JPH06285586A - アルミホイールの鋳造方法 - Google Patents
アルミホイールの鋳造方法Info
- Publication number
- JPH06285586A JPH06285586A JP10050693A JP10050693A JPH06285586A JP H06285586 A JPH06285586 A JP H06285586A JP 10050693 A JP10050693 A JP 10050693A JP 10050693 A JP10050693 A JP 10050693A JP H06285586 A JPH06285586 A JP H06285586A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum wheel
- casting
- mold
- design surface
- aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】メッキムラを生じるおそれのないアルミホイー
ルの鋳造方法を提供する。 【構成】アルミホイールのデザイン面を形成する部分の
鋳型1に冷却パイプまたは空洞1aを設け、水または空
気によって前記鋳型1を強制冷却して鋳造することを特
徴とし、アルミホイールのデザイン面を形成する部分の
鋳型1の素材として銅または銅合金を用いて鋳造するこ
とを特徴とし、また、アルミホイールのデザイン面を形
成する部分の鋳型1に急冷塗型5を塗布して鋳造するこ
とを特徴とする。
ルの鋳造方法を提供する。 【構成】アルミホイールのデザイン面を形成する部分の
鋳型1に冷却パイプまたは空洞1aを設け、水または空
気によって前記鋳型1を強制冷却して鋳造することを特
徴とし、アルミホイールのデザイン面を形成する部分の
鋳型1の素材として銅または銅合金を用いて鋳造するこ
とを特徴とし、また、アルミホイールのデザイン面を形
成する部分の鋳型1に急冷塗型5を塗布して鋳造するこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアルミホイールの鋳造
方法に関し、特にアルミホイールの表面にクロムメッキ
などを容易に施すことができるアルミホイールの鋳造方
法に関する。
方法に関し、特にアルミホイールの表面にクロムメッキ
などを容易に施すことができるアルミホイールの鋳造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ホイールでは、その軽量化や嗜
好性などの要請により徐々にアルミホイールが用いられ
ているが、一層の嗜好上の要請から、光沢のあるクロム
メッキをアルミホイールの外表面、すなわちデザイン面
に施したアルミホイールが望まれている。
好性などの要請により徐々にアルミホイールが用いられ
ているが、一層の嗜好上の要請から、光沢のあるクロム
メッキをアルミホイールの外表面、すなわちデザイン面
に施したアルミホイールが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるにアルミ鋳造ホ
イールのデザイン部の鋳造組織は、結晶粒径、凝固方
向、晶出物(JIS−AC4CHでは共晶Si)の大き
さなどがデザイン面全体にわたって不均一組織となって
いた。そのためメッキの付着度合い(のり)が異なり、
メッキムラを生じるという問題点があった。したがって
本発明は、メッキムラを生じるおそれのないアルミホイ
ールの鋳造方法を提供することを目的とする。
イールのデザイン部の鋳造組織は、結晶粒径、凝固方
向、晶出物(JIS−AC4CHでは共晶Si)の大き
さなどがデザイン面全体にわたって不均一組織となって
いた。そのためメッキの付着度合い(のり)が異なり、
メッキムラを生じるという問題点があった。したがって
本発明は、メッキムラを生じるおそれのないアルミホイ
ールの鋳造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、すなわち第1の発明
は、アルミホイールのデザイン面を形成する部分の鋳型
に冷却パイプまたは空洞を設け、水または空気によって
前記鋳型を強制冷却して鋳造するアルミホイールの鋳造
方法であり、第2の発明は、アルミホイールのデザイン
面を形成する部分の鋳型の素材として銅または銅合金を
用いて鋳造するアルミホイールの鋳造方法であり、第3
の発明は、アルミホイールのデザイン面を形成する部分
の鋳型に急冷塗型を塗布して鋳造するアルミホイールの
鋳造方法である。
するためになされたものであり、すなわち第1の発明
は、アルミホイールのデザイン面を形成する部分の鋳型
に冷却パイプまたは空洞を設け、水または空気によって
前記鋳型を強制冷却して鋳造するアルミホイールの鋳造
方法であり、第2の発明は、アルミホイールのデザイン
面を形成する部分の鋳型の素材として銅または銅合金を
用いて鋳造するアルミホイールの鋳造方法であり、第3
の発明は、アルミホイールのデザイン面を形成する部分
の鋳型に急冷塗型を塗布して鋳造するアルミホイールの
鋳造方法である。
【0005】
【実施例】本発明の実施例を図面によって説明する。図
1は本発明方法の一実施例を示し、この実施例では下型
1とサイド型2と上型3とによってアルミホイールの形
状に適合したキャビティー4が構成されており、アルミ
ホイールのデザイン面は下型1によって製作されてい
る。この下型1は熱伝導度に優れた銅によって形成され
ており、下型1の内部には空洞1aが設けられており、
空洞1aには給水配管が接続されている。この実施例に
おいてアルミホイールを鋳造するときには、下型1表面
にZrO系の急冷塗型5を塗布し、また空洞1aに冷却
水を供給して強制冷却して鋳造する。これによりアルミ
鋳造ホイールのデザイン表面部には指向性凝固が生じ、
また面軸方向表面直下部が急冷されるので鋳造組織が均
一となり、したがってクロムメッキを施すときのメッキ
ムラがなくなる。
1は本発明方法の一実施例を示し、この実施例では下型
1とサイド型2と上型3とによってアルミホイールの形
状に適合したキャビティー4が構成されており、アルミ
ホイールのデザイン面は下型1によって製作されてい
る。この下型1は熱伝導度に優れた銅によって形成され
ており、下型1の内部には空洞1aが設けられており、
空洞1aには給水配管が接続されている。この実施例に
おいてアルミホイールを鋳造するときには、下型1表面
にZrO系の急冷塗型5を塗布し、また空洞1aに冷却
水を供給して強制冷却して鋳造する。これによりアルミ
鋳造ホイールのデザイン表面部には指向性凝固が生じ、
また面軸方向表面直下部が急冷されるので鋳造組織が均
一となり、したがってクロムメッキを施すときのメッキ
ムラがなくなる。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、アルミホイールの表面
にクロムメッキなどを良好に施すことができ、また耐食
性も向上する。
にクロムメッキなどを良好に施すことができ、また耐食
性も向上する。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図
1…下型 1a…空洞 2
…サイド型 3…上型 4…キャビティー 5
…急冷塗型
…サイド型 3…上型 4…キャビティー 5
…急冷塗型
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 27/04 G 7011−4E B60B 3/06
Claims (3)
- 【請求項1】アルミホイールのデザイン面を形成する部
分の鋳型に冷却パイプまたは空洞を設け、水または空気
によって前記鋳型を強制冷却して鋳造するアルミホイー
ルの鋳造方法。 - 【請求項2】アルミホイールのデザイン面を形成する部
分の鋳型の素材として銅または銅合金を用いて鋳造する
アルミホイールの鋳造方法。 - 【請求項3】アルミホイールのデザイン面を形成する部
分の鋳型に急冷塗型を塗布して鋳造するアルミホイール
の鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10050693A JPH06285586A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | アルミホイールの鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10050693A JPH06285586A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | アルミホイールの鋳造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285586A true JPH06285586A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14275836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10050693A Pending JPH06285586A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | アルミホイールの鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06285586A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014065960A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Honda Motor Co Ltd | 車両用アルミ合金、および、自動二輪車用ホイール |
CN109807286A (zh) * | 2017-11-22 | 2019-05-28 | 于彦奇 | 一种可以实现快速冷却的金属模铸造方法 |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP10050693A patent/JPH06285586A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014065960A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Honda Motor Co Ltd | 車両用アルミ合金、および、自動二輪車用ホイール |
CN109807286A (zh) * | 2017-11-22 | 2019-05-28 | 于彦奇 | 一种可以实现快速冷却的金属模铸造方法 |
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