JPH08223009A - Pwm信号変調復調回路 - Google Patents

Pwm信号変調復調回路

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JPH08223009A
JPH08223009A JP3042295A JP3042295A JPH08223009A JP H08223009 A JPH08223009 A JP H08223009A JP 3042295 A JP3042295 A JP 3042295A JP 3042295 A JP3042295 A JP 3042295A JP H08223009 A JPH08223009 A JP H08223009A
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signal
pwm
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analog signal
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JP3042295A
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Yukio Kumagai
幸夫 熊谷
正志 ▲高▼宮
Masashi Takamiya
Yoshito Nene
義人 禰寝
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パルス幅変調(PWM)信号をアナログ信号に
復調した場合の分解能の回路的な決定要因の一部である
「アナログ信号のスイング幅、及びタイマカウンタのビ
ット数」などによって制限されずに分解能を高めること
が可能なPWM信号変調復調回路を提供する。 【構成】入力信号を入力アンプ1で増幅し、アナログス
イッチ2でゲインを切り換えながらMPU3のA/D変
換器でディジタル変換する。また、MPU3のタイマユ
ニットでPWM信号に変調し、バッファ4及びバッファ
5を経て、出力アンプ6のゲインを切り換えながらアナ
ログ信号に変換し、ローパスフィルタ8を経て出力信号
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス幅変調信号、い
わゆるPWM(Pulse width modulation)信号回路に係
り、特に、複数のPWM信号を用いて分解能を高めたP
WM信号変調復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パルス幅変調信号、いわゆるPWM信号
は、ディジタル値をパルス幅の変化量に変換することに
よって得られる信号であり、主にディジタル回路の演算
結果などをアナログ信号に変換する目的で使用される信
号である。一方、ディジタル信号をアナログ信号に変換
する方法は、D/Aコンバータを用いた方法が良く知ら
れている。しかし近年、装置の小型化・低価格化に伴
い、D/Aコンバータに代わって、MPU(Micro Proc
essing Unit)内蔵のタイマパルスユニットとクロック信
号によって生成されるPWM信号を用いる方式が普及し
てきた。
【0003】PWM信号生成方式は、タイマパルスユニ
ット内部のタイマカウンタにクロック信号を入力し、タ
イマパルスユニット内部のコンペアレジスタに所望のア
ナログ値に相当するディジタル値を書き込み、タイマカ
ウンタとコンペアレジスタの一致タイミングで割込みを
発生させることによって出力ポートを制御し、PWM信
号を得る方式が一般的であった。しかし、このPWM信
号の分解能は、タイマカウンタのビット数や割込み周期
などによって制限を受けるため、高精度なアナログ信号
を扱うときなどは、そのままでは使用できなかった。
【0004】従来、PWM信号の分解能を高める方法と
して特開平4−96417号公報が知られている。上記従来技
術は、前述のようにMPU内蔵のタイマパルスユニット
とクロック信号によってPWM信号を生成する方式であ
り、この時のPWM信号の分解能を高める方法として、
期待する分解能を「A」、タイマカウンタの分解能を
「B」とした場合、n=A/B(A,Bは2のべき乗の
整数)として「n」を求めた後、PWM信号に変換する
前のディジタル値の「n」回平均を求め、該平均値をP
WM信号に変換し「n」回連続出力することにより、P
WM信号の分解能をタイマカウンタの分解能の「n」倍
に高めるというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式では、分
解能を「n」倍に高めるためとは言え、一つのディジタ
ル値を「n」回平均し、さらにPWM信号に変換して
「n」回出力していることにより、本来のPWM信号の
出力タイミングに対して時間差を生じ、リアルタイム性
を追及する場合には致命的になるという問題があった。
特に、音声信号をA/D変換し、ノイズ除去やフィルタ
リング処理してPWM信号を出力するときなどは音声周
波数が変動するため、本方式は使用できないという問題
があった。
【0006】また上記方式では、一つのPWM信号でア
ナログ信号の全スイング幅を表現しているため、アナロ
グ信号を復調する場合の電圧分解能は、例えば、復調す
るアナログ信号のスイング幅を5ボルトとし、タイマカ
ウンタを8ビット(256階調)すべて使用した場合、
復調し得るアナログ信号の分解能は、約19.5 ミリボ
ルトとなり、タイマカウンタが8ビットである限りはこ
れ以上の分解能は得られないという問題があった。
【0007】本発明の目的は、PWM信号をアナログ信
号に復調した場合の分解能を高めること、即ち、分解能
の回路的な決定要因の一部である「アナログ信号のスイ
ング幅、及びタイマカウンタのビット数」などによって
制限されずに分解能を高めることが可能なPWM信号変
調復調回路を提供することにある。
【0008】本発明の第二の目的は、A/D変換器の許
容入力範囲を越えると思われるアナログ信号が入力され
た場合でも、出力アナログ信号に飽和を生じない、ダイ
ナミックレンジの広いPWM信号変調復調回路を提供す
ることにある。
【0009】本発明の第三の目的は、A/D変換器の許
容入力範囲を越えると思われるアナログ信号が入力され
た場合でも、出力アナログ信号に飽和を生じない、ダイ
ナミックレンジの広い、安価で拡張性の高いPWM信号
変調復調回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数系統のPWM信号を用いて、一系統
のアナログ信号に変換する手段を設けた。
【0011】上記第二の目的を達成するために、本発明
は入力アナログ信号を増幅する入力アンプの増幅度を切
り換え、A/D変換したディジタル値とともに前記入力
アンプの増幅度値を記憶し、複数系統のPWM信号から
一系統のアナログ信号に変換する出力アンプの増幅度
を、前記増幅度値に応じて切り換える手段を設けた。
【0012】上記第三の目的を達成するために、入力ア
ナログ信号を増幅する入力アンプの増幅度を切り換え、
A/D変換したディジタル値とともに前記入力アンプの
増幅度値を記憶し、複数系統のPWM信号の波高値を、
前記増幅度値に応じて切り換えた後、一系統のアナログ
信号に変換する手段を設けた。
【0013】
【作用】出力アナログ信号のスイング電圧範囲を複数に
分割し、複数系統のPWM信号を用いて分割した各々の
スイング電圧範囲を分担して出力し、一系統のアナログ
信号に変換する手段を設けたことにより、各々のPWM
信号が復調するアナログ信号範囲を狭くすることが可能
となる。言い代えれば、タイマカウンタのビット数は一
系統のPWM信号を用いたときと同じでありながらも、
同じビット数で狭い電圧範囲を表現すれば良いことにな
る。それによって、分解能の高い、高精度なPWM信号
変調復調回路を提供できる。
【0014】また、入力アンプの増幅度を切り換える手
段を設けたことと、出力アンプの増幅度を切り換える手
段を設けたことにより、入力アナログ信号をA/D変換
しながら常に監視し、A/D変換器の許容入力範囲に納
まるよう入力アンプの増幅度を切り換えたり、出力アン
プが飽和しないように増幅度値に応じて出力アンプの増
幅度を切り換えることによって分解能の高い高精度なP
WM信号を得ることが可能となる。それによって、ダイ
ナミックレンジの広いPWM信号変調復調回路を提供で
きる。
【0015】また、入力アンプの増幅度を切り換える手
段を設けたことと、例えばラダー抵抗網を接続したデコ
ーダにPWM信号と増幅度値を加えることによって出力
電圧を制御する回路を設けたことにより、入力アナログ
信号をA/D変換しながら常に監視し、A/D変換器の
許容入力範囲に納まるよう入力アンプの増幅度を切り換
えたり、出力アンプが飽和しないように増幅度値に応じ
てPWM信号の波高値を切り換えることによって、分解
能の高い高精度なPWM信号を得ることが可能となる。
また、ラダー抵抗とデコード用信号線を追加するだけで
PWM信号の波高値の可変範囲を広げることが可能とな
る。それによって、安価で、拡張性が高く、ダイナミッ
クレンジの広いPWM信号変調復調回路を提供できる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第一の実施例のPWM信号変
調復調回路図であり、入力信号を増幅する入力アンプ
1,入力アンプ1のゲインを切り換える目的で帰還ルー
プに挿入したアナログスイッチ2,A/D変換やPWM
信号の出力などの制御を行うMPU3,PWM信号をバ
ッファリングするバッファ4及びバッファ5,PWM信
号をアナログ信号に変換する出力アンプ6,出力アンプ
6のゲインを切り換える目的で帰還ループに挿入したア
ナログスイッチ7,出力アンプ6の出力信号をフィルタ
リングするローパスフィルタ8,抵抗9−1〜9−7,
オフセット用電源10,基準電源11,結合コンデンサ
12により構成される。
【0017】なお、説明の便宜を図るため、入力信号を
Sinと,入力アンプ1の出力をA/Dinと,MPU
3のA/D変換器の入力端子をAinと,MPU3のポ
ート1からポート4までの出力信号をそれぞれGO,P
WM_P,PWM_N,GIと,出力アンプ6の出力信
号をA_PWMと,ローパスフィルタ8の出力信号をS
outと,オフセット用電源10の電圧をVsと,基準
電源11の電圧をVrefと各々表現して説明を行う。
【0018】以下、具体的な動作説明を行うが、本実施
例では、二系統のPWM信号であるPWM_P,PWM
_Nから、一系統のアナログ信号であるA_PWMを得
るところに特徴がある。また、アナログスイッチ2と抵
抗9−3,アナログスイッチ7と抵抗9−7を設けて、
入力アンプ1と出力アンプ6それぞれのゲインを切り換
えるところに特徴がある。
【0019】初めに、本実施例に示すPWM信号変調復
調回路において、SinがMPU3のA/D変換器によ
ってディジタルデータに変換されるまでの動作を説明す
る。Sinは結合コンデンサ12を介し、入力アンプ
1,抵抗9−1,抵抗9−2によって増幅され、オフセ
ット用電源10の電圧Vsボルトを中心にした信号A/
Dinとなり、MPU3のAinに入力される。Vre
fを5ボルトと仮定し、Vsを2.5 ボルトと仮定すれ
ば、A/D変換器は図2(a)に示すように、2.5 ボ
ルトを中心とし、0ボルトからVrefボルトまでの範
囲をA/D変換することが可能である。MPU3は、逐
次A/D変換しながらこの範囲内にA/Dinが納まる
ように入力アンプ1のゲインを制御する。しかし、この
全範囲をカバーするのは実用上無理があり、実際には多
少この内側を実用範囲とするのが一般的である。具体的
には、一例として上下10%を除く範囲内(0.5ボルト
から4.5 ボルト)を実用範囲とし、この範囲内にA/
Dinが納まっている間はアナログスイッチ2をオフ
し、ゲインを一定に保つ。
【0020】また、A/Dinが上記範囲(0.5ボル
トから4.5ボルト)を越えた場合には、実用範囲を越
えたものとし、直ちにMPU3は信号GI(図2
(b))を「H」とすることによりアナログスイッチ2
をオンし、入力アンプ1のゲインを例えば1/2に下げ
るように制御を行う。この時に、MPU3はA/D変換
したディジタルデータを記憶すると同時に、ゲイン値も
記憶しておく。この後、A/Dinが減少し、ゲインを
上げても上下10%を除く範囲内に納まる場合(例えば
1.5ボルトから3.5ボルトの範囲)には、直ちにMP
U3は信号GIを「L」にしてアナログスイッチ2をオフ
し、入力アンプ1のゲインを初期状態に戻すように制御
を行う。この時にもMPU3は、A/D変換したディジ
タルデータとゲイン値を記憶しておく。
【0021】次に、ディジタルデータがPWM信号に変
換され、アナログ信号に復調されるまでの動作を図3を
用いて説明する。前述した処理により得られたディジタ
ルデータは、PWM信号発生用タイマパルスユニットに
よりディジタル値に応じたパルス幅変調を受け、ポート
2またはポート3より出力される。この時のポートの振
り分けは、例えば、A/DinがVs以上の信号は、ポ
ート2よりPWM_Pとして正極性パルスで出力し(図
3(a))、同じくA/DinがVs未満の信号は、ポ
ート3よりPWM_Nとして負極性パルスで出力(図3
(b))するものである。
【0022】PWM_PとPWM_Nは、バッファ4及
びバッファ5を経て、抵抗9−4,抵抗9−5,抵抗9
−6,抵抗9−7で決定されるゲインにより出力アンプ
6で増幅される。なお、初期状態では信号GOは「H」
とし(図3(c))、アナログスイッチ7は閉じている
ものとする。なお、出力アンプ6のプラス側入力はVs
(2.5 ボルト)であり、バッファ4及びバッファ5の
「H」レベルが5ボルト、「L」レベルが0ボルトと
し、抵抗9−4と抵抗9−5が同じ値であれば、A_P
WMは2.5 ボルトを中心にスイングする信号となる
(図3(d))。
【0023】まず、GOが「H」の間PWM_Pは、例
えば、ゲインA倍で増幅され、2.5ボルトよりもマイ
ナス側に出力される。また、GOが「L」の間はアナロ
グスイッチ7はオフとなり、抵抗9−6と抵抗9−7が
同じ値とすれば、出力アンプ6のゲインはほぼ2A倍と
なってA_PWMは2倍の振幅となる。同様にPWM_
Nでも同じ動作となるが、出力信号は2.5 ボルトより
もプラス側に出力される。この信号A_PWMは、次段
のローパスフィルタ8により高域成分がカットされ、信
号Soutとなる(図3(e))。
【0024】第一の実施例によれば、入力アナログ信号
の中心電圧を境に二つに分割し、各々の分割した領域を
二系統のPWM信号で分担し出力することにより、一系
統のPWM信号を用いたときよりも高い分解能を実現す
ることが可能となった。また、入力信号の大きさが変わ
っても、常にA/D変換器の許容入力範囲内に納まるよ
うゲインを可変するとともに、出力側においても同様
に、ゲインを可変しながらPWM信号を復調することに
より、広いダイナミックレンジを確保するようにしたも
のである。
【0025】第一の実施例では、PWM信号が二系統の
場合を述べたが、三系統以上であっても可能である。ま
た、入出力回路のゲイン切り換えは2段階に限定される
ものではなく、何段階であっても良い。
【0026】本発明の第二の実施例を図4を用いて説明
する。
【0027】図4はPWM信号変調復調回路の一実施例
を示す図であり、入力信号を増幅する入力アンプ1,入
力アンプ1のゲインを切り換える目的で帰還ループに挿
入したアナログスイッチ2−1,アナログスイッチ2−
2,アナログスイッチ2−3,A/D変換やPWM信号
の出力などの制御を行うMPU3,PWM信号の波高値
を切り換えるデコーダ13−1,デコーダ13−2,ラ
ダー抵抗網14−1,14−2,各デコーダと各ラダー
抵抗網からの出力信号を一系統のアナログ信号に変換す
る出力アンプ6,出力アンプ6の出力信号をフィルタリ
ングするローパスフィルタ8,抵抗15−1〜15−
8,オフセット用電源10,基準電源11,結合コンデ
ンサ12により構成される。
【0028】回路動作の基本部分は第一の実施例と同様
であり重複する部分は省略する。
【0029】なお、説明の便宜を図るため、入力信号を
Sinと,入力アンプ1の出力をA/Dinと、MPU
3のA/D変換器の入力端子をAinと,MPU3のポ
ートAからポートGまでの出力信号をそれぞれPWM_
P,GO1,GO2,PWM_N,GI1,GI2,G
I3と,出力アンプ6の出力信号をA_PWMと,ロー
パスフィルタ8の出力信号をSoutと,オフセット用
電源10の電圧をVsと,基準電源11の電圧をVre
fと各々表現して説明を行う。
【0030】以下、具体的な動作説明を行うが、本実施
例では、二系統のPWM信号であるPWM_P,PWM
_Nを、デコーダ13−1,13−2とラダー抵抗網1
4−1,14−2を介して出力アンプ6に入力し、一系
統のアナログ信号A_PWMを得るところに特徴があ
る。また、アナログスイッチ2−1,2−2,2−3
と,抵抗15−3,15−4,15−5を設けて、入力
アンプ1のゲインを切り換えるところに特徴がある。
【0031】初めに、第二の実施例に示すPWM信号変
調復調回路において、SinがMPU3のA/D変換器によ
ってディジタルデータに変換されるまでの動作を説明す
るが、第一の実施例と動作の違う部分のみ説明を行う。
【0032】第一の実施例と同様に入力アンプ1に入力
された信号Sinは、抵抗15−1,抵抗15−2の比
率によって増幅され、A/DinがA/D変換器の実用
範囲(0.5ボルトから4.5ボルト)を越えた場合、直
ちにMPU3は信号GI3を「H」とすることによりア
ナログスイッチ2−1をオンし、入力アンプ1のゲイン
を、例えば、1/2に下げるように制御を行う。この時
に、MPU3はA/D変換したディジタルデータを記憶
すると同時に、ゲイン値も記憶しておく。この後もA/
Dinが増加を続けた場合、実用範囲を越える度に次々
に、信号GI2,GI3を「H」とし、入力アンプ1の
ゲインを例えば1/4,1/8と下げていく。もちろん
MPU3は、A/D変換したディジタルデータを記憶す
ると同時に、ゲイン値も記憶しておくものである。
【0033】また、この後A/Dinが減少し、ゲイン
を上げても上下10%を除く範囲内に納まる場合(例え
ば1.5ボルトから3.5ボルトの範囲)には、直ちにM
PU3は信号GI1を「L」にしてアナログスイッチ2
−3をオフし、入力アンプ1のゲインを1/4に戻すよ
うに制御を行う。同様にA/Dinが減少する度に次々
に信号GI2,GI3を「L」とし、入力アンプ1のゲ
インを1/2,1/1と上げていく。この時にもMPU
3は、A/D変換したディジタルデータとゲイン値を記
憶しておくものである。
【0034】次に、ディジタルデータがPWM信号に変
換され、アナログ信号に復調されるまでの動作を説明す
る。前述した処理により得られたディジタルデータは、
PWM信号発生用タイマパルスユニットによりディジタル
値に応じたパルス幅変調を受け、ポートAまたはポート
Dより出力される。この時のポートの振り分けは、A/
DinがVs以上の信号は、ポートAよりPWM_Pと
して正極性パルスで出力し、同じくA/DinがVs未
満の信号は、ポートDよりPWM_Nとして負極性パル
スで出力するものである。また、信号GO1,GO2
は、前述したA/D変換時に同時に記憶された増幅度値
をコード変換した。
【0035】一例として、PWM_Nは「H」のまま
で、PWM_Pが出力された場合を述べる。デコーダ1
3−1のデコード信号入力端子A,BにはGO1,GO
2が、ポジティブゲート端子にはPWM_Pが入力さ
れ、PWM_Pが「H」の時のみ、A,Bで選択された
出力端子0〜3を「L」にし、ラダー抵抗網14−1と
出力アンプ6によって、A/D変換時の増幅度値に応じ
たアナログ信号A_PWMが得られる。このように、P
WM_Pが「H」になる度に信号GO1,GO2に応じ
たデコーダ13−1の出力端子が選択され、アナログ信
号の入力時に行われたゲイン切り換えと逆の操作(入力
時にゲインを下げた場合には、出力時にゲインを上げる
操作)によって、PWM信号の波高値を切り換える。
【0036】次に、PWM_Pは「L」のままで、PW
M_Nが出力された場合を述べる。デコーダ13−2の
デコード信号入力端子A,Bには同様にGO1,GO2
が、ネガティブゲート端子にはPWM_Nが入力され、
PWM_Nが「L」の時のみ、A,Bで選択された出力
端子0〜3を「L」にし、ラダー抵抗網14−2と出力
アンプ6によって、A/D変換時の増幅度値に応じたア
ナログ信号A_PWMが得られる。このように、PWM
_Nが「L」になる度に信号GO1,GO2に応じたデ
コーダ13−2の出力端子が選択され、アナログ信号の
入力時に行われたゲイン切り換えと逆の操作(入力時に
ゲインを下げた場合には、出力時にゲインを上げる操
作)によって、PWM信号の波高値を切り換えるもので
ある。
【0037】以上述べた方式により、PWM_PとPW
M_N双方のPWM信号が、デコーダとラダー抵抗網に
よりアナログ信号A_PWMに変換され、次段のローパ
スフィルタ8により高域成分がカットされ、信号Sou
tとなる。
【0038】第二の実施例によれば、第一の実施例と同
様に、一系統のPWM信号を用いたときよりも高い分解
能を実現することが可能となった。また、入力信号の大
きさが変わっても、常にA/D変換器の許容入力範囲内
に納まるよう入力アンプのゲインを可変するとともに、
出力側では、二系統のPWM信号を、ラダー抵抗網を接
続したデコーダにそれぞれ入力し、入力時の増幅度値に
応じて波高値を切り換え一系統のアナログ信号に変換す
ることにより、広いダイナミックレンジを確保するよう
にしたものである。
【0039】第二の実施例では、PWM信号が二系統の
場合を述べたが、三系統以上であっても可能である。ま
た、入出力回路のゲイン切り換えは4段階に限定される
ものではなく、何段階であっても良い。
【0040】本実施例では、音声信号処理を例に上げて
説明したが、それ以外にも、モータの回転制御や通信機
器の周波数制御などへの応用も可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、複数系統のPWM信号
を用いて一系統のアナログ信号に変換することができる
ので、各々のPWM信号が復調するアナログ信号範囲を
狭くすることが可能となり、分解能の高い高精度なPW
M信号変調復調回路を提供できる効果がある。
【0042】また、入力アンプの増幅度を切り換えるこ
ととPWM信号の波高値を切り換えることにより、A/
D変換器の入力信号や出力アンプの出力信号の飽和を防
止することができるので、分解能の高い高精度なPWM
信号を得ることが可能となり、ダイナミックレンジの広
いPWM信号変調復調回路を提供できる効果がある。ま
た、ラダー抵抗網とデコーダを使用してPWM信号の波
高値を制御する回路としたことにより、ラダー抵抗とデ
コード用信号線を追加するだけでPWM信号の波高値の
可変範囲を広げることが可能となり、安価で、拡張性の
高いPWM信号変調復調回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例におけるPWM信号変調復調回路
図。
【図2】第一の実施例におけるA/D変換器への入力波
形と入力アンプのゲイン切り換え信号を示すタイムチャ
ート。
【図3】第一の実施例におけるPWM信号波形と出力ア
ンプのゲイン切り換え信号、及びアナログ出力信号波形
を示すタイムチャート。
【図4】第二の実施例におけるPWM信号変調復調回路
図。
【符号の説明】
1…入力アンプ、2,2−1,2−2,2−3,7…ア
ナログスイッチ、3…MPU、4,5…バッファ、6…
出力アンプ、8…ローパスフィルタ、9−1〜9−7…
抵抗、10…オフセット用電源、11…基準電源。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力アナログ信号をA/D変換したディジ
    タル値を、パルス幅の変化量に変換するパルス幅変調
    (PWM)信号に変換し、アナログ信号に復調するPW
    M回路において、複数系統のPWM信号を用いて、一系
    統のアナログ信号に変換することを特徴とするPWM信
    号変調復調回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、入力アナログ信号を増
    幅する入力アンプの増幅度を切り換え、A/D変換した
    ディジタル値とともに前記入力アンプの増幅度値を記憶
    し、複数系統のPWM信号から一系統のアナログ信号に
    変換する出力アンプの増幅度を、前記増幅度値に応じて
    切り換えるPWM信号変調復調回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、入力アナログ信号を増
    幅する入力アンプの増幅度を切り換え、A/D変換した
    ディジタル値とともに前記入力アンプの増幅度値を記憶
    し、複数系統のPWM信号の波高値を、前記増幅度値に
    応じて切り換えた後、一系統のアナログ信号に変換する
    PWM信号変調復調回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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