JP5380712B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動送風機とこの送風機の上流側の集塵室とを連通する隔壁の連通部を、集塵室側から覆って電動送風機に吸い込まれる気流中の塵を捕捉するフィルタが、隔壁に着脱可能に取付けられた電気掃除機に関する。
掃除機本体に設けた隔壁の前側に集塵室を設けるとともに、隔壁の後側に電動送風機を内蔵し、これら集塵室と電動送風機を連通する連通部を隔壁に設け、この連通部を集塵室側から覆うフィルタ体を隔壁に着脱可能に取付けて、集塵室に収容された集塵パックを通過した微細塵、あるいは集塵パックを集塵室に着脱させた際に集塵室に毀れた塵を、前記フィルタ体で捕捉するように構成された電気掃除機が、従来技術として知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この電気掃除機は、集塵室の上端開口を開閉する集塵蓋を備えていて、この蓋が開かれた状態で集塵パックを集塵室に着脱できるとともに、フィルタ体を隔壁に対して着脱できるようになっている。
フィルタ体は、枠体及びこれに取付けられたフィルタを有している。枠体の左右の側枠部の厚みは各部一様に形成されていて、これら側枠部に側方突出部が設けられている。枠体の下枠部は下方に突出する突起部を有している。このフィルタ体の前記隔壁に対する取付けは以下の構成で実現されている。
隔壁の集塵室に臨んだ側面に、連通部の両側に位置して側部リブが突設されているとともに、これら側部リブ間に架け渡された底部リブが突設されている。枠体の幅寸法と略等しい距離だけ離間された左右の側部リブは、上下方向に延びているとともに、側面視でL字状なしていて、これら側部リブの上端部に前記側方突出部が嵌合される嵌合凹部が切り欠き形成されている。底部リブは前記下枠部が嵌合する凹部を有して形成されている。
したがって、集塵蓋がその後端部の掃除機本体への取付け部を支点に開かれた状態で、フィルタ体が有した枠体の側枠部を左右の側部リブの上方からこれら側部リブに嵌合させながら、このフィルタ体を隔壁の前面(集塵室に臨んだ面)に沿わせるように下方へ移動させることによって、フィルタ体の下枠部を底部リブに嵌合させることができる。それにより、フィルタ体の側方突出部が側部リブの嵌合凹部に係合して、このフィルタ体が前記連通部を集塵室側から覆って隔壁に取付けられる。又、集塵蓋が開かれた状態で、前記取付け手順と逆にフィルタ体を引き上げることにより、底部リブ及び側部リブに対するフィルタ体の嵌合が外されて、フィルタ体を集塵室外に取外すことができる。
特許第4236473号公報(0007-0047、図1−図6)
特許文献1の電気掃除機では、側部リブとこれに嵌合されるフィルタ体の側枠部との嵌め合い隙間を極力狭くして、掃除機本体を移動させる際等に隔壁に取付けられたフィルタ体の動揺を抑制できるようになっている。このため、フィルタ体の前後方向に沿う厚みが各部一定な側枠部を、左右の側部リブに上方から挿脱する際、作業者は、フィルタ体を傾けることが困難であり、略垂直な隔壁の前面に沿って鉛直方向にフィルタ体を移動させなければならない、という制約を受け易い。
ところで、電気掃除機の集塵蓋が全開された状態で、この集塵蓋が90度を超えて後方に大きく開かれることはなく、全開状態の集塵蓋は、集塵室の上端開口の後部に上方から対向するように側面視において略70度〜80度の角度で斜めに開かれた位置に保持されるのが一般的である。このように全開された集塵蓋が傾けられた状態にあるので、全開された集塵蓋は、隔壁を上方に仮想的に延長した場合にその仮想延長線に対して斜めに交差して配置される。そのため、全開された集塵蓋から側部リブの上端との鉛直方向の離間距離を、フィルタ体の着脱に適するように十分な余裕を持って確保することが難しい。
こうした条件下において既述の手順によりフィルタ体を着脱操作する際、このフィルタ体が全開された開閉蓋に干渉し易いことに加えて、フィルタ体の側枠部の下端部を隔壁の側部リブの上端部に嵌合させ難いことが多々ある。それにより、掃除機本体の隔壁の前面にフィルタ体を円滑に着脱できない場合がある。
このように特許文献1に記載の従来技術は、フィルタ体の着脱操作が比較的面倒な場合がある、という課題がある。したがって、本発明の目的は、掃除機本体の隔壁にこの隔壁の連通部を覆うフィルタを円滑に着脱できる電気掃除機を提供することにある。
本発明は、集塵室と電動送風機が内蔵された送風機室を仕切る隔壁を有した本体ケース、及びこの本体ケースに回動可能に取付けられて集塵室の上端開口を開閉し、かつ、全開状態で集塵室の上端開口の後部に上方から対向するように傾いて配置される集塵室蓋を備えるとともに、隔壁に前記両室を連通する連通部が設けられていて、この連通部を集塵室側から覆うフィルタが隔壁にその上側から着脱可能に取付けられた電気掃除機を前提とする。
そして、前記課題を解決するために本発明は、隔壁に、連通部の両側に位置しかつ上端及び連通部側が夫々開放された嵌合溝を隔壁とともに形成するL字状の側部リブと、これらリブの下端部間に渡る底部リブを設け、フィルタのフィルタ枠が、嵌合溝に嵌合して支持される側枠部と底部リブに支持される下枠部を有しており、側枠部が、その上端側に位置して嵌合溝の溝幅に略等しい厚みの厚肉部位、及びこの下側に連続し厚肉部位より薄い薄肉部位を有していて、側枠部の後側面をこの側枠部の長手方向全長にわたり隔壁に接する平坦面とし、かつ、斜面を介して厚肉部位の前面と薄肉部位の前面を連続させたことを特徴としている。
本発明によれば、掃除機本体の隔壁と側部リブとの間の嵌合溝の上端部に、フィルタを前側に傾けてその側枠部の下端部を嵌合溝に挿脱させることが可能であるので、隔壁の連通部を覆うフィルタの着脱操作において集塵室の後部上方に対向して斜めに開かれた集塵室蓋に対してフィルタが干渉し難くなるに伴い、このフィルタを掃除機本体の隔壁に円滑に着脱できる、という効果がある。
本発明の一実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図である。 図1の電気掃除機の掃除機本体を集塵室蓋が開かれた状態で示す側面図である。 集塵室蓋が開かれた図2の掃除機本体の前部をフィルタが外された状態で示す斜視図である。 図2の掃除機本体にフィルタを着脱する状態を示す斜視図である。 集塵室蓋が開かれた図2の掃除機本体の前部をフィルタが取付けられた状態で示す斜視図である。 図2の掃除機本体にフィルタが取付けられた状態で、かつ、フィルタ枠の側枠部を通る位置で断面された掃除機本体の前部を示す図である。 図2の掃除機本体にフィルタが取付けられた状態でこのフィルタの係合爪を通る位置で断面された掃除機本体の前部を示す図である。 図1の電気掃除機が備えるフィルタを裏側から見て示す斜視図である。 図8のフィルタの部材ホルダを正面側から示す斜視図である。 図8のフィルタの部材ホルダを示す側面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図1〜図10を参照して詳細に説明する。
図1中符号1は例えばキャニスタ型の電気掃除機を示している、電気掃除機1は、掃除機本体2と、電動送風機9(図2参照)と、上流側集塵体例えば集塵パック13(図2参照)と、下流側集塵体をなすフィルタ31(図5等参照)と、吸塵風路部材41を備えている。
掃除機本体2は、本体ケース3に集塵室蓋4を回動可能に取付けて形成されている。掃除機本体2は、その後部の幅方向両側に夫々取付けられた車輪5と、前部の幅方向中央部でかつ下側に取付けられたキャスタ6の回転により、建物の床面等の被掃除面上を移動可能である。なお、図6中符号6aは、キャスタ6が旋回可能に取付けられるキャスタ取付け軸を示している。
図2に示すように本体ケース3は、下部ケース3aと、この下部ケース3aの後部上側に連結された上部ケース3bを有している。下部ケース3aに隔壁7が設けられている。隔壁7の下端は下部ケース3aの底壁に例えば一体に連続し、隔壁7の幅方向両端(掃除機本体2の前側から後側に見て左右の端)は、下部ケース3aの幅方向両側壁に例えば一体に連続されている。そのため、隔壁7は下部ケース3aの底壁から鉛直に起立していて、図6及び図7に示すように掃除機本体2内を、隔壁7より前側の集塵室2aと、隔壁7より後側の送風機室2bとに仕切っている。
集塵室2aは掃除機本体2の平面視において上部ケース3bの前側に連続するように形成されていて、その上端は上部ケース3bで覆われることなく開口されている。集塵室2aの上端開口の縁部にこの縁部を覆ってゴム等の軟質材料製の本体側シール材8が接着剤等を用いて固定されている。この本体側シール材8は図3及び図5に示すように環状に連続していて、その上部ケース3b側の部位は、隔壁7の上縁にこれを覆って固定されている(図6及び図7参照)。本体側シール材8の上面は平らである。
送風機室2bには電動送風機9(図2参照)が内蔵されているとともに、図示しないコードリールが内蔵されている。電動送風機9は、その吸気口を隔壁7に向けて設置されている。
掃除機本体2の前端側部位例えば下部ケース3aの前端部に、本体吸込み口11(図3〜図6参照)が前後方向に貫通して設けられている。集塵室2a内でかつ本体吸込み口11の上方に位置して係合体12(図3〜図5参照)が設けられている。この係合体12は、集塵室2a内にその上端開口を通して収容された集塵パック13を集塵室2a内に固定するものであり、それにより、この集塵パック13の内部が本体吸込み口11に連通された状態に保持されるようになっている。又、係合体12を人為的に操作して前記保持状態を解除することにより、前記上端開口を通して集塵室2a外に集塵パック13を取出し可能である。
図2及び図4に示すように集塵室蓋4は、その後端部を集塵室2aより後側に位置された上部ケース3bに回動可能に取付けられている。この取付け部を中心に集塵室蓋4が上下方向に回動操作されることにより、集塵室蓋4は集塵室2aの上端開口を開閉する。つまり、集塵室蓋4は、集塵室2aの上端開口を閉じる閉じ位置と、集塵室2aの上端開口を全開する開放位置とに渡って回動可能である。そして、これら夫々の位置に集塵室蓋4は選択的に保持されるようになっている。
集塵パック13及び後述のフィルタ31を集塵室2aに着脱するために集塵室蓋4が全開された開放位置に配置された状態を図2に示す。この位置に配置された集塵室蓋4は、側面視において略70度〜80度の角度で開かれていて、集塵室2aの上端開口の後部に上方から対向するように斜めに配置されている。そのため、全開された集塵室蓋4は、隔壁7を上方に仮想的に延長した場合にその仮想延長線(図示しない)に対して斜めに交差して配置されるようになっている。
集塵室蓋4の内面に集塵室2aの上端開口に見合った大きさの環状リブ(図示しない)が突設されている。このリブの先端部に軟質の蓋側シール材16(図2及び図4参照)が接着により取付けられている。集塵室蓋4が集塵室2aの上端開口を閉じた状態で、蓋側シール材16は本体側シール材8に上方から密接される。そのため、これらシール材により集塵室2aと集塵室蓋4との間の隙間が閉塞される。
図3に示すように隔壁7にこれを貫通した通孔からなる連通部18が設けられていて、この連通部18により隔壁7の前側の集塵室2aと後側の送風機室2bが連通されている。連通部18には縦横の桟19が格子状に設けられている。
図3に示すように集塵室2aに臨んだ隔壁7の前面にフィルタホルダ21が設けられている。このフィルタホルダ21は、一対の側部リブ22と、一つの底部リブ23とからなる。
各側部リブ22は、連通部18の左右両側に位置して隔壁7の前面から集塵室2aに突出して隔壁7に一体成形されている。これら側部リブ22は、上下方向に延びていて互に平行であるとともに、隔壁7に対して直角に突出されたベース部と、隔壁7の前面と平行にベース部から側方に折れ曲がった片部を有してL字状をなしていて、隔壁7との間に嵌合溝22aを形成して設けられている。嵌合溝22aの上端及び連通部18側は夫々開放されている。そのため、左右一対の側部リブ22は、その側面開放を向かい合わせて設けられている。言い換えれば、左右一対の嵌合溝22aは向かい合っている。
底部リブ23は、連通部18の下側に位置して隔壁7から集塵室2aに突出して隔壁7に一体成形されている。底部リブ23は、左右の側部リブ22の下端間に渡って左右方向に延びている。この底部リブ23は、下部ケース3aの底壁から起立されていて、これと隔壁7との間に嵌合溝23aを形成して設けられている。嵌合溝23aの左右両端は、左右の嵌合溝22aの下端に連続されている。
更に、下ケース3aには呼び込み溝(図示しない)が、嵌合溝23aの一部に連通してこの下側に突出するように設けられている。この呼び込み溝の後側溝側面は隔壁7の前面の一部からなり、呼び込み溝の前側溝側面の下部は、下方に向かうほど前記後側溝側面に近づくように傾斜されている。
図8に示すようにフィルタ31は、部材ホルダ32及びこれに支持されたフィルタ部材36を備えている。
図9に示すように部材ホルダ32は、枠体部及びこの枠体部の内側に一体に設けられた格子32aからなる。前記枠体部は、上枠部33、下枠部34、上枠部33及び下枠部34と一体でこれらの端間にわたる左右の側枠部35を有して形成されている。格子32aは縦横に交叉した複数の桟で形成されている。これらの桟の端部は前記枠体部に一体に接続されているとともに、前記各桟の端部以外の部分は前記枠体部よりも前側に位置されている(図10等参照)。言い換えれば、前記各桟の端部は、これらの端部間の格子部位に対して後向きに曲がって前記枠体部に一体に接続されており、そのため、部材ホルダ32は厚みが薄くかつ目が粗い笊のような構造をなしている。
フィルタ部材36にはスポンジを平板状に形成したものが使用されている。フィルタ部材36は、図8に示すように部材ホルダ32の内側に、この部材ホルダ32の後側(図8では前側)から着脱可能に納められている。このフィルタ部材36の外れ止めをするためのストッパ凸部37が、下枠部34及び左右の側枠部35の夫々から前記枠体部の内側に一体に突設されている。
図8に示すように上枠部33の長手方向(言い換えれば、部材ホルダ32の幅方向)の略中央位置に、係合爪38が下向きに突設されている。この係合爪38はストッパ凸部37を兼ねている。係合爪38は、弾性変形が可能となるように比較的長く形成されていて、その先端部にフック部38aを有している。フック部38aは、側面視半円状又は三角形状をなしてフィルタ31の後方向に突出されていて、自由状態のフック部38aは、図10に示すように前記枠体部の後面より後方に位置されている。図8〜図10中符号39はフィルタ31の摘みを示している。この摘み39は、上枠部33の中央部に上向きに突設されている。
図9に示すように下枠部34は、略水平方向に延びていて、前記嵌合溝23aに上方から挿脱可能に嵌合される大きさに形成されている。下枠部34には、その中央部から長手方向一端側に寄せて下向きの係合凸部40が一体に突設されている。係合凸部40の先端側ほど先細りとなるように係合凸部40の下部前面は、図8〜図10に示すように傾斜されている。この係合凸部40は前記図示しない呼び込み溝に挿脱されるようになっている。
左右の側枠部35の後側面35aは、これら側枠部35の長手方向全長にわたる平坦面で形成され、この後側面35aは前記隔壁7の前面に接するようになっている。左右の側枠部35は、厚肉部位35b、薄肉部位35c、及び斜面35dを有している。
厚肉部位35bは、側枠部35の上端側を占めており、側枠部35の上端から側枠部35全長の例えば略1/3を占める長さで設けられている。なお、この厚肉部位35b更に長くすることも可能である。厚肉部位35bの前後方向の厚みは、前記嵌合溝22aの前後方向の溝幅A(図3参照)に略等しい。薄肉部位35cは、厚肉部位35bの下側に連続して側枠部35の下端に達していて、本実施形態では薄肉部位35cは厚肉部位35bより上下方向に長く形成されている。この薄肉部位35cの前後方向の厚みは溝幅Aより薄い。斜面35dは例えば薄肉部位35cの厚肉部位35b側の前面に設けられていて、この斜面35dを介して厚肉部位35bの前面と薄肉部位35cの前面が連続されている。なお、この斜面35dは薄肉部位35cの少なくとも厚肉部側の前面に設けてあればよい。
フィルタ31は、その側枠部35を隔壁7の嵌合溝22aに嵌合させるとともに、下枠部34を嵌合溝23aに嵌合させることにより、隔壁7と側部リブ22及び底部リブ23とで支持され、連通部18を集塵室2a側から覆って隔壁7の前面に取付けられている。
この取付け状態では係合凸部40が下枠部34に連続した図示しない呼び込み溝に嵌入されている。それにより、フィルタ31が部材ホルダ32に支持されるとともに、フィルタ31の枠体部の後面(この面は後側面35aを含んでいる。)が隔壁7の前面に接するように寄せられた状態にフィルタ31が保持されている。
更に、隔壁7にフィルタ31が取付けられた状態で、係合爪38は連通部18の上端部位の縁に下側から近接してフィルタ31が上方へ動こうとした場合に直ちに前記上端部位の縁に引っ掛かるように配置されている(図7参照)。それにより、上方へのフィルタ31に不用意な動きを防止している。
そして、隔壁7に対する後述の取付け手順において、側枠部35の下端が嵌合溝22aに挿入される以前に係合爪38が本体側シール材8に当たって、フィルタ31の取付けが妨げられないようにするために、隔壁7にフィルタ31が取付けられる際、フック部38aが本体側シール材8の上面より下がった状態で嵌合溝22aに厚肉部位35bが挿入されるように、連通部18及び側部リブ22の高さ位置と部材ホルダ32の上下方向の大きさ及び係合爪38の長さが夫々設定されている
図1に示すように吸塵風路部材41は、可撓性の吸塵ホース42と、延長管43と、吸込み口体44とを備えている。
吸塵ホース42の一端部42aは、掃除機本体2の本体吸込み口11に取外し可能に差込み接続されている。この接続により集塵室2a内にセットされた集塵パック13の内部と吸塵ホース42内とが連通される。延長管43が着脱可能に嵌合して連結される吸塵ホース42の他端部(先端部)42bに、延長管43を介して吸込み口体44を移動操作するためのハンドル45が設けられている。このハンドル45に電動送風機9の運転等を指令する手元スイッチ46が取付けられている。
延長管43は例えば外管43aと内管43bとを伸縮可能に組み合わせて形成されている。外管43aは吸塵ホース42の他端部42bに着脱可能に嵌合されている。この外管43aの他端(先端)から突出された内管43bの先端部に吸込み口体44の接続管44aが着脱可能に嵌合されている。
電動送風機9の運転に伴い、吸込み口体44の下面に開口している吸込み開口(図示しない)を通って吸込まれた含塵空気が、吸込み口体44、延長管43、吸塵ホース42を、この記載順に通過して掃除機本体2の集塵室2a内に導かれる。それにより、集塵室2aに収められた集塵パック13で空気と塵が分離されて、塵が集塵パック13内に溜められる一方で、連通部18を通って電動送風機9に吸込まれてこの電動送風機9から排出された空気が掃除機本体2の外部に放出される。こうした掃除において、集塵パック13を通過した微細塵、及び集塵室2aに対して集塵パック13を着脱する際に、この集塵パック13から集塵室2aに毀れた塵は、連通部18をその上流側(集塵室2a側)から覆ったフィルタ31のフィルタ部材36で捕捉される。
フィルタ31のフィルタ部材36を清掃する場合に、集塵室蓋4が開かれた状態でフィルタ31が集塵室2aに着脱される。
次に、フィルタ31を隔壁7の集塵室2aに臨んだ側面(前面)に取付ける手順を説明する。まず、作業者は、その手指でフィルタ31の摘み39を掴んだ状態で左右の側枠部35の下端部を、左右の側部リブ22と隔壁7の前面間に形成された嵌合溝22aに夫々嵌入する。この場合、側枠部35の下端部が薄肉部位35cで形成されていて、その厚みが嵌合溝22aの溝幅Aより薄いので、これら薄肉部位35cと嵌合溝22aとのクリアランスを比較的大きく確保できる。
これにより、図4に示すようにフィルタ31を前側に傾けた状態で、嵌合溝22aに対して側枠部35の下端部を嵌入する操作ができるに伴い、前側に傾けられた状態に開かれた集塵室蓋4にフィルタ31が干渉し難くなるので、円滑に前記嵌入操作ができる。
こうしてフィルタ31の側枠部35の下端部が嵌合溝22aに嵌入された後には、引き続いて、フィルタ31を後方に押して鉛直となるように起こしながら、このフィルタ31が真っ直ぐに落ちるように下方へ移動させる操作をする。それにより、フィルタ31の側枠部35の後側面35aが隔壁7の前面に接しながら嵌合溝22aに沿って下方に移動され、このフィルタ31の下枠部34が、隔壁7の底部リブ23と隔壁7の前面とで形成された嵌合溝23aに嵌合して底部リブ23に支持される。
フィルタ31の底部リブ23が下枠部34に支持される前の状態で、既述のようにフィルタ31の側枠部35の厚肉部位35bが嵌合溝22aの上端部に嵌入される。この場合、厚肉部位35bと薄肉部位35cの前面が斜面35dを介して連続されているので、厚肉部位35bが側部リブ22の上端に引っ掛かることなく、斜面35dにより厚肉部位35bが嵌合溝22aの上端部に円滑に嵌入される。これとともに、側枠部35の少なくとも上端部側が隔壁7の前面に接するように移動される。こうしたフィルタ31の後側方向への移動後に、図示されない前記呼び込み溝への係合凸部40の挿入がなされて、これらの係合により側枠部35の後側面35aが隔壁7の前面に接するようになる。
又、嵌合溝22aに厚肉部位35bが嵌入される前の状態で、係合爪38のフック部38aは、本体側シール材8の上面より下側に配置される。この場合、嵌合溝22aには側枠部35の薄肉部位35cが嵌入されているだけで、斜面35d及び厚肉部位35bは嵌合溝22aに嵌入されていない。このため、前記クリアランスにより、図10に示すように枠体部の後面より自由状態で突出しているフック部38aが、本体側シール材8に上方から引っ掛かることがなく、フィルタ31の下方への移動が保証される。
そして、斜面35d及び厚肉部位35bが嵌合溝22aに嵌入された状態になると、係合爪38は隔壁7の前面に押されて多少弾性変形した状態となる。この後、フィルタ31の下枠部34が底部リブ23に支持される直前に、フック部38aが連通部18に対向するに伴い、係合爪38の弾性変形が解消されて自由状態となるので、図7に示すようにフック部38aが連通部18の上縁部位に対して下方から近接して係合可能な状態に配置され、それにより、フィルタ31の上方への不用意な移動が抑制されるようになる。
この直後に、既述のようにフィルタ31の下枠部34が底部リブ23に支持されて、このフィルタ31が隔壁7の前面に適正に取付けられる。こうして取付けが完了された状態が図5〜図7に示され、この状態では、連通部18はフィルタ31によって集塵室2a側から覆われている。これとともに、嵌合溝22aの上端部にその溝幅Aに略等しい厚みの厚肉部位35bが嵌合されているので、この厚肉部位35bの下側に薄肉部位35cが連続されているにも拘らず、隔壁7のフィルタホルダ21に対してフィルタ31を前後方向に大きくがたつかないようにフィルタホルダ21で支持できる。
以上のように隔壁7と側部リブ22との間の嵌合溝22aの上端部に、フィルタ31を前側に傾けてその側枠部35の下端部を嵌入させることが可能で、集塵室2aの後部上方に対向して斜めに開かれた集塵室蓋4に対してフィルタ31が干渉し難くなる。加えて、係合爪38が本体側シール材8に引っ掛かり難い。したがって、フィルタ31を隔壁7に円滑に取付けることができるとともに、フィルタ31を前後方向に大きくがたつかないように隔壁7のフィルタホルダ21に安定させた状態に取付けることができる。
掃除中は、フィルタ31が吸気負圧で後方に引き動かされて、側枠部35の後側面35a及び上枠部33と下枠部34の後側面が夫々隔壁7の前面に密接するようになるので、これらの後側面と隔壁7の前面との間を塵が通過することを抑制できる。
又、以上のように隔壁7のフィルタホルダ21に取付けられたフィルタ31を、集塵室蓋4が開かれた状態で取出すには、既述の取付け手順とは逆に、フィルタ31を引き上げつつ手前に傾けるように取出し操作すればよい。
この取出しにおいて、初めに、フィルタ31が真上に引き上げられるとき、係合爪38の弾性変形を伴ってそのフック部38aが連通部18の上縁部から外されるので、フィルタ31の取出し作業が継続される。この継続により、側枠部35の厚肉部位35bが嵌合溝22aの上方へ抜け出した以降、フィルタ31が手前に傾けられて、集塵室2aの後部上方に対向して斜めに開かれた集塵室蓋4に対してフィルタ31が干渉し難くなるので、既述の手順でフィルタ31を円滑に取出すことができる。しかも、電気掃除機1の使用時に側部リブ22と側枠部35との間に塵が入り込むことがあっても、側枠リブ35が薄肉部位35cを有していて、この前面と側部リブ22の前記片部との間の隙間G(図6参照)が大きい。これにより、側枠部35が側部リブ22に競り難いので、この点でもフィルタ31を円滑に取出すことができる。
本発明は、前記一実施形態に制約されない。例えば、側枠部35が有した薄肉部位35cは、その下端側ほど薄くなるように前面を傾斜面で形成することができる。この場合、前記傾斜面の上端部で厚肉部位35bに前面に連続する前記斜面35cを兼ねることができる。又、側壁部22のベース部から折れ曲がった片部を、側枠部35の前側面形状に対応させて形成して実施することも可能である。
1…電動送風機、2…掃除機本体、2a…集塵室、2b…送風機室、3…本体ケース、4…集塵室蓋、7…隔壁、8…本体側シール材、9…電動送風機、18…連通部、21…フィルタホルダ、22…側部リブ、22a…嵌合溝、A…嵌合溝の溝幅、23…底部リブ、31…フィルタ、32…部材ホルダ、33…上枠部、34…下枠部、35…側枠部、35a…側枠部の後側面、35b…側枠部の肉厚部位、35c…側枠部の薄肉部位、35d…側枠部の斜面、36…フィルタ部材、38…係合爪、38a…フック部

Claims (2)

  1. 集塵室と電動送風機が内蔵された送風機室を仕切る隔壁を有した本体ケース、及びこの本体ケースに回動可能に取付けられて前記集塵室の上端開口を開閉し、かつ、全開状態で前記集塵室の上端開口の後部に上方から対向するように傾いて配置される集塵室蓋を備え、前記隔壁に前記両室を連通して設けられた連通部の両側に位置して上端及び前記連通部側が夫々開放された嵌合溝を前記隔壁とともに形成するL字状の側部リブ、及びこれら側部リブの下端部間に渡る底部リブが、前記集塵室に臨んで前記隔壁に設けられた掃除機本体と、
    前記嵌合溝に嵌合して支持される側枠部と前記底部リブに支持される下枠部を有した部材ホルダ及びこのホルダに支持されたフィルタ部材を備えて、前記連通部を覆って前記隔壁に着脱可能に取付けられ、かつ、前記側枠部がこの側枠部の長手方向全長にわたり前記隔壁に接する平坦面からなる後側面を有するとともに、前記側枠部がこの側枠部の上端側を占める厚肉部位及びこの厚肉部位の下側に連続して前記側枠部の下端に達する薄肉部位を有し、前記厚肉部位の厚みが前記嵌合溝の溝幅に略等しいとともに、前記薄肉部位の厚みが前記厚肉部位より薄く、かつ前記厚肉部位の前面と前記薄肉部位の前面が斜面を介して連続されているフィルタと、
    を具備することを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記集塵室の上端開口の縁部に固定された環状の本体側シール材で前記隔壁の上端が覆われていて、前記部材ホルダがこのホルダの上枠部から下方に突出された弾性変形可能な係合爪を有し、前記隔壁に前記フィルタが適正に取付けられた状態で前記連通部の縁に係合されるフック部を前記係合爪が有しており、前記隔壁に前記フィルタが取付けられる際前記フック部が前記本体側シール材の上面より下がった状態で前記嵌合溝に前記厚肉部位が嵌入されるように、前記連通部及び前記側部リブの高さ位置と前記部材ホルダの上下方向の大きさ及び前記係合爪の長さが夫々設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
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