JPH08231941A - 流体用流れ促進剤及びそれを用いる熱エネルギー移送方法 - Google Patents

流体用流れ促進剤及びそれを用いる熱エネルギー移送方法

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JPH08231941A
JPH08231941A JP7055198A JP5519895A JPH08231941A JP H08231941 A JPH08231941 A JP H08231941A JP 7055198 A JP7055198 A JP 7055198A JP 5519895 A JP5519895 A JP 5519895A JP H08231941 A JPH08231941 A JP H08231941A
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洋基 薄井
Keiji Tokuhara
慶二 徳原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷温水移動時における抗力及び伝熱抵抗を大
幅に低減し、放熱あるいは吸熱部位における放熱や吸熱
効率を向上させる。 【構成】 冷温水式の空調システムにおいて、熱源地点
と放熱地点との間の直径約5〜200mmの熱媒移送管
内に、液温約1〜90℃であり、次式の成分 (R1 はC12〜26のアルキル基又はC12〜26の
アルケニル基で、R2 はC1〜4のアルキル基又はヒド
ロキシ基で置換されたC1〜4のアルキル基で、Xは1
〜4の整数で、Yは1〜4の整数で、Aは陰イオンを表
わす。)とサリチル酸塩とを含有する流体用流れ促進剤
を約50〜800ppm含有の冷温水を壁面せん断速度
約450〜40,000γ(1/s)で流通せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体流れ促進剤及びそ
れを用いる熱エネルギー移送方法に関するものである。
また、本発明は、特に棒状ミセルを形成する界面活性剤
を添加した冷温水を冷熱媒移送管及び放熱器内に流通せ
しめることを特徴とする省エネルギー型の冷温水式冷暖
房方法及びそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
地域冷暖房システムは近年注目を浴びている。その中で
も熱輸送・運搬は長距離にわたるので、かなりの熱損失
および圧力損失があり、実用上これが大きな障害となり
その普及に大きなネックとなっている。こうした流体の
長距離にわたる輸送・運搬における上記した問題、特に
流体の管内乱流を制御し抗力減少を図ったりするために
様々な努力が払われている。ところで石油移送のための
石油パイプラインなどでは、石油の移送時の管内乱流を
制御し抗力減少を図るため高分子添加剤を添加して解決
することが従来より検討され、例えばアラスカ・パイプ
ラインなどではこういった抗力減少技術が実用化されて
もいる。ところが、地域冷暖房システムのような閉鎖循
環システムでは、管内流体は長期にわたり繰り返し使用
されるため、高分子を添加剤とすると機械的劣化、特に
は高分子鎖の切断などが避けられず、その結果管内流体
中に劣化した添加物が残留することとなり高分子添加剤
を添加して上記問題を解決することは、地域冷暖房シス
テムなどでは適当でないとされている。最近、高分子添
加剤に代えて界面活性剤をこういった地域冷暖房システ
ムの熱媒に添加することが検討されてきているが、未だ
高い温度域だけでなく低い温度域の冷房や暖房、特には
冷温水式の空調システムにおいて満足できるものが見出
されていなかった。こうした地域冷暖房システムにおい
て特にその開発が求められている高い温度域だけでな
く、特には低い温度域の冷房や暖房を扱うことのできる
冷温水式の空調システムにおける技術の開発が強く求め
られている。
【0003】
【課題を解決する手段】本発明者等は、低い温度域の冷
房や暖房を扱うことのできる冷温水式の空調システムに
おける熱媒体である冷温水の抗力を減少させ、長期に渡
り閉鎖系で使用しうる方法を開発すべく種々検討を重
ね、その結果界面活性剤としてN,N−ビス(末端ヒド
ロキシ置換アルキレン)−N−高級アルキル又は高級ア
ルケニル置換アンモニウム塩とそれと対イオンとなるサ
リチル酸塩を冷温水中に添加すると移送管内の冷温水の
抗力を顕著に減少しうることを見出した。本発明者等
は、こうした冷温水熱媒体を利用し、地域冷暖房システ
ム等空調システムを構成すると該システム装置が優れた
機能を有すること、さらにそのシステム処理装置で用い
るに適した方法は簡単な操作でかつ経済上のメリットも
大きく、環境への悪影響が少ないばかりか予想外の優れ
た作用効果も期待できることを見出し、本発明を完成し
たものである。
【0004】本発明により、冷温水式の空調システムに
おいて、特に棒状ミセルを形成する界面活性剤を添加し
た冷温水を冷熱媒移送管及び放熱器内に流通せしめるこ
とを特徴とする省エネルギー型の冷温水式冷暖房方法及
びそのための装置が提供される。本発明の目的は、冷温
水発生地点から放熱地点までの熱媒体移送区間(熱媒輸
送セクション)で、低いポンプ動力で移送でき、このた
めポンプなど所要動力を大幅に削減したり、広い地域を
対象としてシステム装置の効率化を図ることにある。こ
うして本発明により、N,N−ビス(末端ヒドロキシ置
換アルキレン)−N−高級アルキル又は高級アルケニル
置換アンモニウム塩とそれと対イオンとなるサリチル酸
塩を含有することを特徴とする流体用流れ促進剤及び該
流体用流れ促進剤を冷温水中に添加してあることを特徴
とする冷温水式の空調システム、さらには冷温水式の空
調システムにおいて冷温水中にN,N−ビス(末端ヒド
ロキシ置換アルキレン)−N−高級アルキル又は高級ア
ルケニル置換アンモニウム塩とそれと対イオンとなるサ
リチル酸塩を添加して熱媒の移送抗力を低下せしめるこ
とを特徴とする方法が提供される。特に本発明の流体用
流れ促進剤は、
【0005】
【化9】
【0006】(式中、R1 は炭素数12〜26個のアル
キル基又は炭素数12〜26個のアルケニル基で、R2
は炭素数1〜4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換
された炭素数1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整
数で、Yは1〜4の整数で、Aはハロゲン、例えば塩
素、臭素などの陰イオンを表し、Bはサリチル酸塩、例
えばサリチル酸アルカリ金属塩を表す。但しアンモニウ
ム塩成分とサリチル酸塩成分は任意の割合であってよ
い。)
【0007】を含有することを特徴とする。好ましい本
発明の流体用流れ促進剤は、
【0008】
【化10】
【0009】(式中、R1 は炭素数16〜20個のアル
ケニル基で、R2 は炭素数1〜2個のアルキル基で、X
は1〜2の整数で、Yは1〜2の整数で、Aはハロゲ
ン、例えば塩素、臭素などを表し、Bはサリチル酸アル
カリ金属塩、例えばサリチル酸ナトリウム塩、サリチル
酸カリウム塩などを表す。但しアンモニウム塩成分とサ
リチル酸塩成分は任意の割合であってよい。)
【0010】を含有することを特徴とする。特に好まし
くは
【0011】
【化11】
【0012】(式中、R1 はオレイル基で、R2 はメチ
ル基で、Xは2の整数で、Yは2の整数で、Aはハロゲ
ン、例えば塩素、臭素などを表し、Bはサリチル酸ナト
リウム塩あるいはサリチル酸カリウム塩などを表す。但
しアンモニウム塩成分とサリチル酸塩成分は任意の割合
であってよい。)
【0013】を含有する流体用流れ促進剤が挙げられ
る。上記式中、Bは対イオン成分で、それ以外の部分は
界面活性剤成分である。上記流体用流れ促進剤のうち界
面活性剤成分としては、例えばオレイルビスヒドロキシ
エチルメチルアンモニウムクロライド(エソカード(E
SO)O/12、帯電防止剤として販売されている)な
どが挙げられ、対イオン成分としては、例えばサリチル
酸ナトリウム塩などが挙げられる。本発明の流体用流れ
促進剤には、さらに導管などの金属などが腐食するのを
防ぐための防蝕剤や防錆剤を配合できる。こうした目的
に配合できるものとしては、例えば市販の防蝕剤や防錆
剤を用いることができるが、これらに限定されない。さ
らに消泡剤などを配合することもできる。消泡剤として
は、例えば市販のものを用いることができるが、これら
に限定されない。攪乱流体や攪乱流動性液体がそれらの
接する境界となる壁の所あるいは静止体との境の面で摩
擦抵抗を受けることは一般的に知られている。こうした
摩擦抵抗が極少量の特定の物質を流体や流動性液体に添
加することで低下しうることも知られている。これらの
作用を有するものは一般に抗力減少化剤(drag r
educing agents)とか、流れ促進剤と呼
ばれている。従って、流れ促進剤とは僅かな量で攪乱さ
れる流動性液体や流体あるいは脈動性の液体に添加され
てその液体や流体の流動性を速くさせたり、それら流体
の送出あるいは移送を高めたり、所定のポンプにて所定
の導管を通したときより多くの液体を運搬することを可
能にするものを意味する。こうして本発明の流体用流れ
促進剤を使用すれば、例えば導管を標準稼働状態でフル
稼働させることができ、そして一定の時間に最高の量を
運搬することを可能にすることから、工業的な利益に資
するところが非常に大きい。この流れ促進剤を使用すれ
ば、所定のポンプ動力で多量の液を運搬することがで
き、こうして大量のエネルギーの移動・運搬を可能にす
る。特に冷温水式の空調システムにおいて、熱媒を介し
ての熱(冷気)の移動を効率よく果たすことを可能にす
るので、エネルギーの節約などの工業的・経済的利益を
もたらす。さらに導管内への流体の装填量を少なくした
い場合には、本発明の流体用流れ促進剤を使用すれば圧
力損失を減少させることができるのでより小さな断面の
管を用いることができ、運転時の経済性を改善できる。
【0014】従来水又は水性溶液、特には冷温水のため
の流れ促進剤として優れた性状のものは得られていなか
った。例えば高分子化合物からなる界面活性剤を用いる
と、例えばポンプの中あるいは管壁に近い攪乱界層中の
如き高いせん断力の働く場合、さらに延伸応力の働く領
域などにおいて機械的分解などを起こし、流れ促進剤と
してのその能力を不可逆的に失うからである。冷却用循
環系あるいは同じ水溶液が導管系を通して常にポンプ循
環されている地域冷暖房ネットワークのような閉鎖式の
水循環系では、高分子添加物の場合不可逆的な機械的分
解により有効な高分子物質が失われ、絶えず連続的に変
成物の除去と新たな高分子添加物の添加が必要となり不
適当であり、経済的にも問題である。本発明の流体用流
れ促進剤は、こうした欠点がなく、冷温水使用下で長期
に渡り、連続的な応力負荷の下でも流れ促進剤として有
効でかつその有効性の低下も示さないことが判った。本
発明の冷温水式の空調システムでは、上記流体用流れ促
進剤を冷温水中に添加してあることを特徴とする。こう
した冷温水式の空調システムは、熱源地点から放熱地点
までの熱媒移送管内で熱媒である冷温水の抗力減少を上
記流体用流れ促進剤を極少量添加して達成し、熱媒移送
時における伝熱抵抗を低下せしめ、熱エネルギーのロス
を大幅に低減せしめ、さらに放熱地点あるいは吸熱地点
での熱交換器内では伝熱効率を高めて放熱あるいは吸熱
を良好にするものである。本発明の代表的な冷温水式の
空調システムでは、熱源地点と放熱地点との間の直径約
5〜200mm、好ましくは約10〜100mmの熱媒
移送管内に、液温約1〜90℃、好ましくは約2〜70
℃であり、
【0015】
【化12】
【0016】(式中、R1 は炭素数12〜26個のアル
キル基又は炭素数12〜26個のアルケニル基で、R2
は炭素数1〜4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換
された炭素数1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整
数で、Yは1〜4の整数で、Aはハロゲン、例えば塩
素、臭素などの陰イオンを表し、Bはサリチル酸塩、例
えばサリチル酸アルカリ金属塩を表す。但しアンモニウ
ム塩成分とサリチル酸塩成分は任意の割合であってよ
い。)、好ましくは
【0017】
【化13】
【0018】(式中、R1 は炭素数16〜20個のアル
ケニル基で、R2 は炭素数1〜2個のアルキル基で、X
は1〜2の整数で、Yは1〜2の整数で、Aはハロゲ
ン、例えば塩素、臭素などを表し、Bはサリチル酸アル
カリ金属塩、例えばサリチル酸ナトリウム塩、サリチル
酸カリウム塩などを表す。但しアンモニウム塩成分とサ
リチル酸塩成分は任意の割合であってよい。)、特に好
ましくは
【0019】
【化14】
【0020】(式中、R1 はオレイル基で、R2 はメチ
ル基で、Xは2の整数で、Yは2の整数で、Aはハロゲ
ン、例えば塩素、臭素などを表し、Bはサリチル酸ナト
リウム塩あるいはサリチル酸カリウム塩などを表す。但
しアンモニウム塩成分とサリチル酸塩成分は任意の割合
であってよい。)
【0021】を約50〜800ppm、好ましくは約1
00〜500ppm、すなわち該アンモニウムイオン成
分とサリチル酸塩成分それぞれ約50〜800ppm、
好ましくは約100〜500ppm含有の冷温水を壁面
せん断速度約450〜40,000γ(1/s)、好ま
しくは約500〜35,000γ(1/s)で流通せし
めることを特徴としている。本発明では、特に熱源地点
と放熱地点との間の直径10〜100mmの熱媒移送管
内に、液温2〜70℃であり、
【0022】
【化15】
【0023】(式中、R1 はオレイル基で、R2 はメチ
ル基で、Xは2の整数で、Yは2の整数で、Aはハロゲ
ン、例えば塩素、臭素などを表し、Bはサリチル酸ナト
リウム塩あるいはサリチル酸カリウム塩などを表す。但
しアンモニウム塩成分とサリチル酸塩成分は任意の割合
であってよい。)
【0024】を100〜500ppm、すなわち該アン
モニウムイオン成分とサリチル酸塩成分それぞれ100
〜500ppm含有の冷温水を壁面せん断速度500〜
35,000γ(1/s)で流通せしめ、熱媒の移送抗
力を低下せしめる方法であることを特徴としている。
【0025】熱媒としての冷温水の移送管の直径は、好
ましくは約5〜200mm、さらに好ましくは約10〜
100mmであり、この範囲より小さい場合は熱媒の送
水能力に不足を生じ十分な熱媒の供給が困難となり、さ
らにこの範囲を越えると配管コストが高くなりすぎると
いう問題が生じる。本発明の流体用流れ促進剤である該
アンモニウムイオン成分(界面活性剤成分)は、約50
〜800ppm、好ましくは約100〜500ppm含
有せしめることができ、この範囲より少ないと、抗力減
少効果が不満足となり、またこの範囲を越えても抗力減
少効果の割りにはそれの使用量の増大によるコスト上昇
が問題となる。移送管における熱媒としての冷温水の流
通は、壁面せん断速度約450〜40,000γ(1/
s)、好ましくは約500〜35,000γ(1/s)
で行なうのがよいが、そうすることにより熱媒の抗力減
少効果が良好となるばかりでなく、熱媒の熱エネルギー
・ロスが防止できる。この範囲よりも低いと、効果は低
くなり、移送途中における熱媒の熱エネルギー・ロスの
問題を生じる。またこの範囲を越えると、熱媒の熱エネ
ルギー・ロスが急激に増大する。一方熱媒温水から放熱
を行ないたい場合、放熱地点(例えば一般家庭のヒータ
ー部など)で配管径が5〜20mmの場合、1,000
γ(1/s)未満の壁面せん断速度又は40,000γ
(1/s)を越える壁面せん断速度で通過させると、熱
媒の熱エネルギー・ロスが増大し、結果として放熱効果
が増大しヒーターとしては優れたものとなることには留
意する必要がある。
【0026】
【実施例】次に実施例を示して、本発明を更に具体的に
説明する。 実施例1 図1に示す冷温水式の空調システムを用いた。図1中冷
温水発生機1と各部屋に設置されたファンコイルユニッ
ト2〜7の熱交換機とを熱媒移送管8〜17で結んで、
熱媒(冷温水)の抗力減少化効果及び伝熱抵抗抵抗低減
効果についてテストした。図1中10、11、及び13
は往路移送管で、12、14、及び15は復路移送管
で、18は循環ポンプ、19はインバーター、20は電
源、21は流量計、22及び23はヘッダー、24は一
次ポンプである。冷温水発生機としては、吸収式冷温水
発生機を使用した。循環ポンプは、S型片吸込渦巻きポ
ンプ1.5kwを使用し、熱媒移送管のパイプ径はそれ
ぞれ20mm、32mm、40mm、50mm、及び6
5mmのものをその空調システム中に含んでいた。熱媒
移送管のパイプの総延長は220mであった。該空調シ
ステム中の保有水量は1.54立方メートルである。各
部屋に設置されたファンコイルユニットは、1階部分の
5〜7と2階部分の2〜4とからなっていた。インバー
ターは汎用インバーター2.2kwのものを使用し、冷
温水の温度範囲は冷水6℃とし、温水60℃とした。流
量計は超音波流量計を用い、パイプ径65mmの部分に
設置し、そこの流速を測定した。ポンプの吐出圧力、熱
媒(冷温水)の温度、電源からの電流値をそれぞれ測定
した。
【0027】先ず最初に水道水を使用し、実際に稼働し
ている状態として運転し、インバーターによるモーター
の回転数制御を行い、各周波数毎のポンプのモーターの
回転数制御を行い、ポンプの各回転数毎のポンプの吐出
圧力、熱媒(冷温水)の温度、パイプ径65mmの部分
の流速を測定した。次に本発明の流体用流れ促進剤を添
加し水道水と同様に測定した。またインバーターを用い
て周波数を下げていき、流速が水道水の時と同じになる
ように設定し、その時の電流値を比較し、節減量を求め
た。本発明の流体用流れ促進剤として、オレイルビスヒ
ドロキシエチルメチルアンモニウムクロライド(エソカ
ード(ESO)O/12、帯電防止剤として販売されて
いる)を200ppm、そして対イオン成分としてサリ
チル酸ナトリウム塩を200ppmの同量添加した。
【0028】得られた結果を、図2〜6に示す。図2よ
り本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合、7℃とい
う冷水循環の冷房条件で50Hzで、水道水で60Hz
と同程度で、60Hzでははるかに優れた流速を得られ
た。図3より本発明の流体用流れ促進剤を添加した場
合、7℃という冷水循環の冷房条件で周波数を60Hz
から50Hzに落とすことにより電力量が1657Wか
ら1082Wに大幅に削減できることがわかる。図4よ
り本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合、55℃と
いう温水循環の暖房条件で50Hzで、水道水で60H
zと同程度で、60Hzでははるかに優れた流速を得ら
れた。図5より本発明の流体用流れ促進剤を添加した場
合、55℃という温水循環の暖房条件で周波数を60H
zから50Hzに落とすことにより電力量が1455W
から935Wに大幅に削減できることがわかる。図6に
は、2℃、10℃、25℃、50℃、70℃及び80℃
の熱媒(冷温水)を用いた時で、本発明の流体用流れ促
進剤を添加した場合の熱媒移送管のパイプ径20mmで
の流速と抗力減少の関係を示す。本発明の流体用流れ促
進剤を添加した場合低温の熱媒(冷温水)を用いても大
変優れた抗力減少効果が得られた。また本発明の流体用
流れ促進剤を添加した場合温水域でも優れた抗力減少効
果が得られていた。
【0029】実施例2 実施例1と同様な装置(図1)を用い、本発明の流体用
流れ促進剤として、オレイルビスヒドロキシエチルメチ
ルアンモニウムクロライド(エソカード(ESO)O/
12、帯電防止剤として販売されている)を用い、そし
て対イオン成分としてサリチル酸ナトリウム塩(Na−
Sal)を使用した。 (1)ESO O/12を200ppm、そしてNa−
Salを120ppm使用するか、(2)ESO O/
12を500ppm、そしてNa−Salを300pp
m使用する。壁面せん断速度(γ)に対する抗力減少率
(DR)の温度依存性を測定した。結果を表1及び表2
に示す。さらに得られた結果から各温度における抗力減
少の起こる割合が最大となる抗力減少率(DR)に対し
て80%まで低下した時の壁面せん断速度を、特に臨界
壁面せん断速度(γc)と定義し、その値を算出した。
表1及び表2にはそのそれぞれの温度に対する臨界壁面
せん断速度(γc)の値も示してある。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】図7はESO O/12を200ppm、
そしてNa−Salを120ppm添加した場合の各温
度における壁面せん断速度(γ)に対する抗力減少率
(DR)を示す。図8はESO O/12を500pp
m、そしてNa−Salを300ppm添加した場合の
各温度における壁面せん断速度(γ)に対する抗力減少
率(DR)を示す。熱媒移送管のパイプ径11.4mm
及び40mmにおける(1)ESO O/12を200
ppm、そしてNa−Salを120ppm使用する
か、(2)ESO O/12を500ppm、そしてN
a−Salを300ppm使用する場合の各温度におけ
る壁面せん断速度(γ)と抗力減少率(DR)を測定し
た。図9は25℃における配管径による壁面せん断速度
(γ)と抵力減少率(DR)の関係を示す。図10は4
0℃における配管径による壁面せん断速度(γ)と抵力
減少率(DR)の関係を示す。図11は温度と壁面せん
断速度(γ)との関係を示す。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、(1)熱源地点から熱
交換機の放熱地点までの熱媒(冷温水)移送時における
抗力を大幅に低減できるため、小さな能力の送水ポンプ
での送出が可能であり、又インバーターなどを用いれば
ポンプのモーターの回転数を制御してより少ない電力消
費とすることが可能であり、省エネルギーを達成でき、
(2)抗力減少するための熱媒移送管の直径を縮減する
ことができるので、使用熱媒の量を減らすことができ、
さらに流体用流れ促進剤の量を減らすことができる。こ
うして高揚程用のポンプとして使用送水ポンプを用いる
ことができ、ビル等建物の高い所での使用も容易にな
る。本発明によれば、(3)熱源地点から放熱地点まで
の熱媒(冷温水)移送管における伝熱抵抗を低下するこ
とができるので、熱エネルギーのロスを大幅に低減する
ことができ、(4)添加剤の使用濃度も非常に低濃度と
なすことができるので、材料コストを低減できる一方、
移送管、ポンプ等の腐食などを防止することもできる。
さらに既存の空調システムにも簡単に応用が可能で、優
れた効果がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷温水式の空調システムの概念図を示
す。
【図2】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合、7
℃という冷水循環の冷房条件での各周波数と流速との関
係を示す。
【図3】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合、7
℃という冷水循環の冷房条件での電力量と各周波数との
関係を示す。
【図4】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合、5
5℃という温水循環の暖房条件での各周波数と流速との
関係を示す。
【図5】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合、5
5℃という温水循環の暖房条件での電力量と各周波数と
の関係を示す。
【図6】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合、2
℃、10℃、25℃、50℃、70℃及び80℃のとい
う条件でのレイノルズ数と管内摩擦係数の関係を示す。
【図7】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合の各
温度における壁面せん断速度(γ)に対する抗力減少率
(DR)を示す。
【図8】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合の各
温度における壁面せん断速度(γ)に対する抗力減少率
(DR)を示す。
【図9】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合の2
5℃における各配管径と壁面せん断速度(γ)と抵力減
少率(DR)の関係を示す。
【図10】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合の
40℃における配管径と壁面せん断速度(γ)と抵力減
少率(DR)の関係を示す。
【図11】本発明の流体用流れ促進剤を添加した場合の
温度と壁面せん断速度(γ)との関係を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F28F 23/00 F28F 23/00 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式の成分 【化1】 (式中、R1 は炭素数12〜26個のアルキル基又は炭
    素数12〜26個のアルケニル基で、R2 は炭素数1〜
    4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換された炭素数
    1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整数で、Yは1
    〜4の整数で、Aは陰イオンを表わす。)とサリチル酸
    塩とを含有することを特徴とする流体用流れ促進剤。
  2. 【請求項2】 次式の成分 【化2】 (式中、R1 はオレイル基で、R2 はメチル基で、Xは
    2の整数で、Yは2の整数で、Aは塩素又は臭素を表わ
    す。)とサリチル酸ナトリウム塩あるいはサリチル酸カ
    リウム塩とを含有することを特徴とする請求項1記載の
    流体用流れ促進剤。
  3. 【請求項3】 熱源地点と放熱地点との間の直径5〜2
    00mmの熱媒移送管内に、次式の成分 【化3】 (式中、R1 は炭素数12〜26個のアルキル基又は炭
    素数12〜26個のアルケニル基で、R2 は炭素数1〜
    4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換された炭素数
    1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整数で、Yは1
    〜4の整数で、Aは陰イオンを表わす。)とサリチル酸
    塩とを含有することを特徴とする流体用流れ促進剤を5
    0〜800ppm含有せしめた液温1〜90℃の冷温水
    を壁面せん断速度450〜40,000γ(1/s)で
    流通せしめることを特徴とする流体流れ促進剤を用いる
    熱エネルギー移送方法。
  4. 【請求項4】 熱源地点と放熱地点との間の直径5〜2
    00mmの熱媒移送管内に、次式の成分 【化4】 (式中、R1 は炭素数12〜26個のアルキル基又は炭
    素数12〜26個のアルケニル基で、R2 は炭素数1〜
    4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換された炭素数
    1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整数で、Yは1
    〜4の整数で、Aは陰イオンを表わす。)とサリチル酸
    塩とを含有することを特徴とする流体用流れ促進剤を5
    0〜800ppm含有せしめた液温2〜25℃の冷水を
    壁面せん断速度450〜9,000γ(1/s)で流通
    せしめることを特徴とする流体流れ促進剤を用いる熱エ
    ネルギー移送方法。
  5. 【請求項5】 熱源地点と放熱地点との間の直径5〜2
    00mmの熱媒移送管内に、次式の成分 【化5】 (式中、R1 は炭素数12〜26個のアルキル基又は炭
    素数12〜26個のアルケニル基で、R2 は炭素数1〜
    4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換された炭素数
    1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整数で、Yは1
    〜4の整数で、Aは陰イオンを表わす。)とサリチル酸
    塩とを含有することを特徴とする流体用流れ促進剤を5
    0〜800ppm含有せしめた液温40〜75℃の温水
    を壁面せん断速度2,000〜40,000γ(1/
    s)で流通せしめることを特徴とする流体流れ促進剤を
    用いる熱エネルギー移送方法。
  6. 【請求項6】 熱源地点と放熱地点との間の直径5〜2
    00mmの熱媒移送管内に、次式の成分 【化6】 (式中、R1 は炭素数12〜26個のアルキル基又は炭
    素数12〜26個のアルケニル基で、R2 は炭素数1〜
    4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換された炭素数
    1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整数で、Yは1
    〜4の整数で、Aは陰イオンを表わす。)とサリチル酸
    塩とを含有することを特徴とする流体用流れ促進剤を5
    0〜800ppm含有せしめた液温1〜90℃の冷温水
    を壁面せん断速度450〜40,000γ(1/s)で
    流通せしめることを特徴とする流体流れ促進剤を用いる
    冷温水式の空調システム。
  7. 【請求項7】 熱源地点と放熱地点との間の直径5〜2
    00mmの熱媒移送管内に、次式の成分 【化7】 (式中、R1 は炭素数12〜26個のアルキル基又は炭
    素数12〜26個のアルケニル基で、R2 は炭素数1〜
    4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換された炭素数
    1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整数で、Yは1
    〜4の整数で、Aは陰イオンを表わす。)とサリチル酸
    塩とを含有することを特徴とする流体用流れ促進剤を5
    0〜800ppm含有せしめた液温2〜25℃の冷水を
    壁面せん断速度450〜9,000γ(1/s)で流通
    せしめることを特徴とする流体流れ促進剤を用いる冷温
    水式の空調システム。
  8. 【請求項8】 熱源地点と放熱地点との間の直径5〜2
    00mmの熱媒移送管内に、次式の成分 【化8】 (式中、R1 は炭素数12〜26個のアルキル基又は炭
    素数12〜26個のアルケニル基で、R2 は炭素数1〜
    4個のアルキル基又はヒドロキシ基で置換された炭素数
    1〜4個のアルキル基で、Xは1〜4の整数で、Yは1
    〜4の整数で、Aは陰イオンを表わす。)とサリチル酸
    塩とを含有することを特徴とする流体用流れ促進剤を5
    0〜800ppm含有せしめた液温40〜75℃の温水
    を壁面せん断速度2,000〜40,000γ(1/
    s)で流通せしめることを特徴とする流体流れ促進剤を
    用いる冷温水式の空調システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016030853A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 大阪瓦斯株式会社 配管設備薬剤添加方法および表面処理剤

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