JPH08222084A - スイッチ操作装置 - Google Patents

スイッチ操作装置

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Publication number
JPH08222084A
JPH08222084A JP4913495A JP4913495A JPH08222084A JP H08222084 A JPH08222084 A JP H08222084A JP 4913495 A JP4913495 A JP 4913495A JP 4913495 A JP4913495 A JP 4913495A JP H08222084 A JPH08222084 A JP H08222084A
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JP
Japan
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switch
switch knob
arm
knob
fulcrum
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JP4913495A
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English (en)
Inventor
Koji Chiba
孝司 千葉
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Alpine Electronics Inc
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーソー動作するスイッチノブが設けられた
スイッチ操作装置において、全体を薄型化し、且つ操作
感触を良好なものにする。 【構成】 スイッチノブ21は支点突部22a、22b
がパネル操作面7に設けられた支点凹部28a、28b
に挿入されてシーソー動作可能に支持されている。スイ
ッチノブ21には、背面の投影領域よりも反Z側に突出
した位置にてX方向と反X方向に延びる弾性腕23a、
23bが設けられ、この弾性腕23a、23bがパネル
操作面7に設けられた腕支持部25a、25bに支持さ
れている。そしてスイッチノブ21の背部のスイッチ押
圧部24a、24bにスイッチ素子11a、11bが対
向している。スイッチノブ21を復帰させる腕部23
a、23bがスイッチノブ21の側面の外側に設けられ
ているので、スイッチノブ21およびスイッチ操作装置
全体を薄型に構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用音響機器などの
各種の電子機器のパネルに配置されるスイッチ操作装置
に係り、特にスイッチノブのシーソー動作により一対の
スイッチ素子が押圧操作されるスイッチ操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、シーソー動作するスイッチノブ
を備えた従来のスイッチ操作装置を示す分解斜視図、図
6は図5のVI方向矢視の平面図であり、同図(a)が
操作前の初期状態を、同図(b)がスイッチノブが押さ
れた状態をそれぞれ示している。
【0003】スイッチノブ1は、合成樹脂材料からな
り、図5にて図示上下に位置する側面に設けられる支点
突部2a、2bと、背部側に設けられる突起状の一対の
スイッチ押圧部4a、4bと、同じく背部側の中央部か
らそれぞれのスイッチ押圧部4a、4bの方向に延びる
弾性変形可能な腕部3a、3bとが一体に形成されてい
る。またスイッチノブ1の前面には凸状の操作部1aと
凹状の操作部1bが形成されている。符号7は電子機器
のパネル操作面を示しており、スイッチノブ1の前面が
パネル操作面7の外に突出するように窓9が形成されて
いる。パネル操作面7の裏面には、前記支点突部2a、
2bを支持するU字溝形状の支点凹部8a、8bが一体
に設けられている。
【0004】スイッチノブ1の背面側には導光部材6が
設けられている。この導光部材6は図示しないランプな
どの光源から発せられる光をパネル操作面7での照光が
必要な部分へ導くものである。また導光部材6は、スイ
ッチノブ1を背面側から支持する機能も発揮する。導光
部材6には、孔10a、10bが設けられており、前記
スイッチ押圧部4a、4bが挿入される。その際、ある
程度遊びができるように孔10a、10bの穴の大きさ
は、スイッチ押圧部4a、4bの直径よりも大きく形成
されている。前記孔10a、10bを通過した前記スイ
ッチ押圧部4a、4bの先端は、基板12に取り付けら
れたスイッチ素子11a、11bの押圧部11c、11
dに近接して対向している。
【0005】図6(a)に示すように組立てられたスイ
ッチ装置では、スイッチノブ1の支点突部2a、2bが
パネル操作面7の背面側の支点凹部8a、8bにそれぞ
れ挿入され、またスイッチノブ1の背部側から延びる前
記腕部3a、3bの先端が導光部材6の内壁面6aに当
たる。図6(b)に示すように、例えばスイッチノブ1
の凹状の操作部1bが指でF方向へ押されると、スイッ
チノブ1は支点突部2a、2bを支点として時計回り方
向(A方向)へ回転する。この時スイッチノブ1の背面
にあるスイッチ押圧部4bの先端がスイッチ素子11b
の押圧部11dを押し、スイッチ素子11bがONまた
はOFFに切換えられる。このとき、腕部3bの先端が
導光部材6の内壁面6aに加圧され、腕部3bが撓み弾
性力が蓄積される。
【0006】スイッチノブ1の操作部1b側を押してい
た指を離すと、腕部3bにて蓄積されていた弾性力が解
放されるように働き、スイッチノブ1が反時計回り方向
(B方向)に回動して、初めの状態(図6(a))に復
元される。逆に、スイッチノブ1の凸状の操作部1a側
が押されたときには、スイッチノブ1の回転方向が前記
と逆となり、スイッチ素子11aがONまたはOFFに
切換えられる。このときには、腕部3aが内壁面6aに
圧接されて撓み、この腕部3aがスイッチノブ1を復元
させるように働く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスイッチ操
作装置では、スイッチノブ1の背部と、導光部材6の内
壁面6aとの距離d2をかなり長くしなければならず、
装置の薄型化ができない欠点がある。このスイッチ操作
装置では、図5に示すように、腕部3a、3bがスイッ
チノブ1の背部のほぼ中央部を始点としてスイッチ押圧
方向(図中Y方向)に延びている。しかも、腕部3a、
3bは図6(b)に示すようにスイッチノブ1が押圧操
作されたときに適度な弾性力で弾性復元力を発揮する必
要がある。そのため、腕部3a、3bのY方向の寸法d
1(図5に示す)が長く必要になり、スイッチノブ1自
体のY方向への全体寸法が大きいものとなる。
【0008】すなわち、上記腕部3a、3bは、スイッ
チノブ1の背面の中央部からY方向に延び、腕部3a、
3bはX−Z平面でのスイッチノブ1の背面が投影され
る領域内にてY方向に延びている。この腕部3a、3b
を短いものとすると、スイッチノブ1を図6(a)の中
立状態に維持するためのバランスが悪くなり、また腕部
3a、3bが短いと、スイッチノブ1の操作部1aまた
は1bを指で押圧するときの反発力が異常に大きくな
り、操作感触が悪くなる。したがって、腕部3a、3b
を長いものにしなければならず、Y方向への延び寸法d
1が長くなる。その結果、スイッチノブ1の背面と導光
部材6の内壁面6aとの距離を長くしなくてはならず、
機器のY方向の寸法が厚くなり、機器の薄型化の障害と
なっている。
【0009】また、上記のスイッチノブ1は、細い腕部
3a、3bが背部からY方向へ斜めに延びているもので
あるため、スイッチノブ1全体の形状が複雑であり、こ
のスイッチノブ1を樹脂により一体成型する場合、成型
に使用する射出型の抜き形状が非常に複雑になる。
【0010】また斜めに延びる腕部3a、3bは、成型
時のひけや歪みが形成される可能性が高く、よって腕部
3a、3bのY方向の寸法d1の精度を高くできない。
よってスイッチノブ1の寸法公差の範囲が広く、他の部
品の寸法公差とあいまって、図6(a)に示す組立状態
のときに、支点凹部8a、8bと支点突部2a、2bと
の間に隙間が生じ、または腕部3a、3bの先端と内壁
面6aとの間に隙間が形成されるおそれがある。その結
果、組立てられた状態でスイッチノブ1にY方向へのが
たつきが生じ、操作感触が悪くなり、商品の品質を低下
させる原因になる。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、スイッチノブ1を薄型のものにし、しかもシーソ
ー動作時の復帰動作が確実に行われ、また押圧操作時の
操作感触を良好にできるようにしたスイッチ操作装置を
提供することを目的としている。
【0012】また本発明は、スイッチノブを樹脂などに
より成型しやすいものとし、またスイッチノブと腕部の
寸法精度を高くできるようにしたことを目的としてい
る。
【0013】さらに本発明は、各部品の寸法公差が累積
された場合でも、組立てられた状態でのスイッチノブの
がたつきが生じにくいようにしたことを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、窓が形成され
たパネルと、操作力を受ける表面が前記窓に現れ且つ背
部側の2箇所にスイッチ押圧部が設けられたスイッチノ
ブと、スイッチノブの前記2箇所のスイッチ押圧部によ
り個別に押圧操作される一対のスイッチ素子と、2箇所
の前記スイッチ押圧部の中間でスイッチノブをシーソー
動作自在に支持する支点部とが設けられたスイッチ操作
装置において、前記スイッチノブには、その背部が投影
される領域の外側にて前記支点部側からそれぞれのスイ
ッチ押圧部側に延びる一対の弾性変形可能な腕部が設け
られ、スイッチノブがシーソー動作するときに前記腕部
を支える一対の腕支持部が設けられていることを特徴と
するものである。
【0015】上記において、腕部は、スイッチ押圧方向
に直交する面(図1のX−Z面)にスイッチノブの背部
が投影される領域の外方に延びているものである。例え
ば腕部は、スイッチノブの背面からスイッチ押圧方向
(図1に示すY方向)へ延び、さらに前記投影される領
域の側方(Z方向または反Z方向)へ延び、この投影領
域の外側にてスイッチ押圧部の方向(X方向および反X
方向)へ延びる形状とすることが可能である。またこの
腕部のほとんどの部分がスイッチノブの背面と平行に延
びていることが好ましい。また上記の投影領域の外側と
は、スイッチノブが押されて移動する領域の外側と表現
することもできる。
【0016】最も好ましいスイッチノブの構造は、図1
に示すように、一対の腕部が、スイッチノブの背面と同
一面となるように、側面からL字形状に延びているもの
である。
【0017】スイッチノブがシーソー動作するときに腕
部を支える腕支持部は、スイッチノブの背面側に配置さ
れる導光部材や基板などの支持面に形成されていてもよ
いが、腕部を支える腕支持部をパネルの内面側に設ける
ことも可能である。
【0018】さらに本発明では、パネルの内面側に設け
られた凹部とスイッチノブに設けられた前記凹部に嵌合
する支点突部とにより支点部が形成され、且つパネルの
内面側に腕部を支える腕支持部が形成されており、前記
腕部が腕支持部に圧接させられて腕部が撓んだ状態でス
イッチノブが背部側から支えられている構造とすること
が可能である。
【0019】
【作用】本発明では、腕部がスイッチノブの背面が投影
される領域の外においてスイッチのノブの両端方向へ延
びている。例えば図1に示すように、腕部23a,23
bは、スイッチノブ21の背面から反Z方向へ外れる位
置にてX方向および反X方向へ延びている。
【0020】スイッチノブが指で押されると、スイッチ
ノブは支点凹部と支点突部とが嵌合する支点部を中心と
してシーソー動作する。このとき、腕部は腕支持部に支
えられて前記シーソー動作量に応じて弾性変形する。腕
部はスイッチノブの背面がX−Z面にて投影される領域
の外、例えば図1に示すようにスイッチノブの背面から
反Z方向へ外れた位置にあり、この位置にて弾性変形す
る。よって、腕部はスイッチノブの厚さ方向(Y方向)
へ長く延びていなくても、スイッチノブの側方(反Z方
向側方)にて充分な変形領域を確保できる。したがっ
て、スイッチノブへの押圧力を除去したときに、スイッ
チノブは確実に中立姿勢に復帰でき、またスイッチノブ
を指で押すときの反発力が適度であり、操作感触が良く
なる。また、スイッチノブのY方向への寸法が薄くなる
ので、スイッチ装置を薄型化できる。
【0021】さらに、図1に示す実施例のように、腕部
がスイッチノブの背面と同一面にて延びていると、スイ
ッチノブはさらに薄型のものとなる。また腕部がスイッ
チノブの背面と同一面であると、腕部がY方向へ斜めに
延びる部分がなくスイッチノブの成型が容易である。
【0022】また、腕部は、スイッチノブの背面が投影
される領域外で、スイッチノブの側方に延びている。し
たがって、この腕部を支える腕支持部をパネルの内面側
に設けても、スイッチノブがシーソー動作するときに腕
部を弾性変形させることが可能になる。
【0023】また、パネルの内側に形成された凹部に、
スイッチノブの支点突部が嵌合し、且つパネルの内面側
に腕支持部が形成されているものにおいて、スイッチノ
ブの腕部が前記腕支持部に当たった状態で、前記凹部の
底部と支点突部との間に隙間が形成されるようにしてお
き、組立てられた状態で、スイッチノブが背部側から支
持され、このとき前記腕部が撓む状態としておくことに
より、組立てられた状態でスイッチノブのがたつきが生
じるのを防止できる。
【0024】すなわち、予め、支点突部と凹部の底面と
を浮かせた状態に寸法設定されているので、スイッチノ
ブおよび他の部品に製造上の寸法誤差があっても、組立
てられた状態で必ずスイッチノブのがたつきが防止でき
る。
【0025】なお、腕部が腕支持部に圧接された状態で
スイッチノブを背部側から支える構造は、支点突部が導
光部材や基板に設けられた支持体により背面側から支持
されてもよいし、またはスイッチがスイッチノブの背部
の押圧部に圧接し、この状態で、腕部が撓む構造であっ
てもよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明のスイッチ操作装置の一例として車
載用音響機器のスイッチ操作装置を示す分解斜視図、図
2は図1のスイッチ操作装置をパネル操作面7の方向
(Y方向)から見た部分正面図、図3は図1のスイッチ
操作装置を下面方向(Z方向)から見た動作別の部分底
面図で、同図(a)が操作前の初期状態を、同図(b)
がスイッチノブが押された状態をそれぞれ示している。
図4は図1のスイッチ操作装置をX方向から見た側面図
であり、同図(a)が組立前の初期状態を、同図(b)
が組立後の状態をそれぞれ示している。
【0027】車載用音響機器では、その前面にノーズ部
(化粧部)が固定して設けられるが、このノーズ部の前
面がパネル操作面7となる。このパネル操作面7には各
種スイッチノブが配列され、また液晶パネルなどの表示
部が設けられる。図1にはパネル操作面7の一部を示し
ており、X方向に長い形状の窓9が開口している。合成
樹脂材料により形成されたスイッチノブ21は、パネル
操作面7の内側に配置され、その本体部21cの前面
(操作力を受ける前面)が、前記窓9から突出して現れ
ている。スイッチノブ21の本体部21cの前面に形成
された凸状の操作部21aまたは凹状の操作部21bが
押圧操作されることにより、基板12に取り付けられた
スイッチ素子11aまたは11bの切換えが可能とな
る。
【0028】図1に示すように、スイッチノブ21は、
その本体部21cの側部外周の背部側に鍔21dを有し
ている。この鍔21dのY方向側の端面がスイッチノブ
21の背面である。スイッチノブ21の図示上下側面
(Z側と反Z側の側面)で且つX方向の中央に、短軸形
状の支点突部22a、22bが形成されている。支点突
部22a、22bは鍔21dとほぼ同じ背部側に形成さ
れている。またスイッチノブ21の背部には一対の突起
状のスイッチ押圧部24a、24bが設けられている。
前記支点突部22a、22bは、スイッチ押圧部24a
と24bのX方向での中点位置に配置されている。
【0029】スイッチノブ21の本体部21cの図示下
側(反Z側)の側面からは、L字形状の一対の腕部23
a、23bが一体に延びている。この腕部23a、23
bは付根部分31a、31bが本体部21cから反Z方
向へほぼ垂直に延び、さらに支点突部22b側からスイ
ッチ押圧部24a側と24b側に延びて弾性変形可能な
ものとなっている。腕部23aと23bは、本体部21
cの図示下側(反Z側)の側面とほぼ平行に延びてい
る。また付根部分31a、31bと腕部23a、23b
は、スイッチノブ21の背面(鍔21dのY側端面)と
同一面に形成されている。
【0030】腕部23aと23bは、スイッチノブ21
の本体部21cの背面から図示下側(反Z側)に外れる
位置に延びている。すなわち、腕部23a、23bは、
スイッチノブ21の背面がX−Z平面(スイッチノブ押
圧方向に直交する面)に投影される領域よりも反Z方向
の外側へ延びている。したがって腕部が背部側からY方
向へ延びる従来のものに比べ、スイッチノブ21はY方
向(スイッチノブ押圧方向)の寸法を薄くできる。また
付根部分31a、31bおよび腕部23a、23bがス
イッチノブ21の背面と同一面であるため、スイッチノ
ブ21の射出成型が容易である。
【0031】パネル操作面7の裏面には、前記支点突部
22a、22bを支持するための支点凹部28a、28
bが設けられている。この支点凹部28a、28bは、
パネル操作面7の内面側で、窓9の上下部分でのX方向
中央に形成されている。この実施例では、支点突部22
a、22bと支点凹部28a、28bとで、スイッチノ
ブ21をシーソー動作させるために支点部が形成されて
いる。また、パネル操作面7の裏面では、窓9の下側
に、腕部23a、23bを支える腕支持部25a、25
bが凸状に一体形成されている。図3に示すように、ス
イッチノブ21の前記腕部23a、23bはその先端部
分が前記腕支持部25a、25bに支えられるものとな
る。
【0032】符号26は導光部材であり、スイッチノブ
21の本体部21cと基板12との間に配置されてい
る。導光部材26はアクリルなどの透光性の樹脂材料に
より形成され、基板12に設置されたランプなどの光源
(図示せず)からの光をパネル操作面7での照光部分に
導くものである。この実施例では、導光部材26が、ス
イッチノブ21を背部側から支えスイッチノブ21をパ
ネル操作面7との間に挟持するための支持部材としての
機能を発揮し、さらにはスイッチノブ21のがたつきを
防止するための効果も奏するものとなっている。
【0033】導光部材26には、溝30a、30bと突
片27a、27bが設けられている。組立の際、前記ス
イッチ押圧部24a、24bが前記溝30a、30bを
通り、基板12に取り付けられたスイッチ素子11a、
11bの押圧部11c、11dに近接して対向するよう
に設置される。さらに組立時には、前記支点突部22
a、22bが、突片27a、27bにそれぞれ押圧され
前記支点凹部28a、28bに挿入される。
【0034】図4(a)は、スイッチノブ21をパネル
操作面7に組み込む最初の状態を示している。この図に
示されるように、スイッチノブ21がパネル操作面7の
内側に組み込まれるときには、まず初めに腕部23a、
23bが腕支持部25a、25bに当接する。この段階
では、支点凹部28a、28bの底部と支点突部22
a、22bの間には、隙間d3が介在している。
【0035】図4(b)に示すように、スイッチノブ2
1の背後から導光部材26を設置すると、導光部材26
に形成された突片27a、27bが、支点突部22a、
22bを直接押し、支点突部22a、22bが前記隙間
d3を小さくする方向(図中の反Y方向)へ押し込まれ
る。このとき、前述のように既に腕部23a、23bが
腕支持部25a、25bに当接しているので、腕部23
a、23bは共にやや撓んだ状態となる。この状態で、
導光部材26がパネル操作面7の裏面に固定されること
により、スイッチノブ21は動かないように取り付けら
れるが、特に、腕部23a、23bがわずかに弾性変形
された状態で突片27a、27bによりスイッチノブ2
1が背部側から支えられるため、組立られた状態では、
スイッチノブ21がY方向へがたつくことがない。
【0036】すなわち図4(a)に示す隙間d3が予め
形成されるように、各部品の寸法が決められているた
め、スイッチノブ21や他の部品に製造時のY方向の寸
法誤差が生じても、この誤差は隙間d3の寸法の違いと
して現れるだけである。そして、組立てられた状態で、
腕部23a、23bが弾性変形した状態とすることによ
り、前記寸法誤差の存在にかかわらず、スイッチノブ2
1にがたつきが生じるのが防止される。
【0037】なお、図の実施例では、突片27a、27
bにより支点突部22a、22bが背部側から押され、
この押し力により腕部23a、23bがやや撓む構造と
なっているが、例えばスイッチ素子11a、11bの押
圧部11c、11dが、スイッチが動作しない程度の力
でスイッチ押圧部24a、24bを背部側から押圧し、
この押圧力により、腕部23a、23bがやや撓む構造
であってもよい。
【0038】図2に示すように、窓9と本体部21cの
間には、隙間29が設けられており、スイッチノブ21
がシーソー動作し易くなっている。また、鍔21dは窓
9よりも大きく形成されており、スイッチノブ21がパ
ネル操作面7の前方へ外れるのが防止されている。
【0039】次に上記スイッチ操作装置の動作について
説明する。図3は、図1のZ方向(下方)より見たもの
である。前述したとおり、図3(a)の初期状態におい
て腕部23a、23bは、腕支持部25a、25bに軽
く圧接しやや撓んだ状態である。図3(b)に示すよう
に、例えば凹状の操作部21bが指で押されると、スイ
ッチノブ21が支点突部22bを中心として図中A2方
向に回動し、スイッチノブ21の背部から延びるスイッ
チ押圧部24bによりスイッチ素子11bの押圧部11
dが押し込まれ、スイッチ素子11bがONまたはOF
Fに切換えられる。このとき、スイッチ素子11bと逆
側に延びる腕部23aが腕支持部25aに圧接し、この
腕部23aが撓んで弾性力が蓄積される。すなわち、ス
イッチノブ21の操作部21bが指で押されたとき、腕
部23aの付根部分31aに捻りが生じ、また腕部23
a自体も曲げ変形される。
【0040】指を離すと、腕部23aにて蓄積されてい
た弾性力が解放され、スイッチノブ21が自ら支点突部
22bを中心に図中B2方向に回転して、同図(a)の
初期状態に復元される。また、凸状の操作部21aが押
された場合においても同様な動作が行われる。このスイ
ッチ操作装置では、図1に示すように、腕部23a、2
3bが、スイッチノブ21の背面がX−Z面に投影され
る領域の外側、すなわち腕部23a、23bがスイッチ
ノブ21の背面から反Z方向へ外れる方向にてL字状に
形成され、図3(b)に示すように、背面から外れる位
置にて腕部23a、23bが弾性変形して、スイッチノ
ブ21の中立姿勢への復元力が発揮される。
【0041】したがって図5に示す従来例のように、腕
部が延びる領域をY方向に長く確保しなくても、腕部2
3a、23bの撓みにより適度な弾性復帰力を設定でき
る。したがって、スイッチノブ21のY方向への寸法を
薄型にできる。また腕部23a、23bがスイッチノブ
21から反Z方向(押圧方向と直交する方向)へ延びて
いるため、パネル操作面7側に腕支持部25a、25b
を設けることが可能である。図5に示す従来例では、腕
部がY方向へ延びているために、腕部を支持する部分を
裏側の導光部材または基板に設けることが必要である。
これに対し、図1ではパネル操作面7側に腕支持部25
a、25bが設けられるので、導光部材26とパネル操
作面7との距離に腕部23a、23bを支持するための
寸法精度が要求されない。
【0042】なお、本発明は、腕部23a、23bがス
イッチノブ21の背面のX−Z面への投影領域(スイッ
チノブが押圧により移動する領域)から外れる位置に延
びていれば図の実施例と同じ効果を奏することができ
る。したがって、腕部23a、23bがスイッチノブ2
1の背部からY方向へわずかに延びその位置から反Z方
向へ延び、背面の投影領域の外側にてさらにX方向と反
X方向へ延びる形状であってもよい。
【0043】また、図の実施例では、腕支持部25a、
25bがパネル操作面7の内側に形成されているが、導
光部材26または基板12などに腕支持部が形成されて
いてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明では、腕部がスイッ
チノブの背面から側方へ外れた位置にて弾性変形するた
め、スイッチノブの背部側に腕部が弾性変形する領域を
設ける必要がなくなり、スイッチノブを薄型化でき、ま
たスイッチ操作装置全体を薄型に構成できる。しかも腕
部が弾性変形できる領域(腕部の長さ)を充分に確保で
きるので、スイッチノブの復元力がバランスよく設定で
き、操作感触も良好になる。
【0045】また腕部をスイッチノブの背面と同一面に
形成すると、スイッチノブが薄型のものになり、また腕
部を形成するための成形型の形状を単純にできる。
【0046】またパネルに腕支持部を直接設けると、パ
ネルの背部側に腕部を支持するための支持体を、距離を
高精度に設定して配置する必要がなくなり、導光部材な
どのパネルの後方に配置する部材の寸法や固定位置の精
度を高くする必要がなくなる。
【0047】また、組立てられた状態で腕部がやや撓む
ようにしておくことにより、スイッチノブのがたつきを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ操作装置の一実施例を示す分
解斜視図、
【図2】パネル操作面側からスイッチ操作装置を示した
ものであり、図1のY方向矢視の部分正面図、
【図3】図1のスイッチ操作装置をZ方向から見た部分
底面図であり、同図(a)が操作前の初期状態を、同図
(b)がスイッチノブを押した状態を示す、
【図4】図1のスイッチ操作装置をX方向から見た部分
側面図であり、同図(a)が組立前の初期状態を、同図
(b)が組立後の状態をそれぞれ示している、
【図5】従来のスイッチ操作装置の分解斜視図、
【図6】図5におけるVI方向矢視の平面図を示し、同
図(a)が操作前の初期状態を、同図(b)がスイッチ
ノブを押した状態を示す。
【符号の説明】
7 パネル操作面 9 窓 11a、11b スイッチ素子 12 基板 21 スイッチノブ 21c 本体部 21d 鍔 22a、22b 支点突部 23a、23b 腕部 24a、24b スイッチ押圧部 26 導光部材 27a、27b 突片 28a、28b 支点凹部 31a、31b 腕部の付根

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓が形成されたパネルと、操作力を受け
    る表面が前記窓に現れ且つ背部側の2箇所にスイッチ押
    圧部が設けられたスイッチノブと、スイッチノブの前記
    2箇所のスイッチ押圧部により個別に押圧操作される一
    対のスイッチ素子と、2箇所の前記スイッチ押圧部の中
    間でスイッチノブをシーソー動作自在に支持する支点部
    とが設けられたスイッチ操作装置において、前記スイッ
    チノブには、その背部が投影される領域の外側にて前記
    支点部側からそれぞれのスイッチ押圧部側に延びる一対
    の弾性変形可能な腕部が設けられ、スイッチノブがシー
    ソー動作するときに前記腕部を支える一対の腕支持部が
    設けられていることを特徴とするスイッチ操作装置。
  2. 【請求項2】 腕部はスイッチノブの背面と同一面に形
    成されている請求項1記載のスイッチ操作装置。
  3. 【請求項3】 腕部を支える腕支持部はパネルの内面側
    に設けられている請求項1または2記載のスイッチ操作
    装置。
  4. 【請求項4】 パネルの内面側に設けられた凹部とスイ
    ッチノブに設けられた前記凹部に嵌合する支点突部とに
    より支点部が形成され、且つパネルの内面側に腕部を支
    える腕支持部が形成されており、前記腕部が腕支持部に
    圧接させられて腕部が撓んだ状態でスイッチノブが背部
    側から支えられている請求項1または2記載のスイッチ
    操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000026931A1 (fr) * 1998-10-30 2000-05-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil de fonctionnement

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