JPH08268610A - 用紙の横ズレ補正装置 - Google Patents

用紙の横ズレ補正装置

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JPH08268610A
JPH08268610A JP7073013A JP7301395A JPH08268610A JP H08268610 A JPH08268610 A JP H08268610A JP 7073013 A JP7073013 A JP 7073013A JP 7301395 A JP7301395 A JP 7301395A JP H08268610 A JPH08268610 A JP H08268610A
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JP
Japan
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paper
sheet
lateral deviation
inclination angle
lateral shift
Prior art date
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Pending
Application number
JP7073013A
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English (en)
Inventor
Kunio Kudo
邦夫 工藤
Masato Obata
正人 小幡
Yoichi Koide
洋一 小出
Tatsuhiko Okada
達彦 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送される用紙が横ズレを生じた場合にその
横ズレを補正する横ズレ補正装置において、用紙の先端
部がこの用紙の横ズレを検知する検知部を通過した後に
横ズレを生じた場合でも、その用紙の横ズレを補正でき
るようにする。 【構成】 搬送されている用紙の搬送方向と直交する横
幅方向の端部位置を用紙端検知手段65により検知し、
この用紙の搬送量を用紙搬送量検知手段66により検知
し、これらの検知手段65,66の検知結果に基づいて
横ズレ検知手段67により用紙の横ズレ量と横ズレ方向
とを検知する。さらに、用紙を挾持して搬送する可動式
搬送ローラ対の軸方向の傾き角度を用紙の搬送方向に対
して平行な面内で変更させる傾き角度調整機構52を設
け、傾き角度調整機構52により変更する傾き角度を横
ズレ検知手段67の検知結果に基づいて傾き角度制御手
段41により決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等に
おいて、搬送される用紙の横ズレを補正する用紙の横ズ
レ補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等においては、搬送さ
れる用紙が斜行して横ズレを発生する場合があり、用紙
の横ズレが発生すると、用紙に形成される画像が傾いた
り、用紙にシワが寄ったり、ジャムの原因となったりす
る。
【0003】このため、用紙の横ズレを補正する種々の
装置が提案又は実用化されており、例えば、特開平2−
175545号公報や特開昭60−118542号公報
等に開示されたものがある。なお、これらの横ズレ補正
装置は、用紙先端部の左右両端をセンサで検知すること
により用紙の横ズレを検知し、この検知結果に基づいて
横ズレ補正を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の横ズレ補正装置
においては、用紙先端部がセンサの位置を通過した後に
横ズレを生じた場合にはその横ズレを検知することがで
きず、従って、用紙の横ズレ補正を確実に行なうことが
できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
搬送経路上を搬送されている用紙の搬送方向と直交する
横幅方向の端部位置を検知する用紙端検知手段と、この
用紙の搬送量を検知する用紙搬送量検知手段と、前記用
紙端検知手段と前記用紙搬送量検知手段との検知結果に
基づいて搬送されている用紙の横ズレ量と横ズレ方向と
を検知する横ズレ検知手段と、用紙を挾持状態で搬送す
ると共にこの用紙の搬送方向に対して平行な面内におけ
る軸方向の傾き角度が変更自在である可動式搬送ローラ
対と、この可動式搬送ローラ対の軸方向の傾き角度を変
更させる傾き角度調整機構と、この傾き角度調整機構に
より変更される傾き角度を前記横ズレ検知手段の検知結
果に基づいて決定する傾き角度制御手段とを設けた。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、定着ローラ対を可動式搬送ローラ対とし
た。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、搬送経路上を搬送さ
れている用紙の搬送方向と直交する横幅方向の端部位置
が用紙端検知手段により検知されると共にこの用紙の搬
送量が用紙搬送量検知手段により検知され、搬送されて
いる用紙の横ズレ量と横ズレ方向とが用紙端検知手段と
用紙搬送量検知手段との検知結果に基づいて横ズレ検知
手段により検知される。用紙が横ズレを生じたことが横
ズレ検知手段により検知された場合は、傾き角度調整機
構により変更される傾き角度が横ズレ検知手段の検知結
果に基づいて傾き角度制御手段により決定され、この決
定に基づいて駆動される傾き角度調整機構により可動式
搬送ローラ対の傾き角度が変更され、この傾き角度の変
更により、横ズレを生じた用紙が可動式搬送ローラ対に
より挾持されて搬送される際にその横ズレが補正され
る。
【0008】請求項2記載の発明では、定着時において
用紙の横ズレを補正することができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図14は本発明を採用したデジタル複写機の概略を
示すブロック図であり、原稿を読み取る原稿読取装置1
と、読み取った原稿の画像データを記憶する画像メモリ
部2と、記憶した画像データを用紙に複写するための一
連の画像形成プロセスを実行する複写装置3と、これら
を制御するシステム制御装置4と、このシステム制御装
置4にキー入力を行なう操作装置5とにより形成されて
いる。
【0010】前記原稿読取装置1の構造を図14及び図
15に基づいて説明する。まず、図15に示すように、
コンタクトガラス6の上方を開閉自在に覆うADF機能
を備えた圧板7と、ADF機能により原稿を搬送する複
数の搬送ローラ8と、コンタクトガラス6上の原稿に光
を照射するランプ9と、原稿からの反射光を集光させる
レンズ10と、レンズ10により集光された反射光を結
像させるCCD(Charge Coupled Device )11とが設
けられている。尚、CCD11上に結像された原稿画像
はアナログの電気信号(アナログ画像信号)に変換され
る。
【0011】さらに、図14に示すように、CCD11
から出力されたアナログ画像信号を増幅する画像増幅回
路12、CCD11から出力されるアナログ画像信号と
同期する読取クロックを出力する同期制御回路13、画
像増幅回路12で増幅されたアナログ画像信号を画素毎
の多値デジタル画像信号に変換するA/D変換回路1
4、変換された多値デジタル画像信号の光量ムラ、コン
タクトガラス6の汚れ、CCD11の感度ムラ等による
歪を補正するシェーディング補正回路15、シェーディ
ング補正された多値デジタル画像信号をデジタル記録画
像信号に変換する画像処理回路16、原稿読取装置1の
全体を制御する読取制御回路17が設けられている。
尚、シェーディング補正されたデジタル記録画像信号
は、画像データとして前記画像メモリ部2に書き込まれ
る。
【0012】つぎに、前記操作装置5は操作パネル18
と操作制御回路19とにより形成されている。操作パネ
ル18には各種機能を指定する多数のキー、具体的には
図16に示すように、用紙サイズキー20、紙種指定キ
ー21、給紙段指定キー22、テンキー23、スタート
キー24、モードクリアキー25、ストップキー26等
が設けられている。
【0013】つぎに、前記複写装置3の構造を図14及
び図17に基づいて説明する。図17に示すように、所
定の回転速度で回転駆動される感光体ドラム27が設け
られており、この感光体ドラム27の周囲には、感光体
ドラム27の表面を所定の電位に一様に帯電させるグリ
ッド付きの帯電器28、感光体ドラム27の表面をデジ
タル記録画像信号に基づいて照射することによりこの表
面に静電潜像を形成するLED(Light Emitting Diod
e)ヘッド29、静電潜像を現像してトナー像を形成す
る現像ユニット30、トナー像を用紙31に転写させる
転写チャージャ32、トナー像の転写が終了した用紙3
1を感光体ドラム27から分離させる分離チャージャ3
3、感光体ドラム27上の残留トナーをクリーニングす
るクリーニングユニット34等が配置されている。
【0014】前記感光体ドラム27等の下方には、ロー
ル状に巻回された用紙31を収納する3段の用紙収納部
35a〜35cが設けられており、各用紙収納部35a
〜35cには、用紙31を送り出すフィードローラ36
a〜36c、送り出した用紙31を所定の長さに切断す
るカッタ37a〜37c等が設けられている。
【0015】さらに、この複写装置3には図14に示す
ように、前記画像メモリ部2に書き込まれたデジタル記
録画像信号を適宜読み出すLED書込制御回路38、読
み出したデジタル記録画像信号に基づいて前記LEDヘ
ッド29を発光制御するLEDドライバ回路39、トナ
ー像を転写された用紙31が搬送途中で横ズレを生じた
ことを検知する横ズレ検知制御回路40、これらを制御
する制御部41が設けられている。
【0016】また、トナー像が転写された用紙31が搬
送される搬送経路上には、用紙31を挾持状態で搬送す
る可動式搬送ローラ対である定着ローラ対42が設けら
れており、この定着ローラ対42は軸方向の傾き角度が
用紙31の搬送方向に対して平行な面内において変更自
在に設けられている。さらに、搬送される用紙31の搬
送方向と直交する横幅方向の一端側を読み取るラインセ
ンサ43とこのラインセンサ43に対向する光源44と
が設けられている。そして、このラインセンサ43は前
記横ズレ検知制御回路40に接続されている。
【0017】前記定着ローラ対42は図18に示すよう
に、加熱ローラ42aと加圧ローラ42bとからなり、
この定着ローラ対42を収納した定着ユニットケース4
5が定着ユニット受け台46に固定されている。定着ユ
ニット受け台46は、一対の台47a,47bと一対の
ベアリング48a,48bとの上に載せられ、台47
a,47b側の一端がビス49により支持され、ベアリ
ング48a,48b側の他端が前記ビス49を支点とし
て用紙31の搬送方向に対して平行な面内で回動自在と
なっている。なお、この回動範囲は、定着ユニット受け
台46に形成された長穴50a,50bとこの長穴50
a,50bに挿入されたピン51a,51bとにより規
制されている。
【0018】前記定着ユニット受け台46には、前記定
着ローラ対42の軸方向の傾き角度を用紙31の搬送方
向に対して平行な面内において変更させる傾き角度調整
機構52が連結されている。この傾き角度調整機構52
は、モータ53と、モータ53の回転軸に固定されたプ
ーリ54と、ギヤ55が固定されたプーリ56と、プー
リ54,56間に巻回されたベルト57と、定着ユニッ
ト受け台46に固定されると共にギヤ55と噛み合わさ
れたラック58と、定着ユニット受け台46に固定され
たブラケット59と、ブラケット59の位置を検知する
フォトインタラプタ60とにより形成されている。な
お、この傾き角度調整機構52の近傍には、モータ53
を冷却するためのファン61が設けられている。
【0019】つぎに、前記横ズレ検知制御回路40の構
造を図1のブロック図に基づいて説明する。この横ズレ
検知制御回路40は、前記ラインセンサ43からのアナ
ログ信号を増幅するアンプ62と、アンプ62で増幅さ
れたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器63と、変換されたデジタル信号と所定の2値化レベ
ルデータとを比較すると共にその比較結果を図4に示す
ように2値化信号(用紙有りの場合は“H”、用紙無し
の場合は“L”)として出力する比較器64と、用紙端
検知手段である用紙端検知部65と、用紙搬送量検知手
段である用紙端決定部66と、横ズレ検知手段である横
ズレ検知部67と、比較器64や用紙端検知部65や用
紙端決定部66の動作タイミングを制御するタイミング
生成部68とにより形成されている。
【0020】前記用紙端検知部65は、前記比較器64
からの出力に基づいて用紙31の端部位置を検知する。
その構造は図7に示すように、比較器64からの出力
(2値化信号)と後述する検知開始信号とが入力される
ANDゲート69、前記同期制御回路13からの読取ク
ロックと後述する読取開始信号とが入力されるDフリッ
プフロップ回路70、ANDゲート69からの出力と読
取クロックとDフリップフロップ回路70からの出力と
が入力される12ビットのカウンタ71、このカウンタ
71に接続された12ビットのフリップフロップ回路7
2により形成されている。
【0021】前記用紙端決定部66は、用紙31の搬送
量を検知すると共に、用紙端検知部65が検知した所定
の複数ライン毎の用紙端部のデータからその複数ライン
内における用紙端部の位置データ(基準位置データ、測
定位置データ)を決定する。その構造は図9に示すよう
に、ANDゲート73、ORゲート74、Dフリップフ
ロップ回路75、比較器76、Dフリップフロップ回路
77,78により形成されている。
【0022】横ズレ検知部67は、用紙端決定部66に
おいて決定した基準位置データと測定位置データとから
用紙の横ズレ量及び横ズレ方向を検知する。その構造は
図11に示すように、前記用紙端決定部66が最初に決
定した用紙端部の位置データ(基準位置データ)と2回
目以降に決定した位置データ(測定位置データ)とを比
較する比較器79、基準位置データと測定位置データと
の差を計算する減算器80,81、減算器80,81に
より得られた減算結果のうちどちらを選択するかを決定
するセレクタ82により形成されている。
【0023】つぎに、横ズレ補正装置全体の概略構造を
図2のブロック図に基づいて説明する。前記横ズレ検知
制御回路40は、前記横ズレ検知部67の検知結果に基
づいて前記傾き角度調整機構52により変更する傾き角
度を演算して決定する傾き角度制御手段である前記制御
部41に接続されている。この制御部41は、各種の処
理動作を行なうCPU83、制御用プログラムを固定的
に記憶したROM84、各種の情報を書替自在に一時記
憶するRAM85と、PIO(パラレル入出力用素子)
86a,86b等より形成されている。そして、一方の
PIO86aに前記横ズレ検知制御回路40が接続さ
れ、他方のPIO86bに前記モータ53やフォトイン
タラプタ60が接続されている。
【0024】つぎに、前記ラインセンサ43を用いた用
紙31の検知部の概略構造を図3ないし図5に基づいて
説明する。用紙31が搬送される搬送経路を挾んで光源
44とラインセンサ43とが対向して配置されており、
さらに、光源44から出射された光を略平行光に修正す
るためのハニカム構造のフィルタ44aが光源44側に
設けられている。尚、フィルタ44aは口径寸法が1×
1mm、高さ寸法が20mmに形成されており、従っ
て、このフィルタ44aを通過した光は、1/20以内
の傾斜に収まった略平行光となる。そして、フィルタ4
4aとラインセンサ43との間を用紙31がが通過した
際に、ラインセンサ43からは図4に示すような暗出力
と明出力とのアナログ信号が出力される。
【0025】また、搬送される用紙31は、フィルタ4
4aとラインセンサ43との間で上下方向に変位する
が、フィルタ44aとラインセンサ43との間の寸法を
約3mmとすると、用紙31が上方位置(フィルタ44
a側の位置)と下方位置(ラインセンサ43側の位置)
とを通過する場合には、図5に示すように、3mm×1
/20=0.15mmの読取誤差を生ずる。そして、こ
のラインセンサ43が1mm当たり8画素、最大読取幅
が256mmであるとすれば、総総画数は2048画
素、1画素当たり0.125mmであるため、読取誤差
は約1画素分であり、十分に許容誤差の範囲内に収ま
る。
【0026】このような構成において、用紙31の横ズ
レ検知動作の概略を図6のタイミングチャートに基づい
て説明する。まず、用紙31がラインセンサ43の上ま
で搬送されたことをセンサ(図示せず)が検知すると、
その検知結果が制御部41に入力され、制御部41から
の検知開始信号が“H”になる。検知開始信号が“H”
になると、タイミング生成部68から所定の周期(例え
ば、1秒)毎に、“H”になるサンプル信号が出力され
る。また、ラインセンサ43に対する読取開始信号が1
/64秒毎にタイミング生成部68から出力される。従
って、サンプル信号の1周期の間に64回(ライン)の
用紙端部の検知が行なわれる。そして、検知開始信号が
“H”になってから最初にサンプル信号が“H”になっ
た時に、用紙端決定部66において決定された位置デー
タが基準位置データとされ、以下、サンプル信号が
“H”となる毎に用紙端決定部66において決定された
位置データが測定位置データとされる。さらに、これら
の基準位置データと測定位置データとに基づいて横ズレ
検知部67において用紙31の横ズレ量と横ズレ方向と
が検知される。
【0027】つぎに、用紙端検知部65における用紙端
検知の動作を図8のタイミングチャートに基づいて説明
する。なお、用紙端検知部65の構造は図7を参照す
る。制御部41から検知開始信号が出力されると、タイ
ミング生成部68からは読取クロックに同期した読取開
始信号がラインセンサ43に対して所定の周期で出力さ
れ、用紙31の端部の読み取りが開始され、ラインセン
サ43からの読取データに基づいて比較器64から2値
化信号が出力される。そして、検知開始信号と比較器6
4から出力された2値化信号とがANDゲート69に入
力された際の信号(信号)がカウンタ71のカウント
・イネーブル端子に入力され、用紙31を検知している
間(比較器64の出力が“H”の間)、読取クロックに
同期してカウントアップする。
【0028】また、このカウントアップ動作に先立ち、
読取開始信号をDフリップフロップ回路70で読み取
り、読取クロックの1クロック分ラッチして反転した信
号(信号)がカウンタ71のクリア端子に入力されて
いるので、出力Q1〜Q11は予めクリアされている。
【0029】フリップフロップ回路72では、次の読取
開始信号の立ち上がりでカウンタ71の出力をラッチし
て、今の1ラインの用紙端部の位置データとして用紙端
決定部66に出力する。そして、この処理は、検知開始
信号が“L”になって検知が終了するまで続ける。
【0030】なお、カウンタ71とフリップフロップ回
路72とを12ビットとしたのは、ラインセンサ43が
2048画素を持っているためである。ラインセンサ4
3の画素数が変わればこのビット構成も変わり、従っ
て、カウンタ71とフリップフロップ回路72とは12
ビットのものに限定されるものではない。
【0031】つぎに、前記用紙端決定部66における用
紙端決定の動作を図10のタイミングチャートに基づい
て説明する。なお、用紙端決定部66の構造は図9を参
照する。制御部41から検知開始信号が出力され、読取
開始信号に同期して用紙端検知部65から出力された用
紙端部のデータが検知されると、ORゲート74を介し
てDフリップフロップ回路75のクロック端子に1回目
ラッチ信号が入力され、その時の用紙端部のデータをD
フリップフロップ回路75で最大値データとしてラッチ
する(A点)。比較器76では、Dフリップフロップ回
路75でラッチした最大値データとその後に得られる用
紙端部のデータとの大小関係を比較する。そして、(最
大値データ)<(用紙端部のデータ)の場合には、比較
器76からの信号が“H”となり、ANDゲート73
において最大値ラッチ信号とのANDが取られ、その値
がDフリップフロップ回路75のクロック端子にORゲ
ート74を介して入力されることにより最大値データを
更新する(B点)。
【0032】そして、所定の区間(複数ライン)に渡り
最大値データの検知を行なうことにより用紙31の搬送
量を検出したことになり、この検知を行った後に、検知
開始後1回目はDフリップフロップ回路77において最
大値データを基準位置ラッチ信号によりラッチし、基準
位置データとして横ズレ検知部67へ出力する。
【0033】つぎに、横ズレ検知部67における横ズレ
検知の動作を図12のタイミングチャートに基づいて説
明する。なお、横ズレ検知部67の構造は図11を参照
する。制御部41から検知開始信号が出力され、タイミ
ング生成部68からサンプル信号が発生すると、用紙端
決定部66において1回目のサンプル信号により基準位
置データ(例えば、30)が決定され、この基準位置デ
ータが横ズレ検知部67に出力される。そして、2回
目、3回目等のサンプル信号が発生する毎に、用紙端決
定部66からは測定位置データが出力される。そして、
これらの基準位置データと測定位置データとは比較器7
9において大小が判断され、(基準位置データ)<(測
定位置データ)の場合は“H”の信号が出力され、それ
以外の場合は“L”の信号が出力される(信号)。
【0034】また、この時同時に、減算器80では(基
準位置データ)−(測定位置データ)が計算され、減算
器81では(測定位置データ)−(基準位置データ)が
計算され、その計算結果がセレクタ82へ出力される
(信号,)。そして、減算器80,81での計算結
果のうち、比較器79での比較結果に応じて、(基準位
置データ)<(測定位置データ)の場合には減算器81
の計算結果を、それ以外の場合には減算器80の計算結
果を横ズレ量のデータ(ズレ量データ)として制御部4
1へ出力する。
【0035】さらに、比較器79において判断された基
準位置データと測定位置データとの大小関係は横ズレ方
向を示すデータ(ズレ方向データ)として制御部41に
出力される。具体的には、用紙31が右にズレると測定
位置データは大きくなるので、比較器79の出力が
“H”の時は右に、比較器79の出力が“L”の時は左
に用紙31がズレていることを示す。図13は、用紙3
1が左方向へ横ズレを生じた場合を示す概念図である。
【0036】つぎに、用紙31が横ズレを生じた場合に
おける傾き角度調整機構52による横ズレ補正の具体例
を図19に基づいて説明する。用紙31が横ズレを生じ
ていない通常時には、図19(a)に示すように、定着
ローラ対42の軸方向は用紙31の搬送方向に対して直
交している。ここで、横ズレ検知部67において用紙3
1が右方向に横ズレを生じていることが検知された場合
には、その横ズレ量に応じた傾き角度が制御部41にお
いて演算され、その演算結果に基づいて制御部41から
出力される制御信号によりモータ53が駆動され、定着
ローラ対42は定着ユニット受け台46と共に図19
(b)に示すように+方向へ回動する。これにより、用
紙31の進行方向が左方向へ向き、用紙31の右方向へ
の横ズレが補正される。一方、用紙31が左方向へ横ズ
レを生じていることが検知された場合には、定着ローラ
対42が定着ユニット受け台46と共に図19(c)に
示すように−方向へ回動し、用紙31の進行方向が右方
向へ向くことにより用紙31の左方向への横ズレが補正
される。
【0037】なお、本実施例では、傾き角度調整機構5
2を定着ローラ対42の片側にのみ設けた場合を例に挙
げて説明したが、このような傾き角度調整機構52を定
着ローラ対42の両側に設ければ、より精度の高い横ズ
レ補正を行えるようになる。
【0038】つぎに、用紙31の横ズレ補正の一連の動
作を図20のフローチャートに基づいて説明する。制御
部41は用紙31がラインセンサ43と光源44との間
を通過中である否かをセンサの検知結果により判断し、
通過中の場合にはセンサがオンとなる(ステップ1)。
センサが用紙31を検知してオンになると、用紙31の
横ズレ検知を開始する検知開始信号が制御部41から出
力され(ステップ2)、図8に示した横ズレ検知部67
において横ズレ量,横ズレ方向の検知が行なわれる(ス
テップ3)。
【0039】つぎに、検知された横ズレ量が設定量以上
であるか否かが制御部41において判断され(ステップ
4)、設定量以上である場合にはその横ズレ量に応じて
変更する傾き角度が制御部41において決定される(ス
テップ5)。尚、横ズレ量が設定量以下である場合に
は、用紙31の検知が終了したか否かが判断され(ステ
ップ6)、用紙31の検知が終了した場合には定着ロー
ラ対42の軸方向の傾き角度が初期値に戻され(ステッ
プ7)、横ズレ補正動作が終了する。一方、用紙31の
検知が終了していない場合にはステップ3に戻り、横ズ
レ量,横ズレ方向の検知が続行される。
【0040】ステップ5において用紙31の横ズレ量に
応じて変更する傾き角度を決定した場合には、横ズレ補
正を行う方向が横ズレ検知部67からのズレ方向データ
に基づいて制御部41において判断される(ステップ
8)。そして、右方向に横ズレが生じている場合には図
19(b)に示すように定着ローラ対42を+方向へ回
動させることによる用紙31の左寄せ補正が行なわれ、
左方向に横ズレが生じている場合には図19(c)に示
すように定着ローラ対42を−方向へ回動させることに
よる用紙31の右寄せ補正が行われる(ステップ9)。
これらの補正が行われた後、上述したように用紙31の
検知が終了したか否かが判断される(ステップ6)。用
紙31の検知が終了した場合には定着ローラ対42の軸
方向の傾き角度が初期値に戻され(ステップ7)、横ズ
レ補正動作が終了する。用紙31の検知が終了していな
い場合にはステップ3に戻り、横ズレ量,横ズレ方向の
検知が続行される。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、搬送経路
上を搬送されている用紙の搬送方向と直交する横幅方向
の端部位置を用紙端検知手段により検知し、及び、用紙
の搬送量を用紙搬送量検知手段により検知し、これらの
検知手段による検知結果に基づいて用紙の横ズレ量と横
ズレ方向とを横ズレ検知手段により検知するため、搬送
されている用紙の先端部が検知箇所を通過した後に横ズ
レが始まった場合でもその横ズレを検知することがで
き、用紙の横ズレを検知した場合には、可動式搬送ロー
ラ対の軸方向の傾き角度が横ズレ検知手段の検知結果に
基づいて変更されることにより、横ズレを生じた用紙を
この可動式搬送ローラ対により挾持して搬送する際にそ
の横ズレを補正することができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、定着ローラ
対が可動式搬送ローラ対であるため、定着時において用
紙の横ズレを補正することができ、従って、横ズレが生
じたままの用紙に対して定着を続行することによりその
用紙にシワが寄るということを防止することができ、さ
らには、用紙の横ズレが原因となる定着部でのジャム発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における横ズレ検知制御回路
の構造を示すブロック図である。
【図2】横ズレ補正装置全体の概略構造を示すブロック
図である。
【図3】用紙を読み取る読取部の概略構造を示す正面図
である。
【図4】ラインセンサと用紙との位置関係、ラインセン
サから出力されるアナログ信号、アナログ信号から変換
された2値化信号を示す説明図である。
【図5】搬送される用紙がフィルタとラインセンサとの
間で上下方向へ変位した場合に生ずる読取誤差の説明図
である。
【図6】用紙の横ズレ検知の概略を示すタイミングチャ
ートである。
【図7】用紙端検知部の構造を示すブロック図である。
【図8】用紙端検知のタイミングチャートである。
【図9】用紙端決定部の構造を示すブロック図である。
【図10】用紙端決定のタイミングチャートである。
【図11】横ズレ検知部の構造を示すブロック図であ
る。
【図12】横ズレ検知のタイミングチャートである。
【図13】用紙が左方向へ横ズレを生じた状態を示す平
面図である。
【図14】デジタル複写機全体の概略構造を示すブロッ
ク図である。
【図15】原稿読取装置の概略構造を示す縦断正面図で
ある。
【図16】操作パネル上のキーの配列状態を示す平面図
である。
【図17】複写装置の概略構造を示す縦断正面図であ
る。
【図18】傾き角度調整機構と定着ローラ対とを示す斜
視図である。
【図19】横ズレ補正の具体例を示す説明図で、(a)
は用紙が横ズレを生じていない場合、(b)は用紙が右
方向へ横ズレを生じた場合、(c)は用紙が左方向へ横
ズレを生じた場合である。
【図20】横ズレ補正の一連の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
31 用紙 41 傾き角度制御手段 42 可動式搬送ローラ対,定着ローラ対 52 傾き角度調整機構 65 用紙端検知手段 66 用紙搬送量検知手段 67 横ズレ検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 達彦 埼玉県八潮市大字鶴ヶ曽根713 リコーユ ニテクノ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送経路上を搬送されている用紙の搬送
    方向と直交する横幅方向の端部位置を検知する用紙端検
    知手段と、この用紙の搬送量を検知する用紙搬送量検知
    手段と、前記用紙端検知手段と前記用紙搬送量検知手段
    との検知結果に基づいて搬送されている用紙の横ズレ量
    と横ズレ方向とを検知する横ズレ検知手段と、用紙を挾
    持状態で搬送すると共にこの用紙の搬送方向に対して平
    行な面内における軸方向の傾き角度が変更自在である可
    動式搬送ローラ対と、この可動式搬送ローラ対の軸方向
    の傾き角度を変更させる傾き角度調整機構と、この傾き
    角度調整機構により変更される傾き角度を前記横ズレ検
    知手段の検知結果に基づいて決定する傾き角度制御手段
    とを設けたことを特徴とする用紙の横ズレ補正装置。
  2. 【請求項2】 可動式搬送ローラ対は定着ローラ対であ
    ることを特徴とする請求項1記載の用紙の横ズレ補正装
    置。
JP7073013A 1995-03-30 1995-03-30 用紙の横ズレ補正装置 Pending JPH08268610A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7986912B2 (en) 2006-09-04 2011-07-26 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus with rollers to correct sheet misalignment

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