JP3124689B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3124689B2
JP3124689B2 JP06272426A JP27242694A JP3124689B2 JP 3124689 B2 JP3124689 B2 JP 3124689B2 JP 06272426 A JP06272426 A JP 06272426A JP 27242694 A JP27242694 A JP 27242694A JP 3124689 B2 JP3124689 B2 JP 3124689B2
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茂 猪瀬
泰博 濱田
文雄 宮原
秀昭 岸田
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キヤノンアプテックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライン型のプリントヘ
ッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット方式のプリンタ
は、記録紙に対してプリントヘッドが左右に移動しなが
ら逐次プリントするシリアルプリンタが主流である。ま
た、1ライン分の発熱素子を備えたラインヘッドを用い
たプリンタとしては、サーマルヘッドを使用した熱転写
方式等が良く知られている。
【0003】このようなプリンタ装置は、ホストコンピ
ュータより送られてくるPDLデータを等を受信して実
際にプリントするイメージに展開するフォーマッタ部
と、プリンタ装置の機構部分とそれを制御するエンジン
部とに分けられて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成において、
イメージ展開されたデータを記憶するイメージメモリ
(ビットマップメモリ)の容量は、小さなラベルやカー
ドにプリントするプリンタの場合では小さくてすむが、
大きなラベルやダブルバッファ・プリントを行うプリン
タの場合では大きな容量が必要になる。しかし一般的
に、前述の2種類のプリンタは、イメージメモリの容量
が異なるだけで、他の回路構成は基本的に同じである。
従って、用途を限定してイメージメモリのメモリ容量を
少なく抑えると大きなラベル等へのプリントが不可能に
なり、又、小さなラベルのみにしかプリントしないプリ
ンタでは、大きなメモリ容量のイメージメモリを装着す
ると、使用されないメモリ領域が発生し、高価なメモリ
が無駄になってしまう。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、複数の記録ヘッドのそれぞれにより記録する記録デ
ータを記憶するメモリ領域の容量を可変にできる記録装
置を提供することを目的とする。
【0006】又、本発明の目的は、イメージメモリの容
量を可変にできる記録装置を提供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、予備メモリを追
加した時も、それ以外の時でも、各記録ヘッド間で共通
のメモリアドレスにアクセスして、各記録ヘッドに対応
する記録データにアクセスできる記録装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、複数の記録ヘッドを用いて記録媒体上に画像を記録
する記録装置であって、前記複数の記録ヘッドに対応し
た複数のメモリ領域を有し、前記複数のメモリ領域のそ
れぞれに、対応する記録ヘッドにより記録すべき記録デ
ータを記憶するメモリと、予備メモリが前記メモリに追
加されているか否かを示す予備メモリ信号を発生する信
号発生手段と、前記メモリと前記予備メモリにアクセス
するためのアドレスを出力するアドレス出力手段と、前
記アドレス出力手段から出力されるアドレスを前記予備
メモリ信号に応じて変更し、前記予備メモリ及び前記メ
モリをアクセスするためのアドレス信号を生成するアド
レス変更手段とを有し、前記予備メモリが追加されてい
るか否かに拘わらず、前記複数のメモリ領域のそれぞれ
をアクセスするために前記アドレス出力手段から出力さ
れるアドレスの絶対アドレスが各メモリ領域に対して共
通であることを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成において、複数の記録ヘッドに対応
した複数のメモリ領域を有し、それら複数のメモリ領域
のそれぞれに、対応する記録ヘッドにより記録すべき記
録データを記憶するメモリに対して予備メモリが追加さ
れているか否かを示す予備メモリ信号に応じて、アドレ
ス出力手段から出力されるアドレスを変更し、予備メモ
リ及びメモリをアクセスするためのアドレス信号を生成
します。ここで、予備メモリが追加されているか否かに
拘わらず、複数のメモリ領域のそれぞれをアクセスする
ためにアドレス出力手段から出力されるアドレスの絶対
アドレスが各メモリ領域に対して共通となっている。
【0010】カラープリンタにおいて、ビットマップメ
モリの容量を変更するために、ビットマップメモリのア
ドレス信号と、ビットマップメモリを制御する主制御回
路(CPU)のアドレス信号とを分離する。ビットマッ
プメモリは、回路の構成上、上位数ビットだけを変え、
下位ビットは同じアドレスにして構成する。従って、先
頭アドレス(TOPA)、最終アドレス(ENDA)
は、ビットマップRAMの下位の共通アドレス分を設定
する。そこで、主制御回路のビットマップアドレス信号
の内、上位の異なるアドレス部をシフトしてビットマッ
プメモリのアドレス信号として出力し、プリントデータ
の転送を行う回路から出力されるアドレス信号の内、上
位の異なるアドレス部をシフトしてビットマップメモリ
のアドレス信号として出力する回路を備える。
【0011】そして、ビットマップメモリの容量が少な
いとき(オプションのメモリが装着されていない時)
は、ビットマップメモリの上位アドレスをシフトし、不
連続なアドレスをビットマップメモリ側で連続したアド
レスに切り替える。また、オプションメモリが装着され
てビットマップメモリの容量が多いときは、アドレスが
連続するので、通常のアドレス接続に戻す。この方法に
より、ビットマップメモリの容量を切り替えることがで
きる。
【0012】図1は本発明の代表的な実施例であるイン
クジェット方式に従うフルライン記録ヘッドを備えたカ
ラープリンタ装置の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、このプリンタ装置の回路は、ホスト
コンピュータ(以下、ホストという)との通信、ビット
マップRAMへの展開などを制御するフォーマッタ部1
10と、記録ヘッドの種々の制御、搬送モータ、種々の
センサを制御するエンジン部150とで構成される。
【0013】これは、フォーマッタ部110がホストと
のインタフェースの違いや、画像処理方法の違いなどを
考慮して、各種アプリケーション(たとえば通常のプリ
ンタの他にファクシミリや複写機)に対応した回路構成
を必要とするのに対し、エンジン部150はアプリケー
ションに依存した違いを少なくし、どのようなアプリケ
ーションでも対応できるよう標準化してコストを低減さ
せることをねらいとしているためである。
【0014】本実施例では、フォーマッタ部110とエ
ンジン部150の機能分担を次のように定める。 (1)フォーマッタ部の機能 ・ホストとのインタフェース ・ホストから送られてきたコマンド(命令)の解析 ・上記コマンドに基づく記録データのビットマップRA
Mへの展開 ・操作パネルの制御 ・コントロールボックス(後述)の制御 ・エンジン部150とのインタフェース ・オプション制御:記録用紙供給部の制御(オプション
IN)、記録用紙排出部の制御(オプションOUT) (2)エンジン部機能 ・フォーマッタ部110とのインタフェース ・インク供給系の制御 ・記録紙搬送系の制御 ・記録ヘッドへのデータ転送制御 ・記録ヘッドへのヒータ通電制御 ・温度管理 ・時計機能 ・バックアップメモリ機能 ・記録紙幅検出機能 これらの機能を実現するためには次の回路構成が必要と
なる。
【0015】図1において、フォーマッタ部110は制
御プログラムを実行するCPU−F111と、制御プロ
グラムを格納するROM112、プログラムを実行する
ために必要なシステムRAM113、ホストとの通信に
必要なIFCNT114、ホストより送信された記録内
容のビットマップデータを記録するビットマップRAM
115、ビットマップRAM115を制御しエンジン部
150との通信を行う専用回路GAF116、ホストか
らの記録データを解析するためのエミュレーションRO
M(E−ROM)117、キャラクタコードデータをビ
ットマップデータに変換するためのキャラクタジェネレ
ータ(CG−ROM)118、外部記憶装置として使用
するメモリカード119、上述のオプション機能とのイ
ンタフェースとなるIOポート120、ユーザインタフ
ェースとなり種々の操作を行なうためのキーや装置から
のメッセージを表示するLCDなどを含む操作パネル1
21で構成する。
【0016】また、122はこのプリンタ装置をホスト
に接続せず、メモリカード119に格納された画像デー
タを用いてスタンドアロンで画像記録を行なうときにユ
ーザインタフェースとなって種々の指示動作を行なうコ
ントロールボックスである。さらに、123,124は
各々、このプリンタ装置にオプションとして接続される
種々の付加装置の入力/出力インタフェース(オプショ
ン(入力)IN、オプション(出力)OUT)である。
本実施例ではオプションIN123には後述する記録用
紙供給部が、オプションOUT124には後述する記録
用紙排出部が接続される。
【0017】次に、エンジン部150について説明す
る。
【0018】エンジン部150は図1に示すように記録
紙搬送を主要な目的とするエンジン回路160と記録ヘ
ッド駆動制御を主要な目的とするエンジン回路180と
で構成されている。
【0019】エンジン部150は、制御プログラムを格
納するROMとその実行に作業領域として用いられるR
AMと後述するセンサを入力するポート(PORT)と
そのポートからのアナログ入力をデジタルデータに変換
するA/Dコンバータとを備え、制御プログラムを実行
して種々の制御処理を行なうCPU−E161と、CP
U−E161のプログラム実行に用いられるRAM16
2、記録ヘッドのムラ補正データ等を記録するEEPR
OM163、クロック時計(RTC)164、テスト記
録データ作成やフォーマッタ部110との通信などを行
う専用回路GAE165で構成する。また、171は記
録用紙の位置を検出するセンサ、172は記録用紙を搬
送する搬送モータである。
【0020】また、エンジン回路180は記録ヘッド1
90の駆動制御、記録動作を行なわないとき記録ヘッド
190のインク吐出ノズルにキャップをするために記録
ヘッドやキャップ(不図示)を移動させるためのモータ
191の制御、また、キャップの位置検出や記録ヘッド
の位置検出を行なうセンサ192の制御を行なうための
専用回路GAE181含んでいる。
【0021】図2は、図1で説明したプリンタ装置10
0の概略構成を示す構造断面図である。
【0022】図2は、プリンタ装置100内にコントロ
ールボックス122と、ロール用紙を記録用紙として用
いる記録用紙供給部130と記録後のロール紙を切断す
るカッタを備えた記録用紙排出部131とを組み込んだ
構成を示している。また、エンジン回路160は、装置
実装上、図2に示すように、160と180の部分に分
れる。
【0023】また、190Yはイエロ色(Y)のインク
を用いて記録を行なうフルライン記録ヘッド(Yヘッ
ド)、190Mはマゼンタ色(M)のインクを用いて記
録を行なうフルライン記録ヘッド(Mヘッド)、190
Cはシアン色(C)のインクを用いて記録を行なうフル
ライン記録ヘッド(Cヘッド)、190Kは黒色(K)
のインクを用いて記録を行なうフルライン記録ヘッド
(Kヘッド)であり、記録用紙の搬送方向に添って配列
されている。
【0024】さらに、171aは記録用紙供給部130
から供給されるロール紙に一定間隔で付加されている黒
い線から記録用紙の先端部を検出して信号(TOF1)
を発生するセンサ、171bは記録終了後のロール紙の
黒い線から記録用紙の先端部を検出して信号(TOF
2)を発生するセンサ、173は搬送ベルトで、搬送モ
ータ172の回転により回転駆動され、この搬送ベルト
173の移動によって、このベルト173に載置されて
いる記録用紙(記録媒体)が搬送される。
【0025】[フォーマッタ部110の動作説明]フォ
ーマッタ部110の動作は、ホストコンピュータからの
プリントデータの取り込み、解析、ビットマップRAM
115へのプリントイメージデータの展開、エンジン部
150との通信が主な機能である。
【0026】ホストコンピュータからのプリントデータ
の取り込み、解析、ビットマップRAMへの展開につい
ては多くの技術資料があり、公知の技術であるので、こ
こでは、エンジン部150とのインターフェイス部分で
あり、ビットマップRAMの制御を行っている専用回路
GAF116を中心に説明する。
【0027】図3は、本実施例のフォーマッタブ110
のGAF116の内部ブロック図を示す。
【0028】GAF116の機能は、システムRAM1
13の制御(システムコントローラ1403)、DRA
Mのリフレッシュ制御(リフレッシュ回路1404)、
エンジン制御(エンジン制御部1405)が主な機能で
あるが、この内、本実施例の特徴部分であるエンジン制
御部1405について説明する。
【0029】図4はエンジン制御部1405の構成を示
すブロック図である。
【0030】図4に示すように、エンジン制御部140
5は3個の回路ブロックで構成されている。1つ目はデ
ータ転送の基準タイミングを生成するタイミング(TI
MING)ブロック1500、2つ目はエンジン部15
0に転送するデータをビットマップRAM115にアク
セスして読み出すためのアドレスを生成するADRSブ
ロック1501、3つ目はビットマップRAM115と
のインターフェイスを行うDMAブロック1502であ
る。
【0031】最初にタイミングブロック1500の動作
について説明する。
【0032】図5は、タイミングブロック回路1500
の構成を示すブロック図、図6はその動作シーケンスを
示すタイミング図である。
【0033】タイミングブロック1500は、垂直同期
回路1600、水平同期回路1601、DMA要求回路
1602で構成されている。 (イ)垂直同期回路1600 垂直同期回路1600では、エンジン回路160から送
られてくるデータ転送要求信号a−TRG*信号からa
−ENB*信号とAa−ENB*信号を生成している。
Aa−ENB*信号は、a−TRG*信号の立ち下がり
でアクティブ(ロウレベル)になり、ADRSブロック
1501より出力されるa−END*信号で非アクティ
ブ(ハイレベル)になる。また、a−ENB*信号は、
Aa−ENB*信号が非アクティブになった後のHSY
NC信号(1ラインのプリント同期信号)に同期して非
アクティブ(ハイレベル)になる。これは、Aa−EN
B*信号がDMA用のデータを要求する信号であり、水
平同期とは独立して動作するのに対し、a−ENB*信
号はプリントページ長を示し、水平同期をとる必要があ
るためである。尚、ここで、a−TRG*信号、a−E
NB*信号におけるa−は、K、C、M、Yの各色信号
を示している。 (ロ)水平同期回路1601 水平同期回路1601では、左右のプリントしない領域
に“0”データをのせるためのNBL,NWDの制御を
行っている。具体的にはNBLレジスタ値(NBL0〜
7)分のDATACK信号(エンジン回路160より入
力)をカウントし、カウントが終了した後、ビットマッ
プRAM115に対するDMA要求信号であるHAEN
B*信号をアクティブにしている。このHAENB*信
号は、DATACK信号の16クロック(16ビット
分)の間だけアクティブになり、NWDレジスタ値(N
WD0〜7)分、これを繰り返す。また、その時、4色
分のデータをビットマップRAM115から読み込みん
だことを示すHALD*信号も出力している。
【0034】ここで、NBLの値が“0”の場合、即
ち、ヘッドの右端のノズルからプリントを行う場合は、
a−TRG*信号がアクティブになったら、DATAC
K信号に関係なくビットマップRAM115よりデータ
の読込み動作を行う。これはエンジン部150における
データをフェッチするタイミングは、DATACK信号
の立ち上がりで行われるのに対し、データの転送はDA
TACK信号の立ち下がりで変化させている。このため
に、最初のDATACK信号が来たときにはビット15
(b15)のデータを既に出力していなければならない
ためである。 (ハ)DMA要求回路1602 DMA要求回路1602では、先に述べたAa−ENB
*信号とHAENB*信号の論理積をとり、各色ごとの
プリントデータ要求信号a−HAS*信号を出力する。
尚、IHDEND*信号は、1ワード(16ビット)分
のデータが読み込まれたことを示す信号である。ここで
先に述べたように、HAENB*信号はDATACKが
16クロックの間だけしかアクティブにならないため、
この時間内に、プリントデータの読み込みを終了させな
ければならないことになる。
【0035】次に、アドレス(ADRS)ブロック15
01について説明する。
【0036】ADRSブロック1501は、DMA用の
アドレス生成部である。タイミングブロック1500か
らのHAENB*信号を基に、4色分のアドレスを順次
出力する。また、1ページ分のDMA転送が終了したと
きは、a−END*信号をタイミングブロック1500
に出力する。
【0037】次に、DMAブロック1502について説
明する。
【0038】DMAブロック1502は、ビットマップ
RAM115へのアクセスを制御するバス裁定機能、D
RAM制御機能、DRAM制御部で読み込まれたビット
マップRAM115よりのデータをパラレル→シリアル
変換し、エンジン部150から送られるDATACK信
号に同期させて転送するデータ転送機能を実現する回路
である。
【0039】以上の動作により、プリントヘッド190
にプリントデータが転送され、高品位のカラー画像をプ
リントすることができる。
【0040】図7は、本実施例のアドレスブロック15
01の構成を示す回路図である。
【0041】720はCPU−F111が設定する、ビ
ットマップRAM115におけるブラックデータの最終
アドレス(ENDA1〜19)をセットするK−ラッチ
回路、721は同じくCPU−F111がセットするブ
ラックデータの先頭アドレス(TOPA1〜19)を記
憶するK−ラッチ回路である。同様に、C−ラッチ回路
722はシアンデータの最終アドレスを、C−ラッチ回
路723はシアンデータの先頭アドレスを記憶してい
る。以下、M−ラッチ回路724,725、Y−ラッチ
回路726,727に関しても同様である。728,7
31,734,737のそれぞれは、ビットマップRA
M115における各色の読み出しアドレスを生成するa
−アドレス生成回路である。729,732,735,
738のそれぞれは、各色の先頭アドレス(TOPA1
〜19)を記憶するためのa−ラッチ回路である。73
0,733,736,739のそれぞれは、a−アドレ
ス生成回路より出力される19ビットの読み出しアドレ
スと、a−ラッチ回路729,732,735,738
のそれぞれの保持値とを比較するa−アドレス比較回路
で、これらの比較結果が一致している時は各色に対応し
た一致信号a−END*を出力している。740はアド
レス選択回路で、各色に対応する4本のアドレスを順次
出力している。ここで、HA1〜20はDMAによりビ
ットマップRAM115をアクセスするアドレスを示
し、AB1〜20はCPU−F111がビットマップR
AM115をアクセスするためのアドレスを示してお
り、HA1〜20はタイミングブロック1500より入
力されるa−HAS*信号に応じて、a−アドレス生成
回路より入力しているaHA1〜19を選択し、これに
各色に対応して上位ビットを付して20ビットアドレス
を出力している。
【0042】ここで、印刷データとビットマップRAM
115のアドレスとの関係を説明する。
【0043】図8は、ビットマップRAM115よりデ
ータを読み出してデータを転送するデータ転送シーケン
スを説明する図である。
【0044】プリントを行うためには、データ転送を行
う先頭アドレス(TOPA)と、最終アドレス(END
A)、及び転送データ量(ワード数:NWD)の指定が
必要となる。
【0045】まず最初に、最後のアドレスを指定する場
合について説明する。
【0046】本実施例のプリンタの場合、記録紙の最下
ラインが最初にプリントされて出力されるように設定し
ているため、プリントデータの転送は、図8の(END
A−1)のアドレス($4xxxxx)から始める必要
がある。以下、a−アドレス生成回路により、この最終
アドレスを−1づつカウントしていき、このアドレス生
成回路の出力が先頭アドレス(TOPA)に等しくなる
と、a−アドレス比較回路より1ページ分のデータ転送
が終了したことを示すa−END*信号が出力される。
このa−END*信号はタイミングブロック1500に
入力され、このタイミングでa−ENB*信号が非アク
ティブ(ハイレベル)になる。
【0047】ビットマップRAM115は、その回路の
構成上、色毎に全く異なるアドレスで構成せず、ビット
マップRAM115のアドレスの上位数ビットだけを変
更し、下位ビットは同じアドレスで構成するのが一般的
である。従って、ラッチ回路720,722,724,
726のそれぞれにセットされる先頭アドレス(TOP
A)、及びラッチ回路721,723,725,727
にセットされる最終アドレス(ENDA)には、ビット
マップRAM115の下位の共通アドレス(A1〜A1
9)が設定される。
【0048】また、本実施例のプリンタは、ダブルバッ
ファ・プリント方式に対応している。このダブルバッフ
ァ・プリント方式とは、1ページ目は1stバッファ
(例えばブラックデータが$400000〜4FFFF
F番地までに記憶されている場合は、$400000〜
43FFFF番地:$は16進数を示す)の内容をプリ
ントデータとして転送し、2ページ目は2ndバッファ
(前述のブラックデータの場合は、$440000〜4
7FFFF番地まで)の内容をプリントデータとして転
送し、以後3ページ目は1stバッファ、4ページ目は
2ndバッファ…というように、交互にデータの転送を
行う方法である。この方法の特徴は、1stバッファの
内容を転送している間に、CPU−F111が2ndバ
ッファの内容を書き換えられるという点である。従っ
て、1ページ毎にプリント内容が変更でき、プリンタと
しての付加価値を大いに高めることができる。
【0049】この機能を実現させるためには、プリント
中にCPU−F111がビットマップRAM115の内
容を書き換えるとともに、この書き換えが終了した後、
GAF116のTOPAレジスタとENDAレジスタの
内容を書き換えなければならない。又、CPU−F11
1におけるページの管理は、TOFセンサ171aより
の信号に基づいて行われる。
【0050】図6に示すように、TOPAとENDAの
取り込みは、TOF171aがアクティブになったとき
行われる。即ち、図7に示すGAF116のK−ラッチ
回路720、K−ラッチ回路721で行われる。この
後、GAF116はK−ENB*をアクティブにして、
K−アドレス生成回路728とK−ラッチ回路729の
各々にENDAとTOPAを取り込む。また、K−EN
B*がアクティブになると、C−ラッチ回路722とC
−ラッチ回路723のそれぞれに、TOPAとENDA
のそれぞれを取り込む。この動作によりK−ラッチ回路
720とK−ラッチ回路721は、ビットマップRAM
115の読み出し動作から解放され、次のTOF171
aのタイミングでTOPA、ENDAの値が来たとき
に、それぞれの内容が書き換えられる。
【0051】次に、C−ENB*がアクティブになる
と、C−ラッチ回路722の内容がC−アドレス生成回
路731とM−ラッチ回路724に取り込まれる。更
に、C−ラッチ回路723の内容は、C−ラッチ回路7
32とM−ラッチ回路725に取り込まれる。これによ
りシアンデータも、ENDAよりTOPAまで順次ビッ
トマップRAM115より読み出される。次に、M−E
NB*がアクティブになると、M−ラッチ回路724の
内容がM−アドレス生成回路734とY−ラッチ回路7
26に取り込まれ、さらにM−ラッチ回路725の内容
がM−ラッチ回路735と、Y−ラッチ回路727に取
り込まれる。そして、Y−ENB*信号がアクティブに
なると、Y−ラッチ回路726の内容がY−アドレス生
成回路737に、Y−ラッチ回路727の内容がY−ラ
ッチ回路738に取り込まれる。
【0052】尚、ここでビットマップRAM115のブ
ラック(K)データの格納アドレスは$400000〜
$4FFFFF番地、シアンデータの格納アドレスは$
500000〜5FFFFF番地、マゼンタデータの格
納アドレスは$600000〜6FFFFF番地、そし
てイエローデータの格納アドレスは$700000〜7
FFFFF番地である。
【0053】以上の動作により、TOF171a(TO
F1)の入力タイミングから最初のプリントヘッド(K
ヘッド)までの距離、または、ヘッド間ギャップのどち
らか長いほうの距離以上の長さを有する記録紙であれ
ば、ダブルバッファ動作が正しく行える。もし、このダ
ブルバッファ動作を行うことなくプリントを行うと、プ
リント可能な1ページの最小長は、TOF171aから
最終プリントヘッド(Yヘッド)までの距離となってし
まう。それ以下の場合は、色毎にビットマップRAM1
15のアドレスの設定がずれてしまい、ダブルバッファ
動作が行えなくなってしまう。
【0054】このようにして各色のTOPA、ENDA
の値を取り込んだ後は、タイミングブロック1500か
ら転送されるHAENB*信号を基に、a−アドレス生
成回路728,731,734,737のそれぞれより
ビットマップRAM115のアドレスを出力し、このR
AM115よりプリントデータの読み出し動作を行う。
【0055】一般にページプリンタの場合は、ビットマ
ップRAM115の容量が大きくなるため、製品コスト
とこのRAMの容量とが密接な関係になる。ここでプリ
ンタの用途によっては、小さいメモリ容量のビットマッ
プRAM115ででも対応できる場合もある。例えば小
さなラベルにプリントする場合や、同一内容のイメージ
データを大量にプリントする用途(例えば、名刺やカー
ドなどにプリントする場合)で、また前述のダブルバッ
ファ制御を必要としない場合などは、小さなメモリ容量
のビットマップRAM115でも対応できる。
【0056】これに対して、大きなラベルにプリントす
る場合や、管理ラベルのプリントなどは、バーコード・
プリント、シリアルナンバー・プリントなどを必要と
し、更にダブルバッファ制御が必須である場合は、大き
な容量のビットマップRAM115が必要となる。
【0057】このように、そのプリンタがプリントする
プリントデータの種類によってビットマップRAM11
5に要求されるメモリ容量が異なるが、RAMそのもの
は高価であるため、コストの面からビットマップRAM
115の容量を選択できる回路構成にするのが望まし
い。
【0058】以下、使用するビットマップRAM115
が複数の16MビットDRAM(1Mワード×16ビッ
ト)で構成され、1色当たり、このDRAMを1個使用
する場合と、2個使用する場合とを、切り換え可能にし
た場合で説明する。
【0059】図9は、ビットマップRAM115のメモ
リマップ例を示す図で、オプションRAM信号が=0の
時は、オプションRAMが装着されていない状態を示
し、オプションRAM信号が=1の時は、オプションR
AMが装着されビットマップメモリ全体が連続したアド
レスでアクセス可能となっている。尚、このオプション
RAM信号は、CPU−F111より供給され、このオ
プションRAMが装着されているか否かは、CPU−F
111がビットマップRAM115の所定のメモリアド
レスをアクセスして自動的に判断しても良く、或は操作
パネル121を使用してオペレータが指示しても良い。
【0060】16MビットDRAMの場合、CPU−F
111側のアドレス信号は20本必要になり、そのうち
の上位2本の信号線を色分けのアドレス信号として使
用する。具体的には、A21とA20が色分け用のアド
レス信号線になる。
【0061】このように本実施例では、1色当たりDR
AMが1個の場合でも2個の場合でも、その色データを
アクセスする絶対アドレスが色毎に変化しないように、
各色データのアドレスを固定する。具体的には、アドレ
スの上位ビットを色分け用のアドレス信号とし、下位の
複数ビットによるアドレスを同じにする。これにより、
ソフト的に見た場合、各色のイメージデータを同じアド
レスでアクセスすることができるため、プログラムの構
成が簡単になる。
【0062】図9において、$400000番地から$
7FFFFF番地にビットマップRAM115を割り付
けている。即ち、A21=0、A20=0がK−DRA
M(ブラックデータ)、A21=0、A20=1がC−
DRAM(シアンデータ)、A21=1、A20=0が
M−DRAM(マゼンタデータ)、A21=1、A20
=1がY−DRAM(イエローデータ)となる。ここで
は、各色当たりDRAMは最低1個は必要であるため、
1個の場合を標準とし、もう図9の禁止領域に対応する
アドレスにDRAMを付加した状態をオプションとす
る。
【0063】図9から明らかなように、DRAMが1個
の場合(標準の場合)はアドレスが連続しない。しか
し、実際のDRAMは1個であるのでIC単位にみると
アドレスは連続している。このためGAF116内部で
アドレスを連続させなければならない。この方法につい
て説明する。
【0064】まず、CPU−F111のプログラムによ
りビットマップRAM115の容量を検出する。この検
出する方法は、例えばアドレス$7FFFFF番地を読
み書きして正しく行えればオプションのDRAMが存在
し、そうでなければオプションのDRAMが存在しない
ことになる。そこで、オプションDRAMが無い場合、
CPU−F111は、GAF116のオプションRAM
レジスタに“0”を書き込む。これによりオプションR
AM信号がロウレベルになる。
【0065】図10は、本実施例のアドレス選択回路7
40のアドレス切り替え回路の構成を示す回路図であ
る。
【0066】この回路図から分かるように、オプション
RAMが装着されていない時(オプションRAM=0)
のアドレスは、次のように切り替えられる。
【0067】 GND→RAMSEL1 GND→RAMSEL2 A21→AB20 aHA21→HA20 A20→AB19 aHA20→HA19 A19→未結線 aHA19→未結線 この動作により、下記のようにアドレスが変換される。
【0068】 CPU−F111のアドレス DRAMのアドレス $400000 → $00000 $500000 → $10000 $600000 → $20000 $700000 → $30000 従って、CPU−F111からみたアドレスは連続して
いないが、DRAMのアドレスが連続するため、1個の
DRAMでもメモリマップに示したアドレスにビットマ
ップRAMが存在していることになり、正しく動作でき
る。ADRSブロックで生成されたDMAアドレス信号
であるaHA19〜aHA21についても同様に動作す
る。また、このときRAMSEL信号が“0”になる。
この信号により、DRAMの制御信号を標準DRAMに
だけ出力させる。これにより1個のDRAMでもメモリ
マップに合致したアドレスが出力できる。
【0069】次にオプションDRAMがある場合(オプ
ションRAM=1)、CPU−F111はGAF116
のオプションDRAMレジスタに“1”を書き込む。こ
れによりオプションRAM=1となる。
【0070】GAF116は、DMAアドレス生成回路
でアドレスの変換は行わない。また、A21の値をRA
MSEL1信号に置き換える。これによりA21が
“0”のときは、RAMSEL1信号が“0”になり、
DRAMの制御信号は標準DRAMに出力される。ま
た、A21が“1”のときは、RAMSEL1信号を
“1”にし、DRAMの制御信号はオプションDRAM
115に出力される。DMA転送で生成されたアドレス
信号についても同様に動作する。
【0071】以上の動作により、ビットマップRAM1
15で使用されるDRAMが1個の場合と2個の場合と
を自動的に判別して、それに応じてメモリへのアクセス
を切り換えることができる。
【0072】次にDMAブロックについて説明する。
【0073】図11はDMA回路1502の構成を示す
ブロック図である。
【0074】図11に示すように、DMA回路1502
は、バス裁定回路710、DRAM制御回路711及び
データ転送回路712で構成されている。
【0075】<バス裁定回路710>ビットマップRA
M115へのアクセスは、フォーマッタ部110のCP
U−F111が読み書きを行うアクセスと、DMA動作
で読み込み動作をするアクセスと、ビットマップRAM
115のリフレッシュ動作を行うアクセスの3種類があ
る。それぞれの動作は独立しており、これら3つのアク
セスが同時にビットマップRAM115に対して発生す
る可能性がある。そこでこれらの裁定を行い、順次ビッ
トマップRAM115にアクセス権を与える回路がバス
裁定回路710である。
【0076】<DRAM制御回路711>DRAM制御
回路711は、ビットマップRAM115(DRAM)
に対する制御信号を生成する回路である。
【0077】<データ転送回路712>本実施例のデー
タ転送回路712では、水平同期信号(HSYNC)に
同期して出力されるINT*信号によりクリアされる。
a−HAS*信号は、各色の16ビットデータをビット
マップRAM115よりDMAにより読み出して転送す
る間にロウレベルになる信号、DFET*信号はDRA
M制御回路711より出力される16ビットデータのラ
ッチ信号である。
【0078】ここで、フォーマッタ部110よりエンジ
ン部150に16ビットデータを転送するタイミング
は、図6を参照して前述したように、NBLの値分カウ
ントした後に出力されるHALD*信号からである。従
って、このHALD*信号が出力される前は、a−DA
TA信号は“0”が転送される。
【0079】HALD*信号が出力されてプリントデー
タが転送されるタイミングでは、DRAM制御回路71
1よりHD0〜15の信号にプリントデータが出力さ
れ、各色信号毎にDFET*信号によりHD0〜15が
データ転送回路712内に記憶される。こうして4色分
のプリントデータがデータ転送回路712に記憶される
と、HALD*信号がアクティブになって、その16ビ
ットデータが直列データに変換し、エンジン部150か
ら転送されるDATACK信号に同期して、その直列デ
ータをa−DATA信号として出力する。この動作によ
り、プリントデータがエンジン部150に転送される。
【0080】以上がDMAブロックの動作である。
【0081】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0082】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0083】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0084】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0085】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0086】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0087】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0088】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0089】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0090】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0091】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0092】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
してもよい。また本発明は、システム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによっても達成さ
れる。
【0093】以上説明したように本実施例によれば、小
さなラベルやカードにプリントするプリンタの場合は、
小さな容量のビットマップメモリで回路を構成し、大き
なラベルやダブルバッファ・プリントを行うプリンタの
場合は、大きな容量のビットマップメモリというよう
に、用途に応じてビットマップメモリの容量を変更でき
る。これにより、回路の標準化が可能になり、コストが
低減できる。
【0094】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、複数の
記録ヘッドのそれぞれにより記録する記録データを記憶
するメモリ領域の容量を可変にできる効果がある。
【0095】又、本発明によれば、イメージメモリの容
量を可変にできる効果がある。
【0096】特に本発明によれば、予備メモリを追加し
た時も、それ以外の時でも、各記録ヘッド間で共通のメ
モリアドレスにアクセスして、各記録ヘッドに対応する
記録データにアクセスできるという効果がある。
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるインクジェット
方式に従うフルライン記録ヘッドを備えたカラープリン
タ装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1で説明したプリンタ装置の概略構成を示す
側断面図である。
【図3】本実施例のフォーマッタ部のGAF113の構
成を示すブロック図である。
【図4】GAF113のエンジン制御部1404の構成
を示すブロック図である。
【図5】エンジン制御部のタイミング部の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】タイミング部の動作シーケンスを示すタイミン
グ図である。
【図7】エンジン制御部のアドレスブロックの構成を示
すブロック図である。
【図8】本実施例におけるビットマップRAMよりのデ
ータ転送シーケンスを説明する図である。
【図9】本実施例のビットマップRAMのメモリマップ
を示す図である。
【図10】実施例のアドレスブロックのアドレス選択回
路の一部構成を示す回路図である。
【図11】実施例のエンジン制御部のDMAブロックの
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
110 フォーマッタ部 113 システムRAM 115 ビットマップRAM 116 GAF 150 エンジン部 160,180 エンジン回路 165,181 GAE 163 EEPROM 171a,171b TOFセンサ 172 搬送モータ 190 インクジェットヘッド 710 バス裁定回路 711 DRAM制御回路 712 データ転送回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 秀昭 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノ ンアプテックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−61764(JP,A) 特開 平2−170767(JP,A) 特開 平5−138955(JP,A) 特開 平5−221030(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 3/54 B41J 5/30 G06F 3/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録ヘッドを用いて記録媒体上に
    画像を記録する記録装置であって、 前記複数の記録ヘッドに対応した複数のメモリ領域を有
    し、前記複数のメモリ領域のそれぞれに、対応する記録
    ヘッドにより記録すべき記録データを記憶するメモリ
    と、 予備メモリが前記メモリに追加されているか否かを示す
    予備メモリ信号を発生する信号発生手段と、 前記メモリと前記予備メモリにアクセスするためのアド
    レスを出力するアドレス出力手段と、 前記アドレス出力手段から出力されるアドレスを前記予
    備メモリ信号に応じて変更し、前記予備メモリ及び前記
    メモリをアクセスするためのアドレス信号を生成するア
    ドレス変更手段とを有し、 前記予備メモリが追加されているか否かに拘わらず、前
    記複数のメモリ領域のそれぞれをアクセスするために前
    記アドレス出力手段から出力されるアドレスの絶対アド
    レスが各メモリ領域に対して共通であることを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス変更手段は、前記予備メモ
    リ信号に応じて、前記アドレス出力手段から出力される
    アドレスをシフトして前記メモリをアクセスするための
    前記アドレス信号を生成することを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のメモリ領域のそれぞれは前記
    メモリのアドレス空間内に分離して配置され、前記複数
    のメモリ領域のそれぞれの間の空いたアドレス空間に前
    記予備メモリのアドレス空間が配置されることを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記予備メモリのメモリ領域は、前記複
    数の記録ヘッドのそれぞれに対応する前記メモリ領域に
    追加されることを特徴とする請求項1又は3に記載の記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記予備メモリが前記メモリに追加され
    ると、前記メモリのアドレス空間は連続したアドレス空
    間となることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の記録ヘッドのそれぞれは、各
    色に対応した記録データを記録するカラー記録用の記録
    ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の記録ヘッドはインクを吐出し
    て記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項7に記載の記録装
    置。
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