JPH08226752A - 冷蔵庫の内箱装置 - Google Patents

冷蔵庫の内箱装置

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JPH08226752A
JPH08226752A JP3198695A JP3198695A JPH08226752A JP H08226752 A JPH08226752 A JP H08226752A JP 3198695 A JP3198695 A JP 3198695A JP 3198695 A JP3198695 A JP 3198695A JP H08226752 A JPH08226752 A JP H08226752A
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inner box
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synthetic resin
partition
molding
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Koichi Nakagawa
弘一 中川
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内箱と仕切壁の間の隙間に起因する不具合が
発生せず容易に製作できる冷蔵庫の内箱装置を得る。 【構成】 一枚の合成樹脂板を成形して内箱(1)及び内
箱(1)と一体をなし内箱(1)内を区分する第1仕切体(13)
と、第1仕切体(13)とは離れて内箱(1)内を区分し内箱
(1)内面と対向した縁部が内箱(1)内に連続した嵌合溝(1
4)に嵌合して内箱(1)の成形時の収縮により内箱(1)に嵌
着する第2仕切体(15)を設ける。これにより、内箱(1)
の第1仕切体(13)数が少ないために内箱(1)の成形加工
性が向上する。また、別体の第2仕切体(15)が成形時に
内箱(1)に密着する。 【効果】 簡易な加工により形状の自由度が大きく美観
を呈し、仕切体と内箱の間の隙間が生じない内箱装置を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂板により構
成されて内部が少なくとも3分割された冷蔵庫の内箱装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、例えば特開平6−14
7744号公報に示された冷蔵庫の内箱装置に類似した
従来の冷蔵庫の内箱装置を示す図で、図8は分解して示
す斜視図、図9は図8の縦断側面図である。図におい
て、(1)は一枚の合成樹脂板が真空成形法により成形さ
れてなる内箱、(2)は内箱(1)の外面を覆って設けられた
外箱、(3)は内箱(1)と外箱(2)との間に充填されたポリ
ウレタンフォームである。
【0003】(4)は内箱(1)内の互いに対向した側面に凹
設されて互いに上下に離れて配置された嵌合溝、(5)は
両側の縁部が嵌合溝(4)に嵌合されて内箱(1)内に装着さ
れた仕切壁である。(6)は内箱(1)内の上面と仕切壁(5)
の間に形成された冷蔵室、(7)は仕切壁(5)の相互間に形
成された冷凍室、(8)は内箱(1)内の下面と仕切壁(5)の
間に形成された野菜室である。
【0004】従来の冷蔵庫の内箱装置は上記のように構
成され、嵌合溝(4)を介して仕切壁(5)が装着された内箱
(1)が外箱(2)に嵌合される。そして、内箱(1)と外箱(2)
との間にポリウレタンフォーム(3)が注入されて発泡す
る。このようにして、ポリウレタンフォーム(3)による
断熱性を有する冷蔵庫の箱体が製作される。
【0005】また、図10及び図11は、他の従来の冷
蔵庫の内箱装置を示す図で、図10は縦断側面図、図1
1は図10の内箱を成形するときの素材板の展開状況を
説明する図である。図において、図8及び図9と同符号
は相当部分を示し、(5)は仕切壁で、内箱(1)を製作する
素材である合成樹脂板(9)が真空成形法によって内箱(1)
と一体に成形されている。(10)は仕切壁(3)内に挿入さ
れて固定された発泡成形断熱材である。(11)は内箱(1)
を成形する真空成形用雌型で、仕切壁(5)を形成する凸
部(12)が互いに離れて設けられている。
【0006】上記のように構成された従来の他の冷蔵庫
の内箱装置は、真空成形用雌型(11)を使用して真空成形
を行うことにより内箱(1)と仕切壁(5)が一体に成形され
る。そして、後側から仕切壁(5)内に発泡成形断熱材(1
0)が嵌合されて固定され、ポリウレタンフォーム(3)に
よる断熱性を有する冷蔵庫の箱体が製作される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の冷
蔵庫の内箱装置において、図8及び図9の構成では内箱
(1)と仕切壁(5)の両者の製作誤差やポリウレタンフォー
ム(3)の発泡時の変形等により、上記両者の対向部相互
間に隙間が生じる。この隙間は仕切壁(5)によって区分
された冷蔵室(6)、冷凍室(7)、野菜室(8)の各室相互間
の気密性を損ない冷気漏れが発生する。
【0008】また、貯蔵食品の汁や水が上記両者の対向
部の隙間から流出して清潔性が損なわれる。さらに、貯
蔵室の温度設定によっては上記両者の対向部の隙間に流
れ込んだ水等が凍結して体積膨張を起こす。これによっ
て、内箱(1)と仕切壁(5)が変形したり損傷したりすると
いう問題点があった。
【0009】また、図10及び図11の構成による他の
従来の冷蔵庫の内箱装置では、内箱(1)と仕切壁(5)の両
者間の隙間による不具合の発生が解消される。しかし、
2つの仕切壁(5)と内箱(1)を一体に成形するため、図1
1に示す合成樹脂板(9)の展開率、すなわち展開寸法a
/合成樹脂板(9)元寸法bの比が大きくなる。このた
め、成形時に破れや薄肉部が生じ易くなる。
【0010】また、成形時の破れや薄肉部発生を防ぐた
めには、真空成形加工が真空成形用雌型(11)に限られる
ので、真空成形用雌型(11)の各部形状を滑らかにして成
形性を改善する必要がある。また、合成樹脂板(9)の厚
さを増して薄肉部の発生を防ぐことが必要になる。これ
らの要因のために、内箱(1)の形状が成形加工性に拘束
されて造形の自由度が制約される。また、合成樹脂板
(9)が厚くなることにより、重量の増大、材料費の上
昇、成形加工の長時間化を生じるという不具合がある。
【0011】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、内箱と仕切壁の間の隙間に起因
する不具合が発生せず、容易に製作できる冷蔵庫の内箱
装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷蔵庫の
内箱装置においては、一枚の合成樹脂板が成形されてな
る内箱と、合成樹脂板が成形されて内箱と一体に構成さ
れ内箱内を区分する第1仕切体と、この第1仕切体とは
離れて内箱内を区分し、真空成形時にその真空圧により
外周面が上記合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその収
縮によって内箱に密着する第2仕切体とが設けられる。
【0013】また、この発明に係る冷蔵庫の内箱装置に
おいては、圧空成形法及び真空成形法の併用により一枚
の合成樹脂板が成形されてなる内箱と、合成樹脂板が成
形されて内箱と一体に構成され内箱内を区分する第1仕
切体と、この第1仕切体とは離れて内箱内を区分し、真
空成形時にその真空圧により外周面が上記合成樹脂板に
吸着、抱持され、更にその収縮によって内箱に密着する
第2仕切体とが設けられる。
【0014】また、この発明に係る冷蔵庫の内箱装置に
おいては、一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱と、
合成樹脂板が成形されて内箱と一体に構成され内箱内を
区分し、内箱の開口部側の縁部に係止部が構成された第
1仕切体と、係止部に嵌着された補助仕切片と、第1仕
切体とは離れて内箱内を区分し、真空成形時にその真空
圧により外周面が上記合成樹脂板に吸着、抱持され、更
にその収縮によって内箱に密着する第2仕切体とが設け
られる。
【0015】また、この発明に係る冷蔵庫の内箱装置に
おいては、互いに離れた2つの切欠部を有する真空成形
用雄型により一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱
と、この内箱の成形時に真空成形用雄型の切欠部にそれ
ぞれ挿入されて、真空成形時にその真空圧により外周面
が上記合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその収縮によ
って内箱に密着して内箱内を区分する仕切体とが設けら
れる。
【0016】また、この発明に係る冷蔵庫の内箱装置に
おいては、一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱と、
合成樹脂板が成形されて内箱と一体に構成され内箱内を
区分する第1仕切体と、この第1仕切体とは離れて内箱
内を区分し、真空成形時にその真空圧により外周面が上
記合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその収縮によって
内箱に密着する第2仕切体と、この第2仕切体の端面に
開口した通気孔に連結されて第2仕切体から離れた内箱
の区画に連通した冷気ダクトとが設けられる。
【0017】また、この発明に係る冷蔵庫の内箱装置に
おいては、一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱と、
合成樹脂板が成形されて内箱と一体に構成され内箱内を
区分する第1仕切体と、この第1仕切体とは離れて内箱
内を区分し、真空成形時にその真空圧により外周面が上
記合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその収縮によって
内箱に密着する第2仕切体と、この第2仕切体の内箱後
側の端面に円形に開口した通気孔に連結されて第2仕切
体から離れた内箱の区画に連通した冷気ダクトとが設け
られる。
【0018】
【作用】上記のように構成された冷蔵庫の内箱装置で
は、内箱と一体に形成される第1仕切体の数が少ないた
めに内箱の成形加工性が向上する。また、第2仕切体が
別体によって製作され、真空成形時の真空圧により吸
着、抱持され、更にその収縮によって内箱に密着する。
【0019】また、上記のように構成された冷蔵庫の内
箱装置では、圧空成形法及び真空成形法の併用により成
形された内箱と一体に形成される第1仕切体の数が少な
いために内箱の成形加工性が向上する。また、第2仕切
体が別体によって製作され、真空成形時の真空圧により
吸着、抱持され、更にその収縮によって内箱に密着す
る。
【0020】また、上記のように構成された冷蔵庫の内
箱装置では、内箱と一体に形成される第1仕切体の数が
少ないために内箱の成形加工性が向上する。また、第2
仕切体が別体によって製作され、真空成形時の真空圧に
より吸着、抱持され、更にその収縮によって内箱に密着
する。また、第1仕切体の前縁に補助仕切片が嵌着され
るので第1仕切体の突出成形寸法が短くなり、成形加工
性が向上する。
【0021】また、上記のように構成されこ冷蔵庫の内
箱装置では、内箱と一体に形成される仕切体がないため
に内箱の成形加工性が向上する。また、仕切体が別体に
よって製作され、真空成形時の真空圧により吸着、抱持
され、更にその収縮によって内箱に密着する。
【0022】また、上記のように構成された冷蔵庫の内
箱装置では、内箱と一体に形成される第1仕切体の数が
少ないために内箱の成形加工性が向上する。また、第2
仕切体が別体によって製作され、真空成形時の真空圧に
より吸着、抱持され、更にその収縮によって内箱に密着
する。また、冷気ダクトによって他の内箱の区画との間
に通気路が形成される。
【0023】また、上記のように構成された冷蔵庫の内
箱装置では、内箱と一体に形成される第1仕切体の数が
少ないために内箱の成形加工性が向上する。また、第2
仕切体が別体によって製作され、真空成形時の真空圧に
より吸着、抱持され、更にその収縮によって内箱に密着
する。また、第2仕切体の内箱内後側の端面に円形に開
口した通気孔に連結された冷気ダクトによって他の内箱
の区画との間に通気路が形成される。
【0024】
【実施例】
実施例1.図1〜図3は、この発明の一実施例を示す図
で、図1は縦断側面図、図2は図1の冷蔵庫の内箱装置
の真空成形による製作状況を説明する図、図3は図1の
冷蔵庫の内箱装置の真空成形による他の製作状況を説明
する図である。図において、(1)は一枚の合成樹脂板(9)
が真空成形法により成形されてなる内箱、(2)は内箱(1)
の外面を覆って設けられた外箱、(3)は内箱(1)と外箱
(2)との間に充填されたポリウレタンフォームである。
【0025】(13)は第1仕切体で、内箱(1)を製作する
素材である合成樹脂板(9)が真空成形法によって内箱(1)
と一体に成形され内箱内を区分する。(14)は内箱(1)内
の両側面及び後面に連続して凹設された嵌合溝、(15)は
第1仕切体(13)とは離れて内箱(1)内を区分して配置さ
れた第2仕切体で、真空成形時にその真空圧により外周
面が合成樹脂板(9)に吸着、抱持され、更にその収縮に
よって内箱(1)に密着して固定されている。なお、第2
仕切体(15)は合成樹脂の射出成形品に発泡成形断熱材を
挿入して構成されている。
【0026】(6)は内箱(1)内の上面と第2仕切体(15)の
間に形成された冷蔵室、(7)は第2仕切体(15)と第1仕
切体(13)の間に形成された冷凍室、(8)は内箱(1)内の下
面と第1仕切体(13)の間に形成された野菜室である。(1
0)は第1仕切体(13)内に後側の開口部から挿入されて固
定された発泡成形断熱材、(16)は内箱(1)を成形する真
空成形用雄型で、第2仕切体(15)を挿入する切欠部(17)
及び第1仕切体(13)を成形するための凹部(18)が設けら
れている。
【0027】上記のように構成された冷蔵庫の内箱装置
は、真空成形用雄型(16)の切欠部(17)に図3に示すよう
に第2仕切体(15)が挿入される。次いで、第2仕切体(1
5)が挿入された真空成形用雄型(16)に対面して図3に示
すように合成樹脂板(9)が配置される。この状態で周知
の真空成形加工により100°C〜160°Cに加熱し
て合成樹脂板(9)を軟化させ、軟化した状態で真空成形
が行われる。
【0028】すなわち、真空成形用雄型(16)の表面に予
め設けられた多数の真空穴(図示しない)から真空圧に
より合成樹脂板(9)が吸引され、真空成形用雄型(16)の
表面形状に沿って成形される。このときに第2仕切体(1
5)が合成樹脂板(9)の真空圧による吸引成形に伴って合
成樹脂板(9)に吸着されて固定される。
【0029】また、第2仕切体(15)が合成樹脂板(9)に
固定されると共に、第1仕切体(13)を成形する凹部(18)
に、凹部(18)の形状に沿って合成樹脂板(9)が吸引され
る。このようにして、第1仕切体(13)が成形され、この
状態で真空成形加工の工程において冷却され、合成樹脂
板(9)が収縮硬化して内箱(1)が成形される。次いで、真
空成形用雄型(16)から内箱(1)が離型される。これによ
って、第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)が設けられた
内箱(1)が製作される。
【0030】この内箱(1)において、第2仕切体(15)は
真空成形時の真空圧により外周面が合成樹脂板(9)に吸
着、抱持され、更にその収縮によって嵌合溝(14)に把持
状態に嵌合されて内箱(1)に密着して固定される。そし
て、第1仕切体(13)内に後側の開口部から発泡成形断熱
材(10)が挿入されて固定される。また、第1仕切体(13)
及び第2仕切体(15)が設けられた内箱(1)が外箱(2)に嵌
合されて、内箱(1)と外箱(2)との間にポリウレタンフォ
ーム(3)が注入されて発泡する。このようにして、ポリ
ウレタンフォーム(3)による断熱性を有する冷蔵庫の箱
体が製作される。
【0031】また、特に第2仕切体(15)は冷蔵室(6)の
床面を形成するため、食材が直接置かれたり、その下に
冷却風路(図示しない)が設けられたりし、さらに冷蔵
室(6)の床面の奥側に冷却風路を制御する機器が装備さ
れる。また、第2仕切体(15)下側には冷凍室(7)の自動
製氷機が装備される。このような機器類の装備につい
て、第2仕切体(15)が射出成形品であるので、上記機器
類を容易に装備することができる。
【0032】また、第2仕切体(15)は嵌合溝(14)に嵌合
されて内箱(1)に密着して強固に固定され、第1仕切体
(13)は内箱(1)と一体に成形される。このため、第1仕
切体(13)と内箱(1)の間及び第2仕切体(15)と内箱(1)の
間に隙間が生じることはない。したがって、これらの隙
間があることによって冷蔵室(6)、冷凍室(7)、野菜室
(8)の各室相互間の気密性が損なわれて冷気漏れが発生
する不具合を防止することができる。
【0033】また、貯蔵食品の汁や水が仕切体と内箱
(1)の間に隙間から流出して清潔性が損なわれることが
ない。さらに、貯蔵室の温度設定によっては仕切体と内
箱(1)の間の隙間に流れ込んだ水等が凍結して体積膨張
を起こし、内箱(1)と仕切壁(5)が変形したり損傷したり
する不具合の発生を未然に防止することができる。
【0034】また、第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)
が設けられた内箱(1)が真空成形用雄型(16)によって製
作される。このため、予め射出成形等によって製作され
て所要の形状、色彩及び光沢等を有する第2仕切体(15)
を内箱(1)の成形時に装着することができる。したがっ
て、美観を呈する製品価値の高い冷蔵庫の内箱装置を容
易に製作することができる。
【0035】また、内箱(1)が真空成形用雄型(16)によ
って製作されるので、成形時の破れや薄肉部発生が少な
くなる。このため、真空成形用雌型による真空成形加工
のように、真空成形用雌型の各部形状を滑らかにして成
形性を改善する煩雑な手数を解消することができる。ま
た、合成樹脂板(9)の厚さを増して薄肉部の発生を防ぐ
必要がない。したがって、内箱(1)の形状が成形加工性
に拘束されて内箱(1)の造形の自由度が制約されたり、
合成樹脂板(9)が厚くなることによって重量の増大、材
料費の上昇、成形加工の長時間化を生じたりする不具合
を解消することができる。
【0036】また、図1〜図3の実施例は、内箱(1)に
第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)が設けられたものと
したが、第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)のいずれか
が複数、又は第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)がそれ
ぞれ複数設けられた内箱(1)であっても、図1〜図3の
実施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0037】実施例2.図1〜図3の実施例では、内箱
(1)内の上部に第2仕切体(15)が、内箱(1)内の下部に第
1仕切体(13)がそれぞれ設けられた構成を説明した。し
かし、内箱(1)内の下部の仕切体に各種の機能を装備し
たり、各種部品を装備したりすることが必要な場合で、
内箱(1)内の上部の仕切体が簡易な構造で済むときに
は、内箱(1)内の上部に第1仕切体(13)を、内箱(1)内の
下部に第2仕切体(15)をそれぞれ設ける。
【0038】上記のように構成された冷蔵庫の内箱装置
においても、第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)が設け
られた内箱(1)が図1〜図3の実施例と同様に製作され
る。したがって、詳細な説明を省略するが図1〜図3の
実施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0039】実施例3.図1〜図3の実施例では、真空
成形加工によって内箱(1)が製作される場合を説明し
た。真空成形加工とは真空成形用雄型(16)側から真空引
きを行い、合成樹脂板(9)を成形する加工方法である。
しかし、合成樹脂板(9)外側から真空成形用雄型(16)に
向かって圧力を加える圧空成形法を真空成形加工と併用
することにより、合成樹脂板(9)が真空成形用雄型(16)
に正確に密着する。
【0040】上記のようにして製造された冷蔵庫の内箱
装置においても、第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)が
設けられた内箱(1)が図1〜図3の実施例と同様に製作
される。したがって、詳細な説明を省略するが図1〜図
3の実施例と同様な作用が得られることは明白である。
また、圧空成形法を真空成形加工と併用することによ
り、真空成形用雄型(16)の各部形状を合成樹脂板(9)に
高精度に転写することができ、一層高精度で美観を呈す
る内箱(1)を製作することができる。
【0041】実施例4.図4は、この発明の他の実施例
を示す縦断側面図である。図において、図1〜図3と同
符号は相当部分を示し、(13)は内箱(1)の開口部側の縁
部が薄く形成されてなる係止部(19)が設けられた第1仕
切体、(20)は係止部(19)に嵌着された補助仕切片であ
る。
【0042】上記のように構成された冷蔵庫の内箱装置
においても、第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)が設け
られた内箱(1)が図1〜図3の実施例と同様に製作され
る。したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施例
においても図1〜図3の実施例と同様な作用が得られる
ことは明白である。
【0043】また、図4の実施例において、第1仕切体
(13)に内箱(1)の開口部側の縁部よりも後退した位置に
係止部(19)が設けられる。そして、補助仕切片(20)が係
止部(19)に嵌着されて補助仕切片(20)の前縁が内箱(1)
の開口部縁部に配置される。これによって、第1仕切体
(13)の内箱(1)内後面からの突出寸法が減少するので、
真空成形加工が容易にでき、寸法精度が良く美観を呈す
る内箱(1)を得ることができる。
【0044】なお、第1仕切体(13)の係止部(19)と補助
仕切片(20)は、相互に充分な接合面を設けることができ
る。このため、冷気漏れ、水滴漏れを有効に防止でき、
また補助仕切片(20)に射出成形品を使用することによ
り、美観が良く、各種の機能を有する構造体とすること
も可能である。
【0045】実施例5.図5も、この発明の他の実施例
を示す縦断側面図である。図において、図1〜図3と同
符号は相当部分を示し、(21)は前述の第2仕切体(15)と
同様に構成されて内箱(1)に装着された仕切体である。
【0046】上記のように構成された冷蔵庫の内箱装置
においても、前述の第2仕切体(15)と同様に構成された
2つの仕切体(21)が設けられた内箱(1)が、図1〜図3
の実施例と同様に製作される。したがって、詳細な説明
を省略するが図5の実施例においても図1〜図3の実施
例と同様な作用が得られることは明白である。
【0047】また、図5の実施例において、仕切体(21)
が第2仕切体(15)と同様に構成されるので、内箱(1)に
内箱(1)内後面からの突出部が無くなる。このため、真
空成形加工が容易にできて、寸法精度が良く美観を呈す
る内箱(1)を得ることができる。
【0048】実施例6.図6及び図7も、この発明の他
の実施例を示す図で、図6は縦断側面図、図7は図6の
内箱の背面側の斜視図である。図において、図1〜図3
と同符号は相当部分を示し、(22)は第2仕切体(15)の内
箱(1)後側端面に開口した通気孔、(23)は冷気ダクト
で、上端が通気孔(22)に連通し、下端が野菜室(8)に連
通して冷蔵室(6)と野菜室(8)を結ぶ通気路を構成する。
【0049】上記のように構成された冷蔵庫の内箱装置
においても、第1仕切体(13)及び第2仕切体(15)が設け
られた内箱(1)が図1〜図3の実施例と同様に製作され
る。したがって、詳細な説明を省略するが図6及び図7
の実施例においても図1〜図3の実施例と同様な作用が
得られることは明白である。
【0050】なお、図6及び図7の実施例において、通
気孔(22)は内箱(1)の成形時に合成樹脂板(9)によって覆
われる。このため、通気孔(22)を覆った合成樹脂板(9)
が適宜な切断機(図示しない)により切除される。この
ときに、通気孔(22)が円形であれば回転切断機(図示し
ない)により簡易な操作によって正確に切除することが
できる。
【0051】そして、通気孔(22)を覆った合成樹脂板
(9)が切除された状態において通気孔(22)の縁部材は、
射出成形等により高精度に製作されているため冷気ダク
ト(23)と確実に密着状態に接続することができる。した
がって、ポリウレタンフォーム(3)の注入発泡時にポリ
ウレタンフォーム(3)が漏れることがない。このため、
冷気ダクト(23)による冷蔵室(6)と野菜室(8)を結ぶ正常
な通気路を構成することができる。
【0052】実施例7.図6及び図7の実施例における
通気孔(22)を、第2仕切体(15)の内箱(1)後側の端面に
内箱(1)内後面と直交する方向に設ける。上記のように
構成された冷蔵庫の内箱装置においても、第1仕切体(1
3)及び第2仕切体(15)が設けられた内箱(1)が図1〜図
3の実施例と同様に製作される。したがって、詳細な説
明を省略するが図1〜図3の実施例と同様な作用が得ら
れることは明白である。
【0053】また、図6及び図7の実施例において、通
気孔(22)が第2仕切体(15)の内箱(1)後側の端面に内箱
(1)内後面と直交する方向に設けられている。これによ
って、回転切断機により通気孔(22)を覆った合成樹脂板
(9)を切除する作業が容易にでき、冷気ダクト(23)との
接続も容易、かつ確実に行うことができる。
【0054】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、一枚の
合成樹脂板が成形されてなる内箱及び内箱と一体に構成
されて内箱内を区分する第1仕切体と、この第1仕切体
とは離れて内箱内を区分し、真空成形時にその真空圧に
より外周面が合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその収
縮によって内箱に密着する第2仕切体とを設けたもので
ある。
【0055】これによって,内箱と一体に形成される第
1仕切体の数が少ないために内箱の成形加工性が向上す
る。また、第2仕切体が別体によって製作され真空成形
時にその真空圧により外周面が合成樹脂板に吸着、抱持
され、更にその内箱に密着する。そして、第1仕切体及
び第2仕切体が設けられた内箱が成形加工によって製作
される。したがって、形状の自由度の制約が少なく美観
を呈する製品価値の高い冷蔵庫の内箱装置の製作を容易
化する効果がある。
【0056】また、この発明は以上説明したように、圧
空成形法及び真空成形法の併用により一枚の合成樹脂板
が成形されてなる内箱並びに内箱と一体に構成されて内
箱内を区分する第1仕切体と、この第1仕切体とは離れ
て内箱内を区分し、真空成形時にその真空圧により外周
面が合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその収縮によっ
て内箱に密着する第2仕切体とを設けたものである。
【0057】これによって、圧空成形法及び真空成形法
の併用により成形された内箱と一体に形成される第1仕
切体の数が少ないために内箱の成形加工性が向上する。
また、第2仕切体が別体によって製作され真空成形時に
その真空圧により外周面が合成樹脂板に吸着、抱持さ
れ、更にその内箱に密着する。そして、第1仕切体及び
第2仕切体が設けられた内箱が成形加工によって製作さ
れる。したがって、形状の自由度の制約が少なく美観を
呈する製品価値の高い冷蔵庫の内箱装置の製作を容易化
する効果がある。
【0058】また、内箱が圧空成形法及び真空成形法の
併用により成形されるので、真空成形用雄型の各部形状
を合成樹脂板に高精度に転写することができ、一層高精
度で美観を呈する内箱の製作を容易化する効果がある。
【0059】また、この発明は以上説明したように、一
枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱及び内箱と一体に
構成されて内箱内を区分し、前縁に係止部が構成された
第1仕切体と、係止部に嵌着された補助仕切片と、第1
仕切体とは離れて内箱内を区分し、真空成形時にその真
空圧により外周面が合成樹脂板に吸着、抱持され、更に
その内箱に密着する第2仕切体とを設けたものである。
【0060】これによって、内箱と一体に形成される第
1仕切体の数が少ないために内箱の成形加工性が向上す
る。また、第2仕切体が別体によって製作され真空成形
時の真空圧により吸着、抱持され、更にその収縮によっ
て内箱に密着する。また、第1仕切体の前縁に補助仕切
片が嵌着されるので第1仕切体の突出成形寸法が少なく
なる。そして、第1仕切体及び第2仕切体が設けられた
内箱が成形加工によって製作される。したがって、形状
の自由度の制約が少なく美観を呈する製品価値の高い冷
蔵庫の内箱装置の製作を容易化する効果がある。
【0061】また、第1仕切体の前縁に補助仕切片が嵌
着されるので第1仕切体の突出成形寸法が短くなる。し
たがって、成形加工が容易にでき寸法精度が良く美観を
呈する内箱の製作を容易化する効果がある。
【0062】また、この発明は以上説明したように、互
いに離れた2つの切欠部を有する真空成形用雄型により
一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱の成形時に、真
空成形用雄型の切欠部にそれぞれ挿入されて、真空成形
時にその真空圧により外周面が合成樹脂板に吸着、抱持
され、更にその収縮によって内箱に密着して内箱内を区
分する仕切体を設けたものである。
【0063】これによって、内箱と一体に形成される仕
切体がないために内箱の成形加工性が向上する。また、
仕切体が別体によって製作され真空成形時にその真空圧
により外周面が合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその
収縮によって内箱に密着する。そして、仕切体が設けら
れた内箱が成形加工によって製作される。したがって、
形状の自由度の制約が少なく美観を呈する製品価値の高
い冷蔵庫の内箱装置の製作を容易化する効果がある。
【0064】また、内箱に内箱内後面からの突出部が無
くなるので、真空成形加工が容易にできる。このため、
一層寸法精度が良く美観を呈する内箱の製作を容易化す
る効果がある。
【0065】また、この発明は以上説明したように、一
枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱及び内箱と一体に
構成されて内箱内を区分する第1仕切体と、この第1仕
切体とは離れて内箱内を区分し、真空成形時にその真空
圧により外周面が合成樹脂板に吸着、抱持され、更にそ
の収縮によって内箱に密着する第2仕切体と、この第2
仕切体の端面に開口した通気孔に連結されて第2仕切体
から離れた内箱の区画に連通した冷気ダクトとを設けた
ものである。
【0066】これによって、内箱と一体に形成される第
1仕切体の数が少ないために内箱の成形加工性が向上す
る。また、第2仕切体が別体によって製作され、真空成
形時の真空圧により吸着、抱持され、更にその収縮によ
って内箱に密着する。また、冷気ダクトにより他の内箱
の区画との間に通気路が形成される。
【0067】そして、第1仕切体及び第2仕切体が設け
られた内箱が成形加工によって製作される。したがっ
て、形状の自由度の制約が少なく美観を呈する製品価値
の高い冷蔵庫の内箱装置の製作を容易化する効果があ
る。また、他の内箱の区画との間に冷気ダクトによる通
気路が形成されるので、冷気漏れのない正常な通気路の
加工作業を簡易化する効果がある。
【0068】また、この発明は以上説明したように、一
枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱及び内箱と一体に
構成されて内箱内を区分する第1仕切体と、この第1仕
切体とは離れて内箱内を区分し、真空成形時にその真空
圧により外周面が合成樹脂板に吸着、抱持され、更にそ
の収縮によって内箱に密着する第2仕切体と、この第2
仕切体の内箱後側の端面に開口した円形の通気孔に連結
されて第2仕切体から離れた内箱の区画に連通した冷気
ダクトとを設けたものである。
【0069】これによって、内箱と一体に形成される第
1仕切体の数が少ないために内箱の成形加工性が向上す
る。また、第2仕切体が別体によって製作され、真空成
形時の真空圧により吸着、抱持され、更にその収縮によ
って内箱に密着する。また、第2仕切体の内箱後側の端
面に円形に開口した通気孔に連結された冷気ダクトによ
り他の内箱の区画との間に通気路が形成される。
【0070】そして、第1仕切体及び第2仕切体が設け
られた内箱が成形加工によって製作される。したがっ
て、形状の自由度の制約が少なく美観を呈する製品価値
の高い冷蔵庫の内箱装置の製作を容易化する効果があ
る。また、他の内箱の区画との間に冷気ダクトによる通
気路が形成されるので、ポリウレタンフォームの注入発
泡時の漏れのない正常な通気路の加工作業を簡易化する
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す縦断側面図。
【図2】図1の冷蔵庫の内箱装置の真空成形による製作
状況を説明する図。
【図3】図1の冷蔵庫の内箱装置の真空成形による他の
製作状況を説明する図。
【図4】この発明の実施例4を示す縦断側面図。
【図5】この発明の実施例5を示す縦断側面図。
【図6】この発明の実施例6を示す縦断側面図。
【図7】図6の内箱の背面側の斜視図。
【図8】従来の冷蔵庫の内箱装置を分解して示す斜視
図。
【図9】図8の縦断側面図。
【図10】他の従来の冷蔵庫の内箱装置を示す縦断側面
図。
【図11】図10の内箱を成形するときの素材板の展開
状況を説明する図。
【符号の説明】
1 内箱、9 合成樹脂板、13 第1仕切体、14
嵌合溝、15 第2仕切体、16 真空成形用雄型、1
7 切欠部、19 係止部、20 補助仕切片、21
仕切体、22 通気孔、23 冷気ダクト。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱
    と、上記合成樹脂板が成形されて上記内箱と一体に構成
    され上記内箱内を区分する第1仕切体と、この第1仕切
    体とは離れて上記内箱内を区分し、真空成形時にその真
    空圧により外周面が上記合成樹脂板に吸着、抱持され、
    更にその収縮によって上記内箱に密着する第2仕切体と
    を備えた冷蔵庫の内箱装置。
  2. 【請求項2】 圧空成形法及び真空成形法の併用により
    一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱と、上記合成樹
    脂板が成形されて上記内箱と一体に構成され上記内箱内
    を区分する第1仕切体と、この第1仕切体とは離れて上
    記内箱内を区分し、真空成形時にその真空圧により外周
    面が上記合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその収縮に
    よって上記内箱に密着する第2仕切体とを備えた冷蔵庫
    の内箱装置。
  3. 【請求項3】 一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱
    と、上記合成樹脂板が成形されて上記内箱と一体に構成
    され上記内箱内を区分し、上記内箱の開口部側の縁部に
    係止部が構成された第1仕切体と、上記係止部に嵌着さ
    れた補助仕切片と、上記第1仕切体とは離れて上記内箱
    内を区分し、真空成形時にその真空圧により外周面が上
    記合成樹脂板に吸着、抱持され、更にその収縮によって
    上記内箱に密着する第2仕切体とを備えた冷蔵庫の内箱
    装置。
  4. 【請求項4】 互いに離れた2つの切欠部を有する真空
    成形用雄型により一枚の合成樹脂板が成形されてなる内
    箱と、この内箱の成形時に上記切欠部にそれぞれ挿入さ
    れ、真空成形時にその真空圧により外周面が上記合成樹
    脂板に吸着、抱持され、更にその収縮によって上記内箱
    に密着して上記内箱内を区分する仕切体とを備えた冷蔵
    庫の内箱装置。
  5. 【請求項5】 一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱
    と、上記合成樹脂板が成形されて上記内箱と一体に構成
    され上記内箱内を区分する第1仕切体と、この第1仕切
    体とは離れて上記内箱内を区分し、真空成形時にその真
    空圧により外周面が上記合成樹脂板に吸着、抱持され、
    更にその収縮によって上記内箱に密着する第2仕切体
    と、この第2仕切体の端面に開口した通気孔に連結され
    て上記第2仕切体から離れた上記内箱の区画に連通した
    冷気ダクトとを備えた冷蔵庫の内箱装置。
  6. 【請求項6】 一枚の合成樹脂板が成形されてなる内箱
    と、上記合成樹脂板が成形されて上記内箱と一体に構成
    され上記内箱内を区分する第1仕切体と、この第1仕切
    体とは離れて上記内箱内を区分し、真空成形時にその真
    空圧により外周面が上記合成樹脂板に吸着、抱持され、
    更にその収縮によって上記内箱に密着する第2仕切体
    と、この第2仕切体の上記内箱後側の端面に円形に開口
    した通気孔に連結されて上記第2仕切体から離れた上記
    内箱の区画に連通した冷気ダクトとを備えた冷蔵庫の内
    箱装置。
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WO2014112010A1 (ja) * 2013-01-17 2014-07-24 パナソニック株式会社 冷蔵庫

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