JPH08225403A - 殺齧歯動物性フオーム - Google Patents

殺齧歯動物性フオーム

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JPH08225403A
JPH08225403A JP7345423A JP34542395A JPH08225403A JP H08225403 A JPH08225403 A JP H08225403A JP 7345423 A JP7345423 A JP 7345423A JP 34542395 A JP34542395 A JP 34542395A JP H08225403 A JPH08225403 A JP H08225403A
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ライナー・ポスピスヒル
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ライナー・ゾネツク
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    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵安定性、湿気及び低温に対する耐性、容
易な製造及び施用、並びに良好な生物学的作用によって
区別される新しい殺齧歯動物性フォームシステムを開発
することである。 【解決手段】 本発明は、以下の組成: a)殺齧歯動物活性化合物、 b)各々の場合においてポリマー連鎖がカルボン酸基又
はアミノ基によって改質されている、長鎖ポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリエステル−ポリオール、ポリス
チレン、ポリブタジエン及びマレイン酸ポリマーから成
る群からの、2000〜60000の平均分子量(ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によっ
て測定して)を有する親水性ポリマー、 c)長鎖脂肪族C6〜C22−脂肪酸、例えばパルミチン
酸、ドデカン酸及びステアリン酸、又はそれらのアルカ
リ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩並びに d)適切な場合には更に、染料、乳化剤、溶媒、防腐
剤、誘引剤及び餌から成る群からの補助剤 の、親水性ポリマーを基にした殺齧歯動物性フォームに
関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、親水性ポリマーを基にした殺齧
歯動物性(殺鼠性)(rodenticidal)フォ
ームに関する。
【0002】インダンジオン誘導体及び4−ヒドロキシ
クマリンが血液のプロトロムビンのレベルを低下させる
ことは知られている。齧歯動物においては、それらは、
内出血のために高い死亡率に導く。この理由のために、
それらは殺齧歯動物性剤として用いられる(これに関し
ては、例えば、DE−OS(ドイツ公開特許明細書)2
506 769、JP−PS(日本公告特許明細書)
480 23 942、CH−PS(スイス公開特許明
細書)481 580を参照せよ)。
【0003】多くの場合には、殺齧歯動物性活性化合物
は、齧歯動物が食べることができる種々の薬剤、例え
ば、穀物、小麦粉、砂糖及び油と、そして無機補助剤、
例えば、タルク粉末、チョーク粉末及びTiO2粉末と
混合される。
【0004】しかしながら、この方法によって製造され
た餌は、齧歯動物に対するそれらの誘引力が時間と共に
大幅に減少するという欠点を有する。誘引性の減少は、
活性化合物の、又は食べることができる薬剤の化学的分
解に起因する。
【0005】活性化合物をポリマー、例えば、エチルセ
ルロース、エトキシル化ポリアリールフェノール、ポリ
オキシエチレングリコール、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース及び類似物によってコートすることによって
餌の誘引力が維持されることは知られている(EP 0
317 260、DE 26 47 722及びCh
emical Abstracts CA 107 9
63参照)。この方法は、活性化合物だけがそれによっ
て経時変化から保護され、そして齧歯動物が食べること
ができる薬剤は保護されないという欠点を有する。この
理由のために、この方法は餌の誘引力を維持するために
は不適切である。
【0006】化学的に安定な水素化された油脂をキャリ
アー材料として用いることによって、齧歯動物に対する
餌の誘引力を維持することも更にまた知られている(こ
れに関しては、JP−OS(日本公開特許明細書)62
0 30 161を参照せよ)。しかしながら、概し
て、完全に水素化されている又は低い二重結合含量を有
する油脂は、齧歯動物に対するより低い誘引力しか持た
ない。
【0007】この理由のために、酸化に対して敏感な薬
剤を含まない軟質殺齧歯動物性フォームを開発する試み
が為された。このような殺齧歯動物性フォームは、概し
て、脂肪酸、例えばステアリン酸;中性、アニオン性又
はカチオン性乳化剤;及び種々のワックス、水及び活性
化合物を含む(これに関しては、例えば、GB−PS
(英国公告特許明細書)1 053 088、GB−P
S(英国公告特許明細書)1 274 442、SU−
PS(ソビエト連邦公開特許明細書)363 474を
参照せよ)。
【0008】しかしながら、これらの殺齧歯動物性フォ
ームは、それらが低い貯蔵安定性、そして特に低温及び
湿気に対する低い安定性を有するという欠点を有する。
それらは、時間の経過の中で崩壊して密で非常に粘性の
物体を生成させそしてそれらの生物学的作用を失う。
【0009】この理由のために、ポリスチレン、ポリア
クリレート及び2成分ポリイソシアネートを基にした貯
蔵安定性硬質殺齧歯動物性フォームを開発する試みが為
された(これに関しては、例えば、JP−OS(日本公
開特許明細書)55 085501、FR−PS(フラ
ンス公開特許明細書)2 676 888及びUS−A
4 190 734を参照せよ)。これらの硬質殺齧
歯動物性フォームは、貯蔵、低温及び湿気に対する安定
性によって区別される。しかしながら、それらは、それ
らの製造が高価であるという欠点を有する。更にまた、
多くの場合には、それらの生物学的作用は低い。
【0010】それ故、本発明は、貯蔵安定性、湿気及び
低温に対する耐性、容易な製造及び施用、並びに良好な
生物学的作用によって区別される新しい殺齧歯動物性フ
ォームシステムを開発するという目的に基づく。
【0011】本発明は、以下の成分: a)殺齧歯動物活性化合物、 b)各々の場合においてポリマー連鎖がカルボン酸基又
はアミノ基によって改質されている、長鎖ポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリエステル−ポリオール、ポリス
チレン、ポリブタジエン及びマレイン酸ポリマーから成
る群からの、2000〜60000の平均分子量(ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によっ
て測定して)を有する親水性ポリマー、 c)長鎖脂肪族C6〜C22−脂肪酸、例えばパルミチン
酸、ドデカン酸及びステアリン酸、又はそれらのアルカ
リ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩並びに d)適切な場合には更に、染料、乳化剤、溶媒、防腐
剤、誘引剤及び餌から成る群からの補助剤 を含んで成る軟質殺齧歯動物性フォームに関する。
【0012】本発明に従って使用されるポリマーは、例
えば、H.Kittle,Lehrbuch der
Lacke und Beschichtungen、
IV巻、76〜306頁、Verlag W.A.Co
lomb(1986)中で、又は同じ本の1976年
版、IV巻、328〜358頁中でペイントバインダーと
して述べられている。
【0013】本発明に従って使用することができるポリ
マーは、物理的乾燥バインダー、例えばその中でバイン
ダーが(1)ポリエステル−ポリオール、(2)連鎖延
長剤及び(3)ジイソシアネート及び(4)ヒドロキシ
カルボン酸の完全に反応された線状ポリウレタンを基に
しているものである。
【0014】このようなポリウレタンの製造のための適
切なポリエステル−ポリオール(1)は、例えば、アジ
ピン酸、アルカンジオール及び分子量範囲600〜30
00のポリエステル−ジオールである。アルカンジオー
ルは、例えば、ブタン−1,4−ジオール、ヘキサン−
1,6−ジオール、ネオペンチルグリコール又はこのよ
うなグリコールの混合物である。適切な連鎖延長剤
(2)は、例えば、ポリエステル−ジオールの製造のた
めに用いられるタイプのジオール、及びジアミン、例え
ばヘキサメチレンジアミン又はイソホロンジアミンであ
る。適切なジイソシアネート(3)は、例えば、4,4
−ジイソシアナトジフェニルメタン、イソホロンジイソ
シアネート又はヘキサメチレンジイソシアネートであ
る。ポリウレタンは、それ自体は既知のやり方で出発物
質の反応によって製造され、その際には、約0.9:1
〜1.1:1のイソシアネート基対イソシアネート基に
対して反応性である基の当量の比が維持される。
【0015】酸化によって乾燥するバインダーもまた本
発明に従って使用することができる。挙げることができ
るこのようなバインダーは、特許出願EP−A 0 1
70184及びEP−A 0 270 795中で述べ
られているような、ポリブタジエン、スチレン及び無水
マレイン酸を基にしそしてイオン性の基を有するもので
ある。
【0016】本発明に従って使用することができる親水
性ポリマーは、2000〜60000g/モル、好まし
くは2500〜25000g/モルの平均分子量を有す
る。それらは、仕上げ調合物中に、全調合物の重量を基
にして2.5〜40、好ましくは2.5〜10重量%の
濃度で存在する。
【0017】すべての殺齧歯動物活性化合物が、原則と
して、本発明による軟質殺齧歯動物性フォームの製造の
ために適切である。これに関しては凝固防止物質、例え
ば4−ヒドロキシクマリン誘導体、(1−フェニル−2
−アセチル)−3−エチル−4−ヒドロキシクマリン
(“ワルファリン”)、3−(α−アセトニル−4−ク
ロロベンジル)−4−ヒドロキシクマリン(“coum
achlor”)、[3−(4’−ヒドロキシ−3’−
クマリニル)−3−フェニル−1−(4’−ブロモ−
4’−ビフェニル)−プロパン−1−オール(“bro
madiolone”)、3−(3’−パラジフェニル
イル−1’,2’,3’,4’−テトラヒドロ−1’−
ナフチル)−4−ヒドロキシクマリン(“difena
coum”)ブロジファコウム(brodifacou
m)、フロコウマァフェン(flocoumafen)
及び3−(1’,2’,3’,4’−テトラヒドロ−
1’−ナフチル)−4−ヒドロキシクマリン(“cou
matetralyl”)、インダンジオン誘導体、例
えば1,1−ジフェニル−2−アセチル−インダン−
1,3−ジオン(“diphacinone”)及び
(1’−p−クロロフェニル−1’−フェニル)−2−
アセチル−インダン−1,3−ジオン(“chloro
diphacinone”)及びヒドロキシ−4−ベン
ゾチオピラノン類、例えばジフェチアロン(difet
hialone)を引用することができる。
【0018】本発明による餌の製造のために適切である
別の凝固防止剤として、以下の2−アザシクロアルキル
メチル置換ベンズヒドリルケトン及びカルビノールを挙
げることができる:DT−OS 2 417 783中
で述べられている、1−フェニル−3−(2−ピペリジ
ル)−1−(p−トリル)−2−プロパノン、3,3−
ジフェニル−1−(2−ピロリジニル)−2−ペンタノ
ン、1,1−ジフェニル−3−[2−(ヘキサヒドロ−
1H−アゼピニル)]−2−プロパノン、1−(4−フ
ルオロフェニル)−1−フェニル−3−(2−ピペリジ
ル)−2−プロパノン、1−(4−メチルチオフェニ
ル)−1−フェニル−3−(5,5−ジメチル−2−ピ
ロリジニル)−2−プロパノン、1−(p−クメニル)
−1−フェニル−3−(4−tert.−ブチル−2−
ピペリジニル)−2−プロパノン、3,3−ジフェニル
−1−[2−(ヘキサヒドロ−1H−アゼピニル]−2
−ブタノン、3−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
フェニル−1−(2−ピペリジル)−2−ヘプタノン、
1,1−ジフェニル−3−(5−メチル−2−ピロリジ
ニル)−2−プロパノン、3,3−ジフェニル−1−
(2−ピペリジル)−2−ブタノン、α−(α−メチル
−α−フェニルベンジル)−2−ピペリジン−エタノー
ル、α−(α−エチル−α−フェニルベンジル)−2−
ピロリジン−エタノール、(2,5−ジメチル−α−フ
ェニルベンジル)−2−ピペリジン−エタノール及びα
−(ジフェニルメチル)−2−(ヘキサヒドロ−1H−
アゼピン)エタノール、並びにそれらの塩、並びにDT
−OS 2 418 480中で述べられている、4’
−(フルオロフェニル)−2−(2−ピロリジニル)−
アセトフェノン、4’−フェニル−2−(5,5−ジメ
チル−2−ピロリジニル)−アセトフェノン、4’−
[p−(トリフルオロメチル)−フェニル]−2−(2
−ピペリジル)−アセトフェノン、4’−(p−ブトキ
シフェニル)−2−(4−tert.−ブチル−2−ピ
ペリジル)−アセトフェノン、2’−フェノキシ−2−
(2−ピペリジル)−アセトフェノン、4’−(p−フ
ルオロフェノキシ)−2−(5,5−ジメチル−2−ピ
ロリジニル)−アセトフェノン、4’−(p−クロロフ
ェノキシ)−2−(2−ピペリジル)−アセトフェノ
ン、4’−[m−(トリフルオロメチル)−フェノキ
シ]−2−(2−ピペリジル)−アセトフェノン、4’
−(p−ブトキシフェノキシ)−2−(2−ピロリジニ
ル)−アセトフェノン、2−(2−ピペリジル)−4’
−(トランス−p−トリルビニレン)−アセトフェノ
ン、2−(2−ヘキサヒドロ−1H−アゼピニル)−
4’−(トランス−スチリル)−アセトフェノン、4’
−(m−メトキシフェニルビニレン)−2−(2−ピロ
リジニル)−アセトフェノン、2−(2−ピペリジル)
−4’−[(p−メチルチオ)−フェニルビニレン]−
アセトフェノン、4’−(3−フェノキシプロポキシ)
−2−(2−ピペリジル)−アセトフェノン、4’−
(4−フェニルブチル)−2−(2−ピペリジル)−ア
セトフェノン、4’−(α,α−ジメチルベンジル)−
2−(ピペリジル)−アセトフェノン、4’−フェネチ
ル−2−(3,5−ジエチル−2−ピペリジル)−アセ
トフェノン、4’−フェニル−2−(2−ピロリジニ
ル)−アセトフェノン、α−[2−(2−フェニル−エ
トキシ)フェニル]−2−ピペリジン−エタノール、α
−(p−フェノキシフェニル)−2−ピロリジン−エタ
ノール、α−[4−(4−ブロモフェノキシ)−フェニ
ル]−6−メチル−2−ピペリジン−エタノール、α−
(p−フェネチル)−フェニル−2−ピロリジン−エタ
ノール、α−p−ビスフェニル−2−ヘキサンヒドロ−
1H−アゼピン−エタノール、α−[3−(4−フェノ
キシブトキシ)−フェニル]−2−ピペリジン−エタノ
ール及びα−(4−ベンジル)−フェニル−2−ピペリ
ジン−エタノール並びにそれらの塩。
【0019】本発明の新しい軟質殺齧歯動物性フォーム
の製造のためには、勿論、急性毒もまた用いることがで
きる。
【0020】以下の希土類金属塩も凝固防止剤として同
様に使用することができる:二ネオジムジヒドロキシベ
ンゼンジスルホネート(Acta physiol.A
cad.Sci.Hungar.24,373)、二ネ
アオジミウム(dineaodymium)3−スルホ
ナト−ピリジン−4−カルボキシレート及びセリウム
(III)トリス−(4−アミノベンゼンスルホネー
ト)。
【0021】凝固防止剤の量は0.001〜5%(重量
%、全部の餌組成物を基にした)の範囲で広く変えるこ
とができ、そして0.01〜1.0%の量が好ましい。
【0022】その他の活性化合物、例えばコレカルシフ
ェロール及びカルシフェロールも、勿論、本発明による
餌に0.001〜1.0%の量で添加することができ
る。
【0023】本発明による軟質フォームは、勿論、誘引
剤、芳香剤、風味剤、パラフィン誘導体、水素化された
油脂から成る群からの補助剤を含むことができる。
【0024】挙げることができる誘引剤は、なかんず
く、天然に産出する油、例えば大豆油、菜種油、トウモ
ロコシ油又はオリーブ油、オレイン酸エステル、例えば
グリセリド、並びにソルビタン酸エステル並びにこれら
の混合物である。甘味剤、例えば砂糖、麦芽糖、蔗糖又
は糖蜜を更にまた挙げることができる。
【0025】このやり方で製造される殺齧歯動物性シス
テムはプレミックスである。概して、それらは、施用前
に0〜80%の量で水で希釈しなければならない。
【0026】本発明による軟質フォームは、それ自体は
知られたやり方で撹拌又は振盪によって製造することが
できる。もう一つの可能性は、施用の間の発泡剤による
その場での製造である。
【0027】本発明による調合物の製造のために挙げる
ことができる発泡剤は、CO2、N2O、低級アルカン、
例えばプロパン又はn−ブタン、イソ−ブタン、ハロゲ
ン含有低級アルカン及び低沸エーテル、例えばジメチル
エーテル、並びにこれらの発泡剤の混合物である。
【0028】本発明によるフォームは、齧歯動物の外被
への優れた接着を有する。それは、数週間の間寸法的に
安定でありそして良好な齧歯動物活性を有する。それ
は、齧歯動物例えばラット、マウス及び類似の動物を、
湿気のある場所(例えば掘割、河岸)においてさえ、防
除するのに適している。
【0029】
【実施例】以下の実施態様実施例の助けを借りて本発明
を、その範囲を限定することなく、一層詳細に説明す
る。
【0030】実施例1 1.Coumatetralyl 0.07% 2.ステアリン酸 7.50% 3.トリエタノールアミン 4.16% 4.Polywax 1550 2.50% 5.NP 10、ノニオン乳化剤 1.00% 6.グリセロール 8.00% 7.結晶性砂糖 5.00% 8.Bayhydrol VP−LS 2069 10.00% 9.生水 約54.27% 10.イソブタン 7.50% 100.00%=250g この調合物をAlのカン(1000ml)中に導入し
た。BayhydrolVP−LS 2069は、Ba
yer AG,D−51368 Leverkusen
からの水性ポリエステル−ポリウレタンである。それ
は、大豆油脂肪酸、トリメチロールプロパン、ヘキサン
ジオール、アジピン酸、イソフタル酸、ジメチロールプ
ロピオン酸、ヘキサメチルジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ネオペンチルグリコール及びジメ
チルエタノールアミンから成る。
【0031】この調合物は、長期かつ低温安定性によっ
て区別される軟質フォームを導く。このようにして製造
された軟質フォームは、−4℃の低温に対して数週間の
間安定であり、そして齧歯動物に対して顕著な生物学的
作用を有する。それらは、マウス、ラット及び類似の動
物を防除するのに非常に適している。
【0032】生物学的作用の測定 Rattus norvegicus野生種 動物はわなから戸外へ放たれ(originate)そ
して実験室中で飼われる。用いられた試験動物のgでの
重量:230/285/234/342/325。
【0033】試験方法:試験は、the Federa
l Biological Instituteのガイ
ドライン9−3.2に従って小さな囲いの中でドブネズ
ミ(Rattus norvegicus)野生型
(数:5)に関して実施した。囲いは、一つが他の後ろ
に横たわる3つの室から成っていた。各々の室は、1m
2の床面積を有していた。個々の室は、穴によってお互
いに接続されていた(バタリー)。“居住スペース”と
してネズミに役立つ一つの室は、巣を作るための干し草
及びセルロースを有する巣箱を含んでいた。真ん中の室
は空のままであった。食物及び試験薬剤は、第三の室の
中に置かれた。飲用水は、試験期間全体を通じて随意に
入手できた。ネズミを飼うおりから出した後で、それら
が新しい環境に順応するために3日間を与えた。この順
応の後で、ネズミに1日間Altromin O(標準
的な規定食)を予備的に与えた。
【0034】次に、フォームカーペット(径:40x6
0cm/高さ:1cm)を第三室への入り口に広げた。
Altromin Oによる給食を続け、そして食べら
れた量を再秤量することによって毎日測定した。
【0035】結果:結果を表1及び2中に示す。
【0036】表1 居住領域と給食領域の間の殺齧歯動物剤フォームに対す
るドブネズミの反応 実験の開始:半円形のフォームカーペット(径:60x
40cm/高さ:1cm)を食物域(basin)の入
り口の前に広げる。
【0037】第一日:ネズミはフォームに2つの円形の
穴を作った。それらの助けによって、ネズミは食物に到
達するために跳ぶことによってフォームを横切ることが
できる。フォームの幾つかのフレークが走行域中に横た
わっている。ネズミはきれいな外被を有する。
【0038】第二日:フォームカーペットを更新する。
【0039】第二日:ネズミは、それを通って彼らがフ
ォームに触らずに食物に到達することができる、フォー
ムを通っての通路を作っていた。フォームの幾つかのフ
レークが走行域中に横たわっている。試験動物はきれい
な外被を有する。
【0040】第三日:第二日と同じ結果。
【0041】第四日:第一のネズミは死んでいる。それ
以外は、結果は前の日と同じである。
【0042】第五日:第二のネズミが死んでいる。1匹
の動物は整合の問題を有する。残りのネズミはフォーム
カーペットを横切り続ける。
【0043】第六日:第三のネズミが死んでいた。1匹
の動物は被毒兆候を有する。
【0044】第七日:第四のネズミが死んでいる。最後
の生きている動物は被毒兆候を示さない。
【0045】第八〜第十一日:第十日には、第五のネズ
ミもまた被毒兆候を示す。第十一日には、この動物も死
んでいる。
【0046】
【表1】
【0047】食物に到達するために、居住領域と給食領
域の間のフォームカーペットは、動物が必ず走り通らな
ければならなかった。動物はフォームを通る狭い道を作
った。外被に付着して留まったフォームのフレークは、
中央域において掻き取られるか又はブラシかけによって
外被から除かれた。
【0048】動物が殺されるまでの時間(4〜7日)
は、“多重投与量凝固防止剤coumatetraly
l”による本発明者らの経験に相当する。
【0049】1匹の動物は、第九日まで被毒兆候を示さ
ずそして第十一日にようやく死んだ。この動物は、一団
の他の動物が、それを通って汚染なしでフォームカーペ
ットを横切ることが可能である路を既に作った後で、第
一夜にフォームカーペットを横切ったに過ぎないと仮定
することができる。
【0050】実施例2 1.Coumatetrolyl 0.07% 2.ステアリン酸 7.50% 3.トリエタノールアミン 4.16% 4.Polywax 1550 2.50% 5.NP 10 1.00% 6.グリセロール 8.00% 7.結晶性砂糖 5.00% 8.Bayhydrol VP−LS 2845 10.00% 9.生水 54.27% 10.イソブタン/プロパン(1:1) 7.50% 100.00%=250g この調合物を1000mlのカンの中に導入した。Ba
yhydrol VP−LS 2845は、Bayer
AG D−51368 Leverkusenからの
水性ポリエステル−ポリウレタン溶液である。ポリウレ
タン成分は、大豆油脂肪酸、トリメチロールプロパン、
ヘキサンジオール、アジピン酸、イソフタル酸、ジメチ
ロールプロピオン酸、イソホロンジイソシアネート及び
ジメチルエタノールアミンから成る。この調合物は、長
期かつ低温安定性によって区別される軟質フォームを導
く。このようにして製造された軟質フォームは、14℃
の低温に対して数週間の間安定であり、そして優れた生
物学的活性を有する。
【0051】実施例3 1.Coumatetrolyl 0.07% 2.ステアリン酸 7.50% 3.トリエタノールアミン 4.16% 4.Polywax 1550 2.50% 5.NP 10 1.00% 6.グリセロール 8.00% 7.結晶性砂糖 5.00% 8.Bayhydrol B 130 10.00% 9.生水 54.27% 10.イソブタン 7.50% Bayhydrol B 130は、Bayer AG
からの水性ポリマー溶液である。ポリマー成分は、無水
マレイン酸、スチレン、ポリブタジエン及びアンモニア
から成る。
【0052】この調合物は、長期かつ低温安定性によっ
て区別される軟質フォームを導く。このようにして製造
された軟質フォームは、+4℃の低温に対して数週間の
間安定であり、そして齧歯動物、例えばマウス及びラッ
トに対して優れた生物学的作用を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト・ヘツセ ドイツ51519オーデンタール−ブレヒヤ ー・シユトラサーホフ8 (72)発明者 ライナー・ポスピスヒル ドイツ50129ベルクハイム・イムテイール ガルテン9 (72)発明者 ライナー・ゾネツク ドイツ53175レーフエルクーゼン・オツト バイラーシユトラーセ12 (72)発明者 ハンス−ユルゲン・シユノルバツハ ドイツ40789モンハイム・アンドレアス− シユリユター−シユトラーセ4

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の成分: a)殺齧歯動物活性化合物、 b)各々の場合においてポリマー連鎖がカルボン酸基又
    はアミノ基によって改質されている、長鎖ポリウレタ
    ン、ポリエステル、ポリエステル−ポリオール、ポリス
    チレン、ポリブタジエン及びマレイン酸ポリマーから成
    る群からの、2000〜60000の平均分子量(ゲル
    パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によっ
    て測定して)を有する親水性ポリマー、 c)長鎖脂肪族C6〜C22−脂肪酸、並びに d)適切な場合には更に、染料、乳化剤、溶媒、防腐
    剤、誘引剤及び餌から成る群からの補助剤 を含んで成る軟質殺齧歯動物性フォーム。
  2. 【請求項2】 a)殺齧歯動物活性化合物、 b)各々の場合においてポリマー連鎖がカルボン酸基又
    はアミノ基によって改質されている、長鎖ポリウレタ
    ン、ポリエステル、ポリエステル−ポリオール、ポリス
    チレン、ポリブタジエン及びマレイン酸ポリマーから成
    る群からの、2000〜60000の平均分子量を有す
    る親水性ポリマー、 c)長鎖脂肪族C6〜C22−脂肪酸、例えばパルミチン
    酸、ドデカン酸及びステアリン酸、又はそれらのアルカ
    リ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩、並びに d)適切な場合には更に、染料、乳化剤、溶媒、防腐
    剤、誘引剤及び餌から成る群からの補助剤 を含んで成る、軟質殺齧歯動物性フォームの製造のため
    のプレミックス。
  3. 【請求項3】 殺齧歯動物活性化合物を、ポリマー、脂
    肪酸及び適切な場合には更なる補助剤を含んで成るプレ
    ミックス溶液中に、溶解、分散、乳化又は懸濁させるこ
    とを特徴とする、請求項2記載のプレミックスの製造。
  4. 【請求項4】 それらに0〜80%の量で水を添加し、
    そして次に撹拌、振盪によって又は施用の間にその場で
    発泡剤によってそれらを製造することを特徴とする、請
    求項1から3のいずれか一項に記載のプレミックスから
    の軟質殺齧歯動物性フォームの製造方法。
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