JPH0933071A - 水搬送配管内の摩擦抵抗低減方法 - Google Patents

水搬送配管内の摩擦抵抗低減方法

Info

Publication number
JPH0933071A
JPH0933071A JP17995795A JP17995795A JPH0933071A JP H0933071 A JPH0933071 A JP H0933071A JP 17995795 A JP17995795 A JP 17995795A JP 17995795 A JP17995795 A JP 17995795A JP H0933071 A JPH0933071 A JP H0933071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
frictional resistance
surfactant
solution
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17995795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kamakura
賢司 鎌倉
Kazunobu Mihara
一伸 三原
Shiro Makino
士郎 牧野
Masaharu Kanejima
正治 金島
Tomomasa Kumagai
智正 熊谷
Minoru Kawashima
実 川島
Kan Sakurai
翰 櫻井
Akira Yashio
彰 八塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Tokyo Electric Power Co Inc, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP17995795A priority Critical patent/JPH0933071A/ja
Publication of JPH0933071A publication Critical patent/JPH0933071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】界面活性剤を添加した水搬送配管において、実
用的な配管口径及び流速の範囲を実験により解明し、配
管内の摩擦抵抗を低減させる。 【構成】界面活性剤を添加した溶液を搬送する水搬送配
管において、配管口径を80〜2,000mmの範囲内
で、かつ流速を0.5〜3.5m/sの範囲内で設定
し、また、溶液の温度に対して所望の摩擦抵抗低減効果
が出るように界面活性剤の濃度を設定する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷熱媒、温熱媒等の水
を長い距離にわたって搬送する水搬送配管内の摩擦抵抗
を低減するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、地域冷暖房システムにおいて
は、建物や地域へ熱媒を循環させるための配管の長さは
数100m〜数km以上となる。また、ゴミ焼却場など
の高温排熱や、下水処理水、海水、河川などの温度差エ
ネルギーを利用した地域熱供給システムは、省エネルギ
ー効果が高いと期待されるが、これらの未利用エネルギ
ーを地域冷暖房プラントまで搬送する必要がある。これ
らのシステムでは、配管設備コストや建設コストが膨大
なものになると共に、水搬送動力が増大し、結果として
省エネルギー性、経済性から熱供給エリアを狭め、排熱
等の搬送可能な距離を短くしているのが現状である。
【0003】そこで、建設コストを削減し水搬送動力を
低減させる有効な方法として、配管内を流れる水の配管
摩擦抵抗を低減させることが考えられる。これに関連す
る研究としては、乱流域において流体摩擦抵抗が、高分
子剤の希薄溶液を少量添加することによって著しく低減
する現象が1948年A.B.Tomsにより発見され、トムズ効果
と呼ばれている。近年は高分子剤に代わり、ポンプ等の
剪断に対して再生機能のある界面活性剤が最も有望な添
加剤として研究されている。
【0004】この摩擦抵抗低減に至るメカニズムの体系
的な解明は、未だ研究途上であり諸説が提案されている
が、凡そは図9に示すように高分子剤が流れ方向にスレ
ッド(thread=より糸)の状態となって存在すると、そ
れらが断面方向への流塊の移動を阻止し即ち、乱流現象
を緩和することにより配管内壁面での摩擦抵抗(壁面剪
断応力)の低減につながると推定されている。
【0005】一方、界面活性剤は図10(A)に示すよ
うに、疎水基部と親水基部からなり、静止流体中では図
10(B)に示すように、疎水基部を中心に外周に親水
基部が取り巻くミセル(会合体)を形成するが、一定濃
度以上の溶液では、図10(C)に示すように、流れ方
向に沿ってロッド(棒状)ミセルができ、それらが絡ま
って高分子剤と同様にスレッドを形成すると推定されて
いる。ただし、すべての界面活性剤溶液がこのような現
象を示すわけではなく、界面活性剤の中で粘断性性状を
示すものがこのような現象を示すといわれている。(粘
断性性状とは、加えていた応力をゆるめた時に、少なく
とも部分的にその当初の形に復帰する性状で、例えば溶
液を旋回させた後に静置すると、溶液の回転が遅くなっ
てやがて反転しはじめるような性状を示す。) 従来、水搬送系に界面活性剤を添加することにより配管
摩擦抵抗を低減させる実験データが、「L.C.Chou et a
l:Drag Reducing Additives for DistrictCooling Syst
ems,Proceedings of the International District Heat
ing andCooling Association,80-th Annual Conferenc
e」において報告されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の実験データは、実験室規模での小口径(6mm)配
管による結果であり、摩擦抵抗低減効果を示すピークで
の流速も、14〜15m/sにもなり、1〜2m/sと
いう実用流速との違いが大きいことや、非ニュートン流
体では性状が非線形に変化するので、摩擦抵抗低減効果
の流速範囲等相似則からは推測できない、すなわち、小
口径配管の結果を大口径配管に適用できないという問題
を有している。さらに、界面活性剤を添加した水搬送配
管内では、配管途中の弁部分でキャビテーションが発生
すると、溶液中の空気等各種の溶存気体が気泡となって
現れ、システムの安定的な運用が図れないという問題を
有している。
【0007】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、その第1の目的は、界面活性剤を添加した水搬送配
管において、実用的な配管口径及び流速の範囲を実験に
より解明し、配管内の摩擦抵抗を低減させることであ
る。また、本発明の第2の目的は、界面活性剤を添加し
た水搬送配管内の気体を予め抜くことにより、システム
系を安定させ摩擦低減効果を維持させることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の本発明は、界面活性剤を添加し
た溶液を搬送する水搬送配管において、配管口径を建物
内空気調和設備用主管部、すなわち地域冷暖房の熱搬送
配管として最小のものから、地域冷暖房の熱搬送配管と
して最大のものに至る口径域、すなわち80〜2,00
0mmの範囲内で、かつ流速を0.5〜3.5m/sの
範囲内で設定し、また、溶液の温度に対して所望の摩擦
抵抗低減効果が出るように界面活性剤の濃度を設定する
ことを特徴とする。また、上記第2の目的を達成するた
めに請求項2記載の本発明は、未利用熱源から熱源プラ
ント又は熱源プラントから熱利用側に水搬送配管を介し
て熱を搬送する熱供給設備において、前記水搬送配管内
に請求項1記載の方法で界面活性剤を添加すると共に、
前記水搬送配管に大気に開放するエア抜き管を設け、設
備の使用開始前に予め配管内の溶液温度を上昇させ、溶
液内の気体の溶存度を小さくして気泡発生による界面活
性剤の摩擦抵抗低減機能低下を防止し、さらに、キャビ
テーションによる気泡発生を防止するために膨張タンク
により所定の静水圧を与えることを特徴とする。
【0009】
【作用及び発明の効果】本発明に係わる実験によれば、
水搬送配管内に界面活性剤を添加した場合における配管
摩擦抵抗低減率は、配管口径、流速、温度及び濃度をパ
ラメータとして大きく変化することが判り、その結果、
請求項1記載の発明によれば、配管口径を80〜2,0
00mmの範囲内で、かつ流速を0.5〜3.5m/s
の範囲内で設定し、また、溶液の温度に対して所望の摩
擦抵抗低減効果が出るように界面活性剤の濃度を設定す
ることにより、実用的に優れた摩擦抵抗低減方法を提供
することができる。
【0010】また、請求項2記載の発明によれば、水搬
送配管に大気に開放するエア抜き管を設け、設備の使用
開始前に予め配管内の溶液温度を上昇させ、溶液内の気
体の溶存度を小さくすることにより、システム系を安定
させ摩擦抵抗低減効果を維持させることができると共
に、配管内の錆の発生をも防止することができる。
【0011】そして、本発明の摩擦抵抗低減方法を、地
域冷暖房システムにおける供給対象建物への熱搬送もし
くは、ゴミ焼却場などの高温排熱や下水処理水、海水、
河川水などの温度差エネルギーの搬送に利用した場合に
は、摩擦抵抗低減効果により水搬送動力が削減されると
共に、同一の搬送動力であればより多くの搬送流量が得
られ、配管口径を小さくすることができ、配管設備コス
ト及び配管敷設時の掘削断面の削減による建設コストの
削減が可能となる。さらに、長期的には都市排熱等の未
利用エネルギーを活用する広域レベルの排熱回収幹線の
整備にも寄与することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明に係わる実験装置の構成図であ
る。実験装置は、30mの直管部Aで摩擦抵抗低減(以
下、Drag Reduction=DRとして略称する)効果を測定
する装置であり、直管部Aは、口径150mmの往還配
管Cに、口径80mmの単管Bを並列に接続し、DR効
果を測定するために6m、12m、18m、25mの距
離における差圧を計測するための圧力計Pを配置してい
る。直管部Aに界面活性剤を添加した水溶液(以下、D
R溶液という)を循環させるために1次側に3台のポン
プ(1台はインバータ付)を配設し、最大5m/sの流
速が得られるように流量調節を可能にしている。
【0013】また、1次側の循環経路では曲がり部や弁
部分での圧力損失が大きく、弁部分でのキャビテーショ
ンの発生を防止するために膨張タンクを高所に設けて所
定の静水圧を与えるようにしている。さらに、1次側の
DR溶液の温度を変化させるために2次側に加熱・冷却
装置としてガスボイラー及び冷却塔を設置している。た
だし、ボイラーで直接加熱すると局部的な温度上昇によ
り界面活性剤が変質する可能性があるため、熱交換器を
介する間接加熱方式としている。その他、循環経路の必
要個所に開閉弁、温度計T及び流量計Fを配設してい
る。
【0014】添加する界面活性剤として、DR効果の大
きいものとしては、例えば図2に示すものが考えられる
が、本実験においては、化学薬品名1のオレイル-ヒ゛ス(2-ヒト゛
ロキシエチル)メチルアンモニウムクロライト゛を添加し、また対イオンにはサ
リチル酸ナトリウムを加えた。そして、界面活性剤の濃
度150〜800ppm、DR溶液の温度20〜70
℃、流速0.2〜5.8m/sの条件下で実験を行っ
た。また、比較のため通常水での実験も行った。
【0015】図3は、水溶液の温度及び流速に対するD
R効果の実験結果を示している。なお、配管口径は15
0mm、界面活性剤の濃度は500ppmで、温度を2
0℃、30℃、40℃、50℃、60℃、70℃と変化
させている。ここで、DR効果とは配管摩擦抵抗低減率
で通常水の場合に対して低減した割合を示し、 DR効果(%)=(1.0−(DR溶液の配管摩擦抵抗
/通常水の配管摩擦抵抗))×100 により求めている。
【0016】その結果、DR効果は、流速がある範囲で
ピークを持つカーブとなり、温度は70℃以上になると
全ての流速範囲内でDR効果が薄くなり、70℃以上で
なければ、ある流速範囲内で20%以上のDR効果が生
じることが判った。例えば、40℃〜50℃のDR溶液
を流速0.5〜2.5m/sの範囲で用いればDR効果
を70%以上にすることができ、30℃及び60℃のD
R溶液を流速0.5〜1.5m/sの範囲で用いればD
R効果を60%以上にすることができる。また、20℃
の低温度でも流速0.5〜1.0m/sの範囲で用いれ
ばDR効果を60%以上にすることができ、前述した摩
擦抵抗低減に至るメカニズムから界面活性剤の濃度を増
加させれば当然DR効果及び効果域が増大することを考
慮すれば、20℃より低温(例えば5℃)のDR溶液で
もかなりのDR効果が期待できる。
【0017】図4は、配管径及び流速に対するDR効果
の実験結果を示し、図4(A)は配管口径80mm、図
4(B)は配管口径150mmでの流速に対するDR効
果を示している。なお、DR溶液の温度は40℃、界面
活性剤の濃度は、150ppm、500ppm、800
ppmと変化させている。
【0018】その結果、いずれの配管口径でも最大80
%程度のDR効果を生じ、界面活性剤濃度を大きくする
と、DR効果を生じさせる流速範囲が広がることが判っ
た。
【0019】図5は、図4の界面活性剤の濃度が500
ppmの実験データ等をもとに作成した配管抵抗(摩擦
損失)線図である(温度40℃の例)。縦軸に流量を横
軸に単位長さ当たりの摩擦損失を、左傾斜線に等流速線
をとり、配管口径を80mm、150mm、500m
m、1,000mm、2,000mmの場合における、
DR溶液(実線)と水(点線)の流量と摩擦損失の関係
を示している。従って、ある流量において、DR溶液と
水の場合との摩擦損失の差Xの水の場合に対する比率
(%)が、前記DR効果に相当する値になる。
【0020】この計算結果によれば、配管口径を80〜
2,000mmの範囲内で、かつ実用的な流速を0.5
〜3.5m/sの範囲内で設定することにより、DR効
果が得られることが期待できる。なお、界面活性剤の濃
度については、所望するDR効果を達成するに必要最小
限の濃度とする。また、DR溶液の温度については、図
3の実験結果から70℃以上としない条件下で、界面活
性剤の濃度を増加させることにより20℃より低温でも
所望のDR効果が期待できる。
【0021】次に、図6及び図7により、DR効果がも
たらす効果について説明する。図6(A)に示すよう
に、地域熱供給(DHC)システムをモデル化し、熱媒
搬送動力の低減効果を試算した。なお、本試算では、8
0%のDR効果が発揮される条件を直管部分に限定して
行い、さらにその直管部の距離を変化させて影響度合い
を検討している。図6(B)は、熱供給プラントから熱
需要家までの配管内圧力損失計算結果を示し、図6
(C)は、ポンプ動力試算結果を示している。直管部の
距離を10kmに延長したケースでは、約73%の動力
削減率となり、地域熱供給システムや広域熱搬送システ
ムにおいて大きな効果を発揮する可能性を示している。
【0022】また、DR効果により配管の摩擦抵抗が減
少すると、同一のポンプでより多くの搬送流量が得ら
れ、配管口径を小さくすることができ、配管材料の削減
及び配管敷設時の掘削断面の削減が可能となる。この削
減効果を、界面活性剤を加えない水の場合に配管口径を
500mmとしたものと比較した試算例を図7に示す。
図7(A)は配管掘削モデルを示す図、図7(B)はD
R効果と配管重量削減効果との関係を示す図、図7
(C)はDR効果と掘削断面削減効果との関係を示す図
である。試算例によれば、DR効果が40%以上になる
と削減効果が現れ始め、DR効果80%において、配管
口径が20%削減され、配管重量が33%程度削減さ
れ、また掘削断面は12%程度に削減することができ
る。
【0023】図8は、本発明の配管摩擦抵抗低減方法を
利用した地域熱供給設備の1実施例を示す構成図であ
る。下水処理水、河川水、海水などの未利用の熱は、熱
交換器及び遠距離配管(水搬送配管)を介して熱源プラ
ントの熱源機器に供給され、ここで冷凍機、ヒートポン
プ等の熱源として利用され、ここで得られた冷水または
温水は、蓄熱槽に蓄熱され、蓄熱槽から熱交換器及び遠
距離配管(水搬送配管)を介して利用側の各建物に供給
される。各遠距離配管内には、前述した界面活性剤を添
加している。
【0024】ところで、水搬送配管内に界面活性剤を添
加する際、配管途中の弁部分でキャビテーションが発生
すると、溶液中の空気等各種の溶存気体が気泡となって
現れ、システムの安定的な運用が図れないという問題を
有している。これを防止するために本実施例では、水搬
送配管に大気に開放するエア抜き管Dを設け、設備の使
用開始前に予め配管内の溶液温度を、熱搬送における使
用温度よりも高い温度まで加熱して、溶液内の気体の溶
存度を小さくしてエア抜き管Dから気体を大気に放出せ
しめ、予め溶液中の気体の溶存量自体を極力減らし、さ
らに膨張タンクにより所定の静水圧を与えることによ
り、システム系を安定させ摩擦抵抗低減効果が維持でき
ると共に、配管内の錆の発生をも防止することができ
る。なお、エア抜きは設備の使用開始前の他、定期点検
等の際に行ってもよい。また、前記加熱手段としてはボ
イラーの利用や他の加熱装置を付加すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実験装置の構成図である。
【図2】本発明に係わる界面活性剤の例を示す図であ
る。
【図3】本発明に係わる水溶液の温度及び流速に対する
DR効果の実験結果を示す図である。
【図4】本発明に係わる配管径及び流速に対するDR効
果の実験結果を示す図である。
【図5】図4の実験データをもとに作成した配管抵抗
(摩擦損失)線図である。
【図6】本発明におけるDR効果がもたらす効果を説明
するための図である。
【図7】本発明におけるDR効果がもたらす効果を説明
するための図である。
【図8】本発明の配管摩擦抵抗低減方法を利用した地域
熱供給装置の1実施例を示す構成図である。
【図9】高分子剤による摩擦抵抗低減に至るメカニズム
を説明するための図である。
【図10】界面活性剤による摩擦抵抗低減に至るメカニ
ズムを説明するための図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 士郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 金島 正治 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 熊谷 智正 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 川島 実 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 櫻井 翰 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 八塩 彰 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性剤を添加した溶液を搬送する水搬
    送配管において、配管口径を80〜2,000mmの範
    囲内で、かつ流速を0.5〜3.5m/sの範囲内で設
    定し、また、溶液の温度に対して所望の摩擦抵抗低減効
    果が出るように界面活性剤の濃度を設定することを特徴
    とする水搬送配管内の摩擦抵抗低減方法。
  2. 【請求項2】未利用熱源から熱源プラント又は熱源プラ
    ントから熱利用側に水搬送配管を介して熱を搬送する熱
    供給設備において、前記水搬送配管内に請求項1記載の
    方法で界面活性剤を添加すると共に、前記水搬送配管に
    大気へ開放するエア抜き管を設け、設備の使用開始前に
    予め配管内の溶液温度を上昇させ、溶液内の気体の溶存
    度を小さして気泡発生による界面活性剤の摩擦抵抗低減
    機能低下を防止し、さらに、キャビテーションによる気
    泡発生を防止するために膨張タンクにより所定の静水圧
    を与えることを特徴とする水搬送配管内の摩擦抵抗低減
    方法。
JP17995795A 1995-07-17 1995-07-17 水搬送配管内の摩擦抵抗低減方法 Pending JPH0933071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17995795A JPH0933071A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 水搬送配管内の摩擦抵抗低減方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17995795A JPH0933071A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 水搬送配管内の摩擦抵抗低減方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0933071A true JPH0933071A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16074927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17995795A Pending JPH0933071A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 水搬送配管内の摩擦抵抗低減方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0933071A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277423A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Osaka Gas Co Ltd 界面活性剤濃度制御装置及びこれを備えた熱搬送システム
JP2009281611A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Sanden Corp 車両用空調装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277423A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Osaka Gas Co Ltd 界面活性剤濃度制御装置及びこれを備えた熱搬送システム
JP2009281611A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Sanden Corp 車両用空調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ma et al. Experimental study on heat pipe assisted heat exchanger used for industrial waste heat recovery
Krope et al. Drag reducing surfactants for district heating
Panchal et al. Mitigation of water fouling: technology status and challenges
War Seawater Air Conditioning (SWAC) a renewable energy alternative
Gasljevic et al. On saving pumping power in hydronic thermal distribution systems through the use of drag-reducing additives
JPH0933071A (ja) 水搬送配管内の摩擦抵抗低減方法
JP2000121284A (ja) 伝熱管及び熱搬送システム
JP2005029591A (ja) 潜熱輸送用水和物スラリーの流動抵抗低減方法、低減された潜熱輸送用水和物スラリーおよび同スラリーを用いた冷暖房システム
CN209540224U (zh) 一种双管小口径保温管
JP4508450B2 (ja) 伝熱管及び熱搬送システム
JP4277129B2 (ja) 界面活性剤の供給制御方法および熱搬送方法
JP4230822B2 (ja) ブライン用配管内摩擦抵抗低減剤
JP2005016896A (ja) 熱搬送媒体及びこれを用いた熱搬送システム
JP3750007B2 (ja) 伝熱管及び熱搬送システム
Saeki et al. Improving energy efficiency of ground thermal energy systems by reducing drag inside pipes
JP4420995B2 (ja) 配管内摩擦抵抗の低減方法
JP2000136396A (ja) 水系熱搬送媒体の配管内摩擦抵抗の低減方法
JPH08231941A (ja) 流体用流れ促進剤及びそれを用いる熱エネルギー移送方法
JP2000121283A (ja) 熱交換器及び熱搬送システム
JP5571418B2 (ja) 熱搬送媒体及びこれを用いた熱搬送システム
Nakamura et al. PHASE CHANGE BEHAVIOR OF AMMONIA ALUM HYDRATE SLURRIES PASSING THROUGH A HEAT EXCHANGER
JP3907266B2 (ja) 水系熱搬送媒体の配管内摩擦抵抗の低減方法
Hill Thermal pollution and its control
CN105036213A (zh) 一种降低油田产出水腐蚀性的处理方法
Salem An experimental investigation of the drag and heat transfer reduction of drag-reducing surfactants