JPH08227591A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JPH08227591A
JPH08227591A JP3273495A JP3273495A JPH08227591A JP H08227591 A JPH08227591 A JP H08227591A JP 3273495 A JP3273495 A JP 3273495A JP 3273495 A JP3273495 A JP 3273495A JP H08227591 A JPH08227591 A JP H08227591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
writing
written
storage means
same
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3273495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuto Ikeda
哲人 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3273495A priority Critical patent/JPH08227591A/ja
Publication of JPH08227591A publication Critical patent/JPH08227591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パラメータの設定途中に装置の電源をOFF
にしても、正しいパラメータが検出され、装置の誤動作
を防ぐこと。 【構成】 EE−PROM3を専用記憶手段とし、RO
M4内のプログラムに従ってCPU1がEE−PROM
3を次のように制御する。すなわち、EE−PROM3
内の同一データを書き込む箇所を3箇所とし、当該3箇
所へのデータの書き込み順序を毎回同じ順序で行い、前
記記憶手段の3箇所から読み出したデータがすべて異な
る場合には、前記書き込む順序において、第1番目に書
き込む箇所から読み出したデータを真のデータとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関し、例え
ば装置固有のパラメータを電気的に消去可能なEE−P
ROM(Electorically Erasabl
e Programable ROM)に書き込む制御
手段を有する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばインクジェット記録ヘッド
を有する記録装置、およびその他の記録装置に限らず、
電子機器のほとんどは、装置固有のパラメータが必要で
あり、その値は工場出荷時に規定される。装置固有のパ
ラメータは主にDIPスイッチで設定されることが多か
ったが、パラメータが多い装置については、近年電気的
に消去可能なEE−PROMを装置に搭載し、ホストコ
ンピュータあるいは装置自体に実装されているパネルか
ら入力するという方式が取られていることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにEE−P
ROMに装置固有のパラメータを書き込む装置におい
て、ユーザーがパラメータを書き込むことを許可してい
る場合には、EE−PROMにデータを書き込み中に装
置の電源をOFFされることがあり、その際にはデータ
が正常に書き込まれなくなってしまう。その結果、正し
いパラメータが読めなくなり、正常動作をしなくなるお
それがある。このような問題の解決手段として、本出願
人の出願にかかる特開平4−286670号公報に記載
の方法が有効であるが、同一データを書き込む複数箇所
を多くしていくと、EE−PROMのデータ書き込みエ
リアが多く必要となり、コスト面で不利となる。また同
一データを書き込む箇所が、2箇所以下だと、上記公報
の特許請求項1の中で示す“最も数多く記憶されている
データを頁のデータとする”ことができない。
【0004】以上の理由により同一データを書き込む箇
所としては、3箇所とするのが好ましい。しかしなが
ら、同一データを書き込む箇所を3箇所とした場合、次
のような問題点がある。
【0005】すでに同一データが書き込まれた3箇所の
データに対して、別の異なる新しいデータを書き込む際
に、第1箇所目のデータを書き換えた後、第2箇所目の
データを書き込み中に、装置の電源がOFFされると、
第2箇所目のデータが不定となるため、当該3箇所のデ
ータがすべて異なってしまうことになる。この場合、次
に装置の電源を投入後前記3箇所のデータを読み出した
時、“最も数多く記憶されているデータを真のデータと
する”ことができない。この場合、本出願人の出願にか
かる上記公報の明細書の中では、EE−PROMの読み
込みエラーとすると記した。しかしながら、本エラー
は、実際には、EE−PROMの故障でも、装置の故障
でもないため、ユーザーにとってみれば自動復帰するこ
とが望ましい。また、上記説明のような、第2箇所目の
書き込み途中にて電源がOFFされたことにより前記3
箇所のデータが異なる場合を除き、正常書き込み動作を
行ったのにもかかわらず、3箇所のデータが異なる場合
には、EE−PROMの読み込みエラーとしなければな
らない。よって、本出願人の出願にかかる上記公報で
は、前記3箇所のデータがすべて異なる場合には、一様
にエラーとしたが、EE−PROMおよび装置の故障で
ない場合にも、エラーとしてしまうという欠点があっ
た。
【0006】そこで本発明の目的は、以上のような問題
を解消した記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は装置固有のパラメータに係
るデータを記憶するための消去および書き込み可能な記
憶手段と、当該記憶手段の複数箇所に同一データを書き
込む書き込み手段と、前記記憶手段に書き込まれた複数
の同一データのうち最も数多く記憶されているデータを
真のデータとする判別手段とを具えた記録装置におい
て、前記書き込み手段は、同一データの前記記憶手段へ
の書き込み箇所を3箇所以上とし、当該各書き込み箇所
へのデータの書き込み順序を毎回同じ手順で行い、前記
判別手段は、前記記憶手段の前記3箇所以上の領域から
読み出したそれぞれのデータが全て異なる場合、データ
の書き込み順序の最初に書く箇所のデータを真のデータ
とすることを特徴とする。
【0008】さらに請求項2にかかる発明は装置固有の
パラメータに係るデータを記憶するための消去および書
き込み可能な記憶手段と、当該記憶手段の複数箇所に同
一データを書き込む書き込み手段と、前記記憶手段に書
き込まれた複数の同一データのうち最も数多く記憶され
ているデータを真のデータとする判別手段とを具えた記
録装置において、前記書き込み手段は、同一データの前
記記憶手段への書き込み箇所を3箇所以上とし、当該各
書き込み箇所へのデータの書き込み順序を毎回同じ手順
で行い、前記判別手段は、前記記憶手段の前記3箇所以
上の領域から読み出したそれぞれのデータが全て異なる
場合、前記書き込み順序の最初の領域のデータを残りの
箇所の領域に書き込み、さらに当該残りの箇所の領域の
データを読み出し、当該残りの箇所の領域とも書き込ん
だデータと一致する場合は前記書き込み順序の最初のデ
ータを真のデータとし、当該残りの箇所の領域のうち1
箇所でも書き込んだデータと異なる場合は前記記憶手段
から読み出したデータがエラーであることを判別して、
当該エラーを示す信号を出力する手段を有することを特
徴とする。
【0009】
【作用】請求項1にかかる発明によれば、同一データを
書き込む箇所を3箇所以上とし、当該3箇所以上へのデ
ータの書き込み順序を毎回同じ順序で行い、前記記憶手
段の前記3箇所以上から読み出したデータがすべて異な
る場合には、前記書き込む順序において、第1番目に書
き込む箇所から読み出したデータを真のデータとする。
【0010】また、請求項2にかかる発明によれば、前
記記憶手段の3箇所以上から読み出したデータがすべて
異なる場合、前記書き込む順序において、例えば第1番
目に書き込む箇所から読み出したデータを第2番目およ
び第3番目に書き込む箇所に書き込み、その後当該第2
番目および第3番目の箇所から書き込んだデータを読み
出し、両箇所とも書き込んだデータと一致した場合は、
第1番目の箇所から読み出したデータを真のデータと
し、また当該両箇所のデータのうち、少なくとも1箇所
でも、書き込んだデータと異なる場合は、前記記憶手段
からのデータ読み出しエラーであることを判別して、当
該エラーを示す信号を出力する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】(第1の実施例)図1に本発明の第1の実
施例におけるEE−PROMの制御の流れ図を示す。ま
た図2に本発明を実施した記録ヘッドを有する記録装置
の制御系のブロック図を示す。
【0013】図2において、1は装置全体を後述のRO
M内プログラムに従ってコントロールするためのCP
U、2は装置の状態等を表示するための表示手段および
装置を操作するための操作キーを有する表示および操作
部である。3は装置固有のパラメータを記憶させておく
ためのEE−PROMであり、このシステムにおいて
は、2の表示および操作部により、そのパラメータを選
択し入力する。4は装置のコントロールプログラム、図
2,図4に示すプログラムおよびフォントデータ等を格
納するためのROM、5は装置制御において必要なパラ
メータや外部から入力されてくる記録データ等の格納お
よび読み出しに使用するRAMである。6は装置全体の
電源を供給するための電源回路であり、7は記録媒体
(用紙)を搬送するためモータおよび記録ヘッドの移動
のためのモータを駆動するモータ駆動回路である。8は
記録すべき画像データに応答して記録ヘッドを駆動する
記録ヘッド駆動回路である。
【0014】図3は、図2の3で示すEE−PROMの
データ格納態様を示す図であり、同図において、9はデ
ータ記憶領域である。図3において、X1,X2,X3
は同一データであり、本データの書き込み順序はX1→
X2→X3と毎回決められた順序で異なる領域に書き込
むものとする。その他Y,Z…についても同様である。
また同図におけるA,B,Cはデータの書き込みタイミ
ングを示す。
【0015】今、CPU1がEE−PROM3にデータ
を書き込んでいる最中にユーザーが装置の電源をOFF
にすると、データが正常に書き込まれず、再び電源をO
Nにしても正常復帰しないことがある。図3のAの時点
で電源を切られたとすると、X1のデータは保証できな
い。しかし、X2とX3のデータはパラメータを書き込
む前の古いデータではあるが、正しい値が書き込まれて
いる。また、図3のCの時点で電源が切られたとする
と、X3のデータは保証できないが、X1とX2には新
しいデータが書き込まれている。したがって、Aおよび
Cの時点で電源が切られた場合においては、3つのデー
タX1,X2,X3のデータを読み込み、最も頻度の多
いデータを信頼して動作を行うことで、誤動作を防ぐこ
とができる。しかし、図3のBの時点で装置の電源がO
FFされると、X1には新しいデータ、X3には古いデ
ータ、X2のデータは保証できない状態となる。この場
合、X1,X2,X3のすべてのデータが異なることに
なり、最も頻度の多いデータが存在しなくなる。このよ
うな場合にでも、本実施例では次のようにして装置の誤
動作を防ぎ、かつ自動復帰させる。
【0016】図1の流れ図に沿って詳細に説明する。
【0017】図1のS1において、EE−PROMの3
つの領域から、X1,X2,X3のデータを読み込む。
この場合、3つのデータは同一のデータがX1→X2→
X3の順序で書かれたものである。S2において、3つ
のデータがすべて異なるか否かを判断し、すべて異なる
場合は、前述したように図3におけるBの時点で電源が
OFFされた場合であり、X1のデータが新しいパラメ
ータのデータであるので、S3で、X2,X3をX1の
データに書き直し、S4でX1のパラメータを真の値と
して装置を動作させる。またS2で3つのデータがすべ
て異ならない場合は、S5で3つのデータがすべて同じ
か否かを判断する。すべて同じ場合は、S7で、そのデ
ータにてパラメータをセットし、またS5で3つのデー
タがすべて同じでない場合は、S6にて異なるデータを
残り2つの同一データに書き直し、S7で2つの同一デ
ータをパラメータとしてセットし、装置を動作させる。
【0018】以上のような流れに沿ってパラメータを決
定することで、図3のA,B,Cのどの時点において電
源が切られたとしても、正しいパラメータを決定し、自
動復帰することが可能となる。
【0019】(第2の実施例)図4に第2の実施例のE
E−PROMの制御の流れ図を示す。
【0020】本実施例においては、図3の3つの領域の
データX1,X2,X3がすべて異なる場合、その異な
る原因が、ユーザーによる装置の電源OFFによるもの
なのか、もしくはEE−PROMの故障を含む、装置の
EE−PROM制御装置(読み書き)の故障によるもの
なのかを判断し、装置の故障の場合はその故障を示す信
号を出力するというものである。
【0021】図4の流れ図に沿って本実施例の詳細な説
明を行うと、S8で3つの領域のデータX1,X2,X
3のデータを読み込む。S9で、3つのデータがすべて
異なるか否かを判断する。すべて異ならない場合の処理
(S15,S16,S17)は第1の実施例と同じであ
るため説明を省く。
【0022】S9で、3つのデータがすべて異なった場
合、S10でX2,X3をX1のデータに書き直す。そ
の後S11で、今書き直したX2,X3のデータを読み
込み、S12で書き込んだX1のデータと一致するか否
かを判断する。ここで、X1とX2およびX3がすべて
一致すれば、EE−PROMの制御手段の故障はなく、
装置の電源が切られたことによるものとし、S13でX
1をパラメータとしてセットする。S12で、X2,X
3のどちらか一方でも書き込んだX1の値と一致しない
場合は、EE−PROMの制御系の故障があるため、S
9で、3つのデータが異なる場合に真の値を決定するこ
とができない。したがって、この場合は、S14で、E
E−PROMの制御系のエラーであることを示す信号を
出力し、その信号により装置の表示手段などによりユー
ザーに故障であることを示す。
【0023】以上の流れによりEE−PROMの制御を
行うことにより、3つのデータが異なった場合、最初に
書かれたデータを採用可能か否かを判断し、装置の故障
に起因する場合はユーザーにその故障を示すことが可能
となる。
【0024】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0025】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0026】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0027】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0028】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0029】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0030】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0031】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0032】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置固有のパラメータを記憶する記憶手段の記憶容量を
最小限にとどめながら、パラメータの設定途中に装置の
電源をOFFにしても、正しいパラメータが検出され、
装置の誤動作を防ぐことができる。また、回復不能な、
記憶手段および装置の故障のみを適確に検出し、ユーザ
ーに示すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すEE−PROMの
制御の流れ図である。
【図2】本発明にかかる記録装置の制御系のブロック図
である。
【図3】同実施例におけるEE−PROMの書き込み例
を示す図である。
【図4】第2の実施例を示すEE−PROMの制御の流
れ図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 表示および操作部 3 EE−PROM 4 ROM 5 RAM 6 電源回路 7 モータ駆動回路 8 記録ヘッド駆動回路 9 データ記憶領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置固有のパラメータに係るデータを記
    憶するための消去および書き込み可能な記憶手段と、当
    該記憶手段の複数箇所に同一データを書き込む書き込み
    手段と、前記記憶手段に書き込まれた複数の同一データ
    のうち最も数多く記憶されているデータを真のデータと
    する判別手段とを具えた記録装置において、 前記書き込み手段は、同一データの前記記憶手段への書
    き込み箇所を3箇所以上とし、当該各書き込み箇所への
    データの書き込み順序を毎回同じ手順で行い、前記判別
    手段は、前記記憶手段の前記3箇所以上の領域から読み
    出したそれぞれのデータが全て異なる場合、データの書
    き込み順序の最初に書く箇所のデータを真のデータとす
    ることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 装置固有のパラメータに係るデータを記
    憶するための消去および書き込み可能な記憶手段と、当
    該記憶手段の複数箇所に同一データを書き込む書き込み
    手段と、前記記憶手段に書き込まれた複数の同一データ
    のうち最も数多く記憶されているデータを真のデータと
    する判別手段とを具えた記録装置において、 前記書き込み手段は、同一データの前記記憶手段への書
    き込み箇所を3箇所以上とし、当該各書き込み箇所への
    データの書き込み順序を毎回同じ手順で行い、前記判別
    手段は、前記記憶手段の前記3箇所以上の領域から読み
    出したそれぞれのデータが全て異なる場合、前記書き込
    み順序の最初の領域のデータを残りの箇所の領域に書き
    込み、さらに当該残りの箇所の領域のデータを読み出
    し、当該残りの箇所の領域とも書き込んだデータと一致
    する場合は前記書き込み順序の最初のデータを真のデー
    タとし、当該残りの箇所の領域のうち1箇所でも書き込
    んだデータと異なる場合は前記記憶手段から読み出した
    データがエラーであることを判別して、当該エラーを示
    す信号を出力する手段を有することを特徴とする記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記記録装
    置は、熱エネルギーによりインクを吐出することを特徴
    とする記録装置。
JP3273495A 1995-02-21 1995-02-21 記録装置 Pending JPH08227591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3273495A JPH08227591A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3273495A JPH08227591A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08227591A true JPH08227591A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12367073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3273495A Pending JPH08227591A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08227591A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6971732B1 (en) Ink jet recording apparatus
JP2001130026A (ja) インクジェット式印刷装置、インクカートリッジのメモリ装置へのアクセス方法、及び印刷装置の制御方法
JPH10287027A (ja) プリンタ装置及びプリンタ装置における情報の保護方法
JPH08227591A (ja) 記録装置
JP3990921B2 (ja) インクジェット記録装置及び該装置の制御方法
US6782481B2 (en) Method and apparatus for supplying battery power to a timer circuit within a printer while the printer is powered off
JP2859750B2 (ja) 記録装置
JP3138322B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002347223A (ja) 記録装置及び温度制御方法
JP3486547B2 (ja) インクジェットプリンタと、記録ヘッドの温度制御方法
JP3472005B2 (ja) 記録装置及び記録制御方法
JPH10138529A (ja) 記録装置
JP2000094763A (ja) プリンタ装置及びメモリ保護方法
JP3222629B2 (ja) インクジェット録装置およびインクジェット記録方法
JP2960618B2 (ja) 記録装置
JPH11240229A (ja) 記録装置
JP2000029793A (ja) 記録装置及びその記録装置における情報保持方法
JPH05147205A (ja) インクジエツト記録装置
JPH08224890A (ja) インクジェットプリント装置およびヘッドの回復方法
JP3124689B2 (ja) 記録装置
JP3321367B2 (ja) 記録装置及びその方法
JP2001199081A (ja) インクカートリッジ管理方式、及びプリンタ、インクカートリッジ
JPH04286654A (ja) 記録装置
JPH0596747A (ja) インクジエツト記録装置
JP3441600B2 (ja) プリント方法およびプリントシステム