JPH08228492A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

Info

Publication number
JPH08228492A
JPH08228492A JP7059776A JP5977695A JPH08228492A JP H08228492 A JPH08228492 A JP H08228492A JP 7059776 A JP7059776 A JP 7059776A JP 5977695 A JP5977695 A JP 5977695A JP H08228492 A JPH08228492 A JP H08228492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
depth
stator
groove
rotor
ultrasonic motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7059776A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Takahata
大介 高畠
Tsuneji Ono
恒二 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Co Ltd, Fukoku KK filed Critical Fukoku Co Ltd
Priority to JP7059776A priority Critical patent/JPH08228492A/ja
Publication of JPH08228492A publication Critical patent/JPH08228492A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波モータにおいて、周囲温度が変化して
も、ロータの回転数が安定し、超音波モータの信頼性を
高めるものである。 【構成】 上記ステータ13は、ロータ6との接触面に
所定のピッチで溝14A、14B、14Cを形成し、こ
の溝14Aの深さをA1、溝14Bの深さをA2、溝1
4Cの深さをA3に、サイクリックに形成するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信頼性の高い超音波モ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の超音波モータを示す概略
断面図であり、一例として、ステータの外径が60mm
の超音波モータに実施した場合である。図において、1
は取り付け用の支持部材であり、この支持部材1は、ベ
アリング用穴1A、ステータ用ねじ穴1B、取付け穴1
Cを備えている。2は円盤状のステータであり、このス
テータ2は、弾性体で作られており、ベアリング用穴2
A、取付け穴2Bを備えており、その周辺部上面側に
は、一部詳細な断面図を図6に示すように、均一な深さ
(その深さをA、ステータ2の厚さをCとする)の複数
の溝2Cが切られて、複数の突起2Dが形成される。
【0003】3はベアリング、4は出力回転軸であり、
この出力回転軸4は、ベアリング3により回転自在に軸
支される。5は進行波発生手段であり、この進行波発生
手段5は、ステータ2の周辺部下面側に接着固定されて
おり、リング状の圧電体(図示せず)と、この圧電体
(図示せず)の一方の面に形成した個別電極(図示せ
ず)と、この圧電体(図示せず)の他方の面に形成した
C字形のSIN電極(図示せず)およびC字形のCOS
電極(図示せず)とを備え、進行波を発生する。6はロ
ータであり、このロータ6は、円盤状に形成されてお
り、例えば6角形の透穴6Aが形成されている。このロ
ータ6の透穴6Aは出力回転軸4の6角形部4Bに嵌合
する。また、このロータ6の周辺部6Bの下面側は、凸
状に形成され、ステータ2の周辺部に形成された複数の
突起2Dに圧接される。
【0004】7は皿バネであり、この皿バネ7は、例え
ば6角形の透穴7Aが形成されている。8は押圧部材で
あり、押圧部材8は、その中心部に透穴8Aが形成さ
れ、しかも、その周辺部下面側には6角形状の突起8B
が形成され、この6角形状の突起8Bに皿バネ7の6角
形の透穴7Aが嵌合する。9はネジであり、このネジ9
は、出力回転軸4のネジ部4Aにねじ込まれ、押圧部材
8を介して皿バネ7を押圧して固定する。10は回転軸
用ワッシャー、11はネジであり、このネジ11は、出
力回転軸4のネジ部4Cにねじ込まれる。12はネジで
あり、このネジ12は、ステータ2の取付け穴2Bを通
して支持部材1のステータ用ねじ穴1Bにねじ込むこと
によって、ステータ2を支持部材1に一体の固定するこ
とができる。
【0005】次に、上記構成の超音波モータの回転動作
について簡単に説明する。まず、出力回転軸4のネジ部
4Aにネジ9をねじ込むことにより、皿バネ7は押圧部
材8を介して押圧される。このため、この皿バネ7のば
ね圧により、ロータ6は押圧されて、ステータ2の周辺
部に形成された複数の突起2Dに圧接される。そこで、
進行波発生手段5に駆動信号を加えると、この進行波発
生手段5は進行性の振動をするため、この進行波発生手
段5が接着固定されているステータ2の突起2Dは増幅
された進行波で振動をする。この進行波により、ロータ
6が回転動作し、このロータ6の回転動作は出力回転軸
4の6角形部4Bで回転伝達され、出力回転軸4は回転
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超音波モータは、ステータの溝の深さがすべて同じであ
り、突起の高さもすべて同じである。このため周囲温度
が変化し、ステータ自身の温度が変化すると、圧電体を
駆動する駆動信号の周波数とステータの共振周波数との
間にずれが生じ、起動しにくくなったり、ロータの回転
数の変動が大きくなるなど、信頼性が低下するという問
題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波モー
タは、ステータと、このステータの周辺部下側に接着固
定し、進行性の振動波を発生する圧電体と、このステー
タの周辺部上側に圧接し、このステータの周辺部上側に
増幅されて生ずる進行波振動によって回転するロータ
と、このロータの駆動回転を外部に取り出すための出力
手段とを備えた超音波モータにおいて、上記ステータ
は、ロータとの接触面に所定のピッチで溝が形成されて
おり、この溝の深さを第1の深さ〜第Nの深さに形成す
ると共に、第1の深さ〜第Nの深さをサイクリックに形
成するものである。
【0008】
【作用】本発明は、周囲温度が変化しても、起動性が安
定し、またロータの回転数が変動せず、超音波モータの
信頼性を高めることができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係るの超音波モータの一実
施例を示す概略断面図であり、一例として、ステータの
外径が60mmの超音波モータに実施した場合である。
図において、13は円盤状のステータであり、このステ
ータ13は、弾性体で作られており、ベアリング用穴1
3A、取付け穴13Bを備えており、その周辺部上面側
には、一部詳細な断面図を図2に示すように、例えば、
深さが異なる3種類の溝、詳細には深さA1の第1の溝
14A、深さA2の第2の溝14B、および深さA3の
第3の溝14Cが所定のピッチでサイクリックに形成さ
れる。そして、この第1の溝14A、第2の溝14B、
および第3の溝14Cによって、突起15が複数個形成
され、約40kHzの駆動信号を加えた場合、ステータ
13には9山(波)の進行波ができる。
【0010】なお、ステータ13の厚さがC=3.75
のとき、第1の溝14Aの深さAを1=1.35とし、
第2の溝14Bの深さをA2=1.41とし、第3の溝
14Cの深さをA3=1.48とした場合、温度対周波
数特性は、図3の直線Xに示すように安定化する(な
お、直線Yは従来の超音波モータの温度対周波数特性で
ある)。
【0011】上記の実施例では、円盤状のステータ13
に、第1の溝14A、第2の溝14B、第3の溝14C
を所定のピッチで、サイクリックに形成する場合につい
て説明したが、これに限定することなく、N種類の溝す
なわち第1の溝14A〜第Nの溝14Nを所定のピッチ
で、サイクリックに形成する場合についても同様にでき
ることは、もちろんであり、広い駆動周波数の範囲にお
いて、その周囲温度に対して、安定に回転動作をするも
のである。
【0012】また、図4は、例えば、第1の溝14Aを
2個、第2の溝14Bを4個、第3の溝14Cを1個、
所定のピッチで、サイクリックに形成する場合であり、
温度対周波数特性は、同様に安定化することはもちろん
である。このように、円盤状のステータ13に設けた溝
の数は、山(波)の数の整数倍としてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る超音波モータによれば、周囲温度が変化しても、ロ
ータの回転数が安定し、超音波モータの信頼性を高める
ことができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波モータの一実施例を示す詳
細な断面図である。
【図2】図1のステータの一部詳細な側面図である。
【図3】図1の温度対周波数特性を示す図である。
【図4】図1のステータの他の実施例を示す一部詳細な
側面図である。
【図5】従来の超音波モータを示す詳細な断面図であ
る。
【図6】図5のステータの一部詳細な側面図である。
【符号の説明】
13 ステータ 14A 第1の溝 14B 第2の溝 14C 第3の溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、このステータの周辺部下側
    に接着固定し、進行性の振動波を発生する圧電体と、こ
    のステータの周辺部上側に圧接し、このステータの周辺
    部上側に増幅されて生ずる進行性の振動波によって回転
    するロータと、このロータの駆動回転を外部に取り出す
    ための出力手段とを備えた超音波モータにおいて、 上記ステータは、ロータとの接触面に所定のピッチで溝
    が形成されており、この溝の深さを第1の深さ〜第Nの
    深さに形成すると共に、この第1の深さ〜第Nの深さを
    サイクリックに形成することを特徴とする超音波モー
    タ。
  2. 【請求項2】 上記第1の深さ〜第Nの深さの溝が、そ
    れぞれ進行波の山(波)数の整数倍であることを特徴と
    する請求項1記載の超音波モータ。
JP7059776A 1995-02-22 1995-02-22 超音波モータ Pending JPH08228492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7059776A JPH08228492A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 超音波モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7059776A JPH08228492A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 超音波モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08228492A true JPH08228492A (ja) 1996-09-03

Family

ID=13123040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7059776A Pending JPH08228492A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 超音波モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08228492A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009165231A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Canon Inc 振動波駆動装置およびそれを用いる装置
JP2017108619A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 キヤノン株式会社 超音波モータ、駆動制御システム、光学機器および振動子
JP2017108618A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 キヤノン株式会社 超音波モータ、駆動制御システム、光学機器および振動子
JP2017108617A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 キヤノン株式会社 超音波モータ、駆動制御システム、光学機器および振動子
JP2017108616A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 キヤノン株式会社 超音波モータ、駆動制御システム、光学機器および振動子

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009165231A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Canon Inc 振動波駆動装置およびそれを用いる装置
JP2017108619A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 キヤノン株式会社 超音波モータ、駆動制御システム、光学機器および振動子
JP2017108618A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 キヤノン株式会社 超音波モータ、駆動制御システム、光学機器および振動子
JP2017108617A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 キヤノン株式会社 超音波モータ、駆動制御システム、光学機器および振動子
JP2017108616A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 キヤノン株式会社 超音波モータ、駆動制御システム、光学機器および振動子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010061508A1 (ja) 圧電振動子及び超音波モータ
JPH08228492A (ja) 超音波モータ
JP4261894B2 (ja) 振動型駆動装置
JP4053896B2 (ja) 超音波モータ
JPH02123974A (ja) 超音波モータ
JP2950537B2 (ja) 超音波モータ
JP3001956B2 (ja) 円板型超音波モータ
JP3089323B2 (ja) 超音波モータ
JP3297211B2 (ja) 超音波モータ
JP2864389B2 (ja) 超音波モータ
JPH0721114Y2 (ja) 超音波モータ
JPH08214567A (ja) 超音波モータ
JP4341227B2 (ja) 駆動装置およびこれを用いた機器
JP2007135267A (ja) 超音波モータ
JPH11191968A (ja) 超音波モータのステータ
JPH0697864B2 (ja) 超音波モータ
JPH06261564A (ja) 超音波モータ
JP3089324B2 (ja) 超音波モータ
JP2535260Y2 (ja) 超音波モータ
JP2001112273A (ja) 超音波モータ及び超音波モータのステータ
JP2821689B2 (ja) 超音波モータ
JPH05146181A (ja) 超音波モータ用圧電振動板の製造方法
JPH0628952Y2 (ja) 超音波モ−タ
JPH10271854A (ja) 超音波モータのステータ及びその製造方法
JPH11252948A (ja) 振動波アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210