JPH08227289A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH08227289A
JPH08227289A JP7298839A JP29883995A JPH08227289A JP H08227289 A JPH08227289 A JP H08227289A JP 7298839 A JP7298839 A JP 7298839A JP 29883995 A JP29883995 A JP 29883995A JP H08227289 A JPH08227289 A JP H08227289A
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Akio Iba
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 楽音の各特性が入力エンベロープデータに基
づき複雑に変化する楽音を素速くかつ簡単に作成可能な
電子楽器。 【解決手段】 音量エンベロープメモリ選択SW18、
高調波エンベロープメモリ選択SW19、ピッチエンベ
ロープメモリ選択SW20のスイッチ操作により、音
量、高調波成分抑止、ピッチの各エンベロープデータを
記憶するレジスタを指定する。8個ずつ設けた、レート
バリュー指定スライドSW21、レベルバリュー指定ス
ライドSW22、サスティンポイント指定SW23の各
ステップのスイッチを操作し、音量、高調波成分抑止、
ピッチの何れかのエンベロープの書込みSW24〜26
をオンして、該データを記憶する。記憶したエンベロー
プを複数種類記憶し、選択組み合わせたエンベロープデ
ータを複数組記憶し、複数記憶した指定データの選択に
より、1組のエンベロープデータを読出し、該エンベロ
ープデータに基づき楽音を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、音量、音高、高調波成
分抑止用の各エンベロープ波形、基本波形の制御の楽音
作成に必要な要素を独立にプログラム可能な電子楽器に
関する。
【0002】
【従来技術】従来楽音の要素を制御する信号をプログラ
ム可能な電子楽器として、所定の波形データに演奏者が
任意に作成した音量用のエンベロープデータを乗算させ
て楽音信号を得、楽音を発生させるものがある。
【0003】
【従来技術の問題点】従来の電子楽器では、音量の時間
的変化は任意に得られるが音色は一義的に決定されてし
まい、作成される楽音が単調となり好ましくない。
【0004】
【発明の目的】種々の音色が簡単に作戌できるようにし
た電子楽器を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の要点】楽音の音量を制御する音量エンベロープ
波形、楽音の音高を制御する音高エンベロープ波形、楽
音の高調波成分を制御する高調波成分抑止エンベロープ
波形を夫々任意に作成可能とし、これら作成されたエン
ベロープ波形に基づいて楽音を件成する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して一実施例を説明する。
図1は電子楽器の全体ブロック図である。図中、1はC
PU(中央処理装置)であり、このCPU1にはバスラ
インBUSを介しROM(リードオンリメモリ)2、R
AM(ランダムアクセスメモリ)3、音色RAM4が夫
々接続され、またインターフェイス5を介し鍵盤6が、
インターフェイス7を介しスイッチ入力部8が、インタ
ーフェイス9を介しレジスタ部10及び楽音作成部11
が、インターフェイス12を介し音色レジスタ部13が
夫々接続されている。そして音色レジスタ部13は楽音
作成部11に接続され、また楽音作成部11にはアンプ
14を介しスピーカ15が接続されている。
【0007】前記CPU1はROM2に記憶されている
制御プログラムにしたがって演算動作等、各種動作を実
行する装置である。またRAM3はCPU1が処理中の
途中結果データ等を一時的に記憶するメモリである。音
色RAM4は前記スイッチ入力部8の後述する各種スイ
ッチによって任意に設定される20種類の音色を記憶す
るメモリである。またこのスイッチ入力部8には音色設
定用のスイッのほかに、効果、リズムを付加するための
スイッチ等もある。
【0008】レジスタ部10は各種レジスタを有する
が、これらのレジスタは後述の音色メモリ選択スイッチ
(SW)を切換える都度、この切換え操作後のあらたな
オンキーに対しては今回切換えられた音色を付加するた
めの演算処理にCPU1が使用するレジスタである。
【0009】一方、音色レジスタ部13は現在使用中の
楽音の音色の内容を記憶するレジスタを有する。また楽
音作成部11は、CPU1の時分割処理方式による演算
動作によって形成される8チャンネル分の楽音作成系に
対し、鍵盤6の操作キーを夫々割当てられ、その操作キ
ーの楽音信号を作成し、アンプ14、スピーカ15を介
し合成楽音を放音する。その場合、楽音作成部11は音
色レジスタ部13からのデータを受けて各操作キーの楽
音に対し異なる音色を付加する。
【0010】次に図2を参照してスイッチ入力部2上の
音色関係のスイッチ類を説明する。茲で、この実施例の
電子楽器の場合、前記音色RAM4にこれから説明する
スイッチ操作によって音色作成モードにおいてプリセッ
トされる20種類の音色の各データにつき説明すると、
図3に概念的に図示する前記音色RAM4のメモリ構成
から分かるように、音量、高調波成分抑止、ピッチの3
種類のエンベロープデータ及び基本波形を示す波形デー
タとから成っている。そして図3の音色RAM4のメモ
リ構成例では、音量エンベロープデータは10種類、波
形エンベロープデータは10種類、ビッチエンベロープ
データは10種類、基本波形は10種類となっており、
それだけの容量のレジスタが用意されている。また音色
の種類は20種類あり、また各音色を表わすレジスタ
は、前記音量、高調波成分抑止、ピッチの各エンベロー
プデータ及び波形データに対する合計4個のポインタか
らなり、後述するスイッチ操作によって任意に選ばれ記
憶する。
【0011】そこで図2に戻ると、基本波形メモリ選択
SW16は、10種類の基本波形の波形データを音色R
AM4の対応するレジスタ7にプリセットするためのス
イッチであり、また基本波形生成部スイッチ17は5種
類用意されている基本波形を指定するスイッチである。
スイッチ17A(11、21、31、41、51)は、
前半の一周期を指定し、スイッチ17B(12、22、
32、42、52)は後半の一周期を指定するスイッチ
である。ここで、スイッチ17A、17B内のスイッチ
に書かれている番号のうち10番台は、図4(1)に示
される波形、20番台は、図4(2)に示されている波
形、30番台は、図4(3)に示されている波形、40
番台は、図4(4)に示されている波形、50番台は、
図4(5)に示されている波形を表わしている。スイッ
チ17Cは、前記前半に指定した波形と、後半に指定し
た波形を一周期毎交互に指定するオクターブモジュレー
ションスイッチである。このスイッチ17Cがオフの時
は、前記前半に指定された波形のみが指定される。スイ
ッチ16Aは、スイッチ17で設定された内容をスイッ
チ16に書込むための書込スイッチである。
【0012】そして図4は、前記の基本波形の5種類の
波形の形状とデータとを示すものである。また図5は基
本波形の波形データのデータ構成を示すもので、上位3
ビットのWAVE FORMは図4の波形に設定された
3ビットデータ、次の3ビットのOCT.MODULA
TION WAVE FORMも、図4に示す3ビット
データが設定される。次の1ビットデータはOCT.M
ODULATION有無を示すデータである。更にLS
Bの1ビットは使用されず、無効となる。
【0013】図2に戻って、音量エンベロープメモリ選
択SW18、高調波成分抑止エンベロープメモリ選択S
W19、ピッチエンベロープメモリ選択スイッチ20は
夫々、前記音色RAM4中の、音量、高調波成分抑止、
ピッチの各エンベロープデータを記憶するレジスタを指
定するためのスイッチであり、而して実際の操作は、先
ず音量、高調波成分抑止、ピッチの各エンベロープのス
イッチ18〜19中の何れかl個を指定し、次に0〜7
の8個のステップに対応して夫々8個づつ設けられてい
るレートバリュー指定スライドSW21、レベルバリュ
ー指定スライドSW22、サスティンポイント指定SW
23の各ステップのスイッチを操作し、次に現在選択中
の音量、高調波成分抑止、ピッチの何れかのエンベロー
プに対応する書込みSW24または25または26をオ
ンする。
【0014】而して図6は、前記音量、高調波成分抑
止、ピッチの各エンベロープの波形を示すもので、上述
した8個のステップに応じてスライドSW21、23の
操作により任意に形成される8個の折線部から成ってい
る。そしてエンベロープの折線部の終端(図中、A点〜
H点によって示す)の高さはレベルバリューで、各レペ
ルバリュー間はレートバリュー(折線部の傾き)によっ
て表現される。
【0015】図7は前記エンベロープデータのデータ構
成を示すもので、図中、A〜Hは図6のエンベロープ波
形の端部の点A〜Hに対応するデータ記憶部を表わし、
各18ビットの容量を有する。そしてその上位8ビット
中のMSBはレートの方向(折線分の傾き方向)を示す
1ビットデータを記憶し、“0”のとき
【外1】 、“1”のとき
【外2】 の各方向となる。また次の7ビットはレートバリューの
データ、更に下位8ビット中のMSBはサスティン情報
を表わす1ビットデータであり、“l”のときサスティ
ンポイントに達したことを示す。“0”のときはサステ
ィンポイントではないことを示す。そして次の7ビット
データはレベルバリューを示す。なお、上述したレート
の方向
【外3】 はレベルバリューの変化から自動的に決定される。
【0016】図8は実際のエンベロープの例を示し、図
9はこの図8のエンベロープの実際のデータ例を示す。
この例の場合、点Fがサスティンポイントとなり、次に
キ一オフされるまでこのキーのエンベロープのレベルは
一定となって発音される。この時、点Gの値は無関係と
なる。
【0017】再び図2に戻って、音色メモリ選択スイッ
チ27は、前記の20種類の音色のデータを記憶する音
色RAM4内のレジスタ(図3レジスタ1〜20)を指
定するスイッチであり、而して前記音色作成モード時に
おいては、現在前記スイッチ16〜20の任意の組合せ
操作によって選択されている音色のデータ(基本波形の
波形データ、音量、高調波成分抑止、ピッチの各エンベ
ロープデータ)に対する4個の番号が書込みSW28の
オン時に前記レジスタ1〜20に書込まれる。また通常
の演奏モードにおいては、音色メモリ選択SW27の何
れか1個をオンするだけで対応する音色データの4個の
ポインタが前記レジスタ1〜20から読出され、次いで
これらポインタに基づいて図3の音量エンベロープ1〜
10、高調波成分抑止エンベロープ1〜10、ピッチエ
ンベロープ1〜10、基本波形1〜10の各レジスタか
らそのデータが読出されて処理される。
【0018】次に図10により楽音作成部11の具体的
構成を説明する。図中、30は前記CPU1との間でデ
ータ入出力が行われるインターフェイスであり、CPU
1はこのインターフェイス30を介し音量エンベロープ
発生回路31、高調波成分抑止エンベロープ発生回路3
2、ピッチエンベロープ発生回路33に対し夫々が図7
に示す前記レートバリュー、レベルバリュー等からなる
エンベロープデータ(図10に図示するように、各デー
タをAMP Ramp、WAVE Ramp、Fre
q、Rampとも呼ぶ)を供給する。そして各エンベロ
ープ回路31、32、33は、前記レートバリューとレ
ベルバリューとから現在のカレントバリューを計算して
それを夫々、対応するEXP.(イクスポーネンシャ
ル)R0M34、バンドリミット回路35、周波数RO
M36に与える。また前記カレントバリューがそのとき
のレートバリューに到達すると各エンベロープ回路3
1、32、33はインターラプト信号INTを発生し、
インターフェイス30を介しCPU1に送出して次のス
テープ0〜7(点A〜H)に対するデータAMP Ra
mp、WAVE Ramp、Freq.Rampの出力
を要求する(但し、上述したサスティンポイントの場合
はインターラプト信号INTは出力しない)。
【0019】Freq.ROM36はピッチエンベロー
プ回路33からの出力に応じた周波数情報(位相角情
報)FIを発生し、バンドリミット回路35及びフェイ
ズジェネレータ37に与える。このフェイズジェネレー
タ37は前記位相角情報FIを累算してその結果データ
を割算回路38に与える。またバンドリミット回路35
は波形エンベロープ回路32からの出力及び前記位相角
情報に基づき、標本化定理に基づく折返し歪の発生を防
止し、その出力を割算回路38へ与える。更にこの割算
回路38には、イン夕ーフェイス30、波形発生回路3
9を介しCPU1が送出してくる所定の波形種類選択デ
ータも与えられる。そして割算回路38は前記フェイズ
ジェネレータ37、バンドリミット回路35、波形発生
回路39からの各出力に対して割算処理を行い、その結
果データによってウェイブジェネレータ40をアクセス
し、波形データを発生させて乗算回路41に送出させ
る。なお、前記割算回路38の具体的構成は、本出願人
が既に提案した、例えば特願昭57−221266の特
許出願明細書に記載した実施回路を利用することができ
る。
【0020】この乗算回路41にはまた、EXP.RO
Mから読出される制御データが入力し、したがって前記
波形データ及び制御データを乗算してその結果データを
累算回路42に与える。この累算回路42は8チャンネ
ル分の前記結果データを累算する毎にその累算データを
DACI/F(D−Aコンバータインターフェイス)4
3を介しD−Aコンバータに与えるので、その結果、合
成楽音が前記スピーカ15から放音されることになる。
【0021】次に図11により前記音量、高調波成分抑
止、ピッチの各エンベロープ回路31、32、33の構
成を具体的に説明する。なお、これら回路31〜33は
共に同一構成であるから、図11の回路は、例えば音量
エンベロープ回路31とする。 図中、45は容量8ビ
ットのシフトレジスタを8段、パラレルに接続したシフ
トレジスタ群であり、トランスファーゲート46を介し
CPU1から送られてくるレベルバリューがその1段目
にパラレルに入力する。なお、シフトレジスタ群45を
シフトレジスタを8段パラレルに接続して構成したは8
チャンネル分の楽音作成系の存在と対応している。そし
て後述する他のシフトレジスタ群についても同様であ
る。
【0022】シフトレジスタ群45の1段目に入力した
レベルバリューは次いで後段側にシフトされて8段目か
ら出力し、トランスファーゲート47を介し1段目に戻
されると共にコンパレータ48のB入力端子に与えられ
る。またトランスファーゲート46はCPU1から送ら
れてくるプリセット信号をインバータ49を介しそのゲ
ートに印加されて開閉制御され、またトランスファーゲ
ート47は前記プリセット信号をゲートに直接印加され
て開閉制御される。なお、このプリセット信号はレベル
バリューが送られてくるときにのみ“0”レベルであ
る。
【0023】一方、トランスファーゲート群50にはレ
ートバリューがトランスファーゲート51を介し入力
し、またシフトレジスタ群50から出力されるとトラン
スファーゲート53を介しシフトレジスタ群50に戻さ
れると共に、加減算器53のB入力端子にも与えられ
る。そしてトランスファーゲート51、52は夫々、前
記プリセット信号をインバータ54を介し、或いは直接
にゲートに印加されて開閉制御される。
【0024】更に、シフトレジスタ群55には自身から
の出力データ(カレントバリュー)がトランスファーゲ
ート56を介し戻されて入力すると共に加減算器53の
A入力端子にも与える。そして加減算器53の結果デー
タANS1はトランスファーゲート57を介しシフトレ
ジスタ群55に与えられると共に、コンパレータ48の
A入力端子48にも与えられる。而して前記加減算器5
3の制御端子SUBには、シフトレジスタ群50から出
力するレートバリューのMSBのデータ(レートの方向
を示しているデータ)が減算指令として入力し、この減
算指令が“1”のとき減算を、“0”のとき加算を行
う。またコンパレータ48の制御端子≧には前記レート
バリューのMSBのデータが比較方法選択指令として入
力し、而してこの比較方法選択指令が“1”のときに
は、A≦Bならコンパレータ48の比較結果信号ANS
2は“1”、A>Bなら“0”、他方、比較方法選択指
令が“0”のときには、A≧Bなら比較結果信号ANS
2は“1”、A<Bなら“0”となる。そして前記比較
結果信号ANS2は、トランスファーゲート56、57
に夫々、直接またはインバータ58を介してゲートに印
加され、開閉制御すると共に、ナンドゲート59の一端
にも与えられる。一方、ナンドゲート59の他端には、
シフトレジスタ群45から出力するレベルバリューのM
SBのデータ(サスティン情報)が反転入力されてお
り、而してナンドゲート59の出力は前記インターラプ
ト信号INTとしてCPU1へ送出される。
【0025】次に上記実施例の音色設定操作と演奏時の
音色読出し操作及び各場合の回路動作を説明する。先
ず、電子楽器のパワースイッチのオン後、所定スイッチ
操作によって音色作成モードを設定する。そしてはじめ
に基本波形のレジスタ1〜10(図3)に夫々、任意の
基本波形をセットする。先ず、基本波形メモリ選択スイ
ッチ16の番号1のスイッチをオンし、次に基本波形生
成部スイッチ17のうち、前半の数字11〜51のうち
選択波形(図4参照)のスイッチ17Aを1個オンす
る。次に、2周期分の基本波形のうち前半と後半を異っ
たものにしたいときはオクターブスイッチ17Cをオン
し、次いで数字12〜52までのうち前半と異なるもの
(スイッチ17B)をオンし、最後に書込みスイッチ1
6Aをオンする。他方、前半のみの波形を指定するので
あればこのオクターブスイッチ17Cのスイッチ操作は
行わない。スイッチ16の番号2〜10についても同様
にして任意の基本波形を設定し、対応するレジスタにセ
ットする。
【0026】次に音量エンベロープを図3のレジスタ1
〜10にプリセットする。この場合、先ず、スイッチ1
8の番号1をオンし、またレートバリュー指定スライド
SW21、レベルバリュー指定スライドSW22、サス
ティンポイント指定SW23を所望の状態にセットし、
次いで書込みSW24をオンするとレジスタ1にその音
量エンベロープのデータがセットされる。音量エンベロ
ープのレジスタ2〜10についても全く同様である。ま
た高調波成分抑止エンベロープ、ピッチエンベロープに
ついても、夫々では書込みスイッチ25または26を操
作するほかは全く同一操作で各エンベロープデータがセ
ットされる。なお、図12はこのようにしてプリセット
される音量、高調波成分抑止、ピッチのエンベロープの
様子を示している。
【0027】以上のようにして基本波形と、音量、高調
波成分抑止、ピッチの各エンベロープとが音色RAM4
内の対応するレジスタ(図3)にプリセットされると、
次に音色メモリ(図3のレジスタ1〜20)の各レジス
タに対し、前記基本波形、音量、高調波成分抑止、ピッ
チの各エンベロープのポインタをセットする。この場
合、先ず、音色メモリ選択SW27の番号1をオンし、
スイッチ16の例えば番号5、スイッチ18の番号1、
スイッチ19の番号3、スイッチ20の番号7を夫々オ
ンしたのち、書込みSW28をオンする。したがって音
色メモリ4内の音色レジスタの1に、ポインタ5、1、
3、7がプリセットされる。音色レジスタ2〜20につ
いても全く同様にして所望のポインタをプリセットす
る。
【0028】以上のようにして音色レジスタ1〜20に
プリセット操作が終ると、以後は通常演奏操作が可能と
なる。即ち、演奏開始前に予め、スイッチ27の1〜2
0のうち所望の音色のスイッチを1個オンしておく。そ
して演奏を開始すると鍵盤6の鍵出力がインターフェイ
ス5、バスラインBUSを介しCPU1に供給されて操
作キーは所定チャンネルを割当てられ、楽音生成指令が
楽音作成部11ヘ供給される。また音色レジスタ部13
は現在設定中の音色データがセットされる。その結果、
楽音作成部11では設定された音色にて楽音が作成さ
れ、スピーカから放音される。又、演奏時には単にスイ
ッチ27を切換え操作するだけで簡単に音色変更が行え
る。
【0029】なお、上記実施例では、スイッチ16〜2
3により任意に設定した音色データをスイッチ27、2
8の操作によリ一旦音色RAM4ヘ記憶させたが、この
音色RAM4、スイッチ27、28を除いてスイッチ1
6、21〜23の設定だけで直ちに任意の音色が得られ
るようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は音量エ
ンベロープ波形発生手段と、ピッチエンベロープ波形発
生手段と、高調波成分抑止エンベロープ波形発生手段
と、前記各種発生手段を制御し夫々任意のエンベロープ
波形を作成可能な手段と、前記任意に作成された夫々の
エンベロープ波形に基づいて楽音を作成する手段とを具
傭したことを特微とする電子楽器であるから、種々の音
色が極めて簡単に作成でき、演奏効果が極めて大となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電子楽器の全体回路
図。
【図2】キー入力部8のスイッチ構成図。
【図3】音色RAM4のメモリ構成図。
【図4】基本波形の波形図。
【図5】基本波形の波形データのデータ構成図。
【図6】エンベロープ波形図。
【図7】そのデータ構成図。
【図8】エンベロープ波形の具体例を示す図。
【図9】そのデータ内容図。
【図10】楽音作成部11の具体的回路図。
【図11】エンベロープ回路の回路図。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 音色RAM 6 鍵盤 8 スイッチ入力部 10 レジスタ部 11 楽音作成部 14 アンプ 15 スピーカ 16 基本波形メモリ選択スイッチ 16A、24、25、26、28 書込みスイッチ 17 スイッチ 18 音量エンベロープメモリ選択スイッチ 19 波形エンベロープメモリ選択スイッチ 20 ピッチエンベロープメモリ選択スイッチ 21 レートバリュー指定スライドスイッチ 22 レベルバリュー指定スライドスイッチ 23 サスティンポイント指定スイッチ 27 音色メモリ選択スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、楽音の各特性に付与さ
れるエンベロープを夫々独立にプログラム可能な電子楽
器に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【従来技術の問題点】従来の電子楽器では、音量の時間
的変化は任意に得られるが音色は一義的に決定されてし
まい、作成される楽音が単調となり好ましくない。この
ため、楽音の音量以外の他の特性、例えば音高あるいは
音色に対してもエンベロープを付与することが考えられ
るが、従来のように音量と同一のエンベロープを他の楽
音特性に付与したとしても、各特性の時間的変化が同一
になり、各特性が複雑に変化する自然楽器からの楽音と
比べて違和感のある音しか発生出来ない問題があった。
またこうした自然楽器の楽音を種々発生させようとする
と、各楽音の特性毎に付与されるエンベロープを切り換
えねばならず、演奏途中などには素速く切換えることが
できない問題があった。こうした問題を解決するために
は、各特性毎にエンベロープを複数用意する方法が考え
られる。しかしながら、予め用意できるエンベロープデ
ータ数には限りがあり、全ての使用者が満足するような
エンベロープデータを用意することは不可能である。そ
こで各特性のエンベロープデータを外部より入力できる
ようにすること考えられるが、そのためには各特性のエ
ンベロープデータを入力する操作部材を夫々設ける必要
があり、どうしても操作部材の数が多くなりすぎる問題
があった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明の目的】本願発明は、少ない操作部材で入力され
たエンベロープデータに基づいて各特性が複雑に変化す
る楽音を素速くかつ簡単に作成することのできる電子楽
器を提供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明の要点】上記目的を達成するために、外部操作に
よりエンベロープデータを入力するエンベロープ入力手
段と、外部操作により複数種ある楽音の特性のいずれか
ひとつを指定する特性指定手段と、複数種ある楽音の特
性毎にエンベロープデータを複数種類記憶可能なエリア
を有するエンベロープデータ記憶手段と、上記エンベロ
ープ入力されたエンベロープデータを上記特性指定手段
にて指定された特性に基づいて上記エンベロープデータ
記憶手段の対応するエリアに記憶させる記憶制御手段
と、このエンベロープデータ記憶手段に記憶されている
エンベロープデータを上記楽音の特性毎に少なくとも1
個ずつ選択する第1の選択手段と、この第1の選択手段
にて選択された各特性毎のエンベロープデータを1個ず
つ組合せた1組のエンベロープデータを複数組生成し、
このエンベロープの各組を夫々指定するための指定デー
タを複数記憶する指定データ記憶手段と、この指定デー
タ記憶手段に記憶された指定データの中から所望の指定
データを選択する第2の選択手段と、この第2の選択手
段にて選択された指定データに対応する各特性毎のエン
ベロープデータを上記エンベロープ記憶手段から演奏操
作に応答して読み出す読み出し手段と、演奏操作により
音高データを出力する音高データ出力手段と、この音高
データ出力手段からの音高データと上記読み出し手段に
て読出された各特性毎のエンベロープデータとに基づき
各特性毎にエンベロープ制御された楽音信号の発生を指
示する楽音発生指示手段と、を有することを特徴とす
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】そこで図2に戻ると、基本波形メモリ選択
SW16は、10種類の基本波形の波形データを音色R
AM4の対応するレジスタにプリセットするためのスイ
ッチであり、また基本波形生成部スイッチ17は5種類
用意されている基本波形を指定するスイッチである。ス
イッチ17A(11、21、31、41、51)は、前
半の一周期を指定し、スイッチ17B(12、22、3
2、42、52)は後半の一周期を指定するスイッチで
ある。ここで、スイッチ17A、17B内のスイッチに
書かれている番号のうち10番台は、図4(1)に示さ
れる波形、20番台は、図4(2)に示されている波
形、30番台は、図4(3)に示されている波形、40
番台は、図4(4)に示されている波形、50番台は、
図4(5)に示されている波形を表わしている。スイッ
チ17Cは、前記前半に指定した波形と、後半に指定し
た波形を一周期毎交互に指定するオクターブモジュレー
ションスイッチである。このスイッチ17Cがオフの時
は、前記前半に指定された波形のみが指定される。スイ
ッチ16Aは、スイッチ17で設定された内容をスイッ
チ16に書込むための書込スイッチである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に図10により楽音作成部11の具体的
構成を説明する。図中、30は前記CPU1との間でデ
ータ入出力が行われるインターフェイスであり、CPU
1はこのインターフェイス30を介し音量エンベロープ
発生回路31、高調波成分抑止エンベロープ発生回路3
2、ピッチエンベロープ発生回路33に対し夫々が図7
に示す前記レートバリュー、レベルバリュー等からなる
エンベロープデータ(図10に図示するように、各デー
タをAMP Ramp、WAVE Ramp、Fre
q、Rampとも呼ぶ)を供給する。そして各エンベロ
ープ回路31、32、33は、前記レートバリューとレ
ベルバリューとから現在のカレントバリューを計算して
それを夫々、対応するEXP.(イクスポーネンシャ
ル)ROM34、バンドリミット回路35、周波数RO
M36に与える。また前記カレントバリューがそのとき
のレートバリューに到達すると各エンベロープ回路3
1、32、33はインターラプト信号INTを発生し、
インターフェイス30を介しCPU1に送出して次のス
テップ0〜7(点A〜H)に対するデータAMP Ra
mp、WAVE Ramp、Freq.Rampの出力
を要求する(但し、上述したサスティンポイントの場合
はインターラプト信号INTは出力しない)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】次に図11により前記音量、高調波成分抑
止、ピッチの各エンベロープ回路31、32、33の構
成を具体的に説明する。なお、これら回路31〜33は
共に同一構成であるから、図11の回路は、例えば音量
エンベロープ回路31とする。図中、45は容量8ビッ
トのシフトレジスタを8段、パラレルに接続したシフト
レジスタ群であり、トランスファーゲート46を介しC
PU1から送られてくるレベルバリューがその1段目に
パラレルに入力する。なお、シフトレジスタ群45をシ
フトレジスタを8段パラレルに接続して構成したのは8
チャンネル分の楽音作成系の存在と対応している。そし
て後述する他のシフトレジスタ群についても同様であ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によれば、
楽音の各特性に付与されるエンベロープデータを予め記
憶された複数個のエンベロープデータの中から選択でき
るようにすることにより、各楽音の特性の時間的変化が
夫々異なる複雑な楽音が極めて簡単に作成することがで
きる。またこの各特性毎に選択されたエンベロープデー
タを1組として読み出す指定データを複数種予め記憶で
き、この記憶された指定データのいずれかを選択してそ
の指定データに対応した各特性毎のエンベロープデータ
を一度に読み出すことにより、異なる種々の楽音を素速
く簡単に生成することができる。さらには、各特性毎に
複数種類記憶されたエンベロープデータは、外部より入
力可能であり、使用者の所望のエンベロープが作成でき
るばかりでなく、このエンベロープデータの入力手段
は、各特性毎に独立に設けるのではなく、各特性共用と
してので入力操作部材の数も最小限ですむ、という利点
を有する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音を構成する要素を任意に設定可能な
    電子楽器において、楽音の音量を制御する音量エンベロ
    ープ波形を発生する音量エンベロープ波形発生手段と、
    楽音の音高を制御するピッチエンベロープ波形を発生す
    るピッチエンベロープ波形発生手段と、楽音の高調波成
    分を制御する高調波成分抑止エンベロープ波形を発生す
    る高調波成分抑止エンベロープ波形発生手段と、前記各
    種発生手段を制御し夫々任意のエンベロープ波形を作成
    可能な手段と、前記任意に作成された夫々のエンベロー
    プ波形に基づいて楽音を作成する手段とを具備したこと
    を特徴とする電子楽器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111009228A (zh) * 2018-10-04 2020-04-14 卡西欧计算机株式会社 电子乐器以及使电子乐器执行的方法

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JPS5577794A (en) * 1978-12-07 1980-06-11 Nippon Musical Instruments Mfg Musical tone forming unit in electronic musical instrument
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CN111009228B (zh) * 2018-10-04 2024-02-20 卡西欧计算机株式会社 电子乐器以及使电子乐器执行的方法

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