JP2758396B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JP2758396B2 JP2758396B2 JP61041768A JP4176886A JP2758396B2 JP 2758396 B2 JP2758396 B2 JP 2758396B2 JP 61041768 A JP61041768 A JP 61041768A JP 4176886 A JP4176886 A JP 4176886A JP 2758396 B2 JP2758396 B2 JP 2758396B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は半導体装置に関し、詳しくは、リセスゲート
構造を有し、ゲート耐圧の向上およびソース・ゲート容
量の低減に好適な半導体装置に関する。 〔従来の技術〕 砒化ガリウム(GaAs)等の化合物半導体を用いたGaAs
MESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transist
or),又はアルミニウムヒ化ガリウム(AlGaAs)とGaAs
のヘテロ接合界面に形成される2次元電子ガス(Two Di
mensional Electron Gas;2DEG)を能動層に用いるFET
(2DEG-FET)を、低雑音,高周波用FETとして用いる場
合の従来のFET断面構造の例を第2図に示す。ソース,
ゲート間寄生抵抗を低減する目的で、n+GaAs層13(ド
ーピングレベル;2×1018cm-3,膜厚;2000Å程度)が形
成されている。ゲート電極1は、上記n+GaAs層13から
離れて設けられ、いわゆるリセス構造が形成されてい
る。ところで、この様なリセス構造は、通常、化学エツ
チングを用いて形成され、第2図に示す様に、n+GaAs
領域13とゲート電極1の間に通常0.1〜0.2μmの目あき
層と呼ばれてシート抵抗1kΩ/□程度の領域が形成さ
れ、寄生抵抗増大の原因を形成していた。 この様な寄生抵抗増加をふせぐために、上記ゲート電
極1と上記n+GaAs層13との間に隙間が生じないよう
に、ゲート電極1を自己整合的に形成する第3図の様な
構造や、ゲート電極1とn+GaAs層13との間に側壁絶縁
物5を形成する構造(第4図)が実施されてきている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術は、寄生抵抗低減という点では、効果を
示してきた。しかし、第3図に示した構造では、ゲート
電極1はn+GaAs層13に直接接触し、ゲート耐圧(ソー
スゲート間を逆バイアスに印加したとき、リーク電流を
押えることのできる電圧)が1.5〜3.0V程度と低く、実
用レベル、7〜10Vに遠く及ばず大きな問題であつた。
又、ゲート耐圧劣化を防ぐために、ゲート電極1とn+
GaAs13の間に絶縁物5を形成する構造も、実現されてき
たが、ゲート電極1の一部分7がn+GaAs層13と重な
り、そのため、ゲート容量が2倍程度大きくなってい
た。 本発明の目的は、上記従来の問題を解決し、寄生抵抗
を低減してゲート容量増大の恐れのない構造を有する半
導体装置を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、n+GaAsキヤツプ層の側壁のみに絶縁物
を形成し、リセス構造の内側だけに、ゲート電極1を形
成することにより達成される。GaAs MESFETに適用した
場合の断面図を第1図(a),(b)に示す。 〔作用〕 本発明のFET構造では、n+GaAs層13とゲート電極1
の間は、絶縁物側壁4の膜厚で決まる目あき部分(膜厚
大略各1000Å以下)の寄生抵抗のみで、極めてわずかで
あるため、寄生抵抗の増加はない。又、ゲート電極1と
n+GaAs層13とは、側壁絶縁物4とで分離されているた
め、ゲート耐圧の劣化はない。又、ゲート電極1はリセ
ス構造内側のみに形成されているので、ソース・ゲート
容量の増加もない。 〔実施例〕 実施例1 GaAs/AlGaAsヘテロ接合を用いた場合の2DEG-FETの製
造方法の主要工程を、第5図(a)〜(e)に示す。 半絶縁性GaAs基板10上にMBE(分子様エピタキシー)
を用いて、アンドープ膜厚1μmのGaAs層17(通常p-
型で、1014cm-3の残留アクセプターが存在する)成長し
た。次にアンドープ膜厚60ÅのAlxGa1-xAs層16形成し
た。Al混晶比は通常0.3〜0.4の範囲で用いて、膜厚は0
Å〜100Å程度に通常選んでいる。次にSiを1×1019cm
-3含む膜厚50ÅのAlyGa1-yAs層15形成した。Al組成は通
常0.23を選んでいる。応用目的によつて0.2から0.4の範
囲で用いることもできる。膜厚は通常10Åから150Åの
範囲で選んでいる。膜厚が非常に薄い時には、Siの代り
にSn(スズ)をn型ドーパントとして用い、5×1019cm
-3のドーピングレベルに選ぶことが多い。 次にアンドープ膜厚150ÅのAlxGa1-xAs層14を150Å形
成した。Al組成比は、通常0.3〜0.4の範囲で用いてい
る。又膜厚は50Åから200Åの範囲で形成している。最
後にソースゲート間寄生抵抗を低減する目的で、膜厚16
00Åのn+GaAs層13を1600Å形成した。Siのドーピング
レベルは1×1019cm-3であつた。更に寄生抵抗は減少さ
せるにはn+Ge等を用いて、シート抵抗を数Ω/□以下
にすることも可能である。n+−Ge(ドーピングレベル
1020cm-3)の場合には、膜厚は200Å〜300Å程度で良い
(第5図(a))。 次に、ソース,ドレイン電極2,3をAuGe/Ni/Auを用い
てリフト−オフ方法で形成後、絶縁膜5を形成し、ゲー
ト形成のためのホトレジスト20を形成した(第5図
(b))。 ドライエツチングを用いて、パシベーシヨン用絶縁膜
5(通常CVD SiO23500Å)の露出された部分を除去した
後、CCl2,F2/Heを用いたRIE(反応性イオンエッチン
グ)によってn+GaAs層13を選択的に除去した。化学処
理の後、光CVDを用いて、Si3N44を1000Å形成した。
形成時の基板温度は130℃であり、ホトレジストの熱変
形等はなかつた(第5図(c))。 通常Si3N4の膜厚は100Åから1000Åの範囲で用いて
いる。 次に通常のドライエツチングを用いて、ゲートリセス
構造の底の部分に形成されているSi3N4及びホトレジス
ト上のSi3N4を除去した。このとき、n+GaAs層13の側
面上に形成されたSi3N4層が残つていることが重要であ
る。 本実施例では、光CVDでSi3N4を形成した例を示した
が、低温度(150℃程度)マイクロ波プラズマCVDでSiO2
を形成する方法、或いは、電子ビームによりSiO2ターゲ
ートをスパツタリングで被着させる方法を用いてもよ
い。 次にゲート電極を形成するため、Ti/Pt/Auを蒸着し
た。((第5図(d))周知のリフトオフ法を用いてTi
/Pt/Au層の不要部分を除去して、所望の形状のFETを得
た(第5図(e))。 ゲートメタルとしては他にAl,Mo/Auも可能である。 この様な構造の2DEG-FETでは、第3図に示す従来構造
のFETに比べ、ゲート耐圧が1.5Vから10V程度に向上し
た。又、ゲート電極に印加できる最大ゲート電圧も、従
来の0.8Vから2.9Vまで改善できた。 又、第4図に示すオーバーハングのあるゲート構造と
比べると、ゲート長Lg=1μm,ゲート幅10μmのとき、
従来40fFもあつたソース,ゲート容量は,20fFにまで改
善できた。 本実施例では、GaAs/AlGaAsヘテロ接合を用いた2DEG-
FETの場合を示したが、他のヘテロ接合、たとえば、InP
/InGaAs,GaAs/Ge,AlGaAs/InGaAs等の場合でも有効であ
る。 又、2次元正孔ガスを用いた場合、実施例1でn型不
純物をp型不純物、Be,Mgにかえた場合にも有効であ
る。 実施例2 GaAs MESFETに適用した場合の例を第6図に示す。 半絶縁性GaAs基板10上にアンドープGaAs又はアンドー
プAlyGa1-yAs(y〜0.5)層17′(膜厚1μm)を形式
後、Siを5×1017cm-3含むGaAs19を500Å形成した。更
に、アンドープAlyGa1-yAs層14′(膜厚50Å)を形成
後、n+Ge(1020cm-3のドーピングレベル)層13′(膜
厚500Å)を形成した。 実際のFET作成からプロセスは、実施例1とほとんど
同一である。主な違いは、n+Geをソースドレイン領域
に用いたために、オーミツクメタルとしては、Alを用
い、n+Ge層13′とAlyGa1-yAs層14′はCF4をエッチン
グガスとして用いたドライエツチングで形成した。 〔発明の効果〕 本発明によれば、ゲートリセス構造において、n+ギ
ヤツプ層とゲートメタルの間に、絶縁物からなる側壁を
ゲートリセスの内側のみにゲートメタルを形成したの
で、 ゲート耐圧を1桁大きくすることが可能となり、 ソース・ゲート容量を半減することができた。
構造を有し、ゲート耐圧の向上およびソース・ゲート容
量の低減に好適な半導体装置に関する。 〔従来の技術〕 砒化ガリウム(GaAs)等の化合物半導体を用いたGaAs
MESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transist
or),又はアルミニウムヒ化ガリウム(AlGaAs)とGaAs
のヘテロ接合界面に形成される2次元電子ガス(Two Di
mensional Electron Gas;2DEG)を能動層に用いるFET
(2DEG-FET)を、低雑音,高周波用FETとして用いる場
合の従来のFET断面構造の例を第2図に示す。ソース,
ゲート間寄生抵抗を低減する目的で、n+GaAs層13(ド
ーピングレベル;2×1018cm-3,膜厚;2000Å程度)が形
成されている。ゲート電極1は、上記n+GaAs層13から
離れて設けられ、いわゆるリセス構造が形成されてい
る。ところで、この様なリセス構造は、通常、化学エツ
チングを用いて形成され、第2図に示す様に、n+GaAs
領域13とゲート電極1の間に通常0.1〜0.2μmの目あき
層と呼ばれてシート抵抗1kΩ/□程度の領域が形成さ
れ、寄生抵抗増大の原因を形成していた。 この様な寄生抵抗増加をふせぐために、上記ゲート電
極1と上記n+GaAs層13との間に隙間が生じないよう
に、ゲート電極1を自己整合的に形成する第3図の様な
構造や、ゲート電極1とn+GaAs層13との間に側壁絶縁
物5を形成する構造(第4図)が実施されてきている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術は、寄生抵抗低減という点では、効果を
示してきた。しかし、第3図に示した構造では、ゲート
電極1はn+GaAs層13に直接接触し、ゲート耐圧(ソー
スゲート間を逆バイアスに印加したとき、リーク電流を
押えることのできる電圧)が1.5〜3.0V程度と低く、実
用レベル、7〜10Vに遠く及ばず大きな問題であつた。
又、ゲート耐圧劣化を防ぐために、ゲート電極1とn+
GaAs13の間に絶縁物5を形成する構造も、実現されてき
たが、ゲート電極1の一部分7がn+GaAs層13と重な
り、そのため、ゲート容量が2倍程度大きくなってい
た。 本発明の目的は、上記従来の問題を解決し、寄生抵抗
を低減してゲート容量増大の恐れのない構造を有する半
導体装置を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、n+GaAsキヤツプ層の側壁のみに絶縁物
を形成し、リセス構造の内側だけに、ゲート電極1を形
成することにより達成される。GaAs MESFETに適用した
場合の断面図を第1図(a),(b)に示す。 〔作用〕 本発明のFET構造では、n+GaAs層13とゲート電極1
の間は、絶縁物側壁4の膜厚で決まる目あき部分(膜厚
大略各1000Å以下)の寄生抵抗のみで、極めてわずかで
あるため、寄生抵抗の増加はない。又、ゲート電極1と
n+GaAs層13とは、側壁絶縁物4とで分離されているた
め、ゲート耐圧の劣化はない。又、ゲート電極1はリセ
ス構造内側のみに形成されているので、ソース・ゲート
容量の増加もない。 〔実施例〕 実施例1 GaAs/AlGaAsヘテロ接合を用いた場合の2DEG-FETの製
造方法の主要工程を、第5図(a)〜(e)に示す。 半絶縁性GaAs基板10上にMBE(分子様エピタキシー)
を用いて、アンドープ膜厚1μmのGaAs層17(通常p-
型で、1014cm-3の残留アクセプターが存在する)成長し
た。次にアンドープ膜厚60ÅのAlxGa1-xAs層16形成し
た。Al混晶比は通常0.3〜0.4の範囲で用いて、膜厚は0
Å〜100Å程度に通常選んでいる。次にSiを1×1019cm
-3含む膜厚50ÅのAlyGa1-yAs層15形成した。Al組成は通
常0.23を選んでいる。応用目的によつて0.2から0.4の範
囲で用いることもできる。膜厚は通常10Åから150Åの
範囲で選んでいる。膜厚が非常に薄い時には、Siの代り
にSn(スズ)をn型ドーパントとして用い、5×1019cm
-3のドーピングレベルに選ぶことが多い。 次にアンドープ膜厚150ÅのAlxGa1-xAs層14を150Å形
成した。Al組成比は、通常0.3〜0.4の範囲で用いてい
る。又膜厚は50Åから200Åの範囲で形成している。最
後にソースゲート間寄生抵抗を低減する目的で、膜厚16
00Åのn+GaAs層13を1600Å形成した。Siのドーピング
レベルは1×1019cm-3であつた。更に寄生抵抗は減少さ
せるにはn+Ge等を用いて、シート抵抗を数Ω/□以下
にすることも可能である。n+−Ge(ドーピングレベル
1020cm-3)の場合には、膜厚は200Å〜300Å程度で良い
(第5図(a))。 次に、ソース,ドレイン電極2,3をAuGe/Ni/Auを用い
てリフト−オフ方法で形成後、絶縁膜5を形成し、ゲー
ト形成のためのホトレジスト20を形成した(第5図
(b))。 ドライエツチングを用いて、パシベーシヨン用絶縁膜
5(通常CVD SiO23500Å)の露出された部分を除去した
後、CCl2,F2/Heを用いたRIE(反応性イオンエッチン
グ)によってn+GaAs層13を選択的に除去した。化学処
理の後、光CVDを用いて、Si3N44を1000Å形成した。
形成時の基板温度は130℃であり、ホトレジストの熱変
形等はなかつた(第5図(c))。 通常Si3N4の膜厚は100Åから1000Åの範囲で用いて
いる。 次に通常のドライエツチングを用いて、ゲートリセス
構造の底の部分に形成されているSi3N4及びホトレジス
ト上のSi3N4を除去した。このとき、n+GaAs層13の側
面上に形成されたSi3N4層が残つていることが重要であ
る。 本実施例では、光CVDでSi3N4を形成した例を示した
が、低温度(150℃程度)マイクロ波プラズマCVDでSiO2
を形成する方法、或いは、電子ビームによりSiO2ターゲ
ートをスパツタリングで被着させる方法を用いてもよ
い。 次にゲート電極を形成するため、Ti/Pt/Auを蒸着し
た。((第5図(d))周知のリフトオフ法を用いてTi
/Pt/Au層の不要部分を除去して、所望の形状のFETを得
た(第5図(e))。 ゲートメタルとしては他にAl,Mo/Auも可能である。 この様な構造の2DEG-FETでは、第3図に示す従来構造
のFETに比べ、ゲート耐圧が1.5Vから10V程度に向上し
た。又、ゲート電極に印加できる最大ゲート電圧も、従
来の0.8Vから2.9Vまで改善できた。 又、第4図に示すオーバーハングのあるゲート構造と
比べると、ゲート長Lg=1μm,ゲート幅10μmのとき、
従来40fFもあつたソース,ゲート容量は,20fFにまで改
善できた。 本実施例では、GaAs/AlGaAsヘテロ接合を用いた2DEG-
FETの場合を示したが、他のヘテロ接合、たとえば、InP
/InGaAs,GaAs/Ge,AlGaAs/InGaAs等の場合でも有効であ
る。 又、2次元正孔ガスを用いた場合、実施例1でn型不
純物をp型不純物、Be,Mgにかえた場合にも有効であ
る。 実施例2 GaAs MESFETに適用した場合の例を第6図に示す。 半絶縁性GaAs基板10上にアンドープGaAs又はアンドー
プAlyGa1-yAs(y〜0.5)層17′(膜厚1μm)を形式
後、Siを5×1017cm-3含むGaAs19を500Å形成した。更
に、アンドープAlyGa1-yAs層14′(膜厚50Å)を形成
後、n+Ge(1020cm-3のドーピングレベル)層13′(膜
厚500Å)を形成した。 実際のFET作成からプロセスは、実施例1とほとんど
同一である。主な違いは、n+Geをソースドレイン領域
に用いたために、オーミツクメタルとしては、Alを用
い、n+Ge層13′とAlyGa1-yAs層14′はCF4をエッチン
グガスとして用いたドライエツチングで形成した。 〔発明の効果〕 本発明によれば、ゲートリセス構造において、n+ギ
ヤツプ層とゲートメタルの間に、絶縁物からなる側壁を
ゲートリセスの内側のみにゲートメタルを形成したの
で、 ゲート耐圧を1桁大きくすることが可能となり、 ソース・ゲート容量を半減することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明のFET構造断面図、第2
図,第3図,第4図は従来FETの断面図、第5図は本発
明を2DEG-FETに適用した場合の主要工程図、第6図はGa
As-MESFETに適用した場合の図である。 1……ゲート電極、2,3……ソース・ドレイン電極、4
……n+キヤツプ層とゲートメタルの分離のための側
壁、11……高抵抗バツフアー層、12……能動層、13……
n+キヤツプ層、13′……n+Geキヤツプ層、14,16…
…アンドープAlGaAs層、15……n+AlGaAs層、19……n
型GaAs層。
図,第3図,第4図は従来FETの断面図、第5図は本発
明を2DEG-FETに適用した場合の主要工程図、第6図はGa
As-MESFETに適用した場合の図である。 1……ゲート電極、2,3……ソース・ドレイン電極、4
……n+キヤツプ層とゲートメタルの分離のための側
壁、11……高抵抗バツフアー層、12……能動層、13……
n+キヤツプ層、13′……n+Geキヤツプ層、14,16…
…アンドープAlGaAs層、15……n+AlGaAs層、19……n
型GaAs層。
フロントページの続き
(72)発明者 小林 正義
国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式
会社日立製作所中央研究所内
(72)発明者 奥平 秀和
国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式
会社日立製作所中央研究所内
(72)発明者 五島 滋雄
国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式
会社日立製作所中央研究所内
(56)参考文献 特開 昭60−251671(JP,A)
特開 昭59−222965(JP,A)
特開 昭60−107867(JP,A)
特開 昭60−165764(JP,A)
特開 昭62−39076(JP,A)
特開 昭59−32173(JP,A)
特開 昭61−184887(JP,A)
特開 昭61−24265(JP,A)
特開 昭59−100577(JP,A)
特開 昭59−193069(JP,A)
特開 昭60−254665(JP,A)
特開 昭60−92669(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.電界効果トランジスタのチャネルとして働く第1の
III−V族化合物半導体層と、当該第1のIII−V族化合
物半導体層上に形成された当該第1のIII−V族化合物
半導体層よりバンドギャップの大きい第2のIII−V族
化合物半導体層と、当該第2のIII−V族化合物半導体
層上に形成された当該第2のIII−V族化合物半導体層
よりバンドギャップの小さいIII−V族化合物半導体層
からなる上記電界効果トランジスタのソース、ドレイン
層を有する半導体装置において、上記第1のIII−V族
化合物半導体層はアンドープ層であり、上記第2のIII
−V族化合物半導体層は上記チャネル側の上記チャネル
と同一導電型の層と、上記チャネルから遠い側の膜厚が
50Å〜200Åの範囲にあるアンドープ層とを有する積層
構造であり、上記電界効果トランジスタのゲート電極
は、上記ソース、ドレイン層と同じ側にあり、かつ上記
第2のIII−V族化合物半導体層中の上記チャネルから
遠い側の上記層と接しており、上記チャネルは、上記第
2のIII−V族化合物半導体層中の上記チャネル側の上
記層から上記第1のIII−V族化合物半導体層へキャリ
アが供給されることにより生じる2次元キャリア層であ
ることを特徴とする半導体装置。 2.上記第1のIII−V族化合物半導体層はInGaAs層で
あり、上記第2のIII−V族化合物半導体層はAlGaAs層
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半
導体装置。 3.電界効果トランジスタのチャネルとして働く第1の
III−V族化合物半導体層と、当該第1のIII−V族化合
物半導体層上に形成された当該第1のIII−V族化合物
半導体層よりバンドギャップの大きい第2のIII−V族
化合物半導体層と、当該第2のIII−V族化合物半導体
層上に形成された当該第2のIII−V族化合物半導体層
よりバンドギャップの小さいIII−V族化合物半導体層
からなる上記電界効果トランジスタのソース、ドレイン
層を有する半導体装置において、上記第1のIII−V族
化合物半導体層は一導電型層であり、上記第2のIII−
V族化合物半導体層は膜厚が50Å〜200Åの範囲にある
アンドープ層であり、上記電界効果トランジスタのゲー
ト電極は上記ソース、ドレイン層と同じ側にあり、かつ
上記第2のIII−V族化合物半導体層と接していること
を特徴とする半導体装置。 4.上記第1のIII−V族化合物半導体層はInGaAs層で
あり、上記第2のIII−V族化合物半導体層はAlGaAs層
であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の半
導体装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61041768A JP2758396B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 半導体装置 |
KR8701384A KR910000117B1 (en) | 1986-02-28 | 1987-02-19 | Semiconductor device having recess pole structure |
DE19873706274 DE3706274A1 (de) | 1986-02-28 | 1987-02-26 | Halbleiterelement und verfahren zu dessen herstellung |
US07/340,471 US5181087A (en) | 1986-02-28 | 1989-04-19 | Semiconductor device and method of producing the same |
US07/998,856 US5373191A (en) | 1986-02-28 | 1992-12-30 | Semiconductor device and method of producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61041768A JP2758396B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 半導体装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34071295A Division JPH08227990A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62200771A JPS62200771A (ja) | 1987-09-04 |
JP2758396B2 true JP2758396B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=12617574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61041768A Expired - Lifetime JP2758396B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 半導体装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2758396B2 (ja) |
KR (1) | KR910000117B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011124246A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Mitsubishi Electric Corp | ヘテロ接合電界効果型トランジスタ及びその製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08227990A (ja) * | 1995-12-27 | 1996-09-03 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
JP6872055B2 (ja) * | 2020-04-07 | 2021-05-19 | ローム株式会社 | 半導体装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59222965A (ja) * | 1983-06-02 | 1984-12-14 | Nec Corp | シヨツトキ−障壁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法 |
JP2624642B2 (ja) * | 1983-11-16 | 1997-06-25 | 株式会社日立製作所 | 半導体装置の製法 |
JPS60165764A (ja) * | 1984-02-08 | 1985-08-28 | Nec Corp | 化合物半導体装置の製造方法 |
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1987
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