JPH08225766A - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物Info
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- JPH08225766A JPH08225766A JP7315808A JP31580895A JPH08225766A JP H08225766 A JPH08225766 A JP H08225766A JP 7315808 A JP7315808 A JP 7315808A JP 31580895 A JP31580895 A JP 31580895A JP H08225766 A JPH08225766 A JP H08225766A
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- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K7/00—Use of ingredients characterised by shape
- C08K7/16—Solid spheres
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- C09D127/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D127/02—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C09D127/04—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
- C09D127/06—Homopolymers or copolymers of vinyl chloride
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2327/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers
- C08J2327/02—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08J2327/04—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
- C08J2327/06—Homopolymers or copolymers of vinyl chloride
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L2205/00—Polymer mixtures characterised by other features
- C08L2205/14—Polymer mixtures characterised by other features containing polymeric additives characterised by shape
- C08L2205/18—Spheres
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L33/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L33/18—Homopolymers or copolymers of nitriles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 広範な温度範囲において一様な密度を保つこ
とができる、発泡性熱可塑性プラスチック微小球をフィ
ラーとして含有するポリ塩化ビニル・プラスチゾルをベ
ースとした新規な塗料組成物を提供する。 【解決手段】 熱可塑性プラスチック微小球として、発
泡性および発泡済み微小球の混合物を含み、発泡性微小
球が発泡済み微小球の潰れ開始温度の近傍で発泡するよ
うにしたことを特徴とする。
とができる、発泡性熱可塑性プラスチック微小球をフィ
ラーとして含有するポリ塩化ビニル・プラスチゾルをベ
ースとした新規な塗料組成物を提供する。 【解決手段】 熱可塑性プラスチック微小球として、発
泡性および発泡済み微小球の混合物を含み、発泡性微小
球が発泡済み微小球の潰れ開始温度の近傍で発泡するよ
うにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡性熱可塑性プ
ラスチック微小球をフィラーとして含有するポリ塩化ビ
ニル・プラスチゾルをベースとした新規な塗料組成物に
関する。特に、本発明は、車両のアンダーコーティング
として特に好適な塗料組成物に関する。本発明の塗料組
成物は、ニトリル含有モノマーをベースとするポリマー
シェル(外殻)を有する発泡性熱可塑性プラスチック微
小球と、同様のシェルを有し低密度の発泡済み微小球を
含む。本発明はさらに、このような塗料組成物の使用に
関する。
ラスチック微小球をフィラーとして含有するポリ塩化ビ
ニル・プラスチゾルをベースとした新規な塗料組成物に
関する。特に、本発明は、車両のアンダーコーティング
として特に好適な塗料組成物に関する。本発明の塗料組
成物は、ニトリル含有モノマーをベースとするポリマー
シェル(外殻)を有する発泡性熱可塑性プラスチック微
小球と、同様のシェルを有し低密度の発泡済み微小球を
含む。本発明はさらに、このような塗料組成物の使用に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のシャーシ、その他の露出
部分を腐蝕、あるいは路面からの小石の衝撃から保護す
る目的で塗料組成物で処理することが知られている。そ
のための従来の塗料組成物は通常、ビチューメン物質ま
たはプラスチゾルをベースとした塗料組成物からなるも
のであった。さらに、路面から飛散する小石に対し耐衝
撃性を有し、かつ軽量なポリ塩化ビニル・プラスチゾル
として、低密度の発泡済み熱可塑性プラスチック微小球
をフィラーとして含有させたものもよく知られている
(例えば、DE 4,018,022およびJP 85
−281,981)。また、発泡性微小球もプラスチゾ
ルの重量を減少させることが知られている(例えば、W
O 93/24581)。自動車用として塗料組成物を
用いた場合、プラスチゾルは塗料を硬化/乾燥させるた
めの加熱室内でゲル化される。一般に、車体は数回、塗
料の塗布、加熱室内での乾燥が繰り返される。
部分を腐蝕、あるいは路面からの小石の衝撃から保護す
る目的で塗料組成物で処理することが知られている。そ
のための従来の塗料組成物は通常、ビチューメン物質ま
たはプラスチゾルをベースとした塗料組成物からなるも
のであった。さらに、路面から飛散する小石に対し耐衝
撃性を有し、かつ軽量なポリ塩化ビニル・プラスチゾル
として、低密度の発泡済み熱可塑性プラスチック微小球
をフィラーとして含有させたものもよく知られている
(例えば、DE 4,018,022およびJP 85
−281,981)。また、発泡性微小球もプラスチゾ
ルの重量を減少させることが知られている(例えば、W
O 93/24581)。自動車用として塗料組成物を
用いた場合、プラスチゾルは塗料を硬化/乾燥させるた
めの加熱室内でゲル化される。一般に、車体は数回、塗
料の塗布、加熱室内での乾燥が繰り返される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合、車
体の部位によってプラスチゾルの厚みが異なるという問
題が生じる。その他、加熱室内で温度の差異が生じ、そ
の結果、プラスチゾルの熱伝導/ゲル化が異なってしま
うという問題もある。プラスチゾルが熱可塑性プラスチ
ック微小球を含有する場合には、密度の異なるゲル化物
となってしまう。この問題は発泡済み熱可塑性プラスチ
ック微小球あるいは発泡性熱可塑性プラスチック微小球
を含有するプラスチゾルにおいても同じである。本発明
は上記事情に鑑みてなされたものであって、発明の主た
る課題は、このような問題を解決し得る新規な塗料組成
物を提供することにある。
体の部位によってプラスチゾルの厚みが異なるという問
題が生じる。その他、加熱室内で温度の差異が生じ、そ
の結果、プラスチゾルの熱伝導/ゲル化が異なってしま
うという問題もある。プラスチゾルが熱可塑性プラスチ
ック微小球を含有する場合には、密度の異なるゲル化物
となってしまう。この問題は発泡済み熱可塑性プラスチ
ック微小球あるいは発泡性熱可塑性プラスチック微小球
を含有するプラスチゾルにおいても同じである。本発明
は上記事情に鑑みてなされたものであって、発明の主た
る課題は、このような問題を解決し得る新規な塗料組成
物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本明細書の請求項に記載
されているように、本発明は塩化ビニルポリマーをベー
スとするプラスチゾルであって、発泡性微小球および発
泡済み微小球を含む塗料組成物に関するものである。こ
れらの微小球は以下のような熱力学的特徴を有する。す
なわち、発泡性微小球は発泡済み微小球が潰れ始める温
度に近い温度で発泡を始める。好ましくは、発泡性微小
球は、ある温度にて発泡済み微小球の潰れにより生じる
容積減少を補償すべく、容積増大をもたらす発泡プロセ
スが行われるようにする。
されているように、本発明は塩化ビニルポリマーをベー
スとするプラスチゾルであって、発泡性微小球および発
泡済み微小球を含む塗料組成物に関するものである。こ
れらの微小球は以下のような熱力学的特徴を有する。す
なわち、発泡性微小球は発泡済み微小球が潰れ始める温
度に近い温度で発泡を始める。好ましくは、発泡性微小
球は、ある温度にて発泡済み微小球の潰れにより生じる
容積減少を補償すべく、容積増大をもたらす発泡プロセ
スが行われるようにする。
【0005】本発明の組成物は自動車のアンダーコーテ
ィングとしての使用に特に適しているが、その他の表面
についての保護用コーティングとしても十分に使用する
ことができる。本発明はプラスチゾルに発泡済みおよび
発泡性微小球からなる混合物を含有させたものを用いる
ことにより従来の上記問題が解決し得ることを意外にも
見出したことに基づくものである。
ィングとしての使用に特に適しているが、その他の表面
についての保護用コーティングとしても十分に使用する
ことができる。本発明はプラスチゾルに発泡済みおよび
発泡性微小球からなる混合物を含有させたものを用いる
ことにより従来の上記問題が解決し得ることを意外にも
見出したことに基づくものである。
【0006】本発明の組成物によれば、ゲル化後におい
ても密度は全くまたは問題にならない程度に僅かに変化
するだけである。この密度およびこれに関連する重量軽
減は本発明において重要なファクターである。発泡済み
および発泡性微小球からなる混合物はレベリング(平坦
化)作用を有する。なぜならば、発泡済み微小球の低密
度のみならず発泡性微小球による膨脹の双方に基づいて
調合を行うことができるからである。その結果、極めて
広範な温度範囲、ゲル化温度において同一の密度を得る
ことができる。
ても密度は全くまたは問題にならない程度に僅かに変化
するだけである。この密度およびこれに関連する重量軽
減は本発明において重要なファクターである。発泡済み
および発泡性微小球からなる混合物はレベリング(平坦
化)作用を有する。なぜならば、発泡済み微小球の低密
度のみならず発泡性微小球による膨脹の双方に基づいて
調合を行うことができるからである。その結果、極めて
広範な温度範囲、ゲル化温度において同一の密度を得る
ことができる。
【0007】本発明において、プラスチゾルをベースと
する組成物に用いられる熱可塑性微小球は発泡剤を収納
するポリマーシェル(外殻)を有する。このポリマーシ
ェルは以下の群から選ばれるモノマーからなる共重合体
からなるもので形成することができる。すなわち、その
モノマーはアクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
ルファ−クロロアクリロニトリル、アルファ−エトキシ
アクリロニトリル、フマロニトリル、ビニリデンクロリ
ド、塩化ビニル、メタクリル酸エステル、アクリル酸エ
ステル、スチレン、酢酸ビニル、ブタジエン、ネオプレ
ンおよびこれらの混合物である。この熱可塑性微小球
は、例えばUS 3,615,972に開示されている
ような従来公知の方法で製造することができる。
する組成物に用いられる熱可塑性微小球は発泡剤を収納
するポリマーシェル(外殻)を有する。このポリマーシ
ェルは以下の群から選ばれるモノマーからなる共重合体
からなるもので形成することができる。すなわち、その
モノマーはアクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
ルファ−クロロアクリロニトリル、アルファ−エトキシ
アクリロニトリル、フマロニトリル、ビニリデンクロリ
ド、塩化ビニル、メタクリル酸エステル、アクリル酸エ
ステル、スチレン、酢酸ビニル、ブタジエン、ネオプレ
ンおよびこれらの混合物である。この熱可塑性微小球
は、例えばUS 3,615,972に開示されている
ような従来公知の方法で製造することができる。
【0008】発泡済みおよび発泡性熱可塑性微小球の粒
径については種々のものを用いることができる。すなわ
ち、未発泡の微小球(発泡性微小球)の粒径について
は、1μmないし1mm、好ましくは2μmないし0.
5mm、特に好ましくは5μmないし60μmの範囲で
選ぶことができる。発泡済み微小球の粒径については、
その2ないし5倍に膨脹したものを用いることができ
る。また、発泡済み微小球の密度は100kg/m3 未
満とすることが好ましい。
径については種々のものを用いることができる。すなわ
ち、未発泡の微小球(発泡性微小球)の粒径について
は、1μmないし1mm、好ましくは2μmないし0.
5mm、特に好ましくは5μmないし60μmの範囲で
選ぶことができる。発泡済み微小球の粒径については、
その2ないし5倍に膨脹したものを用いることができ
る。また、発泡済み微小球の密度は100kg/m3 未
満とすることが好ましい。
【0009】発泡性熱可塑性微小球はある温度(Tstar
t )で発泡を開始し得るという点で特徴づけられる。こ
れにより温度がある点(Tmax )まで上昇するまで容積
が増大し、この温度(Tmax )で容積増大が停止する。
これより温度が上昇すると、微小球の潰れにより容積が
減少する。この膨脹プロセスは非可逆的である。発泡性
熱可塑性微小球の容積増大は温度によるものだけでな
く、加熱速度、存在するかも知れない反圧力なども関係
するから、Tstart およびTmax は以下のような熱力学
的分析により判定することができる。すなわち、まず、
サンプルをコップに入れ、可動性ロッドをこのサンプル
に向けて下げ、このロッドに特定の重りで荷重を与え
る。ついで、コップを加熱し始めコップの温度が時間と
ともに直線状に上昇するようにさせる。この時のロッド
の垂直方向の移動を記録する。なお、このロッドの垂直
方向の移動はサンプルの容積の増大および減少を示すも
のである。ここでTstart はロッドが上昇し始めたと
き、すなわちサンプルの発泡が始まった時の温度であ
る。他方、Tmax はロッドが最大の高さに達した時、す
なわちサンプルの発泡が停止した後、微小球の潰れによ
る容積の減少が生じる前の最大容積に達したときの温度
である。これより更に温度を上げれば、微小球は潰れ始
め、容積が減少する。
t )で発泡を開始し得るという点で特徴づけられる。こ
れにより温度がある点(Tmax )まで上昇するまで容積
が増大し、この温度(Tmax )で容積増大が停止する。
これより温度が上昇すると、微小球の潰れにより容積が
減少する。この膨脹プロセスは非可逆的である。発泡性
熱可塑性微小球の容積増大は温度によるものだけでな
く、加熱速度、存在するかも知れない反圧力なども関係
するから、Tstart およびTmax は以下のような熱力学
的分析により判定することができる。すなわち、まず、
サンプルをコップに入れ、可動性ロッドをこのサンプル
に向けて下げ、このロッドに特定の重りで荷重を与え
る。ついで、コップを加熱し始めコップの温度が時間と
ともに直線状に上昇するようにさせる。この時のロッド
の垂直方向の移動を記録する。なお、このロッドの垂直
方向の移動はサンプルの容積の増大および減少を示すも
のである。ここでTstart はロッドが上昇し始めたと
き、すなわちサンプルの発泡が始まった時の温度であ
る。他方、Tmax はロッドが最大の高さに達した時、す
なわちサンプルの発泡が停止した後、微小球の潰れによ
る容積の減少が生じる前の最大容積に達したときの温度
である。これより更に温度を上げれば、微小球は潰れ始
め、容積が減少する。
【0010】発泡済み微小球はそのTmax が、プラスチ
ゾルに用いられる発泡性微小球のTmax より低いものが
選ばれる。好ましくは発泡性微小球のTstart が発泡済
み微小球のTmax より0ないし40℃低くなるように選
ばれる。これにより一様な密度が保たれる。なぜなら
ば、発泡済み微小球が潰れ密度の上昇がもたらされる温
度範囲において、発泡性微小球が膨脹し密度の減少を生
じさせるからである。これら微小球の混合比を適当に選
択することにより、広範な温度範囲において一様な密度
を保つことができる。
ゾルに用いられる発泡性微小球のTmax より低いものが
選ばれる。好ましくは発泡性微小球のTstart が発泡済
み微小球のTmax より0ないし40℃低くなるように選
ばれる。これにより一様な密度が保たれる。なぜなら
ば、発泡済み微小球が潰れ密度の上昇がもたらされる温
度範囲において、発泡性微小球が膨脹し密度の減少を生
じさせるからである。これら微小球の混合比を適当に選
択することにより、広範な温度範囲において一様な密度
を保つことができる。
【0011】発泡性微小球は高温でも低密度が保たれる
ものが選ばれる。好ましくは、発泡性微小球はTmax が
140℃を超えるもの、好ましくは150ないし250
℃の範囲、さらに好ましくは170ないし220℃の範
囲のものが選ばれる。他方、発泡済み微小球はそのTma
x が100℃を超えるものであって、かつ発泡性微小球
のTmax より低いものが選ばれる。
ものが選ばれる。好ましくは、発泡性微小球はTmax が
140℃を超えるもの、好ましくは150ないし250
℃の範囲、さらに好ましくは170ないし220℃の範
囲のものが選ばれる。他方、発泡済み微小球はそのTma
x が100℃を超えるものであって、かつ発泡性微小球
のTmax より低いものが選ばれる。
【0012】上述のような特性を有する微小球は市販さ
れている。発泡性微小球の例としてはそのポリマーシェ
ル(外殻)がニトリル含有モノマーを少なくとも80重
量%、最も好ましくはニトリル含有モノマーを85重量
%ないし97重量%含むものが用いられる。さらにニト
リル含有モノマーを100重量%まで含むものを使用す
ることも考えられる。その他のモノマーは基本的にハロ
ゲンを含まないものとすべきであり、その含量は20重
量%未満、好ましくは約3重量%ないし15重量%の範
囲とすべきである。ここで“基本的にハロゲンを含まな
いポリマーシェル”とは、ニトリル含有モノマーおよび
ハロゲン無含有モノマー以外にハロゲン含有モノマー、
例えば塩化ビニルまたは塩化ビニリデンを2重量%未満
の範囲で含んでもよいことを意味している。しかしなが
ら、このコポリマーはハロゲン含有モノマーを全く含ま
ないものが好ましい。この種の微小球はポリ塩化ビニル
・プラスチゾル中にて安定しており、高温での長時間の
ゲル化の間でも安定している。なお、発泡済み微小球の
例としては、アクリロニトリル含有モノマーを少なくと
も45重量%含むポリマーシェルを有するものが挙げら
れる。
れている。発泡性微小球の例としてはそのポリマーシェ
ル(外殻)がニトリル含有モノマーを少なくとも80重
量%、最も好ましくはニトリル含有モノマーを85重量
%ないし97重量%含むものが用いられる。さらにニト
リル含有モノマーを100重量%まで含むものを使用す
ることも考えられる。その他のモノマーは基本的にハロ
ゲンを含まないものとすべきであり、その含量は20重
量%未満、好ましくは約3重量%ないし15重量%の範
囲とすべきである。ここで“基本的にハロゲンを含まな
いポリマーシェル”とは、ニトリル含有モノマーおよび
ハロゲン無含有モノマー以外にハロゲン含有モノマー、
例えば塩化ビニルまたは塩化ビニリデンを2重量%未満
の範囲で含んでもよいことを意味している。しかしなが
ら、このコポリマーはハロゲン含有モノマーを全く含ま
ないものが好ましい。この種の微小球はポリ塩化ビニル
・プラスチゾル中にて安定しており、高温での長時間の
ゲル化の間でも安定している。なお、発泡済み微小球の
例としては、アクリロニトリル含有モノマーを少なくと
も45重量%含むポリマーシェルを有するものが挙げら
れる。
【0013】PVCプラスチゾルは主として塩化ビニル
をベースとするポリマー、可塑化剤、フィラー(充填
剤)、安定化剤、顔料および接着促進剤からなる。この
プラスチゾルは塩化ビニルをベースとするポリマーを、
可塑化剤およびフィラーに分散し、ついで各種添加剤を
混合して得ることができる。ここで塩化ビニルをベース
とするポリマーとは、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデンのようなホモポリマー、塩化ビニルまたは塩
化ビニリデンに基づいて20重量%以下の共重合可能な
モノマー、例えばアルケン、酢酸ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリレート、メタア
クリレート、ビニルエステルなどを含む塩化ビニルまた
は塩化ビニリデンのコポリマーを意味する。
をベースとするポリマー、可塑化剤、フィラー(充填
剤)、安定化剤、顔料および接着促進剤からなる。この
プラスチゾルは塩化ビニルをベースとするポリマーを、
可塑化剤およびフィラーに分散し、ついで各種添加剤を
混合して得ることができる。ここで塩化ビニルをベース
とするポリマーとは、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデンのようなホモポリマー、塩化ビニルまたは塩
化ビニリデンに基づいて20重量%以下の共重合可能な
モノマー、例えばアルケン、酢酸ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリレート、メタア
クリレート、ビニルエステルなどを含む塩化ビニルまた
は塩化ビニリデンのコポリマーを意味する。
【0014】可塑化剤として一般に用いられる化合物
は、フタル酸エステル、二塩基性エステル、燐酸エステ
ル、ポリエステルをベースとする可塑化剤があり、その
内、ジオクチルフタレートおよびジイソノニルフタレー
トが好ましい。フィラーとしては、タルク、炭酸カルシ
ウム、カオリン、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、グ
ラファイト、二酸化ケイ素、ゴムなどを用いることがで
きる。
は、フタル酸エステル、二塩基性エステル、燐酸エステ
ル、ポリエステルをベースとする可塑化剤があり、その
内、ジオクチルフタレートおよびジイソノニルフタレー
トが好ましい。フィラーとしては、タルク、炭酸カルシ
ウム、カオリン、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、グ
ラファイト、二酸化ケイ素、ゴムなどを用いることがで
きる。
【0015】プラスチゾルに添加される熱可塑性プラス
チック微小球の量は最終の塗料の意図する特性に従って
変化させることができる。この微小球の量が増大すると
塗料の密度が減少する。しかし、プラスチゾル中の微小
球の量が余り多いとコーティングの機械的強度を減少さ
せる虞れがある。一つの基準として、プラスチゾル中の
微小球の含量はプラスチゾルの重量に基づいて0.1な
いし5重量%、好ましくは0.5ないし2重量%の範囲
で用いることができる。これらの含量は低密度と良好な
機械的特性との間のバランスの中庸をとっている。発泡
済み微小球の発泡性微小球に対する重量比は1:9ない
し9:1、好ましくは3:1ないし1:3、より好まし
くは1:1.5ないし1.5:1である。
チック微小球の量は最終の塗料の意図する特性に従って
変化させることができる。この微小球の量が増大すると
塗料の密度が減少する。しかし、プラスチゾル中の微小
球の量が余り多いとコーティングの機械的強度を減少さ
せる虞れがある。一つの基準として、プラスチゾル中の
微小球の含量はプラスチゾルの重量に基づいて0.1な
いし5重量%、好ましくは0.5ないし2重量%の範囲
で用いることができる。これらの含量は低密度と良好な
機械的特性との間のバランスの中庸をとっている。発泡
済み微小球の発泡性微小球に対する重量比は1:9ない
し9:1、好ましくは3:1ないし1:3、より好まし
くは1:1.5ないし1.5:1である。
【0016】この塗料組成物は、乾燥した発泡済み微小
球と発泡性微小球とをプラスチゾルに混合することによ
り製造することができる。得られた塗料組成物は被塗布
面に適用されたのち、約100ないし180℃、好まし
くは120ないし150℃の温度でゲル化される。この
ゲル化は数分から1時間強、好ましくは約10分から4
0分に亘って行われる。この塗料組成物は特に車両の耐
蝕、対飛散石保護コーティングとして有用である。この
塗料組成物が上述の時間より短いまたは長い時間でゲル
化されたときも、発泡性微小球または発泡済み微小球の
一方のみを含むプラスチゾルを用いて使用されたときと
比較して密度の変化が非常に小さいものとなる。ここで
用いられるプラスチゾルは従来のものと同様であり、例
えば以下の組成からなる。
球と発泡性微小球とをプラスチゾルに混合することによ
り製造することができる。得られた塗料組成物は被塗布
面に適用されたのち、約100ないし180℃、好まし
くは120ないし150℃の温度でゲル化される。この
ゲル化は数分から1時間強、好ましくは約10分から4
0分に亘って行われる。この塗料組成物は特に車両の耐
蝕、対飛散石保護コーティングとして有用である。この
塗料組成物が上述の時間より短いまたは長い時間でゲル
化されたときも、発泡性微小球または発泡済み微小球の
一方のみを含むプラスチゾルを用いて使用されたときと
比較して密度の変化が非常に小さいものとなる。ここで
用いられるプラスチゾルは従来のものと同様であり、例
えば以下の組成からなる。
【0017】
【表1】
【0018】これらと異なるポリマー、可塑化剤および
フィラーを用いることもできる。粘度調整剤として、例
えば二酸化ケイ素を用いることもできる。通常用いられ
る安定化剤としては、ジブチル錫カルボキシレート、三
塩基性硫酸鉛などの金属塩を用いることができる。さら
にトリエチレン・テトラアミンなどの接着剤を添加して
もよい。
フィラーを用いることもできる。粘度調整剤として、例
えば二酸化ケイ素を用いることもできる。通常用いられ
る安定化剤としては、ジブチル錫カルボキシレート、三
塩基性硫酸鉛などの金属塩を用いることができる。さら
にトリエチレン・テトラアミンなどの接着剤を添加して
もよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例について説
明するが、これらは本発明の範囲を限定することを意図
したものではない。これら実施例中の部、%は特に指示
しない限り全て重量に基づくものである。
明するが、これらは本発明の範囲を限定することを意図
したものではない。これら実施例中の部、%は特に指示
しない限り全て重量に基づくものである。
【0020】実施例 以下の組成のプラスチゾルを製造した。
【0021】
【表2】
【0022】なお、上記組成にさらに接着剤として1−
1.5%のトリエチレン・テトラアミン(Eurete
c 505)を添加した。このプラスチゾルは可塑化剤
にポリマーを分散させ、ついでフィラーおよび他の添加
剤を加える従来と同様の方法でつくった。この組成物に
対し、0.5重量%の発泡性微小球(ポリマーシェルが
90%のアクリロニトリルおよびメタクリロニトリルと
10%のメチルメタクリレートとからなる(EXPAN
CEL 091 DU))、および0.5重量%の発泡
済み微小球(ポリマーシェルが45%ニトリル含有モノ
マー(EXPANCEL461 DE)からなる)を添
加混合した。EXPANCEL 461 DEのTmax
は148℃であり、Tstart は107℃であった。ま
た、EXPANCEL 091 DUのTstart は12
8℃であり、Tmax は184℃であった。熱力学的測定
はメトラ−・インストルメント社製(Mettler
Instruments AG、スイス国)のMett
ler TMA 40を用いて行われた。石英ロッドへ
の荷重は6gとし、温度上昇は20°K/分の割合とし
た。比較のため、プラスチゾルに発泡性微小球(EXP
ANCEL 091 DU)のみを添加混合したもの、
およびプラスチゾルに発泡済み微小球(EXPANCE
L 461 DE)のみを添加混合したものを用意し
た。
1.5%のトリエチレン・テトラアミン(Eurete
c 505)を添加した。このプラスチゾルは可塑化剤
にポリマーを分散させ、ついでフィラーおよび他の添加
剤を加える従来と同様の方法でつくった。この組成物に
対し、0.5重量%の発泡性微小球(ポリマーシェルが
90%のアクリロニトリルおよびメタクリロニトリルと
10%のメチルメタクリレートとからなる(EXPAN
CEL 091 DU))、および0.5重量%の発泡
済み微小球(ポリマーシェルが45%ニトリル含有モノ
マー(EXPANCEL461 DE)からなる)を添
加混合した。EXPANCEL 461 DEのTmax
は148℃であり、Tstart は107℃であった。ま
た、EXPANCEL 091 DUのTstart は12
8℃であり、Tmax は184℃であった。熱力学的測定
はメトラ−・インストルメント社製(Mettler
Instruments AG、スイス国)のMett
ler TMA 40を用いて行われた。石英ロッドへ
の荷重は6gとし、温度上昇は20°K/分の割合とし
た。比較のため、プラスチゾルに発泡性微小球(EXP
ANCEL 091 DU)のみを添加混合したもの、
およびプラスチゾルに発泡済み微小球(EXPANCE
L 461 DE)のみを添加混合したものを用意し
た。
【0023】これらの塗料組成物は温度120ないし1
50℃でゲル化した。また、密度は10分毎に測定し
た。その結果、以下に示す結果が得られた。
50℃でゲル化した。また、密度は10分毎に測定し
た。その結果、以下に示す結果が得られた。
【0024】
【表3】
【0025】
【発明の効果】上記表から明らかなように、発泡性微小
球(EXPANCEL 091 DU)と発泡済み微小
球(EXPANCEL 461 DE)の双方を含むプ
ラスチゾルの密度は、発泡性微小球または発泡済み微小
球の一方のみを含むものと比較して非常に安定性に優れ
ている。すなわち、120℃ないし150℃のゲル化温
度および10ないし40分のゲル化時間の条件におい
て、発泡済み微小球(EXPANCEL 461 D
E)のみを含むプラスチゾルの密度は0.75g/cm
3 と1.10g/cm3 の間で変化している。他方、発
泡性微小球(EXPANCEL 091 DU)のみを
含むプラスチゾルの密度は0.87g/cm3と1.1
0g/cm3 の間で変化している。これに対し、発泡性
微小球と発泡済み微小球の双方を含むプラスチゾルの密
度は、上記ゲル化条件で僅か0.93g/cm3 と1.
01g/cm3 の間で変化しているに過ぎない。すなわ
ち、これら2つのタイプの微小球が互いに補償し合って
プラスチゾルの密度の変化を小さくし、そのため、この
プラスチゾルの適用範囲が拡大される。なぜならば、異
なるゲル化条件が最早、安定なプラスチゾル密度を得る
のに障害とならないからである。
球(EXPANCEL 091 DU)と発泡済み微小
球(EXPANCEL 461 DE)の双方を含むプ
ラスチゾルの密度は、発泡性微小球または発泡済み微小
球の一方のみを含むものと比較して非常に安定性に優れ
ている。すなわち、120℃ないし150℃のゲル化温
度および10ないし40分のゲル化時間の条件におい
て、発泡済み微小球(EXPANCEL 461 D
E)のみを含むプラスチゾルの密度は0.75g/cm
3 と1.10g/cm3 の間で変化している。他方、発
泡性微小球(EXPANCEL 091 DU)のみを
含むプラスチゾルの密度は0.87g/cm3と1.1
0g/cm3 の間で変化している。これに対し、発泡性
微小球と発泡済み微小球の双方を含むプラスチゾルの密
度は、上記ゲル化条件で僅か0.93g/cm3 と1.
01g/cm3 の間で変化しているに過ぎない。すなわ
ち、これら2つのタイプの微小球が互いに補償し合って
プラスチゾルの密度の変化を小さくし、そのため、この
プラスチゾルの適用範囲が拡大される。なぜならば、異
なるゲル化条件が最早、安定なプラスチゾル密度を得る
のに障害とならないからである。
Claims (10)
- 【請求項1】 熱可塑性プラスチック微小球を含有する
ポリ塩化ビニル・プラスチゾルをベースとする、車両の
アンダーコーティングとして好適な塗料組成物であっ
て、該熱可塑性プラスチック微小球が発泡性および発泡
済み微小球の混合物からなり、かつ、該発泡性微小球が
該発泡済み微小球の潰れ開始温度の近傍で発泡するよう
にしたことを特徴とする塗料組成物。 - 【請求項2】 該プラスチゾルが発泡性および発泡済み
微小球の混合物を含み、該発泡性微小球が、所定温度で
発泡し始め、それによる容積増大により該発泡済み微小
球の潰れにより生じる容積減少を補償するようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の塗料組成物。 - 【請求項3】 該発泡性および発泡済み微小球がプラス
チゾルの重量に基づいて0.1ないし5.0%含有して
いることを特徴とする請求項1または2記載の塗料組成
物。 - 【請求項4】 該発泡性および発泡済み微小球がプラス
チゾルの重量に基づいて0.5ないし2.0%含有して
いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
載の塗料組成物。 - 【請求項5】 該発泡済み微小球の該発泡性微小球に対
する重量比が1:9ないし9:1であることを特徴とす
る請求項1ないし4のいずれかに記載の塗料組成物。 - 【請求項6】 該発泡済み微小球の該発泡性微小球に対
する重量比が3:1ないし1:3であることを特徴とす
る請求項1ないし5のいずれかに記載の塗料組成物。 - 【請求項7】 該発泡性熱可塑性プラスチック微小球の
Tmax が140℃を超えるものであることを特徴とする
請求項1または2記載の塗料組成物。 - 【請求項8】 該発泡性熱可塑性プラスチック微小球の
Tmax が150℃ないし250℃の範囲であることを特
徴とする請求項1、2または7のいずれかに記載の塗料
組成物。 - 【請求項9】 該発泡性熱可塑性プラスチック微小球の
Tmax が170℃ないし220℃の範囲であることを特
徴とする請求項1、2、7または8のいずれかに記載の
塗料組成物。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
塗料組成物を車両の耐蝕性、耐小石衝撃性塗料として使
用することを特徴とする塗料組成物の使用。
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---|---|---|---|
SE9403893A SE510857C2 (sv) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | Beläggningskomposition baserad på polyvinylkloridplastisol innehållande termoplastiska mikrosfärer |
SE9403893-2 | 1994-11-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08225766A true JPH08225766A (ja) | 1996-09-03 |
JP3107737B2 JP3107737B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=20395944
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP07315808A Expired - Fee Related JP3107737B2 (ja) | 1994-11-14 | 1995-11-10 | 塗料組成物 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP3107737B2 (ja) |
KR (1) | KR100191334B1 (ja) |
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DE (1) | DE69501075T2 (ja) |
ES (1) | ES2109769T3 (ja) |
SE (1) | SE510857C2 (ja) |
TW (1) | TW314540B (ja) |
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JP2015172142A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | アイシン化工株式会社 | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
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FR2782521B1 (fr) * | 1998-08-18 | 2000-11-10 | Protectogrele | Materiau pour la protection de surface notamment metallique et procede d'application d'un tel materiau |
ES2155380B1 (es) * | 1999-04-14 | 2001-12-01 | Siller Angel Perea | Pasta de recubrimiento superficial para objetos de naturaleza diversa. |
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DE60333856D1 (de) | 2002-09-13 | 2010-09-30 | Int Paper Co | Papier mit verbesserter steifigkeit und fülle und dessen herstellung |
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RU2506363C2 (ru) | 2005-03-11 | 2014-02-10 | Интернэшнл Пэйпа Кампани | Бумажная или картонная основа, содержащая целлюлозные волокна и расширяемые микросферы, и упаковочная тара, содержащая эту основу |
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IT201900013098A1 (it) * | 2019-07-26 | 2021-01-26 | Giorgia Daniel | “Materiale composito per stampaggio a caldo” |
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-
1994
- 1994-11-14 SE SE9403893A patent/SE510857C2/sv not_active IP Right Cessation
-
1995
- 1995-10-10 DE DE69501075T patent/DE69501075T2/de not_active Revoked
- 1995-10-10 ES ES95202716T patent/ES2109769T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-10-10 EP EP95202716A patent/EP0711815B1/en not_active Revoked
- 1995-11-06 KR KR1019950039814A patent/KR100191334B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-11-06 US US08/553,982 patent/US5629364A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-11-07 TW TW084111767A patent/TW314540B/zh active
- 1995-11-08 AU AU36686/95A patent/AU682795B2/en not_active Ceased
- 1995-11-10 JP JP07315808A patent/JP3107737B2/ja not_active Expired - Fee Related
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