JPH06253661A - コンバインの扱胴構造 - Google Patents
コンバインの扱胴構造Info
- Publication number
- JPH06253661A JPH06253661A JP4233793A JP4233793A JPH06253661A JP H06253661 A JPH06253661 A JP H06253661A JP 4233793 A JP4233793 A JP 4233793A JP 4233793 A JP4233793 A JP 4233793A JP H06253661 A JPH06253661 A JP H06253661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handling
- threshing
- cylinder
- split
- threshing cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 扱胴の後半部での脱穀処理能力を高め、処理
物量等の条件に応じて扱処理箇所における処理物の滞留
性能を適宜調整できるコンバインの扱胴構造。 【構成】 前後向き軸芯周りで回転駆動される扱胴8を
前後に分割された状態で扱室7内に架設支持し、扱胴8
のうち前がわに位置する分割扱胴8Aよりも後がわに位
置する分割扱胴8Bを高速駆動する駆動機構19を備
え、前がわに位置する分割扱胴8Aに対応する扱室7の
内壁部分に設けた第1送塵弁17と、後がわに位置する
分割扱胴8Bに対応する扱室7の内壁部分に設けた第2
送塵弁18とを、それぞれ独立に処理物送り姿勢を変更
可能に構成してある。
物量等の条件に応じて扱処理箇所における処理物の滞留
性能を適宜調整できるコンバインの扱胴構造。 【構成】 前後向き軸芯周りで回転駆動される扱胴8を
前後に分割された状態で扱室7内に架設支持し、扱胴8
のうち前がわに位置する分割扱胴8Aよりも後がわに位
置する分割扱胴8Bを高速駆動する駆動機構19を備
え、前がわに位置する分割扱胴8Aに対応する扱室7の
内壁部分に設けた第1送塵弁17と、後がわに位置する
分割扱胴8Bに対応する扱室7の内壁部分に設けた第2
送塵弁18とを、それぞれ独立に処理物送り姿勢を変更
可能に構成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後向き軸芯周りで回
転駆動される扱胴を脱穀装置内に架設支持したコンバイ
ンの扱胴構造に関する。
転駆動される扱胴を脱穀装置内に架設支持したコンバイ
ンの扱胴構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のコンバインの扱胴構
造にあっては、例えば特開平4−360617号公報に
開示されたもののように、一連の扱胴を脱穀装置内に前
後向きに架設し、その架設した前後軸芯周りで回転駆動
されるようにしたものが周知である。
造にあっては、例えば特開平4−360617号公報に
開示されたもののように、一連の扱胴を脱穀装置内に前
後向きに架設し、その架設した前後軸芯周りで回転駆動
されるようにしたものが周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、刈り取られ
た穀稈は脱穀装置の前方から導入され、扱胴に螺旋配置
された扱歯及び送塵弁によって後方に移送しながら穀稈
を扱処理するのであって、扱胴の前半部分では処理物量
が多いことから攪拌作用が比較的良好に働くことになる
が、排ワラ等の量が少なくなる扱胴の後半部分では攪拌
作用が弱くなって扱処理能力が低下してしまい、刺さり
籾として排ワラと共に穀粒が排出される虞れがあった。
更に、処理物量や刈取処理物の種類、濡れ具合等に応じ
て扱室内での処理物の滞留時間を適宜調整したりするこ
とが、良好な脱穀処理をする上で望まれていた。本発明
は、上記実情に鑑みてなされたものであって、扱胴の後
半部での脱穀処理能力を高めることができるとともに、
処理物量等の条件に応じて扱処理箇所における処理物の
滞留性能を適宜調整できるコンバインの扱胴構造の提供
を目的とする。
た穀稈は脱穀装置の前方から導入され、扱胴に螺旋配置
された扱歯及び送塵弁によって後方に移送しながら穀稈
を扱処理するのであって、扱胴の前半部分では処理物量
が多いことから攪拌作用が比較的良好に働くことになる
が、排ワラ等の量が少なくなる扱胴の後半部分では攪拌
作用が弱くなって扱処理能力が低下してしまい、刺さり
籾として排ワラと共に穀粒が排出される虞れがあった。
更に、処理物量や刈取処理物の種類、濡れ具合等に応じ
て扱室内での処理物の滞留時間を適宜調整したりするこ
とが、良好な脱穀処理をする上で望まれていた。本発明
は、上記実情に鑑みてなされたものであって、扱胴の後
半部での脱穀処理能力を高めることができるとともに、
処理物量等の条件に応じて扱処理箇所における処理物の
滞留性能を適宜調整できるコンバインの扱胴構造の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるコンバイ
ンの扱胴構造は、上記目的を達成するために、前後向き
軸芯周りで回転駆動される扱胴を前後に分割された状態
で脱穀装置内に架設支持し、前記扱胴のうち前がわに位
置する分割扱胴よりも後がわに位置する分割扱胴を高速
駆動する駆動機構を備えるとともに、前記前がわに位置
する分割扱胴に対応する前記扱室の内壁部分に設けた第
1送塵弁と、前記後がわに位置する分割扱胴に対応する
前記扱室の内壁部分に設けた第2送塵弁とを、それぞれ
独立に処理物送り姿勢を変更可能に構成してあることを
特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は次
の通りである。
ンの扱胴構造は、上記目的を達成するために、前後向き
軸芯周りで回転駆動される扱胴を前後に分割された状態
で脱穀装置内に架設支持し、前記扱胴のうち前がわに位
置する分割扱胴よりも後がわに位置する分割扱胴を高速
駆動する駆動機構を備えるとともに、前記前がわに位置
する分割扱胴に対応する前記扱室の内壁部分に設けた第
1送塵弁と、前記後がわに位置する分割扱胴に対応する
前記扱室の内壁部分に設けた第2送塵弁とを、それぞれ
独立に処理物送り姿勢を変更可能に構成してあることを
特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は次
の通りである。
【0005】
【作用】即ち、扱胴を前後に分割して、その分割扱胴の
うち後がわに位置するものの駆動を前がわに位置するも
のより高速にするから、後がわの分割扱胴での処理物に
対する攪拌作用は処理物量が少なくても十分なされるこ
とになる。又、各分割扱胴に対する送塵弁を独立して処
理物送り姿勢を変更可能に構成してあるから、例えば脱
穀処理物量自体多い場合には前がわの分割扱胴での処理
物滞留時間を比較的短くしたりできるとともに、処理物
の濡れ具合等に応じて後がわの分割扱胴での処理物滞留
時間を長くしたりできる。
うち後がわに位置するものの駆動を前がわに位置するも
のより高速にするから、後がわの分割扱胴での処理物に
対する攪拌作用は処理物量が少なくても十分なされるこ
とになる。又、各分割扱胴に対する送塵弁を独立して処
理物送り姿勢を変更可能に構成してあるから、例えば脱
穀処理物量自体多い場合には前がわの分割扱胴での処理
物滞留時間を比較的短くしたりできるとともに、処理物
の濡れ具合等に応じて後がわの分割扱胴での処理物滞留
時間を長くしたりできる。
【0006】
【発明の効果】従って、処理物量が少なくなる状態で扱
処理がなされる扱胴の後半部分においては扱胴の駆動速
度が高速でなされるので、処理物に対する攪拌作用は十
分なされることになり、刺さり籾等の発生による穀粒回
収不良を解消できるとともに、各送塵弁により、前がわ
の分割扱胴箇所や後がわの分割扱胴箇所での処理物滞留
時間を送塵弁の送り姿勢を適宜変更調節することで、脱
穀処理条件に応じて良好な脱穀処理がなされるようにで
きるに至った。
処理がなされる扱胴の後半部分においては扱胴の駆動速
度が高速でなされるので、処理物に対する攪拌作用は十
分なされることになり、刺さり籾等の発生による穀粒回
収不良を解消できるとともに、各送塵弁により、前がわ
の分割扱胴箇所や後がわの分割扱胴箇所での処理物滞留
時間を送塵弁の送り姿勢を適宜変更調節することで、脱
穀処理条件に応じて良好な脱穀処理がなされるようにで
きるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図5に、全稈投入型コンバインを示している。こ
のコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1で
支持された機体フレーム2に、脱穀装置3、操縦部4、
穀粒回収部5及び原動部を搭載装備するとともに、機体
前部に刈取前処理部6を装着して構成している。
する。図5に、全稈投入型コンバインを示している。こ
のコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1で
支持された機体フレーム2に、脱穀装置3、操縦部4、
穀粒回収部5及び原動部を搭載装備するとともに、機体
前部に刈取前処理部6を装着して構成している。
【0008】脱穀装置3は、図1に示すように、刈取前
処理部6で刈り取られ後方に搬送された穀稈を扱室7内
に導入するようにしており、その穀稈を脱穀処理するた
めの扱胴8を扱室7内に前後に架設しているとともに、
扱胴8の下方には処理物を漏下させるコンケーブ9を張
設し、コンケーブ9の下方には漏下処理物を一番物と二
番物とに選別する選別装置10を配設して構成してい
る。
処理部6で刈り取られ後方に搬送された穀稈を扱室7内
に導入するようにしており、その穀稈を脱穀処理するた
めの扱胴8を扱室7内に前後に架設しているとともに、
扱胴8の下方には処理物を漏下させるコンケーブ9を張
設し、コンケーブ9の下方には漏下処理物を一番物と二
番物とに選別する選別装置10を配設して構成してい
る。
【0009】又、図2に示すように、原動部から脱穀装
置3への伝動系に介装された伝動ケース11内には、穀
粒回収部5から穀粒を排出するためのアンローダ装置1
2への伝動の入り切りを行う咬合クラッチ13と、脱穀
装置3や刈取前処理部6への伝動の入り切りを行う湿式
摩擦クラッチ14とを配設している。
置3への伝動系に介装された伝動ケース11内には、穀
粒回収部5から穀粒を排出するためのアンローダ装置1
2への伝動の入り切りを行う咬合クラッチ13と、脱穀
装置3や刈取前処理部6への伝動の入り切りを行う湿式
摩擦クラッチ14とを配設している。
【0010】前記扱胴8は、図1に示すように、比較的
長い前がわ分割扱胴8Aと後がわ分割扱胴8Bとに前後
に2分割されている。そして、前がわ分割扱胴8Aの扱
胴本体の外周には扱歯15‥を螺旋配置するとともに、
後がわ分割扱胴8Bには扱歯の一例としてのワラ切り刃
16‥を螺旋配置している。又、前がわ分割扱胴8Aの
配設箇所に対応した扱室8の天井面部と、後がわ分割扱
胴8Bの配設箇所に対応した扱室8の天井面部とには、
それぞれ、第1送塵弁17と第2送塵弁18とを配設し
ている。これら第1送塵弁17、第2送塵弁18は、そ
れぞれ、前後方向に対して傾斜揺動自在に構成してお
り、その傾斜姿勢の変更調節により脱穀処理物の送り量
調節、つまり脱穀処理物の各分割扱胴8A,8Bでの滞
留時間調節を行える。特に、第2送塵弁18は、その傾
斜姿勢の変更調節により前記ワラ切り刃16‥との協働
でワラ切断可能なワラ切断姿勢と、ワラの切断を行わな
い単なる送り作用のみ働く非切断姿勢とに切換可能にし
ている。
長い前がわ分割扱胴8Aと後がわ分割扱胴8Bとに前後
に2分割されている。そして、前がわ分割扱胴8Aの扱
胴本体の外周には扱歯15‥を螺旋配置するとともに、
後がわ分割扱胴8Bには扱歯の一例としてのワラ切り刃
16‥を螺旋配置している。又、前がわ分割扱胴8Aの
配設箇所に対応した扱室8の天井面部と、後がわ分割扱
胴8Bの配設箇所に対応した扱室8の天井面部とには、
それぞれ、第1送塵弁17と第2送塵弁18とを配設し
ている。これら第1送塵弁17、第2送塵弁18は、そ
れぞれ、前後方向に対して傾斜揺動自在に構成してお
り、その傾斜姿勢の変更調節により脱穀処理物の送り量
調節、つまり脱穀処理物の各分割扱胴8A,8Bでの滞
留時間調節を行える。特に、第2送塵弁18は、その傾
斜姿勢の変更調節により前記ワラ切り刃16‥との協働
でワラ切断可能なワラ切断姿勢と、ワラの切断を行わな
い単なる送り作用のみ働く非切断姿勢とに切換可能にし
ている。
【0011】次に、扱胴8を回転駆動する駆動機構19
について説明する。図1に示すように、前がわ分割扱胴
8Aは、扱室7の前側壁7aと後側壁7bとにベアリン
グ20,21で支持架設した1本の回転軸22に直接連
結しているとともに、後がわ分割扱胴8Bは、ベアリン
グ23,24を介して回転軸22に対して遊転状態に支
持している。そして、回転軸22の後側壁7bより後方
に延出された端部には、回転軸22を回転駆動するため
のベルト伝動用プーリ25を設けている。後がわ分割扱
胴8Bから後方に延出した筒ボス部材26は、後側壁7
bと前記回転軸22との間に介装したベアリング21と
ベアリング24で保持させているとともに、筒ボス部材
26の延出された端部には、ベルト伝動用プーリ27を
連設している。ベルト伝動用プーリ27とベルト伝動用
プーリ25とは、同軸芯周りで回転駆動されるように前
後に並設されているとともに、それらに巻き掛ける伝動
ベルト28,29は、同一巻き掛け径の駆動プーリ3
0,30に巻き掛けており、図1に示すように、ベルト
伝動用プーリ27の巻き掛け径はベルト伝動用プーリ2
5の巻き掛け径より小に設定しているので、後がわ分割
扱胴8Aの方が前がわ分割扱胴8Bより高速で回転する
ことになる。ここで、回転軸22、ベルト伝動用プーリ
25,27、伝動ベルト28,29、駆動プーリ30,
30は駆動機構19を構成している。
について説明する。図1に示すように、前がわ分割扱胴
8Aは、扱室7の前側壁7aと後側壁7bとにベアリン
グ20,21で支持架設した1本の回転軸22に直接連
結しているとともに、後がわ分割扱胴8Bは、ベアリン
グ23,24を介して回転軸22に対して遊転状態に支
持している。そして、回転軸22の後側壁7bより後方
に延出された端部には、回転軸22を回転駆動するため
のベルト伝動用プーリ25を設けている。後がわ分割扱
胴8Bから後方に延出した筒ボス部材26は、後側壁7
bと前記回転軸22との間に介装したベアリング21と
ベアリング24で保持させているとともに、筒ボス部材
26の延出された端部には、ベルト伝動用プーリ27を
連設している。ベルト伝動用プーリ27とベルト伝動用
プーリ25とは、同軸芯周りで回転駆動されるように前
後に並設されているとともに、それらに巻き掛ける伝動
ベルト28,29は、同一巻き掛け径の駆動プーリ3
0,30に巻き掛けており、図1に示すように、ベルト
伝動用プーリ27の巻き掛け径はベルト伝動用プーリ2
5の巻き掛け径より小に設定しているので、後がわ分割
扱胴8Aの方が前がわ分割扱胴8Bより高速で回転する
ことになる。ここで、回転軸22、ベルト伝動用プーリ
25,27、伝動ベルト28,29、駆動プーリ30,
30は駆動機構19を構成している。
【0012】上記構成により、前がわ分割扱胴8Aより
も後がわ分割扱胴8Bは高速で駆動されるので、処理物
量が減少した扱室7後半部分でも処理物に対して十分攪
拌作用を与えることができるとともに、ワラ切り刃16
によって排ワラの切断処理も行うことができる。又、第
1送塵弁17、第2送塵弁18のそれぞれは独立してそ
の処理物送り姿勢、つまり、各送塵弁17,18を構成
する送塵板17a,18aの前後方向に対する傾斜姿勢
を変更調節することで脱穀処理量等に応じて各分割扱胴
8A,8Bにおける脱穀処理物の滞留時間を適宜変更で
きる。
も後がわ分割扱胴8Bは高速で駆動されるので、処理物
量が減少した扱室7後半部分でも処理物に対して十分攪
拌作用を与えることができるとともに、ワラ切り刃16
によって排ワラの切断処理も行うことができる。又、第
1送塵弁17、第2送塵弁18のそれぞれは独立してそ
の処理物送り姿勢、つまり、各送塵弁17,18を構成
する送塵板17a,18aの前後方向に対する傾斜姿勢
を変更調節することで脱穀処理量等に応じて各分割扱胴
8A,8Bにおける脱穀処理物の滞留時間を適宜変更で
きる。
【0013】次に、別実施例を説明する。尚、上記実施
例と同一構造については説明を省略するとともに、同一
符号を用いる。図4に示すように、脱穀装置3の扱室7
の前側壁7aと後側壁7bとにわたって前後向き軸芯周
りで回転自在に回転軸31を架設支持するとともに、こ
の回転軸31の扱室7内における前半部にはキー連結し
た状態で前がわ分割扱胴8Aを設け、後半部にはベアリ
ング32,33を介して後がわ分割扱胴8Bを遊転状態
で設けている。回転軸31の前端部は前側壁7aより前
方に延出されており、この回転軸31を回転駆動するた
めの第1ベルト伝動機構34を設けている。回転軸31
の後端部は後側壁7bより後方に延出した状態で後面視
3又状に形成されたブラケット35にベアリング支持し
ているとともに、このブラケット35は3又状の端部部
分で後がわ壁7bにボルト連結している。そして、後が
わ分割扱胴8Bから後方に延出された筒ボス部材36の
端部のベルト伝動用プーリ37と、原動部に連動連結さ
れた駆動プーリ38とにわたって伝動ベルト39を張設
して第2ベルト伝動機構40を構成している。第1ベル
ト伝動機構34は、図4に示すように、回転軸31の軸
端のベルト伝動用プーリ41と、原動部に連動連結され
た駆動プーリ42とにわたって伝動ベルト43を張設し
て構成している。ここで、駆動プーリ38と駆動プーリ
42とは、同一の駆動軸で駆動されるものであり、第1
ベルト伝動機構34で回転駆動される前がわ分割扱胴8
Aの回転速度よりも後がわ分割扱胴8Bの回転速度を高
速駆動するように、第1ベルト伝動機構34での駆動プ
ーリ42に対するベルト伝動用プーリ41のベルト巻き
掛け径の比よりも、第2ベルト伝動機構40での駆動プ
ーリ38に対するベルト伝動用プーリ37のベルト巻き
掛け径の比の方が小となるように設定している。尚、具
体的には、前がわ分割扱胴8Aの回転速度を周速におい
て15m/sに設定し、後がわ分割扱胴8Bの回転速度
を周速において25〜30m/sに設定する。
例と同一構造については説明を省略するとともに、同一
符号を用いる。図4に示すように、脱穀装置3の扱室7
の前側壁7aと後側壁7bとにわたって前後向き軸芯周
りで回転自在に回転軸31を架設支持するとともに、こ
の回転軸31の扱室7内における前半部にはキー連結し
た状態で前がわ分割扱胴8Aを設け、後半部にはベアリ
ング32,33を介して後がわ分割扱胴8Bを遊転状態
で設けている。回転軸31の前端部は前側壁7aより前
方に延出されており、この回転軸31を回転駆動するた
めの第1ベルト伝動機構34を設けている。回転軸31
の後端部は後側壁7bより後方に延出した状態で後面視
3又状に形成されたブラケット35にベアリング支持し
ているとともに、このブラケット35は3又状の端部部
分で後がわ壁7bにボルト連結している。そして、後が
わ分割扱胴8Bから後方に延出された筒ボス部材36の
端部のベルト伝動用プーリ37と、原動部に連動連結さ
れた駆動プーリ38とにわたって伝動ベルト39を張設
して第2ベルト伝動機構40を構成している。第1ベル
ト伝動機構34は、図4に示すように、回転軸31の軸
端のベルト伝動用プーリ41と、原動部に連動連結され
た駆動プーリ42とにわたって伝動ベルト43を張設し
て構成している。ここで、駆動プーリ38と駆動プーリ
42とは、同一の駆動軸で駆動されるものであり、第1
ベルト伝動機構34で回転駆動される前がわ分割扱胴8
Aの回転速度よりも後がわ分割扱胴8Bの回転速度を高
速駆動するように、第1ベルト伝動機構34での駆動プ
ーリ42に対するベルト伝動用プーリ41のベルト巻き
掛け径の比よりも、第2ベルト伝動機構40での駆動プ
ーリ38に対するベルト伝動用プーリ37のベルト巻き
掛け径の比の方が小となるように設定している。尚、具
体的には、前がわ分割扱胴8Aの回転速度を周速におい
て15m/sに設定し、後がわ分割扱胴8Bの回転速度
を周速において25〜30m/sに設定する。
【0014】本発明は、次のように実施しても良い。 (イ)扱胴の分割数は3個以上であっても良く、後方に
位置する分割扱胴ほど高速回転されるように構成するこ
と。 (ロ)後がわ分割扱胴に螺旋状に配設される扱歯も前が
わ分割扱胴に設けられる扱歯と同じ形状のものに構成す
ること。 (ハ)後がわの分割扱胴の駆動速度を変速できるように
駆動機構を構成すること。
位置する分割扱胴ほど高速回転されるように構成するこ
と。 (ロ)後がわ分割扱胴に螺旋状に配設される扱歯も前が
わ分割扱胴に設けられる扱歯と同じ形状のものに構成す
ること。 (ハ)後がわの分割扱胴の駆動速度を変速できるように
駆動機構を構成すること。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの脱穀部を示す縦断側面図
【図2】扱胴への伝動系を示す概略説明図
【図3】扱歯の正面図(イ)、扱歯の横断平面図
(ロ)、ワラ切り刃の正面図(ハ)、ワラ切り刃の刃部
の横断平面図(ニ)
(ロ)、ワラ切り刃の正面図(ハ)、ワラ切り刃の刃部
の横断平面図(ニ)
【図4】別実施例の扱胴構造を示す概略説明図
【図5】コンバインを示す全体側面図
7 扱室 8 扱胴 8A 前がわの分割扱胴 8B 後がわの分割扱胴 17 第1送塵弁 18 第2送塵弁 19 駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 史郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 森内 信吉 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 小田原 哲一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 濱谷 功二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (1)
- 【請求項1】 前後向き軸芯周りで回転駆動される扱胴
(8)を前後に分割された状態で扱室(7)内に架設支
持し、前記扱胴(8)のうち前がわに位置する分割扱胴
(8A)よりも後がわに位置する分割扱胴(8B)を高
速駆動する駆動機構(19)を備えるとともに、前記前
がわに位置する分割扱胴(8A)に対応する前記扱室
(7)の内壁部分に設けた第1送塵弁(17)と、前記
後がわに位置する分割扱胴(8B)に対応する前記扱室
(7)の内壁部分に設けた第2送塵弁(18)とを、そ
れぞれ独立に処理物送り姿勢を変更可能に構成してある
コンバインの扱胴構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233793A JPH06253661A (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | コンバインの扱胴構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233793A JPH06253661A (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | コンバインの扱胴構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253661A true JPH06253661A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12633204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4233793A Pending JPH06253661A (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | コンバインの扱胴構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06253661A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006824A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Kubota Corp | 脱穀装置 |
JP2014087314A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 脱穀装置 |
KR20150137378A (ko) * | 2014-05-29 | 2015-12-09 | 대동공업주식회사 | 콤바인의 탈곡장치 |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP4233793A patent/JPH06253661A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006824A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Kubota Corp | 脱穀装置 |
JP4624875B2 (ja) * | 2005-07-01 | 2011-02-02 | 株式会社クボタ | 脱穀装置 |
JP2014087314A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 脱穀装置 |
KR20150137378A (ko) * | 2014-05-29 | 2015-12-09 | 대동공업주식회사 | 콤바인의 탈곡장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3994303A (en) | Axial flow combine having conical augers | |
JP4610573B2 (ja) | コンバイン | |
JP2017086021A (ja) | コンバイン | |
JPH06253661A (ja) | コンバインの扱胴構造 | |
JP4664935B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JPH1175508A (ja) | 脱穀機の脱穀部構造 | |
EP0074354A1 (en) | CEREAL DRIVER. | |
JPH1175496A (ja) | 普通形コンバインの脱穀装置 | |
KR100288317B1 (ko) | 탈곡장치 | |
JP3326347B2 (ja) | コンバインの脱穀装置 | |
JPH11266670A (ja) | 全稈投入型コンバイン | |
JP2507739Y2 (ja) | 脱穀機における伝動装置 | |
JPS6322840Y2 (ja) | ||
JPS6317330Y2 (ja) | ||
JP4012427B2 (ja) | 汎用コンバインのスクリュー型扱胴を有する脱穀装置 | |
JP3601048B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP2507741Y2 (ja) | 脱穀機における脱穀物案内装置 | |
JPH0316433Y2 (ja) | ||
JP2005095074A (ja) | 普通型コンバイン | |
JPH0998649A (ja) | 脱穀機の扱室 | |
JPH07298762A (ja) | 自脱型脱穀装置 | |
JP2556065Y2 (ja) | コンバインの脱穀装置 | |
JPH08308367A (ja) | 軸流型扱胴 | |
JP2000041471A (ja) | 脱穀機の扱胴構造 | |
JP3713885B2 (ja) | 脱穀機 |