JPH08225101A - 破砕機付き塵芥収集車 - Google Patents

破砕機付き塵芥収集車

Info

Publication number
JPH08225101A
JPH08225101A JP3098695A JP3098695A JPH08225101A JP H08225101 A JPH08225101 A JP H08225101A JP 3098695 A JP3098695 A JP 3098695A JP 3098695 A JP3098695 A JP 3098695A JP H08225101 A JPH08225101 A JP H08225101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushing
crusher
storage drum
hydraulic
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3098695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2902567B2 (ja
Inventor
Toichi Isonaga
藤市 磯永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujicar Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fujicar Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujicar Manufacturing Co Ltd filed Critical Fujicar Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7030986A priority Critical patent/JP2902567B2/ja
Publication of JPH08225101A publication Critical patent/JPH08225101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2902567B2 publication Critical patent/JP2902567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65FGATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
    • B65F3/00Vehicles particularly adapted for collecting refuse
    • B65F3/14Vehicles particularly adapted for collecting refuse with devices for charging, distributing or compressing refuse in the interior of the tank of a refuse vehicle
    • B65F3/22Vehicles particularly adapted for collecting refuse with devices for charging, distributing or compressing refuse in the interior of the tank of a refuse vehicle with screw conveyors, rotary tanks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Refuse-Collection Vehicles (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴミを円滑に破砕してドラム1に収集・貯留
する。 【構成】 車台D上に貯留ドラム1を搭載し、この貯留
ドラム1の内面にその軸方向ら旋状の送り込み羽根30
a…を設ける。貯留ドラム1の後方開放部13には、塵
芥投入口14を有する開閉扉12を取付けるとともに、
前記塵芥投入口14に臨んで破砕機20を設ける。破砕
機20は2軸の破砕軸からなって、その軸は、可変容量
型ポンプによる油圧モータ24で回す。2軸であると、
破砕効率もよく、また、可変であると、破砕時、油圧モ
ータ24の出力を変化させ得て、高負荷、低負荷に容易
に対応し得る。また、両破砕軸(破砕刃)の回転差を変
えて、ゴミの性状に合わせる。貯留ドラム1内は排気し
て、破砕する塵埃が投入口14を作業者に至るのを防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴミ(塵芥)を破砕
し、細かくしてより多く収集できるとともに、収集後の
破砕処理を不要とした破砕機付き塵芥収集車に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】今日、活躍している塵芥収
集車は、車台上に貯留ドラムを搭載し、この貯留ドラム
の内面にその軸方向ら旋状の送り込み羽根を設け、前記
貯留ドラムの後方開放部に塵芥投入口を有する開閉可能
なテールゲートを取付け、このテールゲート内に掻き上
げ羽根を設けたり、貯留ドラム後部内に圧縮羽根を設け
た構成が一般的である(実開昭56−92604号等参
照)。
【0003】この構成の塵芥収集車は、投入口からゴミ
を投入すると、掻き上げ羽根又は圧縮羽根によってその
ゴミが貯留ドラム内に送り込まれ、前記送り羽根によっ
て前方に送り出される。この作用が全ての投入ゴミに対
してなされ、貯留ドラム内に圧縮状態でゴミが貯留され
る。
【0004】しかしながら、上記掻き上げ・圧縮形の収
集にあっては、圧縮ゆえに、その減容化には限度があ
り、ゴミの大量化と交通事情の悪化した今日、収集時の
ゴミ減容化が切望されている。
【0005】また、最近、木材やプラスチック製品等の
産業廃棄物が増加しているが、このような産業廃棄物
は、塵芥収集車により収集されて、焼却場や埋立処分
場、或いは再利用のための加工工場に運ばれた後、処分
又は加工されている。
【0006】その場合、埋立処分するものについては、
法令等によって最大径が概ね15cm以下に破砕・切断
することが定められ、また、再利用する場合について
も、粗破砕や細破砕等の破砕過程を経て加工処理が行な
われることが多い。
【0007】このように埋立処分や再利用化のいずれの
場合も、産業廃棄物を塵芥収集車によって処分地や工場
まで輸送した後、破砕機や切断機に投入して処理をしな
ければならず、このため、処理過程に多くの労力や設備
がかかり、作業効率の悪化と処理費用が高くなる問題が
ある。
【0008】近年、産業廃棄物の発生量は増加の一途を
たどっているが、塵芥収集車による収納能力には限界が
あるため、廃棄物の一部は未回収のまま放置され、社会
問題となる場合がある。
【0009】この発明は、上述した問題を解決し、塵芥
収集車に破砕機能を与え、産業廃棄物の収集輸送と破砕
とを連続して同時に行なえ、かつ、その破砕効果を高め
ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明にあっては、車台D上に貯留ド
ラム1を搭載し、この貯留ドラム1の内面にその軸方向
ら旋状の送り込み羽根30a…を設け、前記貯留ドラム
1の後方開放部13に、塵芥投入口14を有する開閉扉
12を取付けるとともに、前記塵芥投入口14に臨ん
で、相互に噛み合う破砕刃23a、23bを有する2本
の破砕軸22a、22bを並列した2軸型の破砕機20
を設けた構成としたのである。
【0011】この構成の塵芥収集車において、上記両破
砕軸22a、22bを、変速比が可変の変速機25を介
し連結して1つの油圧モータ24で駆動するようにした
ものとすることができ(請求項2)、又、両破砕軸22
a、22bをそれぞれ別の油圧モータ24a、24bに
より駆動し得るようにすることもできる(請求項3)。
【0012】請求項4記載の発明にあっては、上述の各
構成の塵芥収集車において、上記貯留ドラム1、開閉扉
12などの駆動用油圧回路とは別に、上記破砕機20の
駆動用油圧回路を設け、その両油圧回路のそれぞれの油
圧ポンプ50、60を車のエンジンPによって駆動する
ようにした構成としたものである(請求項4)。
【0013】請求項5に記載の発明にあっては、上述の
各構成の塵芥収集車において、上記貯留ドラム1に、そ
のドラム1の内部と外部を連通する貫通孔40を設け、
この貫通孔40に貯留ドラム1内の排気手段44を接続
した構成としたのである。
【0014】
【作用】このように構成する塵芥収集車は、投入口14
からゴミ(塵芥)を投入すると、そのゴミは、破砕刃2
3a、23bによって細かく破砕されたのち、貯留ドラ
ム1内に送られ、送り羽根30aによって前方に圧縮さ
れながら送り込まれて貯留される。
【0015】この作用において、2軸の破砕刃23a、
23bによって破砕が行われるため、その破砕は円滑に
なされる。このとき、可変の変速機により、破砕軸22
a、22bの回転差が調整可能であったり、別々の油圧
モータ24a、24bにより、破砕軸22a、22bの
回転差が調整可能であれば、ゴミaの性状に合った破砕
作用が行われる破砕軸22a、22b(破砕刃23a、
23b)の回転差となるようにする。
【0016】また、破砕機用油圧ポンプ60が、貯留ド
ラム1等の駆動油圧回路とは別の油圧回路でもって作動
されていると、その油圧ポンプ60は、別油圧回路に加
え、可変容量式のため、破砕機20の負荷に対応して吐
出圧及び流量を調整でき、負荷が軽ければ、油圧モータ
24を低出力の高速回転させて、破砕効率を高め、負荷
が重ければ、油圧モータ24を高出力の低速回転させ
て、確実な破砕を行う。このとき、油圧ポンプ60の所
要馬力は一定であるため、エンジンに対する負荷は単に
一定となる。このため、貯留ドラム1側への油圧ポンプ
50の運転に影響を及ぼすことはない。
【0017】貯留ドラム1内を排気すれば、破砕作用で
生じた塵埃を吸引して外部に放出することができ、投入
口14を通る塵埃がなくなり、作業環境の改善を図り得
る。
【0018】
【実施例】図1、図2に示すように、自力運行車の台D
上に貯留ドラム1が搭載されている。この貯留ドラム1
はダンプ用枠2上に後述の旋回ベアリング10と軸受3
によって回転自在に支持されており、その枠2は図2に
示すようにその後端で回動(ダンプ)自在に車台D上に
設けられている。
【0019】上記軸受3は、図3に示すように、とりい
形の支持台4の上端に固定され、この支持台4が上記車
台Dに固定のトラニオン型油圧シリンダ5の中程にピン
5aを介して回転自在に支持されており、図2に示すよ
うに、シリンダ5が伸長すると、上記枠2が持ち上げら
れる(貯留ドラム1がダンプする)。
【0020】また、貯留ドラム1の前面にはギヤ6がド
ラム1と同軸で固着されており、このギヤ6を、枠2上
の油圧モータ7によりピニオン8を介して回すことによ
り、貯留ドラム1が回る。このように、ドラム回転用ギ
ア6をドラム1の前面に位置させると、ドラム1の径が
変わっても、油圧モータ7の取付高さを調整することに
より、同一のギア6及び油圧モータ7でもって各径の貯
留ドラム1に対応して駆動し得る。また、ドラム駆動機
構が車台Dの前部にあれば、車台Dの重心の後方への移
行がなく、車走行も安定する。なお、ギヤ6、油圧モー
タ7等は従来と同様に貯留ドラム1の後部に設けること
もできる。
【0021】上記車台Dの後端には、図1、図5、図6
で示す門形の支持フレーム9が立設されており、このフ
レーム9の前面に貯留ドラム1後部を支持する旋回ベア
リング10が固着されている。この支持フレーム9の上
端からアーム11が後方に延び、その端に吊り金具1
1’を介して開閉扉12が揺動自在に設けられており、
この扉12により、支持フレーム9後方に延びたラッパ
状の貯留ドラム1の後方開放部13を開閉する。その開
閉は、支持アーム9の両側に設けた油圧シリンダ15の
伸縮によって、図1又は図2のごとくなされる。
【0022】開閉扉12は、図4に示すように門型枠1
2aの前面に閉塞板12bを取付け、この閉塞板12b
の中程及び下部にゴミ投入口14、16を形成したもの
であり、上側投入口16は人の視線の高さとなってい
る。開閉扉12には下側投入口14に臨んで破砕機20
が取付けてある。
【0023】この破砕機20は、図5に示すように、支
持フレーム21に2軸の破砕軸22a、22bを設け、
その破砕軸22a、22bの各破砕刃23a、23bを
噛み合わせたものである。この破砕軸22a、22bは
油圧モータ24により変速機能付きのギアボックス25
を介して連動して回転差をもって回転され、図5矢印の
ごとく、ゴミaが投入口14から投入されると、その噛
み合いによって、そのゴミaが一定の大きさ・形状の小
さなものとなって、貯留ドラム1内にシュート26を通
して送られる。図中、20aは油圧モータ24の回転阻
止板である。
【0024】その油圧モータ24の油圧ポンプ60は、
後述のように負荷に対応して吐出圧を調整でき、負荷が
軽ければ、油圧モータ24を低出力の高速回転させて、
破砕効率を高め、負荷が重くなれば、油圧モータ24a
を高出力の低速回転させて、確実な破砕を行う。
【0025】また、ギヤボックス25は、図7に示すよ
うに、油圧モータ24に直結の第1破砕軸22bに、大
小の一体の歯車25a、25bが軸方向にスライド可能
に設けられ、第2破砕軸22aに同じく大小の歯車25
c、25dが固着されたものである。このため、ハンド
ル25eによりレバー25fを介し歯車25a、25b
をスライドさせて、図示実線のごとく、歯車25aと歯
車25cを噛み合わせたり、鎖線のごとく、歯車25b
と歯車25dを噛み合わせて、2段の回転差(2変速)
を得る。この回転差は、ゴミaの性状に合わせて適宜に
選択する。多くの性状の異なるゴミaを取扱うときは、
歯車25a…の噛み合い段数を増して、2段以上の回転
差とする。一方、一定の性状のゴミaを破砕する場合に
は、一段の変速のみでよく、可変しなくてもよい。
【0026】開閉扉12(破砕機20の支持フレーム2
1)にはその下側のゴミ投入口14を開閉するシャッタ
27が取付けられており、このシャッタ27は、図5に
示すように、その下端でもって回動されて、下側の投入
口14を開閉する。このシャッタ27は、図8に示すよ
うに、側板27b、27bと載置板27aとから成り、
側板27b、27bを左右に開いた後、載置板27aを
下方に倒して投入口14を開放する。この開いた状態で
は、このシャッタ27(載置板27a)がゴミaの送り
台となり、この台27a上に作業者がゴミaを載せて破
砕機20内に投げ込む。破砕機20の不使用時には、載
置板27aを起立させたのち側板27b、27bを閉め
て投入口14閉じる(図2参照)。
【0027】上側の投入口16には、図5、図8に示す
ように覗き枠28がその下端でもって回動自在に取付け
られており、常時は、図8(a)のごとく、周知の固定
手段でもって起立状態に維持され、その透明のれん28
aを通して貯溜ドラム1内を覗き得る。破砕機20の使
用時(ゴミ収集時)には、図8(b)のごとく後に倒し
て、のれん28aを投入口14に垂らして破砕による塵
埃の飛散を防止する。上側の投入口16からは、破砕し
得ない収集物を貯溜ドラム1内に投げ込む。
【0028】開閉扉12の下端は、図5に示すように、
枠2に取付けたフック18が係止可能となっており、こ
のフック18を油圧シリンダ19によって回動し、その
フック18に開閉扉12下端を掛止して、貯溜ドラム1
内のゴミ圧によって開閉扉12が開放されるのを阻止す
る。
【0029】上記貯留ドラム1内には2枚のら旋状の送
り羽根30aが周方向等間隔に設けられている(図1、
図6参照)。この羽根30a…の高さtは、中央に人が
通れる程度のスペースSを残して軸心に極力近づける。
羽根の枚数は任意である。人が通れるスペースSを設け
たのは、羽根30a…を修理等する際、人が移動し得る
ためであり、例えば、400mmφの穴とする。
【0030】貯留ドラム1の後方開口部13内面にも4
枚のら旋状羽根30bが周方向等間隔に設けられてお
り、この羽根30bは破砕されたゴミa’を掻き上げて
前方に送り出す。この羽根30bの高さt’及び後端は
破砕機20に当たらない程度となっている。
【0031】つぎに、この実施例の貯留ドラム1等及び
破砕機20の駆動用油圧回路について説明すると、図9
に示すように、車のエンジンPからのシャフトに、貯留
ドラム1等の駆動用油圧回路のギヤ型油圧モータ50及
び破砕機20の駆動用油圧回路の可変容量型油圧ポンプ
60を連結する。
【0032】貯留ドラム1側の駆動用油圧回路は、油圧
ポンプ50に、各種の制御弁51、52を介して、油圧
モータ7、油圧シリンダ4、15、19が接続されてお
り、その制御弁51、52によって、それら7、4、1
5、19が駆動される。図中、53はリターンフィルタ
ー、54はデセラレーションバルブ、55は逆止弁、5
6はリリーフ弁であり、そのリリーフ圧は例えば125
kg/cm2 である。
【0033】破砕機20側の駆動用油圧回路は、油圧ポ
ンプ60に制御弁61を介して油圧モータ24が接続さ
れており、そのリリーフ圧は、リリーフ弁62によって
例えば250kg/cm2 とされている。その油圧ポンプ6
0は、図10に示すように周知のハンガー(スライド
板)60aの傾斜度合を調整することにより、吐出流量
を変化させるピストン式のものであり、そのハンガー6
0aの傾斜は、ばね63に抗したコントロールシリンダ
ー64の伸縮によってなされる。
【0034】その油圧ポンプ60は、同図に示すように
一定圧力保持制御弁(DR弁)65、一定流量保持制御
弁(FR弁)66及びシーケンス弁67が付設されてい
る。このため、例えば、この油圧回路の圧力が0〜15
0kg/cm2 の低圧時で、A、Bの差圧(絞り68の両端
差圧)が10kg/cm2 以上になった場合、FR弁66
が”ON”となり、シリンダ64が伸長して、ハンガー
60aの傾斜角度が少なくなり、油圧ポンプ60の吐出
量が少なくなって流量も少なくなり、この動作をA、B
差圧が10kg/cm2 以下になるまで行う。A、B差圧が
10kg/cm2 以下になれば、FR弁66が”OFF”と
なり、前記の逆作用によって、吐出量が多くなって流量
も多くなる。
【0035】一方、150kg/cm2 〜250kg/cm2
高圧時で、A、B差圧が10kg/cm2 以上となった場
合、FR弁66が”ON”となって、前述と同様に吐出
流量が少なくなり、逆に、10kg/cm2 以下となれば、
FR弁65が”OFF”となって吐出量が多くなる。こ
のようにして、一定圧力、一定流量制御がなされる。
【0036】また、破砕機20に大きな硬いゴミaが投
入されて高負荷になると、シーケンス弁67が作動(O
N)して、油圧ポンプ60から油圧モータ24への油圧
回路が分流することなく2つの絞り68、69を経るも
のとなり、この両絞り68、69の相当絞り面積に応じ
たA、B差圧となって、上記高負荷(高圧力)の一定圧
力・一定流量制御がなされる。低負荷となれば、シーケ
ンス弁67がOFFして(図示の状態)、一つの絞り6
8の絞り面積に応じたA、B差圧となって、上記低負荷
(低圧力)の一定圧力・一定流量制御がなされる。すな
わち、二段の一定圧力・一定流量による油圧ポンプ24
の駆動がなされる。
【0037】この実施例は以上のように構成されてお
り、投入口14からゴミaを投入すると、そのゴミa
は、破砕刃23a、23bによって細かく破砕されたの
ち、羽根30bによって貯留ドラム1内に送られ、送り
羽根30a…によって前方に圧縮されながら送り込まれ
て貯留される。
【0038】収集(貯留)し終れば、焼却場又はゴミ処
理場等において、図2に示すように開閉扉12を開放し
た状態で、貯留ドラム1をダンプして、その収集ゴミ
a’を、貯留ドラム1を逆転させることにより、送り羽
根30a…、30b…で焼却場のピット内等に送り出
す。
【0039】図11、12には、貯留ドラム1内の塵埃
を除去する手段を設けた実施例を示す。すなわち、図1
2に示すように、貯留ドラム1の支軸40を中空軸と
し、その中に吸気管41を回転自在に貫通させて、その
一端を図11のごとく貯留ドラム1の内部上方に至らせ
る。その上端は、羽根30aと干渉しないように、例え
ば、羽根30aを一部切除する。一方、吸気管41の他
端にはフレキシブルチューブ42を介して集塵機43及
びブロアー44を接続する。吸気管41は図11のごと
く支杆45でもって支持台4に固定する。
【0040】そのブロアー44が運転されれば、投入口
14から貯留ドラム1、集塵機43、ブロアー44とい
う空気流路が形成されて、破砕機20の破砕作用によっ
て生じた塵埃がその空気流路に沿って流れて集塵機43
に集められる。このため、塵埃は投入口14から作業者
に至ることはない。塵埃がゴミa’中を通る間に捕捉さ
れ得れば、集塵機43を設ける必要もなく、また、吸気
管41の一端には目詰り防止用の手段、例えば金網など
を被せるとよい。
【0041】上記破砕軸22a、22bは、図13に示
すように別々の油圧モータ24a、24bで駆動しても
よく、その場合には、図14に示す油圧回路とする。こ
のとき、同図に示すように、開口度が可変のノズル63
a、63bを設けたり、その油圧モータ24a、24b
をそれぞれ別々の油圧ポンプ60、60で駆動し得るよ
うにすれば、そのノズル63a、63b又はポンプ6
0、60の制御によって、両モータ24a、24bの出
力制御のみならず、回転差も適宜に制御できる。ゴミの
性状が異なれば、最適な破砕軸22a、22b(破砕刃
23a、23b)の回転差も異なるため、その回転差が
制御できれば、性状の異なるゴミをこれに合った回転差
で円滑に破砕し得る。
【0042】また、破砕機20は扉12に取付けなくて
も、図15に示すように、別の揺動枠48に取付け、こ
の枠48を油圧シリンダ49によって動かすようにして
もよい。
【0043】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、廃棄
物の発生場所にこの車両を移動し、従来(開閉扉)の投
入口から廃棄物を投入することで破砕と貯留が順次完了
し、ドラムが満杯になった段階で埋立処分場等に運搬す
ればよいので、廃棄物(ゴミ)の破砕と輸送が効率よく
でき、従来の処理過程に比べて労力と設備を大きく省略
できる効果がある。とくに、2軸の破砕軸で破砕するの
で、その破砕効率もよく、廃棄物を細かく破砕した状態
で貯留するため、大容積の廃棄物を小さく圧縮して収納
することができ、高い輸送効率を実現できる。
【0044】また、両破砕軸の回転差を調整可能又は油
圧モータの出力を調整可能とすれば、廃棄物の性状に合
った破砕を行うことができ、破砕効率が向上する。この
際、破砕機用駆動油圧ポンプを別回路にしてかつ可変容
量式とすれば、車のエンジンに高出力のものを採用しな
くても、充分に効率のよい破砕を行い得る。
【0045】さらに、貯留ドラム内を排気すれば、破砕
による塵埃がゴミ投入口を通して作業者側に流れること
がなく、作業環境の劣化を招かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概略正面図
【図2】同実施例の作用説明図
【図3】同実施例の貯留ドラムの前面図
【図4】同実施例の後面図
【図5】同実施例の要部切断正面図
【図6】同実施例の開閉扉を除去した後面図
【図7】同実施例のギヤボックスを示し、aは切断側面
図、bは切断正面図
【図8】同実施例のゴミ投入口開閉用シャッタ作用説明
【図9】同実施例の油圧回路図
【図10】同実施例の要部油圧回路図
【図11】他の実施例の概略正面図
【図12】同実施例の要部切断正面図
【図13】他の実施例の後面図
【図14】同実施例の油圧回路図
【図15】他の実施例の概略正面図
【符号の説明】
D 車台 1 貯留ドラム 2 ダンプ用枠 3 軸受 4 支持台 5 ダンプ用油圧シリンダ 6 貯留ドラム用ギア 7 貯留ドラム回転用油圧モータ 8 ピニオン 9 門形支持フレーム 10 旋回ベアリング 11 アーム 12 貯留ドラム開閉扉 13 貯留ドラム後方開放部 14、16 ゴミ投入口 15 扉開閉用油圧シリンダ 18 扉係止用フック 19 フック用油圧シリンダ 20 破砕機 21 破砕機支持フレーム 22a、22b 破砕軸 23a、23b 破砕刃 24、24a、24b 油圧モータ 25 ギアボックス 25a、25b、25c、25d 変速歯車 26 破砕ゴミ投入用シュート 27 投入口閉塞用シャッタ 28 覗き枠 28a のれん 30a、30b ら旋状送り羽根 41 吸気管 42 フレキシブル管 43 集塵機 44 ブロアー 50 貯留ドラム駆動用油圧ポンプ 60 破砕機駆動用油圧ポンプ 67 シーケンス弁 68、69 絞り a 収集ゴミ a’ 破砕ゴミ P 車エンジン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台D上に貯留ドラム1を搭載し、この
    貯留ドラム1の内面にその軸方向ら旋状の送り込み羽根
    30a…を設け、前記貯留ドラム1の後方開放部13
    に、塵芥投入口14を有する開閉扉12を取付けるとと
    もに、前記塵芥投入口14に臨んで、相互に噛み合う破
    砕刃23a、23bを有する2本の破砕軸22a、22
    bを並列した2軸型の破砕機20を設けたことを特徴と
    する破砕機付き塵芥収集車。
  2. 【請求項2】 上記両破砕軸22a、22bを、変速比
    が可変の変速機25を介して連結して1つの油圧モータ
    24で駆動するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の破砕機付き塵芥収集車。
  3. 【請求項3】 上記両破砕軸22a、22bをそれぞれ
    別の油圧モータ24a、24bにより駆動し得るように
    したことを特徴とする請求項1記載の破砕機付き塵芥収
    集車。
  4. 【請求項4】 上記貯留ドラム1、開閉扉12などの駆
    動用油圧回路とは別に、上記破砕機20の駆動用油圧回
    路を設け、その両油圧回路のそれぞれの油圧ポンプ5
    0、60を車のエンジンPによって駆動し、破砕機20
    側の油圧ポンプ60は、可変容量型で、破砕機20の油
    圧モータ24、24a、24bの出力を調整し得るもの
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ
    に記載の破砕機付き塵芥収集車。
  5. 【請求項5】 上記貯留ドラム1に、そのドラム1の内
    部と外部を連通する貫通孔40を設け、この貫通孔40
    に貯留ドラム1内の排気手段44を接続したことを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の破砕機付
    き塵芥収集車。
JP7030986A 1995-02-20 1995-02-20 破砕機付き塵芥収集車 Expired - Fee Related JP2902567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7030986A JP2902567B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 破砕機付き塵芥収集車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7030986A JP2902567B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 破砕機付き塵芥収集車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08225101A true JPH08225101A (ja) 1996-09-03
JP2902567B2 JP2902567B2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=12318954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7030986A Expired - Fee Related JP2902567B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 破砕機付き塵芥収集車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2902567B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0803189A3 (en) * 1996-04-24 1997-12-29 Fuji Car Manufacturing Co., Ltd. Brushwood collecting vehicle
JPH11268801A (ja) * 1998-03-23 1999-10-05 Tokusho Sangyo Kk 有機性廃棄物の収集運搬車両
JP2001335112A (ja) * 2000-05-23 2001-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 塵芥収集車
JP2001335110A (ja) * 2000-05-24 2001-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 破砕機付き塵芥収集車
JP2001335108A (ja) * 2000-05-24 2001-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 塵芥収集車
JP2003053206A (ja) * 2001-08-10 2003-02-25 Komatsu Ltd インパクトクラッシャ
JP2018089580A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 富士車輌株式会社 木材破砕装置、および、これを備えた車両
CN108347003A (zh) * 2018-04-07 2018-07-31 深圳供电局有限公司 变电站导线异物清除装置
JP2019055841A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 新明和工業株式会社 塵芥収集車
CN110255018A (zh) * 2019-08-06 2019-09-20 江苏奥新新能源汽车有限公司 一种电动垃圾车垃圾自动压缩装置
CN113247499A (zh) * 2021-04-14 2021-08-13 覃建林 一种小型固定式垃圾压缩设备
CN114030791A (zh) * 2021-12-07 2022-02-11 常德湘沅实业有限公司 一种垃圾粉碎收集车

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61250207A (ja) * 1985-04-30 1986-11-07 フアン・ラ−イ・ベヘ−ル・ビ−ヴイ 真空市街清掃車用油圧冷却システム
JPS63208405A (ja) * 1987-02-20 1988-08-29 富士車輌株式会社 塵芥収集車
JPH0426905U (ja) * 1990-06-25 1992-03-03

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61250207A (ja) * 1985-04-30 1986-11-07 フアン・ラ−イ・ベヘ−ル・ビ−ヴイ 真空市街清掃車用油圧冷却システム
JPS63208405A (ja) * 1987-02-20 1988-08-29 富士車輌株式会社 塵芥収集車
JPH0426905U (ja) * 1990-06-25 1992-03-03

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0803189A3 (en) * 1996-04-24 1997-12-29 Fuji Car Manufacturing Co., Ltd. Brushwood collecting vehicle
JPH11268801A (ja) * 1998-03-23 1999-10-05 Tokusho Sangyo Kk 有機性廃棄物の収集運搬車両
JP2001335112A (ja) * 2000-05-23 2001-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 塵芥収集車
JP2001335110A (ja) * 2000-05-24 2001-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 破砕機付き塵芥収集車
JP2001335108A (ja) * 2000-05-24 2001-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 塵芥収集車
JP2003053206A (ja) * 2001-08-10 2003-02-25 Komatsu Ltd インパクトクラッシャ
JP2018089580A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 富士車輌株式会社 木材破砕装置、および、これを備えた車両
JP2019055841A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 新明和工業株式会社 塵芥収集車
CN108347003A (zh) * 2018-04-07 2018-07-31 深圳供电局有限公司 变电站导线异物清除装置
CN110255018A (zh) * 2019-08-06 2019-09-20 江苏奥新新能源汽车有限公司 一种电动垃圾车垃圾自动压缩装置
CN110255018B (zh) * 2019-08-06 2021-11-12 江苏奥新新能源汽车有限公司 一种电动垃圾车垃圾自动压缩装置
CN113247499A (zh) * 2021-04-14 2021-08-13 覃建林 一种小型固定式垃圾压缩设备
CN114030791A (zh) * 2021-12-07 2022-02-11 常德湘沅实业有限公司 一种垃圾粉碎收集车

Also Published As

Publication number Publication date
JP2902567B2 (ja) 1999-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08225101A (ja) 破砕機付き塵芥収集車
US4981411A (en) Self-loading transport body for recyclable waste
JP2902568B2 (ja) 破砕機付き塵芥収集車
CN110249726A (zh) 一种土壤表层清污修复装置
JPH08225103A (ja) 破砕機付き塵芥収集車
JPH08225104A (ja) 破砕機付き塵芥収集車
JP2894678B2 (ja) 塵芥収集車
US20170361330A1 (en) Mobile Size Reduction Device
CN112830133A (zh) 一种建筑垃圾用多功能运输设备
AU637599B2 (en) Apparatus for loading material into a storage compartment
JP3761045B2 (ja) 2軸剪断形破砕機搭載移動式クラッシャ
JP2000202808A (ja) 自走式枝葉木粉砕機
US5226699A (en) Recycling vehicle and method with rotatable body
JP2935228B2 (ja) 塵芥分別収集車
JP2944431B2 (ja) 塵芥収集車
US3105435A (en) Apparatus for compacting refuse
JP2996608B2 (ja) 塵芥収集車
JP2761584B2 (ja) 廃棄物運搬車
CN217432583U (zh) 一种绿化垃圾铲运破碎压缩一体机
CN219943600U (zh) 一种二氯异氰尿酸钠粉加工用碎粒筛选设备
CN216710426U (zh) 一种生活垃圾焚烧用送料运输装置
CN212773294U (zh) 一种便于投放的生活垃圾分类收集箱
US3908848A (en) Refuse collecting and dispensing vehicle
US1561472A (en) Snow compressor
CN213557613U (zh) 一种园林绿化垃圾的清理运输装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees