JPH07222518A - 脱穀機 - Google Patents

脱穀機

Info

Publication number
JPH07222518A
JPH07222518A JP3656694A JP3656694A JPH07222518A JP H07222518 A JPH07222518 A JP H07222518A JP 3656694 A JP3656694 A JP 3656694A JP 3656694 A JP3656694 A JP 3656694A JP H07222518 A JPH07222518 A JP H07222518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handling
handling cylinder
cylinder
barrel
peripheral speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3656694A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nakajima
中島  茂
Koun Fukuyori
弘運 福頼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP3656694A priority Critical patent/JPH07222518A/ja
Publication of JPH07222518A publication Critical patent/JPH07222518A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高性能に脱穀処理することができる扱胴の分
割比及び周速差率を得ること、及び、周速差率に適した
フィードチェーン速度を得る。 【構成】 第1扱胴5に対する第2扱胴6の周速差率V
2 /V1 を、扱胴全長Lに対する第1扱胴5の長さL1
の分割比L1 /Lに、略正比例させる脱穀機、及び第2
扱胴6を第1扱胴5よりも高速回転するように伝動装置
に連動連結した脱穀機において、フィードチェーン2の
速度を、第2扱胴6の分割比L2 /Lと第1扱胴5に対
する第2扱胴6の周速差率V2 /V1 とに略正比例させ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は稲、麦又はその他の農作
物を脱穀処理する脱穀機に関する。
【0002】
【従来技術】従来、扱室内に扱胴を軸架し、この扱胴と
平行な扱口に沿ってフィードチェーンを設け、前記扱胴
を同じ長さの第1扱胴とそれに続く第2扱胴とにより構
成すると共に該第2扱胴を第1扱胴よりも一定の周速差
率で高速回転するように伝動装置に連動連結した脱穀機
を特開平3−127907号にて既に提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の脱穀機は、
第1扱胴よりも、第2扱胴を高速に回転させることによ
り扱胴長さを過大にしなくとも確実にかつ高能率に脱粒
処理を行うことができる。しかし、扱胴の長さ及び直径
は、脱穀機の大きさ、又は、機種等により種々異なる。
ところが、従来のように第1扱胴と第2扱胴との分割比
を1/2とし、周速差率を一定にすると、脱穀処理が不
足して扱ぎ残しを生じたり、脱穀処理が過度になって穀
粒損傷を起こしたりした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、扱室内に扱胴
を軸架し、この扱胴と平行な扱口に沿ってフィードチエ
ンを設け、前記扱胴を前後に分割して前部のものを第1
扱胴、後部のものを第2扱胴とし、該第2扱胴を第1扱
胴よりも高速回転するように伝動装置に連動連結した脱
穀機において、単胴型扱胴の周速(V1 )を1とした場
合、第1扱胴の周速(V1 )を1となし、第1扱胴に対
する第2扱胴の周速差率(V2 /V1 )を、扱胴全長
(L)に対する第1扱胴の長さ(L1 )の分割比(L1
/L)に、L1 /Lが0.2では略1.1〜1.2にな
り,0.8にて略1.4〜1.7になるように略正比例
させるか、又は、前記フィードチェーンの速度Vを、第
2扱胴の分割比L2 /Lと第1扱胴に対する第2扱胴の
周速差率(V2 /V1 )とに略正比例させるようにして
前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】脱穀処理する穀稈等の収穫物の穂側を供給口か
ら扱室内に挿入し、株元側はフィードチエンと挟扼レー
ルの始端に供給すると、穂部は低速回転する第1扱胴に
より急速に脱粒処理され、それに続く第2扱胴は高速回
転しながら残留する穀粒を実質的にすべて脱粒すると共
に扱下し物を急速に処理する。その際、分割比(L1
L)が小さい場合は、低速回転する分割比の小なる第1
扱胴が脱粒処理してから分割比の大なる第2扱胴が小さ
い増速率にて増速された状態で長い処理行程で確実に脱
粒処理すると共に長藁や穂切れの処理を十分に行う。ま
た、分割比(L1 /L)を大にすると、低速回転する第
1扱胴による処理行程が長くなり、穀粒損傷を最小限に
留めながら短いが増速率の大なる第2扱胴により長藁や
補切れの処理を確実に行うことができる。
【0006】更に、フィードチェーンの速度をL2 /L
とV2 /V1 とにほぼ正比例させた場合、それらの比率
を小さくすると、フィードチェーンの速度が遅くなって
第2扱胴の増速率が小さくとも適正な扱歯作用指数を得
ることができ、前記両比率を大にすると、第2扱胴の長
さも増速率も大であるが、フィードチェーンの搬送速度
が速くなって扱歯作用指数を過不足なく確保し得うるこ
ととなり、それにより扱ぎ残しを防止することができる
と共に、過度に脱穀処理されることがなく、穀粒の損傷
を防止しながら確実な脱穀処理を行うことができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面に示すコンバイン用
の脱穀機について説明すると、1は扱室内に前後方向に
して軸架した扱胴であって、従来のものと同様、外周に
は多数の扱歯4・・・を植設し、扱室の前方には供給口
を、後方に排稈口を有し、扱口の外側にはフィードチェ
ーン2と挟扼レールからなる挟持搬送装置を設けてあ
る。
【0008】前記扱胴1は第1扱胴3と第2扱胴5とに
前後に分割してあり、この第2扱胴5の第2扱胴軸6
は,前壁8にまで延出していて、その中間部は剛性を高
めるべく長い大径の筒軸6aにて構成されており、その
延出部は、筒軸からなる第1扱胴軸12に貫挿した状態
で前端部をベアリング10を介して回転自在に支承さ
れ、後部は後壁8aにベアリング11を介して回転自在
に支承し、第1扱胴軸12は、その前端部を前壁8に固
定した伝動ケース7と第2扱胴軸6の筒軸6aとにベア
リング13,14を介して回転自在に支承してある。ま
た、第1扱胴3後端の1列の扱歯4a・・及び第2扱胴
5の前部の2列の扱歯4b・・は穀稈を排稈口側へ移行
させるリード角を有しており、それらの高さを、例え
ば、第1列の扱歯4b・・は通常の扱歯4の高さの略1
/2とし、第2列の扱歯4b・・は通常の扱歯4と第1
列の扱歯4bとの中間の高さにする等、前部の扱歯4b
を順次低くする。その際、後部のものを通常の扱歯4の
高さまで順次高くするように第3列以上にしても良い。
【0009】そして、入力プーリー15を有する入力軸
16は、傘歯車17,18を介して中間軸20に伝動
し、それに一体回転するように取付けた駆動大スプロケ
ット21及び駆動小スプロケット22は、第2扱胴軸6
に回転自在に支承した従動小スプロケット23及び第1
扱胴軸12にキー止めして一体回転するようにした従動
大スプロケット24にチェーン25,26を介して連動
連結され、上記従動小スプロケット23と従動大スプロ
ケット24の対向面にクラッチ爪を設け、それらの間に
は爪クラッチ27を摺動自在にスプライン嵌合させてあ
るので、該爪クラッチ27を従動小スプロケット23の
クラッチ爪に噛合させると、第2扱胴5は第1扱胴3よ
りも高速に回転し、種子を収穫する場合のように穀粒が
損傷するのを極度に抑制するような場合は、従動大スプ
ロケット24のクラッチ爪に噛合させると第2扱胴5は
第1扱胴3と同速、つまり低速で回転する。また、前記
第1扱胴軸12の後端に取付けたスプロケット28は、
ギヤケース29、カウタシャフト30、チェーン31、
スプロケット33a,33b及びフィードチェーン駆動
軸32を介して前記フィードチェーン2を駆動する。
【0010】次に扱胴1の長さL、第1扱胴3の長さL
1 、第2扱胴5の長さL2 、それらの周速V1 ,V2
びフィードチェーン2の搬送速度Vの関係について説明
すると、V1 は分割しない通常の扱胴の周速と略同一の
14m/sec程度であって、図3に示すごとく、扱胴
1に対する第1扱胴3の分割比L1 /Lが0.2である
と、試験結果によれば、第2扱胴の周速V2 が15.5
〜16.5m/secとなり、L1 /Lが0.8である
と、第2扱胴5の周速V2 が20〜24m/secにな
って正比例するように設定するとよい。而して、扱胴1
の分割比L1 /L、及びV1 を14m/secとした場
合の第2扱胴5の周速を図3に示す扇形の斜線の範囲内
に設定すると、扱胴長さの長短に拘らず、扱ぎ残しや穀
粒損傷を生ずることなく高性能に脱穀処理することがで
き、また周速差率(V2 /V1 )は、前記駆動小スプロ
ケット22と従動大スプロケット24の歯数比を選択に
より変更する。なお、L1 /L=0.2は実用上の最小
値であり、また、0.8は同上最大値である。
【0011】また、フィードチェーン2の搬送速度Vm
/secは、次のように設定する。V0 をNBZ/60
C(但し、B;扱室幅,N;扱胴回転数,Z;扱歯本
数,C;扱歯作用指数)とした場合(通常、0.3〜
0.9m/sec)、フィードチェーン速度Vを、V0
に、V2 /V1 ×(1+L2 /L))の平方根を乗じた
ものとする。このように設定すると、高速回転する第2
扱胴5の処理性能に適合したフィードチェーン速度を得
ることができ、扱胴1に接する穀稈層が過度に厚くなら
ないようにして、扱ぎ残しや穀粒損傷を防止しながら高
性能な脱穀処理を行うことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、扱室内に扱胴1を軸架し、こ
の扱胴1と平行な扱口に沿ってフィードチエン2を設
け、前記扱胴1を前後に分割して前部のものを第1扱胴
3、後部のものを第2扱胴5とし、該第2扱胴5を第1
扱胴3よりも高速回転するように伝動装置に連動連結し
た脱穀機において、単胴型扱胴の周速(V1 )を1とし
た場合、第1扱胴3の周速(V1 )を1となし、第1扱
胴3に対する第2扱胴5の周速差率(V2 /V1 )を、
扱胴全長(L)に対する第1扱胴3の長さ(L1 )の分
割比(L1 /L)に、L1 /Lが0.2では略1.1〜
1.2になり,0.8にて略1.4〜1.7になるよう
に略正比例させるので、扱胴1の長さその他の要因に応
じて第2扱胴5の分割比率と周速差率を前記範囲内にて
簡単に設定することができ、それにより扱ぎ残しや穀粒
損傷を防止しながら、処理性能を向上することができ
る。また、前記フィードチェーン2の速度Vを、第2扱
胴5の分割比L2 /Lと第1扱胴3に対する第2扱胴5
の周速差率(V2 /V1 )とに略正比例させることによ
り、第1扱胴3と第2扱胴5の分割比及び周速差率に適
したフィードチェーン速度を極めて簡単に得ることがで
き、処理能力を向上すべく、第2扱胴5を長くしたり、
高速回転させた時、フィードチェーン2が高速になって
扱胴1に対する穀稈の層が薄くなり、それにより稈切
れ、穂切れ、扱ぎ残し等が生じないようにしながら、高
能率に脱穀処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】扱胴及び伝動装置の断面図である。
【図2】扱胴及びフィードチェーンの伝動系統図であ
る。
【図3】扱胴の分割比と周速を示す図面である。
【符号の説明】
1 扱胴 2 フィードチエン 3 第1扱胴 5 第2扱胴 6 第2扱胴軸 7 伝動ケース 12 第1扱胴軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室内に扱胴1を軸架し、この扱胴1と
    平行な扱口に沿ってフィードチェーン2を設け、前記扱
    胴1を前後に分割して前部のものを第1扱胴3、後部の
    ものを第2扱胴5とし、該第2扱胴5を第1扱胴3より
    も高速回転するように伝動装置に連動連結した脱穀機に
    おいて、単胴型扱胴の周速(V1 )を1とした場合、第
    1扱胴3の周速(V1 )を1となし、第1扱胴3に対す
    る第2扱胴5の周速差率(V2 /V1 )を、扱胴全長
    (L)に対する第1扱胴3の長さ(L1 )の分割比(L
    1 /L)に、L1 /Lが0.2では略1.1〜1.2に
    なり,0.8にて略1.4〜1.7になるように略正比
    例させることを特徴とする脱穀機。
  2. 【請求項2】 扱室内に扱胴1を軸架し、この扱胴1と
    平行な扱口に沿ってフィードチェーン2を設け、前記扱
    胴1を前後に分割して前部のものを第1扱胴3、後部の
    ものを第2扱胴5とし、該第2扱胴5を第1扱胴3より
    も高速回転するように伝動装置に連動連結した脱穀機に
    おいて、前記フィードチェーン2の速度Vを、第2扱胴
    5の分割比L2 /Lと第1扱胴3に対する第2扱胴5の
    周速差率(V2 /V1 )とに略正比例させるようにした
    ことを特徴とする脱穀機。
JP3656694A 1994-02-09 1994-02-09 脱穀機 Pending JPH07222518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3656694A JPH07222518A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 脱穀機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3656694A JPH07222518A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 脱穀機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07222518A true JPH07222518A (ja) 1995-08-22

Family

ID=12473319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3656694A Pending JPH07222518A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 脱穀機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07222518A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114532077A (zh) * 2022-02-22 2022-05-27 蓝子煜 一种自适应旋转式玉米脱粒机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114532077A (zh) * 2022-02-22 2022-05-27 蓝子煜 一种自适应旋转式玉米脱粒机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU745410B2 (en) Cutting device
CN207653021U (zh) 收割机的输送装置及联合收割机
JPH01120223A (ja) 全稈投入型脱穀装置
JPH07222518A (ja) 脱穀機
KR100288317B1 (ko) 탈곡장치
JPH1175508A (ja) 脱穀機の脱穀部構造
JP3432569B2 (ja) 脱穀機における扱胴伝動装置
JP3402731B2 (ja) 脱穀機の扱胴
JP3285445B2 (ja) 脱穀機の扱胴
JPH09191759A (ja) 脱穀装置の扱胴駆動構造
JPH0730016U (ja) 脱穀装置
JP2017184688A (ja) 自脱型コンバインの脱穀装置
JP2870981B2 (ja) コンバインの刈取穀稈搬送供給装置
JP4400056B2 (ja) コンバイン
JP2851324B2 (ja) 脱穀機
JP2821734B2 (ja) 脱穀機における扱胴
JPH0742284Y2 (ja) 茎稈切断装置
JP3601048B2 (ja) 脱穀装置
JP4012427B2 (ja) 汎用コンバインのスクリュー型扱胴を有する脱穀装置
JPH0737480Y2 (ja) コンバインの脱穀側排藁装置
JPH0239822A (ja) 全稈投入型コンバイン
JPH06253661A (ja) コンバインの扱胴構造
JPH07222520A (ja) コンバイン用脱穀機
JPH11206237A (ja) 脱穀機における扱胴
JPH0630639A (ja) コンバインの伝動構造