JPH08228576A - コンバインの脱穀排ワラ処理装置 - Google Patents
コンバインの脱穀排ワラ処理装置Info
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- JPH08228576A JPH08228576A JP3953495A JP3953495A JPH08228576A JP H08228576 A JPH08228576 A JP H08228576A JP 3953495 A JP3953495 A JP 3953495A JP 3953495 A JP3953495 A JP 3953495A JP H08228576 A JPH08228576 A JP H08228576A
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- screw
- drive shaft
- spiral
- split
- straw
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 細断排ワラを広い落下範囲に分散して放出し
たり、狭い落下範囲にまとめて放出することが可能で、
かつ、構造簡単なコンバインの脱穀排ワラ処理装置を提
供する。 【構成】 螺旋スクリュー20は第1分割スクリュー部
分21と第2分割スクリュー部分22とで成り、スクリ
ュー駆動軸23は第1分割駆動軸部分23aと第2分割
駆動軸部分23bとで成る。第1分割スクリュー部分2
1を第1分割駆動軸分23aで第2分割スクリュー部分
22を第2分割駆動軸分23bに取り付けると、螺旋ス
クリュー20は拡散案内形態になり、細断ワラをワラ放
出経路15の両横外側に向けて飛ぶように放出案内す
る。第1分割スクリュー部分21を第2分割駆動軸分2
3bで第2分割スクリュー部分22を第1分割駆動軸分
23aに取り付けると、螺旋スクリュー20は寄せ案内
形態になる。
たり、狭い落下範囲にまとめて放出することが可能で、
かつ、構造簡単なコンバインの脱穀排ワラ処理装置を提
供する。 【構成】 螺旋スクリュー20は第1分割スクリュー部
分21と第2分割スクリュー部分22とで成り、スクリ
ュー駆動軸23は第1分割駆動軸部分23aと第2分割
駆動軸部分23bとで成る。第1分割スクリュー部分2
1を第1分割駆動軸分23aで第2分割スクリュー部分
22を第2分割駆動軸分23bに取り付けると、螺旋ス
クリュー20は拡散案内形態になり、細断ワラをワラ放
出経路15の両横外側に向けて飛ぶように放出案内す
る。第1分割スクリュー部分21を第2分割駆動軸分2
3bで第2分割スクリュー部分22を第1分割駆動軸分
23aに取り付けると、螺旋スクリュー20は寄せ案内
形態になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀排ワラを稈身が機
体横方向に沿う横倒れ姿勢で稈身方向に細断し、細断ワ
ラを落下放出する排ワラ細断装置を備えているコンバイ
ンの脱穀排ワラ処理装置に関する。
体横方向に沿う横倒れ姿勢で稈身方向に細断し、細断ワ
ラを落下放出する排ワラ細断装置を備えているコンバイ
ンの脱穀排ワラ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記脱穀排ワラ処理装置において、たと
えば特願平6‐133505号に示されるものを先に提
案した。すなわち、排ワラ細断装置のワラ放出経路に螺
旋スクリューを機体横方向の軸芯まわりで駆動回動自在
に備え、この螺旋スクリューの駆動回動方向を切り換え
る機構を設けるとともに、この切り換え機構を操作する
と、螺旋スクリューはこれの一端側の螺旋体と他端側の
螺旋体とのいずれもが螺旋スクリューの中央部から端側
に向けて螺旋送りする方向に回動する拡散案内形態と、
両側いずれもの螺旋体が螺旋スクリューの端側から中央
部に向けて螺旋送りする方向に回動する寄せ案内形態と
に切り換わるようにしていた。そして、螺旋スクリュー
が寄せ案内形態になると、各螺旋体が落下する細断ワラ
をワラ放出経路の機体横方向での内側に向かって飛ぶよ
うに放出案内することにより、圃場の細断ワラ落下範囲
の機体横方向幅が比較的狭くなるとともにその落下範囲
の中央部に比較的多く集まって細断ワラが落下するよう
になっていた。螺旋スクリューが拡散案内形態になる
と、各螺旋体が落下する細断ワラをワラ放出経路の機体
横方向での外側に向かって飛ぶように放出案内すること
により、圃場の細断ワラ落下範囲の機体横方向幅が比較
的広くなるとともにその落下範囲の全幅にわたって比較
的分散して細断ワラが落下するようになっていた。つま
り、細断ワラを後に回収しやすいとか焼却しやすいよう
に狭い落下範囲にまとまって落下する条盛り放出を行っ
たり、圃場全体にわたって均等に埋め込むことができる
ように広い落下範囲に分散して落下する拡散放出を行え
るようにしていた。
えば特願平6‐133505号に示されるものを先に提
案した。すなわち、排ワラ細断装置のワラ放出経路に螺
旋スクリューを機体横方向の軸芯まわりで駆動回動自在
に備え、この螺旋スクリューの駆動回動方向を切り換え
る機構を設けるとともに、この切り換え機構を操作する
と、螺旋スクリューはこれの一端側の螺旋体と他端側の
螺旋体とのいずれもが螺旋スクリューの中央部から端側
に向けて螺旋送りする方向に回動する拡散案内形態と、
両側いずれもの螺旋体が螺旋スクリューの端側から中央
部に向けて螺旋送りする方向に回動する寄せ案内形態と
に切り換わるようにしていた。そして、螺旋スクリュー
が寄せ案内形態になると、各螺旋体が落下する細断ワラ
をワラ放出経路の機体横方向での内側に向かって飛ぶよ
うに放出案内することにより、圃場の細断ワラ落下範囲
の機体横方向幅が比較的狭くなるとともにその落下範囲
の中央部に比較的多く集まって細断ワラが落下するよう
になっていた。螺旋スクリューが拡散案内形態になる
と、各螺旋体が落下する細断ワラをワラ放出経路の機体
横方向での外側に向かって飛ぶように放出案内すること
により、圃場の細断ワラ落下範囲の機体横方向幅が比較
的広くなるとともにその落下範囲の全幅にわたって比較
的分散して細断ワラが落下するようになっていた。つま
り、細断ワラを後に回収しやすいとか焼却しやすいよう
に狭い落下範囲にまとまって落下する条盛り放出を行っ
たり、圃場全体にわたって均等に埋め込むことができる
ように広い落下範囲に分散して落下する拡散放出を行え
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先に提案した排ワラ処
理装置の場合、螺旋スクリューの駆動回動方向を切り換
える機構のためにスクリュー駆動機構の構造が複雑にな
り、駆動系の面から装置全体が大型になるとか製作費が
高くなっていた。本発明の目的は、細断ワラの条盛り放
出や拡散放出ができるように、しかも、その割りには構
造簡単に得られるようにすることにある。
理装置の場合、螺旋スクリューの駆動回動方向を切り換
える機構のためにスクリュー駆動機構の構造が複雑にな
り、駆動系の面から装置全体が大型になるとか製作費が
高くなっていた。本発明の目的は、細断ワラの条盛り放
出や拡散放出ができるように、しかも、その割りには構
造簡単に得られるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、目的達成のた
めに、冒頭に記したコンバインの脱穀排ワラ処理装置に
おいて、前記排ワラ細断装置のワラ放出経路に、このワ
ラ放出経路を落下する細断ワラに接触して放出案内を行
う螺旋スクリューを機体横方向の軸芯まわりで駆動回動
自在に備え、前記螺旋スクリューがこれを分割した一対
の分割スクリュー部分でなるとともに、前記一対の分割
スクリュー部分それぞれがこれをスクリュー駆動軸に分
離自在に連結するための連結部を備え、前記一対の分割
スクリュー部分の前記スクリュー駆動軸に対する組み付
け様式を変更することにより、前記螺旋スクリューの一
端側部分が前記螺旋スクリューの中央部から一端側に向
けて螺旋送りする方向に回動し、前記螺旋スクリューの
他端側部分が前記螺旋スクリューの中央部から他端側に
向けて螺旋送りする方向に回動する拡散案内形態と、前
記螺旋スクリューの一端側部分が前記螺旋スクリューの
一端側から中央部に向けて螺旋送りする方向に回動し、
前記螺旋スクリューの他端側部分が前記螺旋スクリュー
の他端側から中央部に向けて螺旋送りする方向に回動す
る寄せ案内形態とに前記螺旋スクリューが切り換わるよ
うに構成してあることを特徴とする。
めに、冒頭に記したコンバインの脱穀排ワラ処理装置に
おいて、前記排ワラ細断装置のワラ放出経路に、このワ
ラ放出経路を落下する細断ワラに接触して放出案内を行
う螺旋スクリューを機体横方向の軸芯まわりで駆動回動
自在に備え、前記螺旋スクリューがこれを分割した一対
の分割スクリュー部分でなるとともに、前記一対の分割
スクリュー部分それぞれがこれをスクリュー駆動軸に分
離自在に連結するための連結部を備え、前記一対の分割
スクリュー部分の前記スクリュー駆動軸に対する組み付
け様式を変更することにより、前記螺旋スクリューの一
端側部分が前記螺旋スクリューの中央部から一端側に向
けて螺旋送りする方向に回動し、前記螺旋スクリューの
他端側部分が前記螺旋スクリューの中央部から他端側に
向けて螺旋送りする方向に回動する拡散案内形態と、前
記螺旋スクリューの一端側部分が前記螺旋スクリューの
一端側から中央部に向けて螺旋送りする方向に回動し、
前記螺旋スクリューの他端側部分が前記螺旋スクリュー
の他端側から中央部に向けて螺旋送りする方向に回動す
る寄せ案内形態とに前記螺旋スクリューが切り換わるよ
うに構成してあることを特徴とする。
【0005】
【作用】たとえば一方の分割スクリュー部分をスクリュ
ー駆動軸の左側から右側に付け替え、他方の分割スクリ
ュー部分をスクリュー駆動軸の右側から左側に付け替え
ると、スクリュー駆動軸の駆動回動方向を変更しなくと
も、一対の分割スクリュー部分のいずれもが螺旋スクリ
ューの端側から中央部に向けて螺旋送りする方向に回動
する状態から、螺旋スクリューの中央部から端側に向け
て螺旋送りする方向に回動する状態に切り換わる。すな
わち、分割スクリュー部分のスクリュー駆動軸に対する
組み付け仕様を変更すると、スクリュー駆動軸の駆動回
動方向を同じにしたままで、螺旋スクリューが前記拡散
案内形態に切り換わったり、前記寄せ案内形態に切り換
わる。そして、螺旋スクリューが拡散案内形態になる
と、一対の分割スクリュー部分が落下する細断ワラを冒
頭に記したように放出案内し、細断ワラが広い落下範囲
に分散して落下することになる。螺旋スクリューが寄せ
案内形態になると、一対の分割スクリュー部分が落下す
る細断ワラを冒頭に記したように放出案内し、細断ワラ
が狭い範囲にまとまって落下することになる。
ー駆動軸の左側から右側に付け替え、他方の分割スクリ
ュー部分をスクリュー駆動軸の右側から左側に付け替え
ると、スクリュー駆動軸の駆動回動方向を変更しなくと
も、一対の分割スクリュー部分のいずれもが螺旋スクリ
ューの端側から中央部に向けて螺旋送りする方向に回動
する状態から、螺旋スクリューの中央部から端側に向け
て螺旋送りする方向に回動する状態に切り換わる。すな
わち、分割スクリュー部分のスクリュー駆動軸に対する
組み付け仕様を変更すると、スクリュー駆動軸の駆動回
動方向を同じにしたままで、螺旋スクリューが前記拡散
案内形態に切り換わったり、前記寄せ案内形態に切り換
わる。そして、螺旋スクリューが拡散案内形態になる
と、一対の分割スクリュー部分が落下する細断ワラを冒
頭に記したように放出案内し、細断ワラが広い落下範囲
に分散して落下することになる。螺旋スクリューが寄せ
案内形態になると、一対の分割スクリュー部分が落下す
る細断ワラを冒頭に記したように放出案内し、細断ワラ
が狭い範囲にまとまって落下することになる。
【0006】請求項2による場合、第2分割駆動軸部分
を前記スクリュー駆動姿勢からスクリュー着脱姿勢に揺
動させて、この第2分割駆動軸部分の遊端側と、第1分
割駆動軸部分の第2分割駆動軸部分側の軸端との間に作
業用間隔を設ける。すると、第1分割駆動軸部分に対し
ては第2分割駆動軸部分が障害にならないようにしなが
ら分割スクリュー部分を着脱でき、第2分割駆動軸部分
に対しては第1分割駆動軸部分が障害にならないように
しながら分割スクリュー部分を着脱できる。
を前記スクリュー駆動姿勢からスクリュー着脱姿勢に揺
動させて、この第2分割駆動軸部分の遊端側と、第1分
割駆動軸部分の第2分割駆動軸部分側の軸端との間に作
業用間隔を設ける。すると、第1分割駆動軸部分に対し
ては第2分割駆動軸部分が障害にならないようにしなが
ら分割スクリュー部分を着脱でき、第2分割駆動軸部分
に対しては第1分割駆動軸部分が障害にならないように
しながら分割スクリュー部分を着脱できる。
【0007】
【発明の効果】スクリュー駆動軸の駆動回動方向を同一
にしたままで螺旋スクリューを前記拡散案内形態と寄せ
案内形態とに切り換えられることにより、細断ワラを条
盛り放出して後に回収したり焼却しやすいようにすると
か、拡散放出して後に圃場全体に均一に埋められるよう
にすることが可能になった。しかも、螺旋スクリューの
駆動回動方向を切り換える機構を省略し、駆動機構の構
造の簡略化を図ってコンパクトにかつ安価に得られるよ
うにできた。
にしたままで螺旋スクリューを前記拡散案内形態と寄せ
案内形態とに切り換えられることにより、細断ワラを条
盛り放出して後に回収したり焼却しやすいようにすると
か、拡散放出して後に圃場全体に均一に埋められるよう
にすることが可能になった。しかも、螺旋スクリューの
駆動回動方向を切り換える機構を省略し、駆動機構の構
造の簡略化を図ってコンパクトにかつ安価に得られるよ
うにできた。
【0008】請求項2による場合、第1分割駆動軸部分
をスクリュー駆動用の取り付け姿勢にしたままで、第2
分割駆動軸部分のみを前記スクリュー駆動姿勢と、前記
スクリュー着脱姿勢とに切り換えるだけで分割スクリュ
ー部分の組み付け様式を変更できることにより、スクリ
ュー駆動軸の全体を細断装置機体から取り外して分割ス
クリュー部分を着脱するように構成する場合に比べ、着
脱対象物の重量面から容易に取扱ったり、着脱したりで
き、条盛り放出と拡散放出との切り換えが比較的楽にで
きるようになる。
をスクリュー駆動用の取り付け姿勢にしたままで、第2
分割駆動軸部分のみを前記スクリュー駆動姿勢と、前記
スクリュー着脱姿勢とに切り換えるだけで分割スクリュ
ー部分の組み付け様式を変更できることにより、スクリ
ュー駆動軸の全体を細断装置機体から取り外して分割ス
クリュー部分を着脱するように構成する場合に比べ、着
脱対象物の重量面から容易に取扱ったり、着脱したりで
き、条盛り放出と拡散放出との切り換えが比較的楽にで
きるようになる。
【0009】
【実施例】図1に示すように、コンバインの走行機体1
に搭載された脱穀装置2の後部に一対のカッター軸1
1,12および1本の螺旋スクリュー20などを有した
排ワラ細断装置10を付設するとともに、脱穀装置2の
脱穀部(図示せず)からの脱穀排ワラを搬送装置(図示
せず)によって横倒れ姿勢で機体後方に挟持搬送して排
ワラ細断装置10に供給するように構成して、コンバイ
ンの脱穀排ワラ処理装置を構成してあり、排ワラ細断装
置10は詳しくはつぎのように構成してある。
に搭載された脱穀装置2の後部に一対のカッター軸1
1,12および1本の螺旋スクリュー20などを有した
排ワラ細断装置10を付設するとともに、脱穀装置2の
脱穀部(図示せず)からの脱穀排ワラを搬送装置(図示
せず)によって横倒れ姿勢で機体後方に挟持搬送して排
ワラ細断装置10に供給するように構成して、コンバイ
ンの脱穀排ワラ処理装置を構成してあり、排ワラ細断装
置10は詳しくはつぎのように構成してある。
【0010】図1および図2に示すように、前記一対の
カッター軸11,12を細断装置機体13の内部に走行
機体1の横方向の軸芯まわりで回動方向F1またはF2
に駆動されるように取り付けてあるとともに、一方のカ
ッター軸11にこれの軸芯方向に等間隔を隔てて一体回
動可能に備えてある多数枚の円盤カッター11aと、他
方のカッター軸12にこれの軸芯方向に等間隔を隔てて
一体回動可能に備えてある多数枚の円盤カッター12a
とにより、前記排ワラ搬送装置から落下供給される脱穀
排ワラを稈身が機体横方向に沿う横倒れ姿勢で受け止め
て前記円盤カッター11a,12aの間隔によって決ま
る長さの細断ワラに稈身方向に切断するようにしてあ
る。細断ワラは円盤カッター11aと12aの間からカ
ッター軸11,12の下方に細断装置機体13と、この
細断装置機体13から延出している放出ガイド板14と
によって形成してあるワラ放出経路15に落下し、この
ワラ放出経路15は前記放出ガイド板14の下端が形成
する排出口16から圃場に落下放出するようにしてあ
る。
カッター軸11,12を細断装置機体13の内部に走行
機体1の横方向の軸芯まわりで回動方向F1またはF2
に駆動されるように取り付けてあるとともに、一方のカ
ッター軸11にこれの軸芯方向に等間隔を隔てて一体回
動可能に備えてある多数枚の円盤カッター11aと、他
方のカッター軸12にこれの軸芯方向に等間隔を隔てて
一体回動可能に備えてある多数枚の円盤カッター12a
とにより、前記排ワラ搬送装置から落下供給される脱穀
排ワラを稈身が機体横方向に沿う横倒れ姿勢で受け止め
て前記円盤カッター11a,12aの間隔によって決ま
る長さの細断ワラに稈身方向に切断するようにしてあ
る。細断ワラは円盤カッター11aと12aの間からカ
ッター軸11,12の下方に細断装置機体13と、この
細断装置機体13から延出している放出ガイド板14と
によって形成してあるワラ放出経路15に落下し、この
ワラ放出経路15は前記放出ガイド板14の下端が形成
する排出口16から圃場に落下放出するようにしてあ
る。
【0011】前記螺旋スクリュー20は、第1分割スク
リュー部分21と第2分割スクリュー部分22とに軸芯
方向に分割した2本の分割スクリュー部分によって形成
してある。各分割スクリュー部分21,22の筒軸部2
1aまたは22aをスクリュー駆動軸23に相対回動自
在に外嵌するように、かつ、抜き挿しできるように形成
して、筒軸部21a,22aを分割スクリュー部分2
1,22をスクリュー駆動軸23に分離自在に連結する
ための連結部に構成し、この筒軸部21a,22aとス
クリュー駆動軸23とを貫通して分割スクリュー部分2
1,22のスクリュー駆動軸23に対する回り止めと位
置決めとを行うように構成した連結ピン24と、連結部
としての前記筒軸部21aまたは22aとによって各分
割スクリュー部分21,22をスクリュー駆動軸23に
一体回動自在に取り付けてある。スクリュー駆動軸23
は、ワラ放出経路15を走行機体1の横方向に貫通させ
て細断装置機体13に回動自在に取り付けてあり、か
つ、スクリュー軸23の一端側に一体回動自在に取り付
けたベルトプーリでなる駆動用回転体25によって回動
方向F3にのみ回動駆動するように構成することによ
り、螺旋スクリュー20は、ワラ放出経路15に走行機
体1の横方向軸芯まわりで回動するように位置するとも
にスクリュー駆動軸23によって回動方向F3にのみ回
動駆動されるように構成してある。これにより、ワラ放
出経路15を落下する細断ワラが螺旋スクリュー20の
第1分割スクリュー部分21の螺旋体21bや第2分割
スクリュー部分22の螺旋体22bに接触すると、螺旋
スクリュー20が細断ワラを螺旋体21bおよび22b
により、この螺旋体21b,22bの螺旋送り方向によ
って決まる方向に向かって飛ぶように放出案内する。
リュー部分21と第2分割スクリュー部分22とに軸芯
方向に分割した2本の分割スクリュー部分によって形成
してある。各分割スクリュー部分21,22の筒軸部2
1aまたは22aをスクリュー駆動軸23に相対回動自
在に外嵌するように、かつ、抜き挿しできるように形成
して、筒軸部21a,22aを分割スクリュー部分2
1,22をスクリュー駆動軸23に分離自在に連結する
ための連結部に構成し、この筒軸部21a,22aとス
クリュー駆動軸23とを貫通して分割スクリュー部分2
1,22のスクリュー駆動軸23に対する回り止めと位
置決めとを行うように構成した連結ピン24と、連結部
としての前記筒軸部21aまたは22aとによって各分
割スクリュー部分21,22をスクリュー駆動軸23に
一体回動自在に取り付けてある。スクリュー駆動軸23
は、ワラ放出経路15を走行機体1の横方向に貫通させ
て細断装置機体13に回動自在に取り付けてあり、か
つ、スクリュー軸23の一端側に一体回動自在に取り付
けたベルトプーリでなる駆動用回転体25によって回動
方向F3にのみ回動駆動するように構成することによ
り、螺旋スクリュー20は、ワラ放出経路15に走行機
体1の横方向軸芯まわりで回動するように位置するとも
にスクリュー駆動軸23によって回動方向F3にのみ回
動駆動されるように構成してある。これにより、ワラ放
出経路15を落下する細断ワラが螺旋スクリュー20の
第1分割スクリュー部分21の螺旋体21bや第2分割
スクリュー部分22の螺旋体22bに接触すると、螺旋
スクリュー20が細断ワラを螺旋体21bおよび22b
により、この螺旋体21b,22bの螺旋送り方向によ
って決まる方向に向かって飛ぶように放出案内する。
【0012】前記スクリュー駆動軸23は、前記駆動用
回転体25を備えた第1分割駆動軸部分23aと、この
第1分割駆動軸部分23a以外の第2分割駆動軸部分2
3bとに軸芯方向に分割した2本の分割駆動軸部分によ
って構成してある。第1分割駆動軸部分23aは、第2
分割駆動軸分23bとは反対側の端部で細断装置機体1
3にベアリング26を介して回動のみ自在に支持させる
ことにより、細断装置機体13からワラ放出経路15に
水平またはほぼ水平に突出する姿勢からは変化しないよ
うに、かつ、回動駆動が可能なように細断装置機体13
に回動自在に支持させてある。第2分割駆動軸部分23
bの第1分割駆動軸部分23aとは反対側の端部を自在
継ぎ手27を介して細断装置機体13に回動および揺動
自在に支持させ、図2に示すように、第1分割駆動軸部
分23aの端部のスプライン部23cに摺動操作自在に
連結してある筒型連結具28の一端側を、第2分割駆動
軸部分23bの遊端部のスプライン部23cに連結する
とともに、ロックボルト29によって第2分割駆動軸部
分23bから抜け外れないように固定すると、この連結
具28が前記両スプライン部23cを同芯状に連結し、
かつ、両スプライン部23cに一体回動自在に噛み合っ
ていることにより、第2分割駆動軸部分23bが細断装
置機体13からワラ放出経路15に水平またはほぼ水平
に突出して第1分割駆動軸部分23aに同芯またはほぼ
同芯状に並ぶとともに第1分割駆動軸部分23aに一体
回動自在に連結するスクリュー駆動姿勢になるように構
成してある。図3に示すように、前記連結具28を第2
分割駆動軸部分23bから抜き外すと、第2分割駆動軸
部分23bを前記自在継ぎ手27の屈曲点を揺動支点と
して前記スクリュー駆動姿勢から揺動したスクリュー着
脱姿勢に切り換えられ、このスクリュー着脱姿勢にする
と、第2分割駆動軸部分23bの遊端と第1分割駆動軸
部分23aのワラ放出経路内端との間にスクリュー部分
着脱の作業用間隔ができるように構成してある。もっ
て、螺旋スクリュー20を図4(イ)に示す拡散案内形
態に切り換えて、同図に示すように圃場の細断ワラ落下
範囲の走行機体横方向長さが長くなるとともにこの落下
範囲に細断ワラが極力均等に分散して落下するように拡
散放出したり、螺旋スクリュー20を図4(ロ)に示す
寄せ案内形態に切り換えて、同図に示すように圃場の細
断ワラ落下範囲の走行機体横方向長さが短くなるととも
にこの落下範囲に中央部に細断ワラが比較的多く落下す
るように条盛り放出することを可能にしてある。
回転体25を備えた第1分割駆動軸部分23aと、この
第1分割駆動軸部分23a以外の第2分割駆動軸部分2
3bとに軸芯方向に分割した2本の分割駆動軸部分によ
って構成してある。第1分割駆動軸部分23aは、第2
分割駆動軸分23bとは反対側の端部で細断装置機体1
3にベアリング26を介して回動のみ自在に支持させる
ことにより、細断装置機体13からワラ放出経路15に
水平またはほぼ水平に突出する姿勢からは変化しないよ
うに、かつ、回動駆動が可能なように細断装置機体13
に回動自在に支持させてある。第2分割駆動軸部分23
bの第1分割駆動軸部分23aとは反対側の端部を自在
継ぎ手27を介して細断装置機体13に回動および揺動
自在に支持させ、図2に示すように、第1分割駆動軸部
分23aの端部のスプライン部23cに摺動操作自在に
連結してある筒型連結具28の一端側を、第2分割駆動
軸部分23bの遊端部のスプライン部23cに連結する
とともに、ロックボルト29によって第2分割駆動軸部
分23bから抜け外れないように固定すると、この連結
具28が前記両スプライン部23cを同芯状に連結し、
かつ、両スプライン部23cに一体回動自在に噛み合っ
ていることにより、第2分割駆動軸部分23bが細断装
置機体13からワラ放出経路15に水平またはほぼ水平
に突出して第1分割駆動軸部分23aに同芯またはほぼ
同芯状に並ぶとともに第1分割駆動軸部分23aに一体
回動自在に連結するスクリュー駆動姿勢になるように構
成してある。図3に示すように、前記連結具28を第2
分割駆動軸部分23bから抜き外すと、第2分割駆動軸
部分23bを前記自在継ぎ手27の屈曲点を揺動支点と
して前記スクリュー駆動姿勢から揺動したスクリュー着
脱姿勢に切り換えられ、このスクリュー着脱姿勢にする
と、第2分割駆動軸部分23bの遊端と第1分割駆動軸
部分23aのワラ放出経路内端との間にスクリュー部分
着脱の作業用間隔ができるように構成してある。もっ
て、螺旋スクリュー20を図4(イ)に示す拡散案内形
態に切り換えて、同図に示すように圃場の細断ワラ落下
範囲の走行機体横方向長さが長くなるとともにこの落下
範囲に細断ワラが極力均等に分散して落下するように拡
散放出したり、螺旋スクリュー20を図4(ロ)に示す
寄せ案内形態に切り換えて、同図に示すように圃場の細
断ワラ落下範囲の走行機体横方向長さが短くなるととも
にこの落下範囲に中央部に細断ワラが比較的多く落下す
るように条盛り放出することを可能にしてある。
【0013】つまり、刈り取り作業に伴って圃場に落下
放出される細断ワラを後に圃場に埋め込むなどの場合、
螺旋スクリュー20を図4(イ)に示す組み付け様式に
する。すなわち、第1分割スクリュー部分21が第1分
割駆動軸部分23aで第2分割スクリュー部分22が第
2分割駆動軸部分23bに組み付く様式にする。する
と、第1分割スクリュー部分21が螺旋クリュー20の
一端側を形成するとともに矢印L方向に螺旋送りするよ
うに回動駆動され、第2分割スクリュー部分22が螺旋
スクリュー20の他端側を形成するとともに矢印方向R
に螺旋送りするように回動駆動される。これにより、螺
旋スクリュー20の第1分割スクリュー部分21でなる
一端側が螺旋スクリュー20の中央部から一端側に向け
て螺旋送りする方向(矢印方向L)に回動し、螺旋スク
リュー20の第2分割スクリュー部分22でなる他端側
が螺旋スクリュー20の中央部から他端側に向けて螺旋
送りする方向(矢印方向R)に回動する。これにより、
螺旋スクリュー20は拡散案内形態になり、螺旋体21
bと22bとでワラ放出経路15の細断ワラをワラ放出
経路15の横外側に向かって飛ぶように放出案内する。
このために、図4(イ)に示す如く圃場の細断ワラ落下
範囲の機体横方向幅が比較的広くなるとともにその落下
範囲でのワラ落下が全幅にわたって分散して細断ワラが
圃場全体にわたって均等に分散するように拡散放出がで
きる。
放出される細断ワラを後に圃場に埋め込むなどの場合、
螺旋スクリュー20を図4(イ)に示す組み付け様式に
する。すなわち、第1分割スクリュー部分21が第1分
割駆動軸部分23aで第2分割スクリュー部分22が第
2分割駆動軸部分23bに組み付く様式にする。する
と、第1分割スクリュー部分21が螺旋クリュー20の
一端側を形成するとともに矢印L方向に螺旋送りするよ
うに回動駆動され、第2分割スクリュー部分22が螺旋
スクリュー20の他端側を形成するとともに矢印方向R
に螺旋送りするように回動駆動される。これにより、螺
旋スクリュー20の第1分割スクリュー部分21でなる
一端側が螺旋スクリュー20の中央部から一端側に向け
て螺旋送りする方向(矢印方向L)に回動し、螺旋スク
リュー20の第2分割スクリュー部分22でなる他端側
が螺旋スクリュー20の中央部から他端側に向けて螺旋
送りする方向(矢印方向R)に回動する。これにより、
螺旋スクリュー20は拡散案内形態になり、螺旋体21
bと22bとでワラ放出経路15の細断ワラをワラ放出
経路15の横外側に向かって飛ぶように放出案内する。
このために、図4(イ)に示す如く圃場の細断ワラ落下
範囲の機体横方向幅が比較的広くなるとともにその落下
範囲でのワラ落下が全幅にわたって分散して細断ワラが
圃場全体にわたって均等に分散するように拡散放出がで
きる。
【0014】刈り取り作業に伴って圃場に落下放出され
る細断ワラを後に回収するとか焼却するなどの場合に
は、螺旋スクリュー20を図4(ロ)に示す組み付け様
式にする。すなわち、第1分割スクリュー部分21が第
2分割駆動軸部分23bで第2分割スクリュー部分22
が第1分割駆動軸部分23aに組み付く様式にする。す
ると、第2分割スクリュー部分22が螺旋クリュー20
の一端側を形成するとともに矢印R方向に螺旋送りする
ように回動駆動され、第1分割スクリュー部分21が螺
旋スクリュー20の他端側を形成するとともに矢印方向
Lに螺旋送りするように回動駆動される。これにより、
螺旋スクリュー20の第2分割スクリュー部分22でな
る一端側が螺旋スクリュー20の一端側から中央部に向
けて螺旋送りする方向(矢印方向R)に回動し、螺旋ス
クリュー20の第1分割スクリュー部分21でなる他端
側が螺旋スクリュー20の他端側から中央部に向けて螺
旋送りする方向(矢印方向L)に回動する。これによ
り、螺旋スクリュー20は寄せ案内形態になり、螺旋体
21bと22bとでワラ放出経路15の細断ワラをワラ
放出経路15の横方向での内側に向かって飛ぶように放
出案内する。このために、図4(ロ)に示す如く圃場の
細断ワラ落下範囲の機体横方向幅が比較的狭くなるとと
もにその落下範囲でのワラ落下が中央部に多く集まって
細断ワラが線条に集まって落下するように条盛り放出が
できる。
る細断ワラを後に回収するとか焼却するなどの場合に
は、螺旋スクリュー20を図4(ロ)に示す組み付け様
式にする。すなわち、第1分割スクリュー部分21が第
2分割駆動軸部分23bで第2分割スクリュー部分22
が第1分割駆動軸部分23aに組み付く様式にする。す
ると、第2分割スクリュー部分22が螺旋クリュー20
の一端側を形成するとともに矢印R方向に螺旋送りする
ように回動駆動され、第1分割スクリュー部分21が螺
旋スクリュー20の他端側を形成するとともに矢印方向
Lに螺旋送りするように回動駆動される。これにより、
螺旋スクリュー20の第2分割スクリュー部分22でな
る一端側が螺旋スクリュー20の一端側から中央部に向
けて螺旋送りする方向(矢印方向R)に回動し、螺旋ス
クリュー20の第1分割スクリュー部分21でなる他端
側が螺旋スクリュー20の他端側から中央部に向けて螺
旋送りする方向(矢印方向L)に回動する。これによ
り、螺旋スクリュー20は寄せ案内形態になり、螺旋体
21bと22bとでワラ放出経路15の細断ワラをワラ
放出経路15の横方向での内側に向かって飛ぶように放
出案内する。このために、図4(ロ)に示す如く圃場の
細断ワラ落下範囲の機体横方向幅が比較的狭くなるとと
もにその落下範囲でのワラ落下が中央部に多く集まって
細断ワラが線条に集まって落下するように条盛り放出が
できる。
【0015】螺旋スクリュー20の前記拡散案内形態と
寄せ案内形態との切り換えは、図3に示す切り換え要領
で行うのである。すなわち、前記ロックボルト29を取
り外して第2分割駆動軸部分23bに対する固定を解除
した連結具28を第1分割駆動軸部分23aのスプライ
ン部23cの方に摺動操作して第2分割駆動軸部分23
bのスプライン部23cから抜き外し、第2分割駆動軸
部分23bを前記スクリュー駆動姿勢から前記スクリュ
ー着脱姿勢に切り換えて、第2分割駆動軸部分23bの
遊端側と、第2分割駆動軸部分23aとの間にスクリュ
ー部分着脱作業の間隔を形成する。この状態で、第1分
割駆動軸部分23aに取り付けてあった分割スクリュー
部分21または22をスプライン部23cの方に第2分
割駆動軸部分23bやこれに付いている分割スクリュー
部分22または21が障害物にならないようにしながら
抜き外すとともに、第2分割駆動軸部分23bに取り付
けあった分割スクリュー部分22または21をスプライ
ン部23cの方に第1分割駆動軸部分23aやこれに付
いている分割スクリュー部分21または22が障害物に
ならないようにしながら抜き外す。そして、第2分割駆
動軸部分23bから取り外した分割スクリュー部分21
または22を第1分割駆動軸部分23aにスプライン部
23cの方から第2分割駆動軸部分23bが障害物にな
らないようにしながら取り付けるとともに、第1分割駆
動軸部分23aから取り外した分割スクリュー部分22
または21を第2分割駆動軸部分23bにスプライン部
23cの方から第1分割駆動軸部分23aやこれに取り
付けた分割スクリュー部分21または22が障害物にな
らないようにしながら取り付ける。つぎに、分割スクリ
ュー部分22または21を取り付けて第1分割駆動軸部
分23aに同芯状に並ぶ姿勢にした第2分割駆動軸分2
3bに連結具28を連結固定して、第2分割駆動軸部分
23bを前記スクリュー駆動姿勢にもどす。
寄せ案内形態との切り換えは、図3に示す切り換え要領
で行うのである。すなわち、前記ロックボルト29を取
り外して第2分割駆動軸部分23bに対する固定を解除
した連結具28を第1分割駆動軸部分23aのスプライ
ン部23cの方に摺動操作して第2分割駆動軸部分23
bのスプライン部23cから抜き外し、第2分割駆動軸
部分23bを前記スクリュー駆動姿勢から前記スクリュ
ー着脱姿勢に切り換えて、第2分割駆動軸部分23bの
遊端側と、第2分割駆動軸部分23aとの間にスクリュ
ー部分着脱作業の間隔を形成する。この状態で、第1分
割駆動軸部分23aに取り付けてあった分割スクリュー
部分21または22をスプライン部23cの方に第2分
割駆動軸部分23bやこれに付いている分割スクリュー
部分22または21が障害物にならないようにしながら
抜き外すとともに、第2分割駆動軸部分23bに取り付
けあった分割スクリュー部分22または21をスプライ
ン部23cの方に第1分割駆動軸部分23aやこれに付
いている分割スクリュー部分21または22が障害物に
ならないようにしながら抜き外す。そして、第2分割駆
動軸部分23bから取り外した分割スクリュー部分21
または22を第1分割駆動軸部分23aにスプライン部
23cの方から第2分割駆動軸部分23bが障害物にな
らないようにしながら取り付けるとともに、第1分割駆
動軸部分23aから取り外した分割スクリュー部分22
または21を第2分割駆動軸部分23bにスプライン部
23cの方から第1分割駆動軸部分23aやこれに取り
付けた分割スクリュー部分21または22が障害物にな
らないようにしながら取り付ける。つぎに、分割スクリ
ュー部分22または21を取り付けて第1分割駆動軸部
分23aに同芯状に並ぶ姿勢にした第2分割駆動軸分2
3bに連結具28を連結固定して、第2分割駆動軸部分
23bを前記スクリュー駆動姿勢にもどす。
【0016】前記第1、第2分割駆動軸部分23a,2
3bのそれぞれに、前記連結ピン24を取り付けるため
の複数個のピン孔30を備え、これらのピン孔30から
一つを選択して前記連結ピン24を取り付けると、複数
個のピン孔30は駆動軸部分23a,23bの軸芯方向
に並んでいて分割スクリュー部分21,22のスクリュ
ー駆動軸23に対する取り付け位置がワラ放出経路15
の機体横方向に変化することにより、圃場での細断ワラ
の落下具合を調節できるようにしてある。すなわち、た
とえば、螺旋スクリュー20を拡散案内形態にする場
合、両分割スクリュー部分21,22の取り付け位置を
内側にするよりも外側にする方が圃場での細断ワラ落下
範囲の機体横方向幅が広くなって細断ワラが圃場全体に
より一層行きわたるようになる。また、螺旋スクリュー
20を寄せ案内形態にする場合、両分割スクリュー部分
21,22の取り付け位置を外側にするよりも内側にす
る方が圃場での細断ワラ落下範囲の機体横方向幅が狭く
なって細断ワラが一層線状に集まって落下するようにな
る。さらに、排ワラ細断装置10に供給される脱穀排ワ
ラの稈身長さが異なり排ワラ放出経路15の横一端側よ
りも他端側の方が落下するワラ量が多くなる場合、拡散
放出時、条盛り放出時のいずれにおいても、両分割スク
リュー部分21,22のいずれもを落下ワラ量が多い方
に寄せて取り付けることにより、ワラが落下範囲の全体
により一層均等に分散したり、落下範囲の中央に集中し
やすくなる。
3bのそれぞれに、前記連結ピン24を取り付けるため
の複数個のピン孔30を備え、これらのピン孔30から
一つを選択して前記連結ピン24を取り付けると、複数
個のピン孔30は駆動軸部分23a,23bの軸芯方向
に並んでいて分割スクリュー部分21,22のスクリュ
ー駆動軸23に対する取り付け位置がワラ放出経路15
の機体横方向に変化することにより、圃場での細断ワラ
の落下具合を調節できるようにしてある。すなわち、た
とえば、螺旋スクリュー20を拡散案内形態にする場
合、両分割スクリュー部分21,22の取り付け位置を
内側にするよりも外側にする方が圃場での細断ワラ落下
範囲の機体横方向幅が広くなって細断ワラが圃場全体に
より一層行きわたるようになる。また、螺旋スクリュー
20を寄せ案内形態にする場合、両分割スクリュー部分
21,22の取り付け位置を外側にするよりも内側にす
る方が圃場での細断ワラ落下範囲の機体横方向幅が狭く
なって細断ワラが一層線状に集まって落下するようにな
る。さらに、排ワラ細断装置10に供給される脱穀排ワ
ラの稈身長さが異なり排ワラ放出経路15の横一端側よ
りも他端側の方が落下するワラ量が多くなる場合、拡散
放出時、条盛り放出時のいずれにおいても、両分割スク
リュー部分21,22のいずれもを落下ワラ量が多い方
に寄せて取り付けることにより、ワラが落下範囲の全体
により一層均等に分散したり、落下範囲の中央に集中し
やすくなる。
【0017】〔別実施例〕スクリュー駆動軸23を上記
実施構造の如く分割軸に構成すると、一部分としての分
割軸部分23aを機体に取り付けたたままで、かつ、他
の一部分としての分割軸部分23bを揺動させることに
よって楽に螺旋スクリューの組み付け様式の切り換えが
できて有利であるが、スクリュー駆動軸23を分割軸に
しないで全体にわたって細断装置機体から取り外して分
割スクリュー部分を着脱するように構成して実施する場
合にも、本発明は適用できる。
実施構造の如く分割軸に構成すると、一部分としての分
割軸部分23aを機体に取り付けたたままで、かつ、他
の一部分としての分割軸部分23bを揺動させることに
よって楽に螺旋スクリューの組み付け様式の切り換えが
できて有利であるが、スクリュー駆動軸23を分割軸に
しないで全体にわたって細断装置機体から取り外して分
割スクリュー部分を着脱するように構成して実施する場
合にも、本発明は適用できる。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの脱穀排ワラ処理装置の側面図
【図2】螺旋スクリューの断面図
【図3】分割スクリュー部分着脱要領の説明図
【図4】螺旋スクリューの作用状態の説明図
10 排ワラ細断装置 13 細断装置機体 15 ワラ放出経路 20 螺旋スクリュー 21,22 分割スクリュー部分 21a,22a 連結分 23 スクリュー駆動軸 23a,23b 分割駆動軸部分
Claims (2)
- 【請求項1】 脱穀排ワラを稈身が機体横方向に沿う横
倒れ姿勢で稈身方向に細断し、細断ワラを落下放出する
排ワラ細断装置(10)を備えているコンバインの脱穀
排ワラ処理装置であって、 前記排ワラ細断装置(10)のワラ放出経路(15)
に、このワラ放出経路(15)を落下する細断ワラに接
触して放出案内を行う螺旋スクリュー(20)を機体横
方向の軸芯まわりで駆動回動自在に備え、 前記螺旋スクリュー(20)がこれを分割した一対の分
割スクリュー部分(21),(22)でなるとともに、
前記一対の分割スクリュー部分(21),(22)それ
ぞれがこれをスクリュー駆動軸(23)に分離自在に連
結するための連結部(21a),(22a)を備え、 前記一対の分割スクリュー部分(21),(22)の前
記スクリュー駆動軸(23)に対する組み付け様式を変
更することにより、前記螺旋スクリュー(20)の一端
側部分が前記螺旋スクリュー(20)の中央部から一端
側に向けて螺旋送りする方向に回動し、前記螺旋スクリ
ュー(20)の他端側部分が前記螺旋スクリュー(2
0)の中央部から他端側に向けて螺旋送りする方向に回
動する拡散案内形態と、前記螺旋スクリュー(20)の
一端側部分が前記螺旋スクリュー(20)の一端側から
中央部に向けて螺旋送りする方向に回動し、前記螺旋ス
クリュー(20)の他端側部分が前記螺旋スクリュー
(20)の他端側から中央部に向けて螺旋送りする方向
に回動する寄せ案内形態とに前記螺旋スクリュー(2
0)が切り換わるように構成してあるコンバインの脱穀
排ワラ処理装置。 - 【請求項2】 前記スクリュー駆動軸(23)がこれを
分割した第1分割駆動軸部分(23a)と第2分割駆動
軸部分(23b)とでなり、前記第1分割駆動軸部分
(23a)が前記第2分割駆動軸部分(23b)とは反
対側の端部で細断装置機体(13)に駆動回動自在に支
持されており、前記第2分割駆動軸部分(23b)が前
記第1分割駆動軸部分(23a)とは反対側の端部で前
記細断装置機体(13)に回動および揺動自在に支持さ
れているとともに前記第1分割駆動軸部分(23a)に
同芯状に一体回動自在に連結するスクリュー駆動姿勢
と、前記第1分割駆動軸部分(23a)から分離するス
クリュー着脱姿勢とに切り換え自在に構成されている請
求項1記載のコンバインの脱穀排ワラ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039534A JP3069260B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | コンバインの脱穀排ワラ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039534A JP3069260B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | コンバインの脱穀排ワラ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08228576A true JPH08228576A (ja) | 1996-09-10 |
JP3069260B2 JP3069260B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=12555721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7039534A Expired - Fee Related JP3069260B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | コンバインの脱穀排ワラ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069260B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006067911A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Kubota Corp | 脱穀装置の排ワラ切断構造 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP7039534A patent/JP3069260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006067911A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Kubota Corp | 脱穀装置の排ワラ切断構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3069260B2 (ja) | 2000-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |