JPH10229704A - 乗用管理機の作業機 - Google Patents

乗用管理機の作業機

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JPH10229704A
JPH10229704A JP3818297A JP3818297A JPH10229704A JP H10229704 A JPH10229704 A JP H10229704A JP 3818297 A JP3818297 A JP 3818297A JP 3818297 A JP3818297 A JP 3818297A JP H10229704 A JPH10229704 A JP H10229704A
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JP
Japan
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work machine
machine
working machine
mounting
supported
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Application number
JP3818297A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Arai
弘之 新井
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後方向に長い機フレーム前部に一輪の操向
操舵を行う前輪を支持し、後部に二輪の後輪を支持し、
腹部の複数の作業機を吊設した3輪型の乗用型管理作業
車において、作業機の剛性の高い支持構成とする。 【解決手段】 昇降機構Cの後部に作業機Dの装着部2
8を装着可能に設け、該装着部に作業機に動力を伝達す
る動力軸38を軸支し、該動力軸を中心に作業機を回動
可能に支持するとともに、前記装着部の下部と、作業機
の前部との間にバネ153を介装した。また、昇降機構
後部にヒッチ21を連結し、該ヒッチに作業機を装着す
るツールバー23を横設し、該ツールバー23の両端部
に、キャスター付着脱枠の取付部を挿入可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用管理機に装着
する作業機、特に、機体フレームの前部に前一輪、後部
に後二輪を支持する乗用型三輪管理作業車の腹部に装着
する作業機の支持構成と、作業機を容易に着脱できるよ
うにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術において、前後方向に機体フ
レームを配置し、機体の前部に操向輪として前輪を一輪
配し、後部に後輪を二輪配した三輪駆動式にし、各車輪
の上部に機体フレームを配し、該機体フレームの後部に
動力部を配し、動力部の上方に運転部を配し、前輪と後
輪の間の腹部に左右方向に複数個の作業機を配し、作業
機装着装置を用いて吊設した乗用型の作業機は公知とな
っている。この乗用管理作業機によって複数条の管理作
業を同時にするために、左右方向に条数分の作業機を配
し、各作業機に動力を伝達する伝動軸が左右方向に横設
され、各作業機が伝動軸を中心に回動可能に支持されて
いた。また、機体フレームより左右方向に別のフレーム
を突出し、該フレームと各作業機との間に圧縮バネを配
し、作業機を圃場に押し付けるように付勢していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、機体の腹部に複数個の作業機を装着する場合
に、各作業機の荷重は伝動軸によって支持されており、
伝動軸の負担が大きくなり、伝動軸の軸径を大きくする
必要があり、各作業機への動力伝達する効率を悪くする
ものとなっていた。また、作業機を圃場面側に付勢する
圧縮バネは上下方向に配する構成においては、圧縮バネ
自身の荷重を支持する必要があり、バネ効率を悪くする
配置となっていた。更に、作業機を機体の作業機装着装
置に装着するに際しては、作業機と機体との位置を合わ
せるように作業機を移動させる必要があるが、左右方向
に複数個の作業機を配する構成においては、重力が嵩む
ものとなっており、作業機を作業機装着装置に装着する
作業が困難であり、複数の作業者により作業する必要が
あり、省力化を図ることのできないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そして、本発明はこのよ
うな問題点を解消するために、次のような手段を用い
る。前後方向に機体フレームを設け、機体フレームの前
部に一輪の前輪を支持し、後部に二輪の後輪を支持した
3輪型の乗用管理作業車の前後の車輪の間の腹部に、作
業機装着装置を介して装着する作業機であって、作業機
装着装置の後部に作業機の装着部を装着可能に設け、該
装着部に作業機に動力を伝達する動力軸を軸支し、該動
力軸を中心に作業機を回動可能に支持するとともに、前
記装着部の下部と、作業機の前部との間にバネを介装し
たものである。また、管理機の機体より突出した作業機
装着装置を介して装着する作業機であって、作業機装着
装置後部にヒッチを連結し、該ヒッチに作業機を装着す
るツールバーを横設し、該ツールバーの両端部に、キャ
スター付着脱枠の取付部を挿入可能に設け、該キャスタ
ー付着脱枠に作業機を装着したときに作業機を浮かせる
とともに、前記取付部をツールバーに対して前後方向に
傾斜させたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を基に説明する。図1は腹部に中耕ロータリを装着し
上昇させた状態の乗用型管理作業車の全体側面図、図2
は同じく乗用型管理作業車の全体平面図、図3は動力伝
達構成を配した機体フレームを示す部分側面断面図、図
4は作業機を最上昇位置に支持する構成を示す機体前部
を示す側面図、図5は乗用管理作業機の前部を示す平面
図、図6は作業機の支持構成を示す側面図一部断面図、
図7は左右に複数配設する作業機の支持構成を示す平面
図一部断面図、図8は作業機装着装置を示す平面図、図
9は作業機装着装置を示す側面図、図10はツールバー
に作業機を運搬するキャスターを配した平面図一部断面
図、図11はキャスター付着脱枠を用いて作業機を装着
する状態を示す側面図である。
【0006】図1、図2、において、3輪型乗用管理作
業車Aの全体構成から説明する。3輪型乗用管理作業車
Aは、運転部Bが前後方向に長い機体フレーム1の後部
に配され、該機体フレーム1の後端部にエンジンEが搭
載され、ミッションケースMによって走行変速し、ミッ
ションケースM下部に配するリアアクスルケース4よ
り、後輪駆動ケース5を介して後輪3・3が駆動され
る。一方、機体フレーム1内を動力伝達軸9が挿通され
(図3、図4)、機体フレーム1前部にフロントケース
7を設け、該フロントケース7下部に鉛直方向を軸芯と
して左右回動可能に前輪駆動ケース8を装着し、該前輪
駆動ケース8に一輪の前輪2を支持して駆動できるよう
にし、三輪駆動車を構成している。また、前記エンジン
Eはボンネット10によって被装され、ボンネット10
前方にはミッションケースM及び後輪3を被装する車体
カバー11が配され、該車体カバー11上に運転席12
が載置され、運転席12前方の機体フレーム1上にステ
アリングコラム13が立設されている。該ステアリング
コラム13上部より上方にステアリングハンドル14が
突出され、ステアリングコラム13の右側部にアクセル
レバー15が突出され、左側部にキースイッチ16が配
置されている。
【0007】また、前記前輪2と後輪3との間位置の乗
用型管理作業車Aの腹部には、作業機Dが作業機装着装
置Cによって吊設されている。該作業機装着装置Cの他
端に作業機Dのヒッチ21が枢支され、該ヒッチ21に
左右方向に棒状のツールバー23を延出して中央部が固
設されている。該ツールバー23の中央部と左右側部
に、取付け位置を変更可能に複数の作業機Dが装着さ
れ、複数条の管理作業を行えるようにしている。尚、図
2に示す右側の作業機Dは、取り付け位置を左右方向中
央側に装着したものであり、左側の作業機Dは左右方向
外側に装着したものである。前記作業機Dとしてロータ
リ耕耘機、雑草を取り除く熊手形状のレーキ等が配置で
きる。
【0008】次に、前記機体フレーム1について、図1
〜図3を用いて説明する。前記機体フレーム1は、前後
方向に長く筒状に形成され、ステアリングコラム13を
立設した前後方向略中央位置におて、段差状に前部フレ
ーム1aと後部フレーム1bとに形成され、更に後部フ
レーム1bの後端部にエンジンフレーム1c・1cが固
定されている。
【0009】前記エンジンフレーム1c・1cは、後部
フレーム1bの後端上部左右に二本固設され、該エンジ
ンフレーム1c・1cの後上部にエンジンEが載置さ
れ、エンジンフレーム1c・1cの前部に車体カバー1
1が載置され、ミッションケースM及び後輪3が被装さ
れている。また、図1に示すように、前記車体カバー1
1上に載置する運転席12は、後輪3を支持する車軸6
の上方位置に配されており、作業者が運転席12に搭乗
したときに重量が車軸6上にかかり、機体全体の重量バ
ランスが崩れないようにしている。
【0010】また、前記後部フレーム1bは、正面断面
視で下方が開放された「コ」字状に形成され、後部フレ
ーム1bの後端部をミッションケースMの直前方位置ま
で延出している。前記後部フレーム1b内には、ミッシ
ョンケースMの上部より前方に突出される第一動力伝達
軸9aが後部フレーム1b内の上部に前後方向に配置さ
れ、前記ミッションケースMの下部より突出したPTO
軸35には前記ユニバーサルジョイント37が連結され
ている。該ユニバーサルジョイント37前部を上方に回
動させると、「コ」字状に形成された後部フレーム1b
の開放面内まで回動され、作業機装着装置Cによって、
作業機Dを高く上昇させても、ユニバーサルジョイント
37と後部フレーム1bとが干渉することはない。
【0011】更に、前記後部フレーム1bには、下部左
右両側にステップ40が形成されて、該ステップ40の
外周部にはパイプ体を屈曲した枠体41が設けられ補強
し、ステップ40の前側より乗降できるようにしてい
る。
【0012】また、前記後部フレーム1b前上部に連結
フレーム1dが固設され、該連結フレーム1d上部に前
部フレーム1aの後部が固設され、該前部フレーム1a
後部上にステアリングコラム13が立設され、ステアリ
ングコラム13下部より前部フレーム1aが前方に延出
されており、後部フレーム1bより一段高く前部フレー
ム1aが配されている。そして、前述した作業機Dを吊
設する作業機装着装置Cが、前部フレーム1aの前部に
配されているので、図1に示すように、作業機装着装置
Cがステップ40面より高い位置に配置でき、また、作
業機Dを上昇させた位置において、作業機Dのヒッチ2
1もステップ40の配設面より高く保持でき、作業機D
を高く上昇できる。
【0013】また、前記前部フレーム1a内部には、図
5に示すように第二動力伝達軸9bや操向回動軸43が
支持されている。該操向回動軸43の後部は、ジョイン
ト軸46を介して操作軸45の下部に連結されており、
該操作軸45はステアリングコラム13内に上下方向に
支持されてステアリングハンドル14に連動連結されて
いる。
【0014】次に、前記作業機装着装置Cについて説明
する。図4、図8、図9に示すように、前記機体フレー
ム1の前下部(フロントケース7の後方位置)に、左右
一対のブラケット18・18が下方に突出され、各ブラ
ケット18・18の後部に上下に支持軸169・170
が横架されている。上方の支持軸169の両端部に上リ
ンク19・19の前部が枢支され、下方の支持軸170
両端部に下リンク20前部が枢支されている。前記上リ
ンク19・19は前後方向に直線状に形成するリンクで
あり、機体フレーム1の左右幅に略等しい間隔に設けら
れている。前記下リンク20・20は平面視で「ハ」字
状に形成され、下リンク20・20後端部の左右間隔が
広げられており、機体フレーム1幅より広げて設けら
れ、該上リンク19と下リンク20とによって固設され
る作業機Dが、左右方向に安定して昇降できるようにし
ている。
【0015】また、前記上リンク19と下リンク20の
途中部が連結アーム160によって連結されている。該
連結アーム160の上下端部には「コ」字状の挟持部1
61・161が設けられ、該挟持部161の左右側板に
図示せぬ孔が開口され、円筒状の枢支体162を挿入す
るようにしている。各リンク19・20の前後途中部が
挟持部161の開放面内に挿入され、挟持部161の側
面より枢支体162を挿入し、リンク19(20)を貫
通して、各リンク19・20と連結アーム160とが連
結され、平行リンクが構成されている。また、前記連結
アーム160・160によって連結された下リンク20
・20の下部には補強体164が横設され、該補強体1
64の前方の左右の枢支体162・162内部には連結
ピン163が挿入され、左右の下リンク20・20が連
結され、平行リンクの剛性を高めている。
【0016】また、前記上リンク19・19の前端部を
枢支する支持軸169の左右中央部には昇降シリンダ2
2の基部が枢支され、下リンク20・20の途中部を連
結した連結ピン163の左右中央部に昇降シリンダ22
のロッド22aが枢支されており、平行リンクの左右方
向の中央位置に昇降シリンダ22が介装されている。
【0017】また、前記上リンク19の後端部にはフッ
ク部19aが形成され、下リンク20の後端には横方向
に軸芯を有する筒状のカラー165が固設され、該カラ
ー165とフック部19aが作業機Dのヒッチ21に連
結される。
【0018】前記ヒッチ21は、上リンク19・19後
端を連結する上連結部21a・21aと下リンク20・
20を連結する下連結部21b・21bより成り、該下
連結部21bと上連結部21aは左右方向に延出する断
面視四角形の筒状のツールバー23に固設されている。
図8、図9に示すように、前記上連結部21a・21a
はツールバー23上面に固設されている。該上連結部2
1aは平面視「コ」字状に形成され、開放面を前方に向
けている。該上連結部21aの上部には係止ピン166
が横設され、上連結部21aとツールバー23との後面
に後述する作業機支持機構を構成する係止体144が固
設されている。また、前記下連結部21b・21bはツ
ールバー23下面の、上連結部21a・21aの外側に
固設されている。前記下連結部21b・21bは上連結
部21aより間隔の広い平面視「コ」字状に形成され、
開放面を前方に向けている。該下連結部21bの左右側
板の内側面には、側面視逆L型に形成する係止板167
・167が固設され、逆L型の係止板167中央下方
に、下リンク20のカラー165端部が係合される。更
に、前記下連結部21bの左右側板には、側板に固設し
た係止板167による係合位置には図示せぬ孔が開口さ
れ、固定ピン168が挿入される。
【0019】また、前記ツールバー23の左右方向中央
位置と左右側方位置には作業機Dが装着部28・28’
を介して装着される。左右側方位置に作業機Dを装着す
る装着部28は、図6、図7に示すように、上下方向に
長い固設体28aと該固設体28aの後面の左右両側よ
り後方に突出するステー28b・28bより成り、固設
体28aの上部に筒状部を形成し、該筒状部にツールバ
ー23が挿入されている。左右中央位置の作業機Dを装
着する装着部28’は、図4、図7に示すように、ツー
ルバー23下面に直接固設する固設体28’aと該固設
体28’a後面に固設する左右のステー28b’・28
b’より形成されている。該ステー28b’・28b’
及びステー28b・28bによって作業機Dが支持され
る。左右側方位置の前記装着部28・28はツールバー
23上を左右に摺動でき、任意位置においてボルトを締
めつけることにより固設できる。
【0020】次に、前記ステー28b・28b及びステ
ー28b’・28b’によって支持される作業機Dとし
て、本実施例においてロータリ耕耘機が支持されてい
る。該ロータリ耕耘機は、ツールバー23に外嵌する装
着部28と、該装着部28に固定されるロータリチェー
ンケース25と、該ロータリチェーンケース25下部に
軸支した耕耘軸に植設した耕耘爪26と、該耕耘爪26
を被装するカバー27等より成り、前記ロータリチェー
ンケース25の中途部から後方にビーム29を突設して
ゲージ輪30と畝立てを行う培土板31が固設されてい
る。
【0021】前記ステー28b・28b及びステー28
b’・28b’には、チェンーケース25上部に形成し
た軸受け部25aが枢支され、該軸受け部25aを中心
にロータリチェーンケース25が前後方向に回動でき
る。前記軸受け部25aの軸心部には動力軸38が挿入
され、チェンーケース25内のスプロケットやチェーン
を介して動力を伝達し、耕耘爪軸を駆動できるようにし
ている。前記動力軸38はスプライン軸や、多角形軸に
よって形成したシャフト38aと、該シャフト38aを
摺動自在に嵌入する嵌合筒38bより成り、図7に示す
ように、左側の作業機Dと中央の作業機Dとの間隔を変
更した場合にも対応して、動力軸38を伸縮して、動力
を伝達できるようにしている。
【0022】前記ビーム29は、ロータリチェーンケー
ス25の左右側部を挟持固定し、前後方向に延出し、後
端部に培土板31等が固設され、ビーム29前部に支持
ピン150の基部が枢支され、該支持ピン150が前方
へ突出され、該支持ピン150の途中部が装着部28
(28’)の固設体28a(28’a)下部を摺動自在
に貫通させている。該固設体28aの前部と後部の支持
ピン150上には圧縮バネ154・153が外嵌され、
両端がスナップピン151・152によって係止されて
いる。よって、前記ロータリチェーンケース25が軸受
け部25aを中心に前後に回動しても、圧縮バネ154
・153によって制限され、ロータリ耕耘機を下降した
時に圧縮バネの付勢力によって耕耘爪26に衝撃が与え
られることを防止している。
【0023】また、左右方向に複数個配置した各ロータ
リ耕耘機は前記ミッションケースMよりユニバーサルジ
ョイント37を介して動力が伝達される。即ち、前記ツ
ールバー23の左右方向の略中央部に動力入力ケース3
6が固設されている。一方、図3に示すように、前記ミ
ッションケースM下部より前方にPTO軸35が突出さ
れ、該PTO軸35と動力入力ケース36の入力軸との
間にユニバーサルジョイント軸37が介装されて動力が
伝達される。該動力入力ケース36より側方に動力軸3
8・38が突出され、該動力軸38がロータリチェーン
ケース25上部内に挿入され、各ロータリ耕耘機に動力
が伝達される。また、前記ユニバーサルジョイント37
は、スプライン軸や、多角形軸によって形成した伝動軸
37aと、該伝動軸を摺動自在に嵌入する嵌合筒37b
より成り、作業機装着装置Cによって昇降したときに、
ミッションケースMと作業機Dとの間隔が変更しても、
ユニバーサルジョイント37が伸縮して作業機Dに動力
が伝達されるようにしている。
【0024】また、前記ツールバー23の左右側方端部
には、図6、図7、図10に示すように、キャスター付
着脱枠130・130を装着して作業機を着脱すること
ができる。該キャスター付着脱枠130は、側面視門型
のフレーム131を有し、該フレーム131の下端部に
車輪132・132を配設している。該車軸132・1
32は図10に示すように、鉛直方向を中心に回動可能
にキャスター輪が構成されている。また、門型の前記フ
レーム131上の前後略中央部には、ツールバー23の
断面形状に合わせた角パイプ133が固設され、角パイ
プ133が左右方向内側に向かって突出されている。該
角パイプ133の底面がフレーム131上面(水平方
向)に対して一定の角度傾けて、ヒッチ21が前方へ傾
くような状態で固設されている。前記角パイプ133の
上面には正面視L字状に構成したストッパー134が固
設され、角パイプ133をツールバー23側方端部より
挿入した場合に、所定位置に位置決めされるようにして
いる。更に、前記ストッパー134上には、固定孔13
4aが開口され、ツールバー23上に該固定孔134a
と軸芯が一致する図示せぬネジ孔が開口れ、ボルトを螺
合することで、ツールバー23と角パイプ133とが固
定され、キャスター付着脱枠130が装着され。
【0025】そして、作業機Dを外すときには、前記ツ
ールバー23の両端部内に角パイプ133を挿入して固
定し、作業機Dを下降されることにより、キャスター付
着脱枠130の車輪132・132が接地し、このと
き、前記角パイプ133が一定角度傾けてあるので、図
11に示すように、作業機Dは前傾してた後部が持ち上
げられた状態で保持され、作業機装着装置Cを下降して
上リンク19が下リンク20を外す。作業機Dを装着す
る場合には、昇降シリンダー22を伸長させて下降した
状態で、キャスター付着脱枠130を移動して、上リン
ク19が下リンク20後端とヒッチ21の位置を合わ
せ、昇降シリンダー22を縮小すると、平行リンクの上
リンク19が下リンク20より先に上連結部21a内に
案内され、上連結部21a内の係止ピン166がフック
部19aによって係止され、上リンク19と上連結部2
1aとが連結され、前傾している作業機D前部が吊り上
げられる。作業機Dのヒッチ21が鉛直向きとなると同
時に、図6に示すように下リンク20が下連結部21b
内に挿入され、手動により下リンク20を下連結部21
b内に案内することなく、正確にカラー165がガイド
板167・167に係止され、前述した固定ピン168
を用いて連結することができる。そして更に上昇して前
記キャスター付着脱枠130の車輪132が浮き上がれ
ば、キャスター付着脱枠130の角パイプ133をツー
ルバー23より容易に取り外すこができる。
【0026】この様に、前記ツールバー23の両端部に
キャスター付着脱枠130を取り付けた状態において、
ヒッチ21が作業機装着装置Cに装着し易い姿勢に保持
され、作業機装着装置Cを昇降するのみで容易に装着す
ることができる。尚、前記作業機装着装置Cの連結する
ヒッチ21を前傾させる構成として、ツールバー23の
角パイプ133を一定角度傾けて固設しているが、角パ
イプ133を多角形状に形成し、ツールバー23端部に
多角形状の角パイプを嵌合する筒体を固設する構成にす
ることもできる。
【0027】次に、作業機Dを最上位置で保持する作業
機支持機構について説明する。図4に示すように、機体
フレーム1の前部フレーム1a下部にステー140・1
40を下方に突出し、該ステー140・140下端部に
回動アーム142・142の上端部が枢支され、回動ア
ーム142・142の他端部に係止ピン141が外側方
に突出して軸支されている。該一側の係止ピン141の
側端に操作杆143の前端部が枢支され、操作杆143
の後端部は前部フレーム1aの後部まで延出し、操作杆
143の途中部が連結フレーム1dの側面より突設した
支持プレート145の挿入孔に前後方向に支持され、該
支持プレート145の前側の操作杆143上にはバネ1
46が外嵌され、該操作杆143を前方へ付勢し、前記
支持プレート145の挿入孔は上部の孔が大きく操作杆
143に設けたストッパーが通り抜けることができ、下
部の孔は小さくしてストッパーが係止されるようにして
いる。一方、前述した上連結部21a後面には係止体1
44が後方に向けて突設されている。
【0028】そして、作業機Dを最上位置まで上昇させ
て、前記ストッパーは外して操作杆143を前方に摺動
操作すると、回動アーム142が下方へ回動されて、係
止ピン141が係止体144の下方に移動し、係止体4
4と係止ピン141とが係合され、油圧シリンダーが漏
れ等で伸長しても作業機Dは係止体44と係止ピン14
1の係合によって下降できないようにしている。よっ
て、作業機Dを腹部に配した状態で移動する場合に、作
業機Dを最上位置に確実に保持することができる。作業
する場合には、操作杆143を後方へ引っ張り、ストッ
パーを支持プレート145の挿入孔に係止することで、
係止ピン141は係止体44から外れて作業機Dを昇降
操作できるのである。
【0029】
【発明の効果】このように構成したことによって、次の
ような効果を奏するのである。まず、請求項1記載の如
く、作業機を圃場側に押し付ける圧縮バネを、作業機の
前部と装着部との間に前後方向に配することができ、圧
縮バネ自身の自重が圧縮バネにかかることがなくなる。
また、圧縮バネを、作業機装着装置の配置する側である
作業機の前側に配置したことによって、作業機の前部空
間を有効に使用することができ、PTO軸から作業機へ
の動力伝達する伝動軸等の配置が規制されることがな
い。
【0030】また、請求項2記載の如く、複数の作業機
を取り付けるツールバーの左右両端部にキャスター付着
脱枠を着脱するようにしたことによって、作業機を本機
より外した状態では、キャスター付着脱枠によって移動
を容易にしており、装着のときには機体側の作業機装着
装置の下部適所位置までスムーズに移動できる。また、
キャスターを取り付けた状態において、作業機装着装置
に装着するヒッチが作業機装着装置に装着する姿勢に保
持されているので、作業機装着装置に容易に装着するこ
とができ、煩雑であった作業機の作業機装着装置への装
着する作業を容易としており、作業時間を短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腹部に中耕ロータリを装着し上昇させた状態の
乗用型管理作業車の全体側面図である。
【図2】同じく乗用型管理作業車の全体平面図である。
【図3】動力伝達構成を配した機体フレームを示す部分
側面断面図である。
【図4】作業機を最上昇位置に支持する構成を示す機体
前部を示す側面図である。
【図5】乗用管理作業機の前部を示す平面図である。
【図6】作業機の支持構成を示す側面図一部断面図であ
る。
【図7】左右に複数配設する作業機の支持構成を示す平
面図一部断面図である。
【図8】作業機装着装置を示す平面図である。
【図9】作業機装着装置を示す側面図である。
【図10】ツールバーに作業機を運搬するキャスターを
配した平面図一部断面図である。
【図11】キャスター付着脱枠を用いて作業機を装着す
る状態を示す側面図である。
【符号の説明】
C 作業機装着装置 D 作業機 1 機体フレーム 2 前輪 3 後輪 23 ツールバー 25 ロータリチェーンケース 25a 軸受け部 28 装着部 28b ステー 130 キャスター 131 フレーム 132 車輪 133 角パイプ 150 支持ピン 153 圧縮バネ 154 圧縮バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に機体フレームを設け、機体フ
    レームの前部に一輪の前輪を支持し、後部に二輪の後輪
    を支持した3輪型の乗用管理作業車の前後の車輪の間の
    腹部に、作業機装着装置を介して装着する作業機であっ
    て、作業機装着装置の後部に作業機の装着部を装着可能
    に設け、該装着部に作業機に動力を伝達する動力軸を軸
    支し、該動力軸を中心に作業機を回動可能に支持すると
    ともに、前記装着部の下部と、作業機の前部との間にバ
    ネを介装したことを特徴とする乗用管理機の作業機。
  2. 【請求項2】 管理機の機体より突出した作業機装着装
    置を介して装着する作業機であって、作業機装着装置後
    部にヒッチを連結し、該ヒッチに作業機を装着するツー
    ルバーを横設し、該ツールバーの両端部に、キャスター
    付着脱枠の取付部を挿入可能に設け、該キャスター付着
    脱枠に作業機を装着したときに作業機を浮かせるととも
    に、前記取付部をツールバーに対して前後方向に傾斜さ
    せたことを特徴とする乗用管理機の作業機。
JP3818297A 1997-02-21 1997-02-21 乗用管理機の作業機 Pending JPH10229704A (ja)

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