JPH0742284Y2 - 茎稈切断装置 - Google Patents
茎稈切断装置Info
- Publication number
- JPH0742284Y2 JPH0742284Y2 JP1990080332U JP8033290U JPH0742284Y2 JP H0742284 Y2 JPH0742284 Y2 JP H0742284Y2 JP 1990080332 U JP1990080332 U JP 1990080332U JP 8033290 U JP8033290 U JP 8033290U JP H0742284 Y2 JPH0742284 Y2 JP H0742284Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- rotary
- blade
- speed
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、茎稈の切断長さを複数段に変更調節すること
のできる茎稈切断装置に関する。
のできる茎稈切断装置に関する。
従来のこの種茎稈切断装置は、例えば、実開昭60-19360
号公報によって知られているように、回転差を有する平
行な一対の低速回転軸と高速回転軸とには、大小異径の
回転円盤刃を配設し、そして、それらの円盤刃の同径の
もの同志を対向させるようにすると共に、両者の相対的
接近離間調節により茎稈切断長さを複数段に変更調節す
るようにしている。
号公報によって知られているように、回転差を有する平
行な一対の低速回転軸と高速回転軸とには、大小異径の
回転円盤刃を配設し、そして、それらの円盤刃の同径の
もの同志を対向させるようにすると共に、両者の相対的
接近離間調節により茎稈切断長さを複数段に変更調節す
るようにしている。
高速側の回転刃は、低速側の回転刃に対するよりも、切
断時の送込み作用力が強く働くにもかかわらず、この高
速側の回転刃が大小異径に構成されている為め、特に長
寸切りの場合には、大径回転刃のみに送込み作用力が働
いて小径回転刃には殆ど働かず、切断処理能力の低下を
招いていた。
断時の送込み作用力が強く働くにもかかわらず、この高
速側の回転刃が大小異径に構成されている為め、特に長
寸切りの場合には、大径回転刃のみに送込み作用力が働
いて小径回転刃には殆ど働かず、切断処理能力の低下を
招いていた。
また、対向する円盤刃は同径であるため、周速度差が小
さく、切断性能を高く維持することができなかった。
さく、切断性能を高く維持することができなかった。
本考案は、かかる問題点を解消することを目的とし、次
のような技術的手段を講じた。すなわち、本考案にかか
る技術的手段は、回転差を有する平行な一対の低速回転
軸5及び高速回転軸7に沿って、一方の低速回転軸5に
は単数枚の大径の回転受刃6aと複数枚の小径の回転受刃
6bとを交互に配設し、他方の高速回転軸7には低速側の
各受刃6a,6bに対向させて、各々の回転径が同径で、か
つ、前記大径の回転受刃6aよりも大きい回転径をもつ回
転刃8を配設すると共に、前記大径回転受刃6aと回転刃
8とが重合する状態と前記小径回転受刃6bと回転刃8と
が重合する状態とに切換変更できるよう両回転軸5,7を
相対接近離間調節可能に構成してあることを特徴とする
ものである。
のような技術的手段を講じた。すなわち、本考案にかか
る技術的手段は、回転差を有する平行な一対の低速回転
軸5及び高速回転軸7に沿って、一方の低速回転軸5に
は単数枚の大径の回転受刃6aと複数枚の小径の回転受刃
6bとを交互に配設し、他方の高速回転軸7には低速側の
各受刃6a,6bに対向させて、各々の回転径が同径で、か
つ、前記大径の回転受刃6aよりも大きい回転径をもつ回
転刃8を配設すると共に、前記大径回転受刃6aと回転刃
8とが重合する状態と前記小径回転受刃6bと回転刃8と
が重合する状態とに切換変更できるよう両回転軸5,7を
相対接近離間調節可能に構成してあることを特徴とする
ものである。
高速回転刃機構3bと低速回転受刃機構3aとを、第2図の
如く近接させた状態にしておき、そして、その両者間に
脱穀済排稈を供給すると、高速側の各回転刃8…と低速
側の大小の回転受刃6a…6b…とが共に重合し両者の協働
により茎稈を短かく切断することができる。、又、第3
図の如く両機構3a,3bを離した状態にすると、低速側の
大径の回転受刃6a…とこれに対応する高速側の回転刃8
…との協働作用にて、茎稈を比較的長く切断することが
できる。
如く近接させた状態にしておき、そして、その両者間に
脱穀済排稈を供給すると、高速側の各回転刃8…と低速
側の大小の回転受刃6a…6b…とが共に重合し両者の協働
により茎稈を短かく切断することができる。、又、第3
図の如く両機構3a,3bを離した状態にすると、低速側の
大径の回転受刃6a…とこれに対応する高速側の回転刃8
…との協働作用にて、茎稈を比較的長く切断することが
できる。
従って、本考案によれば、両軸を相対接近若しくは離間
させることによって、茎稈の切断長さを複数段に変更調
節することができるものであるが、特に、この場合、高
速側の回転刃は全て同径であるため、短寸切り時、ある
いは、長寸切り時であっても茎稈に対する低速回転受刃
側への送込み作用力が全てにおいて常に均等、かつ、有
効に働き、高速側の回転刃を大小異径にしたものに比べ
て切断処理能力を大幅に高めることができるものであり
ながら、交互に配設する低速側の回転受刃は、単数枚を
大径受刃6aとし、複数枚を小径受刃6bとした為、切断長
さの不揃いがなく、均等長さに分断することができる。
させることによって、茎稈の切断長さを複数段に変更調
節することができるものであるが、特に、この場合、高
速側の回転刃は全て同径であるため、短寸切り時、ある
いは、長寸切り時であっても茎稈に対する低速回転受刃
側への送込み作用力が全てにおいて常に均等、かつ、有
効に働き、高速側の回転刃を大小異径にしたものに比べ
て切断処理能力を大幅に高めることができるものであり
ながら、交互に配設する低速側の回転受刃は、単数枚を
大径受刃6aとし、複数枚を小径受刃6bとした為、切断長
さの不揃いがなく、均等長さに分断することができる。
しかも、高速側の回転刃は低速側の大径回転受刃よりも
周速度が大きいため、送込み作用力が強力に働き、切断
性能をより高めることができるに至った。
周速度が大きいため、送込み作用力が強力に働き、切断
性能をより高めることができるに至った。
〔実施例〕 以下本考案の1実施例を図面に基づいて説明する。
図は、コンバインに搭載された脱穀部1の後部に設置さ
れた茎稈切断装置3を示し、この茎稈切断装置3には前
記脱穀部1からの脱穀済茎稈(排ワラ)が排ワラ搬出チ
ェン2を介して横倒れ姿勢で送り込まれるようになって
いる。
れた茎稈切断装置3を示し、この茎稈切断装置3には前
記脱穀部1からの脱穀済茎稈(排ワラ)が排ワラ搬出チ
ェン2を介して横倒れ姿勢で送り込まれるようになって
いる。
前記茎稈切断装置3について詳述すると、前記脱穀部1
側にあって、排ワラと平行する姿勢で横架される低速回
転軸5に、円盤型回転受刃6…を軸芯方向適当間隔おき
に並置固着してなる低速回転受刃機構3aと、前記回転軸
5よりも外側であって、この回転軸5と平行横架された
高速回転軸7に、円盤型回転刃8…を軸芯方向適当間隔
おきに並置固着してなる高速回転刃機構3bとが対向配置
されている。
側にあって、排ワラと平行する姿勢で横架される低速回
転軸5に、円盤型回転受刃6…を軸芯方向適当間隔おき
に並置固着してなる低速回転受刃機構3aと、前記回転軸
5よりも外側であって、この回転軸5と平行横架された
高速回転軸7に、円盤型回転刃8…を軸芯方向適当間隔
おきに並置固着してなる高速回転刃機構3bとが対向配置
されている。
そして、前記低速回転受刃機構3aが、大径受刃6a…と小
径受刃6bとを交互に配置する状態で構成され、前記高速
回転刃機構3bは各回転刃8…が全て同径で、しかも、前
記大径の回転受刃6aよりも大きく構成されると共に、該
大径受刃6a…及び小径受刃6b…のそれぞれに対向配置さ
れている。
径受刃6bとを交互に配置する状態で構成され、前記高速
回転刃機構3bは各回転刃8…が全て同径で、しかも、前
記大径の回転受刃6aよりも大きく構成されると共に、該
大径受刃6a…及び小径受刃6b…のそれぞれに対向配置さ
れている。
9は入力軸で、外端に固着した入力プーリ10に脱穀部か
らの動力が伝達されることにより回転駆動され、この入
力軸9に固着された伝動スプロケット11と前記高速回転
軸7に固着されたスプロケット12とにテンションスプロ
ケットを介してチェン13が巻回され、また、前記入力軸
9に固着された小径の伝動ギヤ14と前記低速回転軸5に
固着された大径の伝動ギヤ15とが噛合されて、両軸5,7
が互いに内向き反対方向に回転し得るよう連動構成され
ている。
らの動力が伝達されることにより回転駆動され、この入
力軸9に固着された伝動スプロケット11と前記高速回転
軸7に固着されたスプロケット12とにテンションスプロ
ケットを介してチェン13が巻回され、また、前記入力軸
9に固着された小径の伝動ギヤ14と前記低速回転軸5に
固着された大径の伝動ギヤ15とが噛合されて、両軸5,7
が互いに内向き反対方向に回転し得るよう連動構成され
ている。
そして、前記高速回転軸7が、カッターケース16に設け
た支軸17を中心とする長孔18を介して前記低速回転軸5
に対する遠近方向に揺動可能に支承されると共に、接近
状態若しくは離間状態に調節されたのちは、ロックピン
19を介してその状態が固定されるように構成されてい
る。
た支軸17を中心とする長孔18を介して前記低速回転軸5
に対する遠近方向に揺動可能に支承されると共に、接近
状態若しくは離間状態に調節されたのちは、ロックピン
19を介してその状態が固定されるように構成されてい
る。
図はこの考案の1実施例を示すもので、第1図は茎稈切
断装置の縦断側面図、第2図及び第3図は、切断長さ切
換え状態を示す展開縦断背面図である。 3は、茎稈切断装置、3aは低速回転受刃機構、3bは高速
回転刃機構、5は低速回転軸、6は回転受刃、6aは大径
受刃、6bは小径受刃、7は高速回転軸、8は回転刃を示
す。
断装置の縦断側面図、第2図及び第3図は、切断長さ切
換え状態を示す展開縦断背面図である。 3は、茎稈切断装置、3aは低速回転受刃機構、3bは高速
回転刃機構、5は低速回転軸、6は回転受刃、6aは大径
受刃、6bは小径受刃、7は高速回転軸、8は回転刃を示
す。
Claims (1)
- 【請求項1】回転差を有する平行な一対の低速回転軸5
及び高速回転軸7に沿って、一方の低速回転軸5には単
数枚の大径の回転受刃6aと複数枚の小径の回転受刃6bと
を交互に配設し、他方の高速回転軸7には低速側の各受
刃6a,6bに対向させて、各々の回転径が同径でかつ、前
記大径の回転受刃6aよりも大きい回転径をもつ回転刃8
を配設すると共に、前記大径回転受刃6aと回転刃8とが
重合する状態と前記小径回転受刃6bと回転刃8とが重合
する状態とに切替変更できるよう両回転軸5,7を相対接
近離間調節可能に構成してあることを特徴とする茎稈切
断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990080332U JPH0742284Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 茎稈切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990080332U JPH0742284Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 茎稈切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0327931U JPH0327931U (ja) | 1991-03-20 |
JPH0742284Y2 true JPH0742284Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31625296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990080332U Expired - Lifetime JPH0742284Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 茎稈切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742284Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0541661Y2 (ja) * | 1986-08-22 | 1993-10-21 |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP1990080332U patent/JPH0742284Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0327931U (ja) | 1991-03-20 |
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