JP3285445B2 - 脱穀機の扱胴 - Google Patents
脱穀機の扱胴Info
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Description
物を脱穀処理する脱穀機の扱胴に関する。
平行な扱口に沿ってフィードチエンを設け、前記扱胴を
前後に分割し、前部の第1扱胴の回転数よりも、それに
続く第2扱胴の回転数を大にした脱穀機を特開平3−1
27907号として既に提案した。そして、この脱穀機
の第1扱胴及び第2扱胴の扱歯の植設密度を同一になし
ていた。
第1扱胴よりも、第2扱胴を高速に回転させることによ
り扱胴長さを過大にしなくとも確実にかつ高能率に脱粒
処理を行うことができる。しかし、前記第1扱胴は初期
脱粒時に極めて大きな抵抗が負荷されるので、その扱歯
の植設密度を大きくすることができないところ、第2扱
胴に扱歯の植設密度も第1扱胴と同一にしてあったた
め、高速回転(周速を大にすること)しただけでは刺さ
り粒を充分に回収することができなかった。
を軸架し、この扱胴と平行な扱口に沿ってフィードチエ
ンを設け、前記扱胴を前後に複数分割して前側のものを
第1扱胴、後側のものを第2扱胴とし、該第2扱胴を第
1扱胴よりも高速回転するように伝動装置に連動連結
し、第1扱胴及び第2扱胴に夫々脱粒用の扱歯を植設し
た脱穀機において、第2扱胴の扱歯の植設密度を第1扱
胴の扱歯の植設密度よりも大にすると共に、第1扱胴と
第2扱胴の引継ぎ部の扱歯の高さを低くしたことにより
前述の課題を解決した。
ら扱室内に挿入し、株元側はフィードチエンと挟扼レー
ルの始端に供給すると、穂部は低速回転する第1扱胴に
より急速に脱粒処理され、次いで引継ぎ部の低い扱歯先
端と受網間の広いスペースでスムーズに第2扱胴に移行
して更に脱穀処理される。その際、第2扱胴は高速回転
すると共にその扱歯の植設密度が第1扱胴の扱歯の植設
密度よりも大であるので、藁稈に介入した刺さり粒は確
実に梳き取られて刺さり粒が殆どない状態にして排藁が
排稈口から排出される。
の脱穀機について説明すると、1は扱室内に前後方向に
して軸架した扱胴であって、従来のものと同様、外周に
は多数の扱歯を植設し、扱室の前方には供給口を、後方
に排稈口を有し、扱口の外側にはフィードチェーン2と
挟扼レールからなる挟持搬送装置を設けてある。
前後に分割してあり、この第2扱胴5の第2扱胴軸6
は、前壁8まで延出していて、その中間部は、剛性を高
めるべく長い大径の筒軸6aになっており、その延出部
は、筒軸からなる第1扱胴軸12に貫挿した状態で前端
部をベアリング10を介して回転自在に支承され、後部
は後壁8aにベアリング11を介して回転自在に支承
し、第1扱胴軸12は、その前端部を前壁8に固定した
前記伝動ケース7と第2扱胴軸5の筒軸6aとにベアリ
ング13,14を介して回転自在に支承してある。
面には多数の扱歯4a・・,4b・・が周方向に間隔を
おいてスパイラルに多数列植設してあるが、螺旋状列の
間隔を一定にして送り作用を阻害しないようにした場
合、第1扱胴3の扱歯4a・・は、例えば、列中の前後
の間隔を中心角が90度になるように粗に植設してあ
り、第2扱胴の扱歯4b・・は、図6に示すごとく、例
えば、列中の前後の間隔を中心角72度の間隔で密にな
るように植設してある。但し、第2扱胴5の扱歯4b・
・の列の1周分の本数を5本〜9本、5本〜7本という
ようにランダムになるように選定しても良い。いずれに
しても、第2扱胴5の扱歯4b・・の植設密度を第1扱
胴3の扱歯4a・・の植設密度より大にしてあるので、
第1扱胴3の扱歯4a・・は、粗になっていることと、
低速回転することとが相俟って投入直後の穂部を無理な
く脱粒処理し、第2扱胴5の扱歯4bは、密になってい
ることと高速回転することとが相俟って、第2扱胴5の
長さを過大にしなくとも、穂切れの処理を確実に行うと
共に、刺さり粒を効率よく離脱させて機外へ持ち出され
るのを防止することができる。
及び第2扱胴5の前部の2列の送り扱歯4y・・は脱穀
処理しながら穀稈を後方の排稈口側へ移行させるリード
角を有しており、それらの高さを、例えば、前端部の送
り扱歯4y・・は通常の扱歯4bの高さの略1/2と
し、それに続く送り扱歯4y・・は通常の扱歯4bと前
端部の送り扱歯4yとの中間の高さにする等、前側の送
り扱歯4yを順次低くする。その際、後側のものを通常
の扱歯4bの高さまで順次高くするようにすれば3列以
上にしても良い。また、第1扱胴3の後端板3aの外周
部は後方へ延出して大径のガイドリング19に構成され
ており、このガイドリング19の後部は第2扱胴5の前
端部外周に近接して重合しているので、穀稈を第1扱胴
3から第2扱胴5へ誘導すると共にそれらの間に藁屑や
長藁等が侵入して軸部に巻き付くのを防止している。
5を有する横方向の入力軸16は、傘歯車17,18を
介して前後方向の中間軸20に伝動し、それに一体回転
するように取付けた駆動大スプロケット21及び駆動小
スプロケット22は、第2扱胴軸6に回転自在に支承し
た従動小スプロケット23及び第1扱胴軸3にキー止め
して一体回転するようにした従動大スプロケット24に
チェーン25,26を介して連動連結され、上記従動小
スプロケット23と従動大スプロケット24の対向面に
クラッチ爪を設け、それらの間には爪クラッチ27を摺
動自在にスプライン嵌合させてあるので、該爪クラッチ
27を従動小スプロケット23のクラッチ爪に噛合させ
ると、第2扱胴5は第1扱胴3(その回転数を500
r, p,mとした場合)よりも高速(周速比1:1.5
程度まで)に回転し、種子を収穫する場合のように穀粒
が損傷するのを極度に抑制するような場合は、爪クラッ
チ27を従動大スプロケット24のクラッチ爪に噛合さ
せると第2扱胴5は第1扱胴3と同速、つまり低速で回
転する。
合、第2扱胴軸6は、扱室の全長に亙るように長くして
あり、かつ、その中途部で第1扱胴軸12の後端部を支
承しており、この状態で第1扱胴3及び第2扱胴5の一
側に脱穀抵抗がかかるので、第2扱胴軸6は撓んで振動
せんとする。しかし、その中間部は大径の筒軸6aとな
っているので、上記振動が極めて小さく、騒音の小さい
状態で確実な脱穀処理を行うことができる。
する第1受網28aと、第2扱胴5に対面する前部の第
2受網28bと、その後部の第3受網28c(送塵口2
9と対応する部位)とに3分割してあり、それらの受網
の目合を第1受網28aは9口目(一辺が8mmの角孔・
以下同様)、第2受網28bは14口目、第3受網28
cは18口目というように後位の受網を前位の受網より
その目合いを順次大にしてある。各受網の目合い前述の
ように構成することにより、穀粒が多量に脱粒処理され
る第1扱胴3の部位では藁屑が漏下し難くして揺動選別
体での一番選別性能が悪化すること、及び2番物量が多
くなることを防止することができ、第2扱胴5の前部側
では、高速回転する第2扱胴5により単粒化処理性能を
向上させると共に漏下を促進し、後部側では単粒化され
た穀粒を迅速に漏下させて刺さり粒を減少することがで
きる。
度にする例を示すもので、各受網28a,28b,28
cを、扱胴軸を通る垂線から奥側へ45度偏位した部位
で扱口側(手前側)と、その反対側の奥側とに分割し
て、第1受網28aを手前側部28a−1 と奥側部28
a−2 に、第2受網28bを手前側部28b−1 と奥側
部28b−2に、第3受網28cを手前側部28c−1
と送塵口29とになし、それらの目合いを、上記順に、
小(8口目),特小(6口目),大(12口目),特大
(16口目),超特大(25口目)となしたものであ
る。なお前記受網の表面に樹脂加工すると良い。
の扱胴1と平行な扱口に沿ってフィードチエン2を設
け、前記扱胴1を前後に複数分割して前側のものを第1
扱胴3、後側のものを第2扱胴5とし、該第2扱胴5を
第1扱胴3よりも高速回転するように伝動装置に連動連
結し、第1扱胴3及び第2扱胴5に夫々脱粒用の扱歯4
a,4bを植設した脱穀機において、第2扱胴5の扱歯
4bの植設密度を第1扱胴3の扱歯4aの植設密度より
も大にすると共に、第1扱胴3と第2扱胴5の引継ぎ部
の扱歯4yの高さを低くしたので、扱歯4aの植設密度
が小で低速回転する第1扱胴3により、初期の扱胴負荷
を極力少なくして無理なく脱粒処理することができるも
のでありながら、引継ぎ部の低い扱歯4y先端と受網間
の広いスペースでスムーズに第2扱胴5側に移送された
脱穀処理物に対し、第2扱胴5が第1扱胴3よりも高速
に回転していることと、第2扱胴5の扱歯4bの植設密
度が第1扱胴3の扱歯4aの植設密度より大になってい
ることとが相俟って、第2扱胴5の扱歯4bにより藁稈
に対する刺さり粒を確実に除去して穀粒が機外飛散とな
ることを防止することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】扱室内に扱胴1を軸架し、この扱胴1と平
行な扱口に沿ってフィードチエン2を設け、前記扱胴1
を前後に複数分割して前側のものを第1扱胴3、後側の
ものを第2扱胴5とし、該第2扱胴5を第1扱胴3より
も高速回転するように伝動装置に連動連結し、第1扱胴
3及び第2扱胴5に夫々脱粒用の扱歯4a,4bを植設
した脱穀機において、第2扱胴5の扱歯4bの植設密度
を第1扱胴3の扱歯4aの植設密度よりも大にすると共
に、第1扱胴3と第2扱胴5の引継ぎ部の扱歯4yの高
さを低くしたことを特徴とする脱穀機の扱胴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07135894A JP3285445B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 脱穀機の扱胴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07135894A JP3285445B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 脱穀機の扱胴 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000161875A Division JP2000354417A (ja) | 2000-01-01 | 2000-05-31 | 脱穀機の扱胴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07250554A JPH07250554A (ja) | 1995-10-03 |
JP3285445B2 true JP3285445B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=13458200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07135894A Expired - Fee Related JP3285445B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 脱穀機の扱胴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3285445B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5249126B2 (ja) * | 2009-05-21 | 2013-07-31 | 三菱農機株式会社 | 脱穀機 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP07135894A patent/JP3285445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07250554A (ja) | 1995-10-03 |
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