JPH08223879A - ロータダイカストの鋳造金型とその鋳造方法 - Google Patents

ロータダイカストの鋳造金型とその鋳造方法

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JPH08223879A
JPH08223879A JP2530995A JP2530995A JPH08223879A JP H08223879 A JPH08223879 A JP H08223879A JP 2530995 A JP2530995 A JP 2530995A JP 2530995 A JP2530995 A JP 2530995A JP H08223879 A JPH08223879 A JP H08223879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
die
rotor
cassette plate
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP2530995A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Ikegami
邦彦 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性が高く無人化が可能となるロータダイ
カストの鋳造金型とその鋳造方法を提供することを目的
とする。 【構成】 ロータの鋳造型4aを有したカセットプレー
ト4の挿入口3aを側面に有し、取出口3bを上面に設
け、固定ダイ2に対応してダイカストマシンにセットさ
れる可動ダイ3を備え、可動ダイ3に挿脱自在に設けら
れるカセットプレート4を介して鋳造するロータダイカ
ストの鋳造金型の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカストマシンによる
ロータ(回転子)ダイカストの鋳造金型とその鋳造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ロータダイカストを鋳造するとき
の鋳造中においても次の段取作業ができて生産性が高め
られるロータダイカストの鋳造金型と鋳造方法の要望が
高まっている。
【0003】従来、この種のロータダイカストの鋳造金
型と鋳造方法として用いられているものについて図3を
参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、ダイキャピティ(図示せ
ず)を有した固定ダイ101に対応して鋳造型102を
有したダイキャピティ103を設けた可動ダイ104を
設け、可動ダイ104にはダイベース105に摺動自在
に保持される押出板106を設けた金型をダイカストマ
シン(図示せず)に装着していた。
【0005】そして、可動ダイ104の鋳造型102に
薄板を仮積層して形成したロータ鉄心107を挿入し、
可動ダイ104を移動して型締めを行なったのち、溶解
されたアルミ材を固定ダイ101に設けられた注入口1
08より注入して鋳造が行われ、鋳造後可動ダイ104
を移動して型開きを行ない、押出板106を移動して鋳
造されたロータ109を鋳造型102より押出して取り
出し、その後、新しいロータ鉄心106を鋳造型102
に挿入し、前記同様の方法で鋳造が繰返されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のロー
タダイカストの鋳造方法では型締めされて鋳造が行われ
ている間は何も出来ずに待機しており、鋳造が終ると型
開きが行われ、鋳造されたロータ109を鋳造型102
より取出し、新しいロータ鉄心107を鋳造型102に
挿入する作業を行っていたので、ダイカストマシンによ
る鋳造時間と、ロータ鉄心107の挿入および鋳造され
たロータ109の取出し時間が必要となり、加工工数が
多くかかり生産性が悪いという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、生産
性が高く無人化が可能となるロータダイカストの鋳造金
型とその鋳造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のロータダイカス
トの鋳造金型とその鋳造方法は上記目的を達成するため
に第1の手段の鋳造金型は、ロータの鋳造型を有したカ
セットプレートと、このカセットプレートの挿入口を側
面に有し、取出口を上面に設け、固定ダイに対応してダ
イカストマシンにセットされる可動ダイとを備え、前記
可動ダイに挿脱自在に設けられるカセットプレートを介
して鋳造する構成とする。
【0009】また、第2の手段の鋳造方法は、ロータの
鋳造型を形成したカセットプレートを可動ダイに挿入す
る挿入工程と、可動ダイを移動して型締めをする型締め
工程と、型締めされたカセットプレートの鋳造型に溶解
したアルミ材を注入して成形する成形工程と、成形後可
動ダイを開く型開き工程と、カセットプレートを可動ダ
イより取出す取出工程とによる鋳造工程を設け、前記取
出工程と挿入工程との間に取出したカセットプレートを
待機させる待機工程と、カセットプレートより鋳造品を
抜取る抜取工程と、カセットプレートに新しくロータ鉄
心を装着する装着工程とを設けた段取工程とを備え、鋳
造中に前記段取工程の各工程にカセットプレートが存在
するように複数のカセットプレートを用いて鋳造する方
法とする。
【0010】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、ロ
ータの鋳造型を有したカセットプレートは側面より挿入
され、上面より取出されるので、カセットプレートの挿
脱方向が同一方向でなくなり、挿脱作業の機械化を容易
にすることができることとなる。
【0011】また、第2の手段の方法により、ロータの
鋳造中にカセットプレートから鋳造品を抜取る抜取作業
や、新しいロータ鉄心を装着する装着作業等の段取作業
を行うことができ、生産性が高められることとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照しながら説明する。
【0013】図に示すように、溶解されたアルミ材を注
入する注入口1を有した固定ダイ2に対応してダイカス
トマシン(図示せず)に装着される可動ダイ3にロータ
の鋳込型4aを有したカセットプレート4を挿入する挿
入口3aを側面に設け、上面に取出口3bを設ける。
【0014】つぎに、鋳造を行うための鋳造工程につい
て以下に説明する。鋳造型4aに薄板を積層して仮止め
されたロータ鉄心5aが装着されたカセットプレート4
を可動ダイ3の挿入口3aより挿入する挿入工程6と、
可動ダイ3を移動して型締めをする型締め工程7と、型
締めされたカセットプレート4の鋳込型4aに溶解した
アルミ材を注入口1より注入して成形する成形工程8
と、成形後可動ダイ3を開く型開き工程9と、カセット
プレート4を可動ダイ3より取出す取出工程10とによ
り形成する。
【0015】また、鋳造を行うための段取工程を、取出
工程10と挿入工程6との間に取出したカセットプレー
ト4を待機させる待機工程11と、カセットプレート4
より鋳造品5を抜取る抜取工程12と、カセットプレー
ト4に新しくロータ鉄心5aを装着する装着工程13と
により形成する。
【0016】そして、鋳造を行うときには鋳造工程にお
いて鋳造中に、段取工程の抜取工程12においてはカセ
ットプレート4より鋳造品5を抜取る作業を行い、次工
程の装着工程13においてはカセットプレート4に新し
くロータ鉄心5aを装着する作業を行えるように各工程
にカセットプレート4が存在して作業ができるように複
数のカセットプレート4を用いて鋳造する鋳造方法とす
る。
【0017】このように本発明の実施例のロータダイカ
ストの鋳造金型とその鋳造方法によれば、可動ダイ3に
はロータを鋳造する鋳造型4aを有したカセットプレー
ト4を挿脱自在に設け、鋳造後カセットプレート4を取
り出すようにしているので、従来の可動ダイのように押
出板を設ける必要がなく、可動ダイ3の構造が簡単にな
るとともに、鋳造型4aの形状が異なるカセットプレー
ト4を用いることにより種々の大きさのロータに対応し
て鋳造することができる。
【0018】また、鋳造工程において鋳造中に段取工程
において鋳造品5をカセットプレート4より抜取る抜取
作業や、新しいロータ鉄心5aをカセットプレート4に
装着する装着作業ができるので生産性が向上するととも
に、各工程を機械的に連結することにより無人化を可能
にすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればロータの鋳造型を有したカセットプレート
と、このカセットプレートの挿入口を側面に有し、取出
口を上面に設け、固定ダイに対応してダイカストマシン
にセットされる可動ダイとを備え、前記可動ダイに挿脱
自在に設けられるカセットプレートを介して鋳造する構
成としたので、押出板を設ける必要がなく、カセットプ
レートの挿脱方向が同一方向でなくなるので挿脱作業の
機械化が容易となるロータダイカストの鋳造金型を提供
できる。
【0020】また、鋳造工程としてカセットプレートを
挿入する挿入工程、型締め工程、成形工程、型開き工
程、取出工程を設け、取出工程と挿入工程との間にカセ
ットプレートの待機工程、鋳造品の抜取工程、ロータ鉄
心の装着工程とによる段取工程を設けているので、鋳造
中に抜取工程および装着工程等で作業を行うことがで
き、生産性が向上し無人化を図ることのできるロータダ
イカストの鋳造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のロータダイカストの鋳造金
型の斜視図
【図2】同ロータダイカストの鋳造方法を示す鋳造工程
と段取工程のブロック図
【図3】従来のロータダイカストの鋳造金型の斜視図
【符号の説明】
2 固定ダイ 3 可動ダイ 3a 挿入口 3b 取出口 4 カセットプレート 4a 鋳造型 5 鋳造品 5a ロータ鉄心 6 挿入工程 7 型締め工程 8 成形工程 9 型開き工程 10 取出工程 11 待機工程 12 抜取工程 13 装着工程

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの鋳造型を有したカセットプレー
    トと、このカセットプレートの挿入口を側面に有し、取
    出口を上面に設け、固定ダイに対応してダイカストマシ
    ンにセットされる可動ダイとを備え、前記可動ダイに挿
    脱自在に設けられるカセットプレートを介して鋳造する
    ロータダイカストの鋳造金型。
  2. 【請求項2】 ロータの鋳造型を形成したカセットプレ
    ートを可動ダイに挿入する挿入工程と、可動ダイを移動
    して型締めをする型締め工程と、型締めされたカセット
    プレートの鋳造型に溶解したアルミ材を注入して成形す
    る成形工程と、成形後可動ダイを開く型開き工程と、カ
    セットプレートを可動ダイより取出す取出工程とによる
    鋳造工程を設け、前記取出工程と挿入工程との間に取出
    したカセットプレートを待機させる待機工程と、カセッ
    トプレートより鋳造品を抜取る抜取工程と、カセットプ
    レートに新しくロータ鉄心を装着する装着工程とを設け
    た段取工程とを備え、鋳造中に前記段取工程の各工程に
    カセットプレートが存在するように複数のカセットプレ
    ートを用いて鋳造するロータダイカストの鋳造方法。
JP2530995A 1995-02-14 1995-02-14 ロータダイカストの鋳造金型とその鋳造方法 Pending JPH08223879A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247741A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Nippon Steel Corp 連続鋳造装置用鋳型及び鋳型内中間部材の締結構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247741A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Nippon Steel Corp 連続鋳造装置用鋳型及び鋳型内中間部材の締結構造

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