JPH08222078A - プリント基板用スイッチ部品 - Google Patents

プリント基板用スイッチ部品

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Publication number
JPH08222078A
JPH08222078A JP2970295A JP2970295A JPH08222078A JP H08222078 A JPH08222078 A JP H08222078A JP 2970295 A JP2970295 A JP 2970295A JP 2970295 A JP2970295 A JP 2970295A JP H08222078 A JPH08222078 A JP H08222078A
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JP
Japan
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switch
circuit board
printed circuit
contact piece
movable contact
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Application number
JP2970295A
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English (en)
Inventor
Yoshio Oda
義夫 織田
Masami Taniguchi
政美 谷口
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ODA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ODA SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by ODA SEISAKUSHO KK filed Critical ODA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチ部品の組立、検査、搬送、実装にか
かる作業の単純化を図れるスイッチ部品を提供すること
を目的とする。 【構成】 スライダ20に弾性を有する切換片3を取り
付けるとともに、スライダ20を収納するケース1から
プリント基板5に装着する脚12,12,12,12を
突出させたスイッチ2Aと、このスイッチ2Aを装着さ
せる絶縁シート4とを備え、絶縁シート4には、スイッ
チ2Aの装着パターンとして、切換片3とプリント基板
5の固定端子6a,6a,6aとを電気的に接続させる
開口部42,42,42と、ケース1の脚12,12,
12,12を嵌挿する嵌挿穴44,44,44,44と
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板用スイッ
チ部品に関する。さらに詳しくは、スイッチをプリント
基板に間接的に取付けられるプリント基板用スイッチ部
品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示したプリント基板用ス
イッチ部品(以下スイッチ部品という)のように、プリ
ント基板96に実装されるスイッチ部品は、ケース91
内において、スライダ92に可動接片93を取り付け、
この可動接片93に電気的に接続される電極部94,9
4と端子部95,95とを有した端子板99よりその端
子部95,95をプリント基板96に向かって導出し、
これをプリント基板96に貫通させて、その先端をハン
ダ98によりプリント配線97に接続させた構成であ
る。
【0003】動作として、上記スイッチ部品によれば、
スライダ92を操作して可動接片93の位置を変えるこ
とにより電極部94,94間の導通/非導通を切り換え
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のスイッチ部品は、図10に示した如く、端子部99
(電極部94,94、端子部95,95)を介してプリ
ント配線97に接続させるようにしたので、部品点数が
増えるばかりか、端子部95,95とプリント配線97
とをハンダ付けによって接続しなければならず、洗浄後
の短絡等の不都合が生じてしまうという危惧がある。ま
た、スイッチ部品を組み立てた後にスイッチを一つずつ
検査して一つずつ紙テープに取り付けて搬送するので、
検査や梱包に連続性が得られず、また、プリント基板に
実装する前にスイッチをいちいち紙テープから外さなけ
ればならず作業工程が増え、全体の作業が煩雑化してし
まうという問題点があった。
【0005】請求項1の発明は、前述の問題点を解消す
るためになされたもので、搬送されてきたそのままの組
立状態で実装することで作業の単純化を図れるスイッチ
部品を提供することを目的とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、スイッチの組立や検査にかかる作業効率を向上させ
ることができるスイッチ部品を提供することを目的とす
る。
【0007】請求項3の発明は、簡易なスイッチ部品の
組立構成により搬送時におけるスイッチ部品の分解を防
止できるスイッチ部品を提供することを目的とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明よりも
簡易なスイッチ部品の組立構成により搬送時におけるス
イッチ部品の分解を防止できるスイッチ部品を提供する
ことを目的とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、実装状態において固定端子上に可動接片
を確実に配置できるスイッチ部品を提供することを目的
とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、実装状態において固定端子と可動接片と
の接触状態を確実に保持できるスイッチ部品を提供する
ことを目的とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、簡易な構成によりスイッチの位置決めを
可能にするスイッチ部品を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、請求項1の発明に係るスイッチ部品は、スイッチ本
体に弾性を有する可動接片を取り付けるとともに、前記
スイッチ本体を収納するケースからプリント基板に装着
する脚を突出させたスイッチと、該スイッチを装着させ
るシート状の絶縁体とを備え、前記絶縁体には、前記ス
イッチの装着パターンとして、前記スイッチの可動接片
と前記プリント基板の固定端子とを電気的に接続させる
開口部と、前記ケースの脚を嵌挿する嵌挿穴とを設けた
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項2の発明に係るスイッチ部品は、請
求項1発明において、前記絶縁体を、前記スイッチと同
様の構成をもつ複数のスイッチを少なくとも一列に並べ
て装着させる装着パターンを設けた複数の装着片と該複
数の装着片の各々の一部を接続して前記複数の装着片を
連結する連結片とからフープ状に形成したことを特徴と
するものである。
【0014】請求項3の発明に係るスイッチ部品は、ス
イッチ本体に弾性を有する可動接片を取り付けるととも
に、前記スイッチ本体を収納するケースからプリント基
板に装着する脚を突出させたスイッチと、該スイッチに
嵌め込んで前記スイッチと一体化される絶縁体とを備
え、前記スイッチには前記スイッチ本体の実装面に凹部
を設け、前記絶縁体には前記凹部に嵌挿させる凸部を設
けるとともに前記スイッチの可動接片と前記プリント基
板の固定端子とを電気的に接続させる開口部を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項4の発明に係るスイッチ部品は、ス
イッチ本体に弾性を有する可動接片を取り付けるととも
に、前記スイッチ本体を収納するケースからプリント基
板に装着する脚を突出させたスイッチと、該スイッチに
嵌め込んで前記スイッチと一体化される絶縁体とを備
え、前記絶縁体には前記ケースの脚の嵌挿をガイドする
嵌挿ガイド路を設けるとともに前記スイッチの可動接片
と前記プリント基板の固定端子とを電気的に接続させる
開口部を設けたことを特徴とする
【0016】請求項5の発明に係るスイッチ部品は、請
求項1、3又は4の発明において、前記開口部を前記固
定端子のサイズよりも小さく設け、前記スイッチの実装
状態では前記開口部を前記固定端子の領域上に配置させ
ることを特徴とするものである。
【0017】請求項6の発明に係るスイッチ部品は、請
求項1、3又は4の発明において、前記スイッチの実装
面に前記絶縁体を取り付けたときに前記可動接片を前記
開口部から突出させることを特徴とするものである。
【0018】請求項7の発明に係るスイッチ部品は、請
求項1、3又は4の発明において、前記スイッチ本体の
スライド方向に平行な一対の面の少なくとも一面に弾性
突起を設け、前記ケースにおいて前記可動接片の切り換
え間隔で前記弾性突起を収納する穴を設けたことを特徴
とするものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明におけるスイッチ部品によれ
ば、絶縁体に、スイッチの可動接片とプリント基板の固
定端子とを電気的に接続させる開口部と、スイッチの脚
を嵌挿する嵌挿穴とを設けた構成なので、スイッチの脚
を絶縁体の嵌挿穴に嵌挿させたときに開口部の位置に可
動接片が配置される。
【0020】請求項2の発明におけるスイッチ部品は、
請求項1の発明において、絶縁体をスイッチ別に装着す
る装着片と各装着片を連結する連結片とからフープ状に
形成した構成なので、組立ライン、検査ライン、実装ラ
インのいずれにおいても連続的に扱うことができる。
【0021】請求項3の発明におけるスイッチ部品は、
スイッチ本体の実装面に凹部を設け、絶縁体に凸部を設
けた構成なので、スイッチと絶縁体とはプリント基板へ
の実装前に凹部と凸部間の嵌合により一体化される。
【0022】請求項4の発明におけるスイッチ部品は、
絶縁体にケースの脚の嵌挿をガイドする嵌挿ガイド路を
設けた構成なので、スイッチと絶縁体とはプリント基板
への実装前にケースの脚と嵌挿ガイド路間の嵌合により
一体化される。
【0023】請求項5の発明におけるスイッチ部品は、
請求項1、3又は4の発明において、開口部を固定端子
の領域上に配置させる構成なので、開口部のどの領域で
も可動接片を電気的に接続させる面が形成される。
【0024】請求項6の発明におけるスイッチ部品は、
請求項1、3又は4の発明において、弾性をもつ可動接
片を絶縁体の開口部から突出させた構成にしたので、ス
イッチ実装状態において開口部と固定端子との間に生じ
るクリアランスを開口部から可動接片を突出させる量で
補うことができる。
【0025】請求項7の発明におけるスイッチ部品は、
請求項1、3又は4の発明において、スイッチ本体に弾
性突起を設け、ケースに弾性突起を収納する開口部を設
けた構成なので、スイッチ本体をスライドさせる際に、
弾性突起を開口部に収納させながら可動接片を切り換え
ることができる。
【0026】
【実施例】以下に添付図面を参照して本発明に係る好適
な実施例を詳細に説明する。図1は請求項1の発明に係
るスイッチ部品の一実施例を示す分解斜視図、図2は図
1に示したスイッチ部品をプリント基板に実装した一例
を示す斜視図、図3はスイッチ部品とプリント基板との
位置関係を説明する上面図、そして、図4は図2のA−
A断面図である。
【0027】図1から図4において、1Aは本実施例に
よるスイッチ部品を示し、このスイッチ部品1Aは、ス
イッチ2Aと、このスイッチ2Aを装着して一体となる
絶縁シート(絶縁体)4Aとから構成される。
【0028】スイッチ2Aは、スイッチ本体となるスラ
イダ20と、このスライダ20に取り付けられた可動接
片3と、上記スライダ20を収納したケース3とから構
成される。
【0029】スライダ20は、指を引っ掛けるための操
作部22と、この操作部22に連結されてスライダ本体
を形成する台部24とから構成され、この台部24の底
面に形成される実装面2aには可動接片3を収納する凹
所28が設けられている。可動接片3は導電性の線材を
矩形状に折り曲げて各先端を交差させ円状に形成してお
り、凹所28から円状の接点32が一部露出するように
取り付けられている。この可動接片3の露出部分(接点
32)は、プリント基板5Aに実装されたときに自身の
弾性で凹所28内に収縮するが、可動接片3の復元力に
より常時プリント基板5Aを付勢する。なお、可動接片
3を凹所28に取り付ける場合、接着剤等による貼り付
けたり、嵌め込むようにしてもよい。
【0030】ケース3は、台部24のスライド方向に平
行した面を被覆する一対の側面1a,1aと、台部24
上面を被覆するとともに操作部22のスライド領域を確
保するように開口された開口部14をもつ上面1bとを
備えており、一対の側面1a,1aの高さを台部24の
高さとほぼ一致するように形成して、これにより、可動
接片3の露出部分がそのままスイッチ部品1Aの実装面
2aからの露出部分となるように設定される。また、一
対の側面1a,1aには、図1に示した如く、下方に向
かって突出する4本の脚12,12,12,12が設け
られており、この脚12,12,12,12はプリント
基板5Aに設けられた挿通穴52,52,52,52の
配置に一致するように配置される。
【0031】絶縁シート4Aは、図1に示した如く、ス
イッチ2A毎の装着片4aと、各装着片4aをD1 方向
に一列に接続片4cを介して連結する連結片4b,4b
とを有しており、装着片4aには、スイッチ部品1Aの
装着パターンとして、可動接片3の露出部分を通す開口
部42,42,42と、ケース1の脚12,12,1
2,12を挿通させる挿通穴44,44,44,44と
が設けられている。
【0032】プリント基板5Aには、図1に示した如
く、プリント配線6が施されており、スイッチ部品1A
を実装する位置には、実装パターンとして、接点となる
固定端子6a,6a,6aと、その固定端子6a,6
a,6aを囲むように設けられた挿通穴52,52,5
2,52が設けられている。
【0033】スイッチ2A、絶縁シート4A、プリント
基板5A間の位置関係について、図3に示した如く、ケ
ース1の脚12,12,12,12に挿通穴52,5
2,52,52と挿通穴44,44,44,44とを一
致させ、開口部42,42,42を固定端子6a,6
a,6aのサイズよりも小さく設けて固定端子6a,6
a,6aの領域上に開口部42,42,42をそれぞれ
配置させ且つ可動接片3の接点32,32の切換位置
C,C,Cが開口部42,42,42内のほぼ中心に位
置するように、隣合う切換位置C,C間が等間隔Lとな
るように切換間隔の設定がなされる。
【0034】そこで、図1に示した如く、スイッチ2A
の台部24の一側面に例えばスチールボールとスプリン
グとにより構成される弾性突起26を設け、さらにケー
ス1においても一方の側面1aに可動接片3の切換間隔
で弾性突起26を収納できる突起収納穴16,16を2
つ設けて、その突起収納穴16,16のスライド方向で
の間隔が上記間隔Lに一致するように設定される。上記
弾性突起26は、スライダ20のスライドにより突起収
納穴16の位置にくると突起収納穴16に向かって伸展
するが、突起収納穴16以外の位置では屈伸状態にて側
面1aを摺動する。
【0035】また、絶縁シート4Aについて、図1に示
した如く、矢印D1 の方向に延設して、絶縁シート4A
をスイッチ別に装着する装着片4aと各装着片4aを連
結する連結片4b,4bとからフープ状に形成している
ので、組立ライン、検査ライン、実装ラインのいずれに
おいても連続的に扱うことができる。詳述すれば、組立
ライン、検査ラインでは、フープ状のまま作業を実施す
ることができるので、作業の連続性が得られ、実装ライ
ンでは、図2及び図4に示した如く、絶縁シート4Aの
接続部位4cをカットし、スイッチ部品4Aと装着片4
aとからなるスイッチ部品1A’を切離してそのまま実
装すればよいので、作業の連続性を低下させることなく
最終組立を完了させることができる。
【0036】以上説明したように本実施例によれば、プ
リント基板5Aに嵌挿させる脚12,12,12,12
をケース1に設けるとともに、絶縁シート4Aにスイッ
チ2Aを装着したときに絶縁シート4Aの開口部42,
42,42の位置にスイッチ2Aの可動接片3の接点3
2,32を配置させるようにしたので、スイッチ2Aが
絶縁シート4A上に保持された状態で実装され、可動接
片3と固定端子6a,6a,6a間の電気的な接続部位
以外で絶縁シート4A(装着面4a)がクッションとな
る。また、可動接片3を直接プリント基板5Aの固定端
子6a,6a,6aに接続させるので、従来のような端
子板が不要となって部品点数が削減されるとともに、ハ
ンダ付けが不要となる。
【0037】また、開口部42,42,42を固定端子
6a,6a,6aの領域上に配置させて開口部42,4
2,42のどの領域でも可動接片3を電気的に接続させ
る面を形成したので、実装状態において固定端子6a,
6a,6a上に可動接片3を確実に配置させることがで
きる。
【0038】さらに、弾性をもつ可動接片3を開口部4
2,42,42から突出させたので、スイッチ部品1A
をプリント基板5Aに装着する場合にはケース1の脚1
2,12,12,12を例えば折り曲げるだけでも良
く、これにより、開口部42,42,42と固定端子6
a,6a,6aとの間に生じるクリアランスを開口部4
2,42,42から可動接片3を露出(突出)させる量
で補って実装状態において固定端子6a,6a,6aと
可動接片3との接触状態を確実に保持できる。
【0039】そして、スライダ20に弾性突起26を設
けるとともにケース1に弾性突起26を収納する開口部
16,16を設けて、スライダ20をスライドさせる際
に弾性突起26を開口部16,16に収納させながら可
動接片3を切り換えるようにしたので、簡易な構成によ
りスライダ20の位置決めを可能にすると同時に、スラ
イダ20が軽量のために弾性突起26が開口部16,1
6に収納された状態がケース1に係止された状態にも相
当して脱落を防ぎ、スイッチ部品1A’の良好な組立状
態を保持できる。
【0040】さて、上述の第1実施例において、絶縁シ
ート4A上に装着するスイッチの並びは、図1に示した
如く、D2 方向やD1 とD2 の両方向のように規則性を
もっていれば限定されるものではなく、この規則性は組
立、検査、実装の連続性だけでなく、規則的な配置、配
列、積層により必要最小限のスペースで搬送時の梱包を
も可能にする。
【0041】次に上述した実施例の一変形例について説
明する。図5は図1に示したスイッチ部品の一変形例を
示した上面図である。前述のプリント基板5Aにおいて
は、3接点によるスライドスイッチ構造としたが、多接
点スイッチにも適用可能である。例えば、図5に示した
如く、コモンと固定端子6a,6a,6a,6aとを配
したつプリント基板5Bにも適用可能であって、この場
合には、左右の開口部42L,42R内での2接点で矢
印S方向に可動する可動接片を一種だけ用いればよい。
この可動接片においては、コモン、各固定端子の間隔に
応じてピッチを設定し、絶縁シート4Bにおいては図9
に示した如く開口部42Lと42Rとを設ければ、前述
のスイッチ部品1A’と同様のスイッチ部品を得ること
ができる。
【0042】次に他の実施例について説明する。前述の
スイッチ部品1Aでは、複数のスイッチ2Aにも対応で
きるように絶縁シート4Aを適用したが、この他の実施
例では、スイッチと一対一対応の絶縁体を用いて搬送に
おいて保形性を維持できるスイッチ部品を提供するもの
である。
【0043】図5は請求項2の発明に係るスイッチ部品
の一実施例を示す分解斜視図であり、図6は図5に示し
たスイッチ部品をプリント基板に実装した一例を示す斜
視図である。図5及び図6において、1Bは他の実施例
によるスイッチ部品を示し、このスイッチ部品1Bは、
スイッチ2Bと、このスイッチ2Bを装着して一体とな
る絶縁体7とから構成され、図1と同様の構成について
は同様の番号を付して説明を省略する。
【0044】スイッチ2Bにおいて、スライダ20の実
装面2aの縁部には、スライド方向に向かって凹状の長
溝25a,25aが設けられ、一方、絶縁体74におい
ては、スイッチ2Bの装着面7aに上記長溝25a,2
5aに嵌挿させる突条74,74を立設させ、さらにケ
ース1の一対の側面1a,1aの下端を受けとめる突条
76,76を装着面7aの面方向で延設させる。この絶
縁体74にもスイッチ2Bの可動接片3とプリント基板
5Aの固定端子6a,6a,6aとを電気的に接続させ
る開口部72,72,72が設けられている。
【0045】以上の構成において、絶縁体7の突条7
6,76の両端を挟むようにケース1の脚12,12,
12,12を位置決めしてスイッチ2Bの長溝25a,
25aと絶縁体7の突条74,74とを嵌合させ、実装
面2aと装着面7aとを面接させることによりスイッチ
部品1Bを一体化させると、図6に示した如く、絶縁体
7がケース1の底面を形成して全体で箱体状となる。こ
のようにして一体化されたスイッチ部品1Bは、装着面
7aの裏面を真の実装面としてプリント基板5Aにその
まま実装させることができる。
【0046】このように、他の実施例によれば、スイッ
チ2Bの実装面2aに長溝25a,25aを設け、絶縁
体7に突条74,74,76,76を設けてスイッチ2
Bと絶縁体7とをプリント基板5Aへの実装前に一体化
させるようにしたので、簡易なスイッチ部品1Bの組立
構成により搬送時におけるスイッチ部品1Bの分解を防
止できるとともに、搬送後にスイッチ部品1Bをそのま
ま実装させることができる。なお、図1の構成と同様の
構成から得られる作用・効果については説明を省略す
る。
【0047】次に、上述した他の実施例の変形例につい
て説明する。図7は他の実施例によるスイッチ部品の一
変形例を示す分解斜視図であり、図8は図7に示したス
イッチ部品をプリント基板に実装した一例を示す斜視図
である。前述のスイッチ部品1Bにおいてはスイッチ2
Bに長溝25a,25aを設けて絶縁体7との嵌合状態
を形成していたが、この変形例によるスイッチ部品1C
では、図1に示したスイッチ2Aをそのまま用いて絶縁
体側にスイッチ2Aとの嵌合形状を設けている。
【0048】図7及び図8において、絶縁体8には、ス
イッチ2Aの装着面8aにケース1の一対の側面1a,
1aの下端を嵌挿させる突条84,84を立設させ、装
着面8aのスライド方向での先端と後端にそれぞれケー
ス1の脚12,12,12,12を嵌挿させる溝状の嵌
挿ガイド路86,86,86,86が設けられている。
この嵌挿ガイド路86,86,86,86は、ケース1
の一対の側面1a,1a(スライド方向に交差する方向
での脚間)間にほぼ等しい幅で設けられており、脚1
2,12,12,12を挿通させたときに絶縁体8が脱
落しないように突条84,84とともにケース1の挿嵌
状態を形成する。さらに、この絶縁体8にもスイッチ2
Aの可動接片3とプリント基板5Aの固定端子6a,6
a,6aとを電気的に接続させる開口部82,82,8
2が設けられている。
【0049】以上の構成において、絶縁体8の突条8
4,84の内面にケース1の脚12,12,12,12
を滑り込ませ、さらに嵌挿ガイド路86,86,86,
86の位置に各脚を位置決めしてスイッチ2Aと絶縁体
8とを嵌合させ、実装面2aと装着面8aとを面接させ
ることによりスイッチ部品1Cを一体化させると、図8
に示した如く、絶縁体8がケース1の底面を形成して全
体で箱体状となる。このようにして一体化されたスイッ
チ部品1Cは、装着面8aの裏面を真の実装面としてプ
リント基板5Aにそのまま実装させることができる。
【0050】このように、上記変形例によれば、絶縁体
8に突条84,84及び嵌挿ガイド路86,86,8
6,86を設けてスイッチ2Aと絶縁体8とをプリント
基板5Aへの実装前に一体化させるようにしたので、簡
易なスイッチ部品1Cの組立構成により搬送時における
スイッチ部品1Cの分解を防止できるとともに、搬送後
にスイッチ部品1Cをそのまま実装させることができ
る。なお、図1、図2の構成と同様の構成から得られる
作用・効果については説明を省略する。
【0051】さて、上述した各実施例及び各変形例で
は、スライドスイッチを用いたが、その他に、ロータリ
ースイッチ、トグルスイッチ、シーソスイッチ、多接点
スイッチ、ディップスイッチ、タクトスイッチ等も適用
することができる。
【0052】また、絶縁シート4Aや絶縁体7、8の素
材として、プラスチックやベークライト等の材料を適用
することができる。
【0053】さらに、上述した各実施例及び各変形例で
は、スイッチひとつに絶縁シート4A,4B(絶縁体
7,8)の装着片4a(装着面7a,8a)をひとつ対
応させていたが、プリント基板の実装パターンに応じて
ひとつの装着片4aや装着面7a,8aに複数のスイッ
チを装着できるようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、プリント基板に嵌挿させる脚をケースに設けると
ともに、絶縁体にスイッチを装着したときに絶縁体の開
口部の位置にスイッチの可動接片を配置させるようにし
たので、スイッチが絶縁体上に保持された状態で実装す
ることができるとともに、可動接片と固定端子間の電気
的な接続部位以外で絶縁シートがクッションとなってプ
リント基板上の端子表面を保護できるという効果並び
に、端子板を省いて可動接片を直接プリント基板の固定
端子に接続させて部品点数を削減したこと及びハンダ付
け作業を不要としたことから実装作業の単純化が図れる
という効果を奏する。
【0055】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、絶縁体をスイッチ別に装着する装着面と各装
着面を連結する連結片とからフープ状に形成した構成な
ので、組立ライン、検査ライン、実装ラインのいずれに
おいても連続的に扱うことができ、よって、作業効率が
向上するという効果を奏する。
【0056】請求項3の発明によれば、スイッチ本体の
実装面に凹部を設け、絶縁体に凸部を設けてスイッチと
絶縁体とはプリント基板への実装前に凹部と凸部間の嵌
合により一体化させたので、請求項1と同様の効果を得
るとともに、簡易なスイッチ部品の組立構成により搬送
時におけるスイッチ部品の分解を防止できるという効果
を奏する。
【0057】請求項4の発明によれば、絶縁体にケース
の脚の嵌挿をガイドする嵌挿ガイド路を設けて、スイッ
チと絶縁体とはプリント基板への実装前にケースの脚と
嵌挿ガイド路間の嵌合により一体化させたので、請求項
1と同様の効果を得るとともに、請求項3の発明よりも
簡易なスイッチ部品の組立構成により搬送時におけるス
イッチ部品の分解を防止できるという効果を奏する。
【0058】請求項5の発明によれば、請求項1,3又
は4の発明において、開口部を固定端子の領域上に配置
させて開口部のどの領域でも可動接片を電気的に接続さ
せる面を形成したので、実装状態において固定端子上に
可動接片を確実に配置させ、接触不良の無い精度の高い
製品を提供できるという効果を奏する。
【0059】請求項6の発明によれば、請求項1,3又
は4の発明において、弾性をもつ可動接片を絶縁体の開
口部から突出させた構成にしたので、スイッチ部品をプ
リント基板に装着する場合には例えばケースの脚を折り
曲げるだけでも良く、これにより、開口部と固定端子と
の間に生じるクリアランスを開口部から可動接片を突出
させる量で補って実装状態において固定端子と可動接片
との接触状態を確実に保持できるという効果を奏する。
【0060】請求項7の発明によれば、請求項1,3又
は4の発明において、スイッチ本体に弾性突起を設ける
とともにケースに弾性突起を収納する開口部を設けて、
スイッチ本体をスライドさせる際に弾性突起を開口部に
収納させながら可動接片を切り換えるようにしたので、
簡易な構成によりスイッチの位置決めを可能にすると同
時に、スイッチ本体が軽量のために弾性突起が開口部に
収納された状態がケースに係止された状態にも相当して
スイッチ部品の良好な組立状態を保持できるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係るスイッチ部品の一実施例
を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示したスイッチ部品をプリント基板に実
装した一例を示す斜視図である。
【図3】スイッチ部品とプリント基板との位置関係を説
明する上面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】図1に示したスイッチ部品の一変形例を示した
上面図である。
【図6】請求項2の発明に係るスイッチ部品の一実施例
を示す分解斜視図である。
【図7】図6に示したスイッチ部品をプリント基板に実
装した一例を示す斜視図である。
【図8】図6に示したスイッチ部品の一変形例を示す分
解斜視図である。
【図9】図8に示したスイッチ部品をプリント基板に実
装した一例を示す斜視図である。
【図10】従来例においてスイッチ部品をプリント基板
に実装した一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 1A,1A’,1B,1C スイッチ部品 2A,2B スイッチ 2a 実装面 3,93 可動接片 4A,4B 絶縁シート(絶縁体) 4a 装着片 4b 連結片 4c 接続部位 5A,5B,96 プリント基板 6,97 プリント配線 6a,94 固定端子 7,8 絶縁体 7a,8a 装着面 12 脚 14 開口部 16 突起収納穴 18 収納部 20,92 スライダ 22 操作部 24,25 台部 25a 長溝(凹部) 26 弾性突起 28 凹所 28a 上面 32 接点 34 取付部 42,42L,42R,72,82 開口部 44,52 嵌挿穴 74,76,84 突条(突部) 86 嵌挿ガイド路 91 スイッチ 95 端子部 98 ハンダ 99 端子板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体に弾性を有する可動接片を
    取り付けるとともに、前記スイッチ本体を収納するケー
    スからプリント基板に装着する脚を突出させたスイッチ
    と、該スイッチを装着させるシート状の絶縁体とを備
    え、 前記絶縁体には、前記スイッチの装着パターンとして、
    前記スイッチの可動接片と前記プリント基板の固定端子
    とを電気的に接続させる開口部と、前記ケースの脚を嵌
    挿する嵌挿穴とを設けたことを特徴とするプリント基板
    用スイッチ部品。
  2. 【請求項2】 前記絶縁体を、前記スイッチと同様の構
    成をもつ複数のスイッチを少なくとも一列に並べて装着
    させる装着パターンを設けた複数の装着片と該複数の装
    着片の各々の一部を接続して前記複数の装着片を連結す
    る連結片とからフープ状に形成したことを特徴とする請
    求項1記載のプリント基板用スイッチ部品。
  3. 【請求項3】 スイッチ本体に弾性を有する可動接片を
    取り付けるとともに、前記スイッチ本体を収納するケー
    スからプリント基板に装着する脚を突出させたスイッチ
    と、該スイッチに嵌め込んで前記スイッチと一体化され
    る絶縁体とを備え、 前記スイッチには前記スイッチ本体の実装面に凹部を設
    け、前記絶縁体には前記凹部に嵌挿させる凸部を設ける
    とともに前記スイッチの可動接片と前記プリント基板の
    固定端子とを電気的に接続させる開口部を設けたことを
    特徴とするプリント基板用スイッチ部品。
  4. 【請求項4】 スイッチ本体に弾性を有する可動接片を
    取り付けるとともに、前記スイッチ本体を収納するケー
    スからプリント基板に装着する脚を突出させたスイッチ
    と、該スイッチに嵌め込んで前記スイッチと一体化され
    る絶縁体とを備え、 前記絶縁体には前記ケースの脚の嵌挿をガイドする嵌挿
    ガイド路を設けるとともに前記スイッチの可動接片と前
    記プリント基板の固定端子とを電気的に接続させる開口
    部を設けたことを特徴とするプリント基板用スイッチ部
    品。
  5. 【請求項5】 前記開口部を前記固定端子のサイズより
    も小さく設け、前記スイッチの実装状態では前記開口部
    を前記固定端子の領域上に配置させることを特徴とする
    請求項1、3又は4記載のプリント基板用スイッチ部
    品。
  6. 【請求項6】 前記スイッチの実装面に前記絶縁体を取
    り付けたときに前記可動接片を前記開口部から突出させ
    ることを特徴とする請求項1、3又は4記載のプリント
    基板用スイッチ部品。
  7. 【請求項7】 前記スイッチ本体のスライド方向に平行
    な一対の面の少なくとも一面に弾性突起を設け、前記ケ
    ースにおいて前記可動接片の切り換え間隔で前記弾性突
    起を収納する穴を設けたことを特徴とする請求項1、3
    又は4記載のプリント基板用スイッチ部品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5210220A (en) * 1990-03-07 1993-05-11 Hoffmann-La Roche Inc. Method for preparing derivatives of ascorbic acid
CN107622890A (zh) * 2017-10-24 2018-01-23 天佑电器(苏州)有限公司 清洁工具及其控制机构

Cited By (3)

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