JPH08231083A - 用紙の横ズレ補正装置 - Google Patents

用紙の横ズレ補正装置

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JPH08231083A
JPH08231083A JP3577695A JP3577695A JPH08231083A JP H08231083 A JPH08231083 A JP H08231083A JP 3577695 A JP3577695 A JP 3577695A JP 3577695 A JP3577695 A JP 3577695A JP H08231083 A JPH08231083 A JP H08231083A
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JP
Japan
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paper
light
sheet
edge
unit
Prior art date
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JP3577695A
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English (en)
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Masato Obata
正人 小幡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送される用紙の種類が異なっても、用紙の
横ズレを高精度に検知して横ズレを補正する。 【構成】 搬送中の用紙を通る光を読取手段により複数
ライン毎に読み取り、その読取データから用紙端部を用
紙端検知手段8で検知し、この用紙端検知手段8からの
データに基づき用紙の横ズレ量及びズレ方向を検知手段
10により検知し、この検知結果に基づいて制御手段1
2により補正機構を制御し、用紙の横ズレを補正するよ
うにする。さらに、用紙の種類を紙種検知手段13によ
り検知して用紙に光を透過させる光源の光量を光量調整
手段により調整するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事務機において、搬送
される用紙の横ズレ補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等においては、
用紙が斜行して横ズレを発生する場合があり、用紙の横
ズレが発生すると、用紙に形成される画像が傾いたりズ
レたりし、さらに、定着後に用紙にシワが寄ったりジャ
ム発生の原因となったりしている。
【0003】このため、用紙の横ズレを補正する種々の
装置が提案又は実用化されており、例えば、特開平2−
175545号公報や特開昭60−118542号公報
等に開示されたものがある。なお、これらの横ズレ補正
装置は、用紙先端部の左右両端をセンサで検知すること
により用紙の横ズレを検知し、この検知結果に基づいて
横ズレ補正を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】用紙先端部がセンサを
通過した後に用紙が横ズレした場合にはその横ズレを検
知することができず、従って、十分な横ズレ補正を行な
うことができない。また、用紙の紙種が異なっても検知
条件が一定であるため、トレーシングペーパ等のように
光の透過性が高い用紙の場合には、用紙を通る光と用紙
を通らない光との受光量の差が通常の用紙の場合に比較
して小さくなるため、誤検知し易い問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
搬送される用紙の種類を検知する紙種検知手段と、搬送
される前記用紙に光を照射する光源と、前記用紙の種類
に応じて前記光源の光量を調整する光量調整手段と、搬
送される前記用紙を透過する前記光源からの透過光を複
数ライン毎に読み取る読取手段と、この読取手段により
読み取られた信号に基づいて用紙端部を検知する用紙端
検知手段と、この用紙端検知手段により検知された前記
用紙の端部位置から前記用紙の横ズレ量及びズレ方向を
検知する用紙ズレ検知手段と、この用紙ズレ検知手段の
検知結果に基づいて用紙の横ズレを補正するように補正
機構を制御する制御手段とにより構成した用紙の横ズレ
補正装置である。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、光量調整手段として、用紙の光の透過性の
高さに反比例して光量を下げる光量調整手段を用いた用
紙の横ズレ補正装置である。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、搬送される用紙を透
過する光を読取手段が複数ライン毎に読取ると、その読
取データから用紙端検知手段が用紙端部を検知する。そ
して、用紙端検知手段が検知した用紙端部のデータか
ら、用紙ズレ検知手段が用紙の横ズレ量及びズレ方向を
検知し、この用紙ズレ検知手段の検知結果に基づいて制
御手段が補正機構を制御し、補正機構により用紙の横ズ
レが補正される。この場合、紙種検知手段により認識さ
れた用紙の種類により、光量調整手段が光源の光量を調
整するため、用紙をその種類に拘らず最適な条件で検知
することが可能となる。
【0008】請求項2記載の発明では、光の透過性の高
い用紙程、光源の光量を下げることにより、用紙の種類
に拘らず用紙の端部の検知精度を高めることができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図2は搬送される用紙1を読取る読取部の概
略構造を示したもので、用紙1の搬送経路に対向する位
置には、光源であるランプ2と、このランプ2からの拡
散光を略平行光に修正するハニカム構造のフィルタ3と
が設けられ、搬送経路を挾んでフィルタ3と対向する位
置に読取手段である読取センサ4が設けられている。な
お、前記フィルタ3は口径寸法が1×1mm、高さ寸法
が20mmに形成されており、従って、このフィルタ3
から出射される光は1/20の傾斜に収まった略平行光
となる。そして、フィルタ3と読取センサ4との間を用
紙1が通過した際に、読取センサ4からは図3に示すよ
うな暗出力と明出力とのアナログ信号が出力される。
【0010】また、搬送される用紙1はフィルタ3と読
取センサ4との間で上下方向に変位するが、フィルタ3
と読取センサ4との距離を約3mmとすると、用紙1が
上を通過する場合と下を通過する場合とでは、図4に示
すように、3mm×1/20=0.15mmの読取誤差
を生じる。そして、この読取センサ4が1mm当たり8
画素、最大読取幅が256mmとすると、総画素数は2
048画素、1画素当たり0.125mmであるため、
読取誤差は約1画素分となる。
【0011】つぎに、図1は横ズレ補正装置全体の概略
構造を示したブロック図であり、読取センサ4からのア
ナログ信号(図3における(1)(2)の出力)を増幅
するアンプ5、アンプ5で増幅されたアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器6、変換されたデジ
タル信号と所定の2値化レベルデータとを比較すると共
にその比較結果を図3(3)に示すように2値化信号
(用紙有りの場合には“H”、用紙無しの場合には
“L”)として出力する比較器7が設けられている。さ
らに、比較器7からの出力に基づいて用紙端部を検知す
る用紙端検知手段である用紙端検知部8、用紙端検知部
8が検知した所定の複数ライン毎の用紙端部のデータか
ら、その複数ライン内における用紙端部の位置データ
(基準位置データ、測定位置データ)を決定する用紙端
決定手段である用紙端決定部9、用紙端決定部9におい
て決定した基準位置データと測定位置データとから用紙
1の横ズレ量及びズレ方向を検知する用紙ズレ検知手段
である用紙ズレ検知部10、用紙ズレ検知部10が検知
した横ズレ量及びズレ方向に基づいて補正機構(図示せ
ず)を制御すると共にタイミング生成部11に対して読
取開始信号を出力する制御手段である制御部12、紙種
検知手段である紙種検知部13等が設けられている。本
実施例における紙種検知部13は、光の透過性が低い
(Lレベル)通常の用紙1を用いる場合と、光の透過性
が高い(Hレベル)トレーシングペーパを用いる場合と
を、オペレータがマニュアルで切リ替えるスイッチが用
いられているが、用紙1の透過光を受光する受光量によ
り、紙種を自動的に検出するようにしてもよいものであ
る。
【0012】ここで、用紙ズレ検知のタイミングを図5
に基づいて説明する。まず、用紙1が読取センサ4の上
まで搬送されたことをセンサ(図示せず)が検知する
と、その検知結果が入力された制御部12は所定のタイ
ミングで検知開始信号を“H”にする。検知開始信号が
“H”になると、タイミング生成部11から所定の周期
(例えば、1秒)毎に“H”となるサンプル信号が出力
される。また、読取センサ4に対する読取開始信号が1
/64秒毎にタイミング生成部11から出力され、従っ
て、サンプル信号の1周期の間に64回(ライン)の用
紙端部の検知が行なわれる。そして、検知開始信号が
“H”になってから最初にサンプル信号が“H”になっ
た時に、用紙端決定部9において決定された位置データ
が基準位置データとされ、以下、サンプル信号が“H”
となる毎に用紙端決定部9において決定された位置デー
タが測定位置データとされる。さらに、これらの基準位
置データと測定位置データとに基づいて用紙ズレ検知部
10において用紙1の横ズレ量、ズレ方向が決定され
る。
【0013】つぎに、図6は前記用紙端検知部8の構造
を示し、図7は用紙端検知のタイミングチャートを示
す。用紙端検知部8は、検知開始信号と比較器7からの
出力(2値化信号)とが入力されるANDゲート14、
読取クロックと読取開始信号とが入力されるフリップフ
ロップ15、ANDゲート14からの出力と読取クロッ
クとフリップフロップ15からの出力とが入力される1
2ビットのカウンタ16、このカウンタ16に接続され
た12ビットのフリップフロップ17等により形成され
ている。
【0014】制御部12から検知開始信号が出力される
と、タイミング生成部11からは読取クロックに同期し
て読取開始信号が読取センサ4に対して所定の周期で出
力され、用紙1の端部の読取りが開始され、読取センサ
4からの読取データに基づいて比較器7から2値化信号
が出力される。そして、検知開始信号と比較器7から出
力された2値化信号とがANDゲート14に入力された
際の信号(信号)がカウンタ16のカウント・イネー
ブル端子に入力され、用紙1を検知している(比較器7
の出力が“H”)間、読取クロックに同期してカウント
アップする。
【0015】また、このカウントアップ動作に先立ち、
読取開始信号をフリップフロップ15で読取り、読取ク
ロックの1クロック分ラッチして反転した信号(信号
)がカウンタ16のクリア端子に入力されているの
で、出力Q1〜Q11は予めクリアされている。
【0016】フリップフロップ17では、次の読取開始
信号の立上りでカウンタ16の出力Q1〜Q11をラッ
チして、今の1ラインの用紙端部のデータとして用紙端
決定部9に出力する。そして、この処理は、検知開始信
号が“L”になって検知が終了するまで続ける。
【0017】なお、カウンタ16、フリップフロップ1
7を12ビットとしたのは読取センサ4が2048画素
を持っているためで、読取センサの画素数が変わればこ
のビット構成も変わり、従って、カウンタ16,フリッ
プフロップ17は12ビットのものに限定されるもので
はない。
【0018】つぎに、図8は前記用紙端決定部9の構造
を示し、図9は用紙端決定のタイミングチャートを示
す。用紙端決定部9は、ANDゲート18、ORゲート
19、フリップフロップ20、比較器21、フリップフ
ロップ22,23等により形成されている。
【0019】制御部12から検知開始信号が出力され、
用紙端検知部8から読取開始信号に同期して1ライン分
の用紙端部のデータが検知されると、用紙端決定部9で
は、ORゲート19を介してフリップフロップ20のク
ロック端子に1回目ラッチ信号が入力され、その時の用
紙端部のデータをフリップフロップ20で最大値データ
としてラッチする(A点)。比較器21では、フリップ
フロップ22でラッチした最大値データとその後に得ら
れる用紙端部のデータとを比較して大小関係を比較す
る。そして、(最大値データ)<(用紙端部のデータ)
の場合には、比較器21からの信号が“H”となり、
ANDゲート18において最大値ラッチ信号とのAND
が取られて、フリップフロップ20のクロック端子にO
Rゲート18を介して入力されることにより最大値デー
タを更新する(B点)。
【0020】そして、所定の区間(複数ライン)に渡り
最大値データの検知を行なった後に、検知開始後1回目
はフリップフロップ22において最大値データを基準位
置ラッチ信号によりラッチし、基準位置データとして用
紙ズレ検知部10へ出力する。
【0021】また、フリップフロップ23において、最
大値データをサンプル信号によりラッチし、測定位置デ
ータとして用紙ズレ検知部10へ出力する。
【0022】つぎに、図10は前記用紙ズレ検知部10
の構造を示し、図11は用紙ズレ検知のタイミングチャ
ートを示す。用紙ズレ検知部10は、用紙端決定部9が
最初に決定した用紙端部の位置データ(基準位置デー
タ)と2回目以降に決定した位置データ(測定位置デー
タ)とを比較する比較器24、基準位置データと測定位
置データとの差を計算する減算器25,26、減算器2
5,26により得られた減算結果のうちいずれを選択す
るかを決定するセレクタ27により形成されている。
【0023】制御部12から検知開始信号が出力され、
タイミング生成部11からサンプル信号が発生すると、
用紙端決定部9において1回目のサンプル信号により基
準位置データ(例えば、30)が決定され、この基準位
置データが用紙ズレ検知部10に出力される。そして、
2回目、3回目等のサンプル信号が発生するごとに、用
紙端決定部9からは測定位置データが出力される。そし
て、これらの基準位置データと測定位置データとは比較
器24において大小が判断され、(基準位置データ)<
(測定位置データ)の場合は“H”の信号が出力され、
それ以外の場合は“L”の信号が出力される(信号
)。
【0024】また、この時同時に減算器25では、(基
準位置データ)−(測定位置データ)が計算され、減算
器26では、(測定位置データ)−(基準位置データ)
が計算され、セレクタ27に出力される(信号,
)。そして、減算器25,26の計算結果のうち、比
較器24の比較結果に応じて、(基準位置データ)<
(測定位置データ)の場合は減算器26の計算結果を、
それ以外の場合は減算器25の計算結果を横ズレ量デー
タとして制御部12へ出力する。
【0025】さらに、比較器24により基準位置データ
と測定位置データとの大小関係はズレ方向を示すデータ
として制御部12に出力される。具体的には、用紙1が
右にズレると測定位置データは大きくなるので、比較器
24の出力が“H”の時は右に、“L”の時は左に用紙
がズレていることを示す。
【0026】つぎに、前記制御部12は、図示しないが
CPU、ROM、RAM、A/Dコンバータ等により形
成されている。また、この制御部12により制御されて
用紙1の横ズレを補正する補正機構としては従来より利
用されている公知のものを使用しており、例えば、用紙
1を加圧定着する定着ユニットを用紙1の搬送方向に回
動させたり、定着ユニットの左右の加圧力をモータ等を
駆動して変えるもの等である。
【0027】ところで、図3に示すように、通常の用紙
1(普通紙)の場合のアナログ信号(1)と、例えばト
レーシングペーパ等のように光の透過性の高い用紙の場
合のアナログ信号(2)とは、暗出力と明出力との差が
異なる。そこで、用紙1の光の透過性に応じてランプ2
の光量を調整する。この場合の光量調整は、本実施例に
おいては、図12に示すように、交流電源の電圧が0V
を交差する(ゼロクロス)地点からある時間(位相)経
過後にランプ2(図2及び図13参照)への通電を開始
し、次のゼロクロスで通電を終了させ、このときの通電
時間の長さを用紙1の種類に応じて変える。
【0028】以下、図13に光量調整手段28の回路構
造を示す。この光量調整手段28は、交流電源29に接
続されたトランス30,31、交流電源29とランプ2
との間に接続されたトライアック32、トランス30の
二次側に接続されて制御部12にゼロクロス信号を出力
するゼロクロス発生回路33、制御部12に接続された
位相角タイマ34、トライアック32のゲートに接続さ
れたトリガ回路35、トランス31の二次側に接続され
た2乗平均電圧発生回路36等により構成されている。
【0029】このような構成の光量調整手段28は、紙
種の情報を監視している制御部12の制御の下に動作す
る。その動作を図14に示すタイミングチャートを参照
して説明する。ゼロクロス発生回路33は、交流電源2
9の電圧をトランス30により降圧して得た信号からゼ
ロクロス信号を発生して、そのゼロクロス信号を制御部
12の割り込み端子(図示せず)に入力する。このゼロ
クロス信号の割り込みにより、ランプドライブ信号がオ
フとなり、ランプ2への通電が遮断された状態となる。
位相角タイマ34は、ゼロクロス信号からの位相角が所
定の値に達したときに位相角タイマ出力信号を発生して
制御部12の割り込み端子に出力する。この割り込みに
よりランプドライブ信号がオンとなり、この結果トリガ
回路35がオンとなりトライアック32をオンにする。
これにより、ランプ2が駆動される。2乗平均電圧発生
回路36では、ランプ2の両端に印加される電圧をトラ
ンス31により降圧された電圧から2乗平均電圧を発生
し、制御部12のA/Dコンバータに入力する。制御部
12では、入力された2乗平均電圧を所定のタイミング
でサンプリングして目標値との差を求め、その差が小さ
くなるように次の位相角(ランプ2への通電時間に相
当)を設定する。これにより、ランプ2の発光光量が安
定する。前述した位相角は、紙種別検知部13の出力
(用紙1の種別に相当)により設定される。
【0030】このようなランプ2の光量調整は、通常の
用紙1の場合は80%である。この場合、通常の用紙1
は光の透過性が低いため、読取センサ4からの暗出力
(用紙1の領域外の光の検出出力に対応)と明出力(用
紙1を通らない光の検出出力に対応)と差は一定値以上
となる。これは、用紙1に直接入射される光は光量が8
0%の場合でも60%の場合でも同程度の明出力を出力
するが、透過性の低い用紙1の領域では暗出力が大きく
低下するためである。これに対し、トレーシングペーパ
のように光の透過性が高い用紙1の場合、通常の用紙1
に比して暗出力のレベルが高いために明出力との差が少
なくなる。そこで、ランプ2の光量を60%に定めるこ
とにより、一定レベルの明出力を得ながら暗出力のレベ
ルを下げる。このようにすることにより、用紙1の横ズ
レを検出するために、用紙1有りの閾値と用紙1無しの
閾値との差が大きくなり、これにより、用紙1の種類に
拘らず、用紙1の分部検知を確実に行うことができる。
【0031】ここで、用紙ズレ補正の一連の動作を図1
5のフローチャートに基づいて説明する。まず、用紙1
が読取センサ4とフィルタ3との間を通過中か否かをセ
ンサにより判断し(ステップ1)、センサが“オン”の
場合には用紙1が通過中であると判断し、用紙1の種類
を紙種検知部13の出力により検知する(ステップ
2)。用紙1の種類が通常の用紙(普通紙)1のときに
は、普通紙用にランプ2の光量をセットする(ステップ
3)。逆に、ステップ2において用紙1の種類をトレー
シングペーパーと判定したときは、トレーシングペーパ
用にランプ2の光量をセットする(ステップ4)。そし
て、用紙1の横ズレ量の検知を開始するための検知開始
信号を出力し(ステップ5)、用紙ズレ検知部10によ
り用紙1の横ズレ量とズレ方向とを検知する(ステップ
6)。次に、検知された横ズレ量が補正を必要とする所
定値以上か否かを判断し(ステップ7)、補正が必要で
あると判断した場合にはズレ方向を判断する(ステップ
8)。このズレ方向の判断結果に基づいて、右にズレて
いる場合には左寄せ補正を行ない(ステップ9)、左に
ズレている場合には右寄せ補正を行なう(ステップ1
0)。そして、この補正を行なった後に検知が終了して
いるか否かを判断し(ステップ11)、終了していなけ
ればステップ6に戻り、終了していれば一連の補正動作
を終了する。なお、ステップ6において、横ズレ量が補
正を必要としないと判断した場合には、ステップ11の
判断が行なわれる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、搬送される用紙
を透過する光源からの透過光を複数ライン毎に読み取る
読取手段と、この読取手段により読み取られた信号に基
づいて用紙端部を検知する用紙端検知手段と、この用紙
端検知手段により検知された前記用紙の端部位置から前
記用紙の横ズレ量及びズレ方向を検知する用紙ズレ検知
手段と、この用紙ズレ検知手段の検知結果に基づいて用
紙の横ズレを補正するように補正機構を制御する制御手
段とを設けたので、用紙の横ズレを複数のライン毎に行
うことにより、搬送中の用紙が途中から横ズレした場合
でも、その横ズレを見逃すことなく検知することがで
き、従って、用紙の横ズレ補正を高精度に行なうことが
でき、用紙に形成される画像が傾いたり、用紙にシワが
寄ったり、用紙がジャムを発生したりすることを確実に
防止することができる。さらに、用紙に光を透過させる
光源の光量を、用紙の種類に応じて光量調整手段により
調整するようにしたので、用紙の種類に拘らず用紙の横
ズレを確実に検出することができる。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、光量調整手段として、用紙の光の透過性の
高さに反比例して光量を下げる光量調整手段を用いたの
で、光の透過性の高い用紙程、光源の光量を下げること
により、用紙の種類に拘らず用紙の横ズレの検知精度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における横ズレ補正装置の全
体の回路構造を示すブロック図である。
【図2】用紙を読取る読取部の概略構造を示した正面図
である。
【図3】読取センサと用紙との位置関係、読取センサか
ら出力されるアナログ信号、2値化信号へ変換された読
取センサの出力を示した説明図である。
【図4】搬送される用紙がフィルタと読取センサとの間
で上下方向へ変位するために生ずる読取誤差の説明図で
ある。
【図5】用紙ズレ検知のタイミングチャートである。
【図6】用紙端検知部の回路構造を示すブロック図であ
る。
【図7】用紙端検知のタイミングチャートである。
【図8】用紙端決定部の回路構造を示すブロック図であ
る。
【図9】用紙端決定のタイミングチャートである。
【図10】用紙ズレ検知部の回路構造を示すブロック図
である。
【図11】用紙ズレ検知のタイミングチャートである。
【図12】ランプへの通電の長さを示す交流電圧の波形
図である。
【図13】光量調整手段の回路構造を示すブロック図で
ある。
【図14】ランプへの通電制御に係るタイミングチャー
トである。
【図15】用紙ズレ補正の一連の動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 用紙 2 光源 4 読取手段 8 用紙端検知手段 10 用紙ズレ検知手段 12 制御手段 13 紙種類検知手段 28 光量調整手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される用紙の種類を検知する紙種検
    知手段と、搬送される前記用紙に光を照射する光源と、
    前記用紙の種類に応じて前記光源の光量を調整する光量
    調整手段と、搬送される前記用紙を透過する前記光源か
    らの透過光を複数ライン毎に読み取る読取手段と、この
    読取手段により読み取られた信号に基づいて用紙端部を
    検知する用紙端検知手段と、この用紙端検知手段により
    検知された前記用紙の端部位置から前記用紙の横ズレ量
    及びズレ方向を検知する用紙ズレ検知手段と、この用紙
    ズレ検知手段の検知結果に基づいて用紙の横ズレを補正
    するように補正機構を制御する制御手段とよりなること
    を特徴とする用紙の横ズレ補正装置。
  2. 【請求項2】 光量調整手段として、用紙の光の透過性
    の高さに反比例して光量を下げる光量調整手段を用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の用紙の横ズレ補正装
    置。
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JP3577695A Pending JPH08231083A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 用紙の横ズレ補正装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003735A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007119135A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007193193A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Canon Inc 画像形成装置

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