JPH0823024A - 半導体パッケージを装着するキャリアの配置装置 - Google Patents

半導体パッケージを装着するキャリアの配置装置

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JPH0823024A
JPH0823024A JP6179493A JP17949394A JPH0823024A JP H0823024 A JPH0823024 A JP H0823024A JP 6179493 A JP6179493 A JP 6179493A JP 17949394 A JP17949394 A JP 17949394A JP H0823024 A JPH0823024 A JP H0823024A
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carrier
carriers
semiconductor package
groove
stick
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JP6179493A
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Yoshiharu Takahashi
義治 高橋
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個のキャリアを容易に配置できるキャリ
アの配置装置を提供すること。 【構成】 本発明のキャリア10の配置装置1は、キャ
リア10を複数個連ねた状態で配置するための溝部21
を備えている配置プレート2と、配置プレート2の溝部
21の両端側に設けられ溝部21にキャリア10を複数
個連ねた状態においてその両端のキャリア10の位置を
それぞれ位置決めするための一対のキャリアストッパー
4a、4bと、溝部21内の各キャリア10の位置に対
応してそれぞれ配置され各キャリア10における一対の
押さえ部を開閉するための開閉用爪5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体パッケージを電
気的な測定を行うための測定機へ移送する際にその半導
体パッケージを装着保持するキャリアにおいて、このキ
ャリアを半導体パッケージの装着前に所定の位置に配置
するキャリアの配置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主としてTSOPなどから成る薄型の半
導体パッケージでは、モールド樹脂部の薄型化および内
部配線の高密度化等の観点から薄型のリードフレームが
使用されており、モールド部から延出するリードも狭ピ
ッチで短い延出長となっている。このため、電気的な測
定を行うにあたりこのような薄型の半導体パッケージを
測定機へセットする場合には、その補助のために予め半
導体パッケージをキャリアに装着するようにしている。
【0003】半導体パッケージをキャリアに装着する場
合には、従来図11の概略斜視図に示すようなキャリア
の配置装置1’を使用している。このキャリアの配置装
置1’は、キャリアガイド20の上部に設けられた凹部
へキャリア10を嵌め込むようにして配置するものであ
り、例えば、2個のキャリア10を同時に配置できるよ
うになっている。
【0004】図12の斜視図に示すように、通常キャリ
ア10はスティック12内に複数個収納されており、図
11に示す配置装置1’へこのキャリア10をセットす
る場合には例えば搬送用ロボットを用いてこのスティッ
ク12からキャリア10を一つずつ取り出してキャリア
ガイド20の凹部へ嵌め込むようにしている。また、半
導体パッケージ11はトレイ(図示せず)内に収納され
ており、図11に示す第2吸着ノズル72によってその
収納位置から180°反転した状態となってキャリアガ
イド20の上方に移送される。なお、半導体パッケージ
11がトレイ(図示せず)からキャリアガイド20上ま
で移送される間、所定の位置補正装置を用いることで半
導体パッケージ11の吸着の際の位置ずれが補正される
ようになっている。
【0005】この状態で第2吸着ノズル72を下降させ
ることにより半導体パッケージ11がキャリアガイド2
0上のキャリア10内に装着される。この際、キャリア
10に設けられた一対の押さえ部10aが図示しない開
閉用爪の作動によって一旦開いた状態となり、キャリア
10内へ半導体パッケージ11を挿入した段階で再び開
閉用爪の作動により閉じて半導体パッケージ11を装着
保持する状態となる。
【0006】このようにして半導体パッケージ11が装
着保持されたキャリア10は、再び図12に示すスティ
ック12内に収納される。そして、このスティック12
ごと測定機(図示せず)へセットすることにより、キャ
リア10に装着保持された状態の半導体パッケージ11
が測定機の測定用ソケット(図示せず)に装着されるこ
とになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな半導体パッケージを装着するキャリアの配置装置に
は次のような問題がある。すなわち、このキャリアの配
置装置においてはキャリアガイドに設けられた凹部の数
に応じて同時に2個〜数個程度のキャリアをセットでき
るだけであり、しかも搬送用ロボット等を用いてスティ
ックに収納されたキャリアを一つずつ取り出してキャリ
アガイドの凹部内にセットする必要がある。このためキ
ャリアの配置作業に手間がかかり、半導体パッケージを
装着するまでの間に多大な時間を要することになる。ま
た、キャリアガイドに設ける凹部の寸法がキャリアの配
置位置精度に大きく影響を及ぼすため、個々の凹部を高
精度に加工する必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成されたキャリアの配置装置であ
る。すなわち、本発明は、電気的な測定を行うための測
定機へ半導体パッケージを移送するにあたり、その半導
体パッケージを一対の押さえ部の間に装着して保持する
キャリアを複数個同時に配置するためのキャリアの配置
装置であり、キャリアを複数個連ねた状態で配置するた
めの溝部を備えている配置プレートと、配置プレートの
溝部の両端側に設けられ溝部にキャリアを複数個連ねた
状態においてその両端のキャリアの位置をそれぞれ位置
決めするための一対のストッパーと、一対のストッパー
にて両端のキャリアが位置決めされる状態で各キャリア
の位置に対応してそれぞれ配置され各キャリアにおける
一対の押さえ部を開閉するための開閉用爪とを備えてい
る。
【0009】
【作用】本発明では、配置プレートにキャリアを複数個
連ねた状態で配置するための溝部を備えているため、こ
の溝部に滑り込ませるようにして複数個のキャリアを一
括して配置できるようになる。また、溝部の両端側に設
けられた一対のストッパーによって複数個連ねた状態の
キャリアのうち両端のキャリアの位置を位置決めするこ
とで、溝部内で全てのキャリアの位置が決まるようにな
る。さらに、各キャリアの位置が決まった状態で各々の
キャリアの位置に対応して開閉用爪が配置されているた
め、全てのキャリアに設けられた一対の押さえ部をキャ
リアが溝部に配置された状態で開閉することができるよ
うになる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の半導体パッケージを装着する
キャリアの配置装置の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、本発明のキャリアの配置装置を説明する概略斜
視図である。この配置装置1は、半導体パッケージ11
を装着するにあたり複数個のキャリア10を配置してお
くためのものであり、このキャリア10を複数個連ねた
状態で配置するための溝部21を備えた配置プレート2
と、この配置プレート2をプレートストッパー31を介
して搭載するためのベース3と、溝部21の両端側に設
けられた一対のキャリアストッパー4a、4bと、配置
プレート2の下方で各キャリア10に対応して配置され
た開閉用爪5とから構成されている。
【0011】配置プレート2の溝部21は、例えば平面
視略四角形の配置プレート2の一の辺からその一の辺と
略平行な他の辺まで延設されており、その一端側にキャ
リア10を収納するためのスティック12を差し込める
ようになっている。このため、スティック12を受け台
12aに配置した状態でその先端を溝部21に差し込
み、図中矢印に示す方向へ押し棒(図示せず)等によっ
てキャリア10を押し出すようにすれば、スティック1
2内の複数個(図1では15個)のキャリア10が順次
溝部21へ滑り込む状態となり、連なって溝部21内に
配置されるようになる。
【0012】図2はキャリア10へ半導体パッケージ1
1を装着する状態を説明する斜視図である。先に説明し
たように、キャリア10は配置プレート2(図1参照)
の溝部21(図1参照)に配置されており、各キャリア
10に対応して配置した開閉用爪5によって一対の押さ
え部10aが開閉される状態となっている。
【0013】ここで、図2(a)に示す例はモールド部
11aの短辺側からリード11bが延出するタイプの半
導体パッケージ11を装着するためのキャリア10であ
り、また図2(b)に示す例はモールド部11aの長辺
側からリード11bが延出するタイプの半導体パッケー
ジ11を装着するためのキャリア10である。いずれの
キャリア10であっても配置装置1(図1参照)への配
置方法および半導体パッケージ11の装着方法は同じで
あるため以下においては図2(a)に示すタイプのキャ
リア10を例として説明する。
【0014】キャリア10に半導体パッケージ11を装
着するには、開閉用爪5を用いて一対の押さえ部10a
を開いておき、この状態で半導体パッケージ11をキャ
リア10内に挿入し、リードガイド10bに沿って各リ
ード11bを配置する。その後、開閉用爪5を閉じるこ
とで押さえ部10aを閉じ、これによってモールド部1
1aを押さえて半導体パッケージ11を装着固定する。
【0015】図1に示すように、スティック12から滑
らせるようにして配置された複数個のキャリア10は、
溝部21の両端側に設けられた一対のキャリアストッパ
ー4a、4bにて位置決めされる。図3はキャリアスト
ッパーの状態を説明する概略斜視図であり、一方のキャ
リアストッパー4a側を部分的に拡大して示したもので
ある。
【0016】キャリアストッパー4aはベース3に略垂
直に取り付けられており、通常の状態では溝部21の底
面から先端が突出する状態となっている。また、溝部2
1を備える配置プレート2は、ベース3に対して上下動
可能となっており、通常の状態ではプレートストッパー
31に当接するようになっている(図3(a)参照)。
【0017】この配置プレート2を上方にhだけ移動す
ることで、溝部21の底面から突出していたキャリアス
トッパー4aの先端が底面よりも低い位置(見かけ上引
っ込む状態)となる(図3(b)参照)。つまり、図1
に示すスティック12からキャリア10を溝部21へ滑
り込ませる場合には、図3(b)に示すように配置プレ
ート2を上方に移動しておくことでキャリアストッパー
4aの先端を溝部21の底面より低い位置にしておく。
また、複数個のキャリア10を溝部21に連ねた状態で
配置した後は、図3(a)に示すように配置プレート2
を下方に移動することでキャリアストッパー4aの先端
を溝部21の底面から突出させるようにする。
【0018】配置プレート2の上下動によるキャリアス
トッパー4aの進退動作は、図1に示すもう一方のキャ
リアストッパー4bについても同様である。この一対の
キャリアストッパー4a、4bが溝部21の底面から突
出することにより、溝部21に複数個連なる状態で配置
されるキャリア10のうち両端のキャリア10の位置を
決めることができ、これにともなって全てのキャリア1
0の位置決めを行えることになる。
【0019】すなわち、一対のキャリアストッパー4
a、4bの間隔は複数個のキャリア10が連なって配置
された際の長さに応じて決められており、このキャリア
ストッパー4a、4bの突出によってその間に全てのキ
ャリア10が正確に収まるようになっている。このた
め、キャリアストッパー4a、4bの先端を溝部21の
底面から突出させることによりその間に複数個のキャリ
ア10を連ねた状態で位置決めすることができる。
【0020】複数個のキャリア10が溝部21に位置決
めされた状態においては、各キャリア10の位置に対応
して開閉用爪5が配置される(図1参照)。開閉用爪5
は、先に説明したように図2に示すキャリア10の一対
の押さえ部10aを開閉させるものである。図4は、こ
の開閉用爪5の機構および動作を説明する概略斜視図で
ある。図4(a)に示すように、開閉用爪5は2つの開
閉用爪ベース51にそれぞれ取り付けられており、この
2つの開閉用爪ベース51が図示しないスライダーによ
ってスライド自在に連結されている。
【0021】また、2つの開閉用爪ベース51は図示し
ないばねによって引っ張り合う状態となっておりベース
3に取り付けられたストッパーブロック52に当接して
止まるようになっている。このような開閉用爪ベース5
1の上方には配置プレート2が位置する状態となり、溝
部21に設けられた穴22(各キャリア10の配置位置
に対応して設けられている)の位置と対応して一対の開
閉用爪5が配置される。
【0022】また、2つの開閉用爪ベース51は、図示
しないエアーシリンダー等によって開閉するようになっ
ている。図4(b)は、2つの開閉用爪ベース51が開
いた状態を示しており、この開閉によって図4(a)に
示す配置プレート2の穴22内において一対の開閉用爪
5が開閉するようになる。これにより、溝部21に連な
って配置された各キャリア10(図1参照)の下方から
一対の開閉用爪5によってキャリア10に設けられた一
対の押さえ部10a(図2参照)を開閉できるようにな
る。
【0023】次に、このような構造となっている配置装
置1を用いたキャリア10の配置および半導体パッケー
ジ11の装着を順に説明する。先ず、図1に示すように
受け台12aによって高さを合わせたスティック12の
先端を配置プレート2の溝部21の一端側へ挿入する。
例えば、溝部21の一端側の幅はスティック12の外形
幅とほぼ等しく設けられており、スティック12を挿入
した際にがた付きが生じないようになっている。さら
に、溝部21の一端側にわずかな段差(スティック12
の肉厚分以下)を設けておくおとで、スティック12の
挿入位置を決めることができる。
【0024】次に、図1中矢印で示すような方向に沿っ
てスティック12内へ力を加え、内部に収納されている
キャリア10を押し出すようにする。この際、配置プレ
ート2を上方に移動しておき、キャリアストッパー4
a、4bの先端が溝部21の底面より下となるようにし
ておく(図3(b)参照)。
【0025】図5(a)は、配置プレート2の上昇およ
びキャリア10の送り込み動作を示す図である。つま
り、配置プレート2はスライダー32およびばね34を
介してベース3に取り付けられており、エアーシリンダ
ー33の作動によりばね34の付勢に打ち勝って上方に
スライド移動するようになる。
【0026】このように配置プレート2が上昇すること
で一対のキャリアストッパー4a、4bの先端が溝部2
1の底面より下となり、スティック12(図1参照)か
ら押し出された複数個のキャリア10は、溝部21に沿
って滑るように進み連なった状態で配置されることにな
る。つまり、搬送用ロボット等を用いることなく複数個
のキャリア10をスティック12から直接かつ一括して
溝部21へ配置することができるようになる。
【0027】なお、複数個のキャリア10をスティック
12から送り込む際、初めに送られたキャリア10が図
中左側のキャリアストッパー4aより0.3mm〜0.
5mm程度手前になるようにしておく。また、スティッ
ク12が挿入される溝部21の一端側から他端側に向け
て徐々に幅が狭くなるようなテーパを設けておくこと
で、スティック12から滑り込むキャリア10の幅方向
の位置決めをキャリア10の送り込みとともに徐々に行
うことができるようになる。
【0028】次に、複数個のキャリア10が溝部21に
連なって配置された状態で、図3(a)に示すように配
置プレート2を下に移動する。図5(b)は配置プレー
ト2を下に移動する際の動作を説明する図であり、エア
ーシリンダー33のロッドを下げることでばね34の付
勢により配置プレート2が下方にスライド移動する状態
となる。また、この際、キャリアストッパー4a、4b
の先端が溝部21の底面から突出する状態となり、両端
のキャリア10−1、10−2の位置決めを行うことに
なる。
【0029】例えば、キャリアストッパー4bの先端に
はテーパが付けられており、0.3mm〜0.7mm程
度の範囲でキャリア10−2を図中左側へ寄せるように
して各キャリア10の間に生じているわずかな隙間を無
くして正確な位置合わせを行うようにする。このよう
に、本実施例の配置装置1では各キャリア10の隙間を
開けることなく配置できるため、同じ個数のキャリア1
0を配置する場合に従来の配置装置1’(図11参照)
と比べて必要なスペースを節約できることになる。そし
て、このような状態で配置した複数個のキャリア10内
に半導体パッケージ11をそれぞれ装着するようにす
る。
【0030】一方、半導体パッケージ11は、図6に示
すようなトレー6に配列された複数の凹部61内に収納
されている。このトレー6から半導体パッケージ11を
取り出すには、図7の概略斜視図に示すような方法で行
う。すなわち、図7(a)に示すように先ず第1吸着ノ
ズル71によってトレー6(図6参照)の所定の半導体
パッケージ11におけるモールド部10a表面を吸着保
持し、第2吸着ノズル72の上方まで移送する。
【0031】次いで、この第2吸着ノズル72を上昇し
てモールド部11aの裏面を吸着する。次に、図7
(b)に示すように第1吸着ノズル71の吸引を解除し
て上方に逃がした後、第2吸着ノズル72を180°回
転することで半導体パッケージ11を反転させる。
【0032】次に、半導体パッケージ11を第2吸着ノ
ズルに吸着した状態で図8または図9に示すような位置
補正装置を用いて半導体パッケージ11の吸着時に生じ
た位置ずれを補正する。例えば、図8に示す位置補正装
置は、補正ベース74上に4つの位置決め爪73が可動
自在に設けられたものであり、位置補正を行う場合には
第2吸着ノズル72で吸着した状態の半導体パッケージ
11を補正ベース74上に配置した後に4つの位置決め
爪73で半導体パッケージ11を四方から挟み込むよう
にして位置ずれを補正する。
【0033】また、図9に示す位置補正装置は、方形の
配置穴74aが縦横に配列された補正ベース74と、こ
の補正ベース74に所定の振動を与えるための加振装置
75とから構成されるものである。位置補正を行うに
は、この配置穴74a内に半導体パッケージ11を収納
した状態で加振装置75により補正ベース74に所定の
振動を与えたり、図示しないエアーノズルから空気を吹
き付けることで半導体パッケージ11に対して斜め方向
にエネルギーを付加し、配置穴74aの2辺に押し付け
るようにする。
【0034】このようにして半導体パッケージ11の位
置補正を行った後に、図5(b)に示すような配置プレ
ート2上で位置決めが成された各キャリア10へその半
導体パッケージ11を装着するようにする。半導体パッ
ケージ11を装着する場合には、先に説明した位置補正
装置(図8、図9参照)から一つずつでもまた複数個一
括して半導体パッケージ11をキャリア10まで移送し
てもよい。
【0035】また、キャリア10に半導体パッケージ1
1を装着する際には、図4に示すような2つの開閉用爪
ベース51を開く状態にして(図4(b)参照)、開閉
用爪5でキャリア10の押さえ部10a(図2参照)を
広げるようにする。図10は、開閉用爪の動作を説明す
概略斜視図である。図10(a)はキャリア10が配置
プレート2の溝部21内に配置された状態でしかも配置
プレート2が上昇している際(図3(b)参照)におけ
る開閉用爪5の位置を示している。この状態では、一対
の開閉用爪5がキャリア10に設けられた一対の押さえ
部10aの下方に配置されている。
【0036】図10(b)は配置プレート2が下降して
(図3(a)参照)キャリア10の位置決めが成された
状態であり、この場合には開閉用爪5が押さえ部10a
に掛かるようになる。そして、この状態で開閉用爪5を
開く(図4(b)に示すように開閉用爪ベース51を開
くようにする)ことにより押さえ部10aが開けられ、
半導体パッケージ11を上方から挿入できるようにな
る。また、図10(c)は開閉用爪5を閉じた状態であ
り、これによって押さえ部10aが半導体パッケージ1
1を挟み込むように保持する。
【0037】このような開閉用爪5の一連の動作によ
り、図1に示す配置装置1の配置プレート2上に配置さ
れた複数のキャリア10に半導体パッケージ11を正確
に装着できるようになる。キャリア10に半導体パッケ
ージ11を装着した後は、図1に示すスティック12を
例えば挿入した場合と反対となる溝部21の他端側に挿
入し(この際のスティック12内は空の状態である)、
溝部21から押し出すようにすることで全てのキャリア
10(半導体パッケージ11が装着されたもの)をステ
ィック12内に順次収納する。
【0038】半導体パッケージ11を装着したキャリア
10をスティック12内に収納した後は、このスティッ
ク12ごと電気的な測定を行うための測定機(図示せ
ず)へセットすることでスティック12からキャリア1
0が装着された半導体パッケージ11を図示しない測定
用ソケットへ移送することができるようになる。
【0039】このような配置装置1(図1参照)を用い
ることで複数個のキャリア10をスティック12から一
括して正確な位置へ配置することができるようになり、
半導体パッケージ11の装着に要する時間も短縮される
ことになる。また、キャリア10を配置するための溝部
21は単純な構造であるため配置プレート2の切削によ
り容易に加工できる。特に、溝部21が配置プレート2
の一の辺からそれを略平行な他の辺まで延設されている
場合には極めて容易に切削加工を施すことができる。こ
のため、キャリア10の必要な位置決め精度を得るため
の加工が非常に容易となる。
【0040】なお、本実施例においては配置プレート2
に一条の溝部21を設けた例を示したが、本発明はこれ
に限定されず配置プレート2に多条の溝部21を設ける
ようにしてもよい。これによって、さらに効率良く複数
個のキャリア10を配置することができるようになる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体パ
ッケージを装着するキャリアの配置装置によれば次のよ
うな効果がある。すなわち、本発明の配置装置によれば
複数個のキャリアを搬送用ロボット等を用いることなく
一括して配置することができるため、半導体パッケージ
を装着するまでの時間を大幅に短縮することが可能とな
る。しかも、キャリアを配置するための搬送用ロボット
等が不要となるため設備における大幅なコストダウンを
図ることが可能となる。また、キャリアを配置するため
の溝部の加工が容易であるため、高い配置位置精度を要
求される場合であっても十分に対処可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリアの配置装置を説明する概略斜
視図である。
【図2】半導体パッケージの装着を説明する斜視図で、
(a)はその1、(b)はその2である。
【図3】キャリアストッパーの状態を(a)〜(b)の
順に説明する概略斜視図である。
【図4】開閉用爪の動作を(a)〜(b)の順に説明す
る概略斜視図である。
【図5】キャリアの配置動作を(a)〜(c)の順に説
明する図である。
【図6】トレーを説明する斜視図である。
【図7】半導体パッケージの吸着動作を(a)〜(b)
の順に説明する概略斜視図である。
【図8】位置補正を説明する斜視図(その1)である。
【図9】位置補正を説明する斜視図(その2)である。
【図10】開閉用爪の動作を(a)〜(c)の順に説明
する概略図である。
【図11】従来例を説明する概略斜視図である。
【図12】スティックへの収納を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 配置装置 2 配置プレート 3 ベース 4a、4b キャリアストッパー 5 開閉用爪 10 キャリア 10a 押さえ部 11 半導体パッケージ 12 スティック 21 溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体パッケージを電気的な測定を行う
    ための測定機へ移送するにあたり、該半導体パッケージ
    を一対の押さえ部の間に装着して保持するキャリアを複
    数個同時に配置するためのキャリアの配置装置であっ
    て、 前記キャリアを複数個連ねた状態で配置するための溝部
    を備えている配置プレートと、 前記配置プレートの溝部の両端側に設けられ該溝部に前
    記キャリアを複数個連ねて配置した状態においてその両
    端のキャリアの位置をそれぞれ位置決めするための一対
    のストッパーと、 前記一対のストッパーにて前記両端のキャリアが位置決
    めされる状態で各キャリアの位置に対応してそれぞれ配
    置され各キャリアにおける前記一対の押さえ部を開閉す
    るための開閉用爪とを備えていることを特徴とする半導
    体パッケージを装着するキャリアの配置装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部は、平面視略四角形に設けられ
    た前記配置プレートの一の辺から該一の辺と略平行な他
    の辺まで延設されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体パッケージを装着するキャリアの配置装置。
JP6179493A 1994-07-06 1994-07-06 半導体パッケージを装着するキャリアの配置装置 Pending JPH0823024A (ja)

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JP2005104524A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 移載装置

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