JPH08227773A - フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置 - Google Patents
フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置Info
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- JPH08227773A JPH08227773A JP7030777A JP3077795A JPH08227773A JP H08227773 A JPH08227773 A JP H08227773A JP 7030777 A JP7030777 A JP 7030777A JP 3077795 A JP3077795 A JP 3077795A JP H08227773 A JPH08227773 A JP H08227773A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンドル回転時におけるフラットケーブルの
摺動音や暴れ音を、部品点数の増大なしに低コストで実
現できるフラットケーブルを用いた電気信号伝達装置を
提供する。 【構成】 アッパカバー1とアンダカバー4との間に形
成される環状の空間6内に収容され、ハンドル軸と共に
回転するロテータ5の外側に巻付けられてハンドル側と
ステアリング・コラム側とを電気的に接続するフラット
ケーブル2の両縁部の所定部位を、幅方向に部分的に拡
大して拡幅部9を設け、この拡幅部9を含めた全幅W2
は空間6の高さHよりも大きくする。拡幅部9の形状は
円形、または三角形状にし、フラットケーブル2の両縁
部に等間隔で形成する。このフラットケーブル2を環状
の空間6に挿入すると、拡幅部9が弾性的に空間6の天
井面と床面に接し、フラットケーブル2が空間6内で軽
く付勢された状態で移動するので、フラットケーブル2
の移動時に摺動音や衝突音が防止される。
摺動音や暴れ音を、部品点数の増大なしに低コストで実
現できるフラットケーブルを用いた電気信号伝達装置を
提供する。 【構成】 アッパカバー1とアンダカバー4との間に形
成される環状の空間6内に収容され、ハンドル軸と共に
回転するロテータ5の外側に巻付けられてハンドル側と
ステアリング・コラム側とを電気的に接続するフラット
ケーブル2の両縁部の所定部位を、幅方向に部分的に拡
大して拡幅部9を設け、この拡幅部9を含めた全幅W2
は空間6の高さHよりも大きくする。拡幅部9の形状は
円形、または三角形状にし、フラットケーブル2の両縁
部に等間隔で形成する。このフラットケーブル2を環状
の空間6に挿入すると、拡幅部9が弾性的に空間6の天
井面と床面に接し、フラットケーブル2が空間6内で軽
く付勢された状態で移動するので、フラットケーブル2
の移動時に摺動音や衝突音が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフラットケーブルを用い
た電気信号伝達装置に関し、特に、車両用操舵装置にお
けるハンドルのように、左右への回転数が有限回である
回転体と、このハンドルの回りに設けられた固定体との
間で、電気信号の受渡しを行うためのフラットケーブル
を用いた電気信号伝達装置の改良に関する。
た電気信号伝達装置に関し、特に、車両用操舵装置にお
けるハンドルのように、左右への回転数が有限回である
回転体と、このハンドルの回りに設けられた固定体との
間で、電気信号の受渡しを行うためのフラットケーブル
を用いた電気信号伝達装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電子制御化が進むにつ
れ、自動車の操舵装置におけるハンドル(ステアリング
・ホイール)にも電子制御のための各種スイッチやエア
バック等の電装品が設けられるようになっており、この
スイッチや電装品を電気配線によってステアリング・コ
ラム側に接続する必要がある。自動車のハンドルは複数
回左右に有限回だけ回転可能なように設定されているた
め、ハンドルの回転軸とステアリング・コラムとを電気
的に接続するためには、ハンドルの回転軸とステアリン
グ・コラムとの間にブラシを設けるか、あるいは、ハン
ドルの回転軸とステアリング・コラムとの間にハンドル
の回転に追従して動くことができる柔軟なケーブル、一
般には複数の導線を備えた可撓性のフレキシブル・フラ
ット・ケーブル(以後単にフラットケーブルという)を
設けなければならない。
れ、自動車の操舵装置におけるハンドル(ステアリング
・ホイール)にも電子制御のための各種スイッチやエア
バック等の電装品が設けられるようになっており、この
スイッチや電装品を電気配線によってステアリング・コ
ラム側に接続する必要がある。自動車のハンドルは複数
回左右に有限回だけ回転可能なように設定されているた
め、ハンドルの回転軸とステアリング・コラムとを電気
的に接続するためには、ハンドルの回転軸とステアリン
グ・コラムとの間にブラシを設けるか、あるいは、ハン
ドルの回転軸とステアリング・コラムとの間にハンドル
の回転に追従して動くことができる柔軟なケーブル、一
般には複数の導線を備えた可撓性のフレキシブル・フラ
ット・ケーブル(以後単にフラットケーブルという)を
設けなければならない。
【0003】しかしながら、ハンドルの回転軸とステア
リング・コラムとの間をブラシで電気的に接続する構成
は、ブラシが機械的に摺動する接点であるので信頼性の
上で問題がある。そこで、フラットケーブルを使用した
ブラシレスの電気信号伝達装置が提案されている。この
フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置では、フラ
ットケーブルがハンドル軸に固定された回転部材(ロテ
ータ)とステアリング・コラム側に固定されたハウジン
グとの間の環状の空間に渦巻き状態で、或いは、途中で
折り返された反転渦巻き状態で設けられており、ハンド
ル軸の回転に伴ってフラットケーブルがハウジング内の
環状の空間内で巻かれたり、解かれたりして移動するよ
うになっている。
リング・コラムとの間をブラシで電気的に接続する構成
は、ブラシが機械的に摺動する接点であるので信頼性の
上で問題がある。そこで、フラットケーブルを使用した
ブラシレスの電気信号伝達装置が提案されている。この
フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置では、フラ
ットケーブルがハンドル軸に固定された回転部材(ロテ
ータ)とステアリング・コラム側に固定されたハウジン
グとの間の環状の空間に渦巻き状態で、或いは、途中で
折り返された反転渦巻き状態で設けられており、ハンド
ル軸の回転に伴ってフラットケーブルがハウジング内の
環状の空間内で巻かれたり、解かれたりして移動するよ
うになっている。
【0004】図5は従来のフラットケーブルを用いた電
気信号伝達装置50の一例の構成を示すものである。こ
の電気信号伝達装置50は図示しない自動車のハンドル
軸に取り付けられてハンドル軸と共に回転するロテータ
5、ステアリング・コラム側に設けられてこのロテータ
5の円筒部51を挿通する穴41を備えたアンダカバー
4、ロテータ5の円筒部51の外側に遊嵌されるエンド
サポート3、エンドサポート3の外側に取り付けられて
アンダカバー4内に収容されるフレキシブルケーブル
2、およびアンダカバー4の上方部の開口を蓋するアッ
パカバー1とから構成されている。フラットケーブル2
は、エンドサポート3を介してロテータ5の円筒部51
の外側に巻かれた状態でアンダカバー4とアッパカバー
1との間に形成される環状の空間6内に収容されてお
り、その一端はロテータ5側に固定され、他端はアンダ
カバー4側に固定されている。
気信号伝達装置50の一例の構成を示すものである。こ
の電気信号伝達装置50は図示しない自動車のハンドル
軸に取り付けられてハンドル軸と共に回転するロテータ
5、ステアリング・コラム側に設けられてこのロテータ
5の円筒部51を挿通する穴41を備えたアンダカバー
4、ロテータ5の円筒部51の外側に遊嵌されるエンド
サポート3、エンドサポート3の外側に取り付けられて
アンダカバー4内に収容されるフレキシブルケーブル
2、およびアンダカバー4の上方部の開口を蓋するアッ
パカバー1とから構成されている。フラットケーブル2
は、エンドサポート3を介してロテータ5の円筒部51
の外側に巻かれた状態でアンダカバー4とアッパカバー
1との間に形成される環状の空間6内に収容されてお
り、その一端はロテータ5側に固定され、他端はアンダ
カバー4側に固定されている。
【0005】図6は図5に示したアッパカバー1、フラ
ットケーブル2、エンドサポート3、アンダカバー4、
およびロテータ5を組み立てた状態のフラットケーブル
を用いた電気信号伝達装置50の断面図である。このよ
うな電気信号伝達装置50では、フラットケーブル2は
アンダカバー4とアッパカバー1との間に形成される環
状の空間6内に巻かれた状態で収容されている。一方、
フラットケーブル2とアッパカバー1の下面との間には
クリアランス7があるために、ハンドル軸の急激な回転
に伴ってフラットケーブル2が移動する際に、隣合うフ
ラットケーブル同士の接触音やフラットケーブル2の環
状の空間6内での摺動音、或いは、アッパカバー1の下
面やアンダカバー4の床面との衝突音が発生し、これら
の摺動音や打音が異音となって車両の乗員が不快感を感
じることがあった。
ットケーブル2、エンドサポート3、アンダカバー4、
およびロテータ5を組み立てた状態のフラットケーブル
を用いた電気信号伝達装置50の断面図である。このよ
うな電気信号伝達装置50では、フラットケーブル2は
アンダカバー4とアッパカバー1との間に形成される環
状の空間6内に巻かれた状態で収容されている。一方、
フラットケーブル2とアッパカバー1の下面との間には
クリアランス7があるために、ハンドル軸の急激な回転
に伴ってフラットケーブル2が移動する際に、隣合うフ
ラットケーブル同士の接触音やフラットケーブル2の環
状の空間6内での摺動音、或いは、アッパカバー1の下
面やアンダカバー4の床面との衝突音が発生し、これら
の摺動音や打音が異音となって車両の乗員が不快感を感
じることがあった。
【0006】そこで、特開平1−95476号公報に
は、フラットケーブルの幅方向の両縁部の少なくとも一
方にフラットケーブルの厚さより大きい湾曲部を形成し
たり、フラットケーブルを収容するハウジングのフラッ
トケーブルの縁部に対向する面に植毛を施して摺動音や
打音等の異音を低減する技術が開示されている。また、
特開平3−4474号公報には、フラットケーブルの縁
部とハウジングとの間のクリアランスが、フラットケー
ブルの両縁部以外では小さくなるようにフラットケーブ
ルの幅を両縁部以外では増大させ、フラットケーブルと
ハウジングとの衝突速度を小さくして不快な踊り音の発
生を防止する技術が開示されている。
は、フラットケーブルの幅方向の両縁部の少なくとも一
方にフラットケーブルの厚さより大きい湾曲部を形成し
たり、フラットケーブルを収容するハウジングのフラッ
トケーブルの縁部に対向する面に植毛を施して摺動音や
打音等の異音を低減する技術が開示されている。また、
特開平3−4474号公報には、フラットケーブルの縁
部とハウジングとの間のクリアランスが、フラットケー
ブルの両縁部以外では小さくなるようにフラットケーブ
ルの幅を両縁部以外では増大させ、フラットケーブルと
ハウジングとの衝突速度を小さくして不快な踊り音の発
生を防止する技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−95476号公報に開示された技術では、フラット
ケーブル同士の衝突音とフラットケーブルのハウジング
との摺動音は軽減されるが、フラットケーブルとハウジ
ングの天井面と床面との衝突音は、ハウジングのフラッ
トケーブルの縁部に対向する面全体に植毛を施さねば軽
減することができず、コストアップが避けられないとい
う問題点がある。また、特開平3−4474号公報に開
示の技術では、フラットケーブルのハウジングの天井面
と床面との衝突音は軽減することはできるが、フラット
ケーブル同士の衝突音やフラットケーブルと天井面や床
面との摺動音は避けられないという問題点があった。
1−95476号公報に開示された技術では、フラット
ケーブル同士の衝突音とフラットケーブルのハウジング
との摺動音は軽減されるが、フラットケーブルとハウジ
ングの天井面と床面との衝突音は、ハウジングのフラッ
トケーブルの縁部に対向する面全体に植毛を施さねば軽
減することができず、コストアップが避けられないとい
う問題点がある。また、特開平3−4474号公報に開
示の技術では、フラットケーブルのハウジングの天井面
と床面との衝突音は軽減することはできるが、フラット
ケーブル同士の衝突音やフラットケーブルと天井面や床
面との摺動音は避けられないという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、自動車等のステアリン
グ部に取り付けられるフラットケーブルを用いた電気信
号伝達装置に使用されるフラットケーブルが、ハンドル
の回転軸に応じてハウジング内を移動する際に発生す
る、ハンドルが急激に回転してもフラットケーブル同士
の衝突音の低減、フラットケーブルとハウジングとの間
の摺動音の低減、およびフラットケーブルとハウジング
の天井面と床面との衝突音の低減を、簡単な構成でコス
トアップなく実現することができるようにしたフラット
ケーブルを用いた電気信号伝達装置を提供することを目
的とする。
グ部に取り付けられるフラットケーブルを用いた電気信
号伝達装置に使用されるフラットケーブルが、ハンドル
の回転軸に応じてハウジング内を移動する際に発生す
る、ハンドルが急激に回転してもフラットケーブル同士
の衝突音の低減、フラットケーブルとハウジングとの間
の摺動音の低減、およびフラットケーブルとハウジング
の天井面と床面との衝突音の低減を、簡単な構成でコス
トアップなく実現することができるようにしたフラット
ケーブルを用いた電気信号伝達装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の第1の形態のフラットケーブルを用いた電気信号伝
達装置は、ステアリング・コラムに固定されたハウジン
グに、ハンドル軸によって回転する回転部材が設けら
れ、この回転部材とハウジングとの間の環状の空間に
は、一端がハウジングに固着され、他端が回転部材に固
着された可撓性を備えた所定長さのフラットケーブルが
巻回された状態で収容され、このフラットケーブルは、
回転部材の回転に応じてハウジング内の環状の空間内で
巻かれたり、解かれたりして移動するように構成された
フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置において、
フラットケーブルの両縁部の所定部位を幅方向に部分的
に拡大して拡幅部を設け、このフラットケーブルの拡幅
部を含めた全幅はハウジング内の環状の空間内の高さよ
りも大きくしたことを特徴としている。
明の第1の形態のフラットケーブルを用いた電気信号伝
達装置は、ステアリング・コラムに固定されたハウジン
グに、ハンドル軸によって回転する回転部材が設けら
れ、この回転部材とハウジングとの間の環状の空間に
は、一端がハウジングに固着され、他端が回転部材に固
着された可撓性を備えた所定長さのフラットケーブルが
巻回された状態で収容され、このフラットケーブルは、
回転部材の回転に応じてハウジング内の環状の空間内で
巻かれたり、解かれたりして移動するように構成された
フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置において、
フラットケーブルの両縁部の所定部位を幅方向に部分的
に拡大して拡幅部を設け、このフラットケーブルの拡幅
部を含めた全幅はハウジング内の環状の空間内の高さよ
りも大きくしたことを特徴としている。
【0010】フラットケーブルの拡幅部はフラットケー
ブルの長手方向に向かって所定間隔で規則的に形成して
も良い。
ブルの長手方向に向かって所定間隔で規則的に形成して
も良い。
【0011】前記目的を達成する本発明の第2の形態の
フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置は、ステア
リング・コラムに固定されたハウジングに、ハンドル軸
によって回転する回転部材が設けられ、この回転部材と
ハウジングとの間の環状の空間には、一端がハウジング
に固着され、他端が回転部材に固着された可撓性を備え
た所定長さのフラットケーブルが巻かれた状態で収容さ
れ、このフラットケーブルは、回転部材の回転に応じて
ハウジング内の環状の空間内で巻かれたり、解かれたり
して移動するように構成されたハンドルとステアリング
・コラム間のブラシレス電気信号伝達装置において、フ
ラットケーブルの両縁部の所定部位に繊維を多数本植毛
して植毛部を設け、このフラットケーブルの植毛部を含
めた全幅はハウジング内の環状の空間内の高さよりも大
きくしたことを特徴としている。
フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置は、ステア
リング・コラムに固定されたハウジングに、ハンドル軸
によって回転する回転部材が設けられ、この回転部材と
ハウジングとの間の環状の空間には、一端がハウジング
に固着され、他端が回転部材に固着された可撓性を備え
た所定長さのフラットケーブルが巻かれた状態で収容さ
れ、このフラットケーブルは、回転部材の回転に応じて
ハウジング内の環状の空間内で巻かれたり、解かれたり
して移動するように構成されたハンドルとステアリング
・コラム間のブラシレス電気信号伝達装置において、フ
ラットケーブルの両縁部の所定部位に繊維を多数本植毛
して植毛部を設け、このフラットケーブルの植毛部を含
めた全幅はハウジング内の環状の空間内の高さよりも大
きくしたことを特徴としている。
【0012】なお、本発明の第1の形態のフラットケー
ブルを用いた電気信号伝達装置のフラットケーブルの応
用形態として、(1) 拡幅部の肉厚をフラットケーブル本
体の肉厚よりも薄く形成したもの、(2) 拡幅部をフラッ
トケーブルの全幅方向の同じ位置に形成したもの、およ
び(3) 拡幅部に所定間隔で切り込みを設けたもの、が考
えられる。
ブルを用いた電気信号伝達装置のフラットケーブルの応
用形態として、(1) 拡幅部の肉厚をフラットケーブル本
体の肉厚よりも薄く形成したもの、(2) 拡幅部をフラッ
トケーブルの全幅方向の同じ位置に形成したもの、およ
び(3) 拡幅部に所定間隔で切り込みを設けたもの、が考
えられる。
【0013】更に、本発明の第2の形態のフラットケー
ブルを用いた電気信号伝達装置のフラットケーブルの応
用形態として、植毛部が繊維を接着剤でフラットケーブ
ルの両縁部の所定位置に固着したものが考えられる。
ブルを用いた電気信号伝達装置のフラットケーブルの応
用形態として、植毛部が繊維を接着剤でフラットケーブ
ルの両縁部の所定位置に固着したものが考えられる。
【0014】
【作用】本発明のフラットケーブルを用いた電気信号伝
達装置の第1の形態によれば、フラットケーブルの両縁
部の所定部位が幅方向に部分的に拡大して拡幅部が設け
られ、フラットケーブルのこの拡幅部を含めた全幅は、
フラットケーブルが収容されるハウジング内の環状の空
間内の高さよりも大きいので、このフラットケーブルを
電気信号伝達装置のハウジング内に収容した状態では、
この拡幅部がフラットケーブルの表裏の何れかの方向に
折れ曲がった状態となる。この結果、ハンドル軸の回転
時にフラットケーブルがハウジング内を移動すると、フ
ラットケーブルの両縁部がハウジングの天井面或いは床
面に柔らかく接触した状態で移動するので、ハンドルが
急激に回転してもフラットケーブル同士の衝突音、フラ
ットケーブルとハウジングとの間の摺動音、およびフラ
ットケーブルとハウジングの天井面と床面との衝突音の
低減が、簡単な構成でコストアップなく実現できる。
達装置の第1の形態によれば、フラットケーブルの両縁
部の所定部位が幅方向に部分的に拡大して拡幅部が設け
られ、フラットケーブルのこの拡幅部を含めた全幅は、
フラットケーブルが収容されるハウジング内の環状の空
間内の高さよりも大きいので、このフラットケーブルを
電気信号伝達装置のハウジング内に収容した状態では、
この拡幅部がフラットケーブルの表裏の何れかの方向に
折れ曲がった状態となる。この結果、ハンドル軸の回転
時にフラットケーブルがハウジング内を移動すると、フ
ラットケーブルの両縁部がハウジングの天井面或いは床
面に柔らかく接触した状態で移動するので、ハンドルが
急激に回転してもフラットケーブル同士の衝突音、フラ
ットケーブルとハウジングとの間の摺動音、およびフラ
ットケーブルとハウジングの天井面と床面との衝突音の
低減が、簡単な構成でコストアップなく実現できる。
【0015】本発明のフラットケーブルを用いた電気信
号伝達装置の第2の形態によれば、フラットケーブルの
両縁部の所定部位に繊維が多数本植毛されて植毛部が形
成されており、フラットケーブルのこの植毛部を含めた
全幅はハウジング内の環状の空間内の高さよりも大きく
なっているので、このフラットケーブルを電気信号伝達
装置のハウジング内に収容した状態では、この植毛部が
ハウジングの天井面或いは床面に柔らかく接触した状態
となる。この結果。ハンドル軸の回転時にフラットケー
ブルがハウジング内を移動すると、植毛部がハウジング
の天井面或いは床面に柔らかく接触した状態で移動する
ので、ハンドルが急激に回転してもフラットケーブル同
士の衝突音、フラットケーブルとハウジングとの間の摺
動音、およびフラットケーブルとハウジングの天井面と
床面との衝突音の低減が、簡単な構成でコストアップな
く実現できる。
号伝達装置の第2の形態によれば、フラットケーブルの
両縁部の所定部位に繊維が多数本植毛されて植毛部が形
成されており、フラットケーブルのこの植毛部を含めた
全幅はハウジング内の環状の空間内の高さよりも大きく
なっているので、このフラットケーブルを電気信号伝達
装置のハウジング内に収容した状態では、この植毛部が
ハウジングの天井面或いは床面に柔らかく接触した状態
となる。この結果。ハンドル軸の回転時にフラットケー
ブルがハウジング内を移動すると、植毛部がハウジング
の天井面或いは床面に柔らかく接触した状態で移動する
ので、ハンドルが急激に回転してもフラットケーブル同
士の衝突音、フラットケーブルとハウジングとの間の摺
動音、およびフラットケーブルとハウジングの天井面と
床面との衝突音の低減が、簡単な構成でコストアップな
く実現できる。
【0016】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0017】図1(a)は本発明の第1の実施例に用い
られるフラットケーブル21の一部を拡大して示すもの
である。この実施例のフラットケーブル21は、フラッ
トケーブル本体2(以後の実施例では従来のフラットケ
ーブル2に相当する部分をフラットケーブル本体とい
う)の全幅W1の両縁部の所定箇所に高さEの拡幅部9
を設け、フラットケーブル21の全幅の長さをW2(>
W1)としている。このフラットケーブル21の全幅W
2は、フラットケーブル21が収容される環状の空間6
(図6参照)の高さHよりも大きくする。
られるフラットケーブル21の一部を拡大して示すもの
である。この実施例のフラットケーブル21は、フラッ
トケーブル本体2(以後の実施例では従来のフラットケ
ーブル2に相当する部分をフラットケーブル本体とい
う)の全幅W1の両縁部の所定箇所に高さEの拡幅部9
を設け、フラットケーブル21の全幅の長さをW2(>
W1)としている。このフラットケーブル21の全幅W
2は、フラットケーブル21が収容される環状の空間6
(図6参照)の高さHよりも大きくする。
【0018】そして、この拡幅部9の形状は、第1の実
施例に用いられるフラットケーブル21では円弧状とし
ている。この拡幅部9の間隔Dは、例えば50mm程
度、拡幅部の高さは1〜2mm程度とすれば良い。ま
た、この実施例では、拡幅部9はフラットケーブル21
の全幅方向の向かい合う同じ位置に形成してある。
施例に用いられるフラットケーブル21では円弧状とし
ている。この拡幅部9の間隔Dは、例えば50mm程
度、拡幅部の高さは1〜2mm程度とすれば良い。ま
た、この実施例では、拡幅部9はフラットケーブル21
の全幅方向の向かい合う同じ位置に形成してある。
【0019】このように、フラットケーブル21の全幅
W2を、拡幅部9によってアンダカバー4とアッパカバ
ー1との間に形成される環状の空間6の高さHよりも長
くしたことにより、フラットケーブル21を、アッパカ
バー1とアンダカバー4との間に形成される環状の空間
6内に収容した場合、フラットケーブル21の両縁部の
拡幅部9はアッパカバー1の下面とアンダカバー4の床
面に軽く付勢されて両者に柔らかく接触する状態とな
る。
W2を、拡幅部9によってアンダカバー4とアッパカバ
ー1との間に形成される環状の空間6の高さHよりも長
くしたことにより、フラットケーブル21を、アッパカ
バー1とアンダカバー4との間に形成される環状の空間
6内に収容した場合、フラットケーブル21の両縁部の
拡幅部9はアッパカバー1の下面とアンダカバー4の床
面に軽く付勢されて両者に柔らかく接触する状態とな
る。
【0020】図1(b)はこのように形成されたフラッ
トケーブル21を、電気信号伝達装置に組み込んだ本発
明に係るフラットケーブルを用いた電気信号伝達装置2
0を示すものであり、従来と同じ構成部材には同じ符号
を付してある。このように、フラットケーブル本体2の
両縁部に拡幅部9を設けて形成されるフラットケーブル
21の全幅を、アッパカバー1とアンダカバー4との間
に形成される環状の空間6の高さHよりも長く形成する
ことにより、フラットケーブル21はその拡幅部9によ
り、環状の空間6内で上下、左右の方向に軽い弾性力が
得られる。この結果、ハンドル軸が急激に回転したよう
な場合でも、アッパカバー1の下面とアンダカバー4の
床面に対して摺動音、暴れ音(衝突音)が防止できる。
トケーブル21を、電気信号伝達装置に組み込んだ本発
明に係るフラットケーブルを用いた電気信号伝達装置2
0を示すものであり、従来と同じ構成部材には同じ符号
を付してある。このように、フラットケーブル本体2の
両縁部に拡幅部9を設けて形成されるフラットケーブル
21の全幅を、アッパカバー1とアンダカバー4との間
に形成される環状の空間6の高さHよりも長く形成する
ことにより、フラットケーブル21はその拡幅部9によ
り、環状の空間6内で上下、左右の方向に軽い弾性力が
得られる。この結果、ハンドル軸が急激に回転したよう
な場合でも、アッパカバー1の下面とアンダカバー4の
床面に対して摺動音、暴れ音(衝突音)が防止できる。
【0021】なお、拡幅部9は連続した山ではないの
で、電気信号伝達装置20の環状の空間6内における通
常の巻き締め、巻き拡がりの動作には全く問題がない。
で、電気信号伝達装置20の環状の空間6内における通
常の巻き締め、巻き拡がりの動作には全く問題がない。
【0022】図2(a)は本発明の第2実施例のフラッ
トケーブル22の構成を示す部分拡大図である。この実
施例では、フラットケーブル本体2の両縁部に設けた拡
幅部9が三角形状をしている点が第1の実施例と異な
る。
トケーブル22の構成を示す部分拡大図である。この実
施例では、フラットケーブル本体2の両縁部に設けた拡
幅部9が三角形状をしている点が第1の実施例と異な
る。
【0023】また、図2(b)は本発明の第3の実施例
に用いられるフラットケーブル23の構成を示す部分拡
大図である。この実施例では、フラットケーブル本体2
の両縁部に設けた拡幅部9を設ける位置が第1の実施例
と異なる。即ち、第1の実施例では、フラットケーブル
21の全幅方向の向かい合う同じ位置に拡幅部9を形成
したが、この第3の実施例では、上縁部側に設けた拡幅
部9の中間地点の下縁部に拡幅部9を設けてある。
に用いられるフラットケーブル23の構成を示す部分拡
大図である。この実施例では、フラットケーブル本体2
の両縁部に設けた拡幅部9を設ける位置が第1の実施例
と異なる。即ち、第1の実施例では、フラットケーブル
21の全幅方向の向かい合う同じ位置に拡幅部9を形成
したが、この第3の実施例では、上縁部側に設けた拡幅
部9の中間地点の下縁部に拡幅部9を設けてある。
【0024】これら拡幅部9の形状および設置位置は、
特に限定されるものではない。また、拡幅部9はフラッ
トケーブル本体2の上側の縁部または下側の縁部の一方
のみに設けても良い。
特に限定されるものではない。また、拡幅部9はフラッ
トケーブル本体2の上側の縁部または下側の縁部の一方
のみに設けても良い。
【0025】図2(c)は本発明の第4の実施例に用い
られるフラットケーブル25の構成を示すものである。
第4の実施例では、延長部9に幅方向に切り込み10を
設けている。この切り込み10は延長部9のフラットケ
ーブル本体2との境界部近傍まで設け、切り込み10に
よってフラットケーブル本体2内の芯線8が損傷しない
ようにする。このように、延長部9に切り込み10を設
けると、フラットケーブル25が環状の空間6内に収容
された時に延長部9によってフラットケーブル本体2に
伝わる付勢力が第1〜第3の実施例に比べて少し弱く、
フラットケーブル24が環状の空間6内を一層滑らかに
移動することができる。
られるフラットケーブル25の構成を示すものである。
第4の実施例では、延長部9に幅方向に切り込み10を
設けている。この切り込み10は延長部9のフラットケ
ーブル本体2との境界部近傍まで設け、切り込み10に
よってフラットケーブル本体2内の芯線8が損傷しない
ようにする。このように、延長部9に切り込み10を設
けると、フラットケーブル25が環状の空間6内に収容
された時に延長部9によってフラットケーブル本体2に
伝わる付勢力が第1〜第3の実施例に比べて少し弱く、
フラットケーブル24が環状の空間6内を一層滑らかに
移動することができる。
【0026】図3(a)は本発明の第5の実施例に用い
られるフラットケーブル26の一部を拡大して示すもの
である。この実施例のフラットケーブル26は、フラッ
トケーブル本体2の全幅W1の両縁部の所定箇所に高さ
Eの植毛部11を設け、フラットケーブル26の全幅の
長さをW2(>W1)としている。このフラットケーブ
ル26の全幅W2は、フラットケーブル26が収容され
る環状の空間6(図6参照)の高さHよりも大きくす
る。
られるフラットケーブル26の一部を拡大して示すもの
である。この実施例のフラットケーブル26は、フラッ
トケーブル本体2の全幅W1の両縁部の所定箇所に高さ
Eの植毛部11を設け、フラットケーブル26の全幅の
長さをW2(>W1)としている。このフラットケーブ
ル26の全幅W2は、フラットケーブル26が収容され
る環状の空間6(図6参照)の高さHよりも大きくす
る。
【0027】そして、この植毛部11の間隔Dは、例え
ば、50mm程度、拡幅部の高さは1〜2mm程度とす
れば良い。また、この実施例では、植毛部11はフラッ
トケーブル26の全幅方向の向かい合う同じ位置に形成
してある。
ば、50mm程度、拡幅部の高さは1〜2mm程度とす
れば良い。また、この実施例では、植毛部11はフラッ
トケーブル26の全幅方向の向かい合う同じ位置に形成
してある。
【0028】図3(b)はフラットケーブル本体2の縁
部に植毛部11を形成する方法の一例を説明するもので
あり、図3(c)は図3(b)の方法によって出来上が
った第5の実施例のフラットケーブル26の要部の拡大
図を示している。
部に植毛部11を形成する方法の一例を説明するもので
あり、図3(c)は図3(b)の方法によって出来上が
った第5の実施例のフラットケーブル26の要部の拡大
図を示している。
【0029】第5の実施例では、フラットケーブル本体
2の両縁部の所定箇所に接着剤14を塗布し、この接着
剤14に多数本の繊維13を固着することによって植毛
部11を形成している。なお、接着剤14は、図3
(d)に示すように、フラットケーブル本体2の所定箇
所に芯線に影響のない範囲で凹部2aを設け、この凹部
2aに滴下するようにしても良い。
2の両縁部の所定箇所に接着剤14を塗布し、この接着
剤14に多数本の繊維13を固着することによって植毛
部11を形成している。なお、接着剤14は、図3
(d)に示すように、フラットケーブル本体2の所定箇
所に芯線に影響のない範囲で凹部2aを設け、この凹部
2aに滴下するようにしても良い。
【0030】このように、フラットケーブル26の全幅
W2を、植毛部11によってアンダカバー4とアッパカ
バー1との間に形成される環状の空間6の高さHよりも
長くしたことにより、フラットケーブル26を、アッパ
カバー1とアンダカバー4との間に形成される環状の空
間6内に収容した場合、フラットケーブル26の両縁部
の植毛部11はアッパカバー1の下面とアンダカバー4
の床面に軽く付勢されて両者に柔らかく接触する状態と
なる。
W2を、植毛部11によってアンダカバー4とアッパカ
バー1との間に形成される環状の空間6の高さHよりも
長くしたことにより、フラットケーブル26を、アッパ
カバー1とアンダカバー4との間に形成される環状の空
間6内に収容した場合、フラットケーブル26の両縁部
の植毛部11はアッパカバー1の下面とアンダカバー4
の床面に軽く付勢されて両者に柔らかく接触する状態と
なる。
【0031】図4はこのように形成された第5の実施例
に用いられるフラットケーブル26を、電気信号伝達装
置に組み込んだ本発明に係るフラットケーブルを用いた
電気信号伝達装置30を示すものであり、従来と同じ構
成部材には同じ符号を付してある。このように、フラッ
トケーブル本体2の両縁部に植毛部11を設けて形成さ
れるフラットケーブル26の全幅を、アッパカバー1と
アンダカバー4との間に形成される環状の空間6の高さ
Hよりも長く形成することにより、フラットケーブル2
6はその植毛部11により、環状の空間6内で上下、左
右の方向に軽い弾性力が得られる。この結果、ハンドル
軸が急激に回転したような場合でも、アッパカバー1の
下面とアンダカバー4の床面に対して摺動音、暴れ音
(衝突音)が防止できる。
に用いられるフラットケーブル26を、電気信号伝達装
置に組み込んだ本発明に係るフラットケーブルを用いた
電気信号伝達装置30を示すものであり、従来と同じ構
成部材には同じ符号を付してある。このように、フラッ
トケーブル本体2の両縁部に植毛部11を設けて形成さ
れるフラットケーブル26の全幅を、アッパカバー1と
アンダカバー4との間に形成される環状の空間6の高さ
Hよりも長く形成することにより、フラットケーブル2
6はその植毛部11により、環状の空間6内で上下、左
右の方向に軽い弾性力が得られる。この結果、ハンドル
軸が急激に回転したような場合でも、アッパカバー1の
下面とアンダカバー4の床面に対して摺動音、暴れ音
(衝突音)が防止できる。
【0032】なお、第5の実施例では、フラットケーブ
ル本体2の両縁部に設けた植毛部11をフラットケーブ
ル26の全幅方向の向かい合う同じ位置に形成したが、
図2(b)で説明した拡幅部9の設置位置と同じ位置、
即ち、上縁部側に設けた植毛部11の中間地点の下縁部
に植毛部11を設けても良い。更に、これら植毛部11
の形状および設置位置は、特に限定されるものではな
く、フラットケーブル本体2の上側の縁部または下側の
縁部の一方のみに設けても良い。
ル本体2の両縁部に設けた植毛部11をフラットケーブ
ル26の全幅方向の向かい合う同じ位置に形成したが、
図2(b)で説明した拡幅部9の設置位置と同じ位置、
即ち、上縁部側に設けた植毛部11の中間地点の下縁部
に植毛部11を設けても良い。更に、これら植毛部11
の形状および設置位置は、特に限定されるものではな
く、フラットケーブル本体2の上側の縁部または下側の
縁部の一方のみに設けても良い。
【0033】また、繊維13のフラットケーブル本体2
への固着方法は、接着剤を用いずにフラットケーブル本
体2の製造時に絶縁被覆部に挟み込む、あるいはインサ
ート成形するようにしても良い。
への固着方法は、接着剤を用いずにフラットケーブル本
体2の製造時に絶縁被覆部に挟み込む、あるいはインサ
ート成形するようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフラットケ
ーブルを用いた電気信号伝達装置によれば、フラットケ
ーブルがハンドルの回転軸に応じてハウジング内を移動
する際に、ハンドルが急激に回転してもフラットケーブ
ル同士の衝突音、フラットケーブルとハウジングとの間
の摺動音、およびフラットケーブルとハウジングの天井
面と床面との衝突音の低減を、簡単な構成で部品点数の
増大およびコストアップなく実現することができるとい
う効果がある。
ーブルを用いた電気信号伝達装置によれば、フラットケ
ーブルがハンドルの回転軸に応じてハウジング内を移動
する際に、ハンドルが急激に回転してもフラットケーブ
ル同士の衝突音、フラットケーブルとハウジングとの間
の摺動音、およびフラットケーブルとハウジングの天井
面と床面との衝突音の低減を、簡単な構成で部品点数の
増大およびコストアップなく実現することができるとい
う効果がある。
【図1】(a)はフラットケーブルを用いた電気信号伝
達装置の第1の実施例に用いられるフラットケーブルの
要部拡大図、(b)は(a)のフラットケーブルを組み
込んだ電気信号伝達装置の断面図である。
達装置の第1の実施例に用いられるフラットケーブルの
要部拡大図、(b)は(a)のフラットケーブルを組み
込んだ電気信号伝達装置の断面図である。
【図2】(a)はフラットケーブルを用いた電気信号伝
達装置の第2の実施例に用いられるフラットケーブルの
要部拡大図、(b)はフラットケーブルを用いた電気信
号伝達装置の第3の実施例に用いられるフラットケーブ
ルの要部拡大図、(c)はブラシレス電気信号伝達装置
に使用する本発明の第4の実施例のフラットケーブルの
要部拡大図である。
達装置の第2の実施例に用いられるフラットケーブルの
要部拡大図、(b)はフラットケーブルを用いた電気信
号伝達装置の第3の実施例に用いられるフラットケーブ
ルの要部拡大図、(c)はブラシレス電気信号伝達装置
に使用する本発明の第4の実施例のフラットケーブルの
要部拡大図である。
【図3】(a)は本発明の第5の実施例に用いられるフ
ラットケーブルの要部拡大図、(b)は本発明の第5の
実施例に用いられるフラットケーブルの植毛部の作り方
を説明する要部拡大斜視図、(c)は(b)の方法によ
って作られた植毛部の側面図、(d)は(c)における
接着剤の塗布位置の変形例を説明する植毛部の要部拡大
図である。
ラットケーブルの要部拡大図、(b)は本発明の第5の
実施例に用いられるフラットケーブルの植毛部の作り方
を説明する要部拡大斜視図、(c)は(b)の方法によ
って作られた植毛部の側面図、(d)は(c)における
接着剤の塗布位置の変形例を説明する植毛部の要部拡大
図である。
【図4】本発明の第5の実施例からなる電気信号伝達装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図5】従来のフラットケーブルを用いた電気信号伝達
装置の組立斜視図である。
装置の組立斜視図である。
【図6】図5の電気信号伝達装置の組立後の断面図であ
る。
る。
1 アッパカバー 2 フラットケーブル(本体) 4 アンダカバー 5 ロテータ 6 環状の空間 7 クリアランス 8 芯線 9 拡幅部 10 切り込み 11 植毛部 13 繊維 14 接着剤
Claims (3)
- 【請求項1】 ステアリング・コラムに固定されたハウ
ジングに、ハンドル軸によって回転する回転部材が設け
られ、この回転部材と前記ハウジングとの間の環状の空
間には、一端が前記ハウジングに固着され、他端が前記
回転部材に固着された可撓性を備えた所定長さのフラッ
トケーブルが巻回された状態で収容され、このフラット
ケーブルは、前記回転部材の回転に応じて前記ハウジン
グ内の環状の空間内で巻かれたり、解かれたりして移動
するように構成されたフラットケーブルを用いた電気信
号伝達装置において、 前記フラットケーブルの両縁部の所定部位を幅方向に部
分的に拡大して拡幅部を設け、このフラットケーブルの
前記拡幅部を含めた全幅は前記ハウジング内の環状の空
間内の高さよりも大きくしたことを特徴とするフラット
ケーブルを用いた電気信号伝達装置。 - 【請求項2】 フラットケーブルの前記拡幅部を前記フ
ラットケーブルの長手方向に向かって所定間隔で規則的
に形成したことを特徴とする請求項1記載のフラットケ
ーブルを用いた電気信号伝達装置。 - 【請求項3】 ステアリング・コラムに固定されたハウ
ジングに、ハンドル軸によって回転する回転部材が設け
られ、この回転部材と前記ハウジングとの間の環状の空
間には、一端が前記ハウジングに固着され、他端が前記
回転部材に固着された可撓性を備えた所定長さのフラッ
トケーブルが巻回された状態で収容され、このフラット
ケーブルは、前記回転部材の回転に応じて前記ハウジン
グ内の環状の空間内で巻かれたり、解かれたりして移動
するように構成されたフラットケーブルを用いた電気信
号伝達装置において、 前記フラットケーブルの両縁部の所定部位に繊維を多数
本植毛して植毛部を設け、このフラットケーブルの前記
植毛部を含めた全幅は前記ハウジング内の環状の空間内
の高さよりも大きくしたことを特徴とするフラットケー
ブルを用いた電気信号伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7030777A JPH08227773A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7030777A JPH08227773A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08227773A true JPH08227773A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12313119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7030777A Pending JPH08227773A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | フラットケーブルを用いた電気信号伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08227773A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022218760A1 (de) * | 2021-04-14 | 2022-10-20 | Kostal Automobil Elektrik Gmbh & Co. Kg | Wickelfederkassette |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP7030777A patent/JPH08227773A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022218760A1 (de) * | 2021-04-14 | 2022-10-20 | Kostal Automobil Elektrik Gmbh & Co. Kg | Wickelfederkassette |
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