JPH08225624A - インサイチユーポリスチレンと一緒にインター重合させたブロツクコポリマー類およびそれらの製造方法 - Google Patents

インサイチユーポリスチレンと一緒にインター重合させたブロツクコポリマー類およびそれらの製造方法

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JPH08225624A
JPH08225624A JP31165395A JP31165395A JPH08225624A JP H08225624 A JPH08225624 A JP H08225624A JP 31165395 A JP31165395 A JP 31165395A JP 31165395 A JP31165395 A JP 31165395A JP H08225624 A JPH08225624 A JP H08225624A
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aromatic hydrocarbon
interpolymer
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Eichi Uoramu Maaku
マーク・エイチ・ウオラム
Efu Gureibusu Danieru
ダニエル・エフ・グレイブス
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Bridgestone Corp
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F297/00Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
    • C08F297/02Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type
    • C08F297/04Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type polymerising vinyl aromatic monomers and conjugated dienes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L53/00Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L53/02Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers of vinyl-aromatic monomers and conjugated dienes

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ビニル芳香族炭化水素ポリマーとブロックポ
リマーをインター重合させる方法を開示する。 【解決手段】 この方法は以下の段階を含む: アニオン開始剤および不活性な希釈剤の存在下、共役ジ
エンモノマー寄与単位を含む少なくとも1種のポリマー
ブロックのブロックポリマー前駆体であってリビング末
端を有するブロックポリマー前駆体を生じさせ、その
後、該ブロックポリマー前駆体にビニル芳香族炭化水素
モノマー仕込み物および追加的アニオン開始剤仕込み物
を加えることで、該ブロックポリマー前駆体に結合した
ビニル芳香族炭化水素モノマー仕込み物から生じる末端
ブロックを有するブロックポリマーおよび該ブロックポ
リマーと一緒にインター重合したポリ(ビニル芳香族炭
化水素)ポリマーを同時に生じさせる。 【効果】 得られるインターポリマーは高いガードナー
衝撃強度と良好な加工性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、一般的には、ブロックコポリ
マー類の中にポリスチレンを組み込む方法およびそれら
を用いて製造した組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】ポリスチレンはよく知られている熱可塑
性材料であり、これは幅広く多様な用途を有する。これ
は、ブロックコポリマー類を含むポリマー類が示す鋳物
流動特性を高めてこのポリマーが注入鋳型空洞に粘着し
ないようにする目的でしばしばこのようなポリマー類に
添加されている。今まではポリスチレンをこのブロック
コポリマー類にブレンドすることでこのブロックコポリ
マーの加工性を高めることが行われていた。米国特許第
4,308,358号には、ABブロックコポリマーと
スチレンポリマーを高温で混合することを含む高衝撃用
ポリスチレンの製造方法が開示されている。このような
ブレンド方法では、そのブレンド物の特性に関して欠点
が生じる、即ちブロックコポリマーに結晶性ポリスチレ
ンを1.5重量%の如き少ない量で添加してもそのブロ
ックコポリマーの衝撃強度がひどく低下すると言った欠
点が生じる。如何なる特別な理論でも範囲を限定するこ
とを望むものでないが、本出願者は、ポリスチレンとブ
ロックコポリマーをブレンドする結果として生じる衝撃
強度の低下はこれらの成分が異なる分子量と物性を有し
ていることが原因でその生じる生成物に相分離が起こる
ことによるものであると考えている。このように相溶性
が非常に低いブレンド物は相間接着性が劣っており、そ
の結果として通常、機械特性、例えば引張り強度、伸び
および衝撃強度などが非常に低下することになる。
【0003】従って、本発明の1つの目的は、良好な機
械特性を示す、ポリスチレンとブロックコポリマーのイ
ンターポリマーを製造する方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、高い衝撃強度を示す、ポリス
チレンとブロックコポリマーの生成物を提供することに
ある。
【0004】
【発明の要約】ビニル芳香族炭化水素ポリマーとコポリ
マーとのブレンド生成物のインター重合(interp
olymerising)方法を開示する。この方法は
以下の段階を含む: (a)アニオン開始剤の存在下、適切な希釈剤中で、共
役ジエンモノマー寄与(contributed)単位
を含む少なくとも1種のポリマーブロックを有すると共
にリビング末端を有するブロックポリマー前駆体を生じ
させ、 (b)その後、該ブロックポリマー前駆体にビニル芳香
族炭化水素モノマーを仕込むと共にアニオン開始剤を追
加的量で加えることにより、(1)該ブロックポリマー
前駆体に結合した、ビニル芳香族炭化水素モノマーから
生じる、末端ブロックを有するブロックポリマーおよび
(2)(1)のブロックポリマーと一緒にインター重合
したポリ(ビニル芳香族炭化水素)を同時に生じさせ
る。
【0005】本発明の実施では、ビニル芳香族炭化水素
ブロック末端の(terminated)ブロックポリ
マー、例えばビニル芳香族炭化水素モノマー寄与単位で
作られているポリマー、例えばポリスチレンなどと一緒
にインター重合したSBSなどが得られる。
【0006】
【好適な態様の詳細な説明】本発明の方法では、(1)
前駆体ポリマーブロックにポリ(ビニル芳香族炭化水
素)の末端ブロックが結合したブロックポリマーと
(2)ポリ(ビニル芳香族炭化水素)とのインターポリ
マーを製造する。このブロックポリマーの前駆体ポリマ
ーブロックに、好適にはジエンモノマー寄与ブロック単
位を含めそして任意にビニル芳香族モノマー(VAM)
寄与単位を含めてもよく、これにはブタジエンとスチレ
ンのランダムブロック(B/S)が含まれる。
【0007】本発明に従うインター重合で生じさせるべ
きブロックポリマー類に、好適には、共役ジエンモノマ
ー類とビニル置換芳香族炭化水素が寄与する単位を含め
る。本発明のコポリマー類の製造で使用可能な重合性
1,3−ジエンモノマー類は、炭素原子を含めて1分子
当たり4から12個有する1種以上の1,3−共役ジエ
ン類である。例となるモノマー類には1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエ
ン、1,3−ペンタジエン(ピペリレン)、2−メチル
−3−エチル−1,3−ブタジエン、3−メチル−1,
3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、2−メチル
−1,3−ヘキサジエン、3−ブチル−1,3−オクタ
ジエンなどが含まれる。これらのジアルキル−1,3−
ブタジエン類の中で、このアルキル基が炭素原子を1か
ら3個含むものが好適である。本発明の方法で用いるに
好適な1,3−ジエンモノマーは1,3−ブタジエンで
ある。
【0008】このブロックポリマー前駆体および/また
は末端ブロックとポリ(ビニル芳香族炭化水素)両方の
製造で用いるに適した例となるビニル置換芳香族炭化水
素モノマー類(ビニル芳香族炭化水素モノマー類または
VAMと通常呼ぶ)には、スチレン、アルファ−メチル
スチレン、1−ビニルナフタレン、2−ビニル−ナフタ
レン、1−アルファ−メチルビニルナフタレン、2−ア
ルファメチル−ビニルナフタレンおよびそれらの混合
物、並びにそれらのアルキル、シクロアルキル、アリー
ル、アルカリールおよびアラルキル誘導体(ここで、こ
の組み合わせた炭化水素中の全炭素原子数は一般に12
以下である)が含まれる。後者化合物の例には、4−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、3,5−ジエチルスチ
レン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−フェニ
ルスチレン、4−パラ−トリルスチレンおよび4,5−
ジメチル−1−ビニルナフタレンが含まれる。場合によ
り、モノビニル芳香族炭化水素に加えてジ−およびトリ
−ビニル芳香族炭化水素を少量用いる。好適なビニル芳
香族炭化水素はスチレンである。
【0009】この末端ビニル芳香族ブロックおよびイン
ター重合したポリ(ビニル芳香族炭化水素)両方の製造
で用いる最終モノマー仕込み中のビニル芳香族炭化水素
モノマーの全量は、このブロックポリマーの全重量を基
準にして6.3から70.2重量%、好適には28.3
から61.7重量%、より好適には50.6から57.
6重量%の量である。この末端ポリ(ビニル芳香族炭化
水素)ブロックおよびビニル芳香族炭化水素ポリマー両
方の全量に対する、インター重合したビニル芳香族炭化
水素ポリマーの重量%は、5から35重量%、好適には
9から26重量%、より好適には10から20重量%の
範囲である。上記重量%は、反応ゾーンにアニオン開始
剤を追加的に仕込むことで重合する最終モノマー仕込み
物に対するモノマー、例えばスチレンなどのパーセント
を反映している。該ブロックポリマー前駆体に付加する
末端ブロックおよびインター重合するポリ(ビニル芳香
族モノマー)両方の製造でこの最終モノマー仕込み物を
用いる。
【0010】本発明に従って生じさせたブロックポリマ
ー類はビニル芳香族炭化水素ブロックを末端に有してい
なくてはならない。結果として得られるブロックポリマ
ー類の構造は、この構造が生きている末端を有している
限り線状、分枝、先細または星状であってもよい。例と
なるブロック前駆体には、共役ジオレフィンおよびビニ
ル芳香族炭化水素およびそれらの混合物で出来ている少
なくとも1種のポリマーブロック、ジブロックポリマ
ー、トリブロックポリマーおよびテトラブロックポリマ
ー、ランダムコポリマーブロック、グラフトコポリマー
ブロック、およびブロック−コポリマー類を含むブロッ
クポリマー類が含まれる。本発明で有用なブロックポリ
マー前駆体が有する種々の構造の典型的な例は下記の通
りである: (B-S)n- 線状 S-(B-S)n- 線状 B-(S-B)n- 線状 B/S-B-S- 線状 [B(S)-B-B(S)-B-B(S)-B-B]n- 分枝 B-、S-B-、S-(B-S)n-B-、(B-S)n-B-、(B/S)n-B-、B-(B/
S)n-、S-(B/S)n-および(B/S)n-;ここで、Sは、主にビ
ニル芳香族炭化水素モノマー寄与単位を含むポリマーブ
ロックであり、Bは、主に共役ジエンモノマー寄与単位
を含むポリマーブロックであり、そしてnは1以上の整
数である。このポリマーのゴム状ジエン部分にコポリマ
ービニル芳香族炭化水素をいくらか含めることでガラス
転移温度(Tg)または溶解度パラメーターを調整する
ことができる。本発明に従って製造するブロックポリマ
ー類は、ビニル芳香族炭化水素寄与単位から作られた末
端ブロックを追加的に含有する、上で考察したブロック
ポリマー前駆体構造いずれかで表される。
【0011】以下に示す様式で本発明に従う方法を実施
する。最初に、反応槽または反応ゾーンの中で、アニオ
ン開始剤の存在下、適切な希釈剤の中で適切なモノマー
類、特にジエンモノマー類および/またはビニル芳香族
モノマー類を重合させることで1種以上のブロックを生
じさせることにより、望ましい何らかのブロックポリマ
ー前駆体を製造する。その結果として生じるブロックポ
リマー前駆体は、このブロックポリマー前駆体の末端に
触媒活性を示すアニオンが存在していることから「リビ
ング」である。このアニオンは上記反応ゾーン内でさら
なるモノマー類の重合を開始させる能力を有する。
【0012】このブロックポリマー前駆体を生じさせた
後、この「リビング」ブロックポリマー前駆体が入って
いる反応ゾーンに更にアニオン開始剤およびビニル芳香
族炭化水素モノマーの仕込み物を同時もしくは逐次的に
加える。このビニル芳香族炭化水素モノマー仕込み物の
一部はその「リビング」ブロックポリマー前駆体に結合
する。追加的アニオン開始剤仕込み物はその追加的に仕
込んだビニル芳香族炭化水素モノマーの重合を等モル量
で開始させ、それによって「リビング」ビニル芳香族炭
化水素ポリマーが作り出される。このように、このアニ
オン開始剤を追加的に加えることでその追加的ビニル芳
香族炭化水素モノマー仕込み物に競合を作り出し、その
結果として、(1)該「リビング」ブロックポリマー前
駆体に結合したビニル芳香族炭化水素モノマー寄与単位
で作られた末端ブロックと(2)リビング末端を有する
ポリ(ビニル芳香族炭化水素)が同時に生じる。その結
果として得られるインターポリマーは、リビング末端を
有するポリ(ビニル芳香族炭化水素)とブロックポリマ
ーとのインター重合ブレンド物である。
【0013】次に、この反応混合物を処理することでそ
のリビング末端を不活性化させた後、このインターポリ
マー生成物を回収する。適切な如何なる処理方法も利用
可能であると理解されるべきであるが、望ましい処理を
達成する1つの方法は、触媒不活性化用材料を添加する
ことを含む。例となる触媒不活性化用材料には、水、ア
ルコール、有機酸、無機酸などが含まれる。その溶解し
ているポリマーの沈澱を起こさせることなくその触媒の
不活性化を生じさせるに充分な量でのみこの触媒不活性
化用材料を添加するのが一般に好適である。また、この
ポリマーの単離を行うに先立ってポリマー溶液に抗酸化
剤を添加するのが有利であることも確認した。この触媒
不活性化用材料および抗酸化剤を添加した後、この触媒
不活性化用材料を過剰量で添加することでその溶液中に
存在しているポリマーを沈澱させるか或は溶媒を瞬間蒸
発させることでポリマーを単離することができる。この
触媒の不活性化とポリマーの沈澱を単一段階で達成する
ことも可能である。次に、濾過、デカンテーションなど
でその沈澱したポリマーを回収することができる。この
ポリマーの精製では、その分離したポリマーを溶媒、例
えば適切には重合用溶媒などの中に再び溶解させた後、
再びアルコールを添加することで沈澱を生じさせる。そ
の後、本明細書の上に示した如き適切な分離手段を用い
て再びこのポリマーを回収した後、乾燥させる。この溶
媒とアルコールを例えば分別蒸留などで分離した後、こ
れらを再利用することができる。抗酸化剤は、このポリ
マーを沈澱させる前の反応混合物にか、再溶解させたポ
リマーの溶液にか、或はこのポリマーを後で再溶解させ
る溶媒に添加可能である。重合技術で用いられる通常の
如何なる温度でも重合を実施することができる。例とな
る温度は、約0℃以下から200℃以上の範囲であり、
好適な重合温度範囲は各段階で約40から100℃であ
る。用いる圧力は便利な圧力であり、好適にはモノマー
類および希釈剤を実質的に液相内に維持するに充分な圧
力である。重合時間は便利さに応じて幅広く変化させる
ことができるが、勿論、選択する重合温度の影響を受け
ることになるであろう。各段階で実質的に完結した重合
が得られるように時間を選択すべきである。
【0014】本発明の方法では、ジエンモノマー類とビ
ニル芳香族炭化水素との共重合で用いるに有用であると
して本技術分野で知られている如何なるアニオン開始剤
も使用可能である。例となる有機−リチウム触媒には、
式R(Li)x[式中、Rは、炭素原子をR基当たり1
から20個、好適には2から8個有するヒドロカルビル
基を表し、そしてxは1から4の整数である]で表され
るリチウム化合物が含まれる。典型的なR基には、脂肪
族基および環状脂肪族基、例えばアルキル、シクロアル
キル、シクロアルキルアルキル、アルキルシクロアルキ
ル、アリールおよびアルキルアリール基などが含まれ
る。上記式における置換用R基の具体例には、第一、第
二および第三基、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチ
ル、n−アミル、イソアミル、n−ヘキシル、n−オク
チル、n−デシル、シクロペンチル−メチル、シクロヘ
キシル−エチル、シクロペンチル−エチル、メチルシク
ロペンチルエチル、シクロペンチル、ジメチルシクロペ
ンチル、エチルシクロペンチル、メチルシクロヘキシ
ル、ジメチルシクロヘキシル、エチルシクロヘキシル、
イソプロピルシクロヘキシルなどが含まれる。
【0015】他の適切なリチウム触媒の具体例には、p
−トリルリチウム、4−フェニルブチル−リチウム、4
−ブチルシクロヘキシルリチウム、4−シクロヘキシル
ブチル−リチウム、リチウムジアルキルアミン類、リチ
ウムジアルキルホスフィン類、リチウムアルキルアリー
ルホスフィン、リチウムジアリールホスフィン類などが
含まれる。
【0016】本発明で用いるに好適な触媒はn−ブチル
リチウムおよびs−ブチルリチウムである。
【0017】本発明の方法に従い、反応ゾーンにアニオ
ン開始剤を個別に2回仕込む必要がある。このアニオン
開始剤の第一仕込みを用いて、本発明のブロックポリマ
ー前駆体の製造で用いるモノマー仕込み物の重合を開始
させる。このアニオン開始剤の第二仕込みを、このブロ
ックポリマー前駆体への末端ブロックおよびインター重
合ポリ(ビニル芳香族炭化水素)の同時製造で使用する
最終的なビニル芳香族モノマー仕込み物を添加する前か
或は同時に、その生じた溶液中のブロックポリマー前駆
体が入っている反応ゾーンに加える。(1)該ブロック
ポリマー前駆体の製造および(2)末端ブロックおよび
インター重合ポリ(ビニル芳香族炭化水素)の製造両方
で用いるアニオン開始剤の量は、幅広い範囲に渡って変
化させることができる。一般に、このブロックポリマー
前駆体の重合を開始させる目的で用いる開始剤の第一仕
込みまたは量を、この反応ゾーンの中に仕込む全モノマ
ー量100重量部当たり0.1から5ミリ当量の開始剤
から成る範囲にし、好適にはこの仕込む全モノマー10
0重量部当たり0.4から2ミリ当量の開始剤から成る
範囲にする。同様に、最終ビニル芳香族炭化水素モノマ
ー仕込み部分の重合を開始させる目的で用いる追加的ア
ニオン開始剤の量を、この仕込むモノマー100重量部
当たり0.01から30ミリ当量の開始剤から成る範囲
にし、好適にはこの反応ゾーンに仕込むモノマー100
重量部当たり0.05から7.6ミリ当量の開始剤から
成る範囲にする。このアニオン開始剤の第二仕込み量を
変化させることで、このブロックポリマーと一緒にイン
ター重合するポリ(ビニル芳香族炭化水素)の量を調節
する。
【0018】このポリマーブロック生成中に1,2−ミ
クロ構造調節剤またはランダム化用改質剤を用いること
で、ジエン寄与単位における1,2−ミクロ構造を調節
しそしてこのジエンモノマー(例えばブタジエンなど)
と一緒に組み込まれるビニル芳香族モノマー、例えばス
チレンなどの量(ゴム相内の)をランダム化する(ra
ndomize)ことができる。適切な改質剤には、こ
れらに限定するものでないが、テトラメチレンジアミン
(TMEDA)、オリゴマー状オキソラニルプロパン類
(OOPS)、2,2−ビス−(4−メチルジオキサ
ン)(BMD)、テトラヒドロフラン(THF)、ビス
テトラヒドロフリルプロパンなどが含まれる。1種以上
のランダム化用改質剤を用いることができる。この反応
槽に入れるモノマー重量に対する改質剤の量は、この反
応槽に現在仕込むモノマー100グラム当たりの改質剤
量が0の如き少ない最小量から400ミリモルの如き多
い最大量、好適には0.01から300.0ミリモルに
なるように変化させることができる。この改質剤の仕込
み量を多くするにつれて、ジエンモノマー寄与単位にお
ける1,2−ミクロ構造のパーセントが高くなる。極性
のある有機化合物、例えばエーテル、ポリエーテル、第
三アミン、ポリアミン、チオエーテルおよびヘキサメチ
ルホスホルトリアミドなどを用いて共役ジエン構成要素
内のビニル結合含有量を調節することができる。この極
性有機化合物の添加量および重合温度を用いてこのビニ
ル結合含有量を調節することができる。
【0019】テトラメチルTHFなどの如き改質剤を用
いることにより、これの使用量を低レベルにするとゴム
ブロックのミクロ構造が影響を受けることなく、第一ポ
リスチレンブロックの開始度を高めることができる。
【0020】好適には炭化水素希釈剤の存在下で本発明
の方法を実施する。脂肪族、芳香族炭化水素、パラフィ
ンおよびシクロパラフィン類を使用することができる。
好適な炭化水素は、炭素原子を含めて3から12個有す
る炭化水素、特にn−ヘキサンである。希釈剤の例には
プロパン、イソブテン、n−ペンタン、イソオクタン、
n−ドデカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、メチ
ルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
が含まれる。上記炭化水素の2種以上から成る混合物も
また使用可能である。
【0021】バッチ式または半バッチ式条件下でこの重
合過程を実施することができる。
【0022】本発明の範囲から逸脱することなく、本発
明のポリマー類を他のポリマー類、油類、充填材、補強
材、抗酸化剤、安定剤、難燃剤、粘着付与剤、加硫促進
剤、加硫剤、加工助剤、抗ブロック剤、および他のゴム
プラスチックコンパンド化用材料と更に一緒にしてコン
パンドを生じさせることができる。この生成物の意図し
た使用に応じた適切な量で上記コンパンド化用材料を混
合する。
【0023】樹脂状マトリックスに添加するとこのポリ
マーの強度を改良する材料として補強材を定義すること
ができる。上記補強材の多くは高い分子量を有する無機
もしくは有機製品である。多様な例にはガラス繊維、ア
スベスト、ホウ素繊維、炭素とグラファイトの繊維、ホ
イスカ、石英とシリカの繊維、セラミック繊維、金属繊
維、天然の有機繊維および合成の有機繊維などが含まれ
る。
【0024】本発明のインターポリマー類はそのまま使
用可能であるか、或は射出成形用樹脂の中にか或は典型
的には高衝撃用ポリマーが入っている他の如何なる組成
物にも混合可能である。特に、本発明のインターポリマ
ー類の加工性は、従来技術のポリスチレンとブロックポ
リマー類とのブレンド物に比べて改良されている。本発
明の方法に従って製造したインターポリマー類が示すガ
ードナー衝撃強度は、典型的には少なくとも50、好適
には少なくとも100、より好適には少なくとも15
0、最も好適には少なくとも200である。
【0025】以下に示す実施例は説明の目的でのみ示す
ものであり、制限の意味で解釈されるべきでない。全て
のパーセントは特に明記しない限り重量%である。
【0026】
【実施例】
実施例1 本発明に従ってインターポリマーを製造した。アニオン
重合で製造したトリブロックポリマーが示す構造的特徴
を表1に示す。撹拌している反応槽に(1)ヘキサン中
33重量%のスチレンを18.2ポンドの仕込み量、
(2)ヘキサンを10.9ポンド、(3)1.634g
の改質剤、10.0kgの15%スチレン/ブタジエン
ジブロック分散剤溶液と一緒にヘキサン中3%のn−ブ
チルリチウム溶液を0.69kg仕込むことを通して、
上記トリブロックポリマーの第一ブロックを製造した。
この混合物を120度Fで30分間加熱した後、110
度Fに冷却することで、表1に示す如き第一ブロックを
製造した。この反応槽にヘキサン中33重量%の1,3
−ブタジエン溶液を40.0ポンドの仕込み量で加えな
がら、この反応槽の温度を170度Fに上昇させ、そし
てピーク温度に到達してから30分間加熱した。この第
二ブロックの組成を表1に開示する。次に、この反応槽
に更に、ヘキサン中3%のn−ブチルリチウム溶液を
0.07kg仕込んだ後、ヘキサン中33%のスチレン
溶液を134.8ポンドの仕込み量で仕込んだ。この反
応槽の内容物を170度Fに加熱し、ピーク温度に到達
した後、30分間加熱した。ホウ酸の3%水溶液を27
2.4g添加することで反応を停止させた後、抗酸化剤
が入っているヘキサン溶液を5.55ポンド加えた。表
1に示す如きトリブロックポリマーの第三ブロックの分
子量は56,470であった。インサイチューで生じた
ポリスチレンの分子量もまた56,470であった。
【0027】実施例2 実施例1の手順に従ってインターポリマーを製造した。
反応槽に(1)ヘキサン中33重量%のスチレンを2
5.8ポンドの仕込み量、(2)ヘキサンを33.6ポ
ンド、(3)10gの改質剤、14.1kgのスチレン
/ブタジエンジブロック分散剤と一緒にヘキサン中3%
のn−ブチルリチウム溶液を0.81kg仕込むことを
通して、トリブロックポリマーの第一ブロックを製造し
た。この混合物を120度Fで30分間加熱した後、1
00度Fに冷却することで、表1に示す如き第一ブロッ
クを製造した。この反応槽に個別の仕込みでヘキサン中
のスチレンおよびヘキサン中の1,3−ブタジエンを3
3重量%の溶液で56.7ポンド加えながら、この反応
槽の温度を170度Fに上昇させ、そしてピーク温度に
到達してから30分間加熱した。次に、この反応槽に更
に、ヘキサン中3%のn−ブチルリチウム溶液を0.1
6kg(初期触媒仕込み量の20%)仕込んだ後、ヘキ
サン中33%のスチレン溶液を142.2ポンドの仕込
み量で仕込んだ。この反応槽の内容物を170度Fに加
熱し、ピーク温度に到達した後、30分間加熱した。ホ
ウ酸を11.57gおよび水を374g添加することで
反応を停止させた後、抗酸化剤が入っているヘキサン溶
液を6.80ポンド加えた。表1に示す結果から容易に
分かるであろうように、本発明の方法に従って製造した
インターポリマーが示す測定ガードナー衝撃強度は全部
200を越えていた。このインターポリマーに組み込ま
れた結晶ポリスチレンの量は最終スチレンモノマー仕込
み量の9.0から26.0重量%の範囲の量で変化し
た。このインターポリマー内に存在しているインサイチ
ューポリスチレンの量はこのインターポリマーが示すガ
ードナー衝撃強度に悪影響を与えず、かつこのインター
ポリマーは注入鋳型の空洞に粘着しなかった。
【0028】
【表1】
【0029】比較実施例A アニオン重合技術を用いてトリブロックポリマーを製造
し、このトリブロックポリマーは表2に示す構造的特徴
を示した。このトリブロックポリマーが示すガードナー
衝撃強度は約175であったが、このポリマーは注入鋳
型の空洞に粘着した。このブロックポリマーの鋳物流動
特性を改良する目的で、1.5から7.0重量%の範囲
の量で結晶ポリスチレンを上記トリブロックポリマーと
一緒に物理的にブレンドした。この結晶ポリスチレンを
ブレンドすることによって添加した後のブロックポリマ
ーが示すガードナー衝撃強度を測定した。このトリブロ
ックポリマーに加えた結晶ポリスチレンの重量%に対す
る、表2のトリブロックポリマーと結晶ポリスチレンと
のブレンド物が示すガードナー衝撃強度を図2に示す。
このポリマーブレンド物が示すガードナー衝撃強度は、
この結晶ポリスチレンを1.5重量%以上ブレンドする
ことで添加した後、25以下になった。
【0030】
【表2】
【0031】比較実施例B アニオン重合技術を用いてトリブロックポリマーを製造
し、このトリブロックポリマーは表3に示す構造的特徴
を示した。このブロックポリマーが示すガードナー衝撃
強度は約200であったが、このポリマーは注入鋳型の
空洞に粘着した。このトリブロックポリマーの鋳物流れ
特徴を改良する目的で、1.5から7.0重量%の範囲
の量で結晶ポリスチレンを上記ブロックポリマーと一緒
に物理的にブレンドした。このトリブロックポリマーの
ガードナー衝撃強度は、結晶ポリスチレンを1.5重量
%以上ブレンドすることで添加すると劇的に低下した。
比較実施例Bのポリマーブレンド物が示すガードナー衝
撃強度は約20であり、これを図3に示す。このトリブ
ロックポリマーにポリスチレンを添加すると、その結果
として、元のトリブロックポリマーが示すガードナー衝
撃強度の約90%が失われた。
【0032】
【表3】
【0033】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0034】1. インターポリマーの製造方法であっ
て、(a)反応ゾーンの中で、アニオン開始剤および炭
化水素希釈剤の存在下、共役ジエンモノマー寄与単位を
含む少なくとも1種のポリマーブロックのブロックポリ
マー前駆体であってリビング末端を有するブロックポリ
マー前駆体を生じさせ、(b)上記ブロックポリマー前
駆体にビニル芳香族炭化水素モノマーおよび追加的量の
アニオン開始剤を加えることで、(1)上記ブロックポ
リマー前駆体のリビング末端に結合したポリ(ビニル芳
香族炭化水素)末端ブロックを含有するブロックポリマ
ーと(2)リビング末端を有するポリ(ビニル芳香族炭
化水素)とを含むインターポリマーを同時に生じさせ、
そして(c)該リビング末端を不活性化して該インター
ポリマーを回収する、ことを含む方法。
【0035】2. 上記ビニル芳香族炭化水素モノマー
がスチレンである第1項記載の方法。
【0036】3. 上記共役ジエンモノマーが1,3−
ブタジエンである第1項記載の方法。
【0037】4. 上記アニオン開始剤が有機リチウム
化合物である第1項記載の方法。
【0038】5. 上記アニオン開始剤がn−ブチルリ
チウムまたはs−ブチルリチウムである第1項記載の方
法。
【0039】6. 上記ブロックポリマー前駆体が、ポ
リマーブロック、ブロックコポリマー、ランダムコポリ
マーブロック、グラフトコポリマーブロック、トリブロ
ックポリマーおよびテトラブロックポリマーから成る群
から選択されるブロックポリマーを含む第1項記載の方
法。
【0040】7. 段階(a)で加えるアニオン開始剤
の量が該モノマー100重量部当たり0.1から5%ミ
リ当量の開始剤である第1項記載の方法。
【0041】8. 段階(b)で加えるアニオン開始剤
の量が該モノマー100重量部当たり0.01から30
%ミリ当量の開始剤である第1項記載の方法。
【0042】9. 段階(b)で加えるビニル芳香族炭
化水素モノマーの量が該ブロックポリマー前駆体の全重
量を基準にして6.3から70.2%である第1項記載
の方法。
【0043】10. (a)少なくとも2種のブロック
セグメントを含んでいて上記ブロックセグメントの1つ
がビニル芳香族炭化水素モノマー寄与単位を含む末端ブ
ロックであるブロックポリマー、および(b)ビニル芳
香族炭化水素モノマー寄与単位で作られているビニル芳
香族炭化水素ポリマー、を含むインターポリマーであっ
て、上記ブロックポリマーを生じさせている間に上記ビ
ニル芳香族炭化水素ポリマーを同時に生じさせたもので
あるインターポリマー。
【0044】11. 上記ビニル芳香族炭化水素モノマ
ー寄与単位がスチレンである第10項記載のインターポ
リマー。
【0045】12. 上記ブロックポリマーがスチレン
−ブタジエン−スチレンのブロックポリマーである第1
0項記載のインターポリマー。
【0046】13. 上記ブロックポリマーがポリスチ
レンブロック末端のブロックポリマーを含む第10項記
載のインターポリマー。
【0047】14. 該ビニル芳香族炭化水素ポリマー
が該末端ブロックと該ビニル芳香族炭化水素ポリマーを
一緒にした全重量の約5から35重量%の範囲を構成し
ている第10項記載のインターポリマー。
【0048】15. 該ビニル芳香族炭化水素ポリマー
が該末端ブロックと該ビニル芳香族炭化水素ポリマーを
一緒にした全重量の約9から26重量%の範囲を構成し
ている第10項記載のインターポリマー。
【0049】16. 該ビニル芳香族炭化水素ポリマー
が該末端ブロックと該ビニル芳香族炭化水素ポリマーを
一緒にした全重量の約10から20重量%の範囲を構成
している第10項記載のインターポリマー。
【0050】17. (a)少なくとも2種のブロック
セグメントを含んでいて上記ブロックセグメントの1つ
がビニル芳香族炭化水素モノマー寄与単位を含む末端ブ
ロックであるブロックポリマー、および(b)ビニル芳
香族炭化水素モノマー寄与単位で作られているビニル芳
香族炭化水素ポリマー、を含むインターポリマーであっ
て、上記インターポリマーが少なくとも50のガードナ
ー衝撃強度を有するインターポリマー。
【0051】18. 上記インターポリマーが少なくと
も100のガードナー衝撃強度を有する第17項記載の
インターポリマー。
【0052】19. 上記インターポリマーが少なくと
も150のガードナー衝撃強度を有する第17項記載の
インターポリマー。
【0053】20. 上記インターポリマーが少なくと
も200のガードナー衝撃強度を有する第17項記載の
インターポリマー。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で製造する如き、ポリスチレンおよび
ブロックポリマーを含むインターポリマー類が示すガー
ドナー衝撃強度(Gardner Impact St
rength)と、このインターポリマー製造中にイン
サイチューで生じさせるポリスチレンおよび末端ポリス
チレンブロックの製造で使用した全スチレンモノマー仕
込みに対するインサイチューポリスチレンの重量%と、
の間の関係を示している。この図に示すインターポリマ
ー類は本発明のインサイチュー方法を用いて製造したイ
ンターポリマー類である。
【図2】比較実施例Aに示す如き、ブロックポリマー/
ポリスチレンのブレンド物が示すガードナー衝撃強度
と、このポリマーに添加した結晶性ポリスチレンの重量
と、の間の関係を示している。
【図3】比較実施例Bに示す如き、ブロックポリマー/
ポリスチレンのブレンド物が示すガードナー衝撃強度
と、このポリマーに添加した結晶性ポリスチレンの重量
と、の間の関係を示している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターポリマーの製造方法であって、 (a)反応ゾーンの中で、アニオン開始剤および炭化水
    素希釈剤の存在下、共役ジエンモノマー寄与単位を含む
    少なくとも1種のポリマーブロックのブロックポリマー
    前駆体であってリビング末端を有するブロックポリマー
    前駆体を生じさせ、 (b)上記ブロックポリマー前駆体にビニル芳香族炭化
    水素モノマーおよび追加的量のアニオン開始剤を加える
    ことで、(1)上記ブロックポリマー前駆体のリビング
    末端に結合したポリ(ビニル芳香族炭化水素)末端ブロ
    ックを含有するブロックポリマーと(2)リビング末端
    を有するポリ(ビニル芳香族炭化水素)とを含むインタ
    ーポリマーを同時に生じさせ、そして (c)該リビング末端を不活性化して該インターポリマ
    ーを回収する、ことを含む方法。
  2. 【請求項2】 (a)少なくとも2種のブロックセグメ
    ントを含んでいて上記ブロックセグメントの1つがビニ
    ル芳香族炭化水素モノマー寄与単位を含む末端ブロック
    であるブロックポリマー、および (b)ビニル芳香族炭化水素モノマー寄与単位で作られ
    ているビニル芳香族炭化水素ポリマー、を含むインター
    ポリマーであって、上記ブロックポリマーを生じさせて
    いる間に上記ビニル芳香族炭化水素ポリマーを同時に生
    じさせたものであるインターポリマー。
  3. 【請求項3】 (a)少なくとも2種のブロックセグメ
    ントを含んでいて上記ブロックセグメントの1つがビニ
    ル芳香族炭化水素モノマー寄与単位を含む末端ブロック
    であるブロックポリマー、および (b)ビニル芳香族炭化水素モノマー寄与単位で作られ
    ているビニル芳香族炭化水素ポリマー、を含むインター
    ポリマーであって、上記インターポリマーが少なくとも
    50のガードナー衝撃強度を有するインターポリマー。
JP31165395A 1994-11-07 1995-11-07 インサイチユーポリスチレンと一緒にインター重合させたブロツクコポリマー類およびそれらの製造方法 Pending JPH08225624A (ja)

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