンネル拡幅工法および装置 |
JP2002235495A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Gifu Kogyo Co Ltd | トンネル拡幅工事におけるコンクリート打設方法およびその装置 |
KR100446543B1 (ko) * | 2001-11-23 | 2004-09-01 | 구영숙 | 터널 확장 시공방법 |
CN103470285A (zh) * | 2013-09-27 | 2013-12-25 | 福州大学 | 一种用于公路隧道原位维修或扩建的施工装置 |
CN103806927A (zh) * | 2014-02-21 | 2014-05-21 | 中铁工程装备集团有限公司 | 钢拱架拼装机 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP10051511A patent/JPH11229751A/ja active Pending
Cited By (7)
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