JPH08308367A - 軸流型扱胴 - Google Patents

軸流型扱胴

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Publication number
JPH08308367A
JPH08308367A JP11805195A JP11805195A JPH08308367A JP H08308367 A JPH08308367 A JP H08308367A JP 11805195 A JP11805195 A JP 11805195A JP 11805195 A JP11805195 A JP 11805195A JP H08308367 A JPH08308367 A JP H08308367A
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JP
Japan
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threshing
tooth
handling
helical
teeth
Prior art date
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Pending
Application number
JP11805195A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Minami
龍一 南
Yuji Tanaka
祐二 田中
Densaku Sakai
伝作 酒井
Shigeyuki Hayashi
茂幸 林
Seiichi Hanaki
誠一 花木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH08308367A publication Critical patent/JPH08308367A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理物を後方に移送して脱穀する螺旋状扱歯
を扱胴本体に取付けた軸流型扱胴を、前側部分及び後側
部分のいずれにおいても良好に脱穀処理できるものにす
る。 【構成】 処理物を後方に移送して脱穀する螺旋状扱歯
を扱胴本体13に取付けた軸流型扱胴であって、扱胴本
体13の前側部分13aに一条の螺旋状扱歯16を設
け、扱胴本体13の後側部分13bに二条の螺旋状扱歯
17,18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸流型脱穀装置に装備
される軸流型扱胴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軸流型脱穀装置に装備される軸流
型扱胴は、例えば実開平5‐63234号公報や特開平
6‐315316号公報に開示されているように、扱胴
本体の全長に渡って一条又は二条の螺旋状扱歯を等ピッ
チで取付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、螺旋状扱歯の
ピッチを小さくすると、扱室内の処理物量が多い扱胴本
体の前側部分で過負荷気味となって、穀粒損傷、藁屑発
生量の増大、動力損失の増大などを生じやすく、逆に螺
旋状扱歯のピッチを大きくすると、受網からの処理物漏
下がすすんで扱室内の処理物量が少なくなる扱胴本体の
後側部分では摩擦脱穀効率が低下しやすく、扱胴本体の
前側部分及び後側部分のいずれにおいても良好に脱穀処
理できるように改良する余地があった。本発明の目的
は、螺旋状扱歯の改良によって扱胴本体の前側部分及び
後側部分のいずれにおいても良好に脱穀処理できるよう
にし、しかも、そのための手段を製作コスト面で有利な
ものに工夫する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の特
徴構成は、処理物を後方に移送して脱穀する螺旋状扱歯
を扱胴本体に取付けた軸流型扱胴において、扱胴本体の
前側部分に一条の螺旋状扱歯を設け、扱胴本体の後側部
分に前側の前記螺旋状扱歯と同一のリード角で二条の螺
旋状扱歯を設けてあることにある。
【0005】請求項2に係る発明の特徴構成は、請求項
1に係る発明の特徴構成に加えて、扱胴本体の前側部分
に位置する螺旋状扱歯の外周縁に独立扱歯を突設し、扱
胴本体の後側部分に位置する二条の螺旋状扱歯のうち、
前側の螺旋状扱歯に連続する一方の螺旋状扱歯の外周縁
に独立扱歯を突設すると共に、他方の螺旋状扱歯を前記
独立扱歯の先端回転半径とほぼ等しい先端回転半径をも
たらす高さのスクリューのみで形成してあることにあ
る。
【0006】
【作用】請求項1の構成によると、処理物量が多い扱胴
本体の前側部分では一条の螺旋状扱歯によって螺旋状扱
歯のピッチを大きくして、過負荷による穀粒損傷、藁屑
発生量の増大、動力損失の増大を抑制すると同時に、処
理物量が少ない扱胴本体の後側部分では二条の螺旋状扱
歯によって螺旋状扱歯のピッチを小さくして、摩擦脱穀
を効率良く実現でき、したがって、扱胴本体の前側部分
及び後側部分のいずれにおいても良好に脱穀処理でき
る。なお、上記と同様な機能を発揮させるために、扱胴
本体の前側部分と後側部分との亘って一条の螺旋状扱歯
を設けるとともに、前側部分でのピッチを大きく、後側
部分でのピッチを小さくすることも可能であるが、これ
によると前側部分と後側部分とで螺旋状扱歯のリード角
が異なったものとなり、製作コストが高くなるが、本発
明によれば、扱胴本体の前側部分及び後側部分の各螺旋
状扱歯を同一リード角に形成して、螺旋状扱歯の製作コ
ストを低減することが可能である。
【0007】請求項2の構成によると、請求項1の構成
により扱胴本体の前側部分及び後側部分のいずれにおい
ても良好に脱穀処理できる上に、処理物量が少ない扱胴
本体の後側部分では、前側部分の独立扱歯付きの螺旋状
扱歯に連続する独立扱歯付きの螺旋状扱歯のみならず、
独立扱歯の先端回転半径とほぼ等しい先端回転半径をも
たらす高さのスクリューのみから成って摩擦脱穀機能が
優れた螺旋状扱歯を設けてあるから、扱胴本体の後側部
分における摩擦脱穀効率を一層顕著に向上できる。
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明によると、扱胴本体の前
側部分及び後側部分のいずれにおいても良好に脱穀処理
でき、製作コスト面で有利な、脱穀性能及び経済性にお
いて優れた軸流型扱胴を提供できるようになった。
【0009】また、請求項2の発明によると、請求項1
の発明による効果をもたらすとともに、扱胴本体の後側
部分における摩擦脱穀効率が一層向上した軸流型扱胴を
提供できる。
【0010】
【実施例】図1に全稈投入式のコンバインの全体が示さ
れている。このコンバインは、走行機体の前部に上下揺
動操作可能に刈取り前処理部1を連結するとともに、機
体上に軸流型の脱穀装置2を搭載して構成してあり、刈
取り前処理部1には、植立穀稈を引起こす回転リール
3、植立穀稈を後方に掻き込む突起付きベルトからなる
補助搬送装置4、穀稈を掻き込み搬送する回転パッカー
5、株元切断装置6、刈取り穀稈を立姿勢で挟持して後
方上方に向けて挟持搬送する刈取り穀稈搬送装置7、挟
持搬送される穀稈の挟持位置より下方部分を上下2段に
細断して圃場に放出する補助切断装置8a,8b、挟持
搬送されてきた穀稈を横送り合流するオーガ9、およ
び、合流した穀稈を脱穀装置2に供給するフィードコン
ベア10、等を備えてある。
【0011】前記補助切断装置8a,8bは脱着自在に
取付けてあり、長稈の収穫時には、図4に示すように、
不用な株元側の茎稈部分を補助切断装置8a,8bによ
って切断して圃場に放出することで、着粒部側部分だけ
を脱穀装置2に供給し、不要な負荷の発生を抑制すると
ともに、脱穀装置内でのワラ屑の発生を抑えて選別性能
の向上を図り、かつ、圃場に放出する茎稈部分を細断し
ておくことで次期の圃場耕耘作業時に耕耘装置に放出茎
稈が巻き付かないようにする。また、短稈の収穫時に
は、図5に示すように、補助切断装置8a,8bを取り
外すとともにガイド板11を前倒し開放し、株元切断装
置6で切断したままの長さの穀稈を供給する。
【0012】図2に前記脱穀装置2の内部構造が示され
ている。この脱穀装置2は、前記フィードコンベア10
の終端に連通した扱室12に前後方向水平に扱胴本体1
3を軸支し、扱室12の下方に選別部14を配置し、扱
室12から選別部14に処理物を漏下供給する受網15
を設けた構造となっている。
【0013】扱胴本体13の前側部分13aには、スク
リュー16aと独立扱歯16bから成る一条の螺旋状扱
歯16を取付け、扱胴本体13の後側部分13bには、
前側の前記螺旋状扱歯16と同一のリード角で二条の螺
旋状扱歯17,18を取付け、扱胴本体13の駆動回転
に伴って螺旋状扱歯16,17,18の作用で処理物を
脱穀するとともに、螺旋状扱歯16,17,18と扱室
天板の送塵弁19との協働で処理物を後方に移送するよ
うに構成し、処理物を扱室12から排出する羽根20を
扱胴本体13の後端に取付けてある。
【0014】つまり、処理物量が多い扱胴本体前側部分
13aでは一条の螺旋状扱歯16によって螺旋状扱歯1
6のピッチを大きくして、過負荷による穀粒損傷、藁屑
発生量の増大、動力損失の増大を抑制するように構成
し、そして、処理物量が少ない扱胴本体後側部分13b
では二条の螺旋状扱歯17,18によって螺旋状扱歯1
7,18のピッチを小さくして、摩擦脱穀効率を良くす
るように構成してある。また、扱胴本体前側部分13a
及び後側部分13bの螺旋状扱歯16,17,18をそ
れぞれ同一のリード角にして、これら螺旋状扱歯16,
17,18の製作コストを低減するように構成してあ
る。
【0015】ここで、二条の螺旋状扱歯17,18のう
ち、一方の螺旋状扱歯17は前側の螺旋状扱歯16に連
続するものであり、螺旋状扱歯16と同様にスクリュー
17aに独立扱歯17bを突設して構成してある。ま
た、他方の螺旋状扱歯18は、独立扱歯17aの先端回
転半径とほぼ等しい先端回転半径のスクリューのみで構
成してある。
【0016】選別部14には、揺動選別ケース21、風
選用唐箕22、1番物回収用スクリューコンベア23、
2番物回収用スクリューコンベア24を設け、受網15
から漏下供給される脱穀処理物を揺動選別ケース21に
より後方に揺動移送しながら篩い選別および風選別処理
し、穀粒を1番物回収用スクリューコンベア23から図
示しないグレンタンクに送るように構成し、選別不十分
な2番物を2番物回収用スクリューコンベア24から図
示しない還元装置を介して揺動選別ケース21の前部に
戻すように構成してある。
【0017】〔別実施例〕図6に示すように、実施例1
と同様の軸流型脱穀装置において扱胴本体13の後側部
分13bに二条の螺旋状扱歯17,18を設けるに、ス
クリューのみから螺旋状扱歯18を断続形状に、つまり
扱胴本体5の周方向へ90度程度の範囲に渡る部分スク
リューを一周当たり2〜3枚づつ並べた状態に形成し、
かつ、独立扱歯17a付き螺旋状扱歯17とほぼ等しい
高さに形成してある。つまり、実施例1と同様に、処理
物量が多い扱胴本体前側部分5aではピッチの大きい一
条の螺旋状扱歯16によって穀粒損傷、藁屑発生量の増
大、動力損失の増大を抑制し、処理物量が少ない扱胴本
体後側部分13bではピッチの小さい二条の螺旋状扱歯
17,18によって摩擦脱穀効率を良くするように構成
してある。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における脱穀装置の縦断側面図
【図2】実施例1における脱穀部の縦断正面図
【図3】実施例1における刈取前処理部の側面図
【図4】実施例1における刈取形態変更状態での刈取前
処理部の側面図
【図5】実施例2における脱穀装置の縦断側面図
【図6】実施例2における脱穀部の縦断正面図
【符号の説明】
13 扱胴本体 13a 扱胴本体前側部分 13b 扱胴本体後側部分 16 螺旋状扱歯 16b 独立扱歯 17 螺旋状扱歯 17a 独立扱歯 18 螺旋状扱歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 茂幸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 花木 誠一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理物を後方に移送して脱穀する螺旋状
    扱歯を扱胴本体(5)に取付けた軸流型扱胴であって、 扱胴本体(13)の前側部分(13a)に一条の螺旋状
    扱歯(16)を設け、扱胴本体(13)の後側部分(1
    3b)には前側の前記螺旋状扱歯(16)と同一のリー
    ド角で二条の螺旋状扱歯(17,18)を設けてある軸
    流型扱胴。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軸流型扱胴であって、 扱胴本体(13)の前側部分(13a)に位置する螺旋
    状扱歯(16)の外周縁に独立扱歯(16b)を突設
    し、扱胴本体(13)の後側部分(13b)に位置する
    螺旋状扱歯(17,18)のうち、前側の螺旋状扱歯
    (16)に連続する一方の螺旋状扱歯(17)の外周縁
    に独立扱歯(17a)を突設すると共に、他方の螺旋状
    扱歯(18)を前記独立扱歯(17a)の先端回転半径
    とほぼ等しい先端回転半径をもたらす高さのスクリュー
    のみで形成してある軸流型扱胴。
JP11805195A 1995-05-17 1995-05-17 軸流型扱胴 Pending JPH08308367A (ja)

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JP11805195A JPH08308367A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 軸流型扱胴

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JP11805195A JPH08308367A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 軸流型扱胴

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JPH08308367A true JPH08308367A (ja) 1996-11-26

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ID=14726814

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JP11805195A Pending JPH08308367A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 軸流型扱胴

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JP (1) JPH08308367A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017176052A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社クボタ コンバイン
JP2022012792A (ja) * 2020-07-02 2022-01-17 株式会社クボタ 収穫機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017176052A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社クボタ コンバイン
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