JPH08221867A - Mdプレーヤ - Google Patents

Mdプレーヤ

Info

Publication number
JPH08221867A
JPH08221867A JP4639695A JP4639695A JPH08221867A JP H08221867 A JPH08221867 A JP H08221867A JP 4639695 A JP4639695 A JP 4639695A JP 4639695 A JP4639695 A JP 4639695A JP H08221867 A JPH08221867 A JP H08221867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
disk
digital data
data
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4639695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Asakawa
芳幸 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP4639695A priority Critical patent/JPH08221867A/ja
Publication of JPH08221867A publication Critical patent/JPH08221867A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクチェンジを行う時間を短縮するこ
と。 【構成】 収納部60に格納されたMD50を回転テー
ブルに設置する駆動手段61と、当該MD上の記録信号
を読み取る光ピックアップ51と、光ピックアップ51
が読み出した記録信号をデジタルデータに変調する変調
部54と、当該デジタルデータを一定量蓄積するショッ
クプルーフメモリ56と、光ピックアップを駆動制御し
てショックプルーフメモリにデジタルデータを蓄積制御
する制御部1と、収納部60に収納されたMD毎に当該
MD50の一定量のデジタルデータを記憶するディスク
ヘッドメモリ2とを備えている。制御部1が、収納部6
0に格納されているMDを再生するときには再生するM
D50に対応したディスクヘッドメモリ中のデジタルデ
ータをショックプルーフメモリ56に出力するチェンジ
ャ機能を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MD(ミニディスク)
プレーヤに係り、特に、複数のMDを収納するMDプレ
ーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMDプレーヤの構成を図11に示
す。
【0003】光ピックアップ51は、ディスク50C上
の記録信号をレーザ光の反射で読み取る。光ピックアッ
プ51は、サーボ制御回路53による駆動制御に基づい
てディスク50C上の任意の位置に移動する(以下これ
をアクセスと呼ぶ)。
【0004】RFアンプ52は、光ピックアップ51で
読み取った信号を電気信号として適切なレベルに増幅す
る。
【0005】サーボ制御回路53は、光ピックアップ5
1をディスク50C上の信号列に追従させ、また、シス
テムコントローラ59の指示により、光ピックアップ5
1をディスク50C上の目標位置に移動させる。
【0006】EFMとACIRCデコーダ54は、MD
50の記録データの変調であるEFMのデコードと誤り
訂正であるACIRCのデコードを行う。
【0007】メモリコントローラ55は、ディスク50
Cから読み出されたデータをショックプルーフメモリ5
6に書き込む。また、このメモリ56から当該データを
読み出す。このようにメモリ56を再生時のバッファと
して用いることで、振動での音飛びをなくしたり、録音
済みのMDの編集を可能にすることができる。
【0008】ショックプルーフメモリ56としては、こ
こでは、4MbitのDRAMを用いている。4Mbi
tで再生時間にして約12秒分をバッファできる。
【0009】ATRACデコーダ57は、MDのデータ
圧縮方式であるATRACのデコードを行う。このデコ
ード以降は、16bitリニアPCMオーディオデータ
となる。
【0010】16ビットD/A変換器58は、16ビッ
トリニアPCMオーディオデータをアナログの信号へ変
換する。
【0011】システムコントローラ59は、キー入力に
よって要求されたことを各ブロックに対して指示を送り
実現し、必要な情報を表示する。ここでは、マイコンと
そのソフトウェアによって成り立っている。
【0012】次に、従来の再生動作を図12を参照して
説明する。
【0013】MDプレーヤは、データを圧縮して記録し
ているため、光ピックアップ51は、再生に必要なデー
タレート(0.3[mbit/s])よりはるかに速い
レート(1.4[mbit/s])でデータをディスク
50Cから読み取っている。そこで、データをショック
プルーフメモリ56に一時蓄積しておき、これをバッフ
ァとしてこのメモリ56からデータを読み出して再生し
ている。これにより、振動での音飛びを無くしたり、録
音済みのMDを編集したりという処理が可能となる。
【0014】即ち、データがショックプルーフメモリ5
6に蓄積されていれば、振動で光ピックアップ51がデ
ィスク50Cからずれてデータを読み出せない状態にな
っても、ショックプルーフメモリ56に蓄積されている
データで再生を継続することができる。つまり、このシ
ョックプルーフ56内のデータが空にならない限り、連
続して音声を出力し続けることができる。
【0015】また、録音用MDにユーザが何回か曲をラ
ンダムに記録及び消去を繰り返した場合、記録エリアが
ディスク50C内に不連続に点在した状態で残ることが
ある。このような場合でも、離れた空きエリアを合計
し、一つのエリアとみなして録音することができる。こ
れは、一つの曲が不連続のエリアに記録されていても、
光ピックアップ51のランダムアクセスと、ショックプ
ルーフメモリに一時蓄積してから再生していることによ
り、問題なく連続して再生することができる。
【0016】このディスク50Cからの読み出しとショ
ックプルーフメモリ56中のデータ量との関係を図13
を参照して説明する。MDプレーヤは、ディスク50C
から1.4[Mbit/s]で読み出された信号が圧縮
信号であるため、それをデコードするのに0.3[Mb
it/s]しか必要としない。このため、ディスク50
cの信号を間欠的に読み出している。
【0017】通常の再生では、ショックプルーフメモリ
56に最大量蓄積されるとディスク50Cからの読み出
しを待機する。再生によってショックプルーフメモリ5
6からのデータ量が減少していき、これが一定量未満と
なると再び最大量まで読み出す。
【0018】次に、チェンジャ機能について説明する。
複数のディスクを収納しておき、操作キー63等からの
入力により選択されたディスクを取り出して再生するチ
ェンジャ機能は、CD(コンパクトディスク)を扱うも
のが広く知られている。MDのチェンジャ機能も、マガ
ジンタイプや、ストックタイプが提案されている。
【0019】図14にMD50aをMD50bにチェン
ジをする場合のフローチャートを示す。まず、MD50
aの再生を中止してMD50bへ交換する(ステップS
51)。これは、プレー位置である回転テーブル上のM
D50aをストック位置(又はマガジン)に移動させ、
収納部60のストック位置にあるMD50bを回転テー
ブルへ搬送するものである。
【0020】次に、MD50bを回転させ(ステップS
52)、信号を読み出せるようにする。さらに、MD5
0bのアドレス情報(TOC及びUTOC)を読み出し
て(ステップS53)、ショックプルーフメモリ56中
のアドレスエリアに記憶しておく。次いで、このアドレ
スに基づいてMD50bの1曲目の先頭アドレスをアク
セスする(ステップS54)。アクセスが完了すると、
再生処理をスタートさせる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すように、従来のディスクチェンジ処理ではディス
ク交換処理の開始から演奏開始までに一定の時間がかか
ってしまう。図示する例では、再生開始まで約10秒必
要となる。
【0022】このディスクチェンジに必要な時間は、M
DプレーヤのユーザがMDの選択操作をしてから実際に
音が出るまでの時間であり、ユーザに取っては待ち時間
である。このような待ち時間は短いほど良い。しかし、
各ステップS51〜S54は、物理的移動であるため高
速化が困難である。即ち、ディスクの移動や、ディスク
の回転速度を読み出しができるまでにする駆動や、光ピ
ックアップの移動には、モータの大型化等によっても一
定の限界が生じる。
【0023】また、高速化に伴ってモータを大型にする
と、今度はスペース的な問題が生じる。しかも、このモ
ータの大型化はコストアップとなるが、投入コストの割
には飛躍的な高速化を得ることができない。
【0024】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する課題を解
決し、特に、ディスクチェンジに必要な時間を短縮する
ことのできるMDプレーヤを提供することを、その目的
とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、複
数のMDを収納する収納部と、この収納部からの再生す
るMDを搭載する回転テーブルと、当該MD上の記録信
号を読み取る光ピックアップと、当該記録信号をデジタ
ルデータに変調する変調部と、当該デジタルデータを一
定量蓄積するショックプルーフメモリと、このショック
プルーフメモリからデジタルデータを読み出してデコー
ドしたのちにD/A変換して外部出力する再生系と、光
ピックアップを駆動制御してショックプルーフメモリに
デジタルデータを蓄積制御する制御部とを備えている。
【0026】しかも、ショックプルーフメモリに、収納
部に収納されたMD毎に当該MDの一定量のデジタルデ
ータを記憶するディスクヘッドメモリを併設し、制御部
が、収納部に格納されているMDを再生するときには搬
送手段により収納部から当該再生するMDを取り出す制
御をすると共に当該再生するMDに対応したディスクヘ
ッドメモリ中のデジタルデータをショックプルーフメモ
リに出力するチェンジャ機能を備えた、という構成を採
っている。これによって前述した目的を達成しようとす
るものである。
【0027】ここで、一定量のデジタルデータとは、M
Dの交換に必要な時間より長い時間再生しておける量の
デジタルデータをいう。
【0028】
【作用】回転テーブルにMDが設置されると、光ピック
アップが、当該MD上の記録信号を読み取り、変調部
は、当該記録信号をデジタルデータに変調する。する
と、制御部は、ショックプルーフメモリに当該デジタル
データを一定量蓄積する。さらに、再生系は、このショ
ックプルーフメモリからデジタルデータを読み出してデ
コードしたのちにD/A変換して外部出力する。これに
よりMDに記録されたデータの演奏が行われる。
【0029】また、収納部は、複数のMDを収納してい
る。この収納部に格納されたMDを再生するとき、制御
部は、収納部からMDを取り出して回転テーブルに設置
させるよう所定の駆動手段を駆動制御する。この駆動手
段は、回転テーブルにMDがあればまずそれを収納部に
戻し、次いで、収納部から再生するMDを取り出して回
転テーブルに搬送する。さらに、制御部は、このMDの
取り出し制御に前後して、当該再生するMDに対応した
ディスクヘッドメモリ中のデジタルデータをショックプ
ルーフメモリに出力する。すると、再生系は、このディ
スクヘッドメモリからのデジタルデータでまず再生を開
始する。平行して、搬送手段は、収納部からのMDを回
転テーブルに搬送する。
【0030】このMDの交換動作(ディスクチェンジ)
が、ディスクヘッドメモリからのデジタルデータの再生
が終了するまでの間に完了するため、MDが回転テーブ
ルに設置されると、ディスクヘッドメモリに格納されて
いたデジタルデータに続く部分から、当該MDの記録信
号を読み出す。このように、ディスクの交換動作中に当
該ディスクのデータを再生する。
【0031】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。従来と同一の構成については同一の符号を
付し説明を準用する。
【0032】図1は、本発明によるMDプレーヤの構成
を示すブロック図である。MDプレーヤは、複数のMD
を収納する収納部60と、この収納部60に格納された
MD50を回転テーブルに設置する搬送手段61と、こ
の搬送手段61からの再生するMDを搭載する回転テー
ブル62と、当該MD上の記録信号を読み取る光ピック
アップ51とを備えている。
【0033】また、光ピックアップ51が読み出した記
録信号をデジタルデータに変調する変調部54と、当該
デジタルデータを一定量蓄積するショックプルーフメモ
リ56と、このショックプルーフメモリ56からデジタ
ルデータを読み出してデコードしたのちにD/A変換し
て外部出力する再生系3と、光ピックアップ51を駆動
制御してショックプルーフメモリ56にデジタルデータ
を蓄積制御する制御部1とを備えている。
【0034】しかも、ショックプルーフメモリ56に、
収納部60に収納されたMD毎に当該MD50の一定量
のデジタルデータを記憶するディスクヘッドメモリ2を
併設している。さらに、制御部1が、収納部60に格納
されているMDを再生するときには搬送手段61により
収納部60から当該再生するMDを取り出す制御をする
と共に当該再生するMD50に対応したディスクヘッド
メモリ中のデジタルデータをショックプルーフメモリ5
6に出力するチェンジャ機能を備えている。
【0035】これを詳細に説明する。ディスクヘッドメ
モリ2は、収納部60に格納されている各MD50のデ
ジタルデータを一定量記憶している。ここでは、アドレ
スデータと、1曲目の12秒分のデジタルデータとがデ
ィスクヘッドメモリ2に格納されている。これは、本実
施例によるMD50の交換時間を10秒としているため
である。これに対応して、ショックプルーフメモリ56
は、このディスクヘッドメモリ2のMD毎の領域と同一
の容量を備えている。
【0036】また、本実施例では、ストックタイプの収
納部60を用いている。収納部60は、3〜4枚のMD
を収納する。このような収納部60の構成には種々のも
のがあるが、ここでは、3つの挿入口を備えた3枚のM
Dを収納する収納部60を採用している。CDと異なり
MDは媒体のサイズが小さいため、例えば車載用である
場合でも、3〜4個程度の挿入口を備えたMDプレーヤ
をダッシュボードに装着可能である。この収納部60の
構成に対応して、ディスクヘッドメモリ2は3つの領域
に分割されている。
【0037】搬送手段61は、この収納部60に格納さ
れたMD50を回転テーブル62に搭載し、また、回転
テーブル62に搭載されたMD50を収納部60に格納
する。この搬送手段61は、再生対象のMD50を収納
部60から取り出して回転テーブル62に搬送する構成
としても良いし、また、回転テーブル62及び光ピック
アップ51を上下動又は回動可能な構成として、再生対
象のMD50がこの回転テーブル62上に来るように、
回転テーブル62及び光ピックアップ51を駆動する構
成としても良い。
【0038】図2は本実施例の詳細構成を示すブロック
図である。従来例との違いは、ディスクヘッドメモリ2
が付加された点である。また、メモリコントローラ5及
びシステムコントローラ1による制御も大幅に異なるも
のとなっている。
【0039】図2に示した構成では、変調部はRFアン
プ52及びEFMとACIRCデコーダ54とから構成
される。また、再生系3はATRACデコーダ57と、
16ビットD/A変換器58とから構成される。また、
制御部としてシステムコントローラ1が用いられてい
る。
【0040】ショックプルーフメモリ56及びディスク
ヘッドメモリ2に対するデータの書き込み及び読み出し
は、メモリコントローラ5が制御している。メモリコン
トローラ5と各メモリ56,2間にはデータバス及びア
ドレスバスとにより接続されていて、メモリコントロー
ラ5は、システムコントローラ1からの指示に基づいて
EFMとACIRCデコーダ54からのデジタルデータ
を各メモリ56,2に蓄積している。また、システムコ
ントローラ1は、チップイネーブルにより各メモリへの
書き込みの許可信号を伝達する。そのため、システムコ
ントローラ1が書き込むメモリを選択し、メモリコント
ローラ5が当該メモリにデータを記録する。
【0041】また、MD50ではディスクの50Cの最
初の部分にTOC(Table of Contents: 目次)と、U
TOC(User Table of Contents: ユーザー用の目次)
とが用意されている。このTOC等には、ディスク名,
各曲名,各曲のアドレス等が記載されている。MDプレ
ーヤは、このTOC等に記載されたアドレスに基づいて
記録信号のアクセスを行っている。このため、ディスク
50Cからの読み出しに際しては、まずこのTOC等を
読み出し、次いで、このTOC等に記載されたアドレス
に基づいて各曲のデータへアクセスする。
【0042】このTOC等は、曲名などの文字情報をも
含むものでありデータ量が大きい。このため、ショック
プルーフメモリ56として用いているDRAMに領域確
保して保存するようにしている。従って、システムコン
トローラ1はこのDRAM上のTOC等に基づいてアク
セス制御を行う。ここでは、ショックプルーフメモリ5
6中の特定のアドレス部分にこのTOCが記録されるも
のとして説明する。従って、ディスクヘッドメモリ2の
MDごとの各領域もこのようにTOC等を記憶する特定
のアドレス部分を有していて、このTOC等を記憶する
アドレスは、ショックプルーフメモリ56とディスクヘ
ッドメモリ2との間で対応している。
【0043】そのため、ディスクチェンジ処理を行い、
ディスクヘッドメモリ2からショックプルーフメモリ5
6へデータ転送された後は、ディスクヘッドメモリ2中
に記録されていたTOC等に基づいて曲名の表示やアク
セス制御を行う。また、3枚のディスクのディスク名等
を表示部64へ表示制御する際には、このディスクヘッ
ドメモリ2に記録されているTOC等に基づいて行う。
【0044】また、収納部60を複数の挿入口を備えた
構成としたため、挿入されているMD50とディスクヘ
ッドメモリ2に格納されたデジタルデータとの対応を取
りやすくなっている。即ち、MD50が挿入されたとき
にディスクヘッドメモリ2への格納処理を開始し、MD
50が排出されたときに当該MDに対応するディスクヘ
ッドメモリ2の内容を消去する。
【0045】以下、MDプレーヤの動作例を説明する。
【0046】図3は収納しているMDに対応した一定量
のデジタルデータがディスクヘッドメモリ2に蓄積され
ているとき、ディスクNo.xのMD50が選択されて
再生を開始するときの処理を示したフローチャートであ
る。また、図4はこの図3に示したフローチャートに対
応したタイムチャートである。
【0047】まず、ディスクNo.xについての再生命
令を操作キー63から受け付けると、システムコントロ
ーラ1は、ディスクNo.xに対応するディスクヘッド
メモリ2の領域を選択し、このディスクヘッドメモリ2
に格納されていたデジタルデータをショックプルーフメ
モリ56に転送する(ステップS1)。この転送は単純
なデータ転送であるため非常に短時間に行われる。この
ステップS1によりショックプルーフメモリ56にはア
ドレスデータと約12秒間分のデータが蓄積されるた
め、再生系3を起動してこのショックプルーフメモリ5
6に蓄積されたデジタルデータの再生処理を開始する。
(ステップS2)。この時点でディスクNo.xの演奏
が開始するため、見かけ上ディスクチェンジ処理が終了
する。
【0048】さらに、搬送手段61が、回転テーブル6
2(プレー位置)に搭載されていたMD50を収納部6
0のストック位置へ収納し、操作キー63から受け付け
たディスクNo.xのMD50を取り出して回転テーブ
ル62に搭載する(ステップS3)。次いで、回転テー
ブル62上のMD50を記録信号の読み出しが可能な速
度まで回転させる(ステップS4)。
【0049】システムコントローラ1は、チップイネー
ブル信号によってメモリコントローラ5からのデータの
蓄積先としてショックプルーフメモリ56を選択する
(ステップS5)。次いで、ディスクヘッドメモリ2に
蓄積されていたデジタルデータに続く部分をアクセスし
(ステップS6)、当該記録信号の読み出しを開始する
(ステップS7)。このステップS3からステップS7
までのディスクチェンジ処理とアクセス処理とは、ディ
スクヘッドメモリ2に蓄積されていたデータの再生中に
完了するため、演奏が途切れることなくディスクチェン
ジの高速化を行うことができる。
【0050】このようにすると、従来は10秒間必要で
あったディスクチェンジを、図4に示すように、約0.
1秒と飛躍的に高速化することができる。これは、従来
はディスクの交換やアクセス等の物理的動作の時間に依
存していたのが、本実施例では、データのメモリ間転送
の時間となるため、見かけ上のディスクチェンジ時間が
非常に高速化することができる。
【0051】次に、ディスクヘッドメモリ2へのデータ
蓄積処理を説明する。図5はMDが挿入された時にディ
スクヘッドメモリ2へ一定量のデジタルデータを格納す
る処理の一例を示すフローチャートである。図6はこの
図5に示すフローチャートに対応するタイムチャートで
ある。
【0052】まず、MD50が収納部60へ挿入される
と、搬送手段61はこのMD50を回転テーブル62に
搬送する(ステップS11)。次いで、ディスク50C
を読み出しに必要な速度まで回転させる(ステップS1
2)。
【0053】システムコントローラ1は、メモリコント
ローラ5からのデータの蓄積先をディスクヘッドメモリ
2に設定する(ステップS13)。例えば、ディスクN
o.2の挿入口からMD50が挿入されたのであれば、
ディスクヘッドメモリ2のNo.2の領域を選択する。
さらに、光ピックアップ51は、ディスク50C上に記
録されているTOC及びUTOCを読み出す(ステップ
S14)。光ピックアップ51はサーボ制御回路53に
よってTOC等による1曲目の先頭アドレスへアクセス
する(ステップS15)。アクセスが完了したら、記録
信号の読み出しを開始する(ステップS16)。
【0054】ディスクヘッドメモリ2へは、光ピックア
ップ51で読み出してデコーダ54で復調されたデジタ
ルデータが蓄積されていく。ディスクヘッドメモリ2へ
の蓄積が一定量に至ると(ステップS17)、読み取り
を停止して(ステップS18)、ディスク50Cの回転
を停止する(ステップS19)。その後、搬送手段61
はディスク50Cをストック位置へ移動する(ステップ
S20)。
【0055】この処理中、MD50が挿入されてからス
テップS13までに再生の開始指令を操作キー63から
受けた場合には、ステップS14をデコーダ54からの
データの蓄積先をディスクヘッドメモリ2及びショック
プルーフメモリ56の両方を選択する処理に変更する。
【0056】また、操作キー63からの指令によってM
D50を収納部から排出したときは、対応するディスク
ヘッドメモリ2の領域中のデータを消去する。
【0057】上述したように本実施例によると、各挿入
口にMDが挿入されたときにディスク50Cの先頭部分
のデータを一定量ディスクヘッドメモリ2に蓄積してお
き、ディスクチェンジを行う際、まずこのディスクヘッ
ドメモリ2に格納されたデータにより演奏を開始する。
そして、このデータが演奏されている間に実際のディス
ク交換を行っている。このため、ディスクチェンジ処理
の開始から演奏の開始までの時間をDRAM上のデータ
転送のみで再生処理を開始することができるため、見か
け上のディスクチェンジを瞬間的に行うことができ、待
ち時間が低減される。しかも、この読み取り処理を各挿
入口からディスクが挿入された時に行うため、ユーザに
あまり意識されずにディスクヘッドメモリ2への蓄積処
理を行うことができる。また、MDのデータは圧縮され
ているため、少ないメモリ容量(4Mbit程度)であ
る程度の時間(12秒程度)を記憶できるため、コスト
に対する効果の点からも非常に現実的且つ有効である。
【0058】また、各ディスクの先頭部分を順に約10
秒間再生するディスクスキャン機能では、ディスクヘッ
ドメモリ2中のデータを順次ショックプルーフメモリ5
6に転送することにより、曲間の待ち時間が無くなり飛
躍的に使用感が良くなる。
【0059】この実施例では3〜4枚のMDをストック
する場合を対象にしたが、マガジンタイプの収納部を用
いた場合でも、次のような場合は本実施例を適用して十
分な効果を得ることができる。車載用のMDプレーヤの
場合、MDプレーヤ及びマガジンを自動車のトランクに
設置する構成のものがある。この場合、MDをセットし
てから運転席に着くのに時間があるので、MDがセット
された場合に順次取り出して予めトラックヘッドメモリ
に蓄積するようにしてもよい。即ち、MDがセットされ
てから全てのトラックヘッドメモリにデータを一定量蓄
積する間通常の再生ができなくても、MDをセットした
ユーザはまだ移動中でありMDを使用できる状況に無
く、不都合が生じない可能性が高い。
【0060】また、収納している各MDのTOC等を全
てDRAMに保存しているため、種々の制御が可能とな
る。例えば、収納しているMDの全ての曲名を表示して
曲の再生順序を受け付ける制御であるとか、再生をしな
い曲の予約や、収納したMDを全て合計した再生時間の
表示等の制御である。本実施例では、これらの制御を収
納しているMD全てについて一括して受け付けることが
できる。
【0061】一方、上述した実施例では3枚のディスク
50Cを収納する構成としたが、これを例えば6枚とす
るのであれば6つの領域に分割したディスクヘッドメモ
リ2が必要となる。物理的なディスクチェンジに必要な
時間については、本実施例では10秒必要とするシステ
ムを想定したが、収納部60や搬送手段61等の構成に
よってそれ以上必要な場合には、ショックプルーフメモ
リ56及びトラックヘッドメモリ2の容量を大きくすれ
ばよい。例えば、12秒以内であれば4Mbit、15
秒以内であれば5Mbit、18秒以内であれば6Mb
itとする。
【0062】15秒以内でディスクチェンジを行うシス
テムで且つディスクを4枚収納するMDプレーヤでは、
トラックヘッドメモリ2のMD1枚に対応した領域の容
量が5Mbitとなり、計20Mbitの容量でこのデ
ィスクヘッドメモリ2による高速ディスクチェンジを行
うことができる。
【0063】次に、第2実施例を説明する。
【0064】ここでは、収納部60がマガジンタイプで
ある場合の実施例を説明する。まず、マガジンタイプの
収納部60はディスクの枚数が多いため、ディスクヘッ
ドメモリへの格納処理を全てについて行うにはある程度
の時間が必要となってしまう。しかも、マガジンタイプ
ではMD50を一括して変更が可能であるため、一度収
納部60からマガジンごとMD50を取り出された場合
には、ディスクヘッドメモリの内容全てを消去する必要
が生じる。
【0065】このような課題をふまえ、本実施例では次
のように処理している。まず、マガジンが挿入されただ
けの段階では何も行わない。しかし、センサ等を用いて
MD50の有無等を検出して表示するようにしても良
い。
【0066】次いで、図7に示すように、ディスクN
o.xが選択され再生するときには、まず、ディスクヘ
ッドメモリ2の対応する領域にデジタルデータが記録さ
れているか否かを確認する(ステップS21)。記録さ
れている場合には、図3のステップS1に処理を移行す
る。
【0067】記録されていない場合、まず、回転テーブ
ル62からディスク50Cをマガジンへ戻し、ディスク
No.xを取り出して回転テーブル62に搭載する(ス
テップS22)。次いで、ディスク50Cを回転させて
記録信号を読み出せるようにする(ステップS23)。
【0068】さらに、システムコントローラ1は、デコ
ーダ54からのデジタルデータの蓄積先としてショック
プルーフメモリ56とディスクヘッドメモリ2の両方を
選択する(ステップS24)。このとき、システムコン
トローラ1は、ディスクヘッドメモリ2中のディスクN
o.xに対応する領域を選択している。
【0069】次いで、TOC及びUTOCを読み取り
(ステップS25)、このTOC等に基づいて1曲目の
先頭アドレスをアクセスする(ステップS26)。アク
セスが完了すると、再生処理を開始する(ステップS2
8)。
【0070】ショックプルーフメモリ2からのデータに
より演奏し、一方ディスクヘッドメモリ56への蓄積処
理を行う。ディスクヘッドメモリへの一定量蓄積される
と(ステップS29)、デコーダ54からのデータの蓄
積先としてショックプルーフメモリ56のみを選択する
(ステップS30)。
【0071】この図7に示す処理により、図8に示すよ
うにディスクヘッドメモリ2への蓄積が完了し、以降の
ディスクNo.xへのディスクチェンジが高速化され
る。
【0072】次に、第3実施例を説明する。この実施例
では、連続演奏時のディスクの切り換え処理においてデ
ィスク交換の待ち時間を減少させている。例えば、ディ
スク交換処理に15秒必要なシステムで、ショックプル
ーフメモリ56が約10秒間分のデータを記憶するもの
としたとき、ディスクチェンジの順序が予め予約されて
いる場合、図9に示す如くとなる。即ち、図9(a)に
示すように、ディスクNo.1に記録されていたデータ
の読み出しが終了した段階で、ディスクの交換処理を開
始する構成とすると、ディスク交換処理中もディスクN
o.1の再生を継続するため、見かけ上のディスク交換
時間は約5秒となる。
【0073】また、ショックプルーフメモリ56の容量
を約15秒分のデータを記憶できる容量とすると、図9
(b)に示すように、見かけ上のディスク交換時間は0
秒となる。第1実施例に示したディスクヘッドメモリを
用いた場合を図9(c)に示す。図9(a)に示した第
3実施例では、ディスク交換を行うタイミングを制御す
るだけでディスク交換の時間を見かけ上短縮することが
できる。しかし、上述した第1実施例と比較すると次の
ような問題点が生じる。ディスクチェンジの順番が予め
予約されている場合にのみ時間短縮となる点である。即
ち、ユーザによるディスクチェンジ命令に対しては何等
時間短縮とならない。
【0074】図10はディスクNo.1の再生中にディ
スクチェンジ命令を受信した場合の処理例を示す図であ
る。図10(a)に示すように、第3実施例による場
合、ショックプルーフメモリ56の容量にかかわらずデ
ィスク交換時間は実際の交換処理に必要な時間であり、
ここでは15秒である。第1,第2実施例では、ディス
クヘッドメモリ2に格納されていたデータをショックプ
ルーフメモリに出力し、このデータにより再生を開始す
るため、図10(b)に示すようにディスクチェンジ命
令を受けてから再生開始まで見かけ上待ち時間がない。
【0075】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、ディスクチェンジを行うとき、制
御部が、再生するMDに対応したディスクヘッドメモリ
中のデジタルデータをショックプルーフメモリに出力
し、平行して、収納部からのMDを回転テーブルに搭載
するよう駆動制御するため、ディスクチェンジ及びアク
セスの完了を待つことなく再生を開始することができ
る。このため、ディスクチェンジに必要な物理的時間に
かかわらずディスクチェンジ処理を見かけ上瞬間的に完
了させることができる。このように、ディスクチェンジ
を行う時間を短縮することのできる従来にない優れたM
Dプレーヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示した実施例の詳細構成を示すブロック
図である。
【図3】図2に示した実施例によるディスクチェンジの
処理例を示すフローチャートである。
【図4】図3に示した処理例での動作例を示すタイミン
グチャートである。
【図5】図2に示した処理例に対応するディスクヘッド
メモリへのデータ蓄積処理の一例を示すフローチャート
である。
【図6】図5に示した処理例での動作例を示すタイミン
グチャートである。
【図7】第2実施例でのディスクヘッドメモリへのデー
タ蓄積処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】図7に示した処理例での動作例を示すタイミン
グチャートである。
【図9】第3実施例の動作例を示すタイミングチャート
であり、図9(a)はメモリの容量が10秒分であると
きの動作例を示す図で、図9(b)はメモリの容量が1
5秒分の場合の動作例を示す図で、図9(c)は第1実
施例による場合の比較のための図である。
【図10】ディスクチェンジ命令を受信した場合の動作
例を示タイミングチャートであり、図10(a)は第3
実施例による動作例を示す図で、図10(b)は第1実
施例による場合の比較のための図である。
【図11】従来のMDプレーヤの構成を示すブロック図
である。
【図12】図11に示した構成でのデータ転送を示す説
明図である。
【図13】図12に示した構成での間欠読み出しによる
通常再生を示す説明図である。
【図14】従来のディスクチェンジ処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図15】図14に示した処理による選曲動作の一例を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 制御部(システムコントローラ) 2 ディスクヘッドメモリ 3 再生系 50 MD 51 光ピックアップ 54 変調部 56 ショックプルーフメモリ 60 収納部 61 搬送手段 62 回転テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のMDを収納する収納部と、この収
    納部からのMDが搭載される回転テーブルと、当該MD
    上の記録信号を読み取る光ピックアップと、当該記録信
    号をデジタルデータに変調する変調部と、当該デジタル
    データを一定量蓄積するショックプルーフメモリと、こ
    のショックプルーフメモリから前記デジタルデータを読
    み出してデコードしたのちにD/A変換して外部出力す
    る再生系と、前記光ピックアップを駆動制御して前記シ
    ョックプルーフメモリに前記デジタルデータを蓄積制御
    する制御部とを備えたMDプレーヤにおいて、 前記ショックプルーフメモリに、前記収納部に収納され
    たMD毎に当該MDの一定量のデジタルデータを記憶し
    たディスクヘッドメモリを併設し、 前記制御部が、前記収納部に格納されているMDを再生
    するときには前記収納部から当該再生するMDを取り出
    す制御をすると共に当該再生するMDに対応したディス
    クヘッドメモリ中の前記デジタルデータを前記ショック
    プルーフメモリに出力するチェンジャ機能を備えたこと
    を特徴とするMDプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記制御部が、前記収納部に各MDが挿
    入される毎に当該MDの一定量のデジタルデータを前記
    ディスクヘッドメモリに格納する機能と、前記収納部か
    ら前記各MDが排出される毎に当該MDに対応する前記
    ディスクヘッドメモリの内容を消去する機能とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のMDプレーヤ。
JP4639695A 1995-02-10 1995-02-10 Mdプレーヤ Withdrawn JPH08221867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4639695A JPH08221867A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 Mdプレーヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4639695A JPH08221867A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 Mdプレーヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08221867A true JPH08221867A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12745994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4639695A Withdrawn JPH08221867A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 Mdプレーヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08221867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013025855A (ja) * 2011-07-26 2013-02-04 Mitsubishi Electric Corp ディスク再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013025855A (ja) * 2011-07-26 2013-02-04 Mitsubishi Electric Corp ディスク再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5634031A (en) Optical disk system having table-of-contents information data
US6836385B2 (en) Recording/reproducing apparatus
JPH06111548A (ja) デジタルオーディオのチェンジャーシステム
JPH08221867A (ja) Mdプレーヤ
JP3281899B2 (ja) ミニディスクレコーダ
JP3368307B2 (ja) 情報再生装置
JPH09134586A (ja) 再生装置
JP2630001B2 (ja) 音楽再生装置
JP3724477B2 (ja) 再生装置及び表示制御方法
JPH07220371A (ja) 記録再生装置
JP3496989B2 (ja) ディスク記録装置
JP2994909B2 (ja) 記録再生装置
JPH05282788A (ja) 記録媒体再生装置
JPH08194982A (ja) Mdプレーヤ
JP2640036B2 (ja) オートチェンジャ装置付ディスクプレーヤ
JPH08106765A (ja) ディスク担体記録再生装置
JPH05325515A (ja) ディスク再生装置
JP3486813B2 (ja) 情報再生装置
JP3244673B2 (ja) 光ディスクへのダビング装置
JPH09212976A (ja) 再生装置
JPH0644753A (ja) 表示方法
JPH09106658A (ja) 記録方法および情報記録再生装置
JPH05325508A (ja) ディスク記録再生装置
JPH03296976A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2000030413A (ja) 記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507