JPH0822846B2 - 環状テルペン化合物の製造方法 - Google Patents

環状テルペン化合物の製造方法

Info

Publication number
JPH0822846B2
JPH0822846B2 JP62063417A JP6341787A JPH0822846B2 JP H0822846 B2 JPH0822846 B2 JP H0822846B2 JP 62063417 A JP62063417 A JP 62063417A JP 6341787 A JP6341787 A JP 6341787A JP H0822846 B2 JPH0822846 B2 JP H0822846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terpene compound
general formula
cyclic terpene
mixture
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62063417A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63227563A (ja
Inventor
孝志 大西
繁昭 鈴木
俊樹 森
芳司 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=13228693&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0822846(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP62063417A priority Critical patent/JPH0822846B2/ja
Priority to US07/164,909 priority patent/US4924030A/en
Priority to EP88103802A priority patent/EP0282913B2/en
Priority to DE8888103802T priority patent/DE3863302D1/de
Priority to FI881253A priority patent/FI90066C/fi
Priority to DK198801429A priority patent/DK175137B1/da
Publication of JPS63227563A publication Critical patent/JPS63227563A/ja
Publication of JPH0822846B2 publication Critical patent/JPH0822846B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C317/00Sulfones; Sulfoxides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式(I) (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を表わす) で示される環状テルペン化合物の製造方法に関する。
前記一般式(I)で示される環状テルペン化合物は、
医薬、飼料添加剤として使用されているビタミンA酸お
よびビタミンAアセテートの合成中間体として有用であ
る(例えば、大寺ら、J.Am.Chem.Soc.,106,3670(198
4);大寺ら、J.Org.Chem.,51,3834(1986)を参照)。
〔従来の技術〕
従来、環状テルペン化合物は次に示すような方法によ
り製造されることが知られている。
の収率93%、の生成比率は=5/
1、特公昭57-48549号公報の実施例8参照) の収率95%、の生成比率
=86/9/5、宇根山ら、Bull.Chem.Soc.Jpn.,58,18
59(1985)参照) 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術に基づく環状テルペン化合物の製造は、
いずれも鎖状テルペン化合物を出発原料とする酸性条件
下の閉環反応によって行われている。前記したように、
ビタミンA酸およびビタミンAアセテート合成に必要な
環状テルペン化合物は一般式(I)の化合物(以後、β
−体と略記することがある)である。しかしながら、従
来の技術にしたがう環状テルペン化合物の製造は、β−
体の他に一般式(II) (式中、Rは前記定義のとおりである) で示される環状テルペン化合物(以後、α−体と略記す
ることがある)の副生を伴う。したがって、閉環反応に
よるβ−体の反応収率は低く、また副生するα−体との
分離はシルカゲルクロマトグラフィーなどの煩雑な手段
を必要とした。
しかして、本発明の目的はビタミンA酸およびビタミ
ンAアセテート合成の原料であるβ−体を、収率よく、
工業的なスケールで製造する方法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、一般式(II) (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を表わす) で示される環状テルペン化合物を優位に含有する一般式
(I) (式中、Rは上記定義のとおりである) で示される環状テルペン化合物との混合物に酸を作用さ
せ、得られる一般式(I)の環状テルペン化合物を優位
に含有する一般式(II)の環状テルペン化合物との混合
物から晶析により一般式(I)の環状テルペン化合物を
分離することにより達成される。さらに本発明によれ
ば、上記目的は、一般式(III) (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を表わす) で示される鎖状テルペン化合物と上記一般式(I)およ
び一般式(II)で示される環状テルペン化合物との混合
物に酸を作用させ、得られる一般式(I)の環状テルペ
ン化合物を優位に含有する一般式(II)の環状テルペン
化合物との混合物から晶析により一般式(I)の環状テ
ルペン化合物を分離することによっても達成されること
が見出された。
ここで一般式I(β−体)、一般式II(α−体)およ
び一般式IIIの鎖状テルペン化合物におけるRについて
説明する。Rは水素原子;メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基およびt−ブチル基などの低級アルキル基であり、こ
れらの低級アルキル基はスルホン基に対してオルト位
(o−)、メタ位(m−)およびパラ位(p−)のいず
れの位置に置換されていてもよい。この内、最も重要な
Rは水素原子およびp−メチル基である。
本発明は下記の2つの操作により構成される。
1)α−体を優位に含むβ−体との混合物、もしくはそ
れらの混合物に一般式IIIの鎖状テルペン化合物を混合
して、酸を作用させることによってβ−体を優位に含有
するα−体との混合物を得る操作。
2)1)の操作により得た混合物から晶析によってβ−
体を分離する操作、さらに晶析母液からα−体を優位に
含むβ−体との混合物を回収する操作 上記2)の晶析母液から回収されるα−体を優位に含
むβ−体との混合物は再び上記1)の操作を行うことに
よってβ−体を優位に含む混合物に変えられる。このよ
うな操作を繰返すことにより、β−体のみを結晶として
収率よく、工業的スケールで確保することができる。
β−体を優位に含有するα−体との混合物は、α−体
を優位に含むβ−体との混合物に酸を作用させ、あるい
はそれらの混合物に一般式IIIの鎖状テルペン化合物を
混合して酸を作用させることによって製造することがで
きる。酸は硫酸;硫酸とギ酸、酢酸などの低級脂肪族カ
ルボン酸との混合酸を例示することができる。酸の使用
量は、α−体とβ−体との合計モル数、もしくはα−
体、β−体および一般式IIIの鎖状テルペン化合物の合
計モル数に対して0.5〜20モル倍、好ましくは0.5〜5モ
ル倍の酸が使用される。酸との反応温度は使用する酸の
種類および使用量によって変化するが、通常−10〜150
℃の範囲で行なわれ、反応時間は1分乃至5時間であ
る。反応は溶媒を必ずしも必要としないが、系の粘度を
下げて撹拌状態をよくすること、および低沸点の溶媒を
加えることによって反応温度のコントロールを容易にす
ることなどを目的として溶媒を使用することは好まし
い。この目的に使用しうる溶媒としてブタン、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素;メチル
クロリド、プロピルクロリド、メチレンジクロリドなど
のハロゲン化炭化水素;メチルエーテル、エチルエーテ
ル、プロピルエーテルなどの脂肪族エーテル;アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、ジイ
ソプロピルケトンなどの脂肪族ケトン;酢酸メチル、酢
酸エチルなどの脂肪族カルボン酸エステルなど、反応系
中で安定であり、反応を阻害しない溶媒を例示すること
ができる。溶媒の使用量は使用する酸に対して0.1〜50
容量倍であり、0.5〜10容量倍が実際的である。
本発明に従えば、酸との反応後においてα−体とβ−
体の比率をα−体/β−体=20〜40/80〜60とすること
ができる。このようにしてβ−体の比率を高めた反応後
の混合物は晶析に付すことにより、β−体を結晶として
単離することができる。晶析溶媒には、ヘキサン、ヘプ
タンなどの脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素;エチルエーテル、プロピル
エーテルなどの脂肪族エーテル;メタノール、エタノー
ル、プロパノールなどの脂肪族アルコール;アセトン、
メチルエチルケトンなどの脂肪族ケトン;酢酸メチル、
酢酸エチルなどの脂肪族カルボン酸エステルなどを、単
独もしくはこれらの混合液で使用することができる。晶
析温度は使用する溶媒によって異なるが、通常、溶媒の
還流温度から−50℃の範囲で実施できる。溶媒の使用量
はα−体とβ−体の合計量に対して0.1乃至200容量倍の
範囲で用いられる。なおα−体とβ−体の晶析分離は溶
媒をしないでも実施することができるが、一般的には溶
媒を用いる方が高純度のβ−体を単離することができ
る。また晶析は高圧条件下でも実施できる。
β−体を結晶として得た晶析の母液から、溶媒を使用
した場合には溶媒を常圧もしくは減圧下に留去すること
により、α−体を優位に含有するβ−体との混合物を回
収することができる。かくして得られた混合物はそのま
ま、もしくは一般式IIIの鎖状テルペン化合物と混合し
て上記の如く酸と反応させることによりβ−体を優位に
含むα−体との混合物に交換出来、前記と同様な条件下
で晶析することにより、β−体を結晶として得ることが
できる。上記の操作の繰り返しにより、実質的にβ−体
のみを収率よく、工業的スケールで確保することができ
る。なお晶析母液より回収した混合物はそのまま使用し
てもよいが、さらに分子蒸留などで高沸点物を除去した
のち使用してもよい。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1 300mlの三つ口フラスコに濃硫酸32.1g(17.5ml)、酢
酸18.4g(17.5ml)およびペンタン50mlをとった。次い
で激しく攪拌しながら、室温下、この中にα−シクロゲ
ラニルフェニルスルホン()とβ−シクロゲラニルフ
ェニルスルホン()の=54/46の混合物71.5g
(純度83%、純量59.3g)およびペンタン100mlを5分間
で加えた。内温は38℃に達した。5分後に反応混合物を
氷−酢酸エチル(300gと300ml)の中に加えた。フラス
コ内を冷水で2回洗浄し、あわせて酢酸エチル300mlで
抽出した。有機層を水500mlで、次いで10%重曹水300ml
で洗浄したのち、無水硫酸マグネシウム上で乾燥した。
無水硫酸マグネシウムを別し、溶媒を留去することに
より、黄かっ色の粘稠油69.1g(純度85.5%、純量59.1
g)を得た。ガスクロマト分析の結果、このものに含ま
れるの比率は=29/71であった。
ガスクロマト条件;カラム、サーモン1000、1m カラム温度150〜250℃、 昇温速度16℃/分 α−シクロゲラニルフェニルスルホン(), β−シクロゲラニルフェニルスルホン() 上記の方法で得た粘稠油をヘキサンとベンゼンの混合
液(容量比ヘキサン/ベンゼン=97/3)300mlに還流下
に溶かし、徐々に冷却し、10℃で5時間保持したのち、
析出した結晶をガラスフィルターで別して白色結晶3
0.9gを得た。このものはガスクロマト分析の結果、
=5.0/95.0の混合物であった。また晶析母液
から溶媒を減圧下に留去することによりかっ色の粘稠油
33.7g(純度83.7%、純量28.2g)を得た。このものはガ
スクロ分析の結果、の比率は=55.3/44.7
であった。
200mlの三つ口フラスコに濃硫酸15.3g(8.3ml)、酢
酸8.8g(8.3ml)およびペンタン24mlをとった。次いで
激しく攪拌しながら、室温下、この中に上記の晶析母液
より回収した粘稠油33.7g(純度83.7%、純量28.2g)、
=55.3/44.7)およびペンタン48mlを5分間で加
えた。5分後に反応混合物を氷−酢酸エチル(50gと50m
l)中に加えた。以後、上記の方法と同様な抽出処理を
行ない、溶媒留去ののち、かっ色の粘稠油32.5g(純度8
4.0%、純量27.3g)を得た。ガスクロマト分析の結果、
含まれるの比率は=27.2/72.8であった。
次いで、この混合物をヘキサンとベンゼンの混合液
(容量比ヘキサン/ベンゼン=97/3)150mlに還流下に
溶かし、以後上記と同様の操作を行ない、結晶14.1gを
得た。ガスクロ分析の結果、このものは
=4.2/95.8の混合物であった。また晶析母液から溶媒を
減圧下に留去することによりかっ色の粘稠油15.4g(純
度85.7%、純量13.2g)を得た。ガスクロ分析の結果、
このものに含まれるの比率は=51.8/48.2
であった。
実施例2 実施例1で得たかっ色の粘稠油15.4g(純度85.7%、
純量13.2g、=51.8/48.2)と純度90.3%のゲラニ
ル フェニル スルホン30.0g(純量27.1g)を混合し
た。次いで、このものを激しく攪拌する濃硫酸21.3g、
酢酸12.2gおよびペンタン35mlの中に室温下で、ペンタ
ン70mlとともに3分間で加えた。5分後に反応混合物を
氷−酢酸エチル(300gと300ml)中に注いだ。以後実施
例1と同様な抽出操作ののち、溶媒を減圧下に留去する
ことにより、かっ色の粘稠油43.1g(純度86.5%、純量3
7.3g)を得た。ガスクロ分析の結果、このものに含まれ
の比率は=23.7/76.3であった。
次いでこの粘稠油をヘキサン250mlに還流下に溶かし
た。室温下で放冷し、そのまま24時間室温下に放置し
た。析出した白色結晶をガラスフィルターで別し、結
晶22.5gを得た。ガスクロ分析の結果、このものは
=4.8/95.2の混合物であった。また晶析母液の溶媒を
減圧下に留去することにより、かっ色の粘稠油16.5g
(純度89.7%、純量14.8g)を得た。ガスクロ分析の結
果、このものの中に含まれるの比は=52.4
/47.6であった。
実施例3 200mlの三つ口フラスコに濃硫酸10.0gおよびヘキサン
30mlをとり激しく攪拌した。次いでこの中に内温30℃で
α−シクロゲラニル p−トリル スルホン()とβ
−シクロゲラニル p−トリル スルホン()の
=69/31の混合物26.8g(純度74%、純量19.8g)およ
びヘキサン30mlをすばやく滴下し、内温35℃乃至40℃で
5分間激しく攪拌した。次いでこの中に氷水50mlを注い
で5分間攪拌したのち、分液ロートに移し、酢酸エチル
200mlで抽出した。有機層を5%重曹水100mlで洗浄し、
さらに水100mlで2回洗浄したのち、エバポレーターで
溶媒その他の低沸点成分を除いてかっ色の粘稠油21.2g
(純度83%、純量17.6g)を得た。ガスクロ分析の結
果、混合物中に含まれるの比率は=23/77
であった。
ガスクロ条件;カラム,サーモン1000,1m カラム温度150〜250℃、 昇温速度16℃/分 α−シクロゲラニル p−トリル スルホン(), β−シクロゲラニル p−トリル スルホン() 次いで、上記の方法で得たかっ色粘稠油21.2gをへき
さん200mlで還流下に溶かして、徐々に冷却し、室温下
で20時間放置したのち、析出した結晶をガラスフィルタ
ーで別して白色結晶11.5gを得た。ガスクロ分析の結
果このものは=5/95の混合物であった。又、晶析
母液の溶媒を減圧下に留去することにより、かっ色の粘
稠油7.2g(純度85%、純量6.1g)を得た。ガスクロ分析
の結果、この油分に含まれるの比率は=5
6.9/43.1であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ビタミンA酸およびビタミンAアセ
テートの合成中間体として有用な一般式(I)で示され
る環状テルペン化合物を効果的に製造することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−88938(JP,A) 特開 昭50−148327(JP,A) 特開 昭51−133252(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(II) (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を表わす。) で示される環状テルペン化合物を優位に含有する一般式
    (I) (式中、Rは上記定義のとおりである) で示される環状テルペン化合物との混合物に酸を作用さ
    せ、得られる一般式(I)の環状テルペン化合物を優位
    に含有する一般式(II)の環状テルペン化合物との混合
    物から晶析により一般式(I)の環状テルペン化合物を
    分離することを特徴とする環状テルペン化合物の製造方
    法。
  2. 【請求項2】晶析母液から回収される一般式(II)の環
    状テルペン化合物を優位に含有する一般式(I)の環状
    テルペン化合物との混合物に対して、酸を作用させる操
    作と晶析によって一般式(I)の環状テルペン化合物を
    分離する操作を施す特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】一般式(II)で示される環状テルペン化合
    物を優位に含有する一般式(I)で示される環状テルペ
    ン化合物との混合物に酸を作用させる工程に、晶析母液
    から回収される一般式(II)で示される環状テルペン化
    合物を優位に含有する一般式(I)の環状テルペン化合
    物との混合物をそのままもしくは溶媒を除去した形で再
    循環させる特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】一般式(III) (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を表わす) で示される鎖状テルペン化合物と一般式(I)および一
    般式(II) (式中、Rは上記定義のとおりである) で示される環状テルペン化合物との混合物に酸を作用さ
    せ、得られる一般式(I)の環状テルペン化合物を優位
    に含有する一般式(II)の環状テルペン化合物との混合
    物から晶析により一般式(I)の環状テルペン化合物を
    分離することを特徴とする環状テルペン化合物の製造方
    法。
  5. 【請求項5】晶析母液から回収される一般式(II)の環
    状テルペン化合物を優位に含有する一般式(I)の環状
    テルペン化合物との混合物、もしくはこれと一般式(II
    I)の鎖状テルペン化合物との混合物に対して、酸を作
    用させる操作と晶析によって一般式(I)の環状テルペ
    ン化合物を分離する操作を施す特許請求の範囲第4項記
    載の方法。
  6. 【請求項6】一般式(III)で示される鎖状テルペン化
    合物と一般式(I)および一般式(II)で示される鎖状
    テルペン化合物との混合物に酸を作用させる工程に、晶
    析母液から回収される一般式(II)で示される環状テル
    ペン化合物を優位に含有する一般式(I)の環状テルペ
    ン化合物との混合物をそのままもしくは溶媒を除去した
    形で再循環させる特許請求の範囲第4項記載の方法。
JP62063417A 1987-03-17 1987-03-17 環状テルペン化合物の製造方法 Expired - Fee Related JPH0822846B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62063417A JPH0822846B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 環状テルペン化合物の製造方法
US07/164,909 US4924030A (en) 1987-03-17 1988-03-07 Process for preparing cyclic terpenoids
EP88103802A EP0282913B2 (en) 1987-03-17 1988-03-10 Process for the preparation of aromatic sulfones
DE8888103802T DE3863302D1 (de) 1987-03-17 1988-03-10 Verfahren zur herstellung von aromatischen sulfonen.
FI881253A FI90066C (fi) 1987-03-17 1988-03-16 Foerfarande foer framstaellning av cykliska terpenoider
DK198801429A DK175137B1 (da) 1987-03-17 1988-03-16 Fremgangsmåde til fremstilling af cycliske terpenoider

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62063417A JPH0822846B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 環状テルペン化合物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63227563A JPS63227563A (ja) 1988-09-21
JPH0822846B2 true JPH0822846B2 (ja) 1996-03-06

Family

ID=13228693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62063417A Expired - Fee Related JPH0822846B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 環状テルペン化合物の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4924030A (ja)
EP (1) EP0282913B2 (ja)
JP (1) JPH0822846B2 (ja)
DE (1) DE3863302D1 (ja)
DK (1) DK175137B1 (ja)
FI (1) FI90066C (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10040749B2 (en) 2011-12-01 2018-08-07 Bikam Pharmaceuticals Inc. Opsin-binding ligands, compositions and methods of use

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2515437A1 (de) * 1974-04-16 1975-11-20 Ici Ltd Verfahren zur kristallisation von bis(4-chlorphenyl)sulfon
JPS5188938A (en) * 1975-01-31 1976-08-04 Kojundo 4*4** jikurorujifuenirusurupponnobunrihoho
JPS51133252A (en) * 1975-05-15 1976-11-18 Kuraray Co Ltd Process for preparing cyclic terpene derivatives
JPS6042788B2 (ja) * 1978-03-06 1985-09-25 株式会社クラレ 新規な置換シクロヘキセン誘導体およびその製法
JPS5748549A (en) * 1980-08-29 1982-03-19 Fujitsu Ltd Testing method for paper sheet multifeed checking apparatus
FR2565974B1 (fr) * 1984-06-19 1986-08-22 Rhone Poulenc Sante Nouveau procede de p

Also Published As

Publication number Publication date
DK142988D0 (da) 1988-03-16
DE3863302D1 (de) 1991-07-25
EP0282913A1 (en) 1988-09-21
EP0282913B1 (en) 1991-06-19
FI90066B (fi) 1993-09-15
FI90066C (fi) 1993-12-27
FI881253A0 (fi) 1988-03-16
FI881253A (fi) 1988-09-18
DK142988A (da) 1988-09-18
EP0282913B2 (en) 1993-10-20
US4924030A (en) 1990-05-08
JPS63227563A (ja) 1988-09-21
DK175137B1 (da) 2004-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0348813B1 (en) Process for producing halogenated sulfone
JPH0822846B2 (ja) 環状テルペン化合物の製造方法
EP0177398B1 (fr) Dérivés chlores de l'hexadécène, leur préparation et leur emploi dans la synthèse de la vitamine e
JP2553075B2 (ja) シクロゲラニルフエニルスルホンの製造方法
EP0647624B1 (fr) Nouveaux intermédiaires de préparation de la vitamine A et des caroténoides et leur procédé de préparation
JP2890856B2 (ja) クアドラート酸の製造方法
JP4397990B2 (ja) 3−アルキルフラバノノール誘導体の精製法
EP0176435B1 (fr) Dérivés du tocophérol, leur préparation et leur emploi
JP2000034275A (ja) 13―シス―レチノイン酸の製造方法
EP0146439B1 (fr) Procédé de préparation de dérivés acétyléniques, nouveaux dérivés obtenus et leur emploi
JP2842591B2 (ja) 4−ヒドロキシクマリンの製造法
JP4100007B2 (ja) シクロペンテノロン類の精製方法
JP3254746B2 (ja) 末端アセチレン化合物およびその製造法
CA1184208A (fr) Procede de preparation d'halogenoacetals ethyleniques
JPH08104666A (ja) 4−イソプロピルシクロヘキサンカルボン酸エステル誘導体の製法
US7041853B2 (en) Process for producing 4-bromothioanisole
JP2512958B2 (ja) 1−ビフェニリルエタノ―ル誘導体およびその製法
JPH04279564A (ja) スルホニル化合物およびビタミンaまたはそのエステルを製造する方法における中間体としての前記化合物使用
JPH0822845B2 (ja) 環状テルペン化合物の異性化方法
JP2003137882A (ja) 2,3−ジメチルチオフェンの製造方法
FR2578838A1 (fr) Derives chlores de l'hexadecene, leur preparation et leur emploi dans la synthese de la vitamine e
FR2531424A1 (fr) 3,3,3-trifluoro-2-trifluoromethylpropylbenzene et sa preparation
JPH068279B2 (ja) ヒドロキシスルホン類の製造方法
JPH0749410B2 (ja) 3,3−ジクロロアクリロニトリルの製造方法
JPS63423B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees