JPH09206246A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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Publication number
JPH09206246A
JPH09206246A JP1661996A JP1661996A JPH09206246A JP H09206246 A JPH09206246 A JP H09206246A JP 1661996 A JP1661996 A JP 1661996A JP 1661996 A JP1661996 A JP 1661996A JP H09206246 A JPH09206246 A JP H09206246A
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JP
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dust
dust collecting
storage chamber
opening
pressing
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JP1661996A
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Inventor
Tadao Fujinami
忠雄 藤波
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、集塵装置の取り外しを容易とした電
気掃除機の提供を目的とする。 【解決手段】本体10と、一端側を開口31aした収納
室(集塵室)31、前記開口31aの近傍に設けた装着
部(内周壁31b)、載置部(開口端縁30b)が設け
られ前記本体10に取り付けられる集塵ケース30と、
一端側に装着部に装着される被装着部(パッキング6
3)を他端側に被押圧部77が設けられた保持枠体70
とこの保持枠70の他端側に塵埃吸入口82aを位置し
て保持枠70のに取り付けられる集塵袋80とからなり
収納室10に収納される集塵装置50と、操作部47と
押圧部48cを有しこの押圧部48cを前記被押圧部7
7に対向させて前記配設部に設けた取外し手段46とを
備え、この取外し手段で集塵装置を収納室から押し出す
ことにより集塵装置50を集塵ケース30から取り外す
ようにした電気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機に係
り、特に塵捨て時に集塵装置を集塵ケースから取り外す
際に、集塵装置内の塵埃が集塵ケース内あるいは外部に
こぼれることを防止したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機の中には、電動送風機
を収納した本体と、この本体に着脱自在に取り付けられ
る集塵ケースとからなるいわゆる二分割タイプのものが
ある。そして、この二分割タイプの電気掃除機は、一般
に図6に示すような構成となっている。
【0003】つまり、図6に示すように電気掃除機10
0は電動送風機111を収納した本体110と、集塵装
置130を収納した集塵ケース120とから構成されて
いる。そして、前記電動送風機111は本体110の内
部に形成された送風機室112にパッキング113によ
って気密的に取り付けられている。また、本体110の
前部には複数のスリット状の通気口114aが形成され
た仕切壁114が設けられ、また、この仕切壁114の
下部には係合孔115aが形成された固定係合部115
が、また、上部には係止爪116aが形成された固定ク
ランプ116が形成されている。また、本体110の上
面部にはハンドル117が設けられている。
【0004】また、前記集塵ケース120の内部には収
納室121が形成され、この収納室121は後方つまり
本体110側を開放した開口122が形成されている。
また、収納室121の内周壁には複数のリブ123が形
成され、このリブ123の端部123aは前記開口12
2の近傍に位置して設けられている。また、集塵ケース
120の前部には図示しない吸込ホースの接続管が挿入
される吸入口124が設けられ、また、前記本体110
側の下部には前記係合孔115aに係合する係合突起1
25が、また、上部には前記固定クランプ116の係合
爪116aに係合する係合片126aが設けられるとと
もに軸127に回動可能に軸支された可動クランプ12
6が設けられている。この可動クランプ126は、この
可動クランプ126に一体に形成さればね片126bに
よって前記軸127を中心として時計方向に回動するよ
うに付勢されており、係合片126aは常時前記係合爪
116aと係合するようになっている。したがって、集
塵ケース120は、下部に設けた係合突起125および
可動クランプ126の係合片126aを、それぞれ本体
110に設けた固定係合部115の係合孔115aおよ
び固定クランプ116の係止爪116aにそれぞれ係合
させることにより取り付けられ、また、可動クランプ1
26の係合片126aを前記係合爪116aから外すこ
とにより取り外すことができるようになっている。
【0005】そして、前記集塵ケース120の収納室1
21に収納される集塵装置130は、合成樹脂からなる
枠体131とこの枠体に着脱可能に取り付けられる集塵
袋135から構成され、前記枠体131の後端縁には気
密性を保持するパッキング132が取り付けられてお
り、このパッキング132を前記集塵ケース120の収
納室121に形成したリブ123の端部123aと内周
壁121aからなる装着部に装着することにより、集塵
装置130は収納室121内に収納されるものである。
つまりパッキング132の外周に形成した環状舌片13
2aを前記内周壁121aに圧接状態とするとともに前
記リブ123の端部123aに位置決めされて装着され
るようになっている。また、パッキング132には前記
本体ケース110の仕切壁114に圧接する環状の舌片
132bが形成され、集塵装置130が装着された集塵
ケース120を本体110に取り付けた際は、前記環状
舌片132bが前記仕切壁114に圧接して集塵室12
1以外からの空気の流入を阻止するようになっている。
また、前記枠体131の前端部には溝状の口枠取付部1
31aが形成されている。
【0006】そして、前記集塵袋135は紙袋136と
この紙袋136の開口に取り付けられた口枠137とか
らなり、この口枠137を前記枠体131の口枠取付部
131aに挿入することにより集塵袋135は枠体13
1に取り付けられるようになっている。また、前記口枠
137には集塵ケース120に設けた前記吸入口124
と対向して塵埃吸入口137aが設けられており、この
塵埃吸入口137aには軟質ゴム等からなり塵埃吸入口
137aより小径の孔138aが形成され紙袋136内
の塵埃が外部にこぼれないようにするためのこぼれ防止
部材138が設けられている。なお、図示しない吸込ホ
ースの接続管が前記吸入口124に挿入して取り付けら
れたときは、接続管の先端はこぼれ防止部材138の孔
138aを押し広げて嵌合するようになっている。
【0007】上記のように構成された従来の電気掃除機
は、使用することにより塵埃は前記集塵袋135つまり
紙袋136に集塵され、この集塵された塵埃が所定量と
なったときは、前記集塵ケース120を本体110から
取り外し、ついで集塵装置130つまり集塵袋135が
取り付けられた状態の枠体131のパッキング132を
収納室121の内周壁121aから引き抜いて収納室1
21から取り外し、ついで枠体131の口枠取付部13
1aから、口枠137を取り外して集塵袋135を捨
て、新たな集塵袋135を枠体131に取り付けた後、
この枠体131と集塵袋135とをつまり集塵装置13
0を集塵ケース120の収納室121に装着し、この集
塵ケース120を本体110に取り付けて使用状態とす
るものである。
【0008】ところで、集塵装置130を集塵ケース1
20の収納室121の装着部から取り外す際は、収納室
121の内周壁121aには前記パッキング132の環
状舌片132aが圧接状態に装着されていることから、
パッキング132を引き抜くことが必要となり、そし
て、このパッキング132を引き抜くにはパッキング1
32の圧接力以上の力が必要であることから、引き抜き
つまり取り外し操作は必ずしも簡単ではなく、また、取
り外す際に圧接力以上の力を要することから取り外しの
際に力が入れ易いようにするため、前記収納室121の
開口122を横向きあるいは上向きにした状態としてな
される。このため前記集塵袋135の塵埃吸入口137
aは横向きあるいは下向きとなるため、前記こぼれ防止
部材138の開口138aから内部の塵埃が集塵室12
1内にこぼれ、また、これらこぼれた塵埃は集塵ケース
120の本体110に取り付ける際等に床面等に落下し
床面を汚し不衛生となる。
【0009】また、集塵装置130を収納室121から
引き抜いて取り外された状態では、前記こぼれ防止部材
138の開口138aは横向きあるはいは下向きとなっ
ていることから内部の塵埃が床に落下し床面を汚し不衛
生となる。また、集塵装置130の引き抜き操作の際に
引き抜かれる瞬間に集塵装置130に襲撃力が加わり振
動するために、こぼれ防止部材138の開口138aか
ら塵埃が落下し、また、微細塵が外部に飛散することに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の電
気掃除機における、集塵ケース120の収納室121へ
の集塵装置130の取り付けは、集塵装置130の枠体
131に取り付けたパッキング132を収納室121の
内周壁に圧接状態としてなされていることから、この集
塵装置130の収納室121からの取り外し操作は集塵
装置130をパッキング132つまり舌片132aの圧
接力以上の力によって引き抜く必要があることから、取
り外し操作が簡単ではなく、また、取り外しの際に集塵
装置130を引き抜く際に力を入れ易いように収納室1
21はその開口122を横向きあるいは上向きにされる
ことから、前記集塵袋136に設けたこぼれ防止部材1
38の開口138aは同様に横向きあるいは上向きにな
りこの開口138aから内部の塵埃が収納室121内に
こぼれ、これらこぼれた塵埃は集塵ケース120を本体
110に取り付ける際等に床面等に落下し床面を汚すと
ともに不衛生となるという問題がある。
【0011】また、集塵装置130は収納室121から
引き抜いて取り外された状態では前記こぼれ防止部材1
38の開口138aは横向きあるはいは下向きとなって
いるため内部の塵埃が床に落下し床面を汚し不衛生とな
る問題があり、さらにまた、集塵装置130の引き抜き
操作の際に引き抜かれる瞬間に集塵装置130に襲撃力
が加わり振動するために、こぼれ防止部材138の開口
138aから塵埃が落し、また、微細塵が外部に飛散し
不衛生であるという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
問題を解決するものであり、請求項1記載の発明は、内
部に形成した送風機室に電動送風機を収納するとともに
一側部に前記送風機室に連通する通気口を設けた本体
と、一端側を開口した収納室、外側壁に開口するととも
に前記収納室に連通する吸入口、前記収納室の開口側近
傍に形成した装着部、前記収納室に連通する貫通孔を有
し外側壁に設けらた配設部および前記収納室の開口側に
形成した載置部が設けられ前記本体に着脱可能に取り付
けられる集塵ケースと、保形性を有し一端側に前記装着
部に着脱可能に装着される被装着部を他端側に被押圧部
を設けた保持枠とこの保持枠の他端側に塵埃吸入口を位
置させて保持枠に取り付けられる集塵袋とからなり前記
被装着部を介して前記収納室に収納される集塵装置と、
操作部、押圧部を有する押圧体、この押圧体と前記操作
部を連結する連結杆からなり、前記連結杆を前記貫通孔
に貫通させるとともに操作部を集塵ケースの外側に配置
し前記押圧体の押圧部を前記集塵装置の被押圧部に対向
させ前記配設部に配設され、集塵装置の被装着部を前記
装着部から離脱させる取外し手段とを備えた電気掃除機
としたものであり、また、請求項2記載の発明は、内部
に形成した送風機室に電動送風機を収納するとともに一
側部に前記送風機室に連通する通気口を設けた本体と、
一端側を開口した収納室、外側壁に開口するとともに前
記収納室に連通する吸入口、前記収納室の開口側近傍に
形成した装着部、前記収納室に連通する貫通孔を有し外
側壁に設けらた配設部が設けられ前記本体に着脱可能に
取り付けられる集塵ケースと、保形性を有し一端側に前
記装着部に着脱可能に装着される被装着部を有するとと
もに被押圧部を設けた保持枠と塵埃吸入口を有し前記保
持枠に取り付けられる集塵袋とからなり前記被装着部を
介して前記収納室に収納される集塵装置と、操作部、押
圧部を有する押圧体、この押圧体と前記操作部を連結す
る連結杆からなり、前記連結杆を前記貫通孔に貫通させ
るとともに操作部を集塵ケースの外側に配置し前記押圧
体の押圧部を前記集塵装置の被押圧部に対向させ前記配
設部に配設され、集塵装置の被装着部を前記装着部から
離脱させる取外し手段とを備え、前記取外し手段の操作
部と前記集塵装置の集塵袋の塵埃吸入口とを前記集塵ケ
ースの同一側面方向に配置した電気掃除機としたもので
あり、また、請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明の配設部を凹状に形成するとともにこ
の凹状の底部に前記貫通孔を形成し、この凹状の配設部
に前記操作部の先端部が凹状の開口面より出没するよう
にして前記取外し手段を配設するとともに、前記操作部
の前記開口面からの突出寸法をこの操作部を没入方向に
押し込んだ際に前記押圧部が前記集塵装置の被押圧部に
当接するまでの寸法より小さく設定した電気掃除機とし
たものである。
【0013】上記のように構成した請求項1記載の発明
は、集塵ケースの載置部を載置面に載置して置き、前記
取外し手段の操作により前記集塵装置は押圧されて収納
室の装着部から取り外されることから、取外し操作が簡
単であるとともに集塵装置の塵埃吸入口は上向きとされ
ており、塵埃吸入口からの集塵室あるいは床面への塵埃
のこぼれを防止でき、また、集塵装置の取外しの際に集
塵装置に衝撃力が働くことを防止でき塵埃吸入口からの
塵埃のこぼれあるいは微細塵の飛散を防止できるという
作用を有するものである。
【0014】また、請求項2記載の発明は、取外し手段
の操作により集塵装置は押圧されて収納室の装着部から
取り外されることから、取外し操作が簡単であるととも
に取外し手段の操作部と集塵装置の塵埃吸入口とを集塵
ケースの同一側面方向に位置させていることから、操作
部を操作して集塵装置の取外し操作をなす際は必然的に
集塵装置の塵埃吸入口は上方に位置することになり、集
塵装置の取外しの際の塵埃吸入口からの塵埃のこぼれを
より確実に防止できるという作用を有するものである。
また、集塵装置の取外しの際に集塵装置に衝撃力が働く
ことを防止でき塵埃吸入口からの塵埃のこぼれあるいは
微細塵の飛散を防止できるという作用を有するものであ
る。
【0015】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1または請求項2記載の発明のそれぞれの作用に加え
て、取外し手段の操作部が掃除中に家具等に当たって押
圧されたとしても、取外し手段の押圧部は集塵装置を押
圧することがなく集塵装置の所定の装着位置からの移動
を防止できるという作用を有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図5に基づいて説明する。図1に示すように
電気掃除機1は、本体10とこの本体10に着脱可能に
取り付けられる集塵ケース30、この集塵ケース30に
着脱可能に収納される集塵装置50等から構成されてい
る。
【0017】そして、前記本体10は側壁後部に移動用
の車輪11が取り付けられるとともに上部には把手12
が一体的に設けられている。また、前記本体10の前側
つまり集塵ケース30側には複数のスリット孔13から
なる通気孔が形成された前壁板14が複数の取付ねじ1
4b(図2では2個のみ図示)によって取り付けられて
いる。この前壁板14の上部の前記把手12の先端部近
傍に係止爪15aを有する固定クランプ15が設けられ
ている。また、この固定クランプ15の下方に位置した
前記前壁板14には図2に示すように係合孔16aを有
する固定係合部16が設けられている。また、本体10
には図2に示すように内部に送風機室17が形成され、
この送風機室17内には電動送風機18が収納されてい
る。この電動機18はその前部を緩衝体としての機能と
気密性を保持するシール部材としての機能を有する弾性
ゴム等からなる支持体19によって、後部を同様の機能
を有する図示しない支持体によって支持されて前記送風
機室17に収納されているものである。
【0018】また、前記本体10の前側の端縁外周部に
は、図1に示すように段部として形成された結合部14
aが設けられている。本体10の後壁には電動送風機1
8からの排気を外部に排出する図示しない排気孔が設け
られ、また、この後壁の上部には一対の支持脚20(図
1では一方のみ図示)が設けられ、この支持脚20と前
記車輪11によって電気掃除機1を前記後壁側を下にし
て床面に立てた状態に載置して収納できるようになって
いる。21は前記電動送風機18に電力を供給する電源
コードである。なお、S1は電源投入用のスイッチであ
り、S2は電源切断用のスイッチである。
【0019】つぎに、集塵ケース30は図2、図3に示
すように本体側に開口31aを有し、後に詳述する前記
集塵装置50を収納する収納室としての集塵室31が設
けられている。この集塵室31は図において上部は集塵
ケース30の内周壁に形成した仕切壁32によって、左
右は集塵ケース30の左右側壁によって、また、底部は
底壁30eによって囲まれて形成されるとともにその断
面は略方形状に形成されている。また、前記仕切壁32
の上部には集塵ケース30の上部周壁30dによって囲
まれた空間部33が設けられ、この空間部33には後述
する可動クランプ41が設けられている。また、集塵ケ
ース30の底壁30eには前記固定係合部16の係合孔
16aに係合する係合突起42が形成されている。
【0020】また、前記集塵ケース30の前記収納室3
1の開口31a側は開口しており、この集塵ケース30
の開口30aの開口端縁30bは前記集塵室31の開口
31aの開口端縁31cよりも所定量つまり所定寸法
(以下落下代という)L1だけ突出して形成されていお
り、この開口30aの開口端縁30bは集塵ケース30
を床面等の載置面に載置する際の載置部を構成するもの
である。また、前記開口30aの内周壁30cの本体1
0側の部分は前記結合部14aに嵌合する嵌合部つまり
被結合部となっており、集塵ケース30はこの被結合部
を前記本体10の結合部14aに嵌合させるとともに、
後に詳述する前記可動クランプ41の係合片41aおよ
び前記係合突起42のそれぞれを前記本体10の前壁板
14に設けた固定クランプ15の係合爪15aおよび固
定係合部16の係合孔16aに係脱することにより本体
10に着脱できるようになっている。また、前記集塵ケ
ース30の開口30aの内周壁30cの前記集塵室31
の開口31aを囲む領域は、この開口31aより大きく
形成され後述するパッキング63の舌片64は圧接しな
いようになっている。
【0021】また、前記集塵室31の前記仕切壁32お
よび底壁30eには複数りリブ35、35が形成され、
これらリブ35の端部35aは前記開口31aの開口端
縁31cより所定寸法L2だけ内側つまり集塵室31の
内側に位置するように形成されている。そして、前記集
塵室31の開口31aの開口縁近傍の内周壁31bは後
述する集塵装置50に設けられた被装着部としてのパッ
キング63を装着する装着部を構成するものであり、前
記所定寸法L2は装着代となるものである(以下所定寸
法L2を装着代L2という)。また、前記リブ35の端
部35aは前記パッキング63を所定位置に位置決めす
るようになっている。
【0022】また、前記集塵ケース30の開口30aに
形成した前記落下代L1は、前記集塵室31に設けられ
た前記装着代L2より大きく設定されている。このこと
によって、集塵ケース30を開口端縁30bを下にして
床面に置き、後述する集塵装置50を集塵室31から離
脱させた際に集塵装置50は自重により床面に落下する
ものである。
【0023】また、集塵ケース30の前側つまり図にお
いて左側には図示しない吸込ホースの接続管が接続され
る吸入口36が形成されており、この吸入口36の集塵
室31側には弾性ゴムからなり、逆止弁37aとシール
部37bが設けられたパッキング37が取り付けられて
いる。なお、前記逆止弁37aの基部は前記図示しない
接続管が挿入された際は接続管の外周に密着して気密性
を保持するようになっている。また、前記集塵ケース3
0の前側上部には外側壁を内方に向けて凹ませて手の掌
の先端側を挿入する凹部38を設けることにより把手3
9が形成され、また、前記凹部38の下側の壁38aの
内側面は後述する集塵袋80の口枠82の抜け止めをす
る機能もしているものである。
【0024】また、上述したように集塵ケース30の前
記仕切壁32の上部に形成された空間部33には支軸4
0によって回動自在に軸支された合成樹脂からなる可動
クランプ41が設けられている。この可動クランプ41
の一端側には前記固定クランプ15の係止爪15aに係
合する係合片41aが形成され、また、他端側には可動
クランプ41と一体形成されたばね片41bが形成され
ている。そして、この可動クランプ41は前記ばね部材
41bによって前記支軸40を中心として時計方向に回
動するように付勢され、係合片41aは常時前記係合爪
15aと係合するようになっている。したがって、上述
したように集塵ケース30は、上部に設けた可動クラン
プ41の係合片41aおよび下部に設けた係合突起42
をそれぞれ本体10の前壁板14に設けた固定クランプ
15の係止爪15aおよび固定係合部16の係合孔16
aにそれぞれ係合させることにより取り付けられ、ま
た、可動クランプ41の係合片41aを前記係合爪15
aから外すことにより取り外すことができるものであ
る。
【0025】また、集塵ケース30の前側下部には、図
2および図4に示すように配設部45が設けられてい
る。この配設部45は集塵ケース30の外壁を内側に窪
ませて凹状つまり外側を開口45dした有底凹部45a
として形成され、この有底凹部45aの底壁45bには
貫通孔45cが形成されいる。
【0026】そして、前記配設部45には取外し手段4
6が配設されている。この取外し手段46は、操作部4
7、押圧体48a、この押圧体48aに一体に設けられ
た連結杆48bとから構成され、前記操作部47を前記
配設部45つまり有底凹部45aに出没するように集塵
ケース30の外側壁の外側に位置させるとともに前記押
圧体48aを後に詳述する前記集塵装置50の被押圧部
77に対向させ、そして、連結杆48bを前記貫通孔4
5cにスライド可能に貫通させて配設部45に配設され
ている。また、前記操作部47と前記有底凹部45aの
底壁45bとの間には前記連結杆48bに遊嵌状態に嵌
合したコイルスプリング49が配設され、このコイルス
プリング49によって取外し手段46はその操作部47
の先端部が前記有底凹部45aの開口45dから常時突
出するように付勢されている。
【0027】また、前記操作部47と押圧体48aと
は、操作部47に形成した嵌合穴47aに連結杆48b
の先端部を挿入して適宜の手段で固定することにより取
り付けられている。また、前記押圧体48aには図にお
いて上方に向かって拡がる方向に傾斜させた傾斜面から
なる押圧部48cが形成され、また、その下部に先端部
を延出して形成したガイド片48dが形成されており、
このガイド片48dは集塵装置50の後述する保持枠7
0の底部に沿って摺動するようになっている。
【0028】また、図2に示すように前記集塵ケース3
0の底壁30eの外部に設けた軸39aには旋回輪39
が設けられている。
【0029】つぎに、前記集塵室31に収納される集塵
装置50について説明する。
【0030】この集塵装置50は、フィルター支持枠6
0、このフィルター支持体60が取り付けられる保持枠
70およびこの保持枠70に着脱可能に取り付けられる
集塵袋80から構成されている。そして、前記フィルタ
ー支持枠60は方形状に形成され、その外周には本体1
0側に位置する側の端縁に鍔部61が形成され、この鍔
部61には集塵室31側に突出した複数の突起62が形
成されている。前記鍔部61にはこの鍔部61の外周に
嵌合するとともに前記突起62によって係止されて取り
付けられた被装着部としてのパッキング63が取り付け
られている。このパッキング63には、その外周に前記
集塵室31の開口31aの内周壁31bに圧接して気密
性を保持する環状の舌片64が形成され、また、本体1
0側には本体10の前壁板14に圧接して気密性を保持
する環状の舌片65が形成されている。
【0031】また、前記フィルター支持枠60の集塵室
31側の外周縁には複数の突起66が形成されこの突起
66を後に詳述する保持枠70に形成した係合孔73a
に係合させることにより、フィルター支持枠60は保持
枠70に取り付けられるものである。また、フィルター
支持枠60には格子状枠67aとこの格子状枠67aと
離間対向して形成されたリブ67bとが形成され、この
格子状枠67aとリブ67bとに挾持されて通気性を有
する多孔質部材からなるスポンジ状のフィルター68が
取り付けられている。
【0032】つぎに、前記保持枠70は、図5に示すよ
うに上方に後に詳述する前記集塵袋80を出し入れする
開口を設けた集塵袋収納部71が設けられた合成樹脂か
らなり保形性を有するケース体72からなり、このケー
ス体72の一端側には前記フィルター支持枠60の外周
が嵌合する嵌合壁73が形成されており、この嵌合壁7
3にはフィルター支持枠60の前記突起66が係合する
係合孔73a(図3参照)が設けられている。また、ケ
ース体72の他端側には口枠取付部74が設けられてい
る。この口枠取付部74は前記他端側の前壁74aの上
方を解放したコ状の切欠を形成し、この切欠の切欠縁に
は後縁壁74cとこの後縁壁74cと離間対向して形成
した前縁壁74dとで構成される取付溝75が形成され
ている。
【0033】また、前記保持枠70の先端下部の略中央
部つまり取付溝75の下方の部位には図2、図4に示す
ように上方に向かって拡がる傾斜面からなり前記取外し
手段46の押圧体48aの押圧部48cによって押圧さ
れる被押圧部77が設けられている。
【0034】そして、前記取外し手段46の連結杆48
bの前記貫通孔45cにおける移動量つまり移動する寸
法Cは集塵室31の装着代L2より大きく設定されてい
るものである。このことにより、取付け手段46の動作
つまり操作部47を有底凹部45a内に没入させて押し
込んだときは、この押し込み動作に伴って前記保持枠7
0の被押圧部77は押圧部48cによって押圧されて、
集塵室31の開口31a側に装着代L2を超えて移動し
フィルター支持枠60のパッキング63の舌片64は集
塵室31の内周壁31bから押し出されて内周壁31b
から離脱するものである。そして、この離脱した状態で
は、前記パッキング63の舌片64は集塵ケース30の
開口30aの内周壁30cには圧接することがなく略自
由状態となり、前記落下代L2だけ落下し載置面である
床面に落下する。
【0035】また、前記被押圧部77と前記取外し手段
46の押圧部48cの非当接状態つまり取付手段46が
コイルスプリング49によって付勢され操作部47が有
底凹部45aの開口45dから外方に突出した状態、す
なわち取外し手段46の被動作状態における被押圧部7
7と押圧部48cとの離間距離つまり離間寸法Bは、前
記操作部47の有底凹部45aの開口45dから外方に
突出している突出量つまり突出寸法Aよりも大きく設定
されている。このように取外し手段46の非動作状態に
おける前記押圧部48cと被押圧部77の離間寸法Bを
操作部47の前記開口45dからの突出寸法Aより大き
く設定していることにより、例えば掃除中に前記操作部
47が家具等に当たって押し込まれ取外し手段46が動
作したとしても、家具等は有底凹部45aの開口45d
の周囲部に当接して操作部47の先端部が有底凹部45
a内に没入するまで押し込まれることがないため、前記
押圧部48cによって被押圧部77は押圧されることな
く、集塵装置50は集塵室31内で動くことなく所定の
装着位置に維持されるものである。
【0036】また、図5において76は集塵袋80の装
着忘れを防止するためのストッパー手段であり、集塵袋
80が装着されないときは図5に示す位置にあり、この
状態で集塵ケース30の収納室31に挿入しようとした
ときは、集塵ケース31に設けた図示しない突起に当接
して挿入を阻止するようになっているものである。
【0037】つぎに、前記集塵袋80について説明す
る。この集塵袋80は、紙袋81とこの紙袋81の開口
に取り付けられる厚紙等からなる口枠82とか構成され
ている。この口枠82には前記図示しない吸込ホースの
接続管が挿入される塵埃吸入口82aが形成されてお
り、この塵埃吸入口82aの開口縁には軟質のゴム等か
らなり中央部に孔83aが形成されたこぼれ防止部材8
3が取り付けられている。そして、前記集塵ケース30
の吸入口36に接続管が挿入して取り付けられたとき
は、接続管の先端は前記孔83aを押し広げて挿入され
るようになっている。
【0038】つぎに、集塵装置50の組み立て方につい
て説明する。まず、フィルター支持枠60にパッキング
63を取り付けた後、このフィルター支持枠60と前記
保持枠70とを保持枠70の嵌合壁73に設けた係合孔
73aにフィルター支持体60の突起66を係合させる
ことにより両者を一体的に結合する。そして、保持枠7
0とフィルター支持体60とを一体的に結合した後、図
5に示すようにこの保持枠70の口枠取付部74の取付
溝75に集塵袋80の口枠82を挿入して集塵袋80を
保持枠70に取付ることにより集塵装置50は組み立て
られる。なお、保持枠70の口枠取付部74に集塵袋8
0を所定の状態に取り付けた状態では、前記ストッパー
手段76は図5の矢印方向に回動して所定位置に位置決
めされ、この状態で集塵室31に挿入するときは正常状
態に装着されるものである。
【0039】つぎに、前記集塵装置50の集塵ケース4
への装着について説明する。
【0040】上記のようにして組み立てられた集塵装置
50の集塵ケース30への装着は、集塵装置50を集塵
ケース30の集塵室31の開口31aから挿入すること
によりなされる。この装着状態においてはフィルター支
持体60のパッキング63の舌片64が前記開口31a
の内周壁31bに圧接されるとともにパッキング63が
集塵室31に形成したリブ35の端縁35aに位置決め
されて集塵装置50は集塵ケース30内に装着される。
そして、このとき前記集塵装置50の集塵袋80の口枠
82の塵埃吸入口82aは前記吸入口36と対応した位
置関係となっている。
【0041】また、集塵装置50を集塵室31に装着し
た状態では、集塵装置50の集塵袋80の塵埃吸入口8
2aは、集塵ケース30の載置部である開口30aの開
口端縁30bが設けられた側と反対側に位置して配置さ
れており、したがって、集塵ケース30の開口30aの
開口端縁30bを下側にして床面等の載置面に載置した
ときは、集塵袋80の塵埃吸入口82aは、常に上方を
向くようになっているものである。
【0042】そして、集塵装置50を取り付けた状態の
集塵ケース30を本体10に取り付けるには、上述した
ように集塵ケース30の下部に設けた係合突起42を本
体10に設けた固定係合部16の係合孔16aに係合さ
せた後、この係合孔16aに係合した係合突起42を支
点として集塵ケース30を時計方向に回動させ可動クラ
ンプ41の係合片41aを本体10の固定クランプ15
の係合爪15aに係合させることにより取り付けられ
る。
【0043】つぎに、集塵ケース30から集塵装置50
を取り外して塵捨てつまり集塵袋80を交換する場合に
ついて説明する。
【0044】掃除を行うと前記集塵装置50の集塵袋8
0に次第に塵埃が集塵され、集塵された塵埃が所定量に
なったときは塵捨てつまり使用中の集塵袋80を塵埃と
共に捨て、新たな集塵袋80と交換するものである。
【0045】そして、集塵袋80の交換をする場合は、
まず、集塵ケース30を可動クランプ41を操作して本
体10から取り外した後、集塵ケース30の開口30a
の開口端縁30bつまり載置部を下側にして床面等の載
置面に置く。この時前記集塵袋80の口枠82の塵埃吸
入口82aおよび取外し手段46の操作部47は上側に
位置している。つまり塵埃吸入口82aは上方を向いて
いる。そして、前記取外し手段46の操作部47を指等
によって図4の矢印方向に押圧して有底凹部45a内に
に没入するまで押し込むように操作すると、この操作に
伴って連結杆48bを介して押圧部48cは被押圧部7
7を押圧する。そして、上述したように連結杆48bの
移動寸法Cが集塵室31の装着部の装着代L2より大き
く設定されており、また、この装着代L2よりも前記集
塵ケース30に形成した落下代L1が大きく設定されて
いることから、被装着部としてのパッキング63つまり
舌片64は集塵室31の装着部の一部である開口31の
内周壁31bから押し出されて装着が解除され集塵室3
1から離脱して、自重により前記落下代L2だけ落下
し、前記パッキング63の舌片65により床面に支持さ
れて前記塵埃吸入口82aを上方にしたままの状態で床
面に載置される。
【0046】ついで、集塵ケース30を上方に持ち上げ
ると集塵装置50のみが床面に取り残される。この取り
残された集塵装置50つまり保持枠70の取付溝75か
ら集塵袋80の口枠82を摘んで引き抜いて、この集塵
袋80を所定の場所に捨てることにより塵捨て作業は完
了する。
【0047】そして、集塵装置50の集塵室31つまり
集塵ケース30からの取り外しは、前記取外し手段46
を操作することにより簡単に取り外すことができること
から、従来のように集塵装置を集塵ケースから力を入れ
て引き抜いて取り外す場合のように集塵装置の塵埃吸入
口を横向きあるいは下向きにすることがなく、したがっ
て、取外しの際に塵埃吸入口から塵埃がこぼれたりある
いは飛散することがないものである。
【0048】また、集塵装置50の取り外しの際には集
塵袋80の塵埃吸入口82aは上方を向いていることか
ら、塵埃吸入口82aから内部の塵埃がこぼれることは
なく、また、集塵装置50を取り外す際は、集塵ケース
30によって覆われていることから微細塵の外部への飛
散は確実に防止される。
【0049】また、上述したように取外し手段46の非
動作状態における前記押圧部48cと被押圧部77の離
間寸法Bを操作部47の前記有底凹部45aの開口から
の突出寸法Aより大きく設定したことにより、例えば掃
除中に前記操作部47に家具等が当たる等して押し込ま
れ取外し手段46が動作したとしても、家具等は有底凹
部45aの開口45dの周縁に当接して操作部47の先
端部が有底凹部45a内に没入するまで押し込まれるこ
とがなく、したがって、前記押圧部48cは被押圧部7
7を押圧することがなく、集塵装置50は集塵室31内
で動くことなく所定の装着位置に維持されるものであ
る。
【0050】また、集塵ケース30に一端側を開口31
aとした集塵室31を形成するとともに、この開口31
aの近傍つまり開口31の内周壁31bによって装着部
を構成し、また、集塵ケース30の他端側つまり開口3
0aの載置部としての開口端部30bが設けられている
側と反対側すなわち吸入口36が形成されている前側壁
に取外し手段46の操作部47と前記集塵装置50の集
塵袋80の塵埃吸入口82aとを配置する構成としたこ
とから、集塵装置50の取外し作業をなす際は必然的に
集塵装置50の集塵袋80の塵埃吸入口82aは上方に
位置することになり、集塵装置50の取外しの際の塵埃
吸入口82aからの塵埃のこぼれをより確実に防止でき
るものである。
【0051】なお、上記実施の形態においては、取外し
手段46の操作部47を集塵ケース30の前部に配置す
る構成としたが、これは集塵ケース30に一端側を開口
31aとした集塵室31を形成するとともに、この開口
31aの近傍に集塵装置50を装着する装着部を形成
し、集塵ケース30の他端側に前記集塵装置50の集塵
袋80の塵埃吸入口82aを設ける構成としたものであ
れば、集塵ケース30の上壁あるいは底壁30e等に設
ける構成としてもよい。
【0052】また、取外し手段46を配設する位置も上
記実施の形態のように集塵ケース30の下方に限定され
るものではなく、電気掃除機の形状等に応じて適宜の位
置に設けることができるものである。
【0053】また、上記実施の形態では押圧部48cと
被押圧部77とを上方に拡がる傾斜面として形成したが
これは垂直面としてもよい。また、保持枠70の底面に
押圧部48cの先端部に設けたガイド片48dを案内す
るガイド溝を形成するようにした場合は、取外し手段4
6を動作する過程つまり操作部47を押し込んでいく過
程で保持枠70つまり集塵装置50はその移動軸がずれ
ることがないためにパッキング63の開口31の内周壁
31bからの離脱が容易になされるという利点がある。
【0054】また、上記実施の形態では連結杆48bは
押圧体48aに一体に形成する構成としたが、これは一
体とすることなく別体とすることもできるもので、要は
連結杆は操作部47の動作を押圧体48aに伝達して押
圧部48cによって集塵装置50の被押圧部77を押圧
する機能を果たすものであればその構成はどのように構
成してもよいものてある。また、実施の形態では操作部
47を指等で押圧する構成としたが、これは引き出す構
成としてもよいものである。
【0055】上記のように連結杆48bを押圧体48a
と別体とし、また、操作部47を引き出す構成とする場
合の具体的構成例としては、例えば連結杆の中間点を集
塵ケース内に回動自在に軸支して設け、この連結杆の一
端部に操作部を回動可能に取り付けるとともにこの操作
部を常時は配設部に没入させるように弾性部材により付
勢し、また、前記連結杆の他端部に押圧体をその押圧部
を集塵装置の被押圧部に対向離間させて取り付け、前記
操作部を前記弾性部材の付勢力に抗して配設部から引き
出すように操作することにより連結杆の前記他端側は集
塵室の内側に移動して前記押圧体の押圧部を前記被押圧
部の方向に移動させて被押圧部を押圧させるように構成
すればよい。このように操作部を引き出す構成とした場
合は、掃除中に操作部が家具等にに当たったとしても押
圧体の押圧部は被押圧部を押圧することがないという利
点がある。
【0056】また、上記実施の形態では保持枠70にフ
ィルター支持枠60を取り付ける構成としたが、このフ
ィルター支持枠60は省略することもできる。この場合
は被装着部を構成するパッキング63は保持枠70に直
接取り付けるようにすればよい。
【0057】なお、上記実施の形態においては、集塵室
31の装着代L2よりも集塵ケース30の落下代L1を
大きく設定することにより、取外し手段46の操作によ
り集塵室31から集塵装置50を離脱させた際自重によ
り床面に落下させるようにしたが、これは、集塵室31
の内周壁31bを前記装着代L2の端部となっている集
塵室31の開口31aの開口端縁31cから前記装着代
L2より大きい寸法だけ延出させるとともに前記パッキ
ング63の舌片64が圧接しない大きさに形成すること
により、つまり落下代部分を集塵室31に形成すること
により、同様に取外し手段46の操作により集塵装置5
0を集塵室31から離脱させた際自重により床面に落下
させるようにすることもできる。
【0058】また、上記実施の形態においては、集塵室
31から集塵装置50を取り外す際に、取外し手段46
の操作部47を上方に向けて操作する際に必然的に塵埃
吸込口82aが上方を向くようにして、塵埃吸込口82
aからの塵埃のこぼれを確実に防止するようにするため
に、集塵ケース30の前側(一端側)に吸込口36を形
成し、後側(他端側)に集塵室31の開口31aを形成
するとともに開口30aの開口端縁30bを載置部と
し、また、集塵装置50の集塵袋80の塵埃吸込口82
aおよび取外し手段46の操作部47を集塵ケース30
の前側方向つまり同一側面方向に配置する構成とした
が、これは集塵装置の集塵袋の塵埃吸入口と取外し手段
の操作部とが集塵装置を取り外す際に上方に位置する集
塵ケースの同一側面方向に配置される構成であれば、集
塵室の開口はいずれの方向に開口していてもよいもので
ある。例えば集塵袋の塵埃吸込口と取外し手段の操作部
とを集塵ケースの上面方向つまり同一側面方向に配置
し、集塵室の開口を上面と直交する側壁に形成するよう
にしてもよく、このようにしても取外し手段の操作部を
上側に向けて操作する場合には集塵袋の塵埃吸込口は必
然的に上方を向くことから塵埃吸込口からの塵埃のこぼ
れを確実に防止できるものである。なお、この場合は、
集塵ケースの上面部に取手を設け一方の手で取手を持ち
他方の手で操作部を操作するようにした場合は載置部は
かならずしも必要ではないが、集塵ケースの下側部を床
面に載置するよ構成としてこの下側部を載置部としても
よいく、このように下側部を載置部とした場合は集塵ケ
ースを安定状態とすることができることから取り外し操
作が容易になされるという利点がある。
【0059】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、集塵ケースの載置部を載置面に載置して置き、前
記取外し手段の操作により前記集塵装置を押圧して集塵
室の装着部から取り外すものであることから、取外し操
作が簡単であるとともに集塵装置の塵埃吸入口は上向き
とされることから、塵埃吸入口からの集塵室あるいは床
面への塵埃のこぼれを防止でき、また、集塵装置の取外
しの際にこの集塵装置に衝撃力が働くことを防止でき塵
埃吸入口からの塵埃のこぼれあるいは微細塵の飛散を防
止できるという効果を奏することができるものである。
【0060】また、請求項2記載の発明は、取外し手段
の操作により前記集塵装置を押圧して集塵室の装着部か
ら取り外すものであることから、取外し操作が簡単であ
るとともに、取外し手段の操作部と集塵装置の塵埃吸入
口とを集塵ケースの同一側面方向に位置するように配置
していることから、操作部を操作して集塵装置の取外し
操作をなす際は必然的に集塵装置の塵埃吸入口は上方に
位置することになり、集塵装置の取外しの際の塵埃吸入
口からの塵埃のこぼれをより確実に防止できるという効
果を奏することができるものであり、また、集塵装置の
取外しの際にこの集塵装置に衝撃力が働くことを防止で
き塵埃吸入口からの塵埃のこぼれあるいは微細塵の飛散
を防止できるという効果を奏することができるものであ
る。
【0061】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1または請求項2記載の発明のそれぞれの効果に加え
て、取外し手段の操作部が掃除中に家具等に当たって押
圧されたとしても、取外し手段の押圧部は集塵装置を押
圧することがなく集塵装置が所定の装着位置から移動す
ることを防止できるという効果を奏することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の全体を示す分解斜視図。
【図2】上記電気掃除機の集塵ケースに集塵装置を装着
した状態の断面図。
【図3】上記電気掃除機の集塵ケースに装着した状態の
集塵装置の断面図。
【図4】上記電気掃除機の取外し手段を集塵ケースに取
り付けた状態の断面図。
【図5】上記電気掃除機の集塵装置の集塵袋を取り外し
た状態の斜視図。
【図6】従来の電気掃除機の集塵ケースに集塵装置を装
着した状態の断面図。
【符号の説明】
1 電気掃除機 10 本体 18 電動送風機 30 集塵ケース 30b 開口端縁(載置部) 31 集塵室(収納室) 31a 集塵室の開口 31b 集塵室の開口の内周壁(装着部) 31c 開口端縁 36 吸入口 45 配設部 46 取外し手段 47 取外し手段の操作部 48a 取外し手段の押圧体 48b 取外し手段の連結杆 48c 取外し手段の押圧部 50 集塵装置 63 パッキング(被装着部) 70 保持体 77 押圧面(被押圧部) 80 集塵袋 82a 集塵袋の塵埃吸入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に形成した送風機室に電動送風機を収
    納するとともに一側部に前記送風機室に連通する通気口
    を設けた本体と、一端側を開口した収納室、外側壁に開
    口するとともに前記収納室に連通する吸入口、前記収納
    室の開口側近傍に形成した装着部、前記収納室に連通す
    る貫通孔を有し外側壁に設けらた配設部および前記収納
    室の開口側に形成した載置部が設けられ前記本体に着脱
    可能に取り付けられる集塵ケースと、保形性を有し一端
    側に前記装着部に着脱可能に装着される被装着部を他端
    側に被押圧部を設けた保持枠とこの保持枠の他端側に塵
    埃吸入口を位置させて保持枠に取り付けられる集塵袋と
    からなり前記被装着部を介して前記収納室に収納される
    集塵装置と、操作部、押圧部を有する押圧体、この押圧
    体と前記操作部を連結する連結杆からなり、前記連結杆
    を前記貫通孔に貫通させるとともに操作部を集塵ケース
    の外側に配置し前記押圧体の押圧部を前記集塵装置の被
    押圧部に対向させ前記配設部に配設され、集塵装置の被
    装着部を前記装着部から離脱させる取外し手段とを備え
    たことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】内部に形成した送風機室に電動送風機を収
    納するとともに一側部に前記送風機室に連通する通気口
    を設けた本体と、一端側を開口した収納室、外側壁に開
    口するとともに前記収納室に連通する吸入口、前記収納
    室の開口側近傍に形成した装着部、前記収納室に連通す
    る貫通孔を有し外側壁に設けらた配設部が設けられ前記
    本体に着脱可能に取り付けられる集塵ケースと、保形性
    を有し一端側に前記装着部に着脱可能に装着される被装
    着部を有するとともに被押圧部を設けた保持枠と塵埃吸
    入口を有し前記保持枠に取り付けられる集塵袋とからな
    り前記被装着部を介して前記収納室に収納される集塵装
    置と、操作部、押圧部を有する押圧体、この押圧体と前
    記操作部を連結する連結杆からなり、前記連結杆を前記
    貫通孔に貫通させるとともに操作部を集塵ケースの外側
    に配置し前記押圧体の押圧部を前記集塵装置の被押圧部
    に対向させ前記配設部に配設され、集塵装置の被装着部
    を前記装着部から離脱させる取外し手段とを備え、前記
    取外し手段の操作部と前記集塵装置の集塵袋の塵埃吸入
    口とを前記集塵ケースの同一側面方向に配置したことを
    特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】前記配設部を凹状に形成するとともにこの
    凹状の底部に前記貫通孔を形成し、この凹状の配設部に
    前記操作部の先端部が凹状の開口面より出没するように
    して前記取外し手段を配設するとともに、前記操作部の
    前記開口面からの突出寸法をこの操作部を没入方向に押
    し込んだ際に前記押圧部が前記集塵装置の被押圧部に当
    接するまでの寸法より小さく設定したことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の電気掃除機。
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JP (1) JPH09206246A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11466177B2 (en) 2019-02-08 2022-10-11 Tesa Se Moisture-curable adhesive tape and method for jacketing elongated items, especially leads
US11965121B2 (en) 2019-02-08 2024-04-23 Tesa Se UV-curable adhesive tape and method for jacketing elongated items, especially leads

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