JPH08228971A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH08228971A
JPH08228971A JP4073995A JP4073995A JPH08228971A JP H08228971 A JPH08228971 A JP H08228971A JP 4073995 A JP4073995 A JP 4073995A JP 4073995 A JP4073995 A JP 4073995A JP H08228971 A JPH08228971 A JP H08228971A
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JP
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chamber
lid
seal
dust collection
dust collecting
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Application number
JP4073995A
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English (en)
Inventor
Minoru Murakami
実 村上
Yoji Oikawa
洋二 及川
Hiroshi Uzawa
博 鵜沢
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弾性シール部材を必要最小限の材料から形成し
ても、後部側の高い吸気負圧で変形しにくい電気掃除機
を提供すること。 【構成】集塵室用凹部13の開口縁に沿ってケース本体
8に設けられた環状のシール当接面20、シール当接面
20に対応して蓋体9の内面に設けられたシール取付部
60と、シール取付部60に取り付けられて蓋体9の閉
成時にシール当接面20に弾接させられる環状の弾性シ
ール部材64を備え、弾性シール部材64の断面積は集
塵室23の後部側の方が前部側よりも大きく形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集塵室用凹部を開閉
する蓋体の内面に取り付けられて、蓋体の閉成時に集塵
ケースと蓋体との間で前記集塵室を気密にシールする弾
性シール部材が設けられた電気掃除機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気掃除機は、掃除機本体と、
掃除機本体に接続して使用する集塵ホースや吸込口体等
の塵埃吸込手段を備えている。しかも、この掃除機本体
は、集塵ケース,電動ファン,紙パックフィルター等の
袋状の一次フィルター,二次フィルター(プレフィルタ
ー)等を備えているのが普通である。
【0003】また、集塵ケースは、後部にファン室が設
けられ且つ前部に上方に開口する集塵室用凹部が設けら
れたケース本体と、この集塵室用凹部の上部開口端を開
閉可能にケース本体に装着されて前記集塵室用凹部との
間に集塵室を形成する蓋体とを備えているものもある。
尚、集塵ホース或は吸込口体等を接続する接続口はケー
ス本体又は蓋体に設けられている。
【0004】しかも、集塵室とファン室が二次フィルタ
ー区画されていると共に二次フィルターを介して互いに
連通させられ、電動ファンが集塵室に吸引負圧を作用可
能にファン室に配設され、紙パックフィルター等の袋状
の一次フィルターが集塵室内に配設されて、接続口に接
続された塵埃吸込手段からこの一次フィルター内に塵埃
が吸引されるようになっている。
【0005】この様な電気掃除機では、掃除機本体の後
部の電動ファンを作動させて、この電動ファンの吸引負
圧を掃除機本体の前部の集塵室に作用させることによ
り、この集塵室に接続された集塵ホースや吸込口体等を
介して塵埃を集塵室内の一次フィルタで捕集し、この一
次フィルターで捕集できない微細な塵埃を二次フィルタ
ーで捕集して、最終的には清浄されたエア(空気)を電
動ファンに吸引させて、このエアで電動ファンのモータ
を冷却した後に、このエアを外部に排気されるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な電
気掃除機では、集塵室用凹部を開閉する蓋体の内面に取
り付けられて、蓋体の閉成時にケース本体と蓋体との間
で前記集塵室を気密にシールする弾性シール部材が設け
られているものも考えられている。この弾性シール部材
の材料は掃除機本体全体の重量軽減やコスト低減上で必
要最小限の量を用いるのが望ましい。
【0007】しかしながら、集塵室内に作用する負圧は
塵埃吸引手段を接続する接続口側から電動ファン側に近
ずく従って大きくなるため、弾性シール部材に作用する
吸引負圧も接続口側よりも電動ファン側の方が大きくな
る。
【0008】この結果、弾性シール部材を必要最小限の
材料から形成するには電動ファン側の剛性を高くするの
が望ましい。
【0009】そこで、この発明は、この要望に沿うもの
で、弾性シール部材を必要最小限の材料から形成して
も、後部側の高い吸気負圧で変形しにくい電気掃除機を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ファン室が後部に形成されてい
ると共に、後端が前記ファン室に連通させられ且つ上方
に開放する集塵室用凹部が前部に形成されたケース本体
と、前記集塵室用凹部の上部開口端を開閉可能にケース
本体に装着されて、閉成時に前記集塵室用凹部との間に
集塵室を形成する蓋体と、前記ケース本体内に装着され
て前記集塵室内にエアと共に吸引される塵埃を捕集して
清浄されたエアを排出するフィルターと、前記ケース本
体と蓋体のいずれか一方の前端部側に設けられた吸込口
と、前記ファン室に配設されて前記集塵室の後部から吸
引負圧を作用させる電動ファンと、前記集塵室用凹部の
開口縁に沿って前記ケース本体に設けられた環状のシー
ル当接面と、前記シール当接面に対応して前記蓋体の内
面に設けられたシール取付部と、前記シール取付部に取
り付けられて前記蓋体の閉成時に前記シール当接面に弾
接させられる環状の弾性シール部材を備え、前記弾性シ
ール部材の断面積は前記集塵室の後部側の方が前部側よ
りも大きく形成されている電気掃除機としたこと特徴と
するものである。
【0011】また、請求項2の発明は、前記シール取付
部は前記蓋体の内面に突設された内外二重の外環状壁部
と内環状壁部からなり、前記シール部材の取付基部は前
記両環状壁部間に嵌着されていると共に両環状壁に接着
剤で接着固定され、前記外環状壁部の後端には大気に連
通する開口部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
【作用】この様な構成によれば、掃除機本体の後部の電
動ファンを作動させて、この電動ファンの吸引負圧を掃
除機本体の前部の集塵室に作用させることにより、この
集塵室に接続された集塵ホースや吸込口体等を介して塵
埃が集塵室内に吸引されてフィルタで捕集され、最終的
には清浄されたエア(空気)が電動ファンに吸引されて
外部に排気される。
【0013】この際、環状の弾性シール部材に作用する
吸気負圧は電動ファンに近ずくに従って大きくなるが、
弾性シール部材の断面積を電動ファン側(後部側)で大
きくなっているので、弾性シール部材の剛性が電動ファ
ン側で高く吸気負圧で変形しにくい状態となる。
【0014】しかも、環状取付壁部間の電動ファン側の
幅が接続口側の幅よりも大きく形成されていると共に、
外環状壁部の後端には大気に連通する開口部が設けられ
ていて、取付基部は両環状壁部に接着剤で接着固定する
際に、環状取付壁部間内に揮発する接着剤の揮発成分が
開口部を介して容易に外部に排出して、接着剤が嵌挿す
る時間を短縮できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0016】図1,図2(a)は、小型の手持ち式でハン
ディな電気掃除機を示したものである。この電気掃除機
は、掃除機本体1と、掃除機本体1に接続して使用する
吸込口体2(塵埃吸込手段)を備えている。尚、3は吸
込口体2の接続パイプ部である。
【0017】この掃除機本体1は、集塵ケース4(集塵
部),電動ファン5(電動送風機),一次フィルターで
ある袋状紙フィルター(紙パックフィルター)6,二次
フィルター(プレフィルター)7等を備えている。ま
た、集塵ケース4はケース本体8(図1〜図5参照)と
蓋体9から構成され、蓋体9は蓋本体10と小リッド1
1から構成されている。
【0018】ケース本体8は、後部にファン室12を有
すると共に、前部に上方に開口しかつ開口端が方形の集
塵室用凹部13を有する。このファン室12と集塵用凹
部13は、二次フィルター7で区画されていると共に、
この二次フィルター7を介して互いに連通している。し
かも、電動ファン5は、ファン室12内に装着されてい
ると共に、二次フィルター7を介して集塵室用凹部13
内に吸気負圧を作用させることにより、集塵室用凹部1
3側のエアを二次フィルター7を介して吸引するように
なっている。
【0019】この集塵室用凹部13の前端には上部側が
斜め前方に傾斜する傾斜壁14が形成され、集塵室用凹
部13の前端底部には傾斜壁14に沿う口枠係止溝15
が形成され、ケース本体8の前上面には集塵室用凹部1
3に近接して口枠係止爪16が支持軸17により回動可
能に枢着されている。この口枠係止爪16は、集塵室用
凹部13の上部側に突出していると共に、図示しないス
プリングで集塵室用凹部13側に回動付勢されている。
この集塵室用凹部13内には上述した紙パックフィルタ
ー6が配設されている。
【0020】この紙パックフィルター6は、袋状紙フィ
ルター部6aと、この袋状紙フィルター部6aの吸込側
(開口端部側)に一体に設けた口枠6bから構成されて
いる。この口枠6bは、下端部が口枠係止溝15に挿入
され、上端部が口枠係止爪16により係止されている。
尚、口枠6bの中央には袋状紙フィルター6aに開口す
る接続孔6cが形成され、口枠係止爪16には上方に突
出する操作部16aが一体に設けられている。
【0021】また、ケース本体8の前端部内には、斜め
前下方に延びて後端が傾斜壁14を貫通し、前端が前側
面8aに開口する筒体18が装着されている。この筒体
18の後端部にはリング状のシール部材19が装着さ
れ、口枠6bに接続孔6cの周囲の部分がシール部材1
9に弾接させられている。しかも、筒体18内には前側
面側に拡径するテーパ状の接続口18aが形成されてい
て、この接続口18a(吸込口)には吸込口体2の接続
パイプ部3が嵌着されている。尚、この接続口18aに
は集塵ホース(図示せず)や延長管等を介して吸込口体
2を接続することもできる。また、接続口18aは、何
も接続していない状態では吸込口としても機能する。
【0022】更に、ケース本体8には、集塵室用凹部1
3の開口縁に沿う環状で方形のシール当接面20が設け
られている。しかも、このケース本体8には、前端上部
に位置して蓋体係止用の固定爪部21が設けられている
と共に、シール当接面20の後端中央上に位置させて爪
係止孔22が形成されている。
【0023】このケース本体8の集塵室用凹部13は、
上部開口端が蓋体9で開閉可能に装着されて、蓋体9と
の間に集塵室23を形成している。尚、この集塵室23
には電動ファン5による吸気負圧が作用する。また、蓋
体9は上述したように蓋本体10と小リッド11から構
成されている。
【0024】この蓋本体10の前端には斜め下方前方に
突出する第1係止爪24が形成されている。また、蓋本
体10の後部上面には図2,図3(a)に示した様に後端
部中央に向かうに従って上方への突出量が徐々に大きく
なる突部25が形成されている。この突部25の後端部
内には左右に延びるクランプ部品用の収納凹部26(図
1,図6〜図8参照)が形成されている。この収納凹部
26の一側壁25aには外面側にテーパ27aを設けた
貫通孔27が形成され、他側壁25bにはスプリング係
止用の小膨出突部28が形成され、収納凹部26の底部
には爪移動用の方形状開口29が形成され、収納凹部2
6の底部には下方に突出する固定係止爪30が一体に設
けられている。
【0025】また、この収納凹部26内には図6(c)に
示した様に軸状のクランプボタン31とスプリング32
が配設されている。このクランプボタン31は一端が貫
通孔27を介して側方に突出させられ、クランプボタン
31の中間部には可動係止爪33が一体に設けられてい
る。この可動係止爪33は方形状開口29を介して下方
に突出させられ、クランプボタン31の他端とスプリン
グ係止用の小膨出突部28との間にはスプリング32が
介装されて、スプリング32はクランプボタン31を外
方にバネ付勢している。
【0026】そして、第1係止爪24を蓋体係止用の固
定爪部21に係合させる一方、固定係止爪30及び可動
係止爪33を方形状開口29内に挿入して、スプリング
32のバネ力により可動係止爪33の先端爪部を方形状
開口29の一端縁部側に係止させることにより、蓋本体
11が集塵室用凹部13を閉成した状態でケース本体8
に固定されている。
【0027】また、蓋本体10の中央部には図1,図
7,図9,図10に示した様に前後に延び且つ下方(一
次フィルター側)に向けて突出する膨出突部34(フィ
ルター押え部)が形成されている。この膨出突部34内
には前後に延びるインジケータ用の収納凹部35が形成
され、この収納凹部35の後端壁35aには連通口35
bが形成されている。
【0028】上述の両収納凹部26,35は図8に示し
た様に前後に延びる開口36を介して前後に延びる一つ
の溝状部37を形成している。この両収納凹部間26,
35間には左右方向に所定幅を有する円弧状のリッド支
持部38が突設されている。収納凹部35の前側面には
第1係止溝39が形成され、収納凹部35の後部両側面
には第2係止溝40,40が形成されている(図7〜図
10参照)。
【0029】一方、溝状部37を閉成させる小リッド1
1には第1リッド係止爪41が形成され、小リッド11
の中間部両側面には第2リッド係止爪42,42が形成
されている。そして、溝状部37を覆う小リッド11
は、リッド係止爪41,42,42を係止溝39,4
0,40に図12,図13の如くそれぞれ係合すること
により、蓋本体10に固定されている。この小リッド1
1の前端部には複数の連通孔43(図2,図11参照)
が形成され、小リッド11の中間部には前後に延びる透
明窓部44が形成されている。
【0030】そして、収納凹部35内には図1に示した
様に前後に延びるインジケータ45がリーク弁として装
着されている。このインジケータ45は、両端に端壁4
6a,46bが設けられたシリンダ46を有する。この
端壁46a,46bには吸込口47及び排気口48がそ
れぞれ形成されている。
【0031】また、インジケータ45は、シリンダ46
内に摺動移動可能に配設されたピストン状の弁体49
と、端壁46a,46bと弁体49との間に介装されて
弁体49を弁座としての端壁46aにバネ付勢力で当接
させて吸込口47を閉成しているスプリング50を有す
る。尚、弁体49とシリンダ46との間には開弁時に弁
体49の前後を連通させる通路51が形成されている。
【0032】この上述の小リッド11の連通孔43、吸
込口47,通路51及びシリンダ46内の空間(番号省
略),排出口48、連通口35b等は一連のリーク風路
52を形成している。
【0033】このリーク風路52は、集塵室23の後部
上方と大気とを連通させていているので、リーク風に含
まれる塵埃を除去するフィルターを別途設けることな
く、二次フィルター7でリーク風に含まれる塵埃を除去
できる。また、この様にリーク風路52を集塵室23の
後部上方に直接導入するようにしても、リーク風路52
は膨出突部34の後端に位置すると共に二次フィルター
7(電動ファン5)に近接して集塵室23の後部上方に
開口しているので、袋状紙フィルター6が吸引負圧によ
り膨出して膨出突部34に当接しても、後部開口端(連
通口35b)が閉成されるようなことを防止するように
なっている。
【0034】蓋本体10の内面には、環状のシール当接
面20に対応して環状で方形のシール取付部60(図
1,図6,図9参照)が形成されている。このシール取
付部60は蓋本体10の内面に突設された内外二重の外
環状壁部61と内環状壁部62から構成され、この環状
壁部61,62間には環状取付空間63が形成されてい
る。そして、この環状取付空間63の開放端部(下端
部)には環状の弾性シール部材64の取付基部64aが
嵌着されていると共に、この取付基部64は両環状壁部
61,62に接着剤で接着固定されている。
【0035】しかも、環状取付空間63は図6,図10
に示した様に電動ファン5側の幅Tが接続口18a側の
幅tよりも大きく形成されていると共に、外環状壁部6
1の後端には大気に連通する切欠開口部65,65が図
6(d),図9に示した様に設けられていて、取付基部6
4は両環状壁部61,62に接着剤で接着固定する際
に、環状取付空間内63内に揮発する接着剤の揮発成分
が切欠開口部65,65を介して容易に外部に排出し
て、接着剤が嵌挿する時間を短縮できる。
【0036】また、弾性シール部材64の取付基部64
aの断面積は、集塵室23の後部側(電動ファン5及び
二次フィルター7側)の方が前部側(接続口18a側)
よりも大きく形成されている。しかも、弾性シール部材
64の環状リップ部64bが環状のシール当接面20に
弾接させられている。
【0037】次に、この様な構成の電気掃除機の作用を
説明する。
【0038】この様な構成によれば、掃除機本体1の後
部の電動ファン5を作動させて、この電動ファン5の吸
引負圧を掃除機本体1の前部の集塵室23に作用させる
ことにより、この集塵室23に接続された吸込口体2を
介して塵埃が集塵室23内に吸引されて袋状紙フィルタ
ー6で捕集され、袋状紙フィルター6で捕集されない微
細な塵埃は二次フィルター7で捕集され、最終的には清
浄されたエア(空気)が電動ファン5に吸引される。こ
の電動ファン5に吸引されたエアは、電動ファン5のモ
ータ5a内を流れて内部を冷却したのち掃除機本体1の
外部に排気される。
【0039】この際、集塵室23内において環状の弾性
シール部材64に作用する吸気負圧は電動ファン5に近
ずくに従って大きくなるが、弾性シール部材64の断面
積が電動ファン5側(後部側)で大きくなっているの
で、弾性シール部材64の剛性が電動ファン5側で高く
吸気負圧で変形しにくい状態となる。
【0040】また、電動ファン5を作動時には集塵室2
3内に吸気負圧が作用するので、この際の吸引負圧でイ
ンジケータ45の弁体49がスプリング50のバネ力に
抗して吸込口47から離反させられ、弁体49で遮断さ
れていたリーク風路52途中が開き、大気がリーク風路
52を介して集塵室23の後部内に導入された後に二次
フィルター7を介して電動ファン5に吸入されることに
なる。この際、袋状紙フィルター6の目詰まり状態に応
じて集塵室23内の吸気負圧が増大するにつれてスプリ
ング50が圧縮されて、弁体49が後方に移動させら
れ、この移動量が透明窓部44を介して視認でき、袋状
紙フィルター6の目詰まり状態が容易に確認できると共
に、リーク風路52を流れるリーク風の量も増大するこ
とになる。
【0041】しかも、一次フィルターとしての袋状紙フ
ィルター6が吸引された塵埃で満たされて目詰まりした
場合や、接続口18aに接続された吸込口体2が完全に
閉塞されたような場合には、電動ファン5に大きな負荷
が作用するが、リーク風路52を介して大気から集塵室
23の後部内に導入されたリーク風は二次フィルター7
を透過して電動ファン5に吸入されて電動ファン5のモ
ータ5aを冷却することになる。この際、リーク風に混
在する塵埃等は二次フィルター7に捕集されることにな
る。
【0042】また、袋状紙フィルター6が電動ファン5
の吸気作用に膨出して、この袋状紙フィルター6の外面
が集塵室23内面に圧接されるような場合でも、フィル
ター押え部としての膨出突部34の後方の連通口35b
は一次フィルターで閉塞されるようなことはなく、リー
クは確実に二次フィルター7を介して電動ファン5に吸
入されることになる。
【0043】
【効果】以上説明したように、請求項1の発明は、ファ
ン室が後部に形成されていると共に、後端が前記ファン
室に連通させられ且つ上方に開放する集塵室用凹部が前
部に形成されたケース本体と、前記集塵室用凹部の上部
開口端を開閉可能にケース本体に装着されて、閉成時に
前記集塵室用凹部との間に集塵室を形成する蓋体と、前
記ケース本体内に装着されて前記集塵室内にエアと共に
吸引される塵埃を捕集して清浄されたエアを排出するフ
ィルターと、前記ケース本体と蓋体のいずれか一方の前
端部側に設けられた吸込口と、前記ファン室に配設され
て前記集塵室の後部から吸引負圧を作用させる電動ファ
ンと、前記集塵室用凹部の開口縁に沿って前記ケース本
体に設けられた環状のシール当接面と、前記シール当接
面に対応して前記蓋体の内面に設けられたシール取付部
と、前記シール取付部に取り付けられて前記蓋体の閉成
時に前記シール当接面に弾接させられる環状の弾性シー
ル部材を備えている。
【0044】しかも、請求項1の発明は、前記弾性シー
ル部材の断面積は前記集塵室の後部側の方が前部側より
も大きく形成されている構成としたので、弾性シール部
材を必要最小限の材料から形成しても、後部側の高い吸
気負圧で変形するのを確実に防止できる。
【0045】また、請求項2の発明は、前記シール取付
部は前記蓋体の内面に突設された内外二重の外環状壁部
と内環状壁部からなり、前記シール部材の取付基部は前
記両環状壁部間に嵌着されていると共に両環状壁に接着
剤で接着固定され、前記外環状壁部の後端には大気に連
通する開口部が設けられている構成としたので、しか
も、環状取付壁部間の電動ファン側の幅が接続口側の幅
よりも大きく形成されていると共に、外環状壁部の後端
には大気に連通する開口部が設けられていて、取付基部
は両環状壁部に接着剤で接着固定する際に、環状取付壁
部間内に揮発する接着剤の揮発成分が開口部を介して容
易に外部に排出して、接着剤が嵌挿する時間を短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる電気掃除機の断面図である。
【図2】(a)は図1に示した掃除機本体と吸込口体との
関係を示す分解斜視図、(b)は(a)の掃除機本体を前側斜
め下方から見た説明図である。
【図3】(a)は図1,2に示した掃除機本体の蓋体の着
脱作業を示す斜視図、(b)は図3(a)の蓋体とケース本体
前部の関係を示す説明図である。
【図4】図3(a)に示した掃除機本体の蓋体を取り外し
た状態を示す斜視図である。
【図5】集塵室用凹部に対して紙パックフィルターを着
脱する際の説明図である。
【図6】(a),(b)は図1の部分拡大図、(c)は蓋体をケ
ース本体に係止させる機構の説明図、(d)は図6(a)を矢
印A側から見た説明図、(e)は(d)のB−B線に沿う断面
図である。
【図7】図7は図1に示した蓋体の一部を省略して示し
た断面図である。
【図8】図7に示した蓋体の平面図である。
【図9】図7に示した蓋体の底面図である。
【図10】図9に示した蓋体に環状の弾性シール部材を
装着した平面図である。
【図11】(a)は図1に示した蓋体のインジケータ用の
収納凹部を覆う小リッドの断面図、(b)は(a)の底面図で
ある。
【図12】図1に示した小リッドの側部と蓋体との係止
部の断面図である。
【図13】図1に示した小リッドの前端部と蓋体との係
止部の断面図である。
【符号の説明】
1…掃除機本体 2…吸込口体(吸込手段) 3…接続パイプ部 4…集塵ケース 5…電動ファン 6…袋状紙フィルター(一次フィルター) 7…二次フィルター 8…ケース本体 9…蓋体 12…ファン室 13…集塵室用凹部 18a…接続口(吸込口) 20…シール当接面 23…集塵室 60…シール取付部 61…外環状壁部 62…内環状壁部 64…弾性シール部材 64a…取付基部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファン室が後部に形成されていると共
    に、後端が前記ファン室に連通させられ且つ上方に開放
    する集塵室用凹部が前部に形成されたケース本体と、 前記集塵室用凹部の上部開口端を開閉可能にケース本体
    に装着されて、閉成時に前記集塵室用凹部との間に集塵
    室を形成する蓋体と、 前記ケース本体内に装着されて前記集塵室内にエアと共
    に吸引される塵埃を捕集して清浄されたエアを排出する
    フィルターと、 前記ケース本体と蓋体のいずれか一方の前端部側に設け
    られた吸込口と、 前記ファン室に配設されて前記集塵室の後部から吸引負
    圧を作用させる電動ファンと、 前記集塵室用凹部の開口縁に沿って前記ケース本体に設
    けられた環状のシール当接面と、 前記シール当接面に対応して前記蓋体の内面に設けられ
    たシール取付部と、 前記シール取付部に取り付けられて前記蓋体の閉成時に
    前記シール当接面に弾接させられる環状の弾性シール部
    材を備え、 前記弾性シール部材の断面積は前記集塵室の後部側の方
    が前部側よりも大きく形成されていることを特徴とする
    電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記シール取付部は前記蓋体の内面に突
    設された内外二重の外環状壁部と内環状壁部からなり、 前記シール部材の取付基部は前記両環状壁部間に嵌着さ
    れていると共に両環状壁に接着剤で接着固定され、 前記外環状壁部の後端には大気に連通する開口部が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除
    機。
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