JPH08227990A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH08227990A
JPH08227990A JP34071295A JP34071295A JPH08227990A JP H08227990 A JPH08227990 A JP H08227990A JP 34071295 A JP34071295 A JP 34071295A JP 34071295 A JP34071295 A JP 34071295A JP H08227990 A JPH08227990 A JP H08227990A
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JP
Japan
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layer
source
semiconductor layer
channel
semiconductor
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Pending
Application number
JP34071295A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Usagawa
利幸 宇佐川
Yoshinori Imamura
慶憲 今村
Masayoshi Kobayashi
正義 小林
Hidekazu Okudaira
秀和 奥平
Shigeo Goshima
滋雄 五島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ソース・ゲート間の寄生抵抗が小さいリセスゲ
ート構造のヘテロ接合FETを有する半導体装置を提供
する。 【構成】電界効果トランジスタのチャネルとして働く第
1の半導体層と、第1の半導体層上に形成された第1の
半導体層よりバンドギャップの大きい第2の半導体層
と、第2の半導体層上に形成された第2の半導体層より
バンドギャップの小さい半導体層からなる電界効果トラ
ンジスタのソース、ドレイン層を有する半導体装置のソ
ース層のシート抵抗を、上記チャネルのシート抵抗より
小さく、かつ数Ω/□〜206Ω/□の範囲にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リセスゲート構造のヘ
テロ接合電界効果トランジスタを有する半導体装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体を用いたMESFET(Me
tal-Semiconductor Field Effect Transistor)の断面構
造の例を図7に示す。ソース、ゲート間寄生抵抗を低減
する目的で、n+GaAsソース、ドレイン層13(ド
ーピングレベル;2×1018cm~3、膜厚;2000Å
程度)が形成されている。ゲート電極1は、上記n+
aAs層13から離れて設けられた、いわゆるリセス構
造を用いて形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ソー
ス・ゲート間の寄生抵抗が小さいリセスゲート構造のヘ
テロ接合FETを有する半導体装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、電界効果ト
ランジスタのチャネルとして働く第1の半導体層と、第
1の半導体層上に形成された第1の半導体層よりバンド
ギャップが大きい第2の半導体層と、第2の半導体層上
に形成された第2の半導体層よりバンドギャップの小さ
い半導体層からなる電界効果トランジスタのソース、ド
レイン層を有する半導体装置のソース層のシート抵抗
を、チャネルのシート抵抗より小さく、かつ数Ω/□〜
206Ω/□の範囲内にすることにより達成できる。
【0005】
【作用】上記従来技術のMESFETの場合はn+Ga
Asソース層13を厚くすることでソース・ゲート間の
寄生抵抗を低減できるが、ヘテロ接合を有するFETの
場合はヘテロ界面にエネルギギャップがある為にソース
層を薄くする方が有利であると考えられていた。しか
し、ソース層のシート抵抗をチャネルのシート抵抗より
小さく、かつ数Ω/□〜206Ω/□の範囲となるよう
にソース層を厚くすると、ソース・ゲート間の寄生抵抗
を減少できることがわかった。
【0006】
【実施例】
〈実施例1〉本発明の実施例1のGaAs/AlGaA
sへテロ接合を用いた場合の2DEG−FETを図1〜
図5の製造工程断面図により説明する。
【0007】半絶縁性GaAs基板10上にMBE(分
子線エピタキシー)を用いて、膜厚1μmのアンドープ
GaAs層17(通常p~型で、1014cm~3の残留ア
クセプターが存在する)を成長した。次に膜厚60Åの
アンドープAlxGa1-xAs16を形成した。Al混晶
比は通常0.3〜0.4の範囲で用いて、膜厚は0Å〜1
00Å程度に通常選んでいる。次にSiを1×1019
m~3含む膜厚50ÅのAlyGa1-yAs層15を形成し
た。Al組成は通常0.23を選んでいる。応用目的に
よって0.2から0.4の範囲で用いることもできる。膜
厚は通常10Åから150Åの範囲で選んでいる。膜厚
が非常に薄い時には、Siの代りにSn(スズ)をn型
ドーパントとして用い、5×1019cm~3のドーピング
レベルに選ぶことが多い。
【0008】次に膜厚150ÅのアンドープAlxGa
1-xAs層14を形成した。Al組成比は、通常0.3〜
0.4の範囲で用いている。又膜厚は50Åから200
Åの範囲で形成している。最後にソース・ゲート間の寄
生抵抗を低減する目的で、膜厚dが1600Åのn+
aAs層13を形成した。Siのドーピングレベルは1
×1019cm~3であった。シート抵抗ρsは25.3Ω
/□である。更に寄生抵抗を減少させるにはn+Ge等
を用いて、シート抵抗を数Ω/□以下にすることも可能
である。n+Ge(ドーピングレベル1020cm~3)の場
合には、膜厚は200Å〜300Å程度で良い(図
1)。この場合のシート抵抗は、膜厚200Åのとき2
06Ω/□であり、膜厚300Åのとき130Ω/□で
ある。
【0009】シート抵抗は、母材料、ドーピングレベル
および膜厚が決まれば、ドーピングレベルと抵抗率ρの
換算表(例えば、S.M.Sze著「Physics
ofSemiconductor Device」(S
ECOND EDITION、1981年発行)の第3
3頁のFig.22参照)から抵抗率ρを求め、これを
膜厚で割れば求まる。但し、ここで用いる膜厚は、実際
の膜厚dから表面空乏層の厚さhを引いた電気伝導に寄
与する実効膜厚である。表面空乏層の厚さhは、ドーピ
ングレベルと表面電位との良く知られた関係式から求ま
る。
【0010】次に、ソース、ドレイン電極2、3をAu
Ge/Ni/Auを用いてリフトオフ方法で形成後、絶
縁膜5を形成し、ゲート形成のためのホトレジスト20
を形成した(図2)。
【0011】ドライエッチングを用いて、パシベーショ
ン用絶縁膜5(通常CVD・SiO2、3500Å)の
露出された部分を除去した後、CCl2、F2/Heを用
いたRIE(反応性イオンエッチング)によって、n+
GaAs層13を選択的に除去しソース、ドレイン層の
形状に加工した。化学処理の後、光CVDを用いて、S
344を1000Å形成した。形成時の基板温度は1
30℃であり、ホトレジストの熱変形等は生じなかった
(図3)。通常Si34の膜厚は100Åから1000
Åの範囲で用いている。
【0012】次に通常のドライエッチングを用いて、ゲ
ートリセス構造の底の部分に形成されているSi34
びホトレジスト上のSi34を除去した。このときn+
GaAsソース、ドレイン層13の側面上に形成された
Si34層4が残っている。
【0013】本実施例では、光CVDでSi34を形成
した例を示したが、低温度(150℃程度)マイクロ波
プラズマCVDでSiO2を形成する方法、或いは、電
子ビームによりSiO2ターゲートをスパッタリングで
被着させる方法を用いてもよい。
【0014】次にゲート電極1を形成するため、Ti/
Pt/Auを蒸着した(図4)。周知のリフトオフ法を
用いてTi/Pt/Au層の不要部分を除去して、所望
の形状のFETを得た(図5)。ゲートメタルとしては
他にAl、Mo/Auも可能である。
【0015】本実施例では、GaAs/AlGaAsヘ
テロ接合を用いた2DEG−FETの場合を示したが、
他のヘテロ接合、たとえば、InP/InGaAs、G
aAs/Ge、AlGaAs/InGaAs等の場合で
も有効である。
【0016】又、2次元正孔ガスを用いた場合、例えば
本実施例でn型不純物をp型不純物のBe、Mgに代え
た場合にも有効である。
【0017】〈実施例2〉本発明の実施例2のヘテロ接
合MESFETを図6により説明する。半絶縁性GaA
s基板10上にアンドープGaAs又はアンドープAl
yGa1-yAs(y〜0.5)層17′(膜厚1μm)を形
式後、Siを5×1017cm~3含むGaAs層19を5
00Å形成した。更に、アンドープAlyGa1-yAs層
14′(膜厚50Å)を形成後、n+Ge(1020cm~3
のドーピングレベル)層13′(膜厚500Å)を形成
した。n+Ge層13′のシート抵抗は74Ω/□であ
る。実際のFET作成からプロセスは、実施例1とほと
んど同一である。主な違いは、n+Geをソース、ドレ
イン層に用いたために、オーミックメタルとしては、A
lを用い、n+Geソース、ドレイン層13′とAlG
aAs層14′はCF4をエッチングガスとして用いた
ドライエッチングで形成した。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ソース・ゲート間の寄
生抵抗の小さいリセスゲート構造のヘテロ接合FETを
有する半導体装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の2DEG−FETの製造工
程断面図である。
【図2】本発明の実施例1の2DEG−FETの製造工
程断面図である。
【図3】本発明の実施例1の2DEG−FETの製造工
程断面図である。
【図4】本発明の実施例1の2DEG−FETの製造工
程断面図である。
【図5】本発明の実施例1の2DEG−FETの製造工
程断面図である。
【図6】本発明の実施例2のGaAs−MESFETの
断面図である。
【図7】従来のFETの断面図である。
【符号の説明】
1…ゲート電極、2、3…ソース・ドレイン電極、4…
+ソース、ドレイン層とゲートメタルの分離のための
側壁、11…高抵抗バッファー層、12…能動層、13
…n+ソース、ドレイン層、13′…n+Geソース、ド
レイン層、14、16…アンドープAlGaAs層、1
5…n+AlGaAs層、19…n型GaAs層。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/203 (72)発明者 奥平 秀和 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 五島 滋雄 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電界効果トランジスタのチャネルとして働
    く第1の半導体層と、該第1の半導体層上に形成された
    該第1の半導体層よりバンドギャップの大きい第2の半
    導体層と、該第2の半導体層上に形成された該第2の半
    導体層よりバンドギャップの小さい半導体層からなる上
    記電界効果トランジスタのソース、ドレイン層を有し、
    該ソース層のシート抵抗は上記チャネルのシート抵抗よ
    り小さく、かつ数Ω/□〜206Ω/□の範囲にあるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記チャネルは2次元キャリア層からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】上記第2の半導体層は上記チャネル側の上
    記チャネルと同一導電型の層と、上記チャネルから遠い
    側のアンドープ層の積層体からなることを特徴とする請
    求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】上記第1の半導体層は一導電型の層であ
    り、上記第2の半導体層としてアンドープ層であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】上記第1の半導体層はInGaAs層であ
    り、上記第2の半導体層はAlGaAs層であることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導
    体装置。
JP34071295A 1995-12-27 1995-12-27 半導体装置 Pending JPH08227990A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141768A (ja) * 1984-07-31 1986-02-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 複合硬質膜被覆工具
JPS62200771A (ja) * 1986-02-28 1987-09-04 Hitachi Ltd 半導体装置とその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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