JPH08224070A - ゼリー入り炭酸飲料 - Google Patents

ゼリー入り炭酸飲料

Info

Publication number
JPH08224070A
JPH08224070A JP7053779A JP5377995A JPH08224070A JP H08224070 A JPH08224070 A JP H08224070A JP 7053779 A JP7053779 A JP 7053779A JP 5377995 A JP5377995 A JP 5377995A JP H08224070 A JPH08224070 A JP H08224070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jelly
carbonated beverage
refreshing
carbonated
menthol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7053779A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Kobayashi
泉 小林
Kazunori Ito
和慶 伊藤
Yuuzou Watanabe
酉造 渡▲邉▼
Koichi Kiyofuji
幸一 清藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Shuzo Co Ltd
Original Assignee
Takara Shuzo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takara Shuzo Co Ltd filed Critical Takara Shuzo Co Ltd
Priority to JP7053779A priority Critical patent/JPH08224070A/ja
Publication of JPH08224070A publication Critical patent/JPH08224070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の問題点を解決した、より清涼感・爽快
感のあるゼリー入り炭酸飲料を提供する。 【構成】 メントール入りゼリーを含有する炭酸飲料。
ゼリー中のメントール含量が0.02〜100mg%
(w/w)であること、炭酸飲料中のゼリー含量が1〜
50%(w/v)であること、炭酸飲料中のゼリーの粒
度が30〜2メッシュであること、ゼリーの形状がクラ
ッシュ状であること、またアルコールを含有する場合、
アルコール含量は1〜15%であることが、それぞれ好
適である。 【効果】 炭酸飲料の清涼感・爽快感と、不快感のない
ゼリーの食感を同時に、しかも見た目にも楽しむことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゼリー入り炭酸飲料に
関し、更に詳しくは、メントール入り炭酸飲料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のゼリー入り炭酸飲料では、炭酸飲
料中にゼリーを添加することにより、炭酸の清涼感・爽
快感とゼリーの食感を同時に楽しむことを目的としたも
のが周知であるが、これらの飲料は、ゼリーの特性であ
るその粘性により炭酸の清涼感・爽快感を損なうため、
炭酸の清涼感・爽快感とゼリーの食感を同時に味わうこ
とのできるものではなかった。すなわち、従来のゼリー
入り炭酸飲料では、飲用の際、ゼリーが口の中に残り、
ゼリーの特徴であるその粘性が、炭酸の清涼感・爽快感
を損なうため、清涼感・爽快感の欠ける飲料となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような課題を解決した、より清涼感・爽快感のあるゼリ
ー入り炭酸飲料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、メ
ントール入りゼリーを含有することを特徴とする炭酸飲
料に関する。
【0005】本発明の炭酸飲料はゼリー部とそれ以外の
液部(以後、該液部を炭酸飲料調合液と称する)とから
なる。
【0006】本発明に用いることのできるゼリー自体の
製造には従来からのゼリー製造技術が応用できる。具体
的にその原料としては、ジェランガム、ローカストビー
ンガム、キサンタンガム、カラギーナン、グアーガム、
結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、コンニ
ャクマンナン及び/又は寒天等を使用できる。ゼリー
は、メントールを含有することが必須要件で、果糖ぶど
う糖液糖、上白糖、グラニュー糖等の糖質及び/又はク
エン酸、リンゴ酸等の酸味料等を加えてもよく、これら
の溶解液を調製した後、殺菌、冷却及び固化を行う。こ
の固化ゼリーをダイスカッター、ミンチ機等の成型機を
使用して小片化を行う。この方法以外にも、溶解したゼ
リーを冷却固化させる際に、冷却した乳酸カルシウム溶
液等の水溶液に少量ずつ滴下することにより、球状又は
楕円状に成形してもよい。しかし、適当な食感が得られ
れば、ゼリーの成形には任意の工程、任意の形状のもの
を使用することができるが、クラッシュ状すなわち角の
ある氷様の形状の方が見た目に清涼感・爽快感があり好
ましい。また、ゼリーの粒度としては、30〜2メッシ
ュの粒度のものがよく、16〜2メッシュの粒度のもの
がより好ましい。すなわち、30メッシュ未満の粒度の
ものはゼリーの食感、歯ごたえが不足する。また、2メ
ッシュより大きい粒度のものは、清涼感・爽快感が不足
する。
【0007】本発明のゼリーに含有されるメントールは
l−メントール、dl−メントールのいずれでもよく、
メントールを主成分とするハッカ油を使用してもよい。
ゼリー中のメントール含量は、飲用時にその清涼感・爽
快感が発揮できる濃度であればよく、0.02〜100
mg%(w/w)含まれることが好ましい。0.02m
g%(w/w)未満であれば清涼感・爽快感に欠け、1
00mg%(w/w)超であれば刺激が強すぎ、実用的
でなくなる。
【0008】本発明の炭酸飲料調合液としては、例え
ば、:飲料に適した水に炭酸ガスを圧入したもの、
:に甘味料、酸味料、フレーバリング及び/又は果
汁等を加えたもの、更に:、にアルコールを加え
たものを使用できる。したがって、炭酸飲料調合液部分
としては従来の炭酸飲料を使用することができる。具体
的には例えば無果汁炭酸飲料、果汁入り炭酸飲料又は炭
酸ガスを含有する天然水等が使用できる。炭酸ガスの加
圧溶解には通常のカーボネータを使用することができ
る。なお、アルコールを加えたものはアルコール炭酸飲
料になるが、その例としては、酎ハイ等の発泡性リキュ
ール類、シャンパン等の発泡性ワイン類やハイボール等
の発泡酒があり、アルコール含量は1〜15%の範囲で
選択するのが好適である。
【0009】ゼリーの充てんは、具体的には例えば、飲
料製造時にゼリー小片を固形物充てん機を使用して空缶
に所定量充てんした後、炭酸ガスを溶解させた調合液を
フィラーを使用して所定量缶に充てんし、缶蓋を巻き締
め、製品を得るという工程をとることができる。ゼリー
の飲料中への混合割合は、食感及び清涼感・爽快感が感
じられる範囲で任意の割合を選択することができるが、
1%(w/v)未満ではゼリーの食感がほとんど感じら
れず、50%(w/v)超では清涼感・爽快感が不足す
るので、飲料中に1〜50%(w/v)混合されている
ことが望ましい。
【0010】以上、本発明に従って、メントール含有ゼ
リーを使用することにより、ゼリー入り炭酸飲料であり
ながら、炭酸との相乗効果として、従来のゼリー入り炭
酸飲料と比較してより爽快であり、炭酸飲料の清涼感・
爽快感とゼリーの食感を同時に、しかも見た目にも楽し
むことができる飲料を得ることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例で更に具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0012】実施例1 食感及び清涼感・爽快感に及ぼすゼリー粒度の影響につ
いて検討した。 〔ゼリー製造工程〕イオン交換水737.0gに果糖ぶ
どう糖液糖250g、ジェランガム3g、キサンタンガ
ム1.5g、クエン酸ナトリウム0.5gを加え均一に
かくはん後90℃まで加熱し溶解させた。これに結晶ク
エン酸2g、乳酸カルシウム1g、及びl−メントール
を1%含有する香料(A)5gを加え、均一にかくはん
後5℃まで冷却し、l−メントール5mg%(w/w)
含有ゼリー(B)1000gを得た。このゼリー(B)
をミンチ機で処理を行いゼリー小片(C)を得た。 〔炭酸飲料調合液製造工程〕イオン交換水896.4g
に果糖ぶどう糖液糖100g、無水クエン酸2g、乳酸
カルシウム0.5g、レモン香料1g、ビタミンC0.
1gを均一に溶解させ、1000mlの調合液を得た。
この調合液をカーボネーターに通して2.1kg/cm
2 となるように炭酸ガスを溶解させ、炭酸飲料調合液
(D)を得た。
【0013】〔試験〕ゼリー小片(C)を表1に示す階
級にふるいわけを行った。5階級にふるい分けしたゼリ
ーを各々24.5gに炭酸飲料調合液(D)を加えて3
50mlにし、容器に充てんし、缶蓋を巻き締め、ゼリ
ー入り炭酸飲料(1)〜(5)を得た。これらの試作品
を官能検査により評価した。その結果、表1に示される
ように、30〜2メッシュの大きさのゼリーを混合した
場合、食感及び清涼感・爽快感を感じ、16〜2メッシ
ュでより良好に感じた。
【0014】
【表1】
【0015】評価法:3点→良、2点→普通、1点→不
良(パネラー 30名)
【0016】実施例2 食感及び清涼感・爽快感に及ぼす製品当りのゼリー含有
量の影響について検討した。 〔ゼリー製造工程〕実施例1に示す工程で、ゼリーを作
成した。 〔炭酸飲料調合液製造工程〕実施例1に示す工程で炭酸
飲料調合液(D)を調製した。
【0017】〔試験〕ゼリー小片(C)を表2に示す7
段階の階級にゼリーの混合割合を変化させ、炭酸飲料調
合液(D)と混合して、容器に充てんし、缶蓋を巻き締
め、ゼリー入り炭酸飲料(6)〜(12)を得た。官能
検査を行った結果、表2に示されるように、製品当りの
ゼリー含量が1〜50%(w/v)の場合、食感及び清
涼感・爽快感を良好に感じることができた。
【0018】
【表2】
【0019】評価法:3点→良、2点→普通、1点→不
良(パネラー 30名)
【0020】実施例3 清涼感・爽快感に及ぼすゼリー中メントール含有量の影
響について検討した。 〔ゼリー製造工程〕実施例1においてメントール含有香
料(A)の添加量を変化させた同様の工程でメントール
含有量の異なる8階級のゼリー小片を作成した。 〔炭酸飲料調合液製造工程〕実施例1と同一の炭酸飲料
調合液(D)を使用した。
【0021】〔試験〕ゼリー小片を表3に示す8段階の
ゼリー小片各々24.5gに炭酸飲料調合液(D)を加
えて350mlにし、容器に充てんし、缶蓋を巻き締
め、ゼリー入り炭酸飲料(13)〜(20)を得た。官
能検査を行った結果、表3に示されるように、0.02
〜100mg%(w/w)のメントール含有量で、清涼
感・爽快感を感じることができた。
【0022】
【表3】
【0023】評価法:3点→良、2点→普通、1点→不
良(パネラー 30名)
【0024】実施例4 実施例1に示す工程で作成したゼリー小片(C)24.
5gを350mlの透明容器に充てんし、別に焼酎、果
汁、液糖、香料等のアルコール炭酸飲料原料をよく水に
溶解したものを加え、充てん、巻き締めして、アルコー
ル濃度4%(v/v)のゼリー入りアルコール炭酸飲料
を得た。これを官能検査したところ、清涼感・爽快感が
あり、見た目にも涼しげで楽しめるアルコール炭酸飲料
であった。
【0025】
【発明の効果】以上、本発明に従って、メントール含有
ゼリーを使用することにより、ゼリー入り炭酸飲料であ
りながら、従来のゼリー入り炭酸飲料にはない清涼感・
爽快感があり、炭酸飲料の清涼感・爽快感とゼリーの食
感を同時に、しかも見た目にも楽しむことができる飲料
を得ることができた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メントール入りゼリーを含有することを
    特徴とする炭酸飲料。
  2. 【請求項2】 ゼリー中のメントール含量が0.02〜
    100mg%(w/w)であることを特徴とする請求項
    1記載の炭酸飲料。
  3. 【請求項3】 炭酸飲料中のゼリー含量が1〜50%
    (w/v)であることを特徴とする請求項1記載の炭酸
    飲料。
  4. 【請求項4】 炭酸飲料中のゼリーの粒度が30〜2メ
    ッシュであることを特徴とする請求項1記載の炭酸飲
    料。
  5. 【請求項5】 ゼリーの形状がクラッシュ状であること
    を特徴とする請求項1記載の炭酸飲料。
JP7053779A 1995-02-20 1995-02-20 ゼリー入り炭酸飲料 Pending JPH08224070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7053779A JPH08224070A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 ゼリー入り炭酸飲料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7053779A JPH08224070A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 ゼリー入り炭酸飲料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08224070A true JPH08224070A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12952309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7053779A Pending JPH08224070A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 ゼリー入り炭酸飲料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08224070A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009165370A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Kirin Beverage Corp 無果汁炭酸飲料
JP2009165430A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Suntory Holdings Ltd ゼリー入り飲料
KR101134551B1 (ko) * 2009-11-30 2012-04-13 주식회사 팔도 젤리탄산음료 및 그의 제조방법
JP2013111006A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Sanei Gen Ffi Inc ゲル状食品及びその感覚強度増強方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009165370A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Kirin Beverage Corp 無果汁炭酸飲料
JP2009165430A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Suntory Holdings Ltd ゼリー入り飲料
KR101134551B1 (ko) * 2009-11-30 2012-04-13 주식회사 팔도 젤리탄산음료 및 그의 제조방법
JP2013111006A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Sanei Gen Ffi Inc ゲル状食品及びその感覚強度増強方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5450939B2 (ja) ゼリー入りアルコール飲料及びその製造方法
JP5156977B2 (ja) 密閉容器入り炭酸ガス含有ソフトゼリー状飲料の配合および製造方法
JP6046336B2 (ja) 固形分高含有ゼリー飲料
CN1820657A (zh) 一种含风味颗粒物饮料的制造方法
JP2002330735A (ja) 炭酸飲料の製造法
JP5053239B2 (ja) 飲料およびその製造方法
JPH0870782A (ja) 冷菓及びその製法
JPH08224070A (ja) ゼリー入り炭酸飲料
JPH0538275A (ja) 発泡性嗜好飲料の製造方法
WO1996019925A1 (en) Gelled, alcohol-free carbonated beverage
JP4933479B2 (ja) 密閉容器入り炭酸ガス含有ソフトゼリー状飲料の製造方法
JP2009183226A (ja) 密閉容器入り炭酸ガス含有ソフトゼリー状リキュールの製造方法
JP2012000096A (ja) ゼリー飲料の製造方法
JP6047386B2 (ja) 無糖炭酸飲料およびその製造方法
JP7007090B2 (ja) リモネン含有炭酸飲料
JP2646065B2 (ja) 密閉容器入りゲル入り炭酸飲料の製造方法
JP6724218B1 (ja) アルコール含有炭酸飲料の炭酸感増強剤
JP2898932B2 (ja) 密閉容器入りゲル入り炭酸飲料
JPH0731387A (ja) ゼリー含有飲食品の製造方法およびゼリー含有飲食品
CN114698755B (zh) 一种青见柑橘果冻碳酸饮料及其制备方法
JPS60110270A (ja) ツブ状のゼリ−入りドリンク
JPH07184569A (ja) デザート食品
JPH0771462B2 (ja) ゼリー含有飲料
JP7309507B2 (ja) ゼリー飲料、ゼリー飲料の製造方法、および、舌触り感向上方法
JP6630402B2 (ja) 発泡性アルコール飲料、発泡性アルコール飲料の製造方法、及び、発泡性アルコール飲料の香味向上方法