JPH08229638A - 車両用ホイールの鋳型 - Google Patents
車両用ホイールの鋳型Info
- Publication number
- JPH08229638A JPH08229638A JP6185995A JP6185995A JPH08229638A JP H08229638 A JPH08229638 A JP H08229638A JP 6185995 A JP6185995 A JP 6185995A JP 6185995 A JP6185995 A JP 6185995A JP H08229638 A JPH08229638 A JP H08229638A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- forming
- rim
- forming portion
- spoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 リム形成部とディスク形成部とこれらをつな
ぐスポーク形成部とからなるキャビティを備え、前記デ
ィスク形成部の略軸心に堰を設置した車両用ホイールの
鋳型において、この鋳型の前記リム形成部を構成する部
分の型厚を前記スポーク形成部との連設部から離れるに
従って漸減させた車両用ホイールの鋳型である。 【効果】 リム部を鋳造するにあたって、リムフラン
ジ、即ち、スポークとの連設部から最も離れた位置から
漸次冷却することができるため、リム部、ひいては、ホ
イールを鋳造するにあたって、指向性凝固を容易に得る
ことができるものである。
ぐスポーク形成部とからなるキャビティを備え、前記デ
ィスク形成部の略軸心に堰を設置した車両用ホイールの
鋳型において、この鋳型の前記リム形成部を構成する部
分の型厚を前記スポーク形成部との連設部から離れるに
従って漸減させた車両用ホイールの鋳型である。 【効果】 リム部を鋳造するにあたって、リムフラン
ジ、即ち、スポークとの連設部から最も離れた位置から
漸次冷却することができるため、リム部、ひいては、ホ
イールを鋳造するにあたって、指向性凝固を容易に得る
ことができるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用ホイールの鋳型
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の鋳型は、リム形成
部とディスク形成部とこれらを連設するスポーク形成部
とからなるキャビティを備え、前記ディスク形成部の略
軸心に堰を設置したものであった。
部とディスク形成部とこれらを連設するスポーク形成部
とからなるキャビティを備え、前記ディスク形成部の略
軸心に堰を設置したものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来における車両用ホイールの鋳型にあっては、前記リ
ム形成部の型厚が略一定であったため、リム形成部を冷
却したり保温したりして、リム部の指向性凝固を得なけ
ればならず、この結果、リム部の指向性凝固を得にくい
という不都合を有した。
従来における車両用ホイールの鋳型にあっては、前記リ
ム形成部の型厚が略一定であったため、リム形成部を冷
却したり保温したりして、リム部の指向性凝固を得なけ
ればならず、この結果、リム部の指向性凝固を得にくい
という不都合を有した。
【0004】この発明の課題は、かかる不都合を解消す
ることである。
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明に係る車両用ホイールの鋳型においては、
リム形成部とディスク形成部とこれらをつなぐスポーク
形成部とからなるキャビティを備え、前記ディスク形成
部の略軸心に堰を設置した車両用ホイールの鋳型におい
て、この鋳型の前記リム形成部を構成する部分の型厚を
前記スポーク形成部との連設部から離れるに従って漸減
させたものである。なお、鋳型として銅合金鋳型を使用
することもできる。
に、この発明に係る車両用ホイールの鋳型においては、
リム形成部とディスク形成部とこれらをつなぐスポーク
形成部とからなるキャビティを備え、前記ディスク形成
部の略軸心に堰を設置した車両用ホイールの鋳型におい
て、この鋳型の前記リム形成部を構成する部分の型厚を
前記スポーク形成部との連設部から離れるに従って漸減
させたものである。なお、鋳型として銅合金鋳型を使用
することもできる。
【0006】
【作用】この発明に係る車両用ホイールの鋳型は上記の
ように構成されているため、リム部を鋳造するにあたっ
て、リムフランジ、即ち、スポークとの連設部から最も
離れた位置から漸次冷却することができるものである。
ように構成されているため、リム部を鋳造するにあたっ
て、リムフランジ、即ち、スポークとの連設部から最も
離れた位置から漸次冷却することができるものである。
【0007】なお、鋳型として銅合金鋳型を使用すれ
ば、熱伝導率が大きいためこの効果は一層顕著に現れる
ものである。
ば、熱伝導率が大きいためこの効果は一層顕著に現れる
ものである。
【0008】
【実施例】図1は車両用ホイールの低圧鋳造用鋳型装置
の断面図である。
の断面図である。
【0009】図1において、10はこの鋳造装置Dにおい
て車両用ホイ−ルを形成するための鋳型セットである。
この鋳型セット10は銅合金によって形成された鋳型の組
み合わせであり、下型20と一対の横型30,30 と上型40と
の組み合わせである。50はキャビティであり、前記鋳型
セット10によって形成されている。このキャビティ50は
車両用ホイ−ル状をしており、ディスク形成部51とスポ
−ク形成部52とリム形成部53とから構成される。21は下
型20の入子であり、ディスク部(車両用ホイ−ルの)の
表面を形成するためのものである。また、41は上型40の
補助型であり、411 はこの補助型の入子であり、各々デ
ィスク部(車両用ホイ−ルの)の裏面を形成するための
ものである。
て車両用ホイ−ルを形成するための鋳型セットである。
この鋳型セット10は銅合金によって形成された鋳型の組
み合わせであり、下型20と一対の横型30,30 と上型40と
の組み合わせである。50はキャビティであり、前記鋳型
セット10によって形成されている。このキャビティ50は
車両用ホイ−ル状をしており、ディスク形成部51とスポ
−ク形成部52とリム形成部53とから構成される。21は下
型20の入子であり、ディスク部(車両用ホイ−ルの)の
表面を形成するためのものである。また、41は上型40の
補助型であり、411 はこの補助型の入子であり、各々デ
ィスク部(車両用ホイ−ルの)の裏面を形成するための
ものである。
【0010】211 は堰であり、前記入子(下型20の)21
の略中心部に形成されている。70は溶湯補給管であり、
前記堰211 につながれ、下方に延びている。この溶湯補
給管70を介して溶湯保持炉(図示せず)の溶湯が低圧鋳
造によって前記キャビティ50に充填される。
の略中心部に形成されている。70は溶湯補給管であり、
前記堰211 につながれ、下方に延びている。この溶湯補
給管70を介して溶湯保持炉(図示せず)の溶湯が低圧鋳
造によって前記キャビティ50に充填される。
【0011】次に、Cは横型30の型厚であり、スポーク
形成部52との連設部Aから裏側リム形成部531 方向に離
れるに従って漸減している。このため、裏側リムフラン
ジ側から前記連設部Aに向かって溶湯は凝固されるもの
である。
形成部52との連設部Aから裏側リム形成部531 方向に離
れるに従って漸減している。このため、裏側リムフラン
ジ側から前記連設部Aに向かって溶湯は凝固されるもの
である。
【0012】
【発明の効果】この発明に係る車両用ホイールの鋳型
は、リム形成部とディスク形成部とこれらをつなぐスポ
ーク形成部とからなるキャビティを備え、前記ディスク
形成部の略軸心に堰を設置した車両用ホイールの鋳型に
おいて、この鋳型の前記リム形成部を構成する部分の型
厚を前記スポーク形成部との連設部から離れるに従って
漸減させたため、リム部を鋳造するにあたって、リムフ
ランジ、即ち、スポークとの連設部から最も離れた位置
から漸次冷却することができるものである。
は、リム形成部とディスク形成部とこれらをつなぐスポ
ーク形成部とからなるキャビティを備え、前記ディスク
形成部の略軸心に堰を設置した車両用ホイールの鋳型に
おいて、この鋳型の前記リム形成部を構成する部分の型
厚を前記スポーク形成部との連設部から離れるに従って
漸減させたため、リム部を鋳造するにあたって、リムフ
ランジ、即ち、スポークとの連設部から最も離れた位置
から漸次冷却することができるものである。
【0013】よって、この車両用ホイールの鋳型を使用
すれば、リム部、ひいては、ホイールを鋳造するにあた
って、指向性凝固を容易に得ることができるものであ
る。
すれば、リム部、ひいては、ホイールを鋳造するにあた
って、指向性凝固を容易に得ることができるものであ
る。
【0014】なお、鋳型として銅合金鋳型を使用すれ
ば、熱伝導率が大きいためこの効果は一層顕著に現れる
ものである。
ば、熱伝導率が大きいためこの効果は一層顕著に現れる
ものである。
【0013】
【図1】車両用ホイールの低圧鋳造用鋳型装置の断面図
である。
である。
10 … 鋳型セット 211 … 堰 50 … キャビティ 51 … ディスク形成部 52 … スポーク形成部 53 … リム形成部 A … 連設部 C … 型厚
Claims (2)
- 【請求項1】 リム形成部とディスク形成部とこれらを
つなぐスポーク形成部とからなるキャビティを備え、前
記ディスク形成部の略軸心に堰を設置した車両用ホイー
ルの鋳型において、この鋳型の前記リム形成部を構成す
る部分の型厚を前記スポーク形成部との連設部から離れ
るに従って漸減させたことを特徴とする車両用ホイール
の鋳型。 - 【請求項2】 鋳型として銅合金鋳型を使用した請求項
1の車両用ホイールの鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6185995A JPH08229638A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 車両用ホイールの鋳型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6185995A JPH08229638A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 車両用ホイールの鋳型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08229638A true JPH08229638A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13183261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6185995A Pending JPH08229638A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 車両用ホイールの鋳型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08229638A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102806332A (zh) * | 2011-06-01 | 2012-12-05 | 旭技术株式会社 | 车辆用车轮制造用的铸型及车辆用车轮的制造方法 |
CN109332648A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-15 | 佛山市南海奔达模具有限公司 | 含有保温结构的铸造模具 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP6185995A patent/JPH08229638A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102806332A (zh) * | 2011-06-01 | 2012-12-05 | 旭技术株式会社 | 车辆用车轮制造用的铸型及车辆用车轮的制造方法 |
JP2012250252A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Asahi Tec Corp | 車両用ホイール製造用の鋳型およびこれを用いた車両用ホイールの製造方法 |
CN109332648A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-15 | 佛山市南海奔达模具有限公司 | 含有保温结构的铸造模具 |
CN109332648B (zh) * | 2018-11-27 | 2024-04-16 | 佛山市南海奔达模具有限公司 | 含有保温结构的铸造模具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN204770502U (zh) | 水冷轮毂模具 | |
JPH08229638A (ja) | 車両用ホイールの鋳型 | |
JPH08318362A (ja) | 鋳造用鋳型装置 | |
JP2005206151A (ja) | 車両用ホイール | |
JP2002346694A (ja) | マルチゲート鋳造用金型及び鋳造方法 | |
JPH02151344A (ja) | 車両用ホイールの鋳造装置 | |
JP2003290903A (ja) | 軽合金ホイール低圧鋳造用金型および軽合金ホイールの製造方法 | |
US5433263A (en) | Casting ejector | |
JP4395818B2 (ja) | 車両用ホイールの低圧鋳造装置 | |
JP2001071095A (ja) | 車両用ホイールの鋳型装置 | |
JP2632379B2 (ja) | 鋳型の冷却方法およびその装置 | |
JPH06277817A (ja) | 低圧鋳造装置 | |
JP2678468B2 (ja) | 車両用ホイールの鋳型の冷却装置 | |
JPH08229659A (ja) | 車両用ホイールの低圧鋳造用鋳型装置 | |
JPH08229637A (ja) | 銅合金鋳型の保護装置 | |
JPH08229636A (ja) | 銅合金鋳型用冷却装置 | |
JPH04200966A (ja) | 車両用ホイールの鋳型構造 | |
JP2000263215A (ja) | 車両用ホイールの鋳型装置 | |
JP2729488B2 (ja) | 車両用ホイールの鋳造装置 | |
JP2704160B2 (ja) | 鋳型への注湯方法および押湯構造 | |
EP0110854A1 (en) | Method for casting ingots and apparatus for carrying out the method | |
JPH10146666A (ja) | 金型冷却方法 | |
JP2000263188A (ja) | 車両用ホイールの鋳型装置 | |
JPH06285586A (ja) | アルミホイールの鋳造方法 | |
JPH08206814A (ja) | 金型鋳造方法 |