JPH08226174A - 軸組の補強金具 - Google Patents

軸組の補強金具

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JPH08226174A
JPH08226174A JP7032684A JP3268495A JPH08226174A JP H08226174 A JPH08226174 A JP H08226174A JP 7032684 A JP7032684 A JP 7032684A JP 3268495 A JP3268495 A JP 3268495A JP H08226174 A JPH08226174 A JP H08226174A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強固な補強を行うことのできる補強金具を提
供すること。 【構成】 柱と桁のように互いに水平方向と垂直方向に
交わる少なくとも2本の木材A,Bの交差部に、各木材
A,Bの側面と木材A,B間に形成される挟角部Xの側
面とを覆う筋違板2と、該筋違板2の端部に設けた水平
方向の木材A,Bの上面に係止される係止片3とから成
り、筋違板2の各木材A,Bの側面に沿う部分と係止片
3を釘等の結着手段で木材に結着させた軸組の補強金
具、または、柱と桁または桁と桁のように互いに直角に
交わる2本の木材A,Bで形成される挟角部Xに、挟角
部Xを構成する木材A,Bの側面に接触するL字状金具
8と、該L字状金具9の各2辺間に亘る筋違板10とか
ら成り、該L字状金具9を結着手段で木材A,Bに固定
させた軸組の補強金具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造の建物の土台と屋
根の間の骨組、即ち軸組を補強する補強金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台風、竜巻、地震等で、建物が揺
れるとき、特に、軸組の交差部に集中加重がかかり、該
交差部が外れたり、破損するのを防ぐために、補強金具
を用いることは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は補強金
具として、簡単な鎹を2本の木材の交差部に打付けてい
るに過ぎない。
【0004】このため、正しい位置に取付け難く、ずれ
た状態で取付けられる等して、該補強金具としての機能
を十分に発揮し難くいばかりでなく、その補給も十分で
なかった。
【0005】本発明は、かかる不具合のない軸組の補強
金具を得ることをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するため、請求項1記載の軸組の補強金具は、柱と
桁のように互いに水平方向と垂直方向に交わる少なくと
も2本の木材の交差部に、各木材の側面と木材間に形成
される挟角部の側面とを覆う筋違板と、該筋違板の端部
に設けた水平方向の木材の上面に係止される係止片とか
ら成り、該筋違板の各木材の側面に沿う部分と係止部を
釘等の結着手段で木材に結着させたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の軸組の補強金具は、柱と桁
または桁と桁のように互いに直角に交わる2本の木材で
形成される挟角部に、挟角部を構成する木材の側面に接
触するL字状金具と、該L字状金具の各2辺間に亘る筋
違板とから成り、該L字状金具を結着手段で木材に固定
させたことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の軸組の補強金具は、土台等
の横木とこれから起上がる複数本の柱とを、その両側か
ら金属板で覆い、これを釘等の結着手段で木材に結着さ
せたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の軸組の補強金具にあって
は、地震等の横揺れ対しては筋違板が筋違として働き、
しかも該筋違板によって水平方向と垂直方向に交わる2
本の木材を連結するため地震等の縦揺れに対しても、木
材間の組付部を補強出来る。
【0010】上記請求項2記載の軸組の補強金具にあっ
ては、地震等の揺れに対して、筋違板が筋違として働く
と共に該筋違板を介して2本の木材の組付部を堅固に連
結できる。
【0011】上記請求項3記載の軸組の補強金具にあっ
ては、土台等の横木とこれから立上がる数本の柱を堅固
に連結できて、これらの接続部を補強出来る。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図について説明する。図で
1は、アルミ板、真鍮板、鋼板その他の金属板からなる
補強金具を示し、図1に示す補強金具1は、柱と桁その
他の横木のように互いに水平方向と垂直方向に交わる2
本の木材A,Bの交差部の外側に、各木材(角材)A,
Bの側面と木材A,B間に形成される挟角部Xの側面と
を覆う筋違板2と、該筋違板2の端部に設けた水平方向
の木材の上面に係止される係止片3とで構成してなり、
該係止片3は、該筋違板2の端部から横木に沿って延長
突出する該延長部4の上縁を折曲げて形成し、且つ筋違
板2の端部の管柱bに沿う部分にも延長突出部5を形成
して、該延長突出部5の側縁を折曲げて折曲部6を設
け、該折曲部6と前記係止片3によって、該補強金具1
が所定位置に正しく位置決めるされるようにした。しか
し、係止片3でのみ位置決め出来るような場合は、該折
曲部6を省略することも出来る。尚、筋違板2は、直角
三角形に構成し、その直角と対向する斜辺2aを折曲げ
て該筋違板2の補強を図った。しかし、該折曲げ2bは
補強金具1の材質、厚み等で十分な強度を得られれば、
これを省くことも出来る。図1に示す実施例では、側回
り土台aから立上がる1階管柱bとで構成される逆T字
型の交差部(図15に示す)の該管柱bの中心線を堺に
して、その左側に前記補強金具1を取付けたものを示す
が、その右側に前記補強金具1を取付ける。その取り付
けは、土台a等の木材の上面並びに一階管柱bの外側面
に、上記補強金具1の夫々を該筋違板2の一階管柱b並
びに土台aに沿う部分、係止片3、延長部4、延長突出
部5、折曲部6に逆目釘等で打ち付けることにより行
う。
【0013】かくするときは、地震等によって発生する
横揺れに対しては、筋違板2が筋違として働き、しかも
筋違板2で、側回り土台aと管柱bとを強固に連結する
ため縦揺れにも強く、特に、筋違板2の端部に、延長部
4、延長突出部5があることで、横揺れ時に、筋違板2
の端部に集中する加重を多少とも分散できる利点がある
(これは以下に示す実施例においても同様である)。
尚、補強金具1には、予め、釘を打つ箇所に目印を施し
または孔を穿って置くと良い。尚、図1示すごとく、土
台aとこれから立上がる垂直の一階管柱bとがT字型に
交わる2本の木材A,Bの交差部を補強するに使用する
場合、図2に示すように、上記補強金具1の一対を、一
階管柱bの外側面位置で一体に連結される一体の補強金
具1としても良い。図2のような補強金具1を取付ける
ときは、筋違板2が筋違として働き、しかも、該筋違板
2によって土台aとこれから立上がる垂直の一階管柱b
を堅固に連結されるため、土台aとこれから立上がる垂
直の一階管柱bとを地震等の横揺れ、縦揺れに強い組み
付けができる。そして、図2に示す該補強金具1では、
2個の補強金具1を用いるものより強度が増すと共にそ
の取付けが簡単と成る。また、上記図1に示す補強金具
1は、例えば、建物の一階の隅部の土台a,aと隅柱c
とが交差する交差部(図3,図15に示す)を補強する
補強金具1としても使用する。これを更に説明すると、
一側の土台aと隅柱cとの間に形成される挟角部X、並
びに他側の土台aと隅柱cとの間に形成される挟角部X
に、それぞれ前述した筋違板2を沿わせ、土台aの上面
に係止片3を係止させ、隅柱c外側面並びに土台aに沿
う部分、係止片3、延長部4、延長突出部5、折曲部6
を逆目釘を打ち着けて取付けることで、筋違板2によっ
て、どの方向からの横揺れにも、土台aと隅柱cとの組
付部を保護できると共に、筋違板2によって土台aと隅
柱cとを堅固に連結されるため、土台aと隅柱cとを地
震等の横揺れ、縦揺れに強い組み付けができる。尚、こ
の場合、図3に示すごとく、2個の補強金具1が一体に
連結したものとしても良い。かくするときは、2個の補
強金具1,1を用いるものに比しその取付けが簡単とな
る。
【0014】また、図4は、二階桁dとこれを下から支
える二階側柱(側通柱)eとの交差部(図15に示す)
を補強する補強金具1を示し、この筋違板2は、二階桁
dと該柱eの外側面並びに該柱eの両側と二階桁dとの
間に形成される挟角部Xとの外側面を覆う逆二等辺三角
形に構成し、この筋違板2の両端から二階桁dに沿って
延長する延長部4を設け、該延長部4の上縁を折曲げて
二階桁dの上縁に係止される係止片3を形成した。この
ように補強金具1を取付けるときは、筋違板2が筋違と
して働き、しかも、該筋違板2によって土台aと一階管
柱bを堅固に連結されるため、土台aと一階管柱bとを
地震等の横揺れ、縦揺れに強い組み付けができる。尚、
筋違板2の下端には、該柱eに沿った延長突出部5と該
延長突出部5の両側縁を折曲げた折曲部6を設けた。
【0015】図5は、二階隅桁f、fと、二階隅桁f、
fが交差する隅部を下から支える二階隅柱gとの交差部
を補強する補強金具1を示し、このものは、該隅柱gの
外面と二階隅桁fとの間の挟角部を覆う筋違板2と、該
筋違板2の上縁部から二階隅桁fに沿う延長部4を突出
させ、該延長部4の上縁を折曲げて二階隅桁fの上縁に
係止される係止片3を形成し、更に延長部の下縁を折曲
げて折曲片7を設け、該折曲片7を二階隅桁fの下縁に
沿わせ、該折曲片7と係止片3とで二階隅桁fを挟持さ
せることで、位置決めされるようにした。
【0016】図6は、二階隅桁fとこれに蟻係合する小
屋梁hと該隅桁fと小屋梁hが交差する部分を下から支
える二階柱jとの交差部を補強する補強金具1を示し、
このものは、二階柱jの側面と小屋梁hの側面と、二階
柱jと小屋梁hとの挟角部を覆う直角三角形の筋違板2
の端部を小屋梁hに沿って延長させ、該延長部4と筋違
板2の上縁を折曲げて形成した折曲部で小屋梁hの上面
に係止する係止片3を形成した。このものは、該補強金
具1の一対を該小屋梁hと二階柱jとをその両側から抱
くように取付けて、該二階隅桁fとこれに蟻係合する小
屋梁hと該隅桁fと小屋梁hが交差する部分を下から支
える二階柱jとの交差部を補強を図った。図5、図6に
示すものでは、筋違板2が横揺れに対し筋違として働
き、しかも二階隅桁f、fまたは二階隅桁fと小屋梁h
とが、該筋違板2によって堅固に連結されるため両者を
横揺れ、縦揺れから守ることができる。
【0017】図7に示すものは、側通柱eと胴差しmと
が十字に交わる部分(図15に示す)を補強するもの
で、このものは、前記図2に示す補強金具1の下側縁に
胴差しmの下側と側通柱eとの両側に形成される挟角部
を覆う部分を一体に設けて、該側通柱eと胴差しmが十
字に交わる部分を補強するようにした前記図1の更なる
発展系を示す。
【0018】このものでは、側通柱eと胴差しmとが筋
違板2によって堅固に連結されるため、両者の組付部を
地震等の横揺れ、縦揺れに対し十分保護することができ
る。図8に示すものは、胴差しm,mと隅柱cが交わる
部分(図15に示す)を補強するもので、このものは、
前記図3に示す補強金具1の筋違板2の下部に、胴差し
mの下側の隅柱cの両側に形成される挟角部を覆う部分
を一体に設けて、胴差しmと隅柱cが交わる部分を補強
する図3の更なる発展系を示す。このものは、筋違板2
によって、どの方向からの横揺れにも、胴差しmと隅柱
cとの組付部を保護できると共に、筋違板2によって胴
差しmと隅柱cとを堅固に連結されるため、地震等の横
揺れ、縦揺れに強い組み付けができる。
【0019】図9に示すものは、一階柱nと胴差しmと
二階柱jとが十文字に交差する交差部(図15に示す)
に二階梁sを交差させた接続部の両柱n,jと二階梁s
との補強を図る前記図1の補強金具1の発展系を示し、
該補強金具1は、両柱n、jの側面に沿う部分と、二階
梁sに沿う部分と、両柱n,jと二階梁sとの間の2つ
の挟角部を覆う二等辺三角形を呈する筋違板2と、該筋
違板2から二階梁sに沿って突出する突出部とその上縁
を折曲げて構成した係止片3とからなり、該筋違板2の
胴差しmと対向する部分に切り欠き8を設け、該切り欠
き8を胴差しmに係合させると共に該係止片3を二階梁
sの上面に係止させることで、該補強金具1を位置決め
させて、筋違板2の両柱n,jの側面並びに二階梁sの
側面と沿う部分を、釘着固定させる。尚、この実施例に
あっては、一階柱nと胴差しmと二階柱jとが十文字に
交差する交差部の外側には、前記図7に示す補強金具1
を取付ける。かくすることで、図9に示すものは、一階
柱nと二階柱jと二階梁s相互の間の連結が強固となっ
て、地震等の横揺れ、縦揺れに強い組み付けができる。
【0020】図10に示すものは、胴差しmと二階梁s
のような横木、または横木と横木のように互いに直角に
交わる2本の木材A,Bで形成される挟角部Xに、該木
材A,Bの側面に接触するL字状金具9と、該L字状金
具9の各2辺間に亘る筋違板10とから成る補強金具1
を示し、該補強金具1は、厚手の鋼板、アルミ板、真鍮
その他の金属板をL字状に屈曲し、その内面に同様の直
角三角形の筋違板10を溶接その他によって一体に結着
して構成し、その直角と対向する辺10aを折曲げて筋
違板10の補強を図った。尚この補強金具1は、例え
ば、前記図8に示す胴差しmと胴差しmが直角に交わる
部分に形成される挟角部に取付けて、胴差しm、m同士
の接続部を補強し、または前記図9に示す胴差しmと二
階梁sがT字状に交差する部分に形成される挟角部に取
付けて、胴差しmと二階梁s間の接続部を補強するに使
用する。かくすることで、図8、図9に示すものにあっ
て、胴差しmと胴差しm,胴差しmと二階梁sとの間の
連結も強固と成る。
【0021】図11に示すものは、図10の変形例を示
すもので、該補強金具1は、筋違板10の直角と対向す
る辺10aに補強板10bを補強金具1とT字型に交わ
るように取付けて筋違板10の補強を図った。その他の
点は、図10の補強金具1と特に変るところはない。こ
のものは、例えば、間仕切土台aと一階側柱nとが交差
する部分に取付けて両者の接続部の補強を図る。また、
図12に示す補強金具1は、十字状に交わる二階梁sと
これから立上がる二階柱jが交わる部分(図16に示
す)の補強に使用する。これを説明すると、十文字状に
交わる二階梁s間に形成される4つの挟角部Xと、各二
階梁sと二階柱jとの間に形成される4つの挟角部Xと
の間のそれぞれに、図11に示す補強板10bのない補
強金具1をそれぞれ取付ける。かくするときは、該十字
状に交わる二階梁sと二階柱jが交わる部分の補強を図
れる。即ち、間仕切土台aと一階側柱nまたは二階梁s
と二階柱jとの連結が強固となって、地震等の横揺れ、
縦揺れに強い組み付けができる。
【0022】図13に示すものは、基本的には前記図1
1に示す補強金具1を用いて、十文字状に交わる土台a
と該土台aの交差部から立ち上がる独立柱(一階柱)n
とが交差部するような所(同16に示す)の補強を行う
もので、単純には、十文字状に交わる土台a,aと該土
台aの交差部から立ち上がる独立柱uとの交差部間に形
成される8つの挟角部Xに、それぞれ前記図11に示す
補強金具1を設ければ良い。しかし、個々ばらばらの8
つの補強金具1を、夫々取付けるのは面倒であると共
に、8つの補強金具1が個々ばらばらであるよりは、こ
れらを一体化した方がより補強金具1の強度も増す。そ
こで、これらを一体化した。しかし、かくするときは、
補強金具1の中央に独立柱uを囲繞する筒部ができる。
このため独立柱uを組んだ後、該補強金具1を取付ける
には、該独立柱uの上端から該補強金具1を差込まなけ
れば成らなず、その取付けが面倒である。そこで、図1
3に示すものでは、前記図11に示す補強金具1の4個
を一体の結着して補強金具1を構成し、これの2組を用
いる(実線と鎖線で示す)ことで、該十文字状に交わる
土台aと各土台aの交差部から立ち上がる独立柱nとの
交差部を補強するようにした。かくするときは、該十文
字状に交わる土台aの交差部に独立柱uを組付けた後、
該交差部の前後から、これを組み付けるだけで、簡単に
該交差部を補強でき、しかも部品点数が減る分組付けが
簡単となり、しかも角挟角部に個々ばらばらに、図11
に示す補強金具1を個々ばらばらに取付けるものに比
し、補強効果も高まる。
【0023】図14に示すものは、土台aとこれから立
上がる一対の柱vと、該柱v間に設けた間柱w,w・・
を補強する補強金具1を示し、該補強金具1は、主柱
v,v間に亘る方形のアルミ板、真鍮、鋼板等から成る
金属板からあり、該金属板はその一端を折曲げて一方の
柱vの端部に係合するようにした。尚、yは間柱w,w
・・の上に取付けた窓台を示す。尚、この補強金具1
は、該窓台y,柱uと間柱w,w・・土台aに釘で打ち
けてこれらを該金属板で互いに連結された状態にして、
これら相互の接続部を補強する。かくするときは、個々
ばらばらに地震等の際の横揺れ荷重等を受けるものに比
し、面で横揺れ荷重を受けることが出来るため、該土台
aとこれから立上がる一対の主柱uと、該主柱v間に設
けた間柱w,w・・が、該補強金具1によって一体とな
るため、これらの接続部を補強出来る。
【0024】
【発明の効果】本発明によるときは、請求項1記載の軸
組の補強金具にあっては、地震等の横揺れ縦揺によっ
て、少なくとも2本の木材の組付部にかかる集中加重を
該補強金具が負担すると共に該補強金具によって組付る
木材同志の連結が強固となって、該2本の木材の組付部
が外れたり、破損したりすることを阻止できて、軸組全
体の強度を高めて揺れに強い家屋を提供出来ると共に、
該筋違板の端部に設けた水平方向の木材の上面に係止さ
れる係止片で、該補強金具を簡単に所定位置に位置決め
出来るため、釘打ち等の結着作業を簡単に行うことがで
きる。
【0025】請求項2記載の軸組の補強金具にあって
は、地震等による横揺れ、縦よれによって、少なくとも
2本の木材の組付部にかかる集中加重を、該補強金具に
負担すると共に該補強金具によって組付る木材同志の連
結が強固となって、木材の組付部が外れたり、破損した
りすることを阻止できて、軸組全体の強度を高めて揺れ
に強い家屋を提供出来ると共に、該補強金具を2本の木
材をなす挟角部なす2本の木材の側面に沿わせるだけ
で、該補強金具を正しい設置位置に位置させることが出
来て、釘等による結着を行い易く出来る。
【0026】上記請求項3記載の軸組の補強金具にあっ
ては、土台等の横木とこれから立上がる数本の柱を一体
化させて、揺れに伴う荷重を、これら全体で受けること
ができてこれらの接続部全体を補強出来て、軸組全体の
強度を高めて揺れに強い家屋を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図
【図2】 図1を発展させた斜視図
【図3】 図1を発展させた別の斜視図
【図4】 図1を発展させた別の斜視図
【図5】 図1の変形例を示す斜視図
【図6】 図1の変形例を示す斜視図
【図7】 図2を発展させた別の斜視図
【図8】 図3を発展させた別の斜視図
【図9】 図1を発展させた別の斜視図
【図10】 本発明の別の実施例を示す斜視図
【図11】 図10の変形例を示す斜視図
【図12】 図10の使用例を示す斜視図
【図13】 図10を発展させた別の斜視図
【図14】 本発明の別の実施例を示す斜視図
【図15】 本発明の補強金具を施した軸組図の1
【図16】 本発明の補強金具を施した軸組図の2
【符号の説明】
1 補強金具 2 筋違板 3 係
止片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と桁のように互いに水平方向と垂直方
    向に交わる少なくとも2本の木材の交差部に、各木材の
    側面と木材間に形成される挟角部の側面とを覆う筋違板
    と、該筋違板の端部に設けた水平方向の木材の上面に係
    止される係止片とから成り、該筋違板の各木材の側面に
    沿う部分と係止部を釘等の結着手段で木材に結着させた
    ことを特徴とする軸組の補強金具。
  2. 【請求項2】 柱と桁または桁と桁のように互いに直角
    に交わる2本の木材で形成される挟角部に、挟角部を構
    成する木材の側面に接触するL字状金具と、該L字状金
    具の各2辺間に亘る筋違板とから成り、該L字状金具を
    結着手段で木材に固定させたことを特徴とする軸組の補
    強金具。
  3. 【請求項3】 土台等の横木とこれから起上がる複数本
    の柱とを、その両側から金属板で覆い、これを釘等の結
    着手段で木材に結着させたことを特徴とする軸組の補強
    金具。
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Cited By (2)

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