JPH08228504A - 農業用作業車 - Google Patents
農業用作業車Info
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Abstract
も、昇降装置のリンク形状を変更することなく、規格化
されたヒッチを前記リンクに良好に取付けることができ
るようにする。 【構成】 機体1に、トップリンク22及びロワリンク
21をもつ昇降装置2を介して作業機3を支持した農業
用作業車において、トップリンク22とロワリンク21
とに、作業機3を支持するヒッチ4を脱着可能に支承す
るヒッチ支承部50,60をもつアダプター5,6を取
付けた。
Description
他、薬液の噴霧や、粒剤或いは肥料の散布等の管理的な
作業も行うことが可能な農業用作業車に関する。
れているように、近年、所謂田植え専用の乗用形田植機
の走行機体から作業機を取外し、代って、薬液の噴霧機
や、粒剤或いは肥料の散布機等の作業機を取付け、田植
え以外に管理的な作業を行う試みがなされつつある。
は、走行機体の後部に装着した昇降装置におけるトップ
リンク及びロワリンクに、作業機を支持するヒッチを直
に取付けるようにしているのであるが、機種によって、
トップリンク及びロワリンクとヒッチとの係合部分の仕
様が異なるため、各作業機のヒッチを規格化した場合、
昇降装置のトップリンク及びロワリンクの形状を変更す
る必要が生じる不具合があった。
を規格化した場合でも、昇降装置のリンク形状を変更す
ることなく、規格化されたヒッチを前記リンクに良好に
取付けることができるようにすることを主たる目的とす
る。
め、請求項1記載の発明は、図1に示すように、機体1
に、トップリンク22及びロワリンク21をもつ昇降装
置2を介して作業機3を支持した農業用作業車におい
て、トップリンク22とロワリンク21とに、作業機3
を支持するヒッチ4を脱着可能に支承するヒッチ支承部
50,60をもつアダプター5,6を取付けたのであ
る。
強固に保持できるようにするため、図1に示すように、
ロワリンク側下アダプター6のヒッチ支承部60を、ヒ
ッチ4の下横バー部41を受入れる後方開放形のコ字形
受入部60aをもつ形状に形成したのである。
取付けを簡易にできるようにするため、図1に示すよう
に、トップリンク側上アダプター5のヒッチ支承部50
を、ヒッチ4の上横バー部40の下面を受入れて当接さ
せる当接平面50aをもつ形状に形成したのである
びロワリンク21と作業機支持用のヒッチ4との間に
は、ヒッチ支承部50,60をもつアダプター5,6が
介在するから、このアダプター5,6で各リンク22,
21とヒッチ4との結合部分の仕様の相違を吸収するこ
とができ、機種によりリンク形状が変わっても、そのリ
ンク形状を変更することなく、規格化されたヒッチ4を
取付けることが可能となり、ヒッチ4の規格化に伴う部
品の共通化に良好に対応することができるのである。
ク側下アダプター6のヒッチ支承部60は、ヒッチ4の
下横バー部41を受入れる後方開放形のコ字形受入部6
0aをもつているため、ヒッチ4の下横バー部41を、
コ字形受入部60aの奥行内上下で把持することができ
るのであり、従って、ヒッチ4を強固に保持でき、振動
等による作業機の上下のガタつきを有効に防止できる。
上アダプター5のヒッチ支承部50は、ヒッチ4の上横
バー部40の下面を受入れて当接させるものであるか
ら、上アダプター5の構造が簡易であるし、また、下方
はコ字形受入部60aへ挿入して強固な結合を行う一方
で、上方の結合が簡易になり、各アダプター5,6に対
するヒッチ4の取付けを簡易に行うことができる。
成る走行機体1の後方側に、昇降装置2を介して作業機
3を支持して成る乗用小形タイプのものである。作業機
3としては、図2に示すように田植機の他、薬液の噴霧
機や、粒剤或いは肥料の散布機等の作業機であってもよ
い。
の前輪10,10及び後輪11,11を備えていると共
に、前部にエンジン12と操縦ハンドル13とを配置
し、後部にPTO軸14をもった走行ミッションケース
15と、昇降装置2と、昇降シリンダ16と、運転席1
7とを配置し、前記エンジン12の駆動により、各後輪
11,11とPTO軸14とを駆動するようにしてい
る。
記昇降シリンダ16により前後に揺動されるリフトアー
ム20と、該リフトアーム20の枢支軸上で上下動可能
な左右一対のロワリンク21,21と、これらロワリン
ク21,21間の上方位置に枢着されるトップリンク2
2とを備え、各リフトアーム20,20に連結されたリ
フトリンク23,23の後端を各ロワリンク21,21
の後端部に枢着し、昇降シリンダ16のピストンロッド
16aを進退出させることにより、リフトリンク23,
23を介して前記ロアリンク21,21を上下搖動させ
るようになっている。
の後端部及びロワリンク21,21の後端部に、図2に
示すように前記作業機3を支持するヒッチ4を脱着可能
に支承するヒッチ支承部50,60をもつ上アダプター
5及び下アダプター6を、上連結ピン7及び下連結ピン
8を介して着脱可能に取付けている。
ねの板体から成る上横バー部40と、後方開放形のコ字
形下横バー部41と、これら上下横バー部40,41の
両端部を連結する板状の左右縦バー部42,42とをも
った枠形に形成されており、上横バー部40には、長さ
方向に所定間隔を置いて二つの挿通孔43,43を前後
に設けると共に、これら挿通孔43,43間から上方に
向かって突出する上掛止体44を設け、また、下横バー
部41の上下対向片41aには、長さ方向に所定間隔を
置いて二つの挿通孔45,45を設けている。また、左
右縦バー部42,42の下部には、後方に向かって突出
する下掛止体46,46を設けると共に、これら下掛止
体46,46の掛止凹部46aに掛止する掛止ピン30
bと係合して該掛止ピン30bの抜け出しを防止するロ
ックレバー9,9を枢支し、更に、右縦バー部42の長
さ方向中央部に前方に向かって突出するブラケット47
を設け、このブラケット47と前記リフトリンク23と
の間にオイルダンパー70を設けて、前記作業機昇降時
における衝撃を吸収可能にしている。
上アダプター5は、前後方向に延びて左右に対向し、前
端部に連結孔51をもった一対の取付片52,52と、
これら取付片52,52の後側上部間を連結する連結片
53とを備え、該連結片53の左右両端を図4のように
横向きに突出させて、これら突出片に、前記ヒッチ4の
上横バー部40の下面を受入れて当接支承させる当接平
面50aをもったヒッチ支承部50,50を形成し、こ
れらヒッチ支承部50,50に、前記上横バー部40に
穿設した各挿通孔43に対応する左右二つのねじ孔5
4,54を前後に設け、前記各挿通孔43に挿通する4
本の取付ねじ55を前記各ねじ孔54に螺締することに
より前記上横バー部40を脱着可能に取付けている。
尚、前記連結孔51は、筒体51aを取付けて形成して
いるが、直接形成してもよい。
下アダプター6は、前後方向に延びて左右に対向し、前
端部に連結孔61をもった一対の取付片62と、これら
取付片62,62の後端部間を連結する後方開放形のコ
字形連結片63とを備え、該連結片63に、前記ヒッチ
4の下横バー部41を受入れる後方開放形のコ字形受入
部60aをもつヒッチ支承部60を形成し、このヒッチ
支承部60の上下対向片60bに、前記下横バー部41
に穿設した各挿通孔45,45に対応する左右二つの挿
通孔64,64を設け、これら挿通孔45,64に挿通
する2本の取付ねじ65,65にナット66,66を螺
締することにより前記下横バー部41を脱着可能に取付
けている。尚、前記取付孔61は、図8のように筒体6
1aを取付けて形成しているが、直接形成してもよい。
また、前記筒体61aと、前記コ字形連結片63との間
には、図6に示すように補強用桟67を架設している。
30の前側上部と、前側下部とには、前記ヒッチ4にお
ける上掛止体44の掛止凹部44aに着脱自在に掛止す
る掛止ピン30aと、前記下掛止体46,46の掛止凹
部46aに着脱自在に掛止する掛止ピン30b,30b
とを設けているが、これら掛止ピン30a,30bを設
けることなく、前記フレーム30を前記ヒッチ4に一体
的に、又は、ボルトなどの連結手段により着脱可能に連
結してもよい。
機であって、前記機体1のPTO軸14にドライブシャ
フト71を介して連動するPTO軸31と、ロ−リング
軸32とを支持した植付駆動ケース33と、この駆動ケ
ース33から機体幅方向に延びるパイプ状の横フレーム
34と、この横フレーム34を介して支持される左右一
対の植付伝動ケース35と、これら伝動ケース35に回
転駆動可能に支持した植付爪36と、前記植付伝動ケー
ス35部の荷重を受止支持する左右一対のフロート37
と、縦フレーム38を介して左右方向に往復移動可能に
支持された苗載台39と、該苗載台39を左右に往復移
動させるさせる往復動機構(図示せず)とを備え、前記
PTO軸31の回転動力を前記植付駆動ケース33及び
各伝動ケース35内の伝動機構を介して前記各植付爪3
6に伝達すると共に、駆動ケース33内の伝動機構と前
記往復動機構とを介して苗載台39を往復移動させるよ
うにしている。
と、前記各ロワリンク21,21の後端部とには、ロー
リング制御用の制御片72,73を設けている。
持片を介して取付けた苗植付深さ調節用のセンサーリン
クで、このセンサーリンク72の上下動作を、前記昇降
シリンダ16の制御バルブ(図示せず)に連動連結し、
前記フロート37の上下動に応じて前記昇降シリンダ1
6を介して作業機3の全体を上下移動制御し、植付爪3
6による苗の植付け深さ調節を行うようにしている。
3を機体1に支持する場合、この機体1側には、トップ
リンク22に結合した上アダプター5と、ロワリンク2
1,21に結合した下アダプター6とを設けているた
め、これらアダプター5,6でトップリンク22及びロ
ワリンク21とヒッチ4との結合部分の仕様の相違を吸
収することができるのである。従って、作業機3の機種
によりトップリンク22及びロワリンク21のリンク長
さなどのリンク形状が変わっても、そのリンク形状を変
更することなく、規格化されたヒッチ4を取付けること
ができるのであり、ヒッチ4の規格化に伴う部品の共通
化に良好に対応することができるのである。
は、後方開放形のコ字形受入部60aを設けているた
め、下横バー部41をヒッチ支承部60に容易に挿入で
き、しかも、この挿入した下横バー部41を、コ字形受
入部60aの奥行内上下で把持することができるから、
ヒッチ4を強固に保持できるのである。従って、走行時
などの振動による作業機3の上下のガタつきを有効に防
止できるのである。
は、上横バー部40の下面を受入れて当接させるもので
あるから、上アダプター5の構造が簡易であり、しか
も、下方はコ字形受入部60aへ挿入して強固な結合を
行う一方で、上方の結合が簡易になり、各アダプター
5,6に対するヒッチ4の取付けを簡易に行うことがで
きるのである。
明によれば、トップリンク22及びロワリンク21と作
業機支持用のヒッチ4との間には、ヒッチ支承部50,
60をもつアダプター5,6が介在するから、このアダ
プター5,6で各リンク22,21とヒッチ4との結合
部分の仕様の相違を吸収することができ、機種によりリ
ンク形状が変わっても、そのリンク形状を変更すること
なく、規格化されたヒッチ4を取付けることが可能とな
り、ヒッチ4の規格化に伴う部品の共通化に良好に対応
することができるのである。
リンク側下アダプター6のヒッチ支承部60は、ヒッチ
4の下横バー部41を受入れる後方開放形のコ字形受入
部60aをもつているため、ヒッチ4の下横バー部41
を、コ字形受入部60aの奥行内上下で把持することが
できるのであり、従って、ヒッチ4を強固に保持でき、
振動等による作業機の上下のガタつきを有効に防止でき
る。
プリンク側上アダプター5のヒッチ支承部50は、ヒッ
チ4の上横バー部40の下面を受入れて当接させるもの
であるから、上アダプター5の構造が簡易であるし、ま
た、下方はコ字形受入部60aへ挿入して強固な結合を
行う一方で、上方の結合が簡易になり、各アダプター
5,6に対するヒッチ4の取付けを簡易に行うことがで
きる。
断面した側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 機体(1)に、トップリンク(22)及
びロワリンク(21)をもつ昇降装置(2)を介して作
業機(3)を支持した農業用作業車において、トップリ
ンク(22)とロワリンク(21)とに、作業機(3)
を支持するヒッチ(4)を脱着可能に支承するヒッチ支
承部(50,60)をもつアダプター(5,6)を取付
けていることを特徴とする農業用作業車。 - 【請求項2】 ロワリンク側下アダプター(6)のヒッ
チ支承部(60)は、ヒッチ(4)の下横バー部(4
1)を受入れる後方開放形のコ字形受入部(60a)を
もつ請求項1記載の農業用作業車。 - 【請求項3】 トップリンク側上アダプター(5)のヒ
ッチ支承部(50)は、ヒッチ(4)の上横バー部(4
0)の下面を受入れて当接させる当接平面(50a)を
もつ請求項2記載の農業用作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03971295A JP3569713B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 農業用作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03971295A JP3569713B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 農業用作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08228504A true JPH08228504A (ja) | 1996-09-10 |
JP3569713B2 JP3569713B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=12560613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03971295A Expired - Fee Related JP3569713B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 農業用作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3569713B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5093826B1 (ja) * | 2012-06-13 | 2012-12-12 | 日農機製工株式会社 | トラクタ前方の上部ブラケットと農作業アタッチメントの上部ブラケットを連結するトップリンク構造 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP03971295A patent/JP3569713B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5093826B1 (ja) * | 2012-06-13 | 2012-12-12 | 日農機製工株式会社 | トラクタ前方の上部ブラケットと農作業アタッチメントの上部ブラケットを連結するトップリンク構造 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3569713B2 (ja) | 2004-09-29 |
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